★3分で読める社会貢献★エンチャイルドblog

NPO法人エンチャイルドの広報担当、地球村山歩がお届けするブログです。エンチャイルドは、主にフィリピンの子どもたちを対象とする教育支援(共育プログラム)と草の根国際交流、社会教育を行っている非営利団体です。子どもたちが受益者から支援者へと成長していくために、「ピース・アドボケイト(平和の擁護者、推進者)」の育成に重点を置いて活動しています。支援先現地を訪問するスタディーツアーを年に2回程度実施しています。2020~2022年はオンラインでの交流が主な活動となりましたが、2023年6月22日から26日には4年ぶりのスタディーツアーを実施することができ、成長した子どもたちとの再会を果たしました。


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 ニュースレター2021年3月25日号はお読みになったでしょうか。
 エンチャイルドの現在の月刊ニュースレターは、2011年10月25日号からスタートしました。毎月発行の皆勤賞で 2021年3月25日号が通巻114号となります。

 今年はNPO法人エンチャイルドの設立10周年の年です。
 今日ふと思い立ち、114回分のニュースレターをパラパラとざっと眺めてみました。そこには10年の軌跡がありました。

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 コロナ禍の一年を過ごしながら、2020年度は例年とは違う一年の歩みとなりましたが、ニュースレターのバックナンバーの中には懐かしくも生き生きとしたエンチャイルドの足跡がしっかりと記録されていました。

 この10年、とにかく前に向かって進んできましたが、この一年を通して改めてエンチャイルドについて立ち止まって考える期間になったと思っています。

 いまだパンデミック終息の時は読めない状況です。何度かお伝えしたように、子どもたちが置かれた状況は予想以上に困難なものであり、さまざまな課題が山積しています。

 2021年度が始まりました。
 5月、6月のオンライン・スタディーツアーをはじめ、エンチャイルド・ユース関連の活動も進めたいと考えています。

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 エンチャイルド奨学生の平均年齢も上がり、大学進学者が増えています。
 支援者の皆さまには、支援口数を増額をご検討いただければ幸甚に存じます。
 大学生はおよそ3口分が奨学金給付額および支援費用となっています。

 また一方で、支援者の皆さまとの情報共有にいっそう努めていきたいと考えております。
 ニュースレターやブログ、YouTubeチャンネルはもちろん、支援者同士のオンラインによる交流の場を企画してまいります。

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 4月5日(月)の午後9時半からは、女性支援者の皆さんのオンライン交流会を企画いたしました。
 参加されるかたは、info@enchild.org までご一報ください。アクセス情報をお知らせいたします。

 第4波の懸念や変異種ウイルスの感染拡大など、まだまだ予断を許さない状況ですが、柔軟な発想と創意工夫でミッションを遂行できるよう力を尽くす一年にしてまいります。

 今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

ENCHILD


 

  


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 2020年12月に船便で郵送した運動靴が行き先であったミンダナオ島についに到着。なんと3カ月半。
 この運動靴の寄贈プロジェクトは、「NPO SB・Heart Station」「一般社団法人GREEN WIND」「NPO法人エンチャイルド」の3団体による合同の「マイプロジェクト」として取り組まれているものです。

 【425】の投稿で運動靴寄贈プロジェクトの趣旨をご紹介していますので、ぜひそちらの投稿もお読みください。
 
 運動靴たちがやっとミンダナオ島に上陸したことでプロジェクトはいよいよ本番へ。
 プロジェクトの進捗は随時、ご報告してまいります。お楽しみに!

 運動靴寄贈プロジェクトは、マニラ地域でも実施したいと考えています。
 運動靴寄贈プロジェクトに関心あるかたは、事務局までお問い合わせください。

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ミンダナオ島に到着した運動靴たち
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一般社団法人GREEN WINDの奥平代表理事
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ENCHILD











 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 新年度を迎えましたね。
 2021年度もどうぞよろしくお願いいたします。

 さて今回は、2021度に行われたエンチャイルド関連の主な活動をざっと振り返ってみたいと思います。 

 コロナ禍の中ではありましたが、皆さまのご支援によって多くのプロジェクトを実施することができました。心から感謝申し上げます。

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【令和2年度の主な活動結果(2020年4月1日~2021年3月31日)】

◆4月~5月:エンチャイルド奨学生たちとの励ましメッセージを通じた交流を実施

◆5月14日:エンチャイルド・フィリピンの役員テス・ネオ教授が逝去

◆5月22日:日比スタッフ、オンライン・ミーティング(以降、随時)

◆7月10日:日本の支援者とフィリピン側スタッフとのオンライン交流会

◆7月11~31日:第1回「OKOME-Project」の資金調達活動

◆7月19日:テス・ネオ教授の墓標を弔問(エンチャイルド・フィリピン)

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◆8月15~16日:第1回「OKOME-Project」、マニラ首都圏で実施

◆8月18日:エンチャイルド・オンライン・ワークショップ

◆8月21日:BNI関係者とフィリピン側を結んだオンライン・ミーティング

◆8月22日:エンチャイルド・オンライン・セミナー

◆8月23日:一般社団法人GREEN WINDのマイプロジェクトをプロデュースし、マニラ首都圏のエンチャイルドにマスクを送る。8月23日にはフィリピン・パッシグ市のRizal Medical Centerにマスク寄贈プロジェクトが実施される。

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◆8月24日:エンチャイルド・オンライン・セミナー

◆8月30日:第1回「オンライン・スタディーツアー」開催

◆9月17日:エンチャイルド・アクティブ支援者のオンライン・ミーティング

◆9月25日:第一学院横浜キャンパス(高校)の「前期成長実感発表会」に参加(オンライン)

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◆10月2日:エンチャイルド・アクティブ支援者のオンライン・ミーティング

◆10月19日:エンチャイルド・ユース・ジャパンのオンライン・ミーティング

◆10月25日:第2回「オンライン・スタディーツアー」開催

◆10月25日:「エンチャイルド・ユース」発足

◆11月7日:第5回「国際協力・ソーシャルビジネス アジアカンファレンス」に参加(市ヶ谷・JICAひろば)

◆11月14日:エンチャイルド・ユース・ジャパン(オフ・ミーティング)

◆11月18日:「フィリピンに関わる日本のNGOダイレクトリー」(日比NGOネットワークが運営)にNPO法人エンチャイルドが公開

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◆11月22日:エンチャイルド・ユースのオンライン・ミーティング(日比)

◆11月23~29日:マニラ首都圏の台風22号被災者支援活動(エンチャイルド・フィリピン)

◆11月25日:ミンダナオ島の College of Humanities and Social Sciences(大学)にマスク寄贈(「てぬぐいフェス実行委員会」提供のマスク)

◆11月28日:第一学院横浜キャンパス(高校)の学生によるプロジェクトチームから事務用品の寄贈を受ける

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◆11月28~29日、12月5~6日:BNI(彩チャプター)の支援による第2回「OKOME-Project」およびてぬぐいフェス実行委員会マスク寄贈(ミンダナオ北東部地域・マガリャネス)実施

◆12月2日:エンチャイルド・ユース・ジャパンのオンライン・ミーティング

◆12月19日:年次総会(オンライン)

◆12月20日:第3回「オンライン・スタディーツアー」(クリスマス交流イベント)開催

◆12月29日:エンチャイルド・ユースのアンバゴ支部(ミンダナオ島ブトゥアン市バランガイ・アンバゴのエンチャイルド奨学生たち)が貧困児童たちのためのクリスマス・プロジェクトを実施

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◆1月16日:第4回「オンライン・スタディーツアー」(ニューイヤー日比オンライン交流イベント)開催

◆3月1日~22日:LAS-Project(フィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デル・ピラー小学校のプリント学習支援のためにプリンター2台などを寄贈するプロジェクト)を実施

◆3月27日:第1回「エンチャイルド・ユース報告会」

★年間を通じて★
毎日広報ブログを更新し、エンチャイルド奨学生・関係者の声(エッセイ、寄稿)を紹介

ENCHILD



 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
 
 ニュースレター2021年3月25日号を作成しました。
 PDF版は4月1日、郵送版は4月5日ごろにお届けする予定です。
 ぜひお読みください。
 
ニュースレター20210325

 さて、2021年上半期のオンライン・スタディーツアーの実施予定日が決まりましたので、ご案内いたします。以下の日程を予定しています。
 
◆5月30日(日)PM3:00~:マニラ首都圏のエンチャイルド奨学生を対象としたオンライン・スタディーツアー

◆6月12日(土)PM3:00~:ミンダナオ島のエンチャイルド奨学生を対象としたオンライン・スタディーツアー

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エンチャイルドならではのユニークな草の根交流プログラムをぜひお楽しみください!

 新型コロナウイルス感染症のパンデミックの終息がいまだに見えず、エンチャイルド奨学生たちの報告にもあるとおり、フィリピンでは通常の社会活動ができるめどが立っていません。彼らは非常に困難な状況に置かれています。

 エンチャイルドは、今年も現地を直接訪問するスタディーツアーを実施することは難しいと判断し、オンラインというかたちでエンチャイルド奨学生たちとの交流プログラムを行うこととしました(参加無料)。

 エンチャイルドサポーターの皆さまにぜひ参加していただきたい企画です。
 参加ご希望のかたは、事務局(info@enchild.org)までご一報ください。オンラインで気軽に奨学生たちとの交流をお楽しみいただけます。支援者の皆さまと奨学生たちにとって必ずや有意義な時間となることでしょう。
 皆さまの参加をお待ちしております。

ENCHILD


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 LAS-Project、続報です。 
 皆さまからのご支援を送金いたしました(プリンター一式2台と関連備品購入のための資金)。
 また、昨年のクリスマス時期から多くのかたがたに寄贈していただいた文具をフィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校に送りました。クリスマスの寄せ書きメッセージも同封いたしました。

 郵便局のかたからはコロナ禍で到着は遅くなるかもしれませんよ、2週間はかかるかも、と言われていましたが、なんと!3月26日(金)に送った荷物が本日(29日)には届いたという知らせが…ホントびっくりです! 国内並みの速さで過去最速のお届けとなったとスタッフ一同、驚いております。こんなこともあるんですね。

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これから郵便局へ、という荷物たち

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M・H・デルピラー小学校に届いた文具

 LAS-Projectを応援してくださった皆さま、改めて感謝申し上げます。

 ご支援くださった皆さまには後ほどマルセロ・H・デルピラー小学校からの感謝状をお届けいたします。
 新しい情報が入り次第、ブログなどで配信してまいります。

 今後とも、よろしくお願いいたします。

ENCHILD





 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今回は、ミンダナオ島マガリャネス、ブハン小学校出身のエンチャイルド奨学生、ルーファ・オグカンさん(グレード10、16歳)の寄稿です。

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ブハン小学校出身のエンチャイルド奨学生たち

Raise Education is to Raise our Future Amidst Covid-19 Pandemic
「Raise Education」 は、新型コロナパンデミックの中で私たちの未来を育てるための教育です

 To maintain the education of millions of Filipino students, the government implemented a distance learning approach. The goal of online learning is to keep the students engaged academically in order to retain what they have learned. That's why right now, we students are still fighting in this new way of learning. And as an ENCHILD Scholar from Japan, I need to do study hard to make sure that my sponsor and my parents will be proud of me. We need to maintain our grades because that's what they needed from us. Even if our situation right now is so difficult but we still have to fight against this virus we are in today. But learning will not be the same again for students like me thriving for our right to education. Learning in the new normal is a challenge for all the teachers, students and even the parents. 

 何百万というフィリピンの学生たちの教育を維持するために、フィリピン政府は遠隔教育を実施しています。オンライン学習の目標は、学生たちが学習した内容を維持するために行うものです。それで今、私たち学生はこの新しい学習方法に格闘しています。

 日本のエンチャイルドが支援してくださる奨学生として、支援者の皆さんと両親が誇りに思ってもらえるように、私は一生懸命勉強する必要があります。
 皆さんの期待に応えるために、私たちは成績を維持するために頑張ります。困難な状況ですが、私たちはこのウイルスと戦わなければなりません。

 しかし学生にとって学習は以前と同じやり方ではなくなりました。「新しい日常」での教育は、全ての教師、生徒、さらには保護者にとっても課題があります。

 Some students themselves are faced with isolation, anxiety about a deadly virus, and uncertainty about the future. In so many ways, the current situation is unprecedented for most people alive today. But despite in this situation right now, we need to thrive hard to reach our dreams and goals and to make the ENCHILD Family happy and proud from us and even our parents. This is not the end; this is just a beginning to the students like me and the people whose struggling in this situation. We need to fight against this. Fight for our future! 

 孤立感やウイルスに対する恐怖、先の見えない将来に対する不安に直面している学生たちもいます。今の状況は、今日生きているほとんどの人々にとって前例のないものです。

 しかしこのような状況にあっても、私たちは夢と目標の実現に向かって、エンチャイルドファミリーや両親の誇りになるために、一生懸命成長する必要があるのです。これは終わりではありません。

 私のような学生や、この状況下で奮闘している人々にとって、これはほんの始まりに過ぎません。これらの不安と私たちは戦わなければなりません。私たちの未来のために戦いましょう!

March 07, 2021 /2021年3月7日
Ruffa A. Ogcangルーファ・オグカン
Grade-10 /グレード10
BUHANG BENEFICIARY/ブハンのエンチャイルド奨学生
16 yrs old/16歳

ENCHILD



 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 ミンダナオ島マガリャネス、サントニーニョ小学校出身のエンチャイルド奨学生、アルフレッド M・カシル君(グレード9、14歳)の寄稿を紹介します。

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サントニーニョのエンチャイルド奨学生たち
サントニーニョのエンチャイルド奨学生 (3)
左から4人目がアルフレッド君

Alfred M. Casil
アルフレッド M・カシル
School: Magallanes National High School
マガリャネス・ナショナル・ハイスクール

 As a part of the ENCHILD family, I'm very thankful to have this scholarship that give me financial support on my studies. ENCHILD push me to study hard to get good grades to make my dreams come true in the future. ENCHILD inspired and teach me how to grow with respect to my family and other people. They also show the love and respect beyond everything no matter what.    

 エンチャイルドファミリーの一員として、私を経済的に支援してくださる皆さんに感謝しています。
 エンチャイルドは私の将来の夢を実現するために、一生懸命勉強するように私を促してくれます。そして家族や他者に対して尊重し、成長する方法を私に教えてくれました。
 彼らはまた、何があっても全てを超えた愛と尊敬を示してくれています。

 ENCHILD treat me like their family. The one who told me to grow up with inspiration from my family to fulfilling my goals in life. And make me live with my family with love and happiness that gives me a lot of inspiration and thought me how to stand and face the problems to encounter in my way to success.

 エンチャイルドは私を彼らの家族のように扱ってくれます。
 家族からのインスピレーションで成長し、人生の目標を達成するようにと私に教えてくれたのがエンチャイルドでした。
 そして私を家族と一緒に愛と幸福で生きるように、私にたくさんのインスピレーションを与え、成功に向けて、遭遇する問題に立ち向かう方法を私に教えてくれました。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 本日、3月27日(土)午後3時~5時30分、オンラインでのエンチャイルド・ユース報告会が行われました。
 
 エンチャイルド奨学生のシニアハイスクール生、大学生を中心に約50人が参加する中で実施。日本側参加者にとっては、フィリピンのリアルな社会状況や学校事情を知ることのできる貴重な時間となりました。

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 エンチャイルド・ユースのメンバーの報告の内容をまとめると以下のようになります。

【現在の主な問題点】

(1)ロックダウン状態が続き、外出制限が厳しく、社会的活動や人との関係性が希薄になっている。新しい生活様式(ニューノーマル)に適応することの難しさ
(2)感染に対する恐怖心
(3)1、2を要因とするメンタルヘルスの悪化(精神的ストレス)による健康問題 ※自殺も増えている
(4)親の減収や失業による経済問題(十分に食べられない状況も)
(5)オンライン授業の課題
 ①インターネット回線が不安定、あるいはネット環境がない。コスト問題
 ②デバイスの問題(PC、タブレットなどのデバイスがない、借りて使うしかない場合、使用できるのが限定的、デバイスの性能の問題など)
 ③オンライン授業そのものの課題(学校側、学生側の双方に課題あり)
(6)モジュール授業の課題
 ①対面学習でないため、課題だけこなす学習は学生にとってかなり難易度が高い
 ②自分で調べながら行う学習に不慣れであるため、課題提出期限に間に合わないことも

 たとえ子どもたち、若い世代がニューノーマルな生活に柔軟に対応できても、親世代が新しい生活様式に適応できず、精神的に不安定な状態で家族に接するような状況もあるようです。
 また、家にいる時間が多いため、若者たちがゲーム中毒になってしまうケースも増えているとのことです。

 このような状況の中でも、エンチャイルド奨学生たちは前向きな姿勢で学業も生活も取り組んでいます。実際、優秀な成績を収めている学生も多く、ボランティア活動を行って周囲の人々をサポートしている学生たちもいます。

 エンチャイルドは、奨学生たちへのさらなるサポートを取り組むと共に、「マイプロジェクト」の推進を図っていきたいと考えています。
 
 今後のエンチャイルド関連の予定は以下のとおりです。

◆5月中に:BNIさまのオーナープロジェクトとしての「OKOME-Project」の実施
◆5月30日(日):マニラ首都圏のエンチャイルド奨学生を対象としたオンライン・スタディーツアーの実施
◆6月12日(土):ミンダナオ島北東部地域のエンチャイルド奨学生を対象としたオンライン・スタディーツアーの実施

 ぜひご参加ください。
 日本の皆さんにオンライン・スタディーツアーに参加していただくことは、エンチャイルド奨学生たちにとって良い刺激となり、「子どもたちを元気にする」ことにつながります。

 OKOME-Projectや、デバイス(タブレットなど)支援の可能性も探りたいと考えています。良きアイデアなどありましたら、エンチャイルド事務局(info@enchild.org)までお知らせください。

 日頃の皆さまの温かい応援、ご支援に心より感謝申し上げます。

ENCHILD



 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。 

 新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって世界は未曽有の危機に陥り、社会と私たちの生活は大きく変化しました。

 この間エンチャイルドは、メイン活動であったスタディーツアー(エンチャイルド奨学生たちとの交流プログラム)の中止を余儀なくされる中、試行錯誤を重ねつつ、オンラインによる交流プログラムを通じて子どもたちへの精神的支援と交流に挑戦してきました。

 その結果、2020年10月25日、エンチャイルド・ユースが発足することになりました。
 本来10周年を迎える2021年にその発足を構想していましたが、パンデミックに押されたかたちで、1年早く誕生することとなりました。

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 明日、3月27日(土)日本時間午後3時から、「エンチャイルド・ユース報告会」をオンラインで開催します。参加を希望されるかたは、エンチャイルド事務局(info@enchild.org)までご一報ください。アクセス情報をご案内いたします。

 内容は、エンチャイルド・ユースたちのこの半年間(発足から約5カ月)の活動報告会です。
 
 ①コロナ禍の極めて困難な状況の中でどのように生活や学業にチャレンジしてきたか
 ②エンチャイルド・ユースとしての活動体験報告


 日本の参加者の皆さんには、エンチャイルド・ユースのメンバーたちの報告を聞いていただきながら、最後に感想と激励のコメントを頂きたいと考えています。

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エンチャイルド・ユース・ステートメント
ENCHILD-Youth STATEMENT


★VISION STATEMENT(ビジョン・ステートメント)

 The epitome of a well-defined life with bigger dreams and aspirations, which bear the family and society, united by the bond of family love and the advocate of the ENCHILD crusade.

