こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 ブログ未公開のエンチャイルド奨学生のエッセーをお届けします。
 ミンダナオ島北東部地域ブトゥアン市バランガイ・パガッパタンのレクサン・ジェーン・ラサップさんの寄稿です。

 ご紹介するエッセーは少し前のものですが、レクサンさんは現在、2021年度は大学3年生として頑張っています。

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右から3人目がレクサンさん(2019年5月)

【写真説明】
 彼女たちが手にしているのは、「グローバル・ユース・モデル(Global Youth Model)」の任命状。エンチャイルド奨学生たちが高校卒業時に任命されるタイトルです。彼らは世界の「ピース・アドボケイト(平和の推進者)」として生きていくことを宣誓します。

夢の実現、そして次なる夢へ

 私は子供の頃からいつか大学で学んでみたいと夢見てきました。そして今、その夢がかないました。すでに大学生活を体験している私は、徐々に数学の教師になるという夢に近づいています。

 私がカラガ・ステート大学を選んだのは、カラガ地域における名門校だからです。人生の目標を実現することにおいて、同大学への入学は私の助けになるに違いありません。

 数学が大好きな私は、数学の中等教育コースを専攻しました。私はそのことに満足しています。
 私は家族が困難な環境にいることを知っているからこそ、自分自身を鼓舞し続けています。家族が大変な環境で頑張っているのを見ているので、私は家族をずっとそのような環境で耐えさせるわけにはいかないのです。

 私たちが正しい道を歩むことができるようにサポートしてくださっている日本の支援者の皆さん、エンチャイルドの受益者に選ばれたことをとても光栄に思います。そしていつか私も皆さんのようになって、困っている学生たちを無償で支え、彼らが夢を実現する手助けができるようになりたいと思います。

レクサン・ジェーン・ラサップ

エンチャイルド・月刊ニュースレター(通巻第115号/2021年4月25日発行)より

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