こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 2月4日から北京冬季五輪が始まりました。
 アウトドアスポーツ、とりわけスキーは大いに風の影響を受ける競技です。自然の動き、風の動きにどのように対応するかで勝敗が分かれるのがスキージャンプです。

 人は飛んでも重力があるので落下します。
 いかに落下しないで空気に持ち上げてもらって遠くまで飛べるかです。この持ち上げる空気の力が揚力です。
 抗力(進行方向の反対向きに働く空気力)をいかに小さくして揚力をいかに大きくするか。

 2月6日にスキージャンプ男子個人ノーマルヒルで金メダルを獲得した日本の小林陵侑は、テレビ番組のインタビューの中で「風とけんかをしないでロスのないジャンプを目指している」というようなことを言っていました。

 自らの心身を鍛えるとともに、スキーを使って風とどう付き合うかが大事なんだなと、妙に納得しました。
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 これはスキージャンプだけの話ではないなあと思いました。
 人が生きる上でも「空気」の力というものが働いていると考えるからです。助走、踏切、飛行、着地という自分自身の技術(行為、行動)とともに、重力、抗力、揚力という「社会(人間関係)」の力とどう付き合うかです。

 社会(共同体)で生きるということは、自助努力と共助共感の両面が必要だということです。
 
 自分の限界を超えて挑戦する選手たちですが、個人・団体競技に限らず、結果は一人の力だけで得られるものではないということです。
 そのことは、アスリートたちが語る言葉の中から見いだされる共通項目でもあります。
 
 「空気」の力をいかにコントロールできるか。【8エレメント】にその秘訣(ひけつ)があると考えるのは山歩だけかなあ。

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