 家族愛の絆で結ばれた家庭と社会の担い手、ENCHILDクルセイドの推進者として、より大きな夢と志を抱く明確な人生を生きる手本となります。


★MISSION STATEMENT(ミッション・ステートメント)

 Promoting peace through proactive actions with family love that creates a better society, practicing co-creation, co-prosperity, and Interdependence. Imbibing the challenge of self-help, to be independent and autonomous, physically, mentally, financially, and socially. The practitioner of family love beyond border with sincere commitment for the success of all ENCHILD activities. 

 より良い社会を創り出す、家族愛に根差した主体的な行動を通じて平和を促進し、共創、共栄、共生を実現します。自助、自立、自律、そして健康的自立、精神的自立、経済的自立、社会的自立に向けた挑戦を自分のものにします。国境を超えた家族愛の実践者として、全てのエンチャイルド活動の成功のために真摯に取り組みます。


★VALUE(バリュー)
Action Guidelines/行動指針、大切にする価値

◆I am an entity with infinite value and potential.

 私は無限大の価値と可能性を持った存在である。

◆We keep in mind to live behaviors and attitudes that satisfy the “8 elements centering on family love”. That is, live with "Give and Give" spirit.

 “8 elements” is the principle that means KYOSEI, KYOSHOKU, KYOIKU, KYORITSU, KYOJO, KYOKAN, KYOYU and KYOKAN. See attached document.

 家族愛を中心とする8エレメントを満たす生活行動、生活態度を心掛ける。すなわち「ギブ・アンド・ギブ主義」で生きる。

※8エレメント(共生・共食・共育・共立・共助・共感・共有・共観)の詳細は別紙参照のこと。

◆Love yourself, love others, love society and nature. Love is action.

 自分を愛し、他者を愛し、社会と自然を愛する。愛は行動である。

◆Be diligent. You must not lose your desire to improve yourself.

 勤勉であれ。向学心を失ってはならない。

◆Take action with passion, honesty, and originality & ingenuity.

 熱意・誠意・創意工夫をもって行動せよ。

◆Your future depends on your actions.

 自らの未来は自らの行動によって決定される。

◆If there is a will, there is a way.

 意志あるところに道が開かれる。

◆Do your best on what you need to do, do your best to help yourself, and never give up.

 やるべき事に最善を尽くし、自助努力を怠らず、決して諦めない。

◆There is no mountain that cannot be climbed. Aim for the goal with honesty and courage.
 
 登れない山はない。誠実さと勇気をもってゴールを目指す。

◆Be a person who enjoy humor with joy. Your smile and brightness attract hope.

 喜んで生きていこう。笑顔と明るさが希望を引き寄せる。


2020年10月25日

ENCHILD


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 エンチャイルド奨学生からのお便りをお届けしています。

 今回は、ミンダナオ島ブトゥアン市バランガイ・ロサンゼルスのエンチャイルド奨学生、ケネス・アンジェロ S・ベロス君(G12、18歳)からの寄稿です。

 ケネス君は、ミンダナオ島北東部地域のエンチャイルド奨学生たちのリーダーとしてはもちろん、学校や地域でもリーダーとして活躍しています。

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左がケネス君

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 Being shy and losing confidence is one of my biggest struggles in life back when I was a child. The fear of being be little by other people, judged and mistreated are the sole reasons of having doubts, setbacks, complications, and unbelieving my own abilities and capabilities to the extent of hiding my existence away from the crowd. All of this starts with a question, “Can I Do This?” then seconded by “What if…”

 子供だった頃、シャイで自信を持てないことは、私の最大の苦悩の一つでした。
 周りに軽視され、ジャッジされ、不当に扱われることへの恐れは、自らを信じることができず、自分の存在を群衆から隠そうとする理由となりました。
 これらは全て「自分にはこれができるのだろうか?」、そして「もしも(失敗したら)…」という自問から始まります。

 Life is full of “What If’s” - and that “What If’s” can make you lose the opportunity to show who you really are. The only one who can change that fear into strength is only YOU, Yourself! So better the cut off the chase, cast out the fear and change for the best.

 人生は「もしも」でいっぱいです。そしてその「もしも」は本当のあなた自身を表現する機会を失う可能性があります。その恐れを強さに変えることができるのはあなただけ、皆さん自身なのです!
 だから、そういうことを追求するのをやめて、恐れを捨て、まずは最善を尽くしましょう。

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学校で奉仕活動をするエンチャイルド奨学生たち
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 I consider myself as a late bloomer back then. I’ve never been the teacher’s favorite nor I’ve been an outstanding one - I’m just a normal child with an ambition to help my family out from its poor state. But I’ve never expected that one day my life will turn upside down.

 私は自分のことを遅咲きの人間だと思っています。
 私は学校の先生からのお気に入りでも、優れた子どもでもありませんでした。貧しい状態から家族を助けたいという志を持ったごく普通の子どもでした。しかし、私の人生がこのように逆転するとは思ってもみませんでした。

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オンライン・スタディーツアーで歌を披露するケネス君(左)

 I started to find my true self when I join One Child One Peace (OCOP) back in 2012 (Grade 3 - Elementary). Through OCOP - ENCHILD I’ve discovered my skills and my talents that I’ve never imagined to have or possess. This organization aids me to boost my confidence, to achieve greater heights, to aim for the top, and to strive harder for the future. And I am proud to say that throughout the years of being a member of this organization and a part of this family, I’ve grown, matured, and became the best version of myself. 

 2012年に「One Child One Peace-Project(OCOP)」(現在のエンチャイルド)に出会い、私は本当の自分を見つけ始めたのです(当時私は小学校3年生でした)。
 OCOPとエンチャイルドを通じて、私は自分のスキルと才能を自覚するようになりました。
 このグループは、自信を高め、より高いレベル、そしてトップを目指し、将来のために一生懸命努力しようとする私たちをサポートしてくれています。
 このグループ、このファミリーの一員として何年にもわたり、私は成長し、成熟し、最高の自分らしさを見いだせるようになったことを誇りに思います。

 It really feels great that there’s someone believes you of what you can do, supports you no whatever what you do, and loves you genuinely, passionately, and unconditionally - and that’s all because of ENCHILD. God bless!

 私のことを信じ、どんな時も、何があってもサポートし続けてくださり、真に、情熱的に、そして無条件に私のことを愛してくれる誰かがいるということは本当に素晴らしいことです。
 私の今があるのは全てエンチャイルドのおかげです。
 神の祝福がありますように!

Date Written: March 07, 2021
Name :Kenneth Angelo S. Velos
ケネス・アンジェロ S・ベロス

ENCHILD


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 3月22日、フィリピンの新型コロナウイルス感染者数が一日で8000人を超えました。
 変異ウイルスの感染が急増しているようです。

 マニラ首都圏近隣州の外出・移動制限措置も1段階引き上げられ、規制が強化されました。
 これでますます子どもたちは厳しい学習環境を強いられることになります。
 
 登校しての対面の授業ができず、オンライン授業もままならない状況にあっては、プリント学習(モジュール学習)を中心に教育を進めざるを得ないのがフィリピンの学校教育の現状です。

 エンチャイルド奨学生たちの寄稿を読んでも分かるように、彼らにとって在宅での学習は柔軟な発想と根気強い精神力が求められます。新しい学習スタイルに苦戦している子どもたちも少なくありません。

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東京は今が桜の見頃の季節

 さて、エンチャイルドのメイン事業は奨学金給付です。
 つまり子どもたちが学校に通って学び続けられるように支援することが目的です。

 また、エンチャイルドの奨学金給付制度は、経済支援だけでなく、精神的支援をより主体において行ってきました。その意味では、今こそ、その本領を発揮すべき時だと思っています。

 では、エンチャイルドはその本領を発揮できているのでしょうか?

 今まで、日本の支援者の皆さまから子どもたちへ届けられる国境を超えた家族愛の絆こそが精神的支援の中心でした。具体的には現地を訪問して、子どもたちと直接う触れ合うスタディーツアーでの交流プログラムが精神的支援を担ってきました。

 しかし昨年はスタディーツアーを実施できませんでした。今年もおそらく年内の実施は難しいと考えています。

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 …ピンチはチャンス。

 結果的にこの一年、ブログやZOOMなどを通して、オンラインでの交流が活発になされることになりました。

 5回実施されたオンライン・スタディーツアー、フィリピンの現地スタッフや10月に発足した「エンチャイルド・ユース」のメンバーたちとのオンライン・ミーティング、そしてブログへの寄稿やYouTube動画の公開によって、かつてないほどの交流の機会とエンチャイルド奨学生たち声を日本の皆さんに届けることができたと思っています。

 3月27日(土)の午後3時からもエンチャイルド・ユースのメンバーの近況報告会をオンラインで行う予定です(関心のあるかたは、エンチャイルド事務局 info@enchild.org までお問い合わせください)。

 小規模ですが、この間、自前のクラウドファンディングにも取り組み、OKOME-Projectやマスク寄贈、LAS-Projectや文具の寄贈などを行ってきました。

 間もなく4月。2021年度が始まります。

 10周年を迎えたNPO法人エンチャイルドは、ピンチをチャンスに変えるべく、今年度もインターネットを活用し、オンラインでの取り組みを充実させながら、世界の子どもたちを元気にするために、前に進んでまいります。

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ENCHILD

 

 

 

 


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 エンチャイルド奨学生からのお便りをお届けします。

 今回は、ミンダナオ島ブトゥアン市バランガイ・ロサンゼルスのエンチャイルド奨学生、ハンナ・ジェーン・ドレラさん(大学1年、19歳)からの寄稿です。ハンナさんは、フィリピン・ノーマル大学-ミンダナオ校に在学中です。

 昨晩、マニラ地域のエンチャイルドスタッフとオンラインでミーティングをしました。
 フィリピンは昨日、8000人以上の新型コロナウイルス感染症の陽性者が出たとのこと。子どもたちの学校生活を考えると暗鬱となりました。

 コロナ禍は健康の問題であると同時に、社会問題であり、一人一人の人生問題となっています。
 そういう意味では、健康問題の視点だけではなく、社会問題、人生問題の視点から世界規模で直面するこの問題の解を求めていかなくてはならないと思わされます。

 コロナ禍の問題も自助・共助・公助のバランス力で乗り越えていきましょう。

ハンナ・ジェーン・ドレラさんの記事の画像

Name: Hannah Jane P. Dolera
ハンナ・ジェーン・ドレラ
Name of School: Philippine Normal University-Mindanao
フィリピン・ノーマル大学-ミンダナオ校

「私はエンチャイルドファミリーの中に、真実の愛を感じることができます」

 This day March 7, 2021 is one of the best experiences I’ve been through in this time of pandemic. I am so glad and blessed that after a year of staying at home, I am able to go, unwind, and enjoy with a clear blue sea.

 きょう2021年3月7日は、このパンデミックの期間の中で私が経験した最高の一日でした。
 ステイホームが続いた1年間でしたが、澄んだ青い海に行き、くつろぎ、楽しむことができたからです。私はとてもうれしく、恵まれた気分です。

 I am so very happy to bond with my family and friends. A bond with my family is one of the rare treasures that are worth to keep. I am looking forward to the next bonds with them, by the Grace of our Father Almighty. 

 家族や友人たちとの交流を深めることができてとてもうれしく思っています。
 家族との交流の絆は大切に保管しておく価値のある貴重な宝です。
 全能の父なる神の恵みによる、彼ら(エンチャイルド・ファミリー)との次の交流を楽しみにしています。

 Being an ENCHILD beneficiary, family is the best where we can feel true love every time we are with them. And I can feel also the true love within ENCHILD Family. 

 エンチャイルドの受益者として、「ファミリー」とは、私たちが一緒にいるたびに真実なる愛を感じることができる最高の場所です。
 私はエンチャイルドファミリーの中に、真実の愛を感じることができます。

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左から二人目がハンナさん

ENCHILD


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

目標達成

 3週間にわたって取り組んだLAS-Project、皆さまの温かいご支援のおかげで目標額を達成いたしました。
 
 ありがとうございます!

 皆さまのご支援に心より感謝申し上げます。

 支援してくださった皆さまには、後ほど、現地からの感謝状をお届けいたします。

 マルセロ・H・デルピラー小学校でのプリント学習(LAS)への対応が一日でも早く実現できるよう、皆さまのまごころをすぐに現地に送りたいと思います。
 
LAS-Project (1)

ENCHILD

 
  


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 LAS-Projectの取り組みも本日が最終日となりました。
 進捗状況をご報告いたします。
 現在、ご寄付の合計が135,000円(達成率90%)です。
 ご支援くださった皆さま、誠にありがとうございます。

 目標額までもう一息です。100%達成を目指して、1日だけ延長したいと思います。

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 エンチャイルド奨学生たちの寄稿からも見えてくるように、フィリピンに限りませんが、子どもたちは大変厳しい学習環境の中でこの1年を過ごしてきました。

 子どもたちの置かれている状況を考えると、コロナ禍の終息はまだまだ先のことで、この現実が彼らの進路に大きな打撃を与えていることは明らかです。

 単に経済的な意味だけでなく、私たちが子どもたちのためにサポートしなければならないことはたくさんあると感じます。

 これからもエンチャイルドは子どもたちへの教育支援を継続してまいります。
 引き続き、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

LAS-Project (2)

LAS-Project実施中(3月1日~21日)!
コロナ禍の子どもたちのプリント学習(LAS)を支援しませんか?

 コロナ禍の中、フィリピンの学校教育はオンライン授業を中心に行われていますが、残念ながら全員がオンラインで授業を受けられる状況ではありません。

 そのため、オンライン授業の他に、学校から与えられた課題に家庭で取り組む「モジュール学習(プリント学習)」で対応せざるを得ないのが現状です。

 しかしプリント学習(LAS/Learning Activity Sheets〈学習活動シート〉)を継続的に行うためには、その前提となる「プリンター」「インク」「コピー用紙」などの教育設備や備品の確保が必要となります。

 本来、教育行政および学校が責任をもってその体制を整えるべきですが、実際のところ、そのことが十分になされず、現場の先生がたが負担して対応しなければならないのが実情です。

 そこでエンチャイルドでは、小さな規模ですが、エンチャイルドの支援校の一つであるフィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校からの要請に応えて、2021年最初の教育支援プロジェクトの取り組みを開始しました。

 同時進行で文具(未使用のもの)を募集しています。寄贈してくださるかたは、3月31日までにエンチャイルドの事務所までお送りください。

【LAS-Project】

◆プロジェクト目標額:15万円
①プリンター2台 ②インク ③コピー用紙

◆プロジェクト期間:3月1日~21日

◆支援先:マルセロ・H・デルピラー小学校

◆プロジェクトの趣旨にご賛同いただけるかたに寄付をお願いしています。

口座番号:00180-8-133923
口座名称:NPO法人エンチャイルド

 郵便振替以外(銀行口座への振り込みなど)でご協力いただけるかたはNPO法人エンチャイルド事務局(info@enchild.org 03-6325-3420)までお問い合わせください。

ENCHILD


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 【475】で紹介した記事の執筆者、エンチャイルド奨学生のアドニア・トリクシー P・バニコさんの渾身の寄稿、魂の叫びをお届けします。

 エンチャイルドは、挑戦する若者たちに常にチャンスを提供したいと考えています。

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左端がスタディーツアーの支援式(2018年3月)でのアドニア・トリクシー P・バニコさん

When There's Almost No Light at the End of the Tunnel
トンネルの先にほとんど光が見えない時

written by Adonijah Trixie P. Banico
アドニア・トリクシー P・バニコ


 For a typical young Filipina, I consider myself brave for choosing my passion as my career.

 典型的なフィリピン人の若者として、私は自身の情熱を自分のキャリアとして選ぼうとしている自分自身に対して勇気があると思っています。

 I am a literary major. My current college program revolves around poems, stories, discourse, scripts, and the nature of the Filipino language. I do not study math-related courses at all, I do not suffer from memorizing every formula. I study the very thing that saved me from my sadness before, but what if it would be the cause of my anxiety for the future? 

 私は文学を専攻しています。大学で取り組んでいる授業は、詩、物語、談話、台本、そしてフィリピン語を中心に展開しています。私は理系のコースを全く勉強していませんので、数式を暗記する苦労はありません。
 以前の私を悲しみから救ってくれた文学を研究している私ですが、今学んでいることが私の将来の不安の原因になるとしたらどうでしょうか。

 It's not easy to pursue an art-related career in my country. Even if its importance can be seen everywhere, it is undervalued and artists are underpaid. I have experienced the same thing as well since I've started receiving ghostwriting jobs, and I can testify that the amount of a 5-hour load of work can only pay for two meals at its peak, excluding the resources you've used throughout the work period. Electricity expenses for my laptop and phone remain unpaid and even the time I reserved for sleeping was consumed. I lose sleep, leisure time, and a proper eating schedule for the amount of brunch and dinner for a day.

 私の国でアート関連のキャリアを追求するのは簡単ではありません。
 芸術分野の重要性はどこでも語られますが、現実には過小評価されており、芸術分野に関わる人たちは低賃金です。

 ゴーストライターの仕事を始めてからも同じことを経験しています。5時間の仕事をしても、あなたが必要として使った経費を除いて、2回分の食事代にしかなりません。
 私のノートパソコンと電話代は未払いのままで、睡眠時間も削られました。私は適切な量の睡眠、余暇、そして昼食、夕食のスケジュールを削ってその仕事の時間に費やしました。

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 However, I must note that I truly enjoy writing. Even if it becomes stressful at times, it keeps my mind at peace by letting me organize my thoughts on a piece of paper or a blank Microsoft word canvas. It gives meaning to my overthinking and gibberish mouth-- I feel free whenever I write. I am not pressured to do this by any means and I know that I wouldn't have felt the same amount of joy if I chose another college program.

 しかし私は書くことを心から楽しんでいますということを言っておかねばなりません。ストレスが溜まることは時々あっても、一枚の紙やMSワードのキャンバスに自分自身の考えを整理することを通じて安心できます。
 その時間は、私の考え過ぎな頭とぎこちない口に意味を与えてくれるひと時になります。「書く」ことを通じて私は自由を得ます。
 私はこのことに対して誰からも圧力を掛けられてはいません。もし私が別の大学を選んだならば、今と同じだけの喜びを感じることはなかったであろうと思います。

 Sadly, job satisfaction won't feed me nor pay my bills. Even if I live a simple life, I'll still struggle to survive since the inflation rate in the Philippines is very high but the minimum wage is low for a man to live decently. The fact that my skill is a non-medical or non-engineering one is another burden to carry because opportunities are rare for those who excel in non-STEM jobs. This is the ugly reality for Filipino artists, writers and musicians.

 悲しいことに、仕事(アルバイト)の満足度は私を養うことも、私の請求書を支払うこともありません。質素な生活を送っていても、フィリピンのインフレ率は非常に高まっていて、最低賃金も低く、生きるのに苦労します。

 私のスキルが医療分野や理系の分野ではないという事実は、STEM(科学、技術、工学、数学)系以外の分野、つまり文系・芸術系の人たちにとって恵まれた報酬の機会がまれであるので、もう一つの悩みとなっています。
 このことは、フィリピンのアーティスト、作家、ミュージシャンにとって醜い現実です。

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フィリピン大学でのキャンパスツアー(2018年3月)

 If my country continues to disregard and undervalue artists and their crafts, I would be sitting on an old couch five years from now while writing poems and novels which will never be published. Since I did not pull enough strings above nor got paid well for the craft that I produce, regret will eat me alive every day more than the number of times that I'm able to eat a proper meal. My UP Sablay or the sash of degree completion will hang on my wall, dusted and dirty, for not being able to uphold honor and excellence due to the lack of funds.

 もし私の国がアーティストや彼らの制作物の価値を無視し、過小評価し続けるならば、私は今から5年後に古いソファに座って、決して出版されない詩や小説を書いているでしょう。そして後悔しながら毎日を生きるでしょう。
 この状況が続くならば、たとえ私がフィリピン大学を修了しても、卒業式に着る民族衣装や学位取得の証書は、資金不足のために名誉と卓越性を維持することができず、ほこりにまみれて部屋の壁にぶら下がったままになることでしょう。

 Artists matter. I hope that society would give them the credit they deserve before it's too late. Their dark future can still be saved, only if the Philippines knew what's at stake. Despicably, it's partially in my fellow countrymen's hand how I and my co-artists/musicians will turn out five years from now.

 芸術分野で働く人々の待遇における課題は重要です。手遅れになる前に、フィリピン社会が彼らにふさわしい信用を与えることを願っています。
 フィリピンが危機に瀕していることを理解できれば、彼らの暗い未来はまだ救われることができます。私と私の仲間のアーティストやミュージシャンたちが5年後にどうなるかは、部分的には、私の仲間たちの手に委ねられているとも言えます。

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 現在、フィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校のプリント学習を支えるためのLAS-Projectを実施中です。ご協力いただけるとうれしいです。

LAS-Project (1)

LAS-Project実施中(3月1日~21日)!
コロナ禍の子どもたちのプリント学習(LAS)を支援しませんか?

 コロナ禍の中、フィリピンの学校教育はオンライン授業を中心に行われていますが、残念ながら全員がオンラインで授業を受けられる状況ではありません。

 そのため、オンライン授業の他に、学校から与えられた課題に家庭で取り組む「モジュール学習(プリント学習)」で対応せざるを得ないのが現状です。

 しかしプリント学習(LAS/Learning Activity Sheets〈学習活動シート〉)を継続的に行うためには、その前提となる「プリンター」「インク」「コピー用紙」などの教育設備や備品の確保が必要となります。

 本来、教育行政および学校が責任をもってその体制を整えるべきですが、実際のところ、そのことが十分になされず、現場の先生がたが負担して対応しなければならないのが実情です。

 そこでエンチャイルドでは、小さな規模ですが、エンチャイルドの支援校の一つであるフィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校からの要請に応えて、2021年最初の教育支援プロジェクトの取り組みを開始しました。

 同時進行で文具(未使用のもの)を募集しています。寄贈してくださるかたは、3月31日までにエンチャイルドの事務所までお送りください。

【LAS-Project】

◆プロジェクト目標額:15万円
①プリンター2台 ②インク ③コピー用紙

◆プロジェクト期間:3月1日~21日

◆支援先:マルセロ・H・デルピラー小学校

◆プロジェクトの趣旨にご賛同いただけるかたに寄付をお願いしています。

口座番号:00180-8-133923
口座名称:NPO法人エンチャイルド

 郵便振替以外(銀行口座への振り込みなど)でご協力いただけるかたはNPO法人エンチャイルド事務局(info@enchild.org 03-6325-3420)までお問い合わせください。

ENCHILD



 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 山歩の好きな桜の季節がやってきました。
 花粉症の悩ましい季節でもありますが、たまには自然を満喫し、花と団子で楽しい時間を過ごしたいものです。

    さて今日は、「教育」について考えてみたいと思います。

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 エンチャイルドはより良い社会、すなわち「理想的な社会共同体」を実現するための要素、「8エレメント(共立のための八つの要素〈価値〉:共生、共食、共育、共助、共創、共有、共感、共観)」という考え方を提言してきました。

 「共」という文字は、「バランス(を取る)」という概念を含んでいると私は考えます。

 自立・共立・公立。
 自助・共助・公助。
 そして、今日のテーマである「教育」も、自育、共育、公育と見ます。

 「自」と「公」だけでは駄目です。政党の話ではありません。
 「共」がなければバランスが取れません。しつこいようですがこれは政治・政党の話ではありません。自●党とか、公●党とか、共●党とは全く関係のない話です。

 「自」は「共」を必要とします。「公」もまた「共」を必要とします。
 「自」と「公」だけが結び付くことはできませんし、仮に結び付いても「自」は「公」にいずれ飲み込まれて同化されてしまうことでしょう。

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 教育の話に戻すと、教育もまた、「自」「共」「公」のバランスを取って行うべきだということです。

 人間は、個性的存在です。100人いれば、100通りの個性がある。ですから、一つの方法で100人を同じように教育することはできないということです。

 公育(主に学校教育を指す)においても、個別性を考慮している面もありますが、社会的位置付けとしてはあくまでも「公」(≒全体)を基準に行われているのが公育です。

 自育について言えば、エジソンやアンシュタインのような人物がいい例です。自育がなされていなければあのような天才、あるいは偉人は世に現れることはなかったでしょう。
  
 自育は、文字どおり本人が自分自身を育てることですが、幼少年期においては親子セットで考えるべきだと思います。ポイントは、家庭における教育です。ティーチング型とコーチング型の教育を両立させられるかどうかが重要です。特にコーチング型の教育がうまくなされないと「個性的な子」ほど成長の道は閉ざされてしまうことでしょう。

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 教育の仕方においては「こうすべき」という決定版はないのではないか―。人の数だけ、子どもの数だけ教育のアプローチの仕方があるのではないかということです。

 社会的存在である人間にとって、自育だけでは教育を完成させることはできないでしょう。公育にだけ依存していてはそれがなされることは決してないでしょう。やはり「共」の存在が鍵となります。

 親でも学校の教師でもない、第3の存在である共育の担い手が必要です。
 塾の先生もそうでしょう。隣近所の人々や町の大人たち、親戚のおじさんやおばさん、祖父母たちもまた共育の担い手です。自育を導く共育であり、自立と共立を両立するための教育が共育の役割です。

 私たちのような教育支援活動を行う者もその一人です。
 子どもを人類(社会)共通の宝として考える。エンチャイルドはそれをストレートに「地球家族」と呼び、「心の国境を超えた家族愛の絆による共同体」として表現してきました。

 社会にバランスをもたらし、健全な個人と家庭のためにサポートするするのが共育の役目だと考えます。
 人は社会的存在であり、いくつもの共同体の中で共生(共食、共助、共創)して生きていく存在です。

 教育という観点で言えば、まず自育を実現すること第一です。より良い自育のために共育の作用が必要です。これが家庭教育と学校教育を補完する意味での社会教育としての共育の意義であり、理想的な社会的共同体形成のために共育が存在する理由だと考えます。

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 現在、フィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校のプリント学習を支えるためのLAS-Projectを実施中です。ご協力いただけるとうれしいです。

LAS-Project (1)

LAS-Project実施中(3月1日~21日)!
コロナ禍の子どもたちのプリント学習(LAS)を支援しませんか?

 コロナ禍の中、フィリピンの学校教育はオンライン授業を中心に行われていますが、残念ながら全員がオンラインで授業を受けられる状況ではありません。

 そのため、オンライン授業の他に、学校から与えられた課題に家庭で取り組む「モジュール学習(プリント学習)」で対応せざるを得ないのが現状です。

 しかしプリント学習(LAS/Learning Activity Sheets〈学習活動シート〉)を継続的に行うためには、その前提となる「プリンター」「インク」「コピー用紙」などの教育設備や備品の確保が必要となります。

 本来、教育行政および学校が責任をもってその体制を整えるべきですが、実際のところ、そのことが十分になされず、現場の先生がたが負担して対応しなければならないのが実情です。

 そこでエンチャイルドでは、小さな規模ですが、エンチャイルドの支援校の一つであるフィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校からの要請に応えて、2021年最初の教育支援プロジェクトの取り組みを開始しました。

 同時進行で文具(未使用のもの)を募集しています。寄贈してくださるかたは、3月31日までにエンチャイルドの事務所までお送りください。

【LAS-Project】

◆プロジェクト目標額:15万円
①プリンター2台 ②インク ③コピー用紙

◆プロジェクト期間:3月1日~21日

◆支援先:マルセロ・H・デルピラー小学校

◆プロジェクトの趣旨にご賛同いただけるかたに寄付をお願いしています。

口座番号:00180-8-133923
口座名称:NPO法人エンチャイルド

 郵便振替以外(銀行口座への振り込みなど)でご協力いただけるかたはNPO法人エンチャイルド事務局(info@enchild.org 03-6325-3420)までお問い合わせください。

ENCHILD




 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今日は、LAS-Projectの取り組みの進捗状況をご報告いたします。
 現在、ご寄付の合計が102,000円(達成率68%)です。
 3月21日(日)までに目標額を達成し、すぐにフィリピンに送り届けたいと考えています。

LAS-Project (2)

 このプロジェクトは、マルセロ・H・デルピラー小学校(フィリピン・マニラ首都圏カロオカン市)からの要請を受けて取り組んでいるものです。

 改めて、同校からの要請文書を掲載します。
 ぜひお読みくださり、同プロジェクトへのご協力をお考えいただけましたら、幸甚に存じます。
LAS-Project
マルセロ・H・デルピラー小学校からの要請文書

 以下、日本語訳です。

【プロジェクト要請の論拠】
 新型コロナウイルスの発生に伴い、マルセロ・H・デルピラー小学校の職員および教育チームは、教育と学習のプロセスにおける技術の進歩が学習者に最高かつ重要な体験を提供すると結論付けました。
 プリンター機器とコピー用紙を準備することによって学習者モジュールまたは自己学習モジュール(SLM)を印刷し、適切で必要な学習教材を提供します。
 学校のパートナーからのアウトソーシングによって、必要な2台のプリンター機器とコピー用紙の提供を受け、2,500人の在籍児童を抱える本校の学習教材作成能力を拡張します。

【目的】
 本プロジェクトは、次の目的の達成を目指します。

1.印刷物を活用して児童の学習を容易にする。
2.児童の読み書きスキルを向上させる。
3.児童のやる気と興味をかき立てる新しいアイデアや活動を紹介する。
4.児童が各分野の全ての課題を楽しむことを奨励する。
5.適切な学習教材を提供する手段として、印刷機の不備が起こった場合の時間の節約をする。
6.経済的課題があるにせよ、全ての児童の学ぶ機会の平等を促進する。
7.全ての児童に印刷された学習資料を提供し、教育省のアジェンダをサポートする。
8.現在印刷機を備えている私立学校のように学習に習熟し、有益であること。
9.学習者に追加の学習資料を提供すること。
10. 同校の学習者にとって価値のあるプロジェクトとして、利害関係者、ドナー、スポンサーに参加してもらう。

【期待される結果】
 積極的なアウトソーシング、協力、寄付によって、児童の関心と学習体験に大きな影響を与えます。ドナーからの支援は安全かつ確実に行われます。
 学校の管理事務所である学校で最も戦略的に安全な場所では、上記の機器と備品は、最優先の目的とその重要かつ公式の目的の下で利用されます。
 機器の取り扱いと操作、保存、保守、安全管理は、学校の最も有能な担当者に任されます。さらに、上記の機器は、寄付証書および学校の資産の在庫に登録され、文書化されます。プリンター機器とコピー用紙は、学校の能力を拡張し、プリント学習を必要としている学習者に最も関連性が高く、適切な数の印刷された学習資料を提供します。

【プロジェクトの管理】
 必要な資金は、寛大な個人、グループ、企業、機関からの協力、寄付、支援から生み出されます。蓄積された資金は全て、通常の適切な会計および文書化に従って、任命された委員会によって処理されます。
 上記委員会は、以下を実行します。

1.将来性のある意欲的なドナーを探します。
2.協力と書簡のやり取りを準備します。
3.協力と書簡のやり取りを提供し、フォローアップを行います。
4.適切な会計で資金を集めます。
5.印刷機の業者の入札を実施し、市場の紙をコピーします。
6.提供者から収集した事実について徹底的な調査と評価を行います。
7.購入承認のための協議を行います。
8.正規の業者からユニットを購入します。
9.仕様、受領書、および作業範囲に基づいて、配送と設置を監視します。
10.学校の管理棟の防犯を強化します。
11.全ての教師と学校職員を対象に、機器の適切かつ安全な使用に関するワークショップを実施します。

【プロジェクト期間】
 これは長期間使用されますが、ニューノーマルの下、2020年から2021年度において、マルセロ・H・デルピラー小学校がモジュラー教育を行う期間に必要です。
 学習者が印刷またはデジタル形式の自己学習モジュール(SLM)を使用する間、個別指導の形式で行います。学習者の状況に応じて、家族のメンバーまたはコミュニティー内の他の利害関係者の指導を受けて、学習をファシリテートします。

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LAS-Project実施中(3月1日~21日)!
コロナ禍の子どもたちのプリント学習(LAS)を支援しませんか?

 コロナ禍の中、フィリピンの学校教育はオンライン授業を中心に行われていますが、残念ながら全員がオンラインで授業を受けられる状況ではありません。

 そのため、オンライン授業の他に、学校から与えられた課題に家庭で取り組む「モジュール学習(プリント学習)」で対応せざるを得ないのが現状です。

 しかしプリント学習(LAS/Learning Activity Sheets〈学習活動シート〉)を継続的に行うためには、その前提となる「プリンター」「インク」「コピー用紙」などの教育設備や備品の確保が必要となります。

 本来、教育行政および学校が責任をもってその体制を整えるべきですが、実際のところ、そのことが十分になされず、現場の先生がたが負担して対応しなければならないのが実情です。

 そこでエンチャイルドでは、小さな規模ですが、エンチャイルドの支援校の一つであるフィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校からの要請に応えて、2021年最初の教育支援プロジェクトの取り組みを開始しました。

 同時進行で文具(未使用のもの)を募集しています。寄贈してくださるかたは、3月31日までにエンチャイルドの事務所までお送りください。

【LAS-Project】

◆プロジェクト目標額:15万円
①プリンター2台 ②インク ③コピー用紙

◆プロジェクト期間:3月1日~21日

◆支援先:マルセロ・H・デルピラー小学校

◆プロジェクトの趣旨にご賛同いただけるかたに寄付をお願いしています。

口座番号:00180-8-133923
口座名称:NPO法人エンチャイルド

 郵便振替以外(銀行口座への振り込みなど)でご協力いただけるかたはNPO法人エンチャイルド事務局(info@enchild.org 03-6325-3420)までお問い合わせください。

ENCHILD



 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今回は、エンチャイルド・フィリピンのキアノ事務局長からの情報をお届けします。
 
 フィリピンの人気エンターテインメントサイト「STAIL PH」にエンチャイル奨学生、アドニア・トリクシー・バニコさんの投稿記事が掲載されたという内容です。

  エンチャイルド奨学生の活躍、ぜひお読みください。

  当ブログ(【442】の投稿)に掲載されたアドニア・トリクシー・バニコさんのエッセイも併せてご覧ください。


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アドニア・トリクシー・バニコさん

フィリピンの人気エンターテインメントサイト「STAIL PH」に
エンチャイル奨学生の投稿記事が掲載される!


 エンチャイルド・フィリピンのキアノ・ロメロ事務局長からグッドニュースが入ってきました!

 カロオカン市、MLQ(マニュエル・ケソン小学校)出身のエンチャイルド奨学生、アドニア・トリクシー・バニコさんは現在、フィリピン大学ディリマン校の文学部で学ぶ大学1年生。

 このたび、アドニア・トリクシーさんが得意の文才を生かし、フィリピンの人気オンライン・エンターテインメントサイト「STAIL PH」に投稿した記事が見事採用され、現在、同ウェブサイトに掲載中です。

 この記事は彼女がグラミー賞受賞アーティスト、アメリカのテイラー・スウィフトさんについて書いたもの。
 3月15日に行われた第63回グラミー賞で「年間最優秀アルバム」部門の受賞に輝き、女性アーティストとして史上初の3度目の受賞の快挙を遂げたテイラーさんについて解説しています。

 ぜひ、ウェブサイトを訪ねてみてください。

↓こちらをクリック

バニコさん
https://www.stail.ph/folklore-taylor-swifts-third-grammy-aoty-makes-history/ 

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 現在、フィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校のプリント学習を支えるためのLAS-Projectを実施中です。ご協力いただけるとうれしいです。

LAS-Project (1)

LAS-Project実施中(3月1日~21日)!
コロナ禍の子どもたちのプリント学習(LAS)を支援しませんか?

 コロナ禍の中、フィリピンの学校教育はオンライン授業を中心に行われていますが、残念ながら全員がオンラインで授業を受けられる状況ではありません。

 そのため、オンライン授業の他に、学校から与えられた課題に家庭で取り組む「モジュール学習(プリント学習)」で対応せざるを得ないのが現状です。

 しかしプリント学習(LAS/Learning Activity Sheets〈学習活動シート〉)を継続的に行うためには、その前提となる「プリンター」「インク」「コピー用紙」などの教育設備や備品の確保が必要となります。

 本来、教育行政および学校が責任をもってその体制を整えるべきですが、実際のところ、そのことが十分になされず、現場の先生がたが負担して対応しなければならないのが実情です。

 そこでエンチャイルドでは、小さな規模ですが、エンチャイルドの支援校の一つであるフィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校からの要請に応えて、2021年最初の教育支援プロジェクトの取り組みを開始しました。

 同時進行で文具(未使用のもの)を募集しています。寄贈してくださるかたは、3月31日までにエンチャイルドの事務所までお送りください。

【LAS-Project】

◆プロジェクト目標額:15万円
①プリンター2台 ②インク ③コピー用紙

◆プロジェクト期間:3月1日~21日

◆支援先:マルセロ・H・デルピラー小学校

◆プロジェクトの趣旨にご賛同いただけるかたに寄付をお願いしています。

口座番号:00180-8-133923
口座名称:NPO法人エンチャイルド

 郵便振替以外(銀行口座への振り込みなど)でご協力いただけるかたはNPO法人エンチャイルド事務局(info@enchild.org 03-6325-3420)までお問い合わせください。

ENCHILD




 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 エンチャイルド奨学生からのお便りをお届けしています。

 今回は、ミンダナオ島マガリャネスのブハン小学校出身のエンチャイルド奨学生、マーク・アドリアン C・ワヒン君(G10、16歳)からの寄稿です。

 人生を鳥に例えたエッセイ。マーク君の生きることに対する強い意志が伝わってきます。

マーク・アドリアン・ワヒン君の寄稿の画像

私たちは、台風に遭っても人生の旅を破壊されることのない鳥として生まれたのです

 For me life is like a bird, you can’t fly high if you won’t try, you can’t fly high if you are not responsible and ready to reach the sky in your journey.

 私にとって人生とは、鳥のようなものです。挑戦しないと高く飛ぶことはできません。責任を持とうとせず、人生の旅の途中で空に到達する準備ができていなければ、高く飛ぶことはできません。

正面左端がマーク・アドリアン君
ブハンのエンチャイルド奨学生たち

 Believing in yourself that you can reach the sky or either the stars, you or I was born to reach the sky and stars, there are many people that symbolize as my wings my right wing is my parents that help to support me in my studies and the left one is the NPO ENCHILD. These two wings help me to reach the stars or sky. We are born to be a bird that even the circumstances or typhoon can’t destroy our journey.

 空か星のどちらかに到達できると自分自身を信じてください。あなたも私も空と星に到達するために生まれたのです。

 私の人生と学業をサポートしてくれている多くの人々を翼に例えることができます。右の翼は私の両親であり、左の翼はエンチャイルドです。これらの二つの翼は、私が星と空に到達するのを支えてくれている存在です。

 私たちは、台風に遭っても人生の旅を破壊されることのない鳥として生まれたのです。

Name: Mark Adrian C. Wahing
マーク・アドリアン C・ワヒン

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 現在、フィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校のプリント学習を支えるためのLAS-Projectを実施中です。ご協力いただけるとうれしいです。

LAS-Project (2)

LAS-Project実施中(3月1日~21日)!
コロナ禍の子どもたちのプリント学習(LAS)を支援しませんか?

 コロナ禍の中、フィリピンの学校教育はオンライン授業を中心に行われていますが、残念ながら全員がオンラインで授業を受けられる状況ではありません。

 そのため、オンライン授業の他に、学校から与えられた課題に家庭で取り組む「モジュール学習(プリント学習)」で対応せざるを得ないのが現状です。

 しかしプリント学習(LAS/Learning Activity Sheets〈学習活動シート〉)を継続的に行うためには、その前提となる「プリンター」「インク」「コピー用紙」などの教育設備や備品の確保が必要となります。

 本来、教育行政および学校が責任をもってその体制を整えるべきですが、実際のところ、そのことが十分になされず、現場の先生がたが負担して対応しなければならないのが実情です。

 そこでエンチャイルドでは、小さな規模ですが、エンチャイルドの支援校の一つであるフィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校からの要請に応えて、2021年最初の教育支援プロジェクトの取り組みを開始しました。

 同時進行で文具(未使用のもの)を募集しています。寄贈してくださるかたは、3月31日までにエンチャイルドの事務所までお送りください。

【LAS-Project】

◆プロジェクト目標額:15万円
①プリンター2台 ②インク ③コピー用紙

◆プロジェクト期間:3月1日~21日

◆支援先:マルセロ・H・デルピラー小学校

◆プロジェクトの趣旨にご賛同いただけるかたに寄付をお願いしています。

口座番号:00180-8-133923
口座名称:NPO法人エンチャイルド

 郵便振替以外(銀行口座への振り込みなど)でご協力いただけるかたはNPO法人エンチャイルド事務局(info@enchild.org 03-6325-3420)までお問い合わせください。

ENCHILD




 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 エンチャイルド奨学生からのお便りをお届けしています。

 今回は、ミンダナオ島マガリャネスのサントニーニョ小学校出身のエンチャイルド奨学生、ニコル L・カブラオさん(G11、17歳)からの寄稿です。

 日本の皆さん、エンチャイルド奨学生たちのブログへの寄稿にぜひ感想や励ましのメッセージをお寄せください。

サントニーニョのエンチャイルド奨学生たち
サント・ニーニョのエンチャイルド奨学生たち

My life
私の人生

     Life is unpredictable. It has ups and down. Life gives us challenges to be strong and to learn from our mistakes for us to grow and accept failures. We work hard to achieve our dreams and eventually celebrate our success.

 人生は予測不可能です。浮き沈みがあります。人生は私たちに挑戦を与えてくれます。それは私たちが成長し、失敗を受け入れ、過ちから学んで強くなる挑戦です。
 私たちは夢を実現するために一生懸命奮闘し、最終的には成功を祝うようになります。

     We often think that life is unfair because other people have the things we don’t have and being capable of doing something that we can’t. Life throws so much problems and negativity that we can’t solve easily but having the determination to do it will at least lessen our worries. We must be thankful everyday that God gave us life that we never expected and to be able to experience being happy that other people can’t feel is already a blessing. Let’s face everything and live life to the fullest.

 自分が持っていないことを他者が持ち、自分ができないことを他者ができることに対し、しばしば私たちは人生は不公平だと感じます。人生は私たちが容易に解決できないほど多くの課題と否定を投げ掛けますが、それを実行する決意を持っていれば、少なくとも私たちの心配は減るものです。

 神様が思いもよらなかった人生を与えてくださったこと、他の人が感じられない幸せを体験できたことは、天からの祝福であると私たちは毎日感謝しなければなりません。

 全てのことに向き合い、人生を生きることに最善を尽くしましょう。

March, 08 2021
2021年3月8日

Nicole L. Cabulao
ニコル L・カブラオ


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 現在、フィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校のプリント学習を支えるためのLAS-Projectを実施中です。ご協力いただけるとうれしいです。

LAS-Project (1)

LAS-Project実施中(3月1日~21日)!
コロナ禍の子どもたちのプリント学習(LAS)を支援しませんか?

 コロナ禍の中、フィリピンの学校教育はオンライン授業を中心に行われていますが、残念ながら全員がオンラインで授業を受けられる状況ではありません。

 そのため、オンライン授業の他に、学校から与えられた課題に家庭で取り組む「モジュール学習(プリント学習)」で対応せざるを得ないのが現状です。

 しかしプリント学習(LAS/Learning Activity Sheets〈学習活動シート〉)を継続的に行うためには、その前提となる「プリンター」「インク」「コピー用紙」などの教育設備や備品の確保が必要となります。

 本来、教育行政および学校が責任をもってその体制を整えるべきですが、実際のところ、そのことが十分になされず、現場の先生がたが負担して対応しなければならないのが実情です。

 そこでエンチャイルドでは、小さな規模ですが、エンチャイルドの支援校の一つであるフィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校からの要請に応えて、2021年最初の教育支援プロジェクトの取り組みを開始しました。

 同時進行で文具(未使用のもの)を募集しています。寄贈してくださるかたは、3月31日までにエンチャイルドの事務所までお送りください。

【LAS-Project】

◆プロジェクト目標額:15万円
①プリンター2台 ②インク ③コピー用紙

◆プロジェクト期間:3月1日~21日

◆支援先:マルセロ・H・デルピラー小学校

◆プロジェクトの趣旨にご賛同いただけるかたに寄付をお願いしています。

口座番号:00180-8-133923
口座名称:NPO法人エンチャイルド

 郵便振替以外(銀行口座への振り込みなど)でご協力いただけるかたはNPO法人エンチャイルド事務局(info@enchild.org 03-6325-3420)までお問い合わせください。

ENCHILD



 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 連日、エンチャイルド奨学生の寄稿をご紹介していますが、いかがでしょうか。

 今日は、「成果」について考えてみたいと思います。

 営利企業であれば、成果の中心を「利益」と考えるのが一般的だと思いますが、非営利組織(NPO)はミッションの達成度を「成果」と考えます。各NPOそれぞれに掲げたミッションがあって、そのミッションによって何を成果と考えるかが違ってくることでしょう。

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 山本繁氏(大正大学特命教授)は、著作の中で

  成果≠受益者の数
  
  成果=受益者の変化×受益者の数


 と記しています。

 もちろん、受益者の数が増えるにこしたことはないと思いますし、実際のところ、教育支援事業の現場においても受益者の数を増やしたいという思いは常にあります。

 しかし山本氏の指摘のとおり、「受益者の変化」のない成果はないと実感します。やはり非営利組織はミッション志向ですから、真の成果を得るためには、問題解決の本質から外れていないかを常にチェックする必要があります。

 エンチャイルドは「受益者の変化」、すなわち「受益者の成長」を成果の中心に置いています。
 しかしながら、この成長を数値化して把握したり、表したりすることは容易ではありません。
 「成長」は外面から評価することもできますが、内面の評価(自己評価)が不可欠だと考えるからです。

 エンチャイルド奨学生たち自身がエンチャイルドによる教育支援の受益者であるという自覚の中でどれくらい自らの変化や成長を感じているか―これがエンチャイルド奨学生における自己評価です。

 それについては、彼ら自身に証言してもらうしかありません。もちろん、言葉による表現だけでなく、彼らのアティチュード(態度、姿勢)や行動、生き方(価値観)として表現されるものでしょう。

 その成果を本人自身はもちろん、支援者の皆さんをはじめ社会の人々にも認識できるようにし、外面からの評価を可能にしたいと考えて取り組んでいるのが「エンチャイルド・ユース」であり、「大学生のエンチャイルド奨学生によるエッセイ(小論文)」、そして最近の「ブログへの寄稿」です。

 これからの取り組みを通して、「受益者の変化」を見いだし、エンチャイルドの成果を測ることができるのではないかと思います。

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 今後もブログを通してエンチャイルド奨学生たちの成長を伝えてまいります。
 受益者の変化を感じ取ってくださり、さらに応援してくださることをお願い申し上げます。

 3月27日には、エンチャイルド・ユースのメンバーを迎えてオンラインでの報告会の場を持つ予定です。彼らの報告を通して、エンチャイルドの成果モデルである「ピースアドボケイト(平和の推進者)」としてどんな生活や活動をしたのかを共有したいですし、互いに刺激し学び合う場にしたいと考えています。
 結果はブログなどを通じてお伝えいたします。

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 現在、フィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校のプリント学習を支えるためのLAS-Projectを実施中です。ご協力いただけるとうれしいです。

LAS-Project (1)

LAS-Project実施中(3月1日~21日)!
コロナ禍の子どもたちのプリント学習(LAS)を支援しませんか?

 コロナ禍の中、フィリピンの学校教育はオンライン授業を中心に行われていますが、残念ながら全員がオンラインで授業を受けられる状況ではありません。

 そのため、オンライン授業の他に、学校から与えられた課題に家庭で取り組む「モジュール学習(プリント学習)」で対応せざるを得ないのが現状です。

 しかしプリント学習(LAS/Learning Activity Sheets〈学習活動シート〉)を継続的に行うためには、その前提となる「プリンター」「インク」「コピー用紙」などの教育設備や備品の確保が必要となります。

 本来、教育行政および学校が責任をもってその体制を整えるべきですが、実際のところ、そのことが十分になされず、現場の先生がたが負担して対応しなければならないのが実情です。

 そこでエンチャイルドでは、小さな規模ですが、エンチャイルドの支援校の一つであるフィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校からの要請に応えて、2021年最初の教育支援プロジェクトの取り組みを開始しました。

 同時進行で文具(未使用のもの)を募集しています。寄贈してくださるかたは、3月31日までにエンチャイルドの事務所までお送りください。

【LAS-Project】

◆プロジェクト目標額:15万円
①プリンター2台 ②インク ③コピー用紙

◆プロジェクト期間:3月1日~21日

◆支援先:マルセロ・H・デルピラー小学校

◆プロジェクトの趣旨にご賛同いただけるかたに寄付をお願いしています。

口座番号:00180-8-133923
口座名称:NPO法人エンチャイルド

 郵便振替以外(銀行口座への振り込みなど)でご協力いただけるかたはNPO法人エンチャイルド事務局(info@enchild.org 03-6325-3420)までお問い合わせください。

ENCHILD




 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 エンチャイルド奨学生からのお便りをお届けしています。
 今回は、ミンダナオ島マガリャネスのブハン小学校出身のエンチャイルド奨学生、ブリジェード P・ビラルビアさん(G10、17歳)からの寄稿です。

 エンチャイルド奨学生たちがエンチャイルドによる教育支援を受けながら、どのように感じ、どのように考えて生きているのかの一端を知ることのできる寄稿です。

 支援する側としても、奨学生たちの内面や意識を知ることは大切だと思います。

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ブハン小学校出身のエンチャイルド奨学生たち

Gleam
輝き

 For six years, there is one thing I realized throughout my journey in life with ENCHILD Family. It is that I am a light bulb, ENCHILD Family is my power source of electricity, Sir Bolongaita is my line wire, and ENCHILD Family’s love and support represent my electricity.

 6年間、エンチャイルドファミリーとの私の人生の旅路の中で気付いたことが一つあります。
 私を電球で例えるなら、エンチャイルドファミリーは私の電力源であり、ボロンガイタさんは私にとっての電線であり、エンチャイルドファミリーの皆さんの愛とサポートは私の電気だということです。

ブリジェードさんの記事の画像

 Let me explain how I come into kind of realization. I represent myself as a light bulb that needs flowing electricity (love and support) to light up or shine. Love and support give an exquisite type of energy that lets someone get out of the shelf and be the better person they can ever be. I am oblivious of ENCHILD Family’s existence not until Mr. Bolongaita lent us a great opportunity for scholarship and introducing us to the ENCHILD Family. Through Mr. Bolongaita acting up as my line wire, I was able to connect with my now additional power source of electricity which is the ENCHILD Family. Having the ENCHILD Family and them accompanying me to the track of success makes me feel more guided to every step I take.

 私がどのようにしてこうした理解に至ったのかを説明します。
 私は自分自身を、流れる電気(愛やサポート)を必要とする電球として表現します。電球を光らせたり輝かせたりするためには電気が必要です。

 皆さんからの愛とサポートは、私たちがより良い人になることを可能にする絶妙な種類のエネルギーを与えます。
 ボロンガイタさんが私たちに奨学金とエンチャイルドファミリーの皆さんを紹介してくれる絶好の機会を得るまで、私はエンチャイルドファミリーの存在を知る由もありませんでした。

 ボロンガイタさんが電線の役割を務めてくださることで、私はエンチャイルドファミリーという新たな電源に接続することができたのです。
 エンチャイルドファミリーの皆さんの導きによって、私は自分自身が進むステップがより成功へと導かれていることを感じています。

 In conclusion and putting things more simply, I, on my own is just an electric bulb with no function but with the ENCHILD Family, I gleam.

 もっと簡単に私の言いたいことをお伝えすると、私自体は機能のない単なる電球ですが、エンチャイルドファミリーの存在によってキラリと光ることができるのです。

March 7,2021
2021年3月7日

Brijade P. Villiarubia
ブリジェード P・ビラルビア

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スライド1
スライド2

LAS-Project実施中(3月1日~21日)!
コロナ禍の子どもたちのプリント学習(LAS)を支援しませんか?

 コロナ禍の中、フィリピンの学校教育はオンライン授業を中心に行われていますが、残念ながら全員がオンラインで授業を受けられる状況ではありません。

 そのため、オンライン授業の他に、学校から与えられた課題に家庭で取り組む「モジュール学習(プリント学習)」で対応せざるを得ないのが現状です。

 しかしプリント学習(LAS/Learning Activity Sheets〈学習活動シート〉)を継続的に行うためには、その前提となる「プリンター」「インク」「コピー用紙」などの教育設備や備品の確保が必要となります。

 本来、教育行政および学校が責任をもってその体制を整えるべきですが、実際のところ、そのことが十分になされず、現場の先生がたが負担して対応しなければならないのが実情です。

 そこでエンチャイルドでは、小さな規模ですが、エンチャイルドの支援校の一つであるフィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校からの要請に応えて、2021年最初の教育支援プロジェクトの取り組みを開始しました。

 同時進行で文具(未使用のもの)を募集しています。寄贈してくださるかたは、3月31日までにエンチャイルドの事務所までお送りください。

【LAS-Project】

◆プロジェクト目標額:15万円
①プリンター2台 ②インク ③コピー用紙

◆プロジェクト期間:3月1日~21日

◆支援先:マルセロ・H・デルピラー小学校

◆プロジェクトの趣旨にご賛同いただけるかたに寄付をお願いしています。

口座番号:00180-8-133923
口座名称:NPO法人エンチャイルド

 郵便振替以外(銀行口座への振り込みなど)でご協力いただけるかたはNPO法人エンチャイルド事務局(info@enchild.org 03-6325-3420)までお問い合わせください。

ENCHILD






 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 エンチャイルド奨学生からのお便りをお届けしています。
 今回は、ミンダナオ島ブトゥアン市バランガイ・アンバゴのクリステル・ジェーン・D・アンポさん(G12、18歳)からの寄稿です。

 心に刺さる寄稿です。
 若者たちの手本となる大人でありたいと思います。

アンバゴのエンチャイルド奨学生
右から二人目がクリステル・ジェーン・D・アンポさん

社会に操作される私たちなのかそうではないのかを決定するのは私たち自身

 In our modern and full of chaos society today, there are still people who say that society will only have a negative impact on the personality of a person. Because society now is very toxic. And that’s a fact that we can’t deny. But it only became toxic because of us, people. Most of the people in the society broke the norms, doesn’t value the culture, and no manners. We, people belong in the society so, it is only us that turned ourselves into a bad being. It is only us that change our personality and influence the other people. It is only us, people that makes the society toxic.

 混沌とした現代社会において「今の社会は非常に有害だから社会は人の個性に悪影響を与えるだけだ」と言う人々がいます。
 それは私たちが否定することができない事実です。

 しかしそれは私たち人間のせいで有毒になっただけです。
 ほとんどの人々が規範を破り、文化を尊重せず、マナーも希薄です。

 私たち人間は社会の中で生きているので、自分自身を悪い存在に変えたのも私たち自身です。
 私たち自身の性質を変え、他者に影響を与えるのも私たちです。社会を有害にするのも私たち人間なのです。

 Society may be toxic but it also has positive effects. Through society, we learned how to socialize with other people. We are also taught by the society on how to act in a proper way. And even the way we think and talk, we are influenced by society. Society may pressure us sometimes but let us not forget that at the end, it is still our decision if we let society manipulate us.

 社会は有害にもなり得ますが、プラスの効果ももたらし得ます。
 私たちは社会における関係性を通じて他者との付き合い方を学びました。また、適切な行動の取り方を社会を通じて教えられました。そして私たちの考え方や話し方も社会からの影響を受けています。

 社会は時々私たちに圧力を掛けるかもしれません。
 しかし結局のところ忘れてはならない大事なことは、社会に操作される私たちなのかそうでないのかを決定するのは私たち自身であるということです。

March 7,2021
2021年3月7日

Krystelle Jane D. Ampo
クリステル・ジェーン・D・アンポ

Libertad National High School
リベルタッド・ナショナル・ハイスクール

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コロナ禍の子どもたちのプリント学習(LAS)を支援しませんか?

 コロナ禍の中、フィリピンの学校教育はオンライン授業を中心に行われていますが、残念ながら全員がオンラインで授業を受けられる状況ではありません。

 そのため、オンライン授業の他に、学校から与えられた課題に家庭で取り組む「モジュール学習(プリント学習)」で対応せざるを得ないのが現状です。

 しかしプリント学習(LAS/Learning Activity Sheets〈学習活動シート〉)を継続的に行うためには、その前提となる「プリンター」「インク」「コピー用紙」などの教育設備や備品の確保が必要となります。

 本来、教育行政および学校が責任をもってその体制を整えるべきですが、実際のところ、そのことが十分になされず、現場の先生がたが負担して対応しなければならないのが実情です。

 そこでエンチャイルドでは、小さな規模ですが、エンチャイルドの支援校の一つであるフィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校からの要請に応えて、2021年最初の教育支援プロジェクトの取り組みを開始しました。

 同時進行で文具(未使用のもの)を募集しています。寄贈してくださるかたは、3月31日までにエンチャイルドの事務所までお送りください。

【LAS-Project】

◆プロジェクト目標額:15万円
①プリンター2台 ②インク ③コピー用紙

◆プロジェクト期間:3月1日~21日

◆支援先:マルセロ・H・デルピラー小学校

◆プロジェクトの趣旨にご賛同いただけるかたに寄付をお願いしています。

口座番号:00180-8-133923
口座名称:NPO法人エンチャイルド

 郵便振替以外(銀行口座への振り込みなど)でご協力いただけるかたはNPO法人エンチャイルド事務局(info@enchild.org 03-6325-3420)までお問い合わせください。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
 
 エンチャイルド奨学生からのお便りをお届けしています。
 今回は、ミンダナオ島マガリャネス、サント・ニーニョのキンバリー・アグボさん(G10)からの寄稿です。

 キンバリー・アグボさんの率直な声に耳を傾けたいと思います。

 フィリピンの子どもたちの、本当に苦戦しながらも、その困難の克服に挑戦している様子が伝わってきます。

サントニーニョのエンチャイルド奨学生
サント・ニーニョの奨学生たち

Don’t lose hope
希望を失わないでください

 Studying with this situation happening right now is kinda exhausting and it is not helping to improve my mental health. The pressure that we students feel every week knowing that the retrieval of modules is coming is not helping us a single thing. For me, it’s very hard to cope up with the lessons they give us because no one is teaching us how to do it. I am not good with self learning that’s why I don’t like this kind of new learning system. I can’t do anything about it since I don’t want to disappoint my parents even though I know that I’m not learning a single thing anymore.

 今起きているこの状況下で、私は勉強するのにちょっと疲れています。メンタルヘルス的には今の学習様式が私にあまり役立っていないからです。
 毎週、モジュール教育(プリントの課題)の提出物があるため、私たち学生はプレッシャーを感じています。

 これらの課題に対応するのは私にとって非常に難しいことです。なぜなら、モジュール教育に対処する方法を私たちに十分に教えてくれる人がいないからです。
 私は自主学習が苦手なので、この種の新しい学習システムは好きではありません。学校の課題についていけてないのですが、両親をがっかりさせたくないこともあり、どうしたらよいか分からない状況です。

 But still, that doesn’t stop me from working and studying hard to get good grades. Still hoping that this pandemic will come to an end soon so that things will get back to normal. I will not lose hope and will always believe that things will get better soon in God’s plan.

 しかしそれでも、私は良い成績を取るために一生懸命取り組むつもりです。
 事態が正常に戻り、遠からずパンデミックが終息することを望んでいます。

 私は希望を失うことなく、神の計らいにより、物事が良くなっていくと常に信じています。

March, 07 2021
2021年3月7日

KImberlie Agbo
キンバリー・アグボ
Grade-10(15 years old)
15歳
Sto. Niño Beneficiary
サント・ニーニョの受益者

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LAS-Project実施中(3月1日~21日)!
コロナ禍の子どもたちのプリント学習(LAS)を支援しませんか?

 コロナ禍の中、フィリピンの学校教育はオンライン授業を中心に行われていますが、残念ながら全員がオンラインで授業を受けられる状況ではありません。

 そのため、オンライン授業の他に、学校から与えられた課題に家庭で取り組む「モジュール学習(プリント学習)」で対応せざるを得ないのが現状です。

 しかしプリント学習(LAS/Learning Activity Sheets〈学習活動シート〉)を継続的に行うためには、その前提となる「プリンター」「インク」「コピー用紙」などの教育設備や備品の確保が必要となります。

 本来、教育行政および学校が責任をもってその体制を整えるべきですが、実際のところ、そのことが十分になされず、現場の先生がたが負担して対応しなければならないのが実情です。

 そこでエンチャイルドでは、小さな規模ですが、エンチャイルドの支援校の一つであるフィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校からの要請に応えて、2021年最初の教育支援プロジェクトの取り組みを開始しました。

 同時進行で文具(未使用のもの)を募集しています。寄贈してくださるかたは、3月31日までにエンチャイルドの事務所までお送りください。

【LAS-Project】

◆プロジェクト目標額:15万円
①プリンター2台 ②インク ③コピー用紙

◆プロジェクト期間:3月1日~21日

◆支援先:マルセロ・H・デルピラー小学校

◆プロジェクトの趣旨にご賛同いただけるかたに寄付をお願いしています。

口座番号:00180-8-133923
口座名称:NPO法人エンチャイルド

 郵便振替以外(銀行口座への振り込みなど)でご協力いただけるかたはNPO法人エンチャイルド事務局(info@enchild.org 03-6325-3420)までお問い合わせください。

ENCHILD





 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 エンチャイルド奨学生からのお便りをお届けしています。
 今回は、ミンダナオ島マガリャネス・ブハンのニクソン・オモロン君(G10)からの寄稿です。

 これからも彼らの成長と挑戦をサポートしていきたいと思います。

ブハン奨学生
左端がニクソン・オモロン君

“New Normal”
「新しい日常」

 The New Normal is cause by the wide spread of covid-19 and as the result of this pandemic is the suspension of the classes, and after a few months the class suspension has been decided to remove and continue the classes by setting this study in new normal with the help of technology.

 「New Normal(新しい日常)」は、新型コロナウイルスのまん延によって引き起こされたものです。
 このパンデミックの影響で授業が停止しました。数カ月後、テクノロジーの力を借りることによって「新しい日常」下における新たな学習方法が設定されることで、授業が再開されることになりました。

 This type of classes is the Online Learning or Modular learning, this classes is the way to continue the study of many students. We the ENCHILD scholar get used of this new normal and trying our best for the good result of our grades and make our sponsor proud.

 この授業はオンライン学習またはモジュラー学習(プリント学習)の形態で行われています。多くの学生たちが学習を継続できるようにするための方法です。

 私たちエンチャイルドの奨学生は、早くこの「新しい日常」に慣れ、支援者の皆さんに誇りに思ってもらえるよう、良い成績を得るために最善を尽くしたいと思っています。

Nicson Omolon
ニクソン・オモロン
2021年3月7日


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スライド2


LAS-Project実施中(3月1日~21日)!
コロナ禍の子どもたちのプリント学習(LAS)を支援しませんか?

 コロナ禍の中、フィリピンの学校教育はオンライン授業を中心に行われていますが、残念ながら全員がオンラインで授業を受けられる状況ではありません。

 そのため、オンライン授業の他に、学校から与えられた課題に家庭で取り組む「モジュール学習(プリント学習)」で対応せざるを得ないのが現状です。

 しかしプリント学習(LAS/Learning Activity Sheets〈学習活動シート〉)を継続的に行うためには、その前提となる「プリンター」「インク」「コピー用紙」などの教育設備や備品の確保が必要となります。

 本来、教育行政および学校が責任をもってその体制を整えるべきですが、実際のところ、そのことが十分になされず、現場の先生がたが負担して対応しなければならないのが実情です。

 そこでエンチャイルドでは、小さな規模ですが、エンチャイルドの支援校の一つであるフィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校からの要請に応えて、2021年最初の教育支援プロジェクトの取り組みを開始しました。

 同時進行で文具(未使用のもの)を募集しています。寄贈してくださるかたは、3月31日までにエンチャイルドの事務所までお送りください。

【LAS-Project】

◆プロジェクト目標額:15万円
①プリンター2台 ②インク ③コピー用紙

◆プロジェクト期間:3月1日~21日

◆支援先:マルセロ・H・デルピラー小学校

◆プロジェクトの趣旨にご賛同いただけるかたに寄付をお願いしています。

口座番号:00180-8-133923
口座名称:NPO法人エンチャイルド

 郵便振替以外(銀行口座への振り込みなど)でご協力いただけるかたはNPO法人エンチャイルド事務局(info@enchild.org 03-6325-3420)までお問い合わせください。

ENCHILD



 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今回も、エンチャイルド奨学生からのお便りをお届けします。
 ミンダナオ島ブトゥアン市バランガイ・アンバゴのカリル・ダイアン・アママンパンさんからの寄稿です。

 エンチャイルド奨学生たちを通して、現地の様子がホントよく分かりますね。

 他にも続々と原稿が届いていますので、順次、ご紹介してまいります。
 お楽しみに!

カリルさんの画像

 Pandemic has restricted a lot of people to travel across different regions in the country. Due to no exposure of gatherings and a lot of activities, many Filipinos developed the habit of gardening. Most homes are filled with pots, blooming flowers, and wonderful variations of plants. Isn’t it great? As I was talking to my neighbor who is quite old, she stated that plants give her hope and eases her feeling of loneliness which the covid-19 crisis brought. 

 パンデミックによって、人々が国内のさまざまな地域を旅することが制限されています。集会や活動の参加ができないことにより、多くのフィリピンの人々がガーデニングの習慣を身に付けました。

 ほとんどの家庭には鉢植えに花が咲き、素敵な植物のバリエーションでいっぱいです。素晴らしいと思いませんか? 年配者の隣人と話した時、彼女は植物が希望を与え、新型コロナウイルスの危機がもたらした孤独感を和らげると言っていました。

 The photo attached is ‘oxalis triangularis” or also commonly known as butterfly plant in my community. This plant has no high maintenance. It grows fast! It opens widely in the morning as if a butterfly is flying, and closes in the evening as if it’s resting. The way it manifests its characteristics is a reminder that we are all unique and beautiful human beings. Moreover, when it’s time to rest, we may close our eyes and gather enough energy to face the next day and beyond. 

 添付の写真は「オキザリス ・トライアングラリス」(カタバミ科)、または私のコミュニティーでは一般的に「チョウに似ている植物」としても知られています。
 
 この植物は高度な手入れが必要なく、成長も早いです! 朝はチョウが飛んでいるかのように大きく開き、夕は休んでいるかのように閉じます。
 その特徴は、私たち全員がユニークで美しい人間であることを思い出させます。私たち人間が休む時間になると、目を閉じて、明日のために十分なエネルギーを備えることにも似ています。

KARYLL DIANNE AMAMANGPANG
カリル・ダイアン・アママンパン

6th of March 2021
2021年3月6日

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スライド2


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コロナ禍の子どもたちのプリント学習(LAS)を支援しませんか?

 コロナ禍の中、フィリピンの学校教育はオンライン授業を中心に行われていますが、残念ながら全員がオンラインで授業を受けられる状況ではありません。

 そのため、オンライン授業の他に、学校から与えられた課題に家庭で取り組む「モジュール学習(プリント学習)」で対応せざるを得ないのが現状です。

 しかしプリント学習(LAS/Learning Activity Sheets〈学習活動シート〉)を継続的に行うためには、その前提となる「プリンター」「インク」「コピー用紙」などの教育設備や備品の確保が必要となります。

 本来、教育行政および学校が責任をもってその体制を整えるべきですが、実際のところ、そのことが十分になされず、現場の先生がたが負担して対応しなければならないのが実情です。

 そこでエンチャイルドでは、小さな規模ですが、エンチャイルドの支援校の一つであるフィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校からの要請に応えて、2021年最初の教育支援プロジェクトの取り組みを開始しました。

 同時進行で文具(未使用のもの)を募集しています。寄贈してくださるかたは、3月31日までにエンチャイルドの事務所までお送りください。

【LAS-Project】

◆プロジェクト目標額:15万円
①プリンター2台 ②インク ③コピー用紙

◆プロジェクト期間:3月1日~21日

◆支援先:マルセロ・H・デルピラー小学校

◆プロジェクトの趣旨にご賛同いただけるかたに寄付をお願いしています。

口座番号:00180-8-133923
口座名称:NPO法人エンチャイルド

 郵便振替以外(銀行口座への振り込みなど)でご協力いただけるかたはNPO法人エンチャイルド事務局(info@enchild.org 03-6325-3420)までお問い合わせください。

ENCHILD



 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 うれしいことにミンダナオ島北東部地域のエンチャイルド奨学生からのブログへの寄稿が続いています。

 ボロンガイタさん、奨学生の皆さん、ありがとうございます。
 順次、紹介してまいります。

 読者の皆さまにもぜひ必読、完読していただけるとうれしいです。

 現地の様子や子どもたちの目に映ってるもの、感じていることが伝わってきていいですね!

 今回は、ブハンのエンチャイルド奨学生、マリアン・ケイ・アポストルさんの寄稿です。

ブハンの奨学生たち
ブハンの奨学生たち(中央がマリアンさん)

Marian Kaye L. Apostol
マリアン・ケイ・アポストル
Buhang Beneficiary
ブハンのエンチャイルド奨学生

Every trial in life are blessings
人生における全ての試練は祝福です

 In this time of pandemic, we students are still adjusting to the new learning system. Honestly, I am pressured on this kind of learning system because for me there's too many activities and etc. that should be passed around two to three weeks from the retrieval (it's a short period of time for me). Not that I'm complaining, I’m just not used to it. Can't help asking myself if I can do it.

 このパンデミックの期間、私たち学生は新しい学習システムに対してまだ順応しようとしているただ中にあります。
 正直なところ、調べるのに2〜3週間程度を要する課題が多過ぎるため、私はこの学習システムに対してプレッシャーを感じています(私にとっては時間が短いため)。
 私は不平を言っているわけではありません、このシステムに慣れていないだけです。私にはできるのだろうかと自分に問わざるを得ない状況です。

 But amidst of that thoughts running through my head, the pursuit of education for a better future still prevails. This is just a test in life that we can overcome. Don't lose hope and aim high! Fighting!

 しかしそのようなことが頭の中で巡っても、私自身におけるより良い未来のための勉学への追求は今も続いています。
 これは私たちが克服すべき人生の試練に過ぎません。希望を失わず、目標を高く持ちましょう! ファイト!

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 現在、フィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校のプリント学習を支えるためのLAS-Projectを実施中です。ご協力いただけるとうれしいです。

スライド1
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LAS-Project実施中(3月1日~21日)!
コロナ禍の子どもたちのプリント学習(LAS)を支援しませんか?

 コロナ禍の中、フィリピンの学校教育はオンライン授業を中心に行われていますが、残念ながら全員がオンラインで授業を受けられる状況ではありません。

 そのため、オンライン授業の他に、学校から与えられた課題に家庭で取り組む「モジュール学習(プリント学習)」で対応せざるを得ないのが現状です。

 しかしプリント学習(LAS/Learning Activity Sheets〈学習活動シート〉)を継続的に行うためには、その前提となる「プリンター」「インク」「コピー用紙」などの教育設備や備品の確保が必要となります。

 本来、教育行政および学校が責任をもってその体制を整えるべきですが、実際のところ、そのことが十分になされず、現場の先生がたが負担して対応しなければならないのが実情です。

 そこでエンチャイルドでは、小さな規模ですが、エンチャイルドの支援校の一つであるフィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校からの要請に応えて、2021年最初の教育支援プロジェクトの取り組みを開始しました。

 同時進行で文具(未使用のもの)を募集しています。寄贈してくださるかたは、3月31日までにエンチャイルドの事務所までお送りください。

【LAS-Project】

◆プロジェクト目標額:15万円
①プリンター2台 ②インク ③コピー用紙

◆プロジェクト期間:3月1日~21日

◆支援先:マルセロ・H・デルピラー小学校

◆プロジェクトの趣旨にご賛同いただけるかたに寄付をお願いしています。

口座番号:00180-8-133923
口座名称:NPO法人エンチャイルド

 郵便振替以外(銀行口座への振り込みなど)でご協力いただけるかたはNPO法人エンチャイルド事務局(info@enchild.org 03-6325-3420)までお問い合わせください。

ENCHILD



 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
 
 遅くなってしまいましたが、ニュースレター通巻113号(2021年2月25日号)が出来上がりました。
 PDF版はメールにて本日、郵送でのお届けは3月9日の発送を予定しています。

 遅くなりましたことをお詫び申し上げます。

ニュースレター20210225

 今回のニュースレターには大学生のエンチャイルド奨学生のエッセイを掲載しました。
 ぜひ読んでいただきたい内容です。

 奨学生たちの一言一言を通して、支援者の皆さまの真心がつながっていることを感じていただけると思います。

 今、エンチャイルド奨学生たちは続々と大学生になっています。
 まずは自らの自立を目指し、そして共立社会の担い手となることを自覚しながら、彼らは勉学に励んでいます。

 とりわけコロナ禍の中での学生生活は簡単なものではないと思いますが、彼らは困難を乗り越えるために日々努力し挑戦し続けています。

 皆さまの支えが必要です。
 今後ともご支援のほど、よろしくお願いいたします。


 現在、フィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校のプリント学習を支えるためのLAS-Projectを実施中です。ご協力いただけるとうれしいです。

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LAS-Project実施中(3月1日~21日)!
コロナ禍の子どもたちのプリント学習(LAS)を支援しませんか?

 コロナ禍の中、フィリピンの学校教育はオンライン授業を中心に行われていますが、残念ながら全員がオンラインで授業を受けられる状況ではありません。

 そのため、オンライン授業の他に、学校から与えられた課題に家庭で取り組む「モジュール学習(プリント学習)」で対応せざるを得ないのが現状です。

 しかしプリント学習(LAS/Learning Activity Sheets〈学習活動シート〉)を継続的に行うためには、その前提となる「プリンター」「インク」「コピー用紙」などの教育設備や備品の確保が必要となります。

 本来、教育行政および学校が責任をもってその体制を整えるべきですが、実際のところ、そのことが十分になされず、現場の先生がたが負担して対応しなければならないのが実情です。

 そこでエンチャイルドでは、小さな規模ですが、エンチャイルドの支援校の一つであるフィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校からの要請に応えて、2021年最初の教育支援プロジェクトの取り組みを開始しました。

 同時進行で文具(未使用のもの)を募集しています。寄贈してくださるかたは、3月31日までにエンチャイルドの事務所までお送りください。

【LAS-Project】

◆プロジェクト目標額:15万円
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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 昨日、フィリピンのスタッフとのオンライン・ミーティングでこんな会話がありました。

 ボロンガイタさん:「最近、山歩さんは登山をしているの?」

 山歩:「昨年の暮れに高尾山に登ったよ(ちなみにその日の万歩計の歩数記録は22189歩)。コロナ禍の影響もあってホント運動不足。今年は一日平均8000歩を目標に歩くようにしているよ」

 ボロンガイタさん:「そうだよね。オンライン授業が中心になって最近は歩くことがすっかり減ってしまった(ボロンガイタさんの職業は大学教授)。僕もウォーキングしないといけないと思ってる」

 山歩:「実は明日(土)、2時間歩こうと思ってる」

 ボロンガイタさん:「へえ~すごいね。2時間歩くと何歩くらい?」

 山歩:「2万歩くらいかなあ…」

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 そして山歩は有言実行…。

 本日、二人の娘と一緒に日頃の運動不足を解消すべく渋谷~新大久保(目的は韓国料理とカフェ巡り?)を往復歩くことに…(トータルの所要時間は2時間以上)。この日の万歩計の記録では21507歩。2万歩突破!

 特にコロナ禍になってからはトレッキングをしたり、遠出をしたりすることが減ってしまいましたが、運動不足解消、健康増進のために歩くことは必要だと思います。

 山歩は重度の花粉症なので、この時期のウォーキングには花粉症対策が不可欠ですが(きょうは油断して帰宅後、ひどい目に…)、健康でなければNPO活動もできません。

 エンチャイルドの活動を長く続けるためにも、健康第一で毎日を過ごしたいと思います。


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 そのため、オンライン授業の他に、学校から与えられた課題に家庭で取り組む「モジュール学習(プリント学習)」で対応せざるを得ないのが現状です。

 しかしプリント学習(LAS/Learning Activity Sheets〈学習活動シート〉)を継続的に行うためには、その前提となる「プリンター」「インク」「コピー用紙」などの教育設備や備品の確保が必要となります。

 本来、教育行政および学校が責任をもってその体制を整えるべきですが、実際のところ、そのことが十分になされず、現場の先生がたが負担して対応しなければならないのが実情です。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 先ほど、フィリピンのエンチャイルドの現地リーダーの皆さんとオンライン・ミーティングを行いました(21時~22時半ごろ)。

 最初に最近制作した「Happy One Family♪ 2020」の動画を視聴し、その後、お互いの近況を報告し合いました。

 現地の様子としては、新型コロナウイルス感染症対策の制限は徐々に緩和されつつあるものの、15歳以下の児童たちの外出禁止はいまだ続いており、小学校、ハイスクールはオンライン授業あるいはモジュール学習を中心に行われているとのことです。大学はオンライン授業です。

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 現在、フィリピンは夏です。摂氏30度前後の、暑い毎日が続いているそうです。
 本来なら、夏休み間近という時期ですが、今年は7月10日までが2020年度となり、その後、短い夏休みを経て8月から新年度が始まるという予定のようです。

 コロナ禍の難しい状況の中でも、エンチャイルド奨学生たちは大変頑張っているとのこと。早く再会したい思いでいっぱいです。

 エンチャイルドの取り組みとしては、5~6月ごろに2回に分けてオンラインスタディーツアーを行う方向性で一致しました。日程の詳細は今月中に調整し、サポーター会員をはじめとする関係者の皆さまにご案内したいと考えています。

 3月下旬には、エンチャイルド・ユースのリーダーたちを中心にオンライン・ミーティングが行われる予定です。

 現在、フィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校のプリント学習を支えるためのLAS-Projectを実施中です。ご協力いただけるとうれしいです。

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 コロナ禍の中、フィリピンの学校教育はオンライン授業を中心に行われていますが、残念ながら全員がオンラインで授業を受けられる状況ではありません。

 そのため、オンライン授業の他に、学校から与えられた課題に家庭で取り組む「モジュール学習(プリント学習)」で対応せざるを得ないのが現状です。

 しかしプリント学習(LAS/Learning Activity Sheets〈学習活動シート〉)を継続的に行うためには、その前提となる「プリンター」「インク」「コピー用紙」などの教育設備や備品の確保が必要となります。

 本来、教育行政および学校が責任をもってその体制を整えるべきですが、実際のところ、そのことが十分になされず、現場の先生がたが負担して対応しなければならないのが実情です。

 そこでエンチャイルドでは、小さな規模ですが、エンチャイルドの支援校の一つであるフィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校からの要請に応えて、2021年最初の教育支援プロジェクトの取り組みを開始しました。

 同時進行で文具(未使用のもの)を募集しています。寄贈してくださるかたは、3月31日までにエンチャイルドの事務所までお送りください。

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◆プロジェクト目標額:15万円
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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。 

 ミンダナオ島ブトゥアン市バランガイ・マサオのエンチャイルド奨学生、フレッシュニー・イラ・タンデュヤンさんが当ブログに寄稿してくれましたので、紹介します。

 短い文章の中にも人を支援することの本質が記されているように思います。

奨学生ブログ‗001

 "Every child has a gift.”

 This is my brother and my cousin, I really enjoy watching them showing their talents and improving them by doing it every day. I believe that instead of making them to do the things we expect them to do, it is better to let them do what they want and support them for who will they be in future.
 Every day is a chance for these children to learn and for us to grow and be a good role model.

 「全ての子供には天賦の才能があります」
 写真は私の弟といとこです。彼らが才能を発揮し、日々成長を見るのは実に楽しいです。
 私たちが期待することを彼らにさせるのではなく、彼らが将来したいことやなりたいことをサポートする私でありたいと思います。
 これらの子供たちが学ぶことも、私たちが成長し、良いお手本になることも、毎日がその機会です。

フレッシュニーさん(左から2人目)
左から2人目がフレッシュニーさん

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コロナ禍の子どもたちのプリント学習(LAS)を支援しませんか?

 コロナ禍の中、フィリピンの学校教育はオンライン授業を中心に行われていますが、残念ながら全員がオンラインで授業を受けられる状況ではありません。

 そのため、オンライン授業の他に、学校から与えられた課題に家庭で取り組む「モジュール学習(プリント学習)」で対応せざるを得ないのが現状です。

 しかしプリント学習(LAS/Learning Activity Sheets〈学習活動シート〉)を継続的に行うためには、その前提となる「プリンター」「インク」「コピー用紙」などの教育設備や備品の確保が必要となります。

 本来、教育行政および学校が責任をもってその体制を整えるべきですが、実際のところ、そのことが十分になされず、現場の先生がたが負担して対応しなければならないのが実情です。

 そこでエンチャイルドでは、小さな規模ですが、エンチャイルドの支援校の一つであるフィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校からの要請に応えて、2021年最初の教育支援プロジェクトの取り組みを開始しました。

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【LAS-Project】

◆プロジェクト目標額:15万円
①プリンター2台 ②インク ③コピー用紙

◆プロジェクト期間:3月1日~21日

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
 
 現在エンチャイルドは、「LAS-Project」に取り組んでいます。
 このプロジェクトは、マルセロ・H・デルピラー小学校(フィリピン・マニラ首都圏カロオカン市)からの要請を受けて取り組んでいるものです。

 今回は、同校からの要請文書を掲載します。
 ぜひお読みくださり、同プロジェクトへのご協力をお考えいただけましたら、幸甚に存じます。
LAS-Project
マルセロ・H・デルピラー小学校からの要請文書

 以下、日本語訳です。

【プロジェクト要請の論拠】
 新型コロナウイルスの発生に伴い、マルセロ・H・デルピラー小学校の職員および教育チームは、教育と学習のプロセスにおける技術の進歩が学習者に最高かつ重要な体験を提供すると結論付けました。
 プリンター機器とコピー用紙を準備することによって学習者モジュールまたは自己学習モジュール(SLM)を印刷し、適切で必要な学習教材を提供します。
 学校のパートナーからのアウトソーシングによって、必要な2台のプリンター機器とコピー用紙の提供を受け、2,500人の在籍児童を抱える本校の学習教材作成能力を拡張します。

【目的】
 本プロジェクトは、次の目的の達成を目指します。

1.印刷物を活用して児童の学習を容易にする。
2.児童の読み書きスキルを向上させる。
3.児童のやる気と興味をかき立てる新しいアイデアや活動を紹介する。
4.児童が各分野の全ての課題を楽しむことを奨励する。
5.適切な学習教材を提供する手段として、印刷機の不備が起こった場合の時間の節約をする。
6.経済的課題があるにせよ、全ての児童の学ぶ機会の平等を促進する。
7.全ての児童に印刷された学習資料を提供し、教育省のアジェンダをサポートする。
8.現在印刷機を備えている私立学校のように学習に習熟し、有益であること。
9.学習者に追加の学習資料を提供すること。
10. 同校の学習者にとって価値のあるプロジェクトとして、利害関係者、ドナー、スポンサーに参加してもらう。

【期待される結果】
 積極的なアウトソーシング、協力、寄付によって、児童の関心と学習体験に大きな影響を与えます。ドナーからの支援は安全かつ確実に行われます。
 学校の管理事務所である学校で最も戦略的に安全な場所では、上記の機器と備品は、最優先の目的とその重要かつ公式の目的の下で利用されます。
 機器の取り扱いと操作、保存、保守、安全管理は、学校の最も有能な担当者に任されます。さらに、上記の機器は、寄付証書および学校の資産の在庫に登録され、文書化されます。プリンター機器とコピー用紙は、学校の能力を拡張し、プリント学習を必要としている学習者に最も関連性が高く、適切な数の印刷された学習資料を提供します。

【プロジェクトの管理】
 必要な資金は、寛大な個人、グループ、企業、機関からの協力、寄付、支援から生み出されます。蓄積された資金は全て、通常の適切な会計および文書化に従って、任命された委員会によって処理されます。
 上記委員会は、以下を実行します。

1.将来性のある意欲的なドナーを探します。
2.協力と書簡のやり取りを準備します。
3.協力と書簡のやり取りを提供し、フォローアップを行います。
4.適切な会計で資金を集めます。
5.印刷機の業者の入札を実施し、市場の紙をコピーします。
6.提供者から収集した事実について徹底的な調査と評価を行います。
7.購入承認のための協議を行います。
8.正規の業者からユニットを購入します。
9.仕様、受領書、および作業範囲に基づいて、配送と設置を監視します。
10.学校の管理棟の防犯を強化します。
11.全ての教師と学校職員を対象に、機器の適切かつ安全な使用に関するワークショップを実施します。

【プロジェクト期間】
 これは長期間使用されますが、ニューノーマルの下、2020年から2021年度において、マルセロ・H・デルピラー小学校がモジュラー教育を行う期間に必要です。
 学習者が印刷またはデジタル形式の自己学習モジュール(SLM)を使用する間、個別指導の形式で行います。学習者の状況に応じて、家族のメンバーまたはコミュニティー内の他の利害関係者の指導を受けて、学習をファシリテートします。

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 コロナ禍の中、フィリピンの学校教育はオンライン授業を中心に行われていますが、残念ながら全員がオンラインで授業を受けられる状況ではありません。

 そのため、オンライン授業の他に、学校から与えられた課題に家庭で取り組む「モジュール学習(プリント学習)」で対応せざるを得ないのが現状です。

 しかしプリント学習(LAS/Learning Activity Sheets〈学習活動シート〉)を継続的に行うためには、その前提となる「プリンター」「インク」「コピー用紙」などの教育設備や備品の確保が必要となります。

 本来、教育行政および学校が責任をもってその体制を整えるべきですが、実際のところ、そのことが十分になされず、現場の先生がたが負担して対応しなければならないのが実情です。

 そこでエンチャイルドでは、小さな規模ですが、エンチャイルドの支援校の一つであるフィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校からの要請に応えて、2021年最初の教育支援プロジェクトの取り組みを開始しました。

 同時進行で文具(未使用のもの)を募集しています。寄贈してくださるかたは、3月31日までにエンチャイルドの事務所までお送りください。

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◆プロジェクト目標額:15万円
①プリンター2台 ②インク ③コピー用紙

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 エンチャイルドのテーマ曲「HAPPY ONE FAMILY♪」のメロディーに乗せて、2020年度の活動の様子を映像でお届けします。日本語バージョンと英語バージョンの2種類です。ぜひお楽しみください。

 今後、さかのぼって、2019年度版、2018年版…も制作したいと考えています。

Happy One Family!2020.00_00_00_00.静止画015
エンチャイルドYouTubeチャンネルへの登録、高評価、よろしくお願いいたします
Thank you for subscribing to ENCHILD YouTube channel and "like".

日本語バージョン(Japanese Ver.)


英語バージョン(English Ver.)

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 しかしプリント学習(LAS/Learning Activity Sheets〈学習活動シート〉)を継続的に行うためには、その前提となる「プリンター」「インク」「コピー用紙」などの教育設備や備品の確保が必要となります。

 本来、教育行政および学校が責任をもってその体制を整えるべきですが、実際のところ、そのことが十分になされず、現場の先生がたが負担して対応しなければならないのが実情です。

 そこでエンチャイルドでは、小さな規模ですが、エンチャイルドの支援校の一つであるフィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校からの要請に応えて、2021年最初の教育支援プロジェクトの取り組みを開始しました。

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 本日より、「LAS-Project」始動します!

 「LAS-Project」って何?
 
 …というかたは、以下をご覧ください!

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LAS-Project実施中(3月1日~21日)!
コロナ禍の子どもたちのプリント学習(LAS)を支援しませんか?

 コロナ禍の中、フィリピンの学校教育はオンライン授業を中心に行われていますが、残念ながら全員がオンラインで授業を受けられる状況ではありません。

 そのため、オンライン授業の他に、学校から与えられた課題に家庭で取り組む「モジュール学習(プリント学習)」で対応せざるを得ないのが現状です。

 しかしプリント学習(LAS/Learning Activity Sheets〈学習活動シート〉)を継続的に行うためには、その前提となる「プリンター」「インク」「コピー用紙」などの教育設備や備品の確保が必要となります。

 本来、教育行政および学校が責任をもってその体制を整えるべきですが、実際のところ、そのことが十分になされず、現場の先生がたが負担して対応しなければならないのが実情です。

 そこでエンチャイルドでは、小さな規模ですが、エンチャイルドの支援校の一つであるフィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校からの要請に応えて、2021年最初の教育支援プロジェクトの取り組みを開始しました。

 同時進行で文具(未使用のもの)を募集しています。寄贈してくださるかたは、3月31日までにエンチャイルドの事務所までお送りください。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
 
 前回に続いて、山極寿一・京都大学総長の著書から引用します。

 「食べ物を家族で分かち合い、共同体でともに子育てを行うといった行動は、人間の心を進化させ、高い共感能力を芽生えさせました。共感能力とは、自分以外のものの気持ちを理解する力のこと。人間以外にも、ゴリラやサルにも共感能力は見られますが、人間ほどではありません」(『「サル化」する人間社会』/集英社インターナショナル)

 ここに「共食」「共育」「共感」というキーワードを見いだすことができます。

 この三つは、国際協力を進めていく上でも不可欠の要素です。

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 いまだ新型コロナウイルス感染症のパンデミックが終息しない中、恐れるのは、政治的混乱や経済的損失だけではありません。
 最も恐れなければならないのは、「人間らしさ」「人類らしさ」が喪失することです。

 山極総長の言葉を借りれば、人間らしさ、人類らしさの原初的な内容が「共食」「共育」「共感」だということです。
 
 「共に食べられるようにすること」「子どもたちを見守り、育成すること」「他者への思いやりを持つこと」、言い換えれば、これが平和な状態を実現するための不可欠な要素ではないでしょうか。

 エンチャイルドは、小さな団体ですが、平和実現に貢献したいと考えています。そしてそのための活動の基礎を子どもたちへの支援に置いています。

 「共食」「共育」「共感」の三つのエレメントをセットで満たすところから平和が生まれてくることでしょう。
 
 2021年、設立10周年を迎えたエンチャイルドも、この三つの人間らしさ、人類らしさの実践に努めてまいります。

ENCHILD



 

 
 
 


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 「人類は子育ての必要性から『家族』を作り、『共同体』を作りました。そして、次第に集団規模を増大させていったのだと考えられます。子どもを一緒に育てようと思う心が、大人に普及していった。それが人類の家族の出発点なのです」

 京都大学総長・山極寿一先生の著書『「サル化」する人間社会』(集英社インターナショナル)からの引用です。

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 エンチャイルドもまた、子どもたちへの教育支援(成長へのサポート)に対して、家族的共同体意識を基盤として活動しています。その点でも、山極先生のお話は腑に落ちるものがあります。

 山極先生は、人類の特徴として「共食」を挙げています。そして「人類は家族と食をともにしてきました。家族だから食を分かち合うし、分かち合うから家族なのです」と述べています。

 家族とは食を分かち合う関係であるということです。食は命の源です。生きる上で最重要課題となるのが食なのです。

 エンチャイルドと子どもたちとの関わりは、主に「教育支援」ですが、本質的には「食」が問題解決の核心であるということを常に感じています。

 貧困であるということは、空腹であるということなのです。

 山極先生は言います。
 「改めて家族というものを定義してみると、それは『食事をともにするものたち』と言うことができます」

 人類社会はいつの時代も貧困や飢餓の問題に直面しています。
 多くの人々がこれらの問題を解決しようと努力していますし、MDGsにしろ、SDGsにしろ、いずれもこれらの問題を主要テーマに据えています。これは国家運営の根幹に関わることでもあります。

 では、問題解決のために一番大事なことは何か…。

 それがアドラーの言う「共同体感覚」であり、山極先生の示す「共食」「共育」という「人間(人類)らしさ」であり、エンチャイルドが掲げる「心の国境を超えた家族愛の絆(8エレメント)」ではないかと改めて感じています。

ENCHILD



 

 


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 NPO活動を進める上で、刺激を与えてくれている思想の一つにアドラーの心理学があります。

 アドラーはこのように語っています。

 「人の行動はすべて目標によって確定される。人が生き、行為し、自分の立場を見出す方法は必ず目標の設定と結びついている」

 目標が設定されなければ何事も始まらないということです。

 私たちは多くの要因によって、それらの影響によって動かされている、行動させられているという考え方もありますが、それは主体的な生き方ではありません。

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 アドラーはこのようにも述べています。

 「成功と幸福は主として目標の問題である」

 原因(過去)を中心として生きるのか、目的(未来)を中心として行動するのかによって、人の人生は大きく変わっていきそうです。

 NPO活動においても、原因の分析を主体に行う場合と、目標の設定を主体に行う場合とでは大きく結果が違ってくるということを経験的も感じます。そしてさらに重要なことは、どのような目標を設定するのかということです。

 NPO活動でいえば、いかに社会的に有用な目標設定ができているかということです。

 アドラーは、目標設定をするときにも「共同体感覚」が大切だと指摘します。
 アドラーの言う共同体感覚とは、人に対する深い信頼感であり、社会への奉仕する感覚を指しています。

 エンチャイルドは、より良い共同体を形成する要素(エレメント)として8項目(共生・共食・共育・共助・共創・共有・共感・共観)を挙げています。そしてその中心あるものを「心の国境(境界線)を超えた)家族愛の絆」と表現しています。

 「家族愛の絆」は、アドラーが言う「共同体感覚」と非常に近い概念だと思います。
 
 エンチャイルドは「心の国境を超えた家族愛の絆による教育支援」を行うことを目標としています。子どもたちを勇気づけ、彼らの成長をサポートすることを目標に活動してきました。
 
 私たちが掲げた目標が、より良い社会を実現するものとなり、人々に成功と幸福をもたらすものであることを信じて、2021年も活動してまいります。

ENCHILD






































 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 フィリピンの学校事情ですが、従来は、6月~3月の期間で学校の授業が行われ、4~5月が夏休みというのが1年の流れでした。

 ところがコロナ禍に覆われた2020年度は、長期のロックダウン、自宅待機期間を経て、10月からオンライン授業もしくはモジュール授業(プリント学習)というスタイルでの「学校」の始まりとなりました。

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本来なら、こんなふうに授業を受けるはずの子どもたち
(写真は、ミンダナオ島ブトゥアン市マウグ小学校の児童たち)

 現地の情報によれば、2021年6月まで「授業」が行われて、7月の1カ月あるいは 7~8月が長期休暇となるようです。

 ですから2021年度は、8月あるいは9月からのスタートになるようですが、これらの予定は全て暫定的なもののようです。

 エンチャイルドの奨学生たちの様子を聞いても、オンライン授業ができている子も一部いますが、プリント学習や、各自で課題をこなすという「授業」が多いようです。

 エンチャイルドと縁のあるカロオカン市の小学校の先生からは昨年の10月ごろ、モジュール授業への支援要請がありました。

 別の取り組みを優先したため、今に至るまでその要請に応えずじまいですが、やはりこの援助はしなければならないと思っています。

 改めて現地の最新の事情を確認した上で、オンライン授業あるいはモジュール授業の支えとなる取り組みをせねばと考えております。

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 というわけで、3月に入ったあたりから2021年最初の教育支援プロジェクトを始動させる計画です。

 3月初旬にはプロジェクトの詳細をご案内できると思います。

 日本もそうですが、エンチャイルド奨学生たちからのお便りを読みながら、学生たちが学業へのモチベーションを保つことが本当に大変だということが分かります。多くの子どもたちが強いストレスにさらされている状態です。

 この1年、OKOME-Projetの実施、オンライン・スタディー(交流プログラム)の開催を通して、エンチャイルド奨学生たちのケアに努めてきたつもりですが、これから6月までの3カ月間、少しでも彼らの学業の支えとなる教育支援を実践していきたいと思います。
 
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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
 
 2020年度の大学生のエンチャイルド奨学生たちのエッセイを紹介いたします。

 今回お届けするのは、マリル・マリオン・モンテルビオさん(ケソン市バランガイ・ホーリースピリット)のエッセイです。

 彼らは現在の自分を見つめながら、率直にエッセイとしてつづってくれています。
 ぜひエンチャイルド奨学生たちの等身大の姿に触れてみてください。

マリル・マリオン・モンテルビオさん(中央)
中央がマリル・マリオン・モンテルビオさん

ケソン市バランガイ・ホーリースピリット
マリル・マリオン・モンテルビオさん
フィリピン・ベストリンクカレッジ在学中
https://bcp.edu.ph/home

 Good day! I’m Maryll Marion Monterubio, scholar from Barangay Holy Spirit. Studying at Bestlink College of the Philippines, I am now a 2nd year college taking Bachelor of Secondary Education. I go to college because I know education will allow me to pursue and reach my dreams. It will improve my skills and make me more confident. I want to finish college to graduate of course, and also to become successful in the future. 

 こんにちは! バランガイ・ホーリースピリットのエンチャイルド奨学生、マリル・マリオン・モンテルビオです。
 フィリピンのベストリンクカレッジで勉強している私は、現在、中等教育を専攻している大学2年生です。
 
 私は教育を受けることを通じて夢を追い求め、実現できると考えて大学に進学しました。大学進学は私のスキルを向上させ、私はより自信を持つようになるでしょう。もちろん大学を卒業して、将来成功したいと思っています。

 I believe that being more educated and hard-working person will help me to reach my dreams, to have a better life, better job and better salary to support my personal needs and for my family. When I graduate, my diploma and success will be dedicated to God, friends, family and especially to our dearest sponsors who help and support me to achieve what I want to be. This will serve as a gift for you guys, I really want to give back to all of you.

 教育を受け、勤勉な人になることで夢を実現し、必要を満たし、家族をサポートするためのより良い生活、仕事、収入を手に入れることができると信じています。
 私が卒業する時、私の卒業証書と成功は、神、友人、家族、そして特に私がなりたいことを達成するために私を助け、サポートしてくれた最愛の支援者の皆さんにささげます。これは皆さんへの贈り物になります。本当に皆さんに還元したいと思っています。

 I chose Bestlink College of the Philippines not because of my friends, they recommend this school to me. I take Bachelor of Secondary Education because my dream is to be a teacher. I want to teach and give lessons for my future students not only for the lessons we have in school, I also want to teach and share to them my life experience. 

 私がフィリピン・ベストリンクカレッジを選んだ理由は友達がいるからではありません。友人が私にこの学校を勧めてくれたからです。
 私の夢は教師になることなので、私は中等教育の学科を専攻しています。将来の生徒たちのために、学校で学んだことだけでなく、私の人生経験を交えて教えたいと思っています。

 I want to share my experiences and struggles while studying and dealing with the problems. I want them to learn how to face everything and how to fight in every problem, because I think it may lead them to be successful. Reflecting to my previous years, being a college student is awesome but sometimes I feel like my physical and mental health will give up. Having so many paper-works, projects and lessons that needs to study for the quiz or exams with a very short time is very hard.

 課題を研究し対処しながら、自分の経験と苦労を将来の教え子たちに共有したいと思います。成功につながるかもしれないと思うので、課題に立ち向かう方法や問題に対処する方法を学んでもらいたいです。
 これまでを振り返ると、大学生であることは素晴らしいことですが、諦めたくなることもあります。短期間で試験のために勉強する必要があり、多くの書類、プロジェクト、レッスンがあるので非常に困難です。

 But despite of all this struggles, I always choose to fight, I think about the persons who always believe in me. They believed in my strength, so I must believe in myself too. I want to continue being a College Beneficiary of NPO-Enchild because it helps me a lot. It helps me for my studies, it helps me financially and it helps me and give inspiration to continue everything. I want to prove that I deserve to be their scholar. 

 しかし、困難があったとしても私はいつもそれに対して戦うことを選びます。私を信じてくれている人のことをいつも私は考えています。彼らは私の強さを信じてくれているので、私も自分自身を信じなければなりません。

 私はNPO-ENCHILDの大学の受益者であり続けたいと思っています。エンチャイルドの支援は私の学業を助け、経済的にも役立ち、全てを継続するためのインスピレーションを与えてくれます。
 私は私自身がエンチャイルドの奨学生に値することを証明したいと思います。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 【452】のジョニー・ボロンガイタさんの寄稿の内容からも現地のフィリピンの教育事情、現在抱える課題がどのようなものであるかが伝わってきたと思います。

 マニラ首都圏で活動するエンチャイルド・フィリピンのキアノ事務局長からも現地情報が届きましたのでご紹介いたします。

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キアノ事務局長(右)とパメラさん

 親愛なる山歩さん
 お久しぶりです!

 私が得た、フィリピンの学校のスケジュールについての最新情報をお知らせします。

 今年度(2020年度)は、2021年6月に終了します。
 夏休みを短くするかどうかについては、教育省がまだ検討中のため、次年度の開始時期はまだ決まっていません。
 パンデミックが続いているため、次年度においてもオンライン形式での授業が継続する可能性がさらに高くなっています。

 パメラさん(MH・デル・ピラーの先生)の情報によると、教育省はまだ、次年度において対面での授業を検討するための調査を行っていない状況だということです。

 次年度の学校のスケジュールについて最新情報が分かり次第またご連絡します。
 この情報がお役に立てることを願います。ありがとうございます。

キアノ・ロメロ

※参考情報として、グローリアセブさんのウェブサイトの情報をリンクしておきます。
https://gloleacebu.com/distance_class/

ENCHILD







 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今回は、フィリピン・ミンダナオ島北東部地域のエンチャイルド責任者、ジョニー・ボロンガイタさんの寄稿を紹介します。

 ボロンガイタさんは、ミンダナオ島ブトゥアン市にあるカラガステート大学の教授をしています。
 ボロンガイタ教授は、コロナ禍にあって、学校教育が直面する困難について誰よりも実感している関係者の一人です。

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INSIGHTS OF COVID IMPACT..
新型コロナウイルスによる打撃についての洞察

 A lot of things happened in the world today due to Covid 19 pandemic.  Many are being affected financially, physically, emotionally and spiritually. There are people facing difficulties in life because of losing the job and nowhere to go. There is a great problem of raising the family without job, and difficulty of sourcing out income generating activity to survive.  Some got sick and getting weaker because there’s no food to eat, others even died in hunger. Psychological problems have also experienced by some who are great affected by this tragedy hitting almost everybody.

 今日、新型コロナウイルスのパンデミックにより、世界で多くのことが起こりました。
 多くの人が経済的、肉体的、感情的、精神的に影響を受けています。失業し、行き場所がなくなり、困難に直面している人々がいます。
 仕事がない家庭が増加している深刻な課題と、収入を生み出す活動をつくり出す困難があります。食料が不足し、病気になり衰弱する人もいれば、空腹で亡くなる人もいます。
 この悲劇的な影響を大きく受けて、ほとんどの人が心理的な問題も経験しています。

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 One of the most affected essential systems in the world is education. Here in the Philippines, especially public education, is doing the modular way of providing learning activities to students which is considerably a very difficult approach, that seems giving no learning at all on the part of the students. Most of the teachers and students if not all, are waiting for the face-to-face classes to provide more vivid teaching-learning experience to all. The school term will tentatively end this coming June and would start on August or September this year.  Everybody is hoping to live a normal, life the way people lived before. 

 世界で最も影響力を持つ重要なシステムの一つが教育です。
 コロナ禍のフィリピンでは、特に公教育において、学校から与えられた課題に家で取り組む、モジュール学習という方法が取られています。
 これは非常に難しいアプローチであり、学生たちに学びを与えていないように思います。
 全てではありませんが、ほとんどの教師と学生は、より生き生きとした教育を実現するために、対面式の授業が再開することを待ち望んでいます。
 今学期は今年の6月に暫定的に終了し、8月または9月に次年度の授業が始まる予定です。
 皆が以前のような普通の生活を送ることを望んでいるのが現状です。

Johnnie Bolongaita  
ジョニー・ボロンガイタ

ENCHILD


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
 
 2020年度の大学生のエンチャイルド奨学生たちのエッセイを紹介いたします。

 今回お届けするのは、ジュエル・メイ・ロキテさん(ミンダナオ島ブトゥアン市バランガイ・マウグ)のエッセイです。

 今回の翻訳は、エンチャイルドサポーターの山本さんにご協力いただきました。
 山本さん、ありがとうございます。

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オンラインスタディーツアーのジュエル・メイ・ロキテさん

Jewel Mae S. Loquite 
ジュエル・メイ・ロキテ

Saint Joseph Institute of technology taking up Bachelor Of Science in Secondary Education Major in English.
セント・ジョセフ工科大学 英語中等教育学科専攻

 I take this course because i believe that to help children is to gain knowledge and share your knowledge to children. I choose Sjit because i believe in sjit education at its best. Now that i became 2nd year College i can say that being freshmen is like chilling because you still dont know what to do and you dont feel pressure but now that I'm sophomore college i feel pressured and i can feel the intense study of being a teacher I know being a teacher is a hard job because you have to deal with pressure , hardships and stress but i dont care about the the pressure or anything as long as i can help with children who wants to learn and people who need to study for their future .

 私がこの学科を選択したのは、子供たちを助けるためには知識を得て、それを子供たちと共に分かち合うことが必要だと信じるからです。
 セント・ジョセフ工科大学を選んだのはこの学校の教育内容がベストであると感じたからです。

 新入生の時は何をすべきか分からず、おじけづいていましたが、私は大学2年生になり、プレッシャーも感じ、教師になるために一生懸命勉強しています。

 プレッシャーや困難、ストレスなど、さまざまな難しいことに対応しなくてはならないのが教師の仕事です。しかし私は、学びたい子どもたちを助けるため、また、未来のために勉強を必要としている人々を助けたいと思っている限り、プレッシャーやその他もろもろのことは意に介しません。

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 I’m striving to study to accomplish my dreams and to achieve my goals because i want to help my parents i know having a college daughter is hardship but because i have a enchild scholarship life is good but still having a difficult time because of this covid our family is facing a problem that every people facing right now but still I'm  decided to learn even though in online class but still i want to learn  despite of this pandemic coz i believe that the key to success is through knowledge 

Sincerely, Jewel

 私は夢を達成し目標に到達するために、勉強し努力を怠りません。なぜなら、大学生の娘を養うことは両親にとって困難なことですが、私はエンチャイルドの奨学金を受けることができた、とても幸運な学生だからです。

 コロナ禍による困難に多くの人が直面しているのと同じように、私たち家族もいまだその困難に直面しています。

 しかしオンライン授業で学びを続けることを選択した私は、このコロナ禍にあっても学業を通じて成功はなされると信じ、学びを続けていきたいと思います。

心を込めて、
ジュエル

ENCHILD


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 私たちは多かれ少なかれ、助け合って生きています。助けの要らない人はいないでしょう。
 共立の社会は共助の社会でもあります。

 今回は、助けること…、「ヘルプ」「サポート」「アシスト」の違いについて考えてみたいと思います。

 「ヘルプ」は、助けることです。
 本人(受け手)ができないことを代わって行うことです。

 「サポート」は、支えることです。
 本人ができることを前提に必要な時に必要な分を手助けすることです。

 「アシスト」は、補佐することです。
 本人ができるようにするために必要な補助をすることです。

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 エンチャイルドの活動は、いずれの場合もありますが、その中心を「サポート」に置いてます。

 貧困の5大要因(病気、無関心、依存、不正直、無知識)においてもそれぞれの要因に対する課題解決策が求められるわけですが、それが「ヘルプ」であるか「サポート」であるか「アシスト」であるかの区別が重要です。

 「サポート」すべきところを「ヘルプ」してしまう(し過ぎてしまう)と、本人の依存度を高めることになり、結果的に課題を解決できないこともあります。

 5大要因の中の「依存」という内容は、扱いの難しい問題です。とりわけ貧困問題の解決においては、「ヘルプ」の加減に注意しなければならないと思います。

 ミッションを遂行し、課題解決のための取り組みを行っていく上でも、上述のような支援の仕方(関わり方)の種類や程度の選択、段階的判断が求められます。

 私たちは一つでも多くのプロジェクトを立ち上げて支援活動を行いたいと思っていますが、それらの活動が「ピースアドボケイト」モデルの実現につながるものとなるよう、よく考え、適切な判断と共に取り組んでいかなければなりません。

 身近なところ、例えば子育てや後進の育成においても、同様の内容がポイントになるのではないかと思います。

 より良い社会をつくり上げていく上でも、「ヘルプ」「サポート」「アシスト」を区別して行うことが大切だと痛感しています。

 人助けは基本的に善いことですが、真に人のためになる人助けをしたいと思う今日この頃です。

ENCHILD

 

 
 

 

  


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 前回は、ヘッグマン教授の「貧困の世代間連鎖を断ち切る四つのキーワード」について紹介しましたが、今回はフィル・バートル教授の「貧困の5大要因」を話題にしてブログを書いてみたいと思います。

 この内容も過去のブログで何度か触れてきましたね。
 社会問題としての貧困について考察し、何が貧困を引き起こす要因となっているかを分析したものです。
  
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 フィル・バートル教授は貧困の5大要因として「病気」「無関心」「依存」「不正直」「無知識」を挙げました。

 要因を取り除くことによって問題を解決することができると考えれば、その要因をいかに除去するかという課題の解決策を見いださなければなりません。

 この解決策についてエンチャイルドの取り組みの現状と今後の可能性について考えてみましょう。
 実際のところ、エンチャイルドが課題解決策の対象となっている要因は、「無関心」「依存」「不正直」「無知識」の4項目です。
 
 「無知識」の課題解決策は、奨学金給付による教育支援を中心に取り組みます。
 「無関心」「不正直」「依存(心)」の課題解決策は、交流プログラムとピースアドボケイト教育を通してチャレンジしています。シニアハイスクール、大学生を対象としたエンチャイルド・ユースの取り組みも同様です。
 
 「医療」に関しては、他団体との連携の中で課題解決策を模索していきたいと考えていますが、現状の中で他の四つの要因を取り除くことのできる団体になることが当面のエンチャイルドの目標です。

 エンチャイルド奨学生たちの成長過程そのものがまさにその成果であり実績となることでしょう。
 彼ら自身が貧困状態から脱するだけでなく、自身もまた社会問題としての貧困の解決者となっていくことがエンチャイルドの目指している支援です。

 支援の動機を「家族愛」に置いていることから、「エンチャイルドファミリー」という言葉が自然と定着しましたが、これからはその基盤の上に「エンチャイルドスクール」をつくっていきたいと考えています。

 社会問題としての「貧困」を解決する学校(塾)です。

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 エンチャイルドスクールは、「貧困」に打ち勝つ子どもたちを育成する学校です。
 自らの自立はもちろん、共同体感覚を持った社会的に有用な人(共立に生きる人)を育成する学校です。
 知識や技術の習得(経済的自立)だけでなく、健康的・精神的・社会的自立をもたらす教育を行う学校です。
 8エレメントを満たすことのできる(実践・行動することのできる)人材を育成する学校です。
 
 エンチャイルド奨学生を卒業した若者たちが、このエンチャイルドスクールの担い手となってくれることを望みます。

 実際の体験を通して学び、体得したことを生かして、後輩たち、弟・妹たちを導いてあげてほしいと思っています。

 設立から10周年を迎えたエンチャイルドが次なる目標としているのがエンチャイルドスクールです。
 
ENCHILD


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 ヘッグマン教授の「貧困の世代間連鎖を断ち切る四つのキーワード」は以前もこのブログで何度か紹介しましたが、このキーワードは一般的な子どもの成長と自立においても不可欠の要素だと感じます。

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 内的なものが外的なもの、見えないものが見えるものになって現れるとすれば、貧困にも内的な要因があるからです。

 昨日触れたマズローの欲求論の内容も併せて考察してみると、「愛着」「支援」「励まし」「刺激」もまた、自立期の子どもたちに不可欠のものと言えます。

 大人たちがタイミング良く自立期の子どもたちにこの四つを持って接し、関わることが大事だと思います。

 親、大人の側から言えば、

・子どもたちを愛すること(思いやりを持って接すること)
・子どもをたちサポートすること(過干渉、過保護にならず、子どもの自助自立を尊重しながら支えること)
・子どもたちを励ますこと(頑張れの連呼や叱咤激励というよりは、子どもを信頼し、関心を向けること)
・子どもたちを刺激すること(挑戦するチャンスやさまざまな体験の機会を与えること)

 ではないかと考えます。

 エンチャイルドもまた、このことを実践したいと考えて、取り組んできました。

・「交流プログラム」は子どもたちを愛し、励ますプログラムです。
・「教育支援事業」は子どもたちをサポートするプログラムです。
・「ピースアドボケイト教育」や「エンチャイルド・ユース」は、子どもたちに刺激を与えるためです。

 エンチャイルドのミッションは、名前のとおり、子どもたちを「エン」することです。
 「エン」(en、em)には、「encourage」(元気付ける、励ます)、「enhance」(価値を高める、向上させる)、「empower」(できるようにする、力を付ける」といった意味を込めています。

 これが「世界の(全ての)子どもたちを元気にしよう」というエンチャイルドのキャッチフレーズの意図するところでもあります。

 「愛着」「支援」「励まし」「刺激」。子どもたちにだけでなく、「もっと成長したい」と感じたなら、自分自身に対しても実践してみてはどうでしょうか。

ENCHILD


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 【443】の投稿で、山歩がやっている小6講座「夢をもとう、志をもとう、そして行動しよう!」プログラムについてご紹介しました。

 今回は、その内容を「マズローの欲求段階説」との関連で少しお話ししてみたいと思います。

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 このプログラムは、一種の成長プログラムです。欠乏欲求を超えて存在欲求(成長欲求)を中心に生きていく人間づくりを目指すプログラムです。

 人が成長し、自己(人間らしさ、自分らしさ)を実現し、さらに自己を超越して他者と共に生き、他者のために生きる自己超越者となる、アドラーの言葉を借りれば、正しい「共同体感覚」を持った人間になることを目指すプログラムです。


マズロー欲求段階説

 欲求というのは、人間の行動の動機(目的)となるものです。
 人が何事か行動をしようとするとき、人が何かを欲するとき、そこには何らかの欲求があるものです。
 
 マズローの理論を使えば、人が自己中心の行動を起こすのは欠乏欲求によると見ることができます。もちろん、欲求自体が悪いと言っているのではありません。問題は、欠乏欲求が満たされ、欠乏欲求を従として存在欲求を主体に生きられようになるかどうか、ということです。分かりやすく言えば、いかにして「大人」になるか、ということですね。

 ここで言う「大人」とは、自立と共立を両立できる人間のことです。夢と志を持って生きる人の姿です。
 「子ども」から「大人」への転換点を表すキーワードが「自覚と自尊心」です。存在欲求を主体とする生き方への移行期の基点となるものが「自覚と自尊心」の獲得です。
 
 個人差はありますが、小学校高学年から中学生期、あるいはティーンエージャー(13~19歳)と呼ばれるこの時期がその時であり、「自立期」と呼ばれる時です。

 自立期は、欠乏欲求を超えるような存在欲求を求め始める時期です。「自分は何者か」「私はどんな存在なのか」。ある種の哲学的な問題に生まれて初めて直面する人間の成長にとって非常に重要な時期となります。

 夢を持つこと、恋愛をすることにおいても、それが欠乏欲求によるものなのか、存在欲求によるものなのかによってそれは180度違うものとなってきます。

 「自覚と自尊心」という転換点を持つことができるならば、夢は志へと昇華し、愛は相手への思いやりや尊敬心を中心としたものとなっていくことでしょう。

 自立心の本質は、欠乏欲求を主体とする生き方から存在欲求(成長欲求)を主体とする生き方に転換していくことです。自立心は、独立心でもなければ、孤立心でもありません。

 現代社会は「承認欲求」の時代の中にあります。
 承認欲求が十分に満たされていないので、多くの人々が劣等感や無力感、無関心と依存の中で生きています。自己肯定感が低いのもそれが理由です。

 そこから抜け出すためには、十分に承認欲求が満たされる体験(プログラム)が必要なのです。
 「自分は何者か」「私はどんな存在なのか」…。自覚と自尊心を獲得し、自らの存在理由に向かって自分の意思で考え、判断し、その達成(実現)に向けて行動する(生きようとする)意志を育むプログラムが必要です。

 エンチャイルドでは「ピースアドボケイト教育」の名称でそのことにチャレンジしています。
 
 エンチャイルド奨学生たちのエッセイや体験記、感想文なども、以上のような観点を持ってお読みいただければまた新しい発見があるかもしれません。

 おっと、3分過ぎてしまいましたね。

 今日はマズローの段階欲求説との関連の中で、山歩が取り組んでいる成長プログラムおよびエンチャイルドのピースアドボケイト教育について説明してみました。

ENCHILD


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 子どもたちは多くの人に支えられて成長しています。

 フリーマーケットやチャリティーバザーなどで応援してくださっているかたがたもいらっしゃいます。

 心から感謝申し上げます。

 フィリピンの子どもたちの教育支援のために大切に使わせていただきます。

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ENCHILD


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 1時間かけてやっとこさ今日のブログを書き上げて公開しようとしたら、445回目にして痛恨の操作ミス?

 えっ? 何が起きた? 全て消えてしまったではないか!

 ショック…。

 「趣味を楽しむ」というテーマで書いたのですが…(ホントです。天地神明に誓って…)。

 エンチャイルドと直接関係のない内容だったので、ブログに嫌われた?
 
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 ああ、立ち直れない…。

 結論は、趣味を楽しみましょう、ということでしたが…。


 というわけで、今日はもうブログを書くのはやめて本でも読んで寝ようと思います…。

 おやすみなさい。

ENCHILD



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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
 
 【442】の投稿に続いて、2020年度の大学生のエンチャイルド奨学生たちのエッセイを紹介いたします。

 今回お届けするのは、リョウ・オマール・ニコラフ・タタロさん(アンパロ・ハイスクール出身)のエッセイです。

 彼の現在の状況や率直な思いをつづっています。ぜひお読みください。

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アンパロ・ハイスクール出身の奨学生たち(2018年12月)
右端がリョウ・オマール・ニコラフ・タタロ君

Tataro, Ryo Omarh Nikolav
リョウ・オマール・ニコラフ・タタロ (アンパロ・ハイスクール出身)
Polytechnic University of the Philippines (San Juan Campus) 
フィリピン工科大学(ポリテクニック大学・サン・ユアン校)
BS in Psychology
心理学専攻

 I’m Ryo Omarh Nikolav Tataro, I have been an ENCHILD scholar since 2016. As of the moment, I am taking my first year of BS in Psychology in PUP. To be honest, I thought I was going to stop for a year, due to the pandemic that is happening right now. Fortunately, PUP San Juan landed on my lap. I immediately grabbed the opportunity knowing that something like this won’t happen again. I registered to the school, and after that, I saw myself attending to online classes. I am hoping to be able to finish my studies so that I can grab a stable job, with a good monthly salary, so that I can be able to buy a house for me and my family. I don’t really have an exact job in mind, any job would be fine as long as my salary is enough for me to live comfortably.

 私はリョウ・オマール・ニコラフ・タタロです。2016年からエンチャイルドの奨学生です。現在、PUP(フィリピン工科大学)で心理学を取得しています。
 正直なところ、今起こっているパンデミックのせいで、1年は大学進学を諦めようと思っていました。しかし幸い、PUPのサン・ユアン校に合格することができました。このようなことは二度ないと思い、私はすぐにそのチャンスをつかみました。私は大学の進学手続きをし、現在オンラインクラスに参加しています。
 学業を修め、安定した仕事に就き、自立して自分や家族のために家を買うことができるようになりたいです。固い職業にこだわっているわけではありません。不自由なく暮らしていければどんな仕事でも構いません。

 I think I am very lucky, considering that I was able to enter PUP, which I think is one of the best schools in the Philippines. Luckily, I managed to get in their fourth batch. Honestly, before applying to PUP, I was feeling a bit hopeless, considering I applied for other colleges and I wasn’t picked. It was almost the first day of classes already, and I still don’t have a school. Fortunately one of my friend messaged me, saying that PUP San Juan was having a fourth batch. I applied for it and I got in. I took BS in Psychology because I was planning on taking law in the near future and also because I was interested in Psychology. 

 フィリピンの最高学府の一つであるPUPに入学できたことを考えると、私はとても幸運だと思います。幸いなことに、私はなんとか(PUPの心理学科の)第4期募集生に入ることができました。
 PUPに応募する前は、他の大学に応募しても合格できなかったことを考えて、少し絶望的でした。すでに授業の初日でしたが、まだ入学する学校がありませんでした。幸いにも私の友人が、PUPサン・ユアン校が第4期募集生を募っていることを教えてくれました。それですぐに入学の申請をしたところ、入学の許可が下りたのです。将来法律のコースを取ることを計画していたことと、心理学に興味があったことから、私は心理学科を選びました。

2016_アンパロハイスクール‗リョウ・オマール・タタロ君2
エンチャイルド奨学生になった2016年5月の支援式および交流会での
リョウ・オマール・ニコラフ・タタロ君(中央)

 College life is not what I expected it to be. They say that it was the happiest part of studying and I’ll say no it isn’t. I don’t know if it’s just because of the pandemic and the online classes but, it’s definitely not what I hoped for. When I was in high school, I always dreamt of being in college, living in a dorm, finding new friends, hopefully finding love life and just having fun. Right now, it not fun at all. Almost all professors will make you do something. I so swamped with school works right now. I think, if I wasn’t driven like I am now, I would have stopped studying. Thankfully, my goal was to finish studying, maybe even have an honor. I will try hard to finish with flying colors, to show how thankful I am for the support everyone has given me, especially ENCHILD. How I was able to grow as a person due to the seminars I’ve attended that was held by them. 

 大学生活は私が期待していたものとは違いました。人はそれが勉強する者にとっての最良の場であると言います。しかし私はそうではないと思います。パンデミックとオンライン授業のせいなのかどうかは分かりませんが、私が望んでいた大学生活とは異なるのです。
 高校生の時は、大学に通い、寮に住み、新しい友達を見つけ、恋愛し、楽しむことを夢見ていました。しかし今のところ、全く面白くないのです。ほとんど全ての教授は学生たちに何かをさせます。それで私は今、学校の課題でいっぱいです。
 もし私が今のような心構えがなかったら、勉強をやめていただろうと思います。しかし、ありがたいことに、私の目標は学業を修めることでした。ですから将来、見事に大学を卒業できるよう、私は一生懸命頑張るつもりです。特に、エンチャイルドの皆さんからのサポートに対して、私は皆さんにどれほど感謝しているか分かりません。参加したセミナーのおかげで、人として成長もすることができました。

 I hope to stay a part of the ENCHILD family up until I graduate. Firstly because my family is not financially stable. Having two sisters and my mom the only one working in our household, money is something that we can’t spend rashly. Secondly, being a part of ENCHILD for this long, I can’t help but to feel sad whenever I think of me not being a part of that family. Lastly, I hope to be able to help other students when I already have a job, and I hope to be able to choose ENCHILD as a platform where I can do that. Also, I’m still very excited and looking forward to more interactions with other scholars, more team buildings, more leadership programs and more seminars that I can be able to attend to. 

 私は卒業するまでエンチャイルドファミリーの一員であり続けたいと思っています。
 第一に、私の家族は経済的に安定していないからです。私の他に姉妹が二人いて、私の母だけが働いているので、お金には余裕がありません。
 第二に、この長い間、エンチャイルドの一員であった私は、自分がそのファミリーでなくなれば、悲しみを感じずにはいられないからです。
 最後に、私が将来就職したら、他の学生を助けることができることを望んでいるからです。
 私がそれを実現するためのプラットフォームとしてエンチャイルドを選ぶことを望んでいます。私は、他の奨学生たちとの交流、チームビルディング、リーダーシッププログラム、セミナーにまた参加できることを楽しみにしています。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今回の投稿は、エンチャイルドの活動に関するものではないのですが、 山歩が10年以上、個人として携わっている国内の自立支援プログラムを紹介します。ボランティアで行っているものです。

 題して、「夢をもとう、志をもとう、そして行動しよう!」プログラムです。
 具体的な内容としては、小学校6年生を対象とした作文(スピーチ原稿作成)とスピーチの講座ですが、単に作文を書けるようにする、人前でスピーチができるようになるというだけでなく、本質的には成長期にある子どもたちの精神的自立をサポートするプログラムです。
 1カ月1回程度の講座で1年でワンサイクルで行っているプログラムです。

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自立心を育てるプログラム
 小学校高学年から中学生(高校生)の時期は「黄金期」と呼ばれています。黄金期=自立期です。
 この時期は大人になるための自立心が芽生え、内外共に成長著しい年頃です。もちろん、個人差はありますし、子ども自身もその自立心(自立への欲求)をうまくコントロール(表現)できず、悩み多き時間を過ごす時期でもあります。

 一方で親御さんにとっても子育ての力量が問われる時期でもあります。
 10歳ぐらいまでの子とは違って、小学校高学年になったわが子の自立心と向き合うことは、そう簡単ではありませんね。過干渉にならず、放任せず、まだまだ依存心の残るわが子に芽生えた自立心をうまく引き出し、育ててあげなければなりません。

 反抗期…。まさに黄金期=自立期は、「反抗期」と言い換えることもできます。
 子どもの自立心を巡って親子間に生じる葛藤です。

 そんな自立期の入り口に立っているのが小学校高学年の子どもたちです。
 依存心と自立心の狭間で揺れ動く微妙な心理に悩まされているのが少年少女たちです。

 自立期は、自分の存在価値を認めてほしいという自尊心、承認欲求を満たしたいという思いが最も強い時期です。
 この時期は、自尊心への欲求を満たし、自立心を育てることがポイントです。ここで自尊心が十分に満たされず、自立心の芽がうまく育たないと、自己肯定感が低く、自信のない自分のまま青年期を迎えうころになります。場合によってはそのままの自分を一生ズルズルと引きずることになりかねません。

人間としての自覚と自尊心を引き出す「偉人伝」読書感想文
 同プログラムでは、まず「偉人伝」の読書感想文を書いてもらいます。
 狙いは、子どもたちの人間としての自覚と自尊心を刺激することです。
 偉人伝を通して自分自身の可能性への目覚めや、自らも偉人のように生きたいという向上心を持ってほしいと思っています。
 この時、技術的な意味での読書感想文の書き方も学びます。

「自分」新発見のための親へのインタビュー
 次に、子どもたちによる自分の親(家族)へのインタビューに取り組みます。
 子どもたちに両親や祖父母へのインタビューをしてもらいます。これは夏休みの宿題になります。
 お父さんやお母さんのこと、おじいちゃんやおばあちゃんにインタビューをして、家族のことを知り、そして自分についてより深く知ることが目的です。

 両親はどんな思いで自分を育ててくれたのか、祖父母はどんな思いで自分を見守ってくれているのか、生まれた時の自分、幼少の頃の自分はどんな子だったのか、親の望みは?などなど、親へのインタビューは新しい発見や気付きの時間となり、自分と家族に関する多くの情報を入手する機会となります。特に自分という存在への自覚を高めることがこのインタビューの狙いです。

「夢と志」実現のための行動プランを表明するのがスピーチ発表
 偉人伝に学んだり、インタビューを通して自分自身を見つめ直す時間を過ごすことは、将来の自分をイメージする上で不可欠な作業だと考えます。

 12年の振り返りとともに、将来の夢と志を構想しながら自立心を育んでいくのがこのプログラムの肝となります。

 夢とは、「将来なりたい自分の姿(生き方とか職業など)」ですが、志とは、世のため人のためにどう生きるかということです。このプログラムで意識していることは、自己の向上心を高めるとともに、社会の発展への寄与・貢献を志す気持ちや考え方を持てるようにしたいということです。

 教育支援は、自助自立を促し、共助共立の社会の担い手を育成すること、というのはエンチャイルドの理念と同様です。

 構想が構想で終わらないために、夢と志を表明し、その実現のための行動プランを発表するのがスピーチの目的です。そのためにスピーチ原稿を作成し、スピーチの練習も行います。

12歳の卒業スピーチは最初の「自立宣言」
 スピーチの発表は3月、小学校卒業の時期に行います。
 12年の人生の締めくくりとともに、新中学生として新しい出発をするための最初の「自立宣言」がこの卒業スピーチです。

 原稿の書き方やスピーチの仕方は具体的にアドバイスしますし、原稿を推敲し、スピーチの練習も繰り返し行います。
 中学や高校での小論文やプレゼンテーションにも役立てられるように技術的な面での指導もしっかり行います。

 というわけで、ちょっと長くなりましたが、山歩の「夢をもとう、志をもとう、そして行動しよう!」プログラムをご紹介いたしました。

 エンチャイルドとしても、今後国内の子どもたちを対象とする教育支援および社会教育プログラムを実施する方向で検討しています。

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