こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。 

 今回は、エンチャイルドの教育支援(エンチャイルド奨学生制度)の特徴について、改めて紹介したいと思います。

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 詳細は、info@enchild.org までお問い合わせください。


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【 月刊ニュースレター2021年11月25日号より 】

受益者から支援者へ~子どもたちの成長が教育支援のゴール

1.継続的な支援
 エンチャイルド奨学生本人とその保護者が望む限り、一定の条件を満たせば、ハイスクールあるいは大学卒業までの奨学金給付が継続されます。
 このことは本人と保護者にとって大きな意味を持っています。「継続的な支援が得られる」という保証(安心感)は、貧困下にある奨学生たちが学校生活を送る上で大きな心の支えとなります。

2.心の支援
 心の支援(精神的支援)は、子どもたちにとって不可欠なものです。なぜなら、心(精神)の自立なくして、頭(思考)の自立も体(健康、経済)の自立もなし得ないからです。
 エンチャイルドは、メンター(助言者)として奨学生たちをサポートする立場に立っています。日本の支援者の皆さまの存在がメンターであり、日比両国のスタッフたちもまた、そのような自覚に立って教育支援活動に携わっています。
 心の支援の一環として行っている取り組みに「共育交流プログラム」があります。具体的には、日本の支援者が現地を直接訪問して受益者と交流するスタディーツアーがその一つであり(コロナ禍の現在は、オンラインで行っています)、年に数回行われる奨学生(時には保護者も)を対象としたミーティング(交流会)やワークショップもその一環です。
 共育交流プログラムを通して、奨学生たちの自立心を育み、他者のために生きる、共立(共生・共助・共感)の精神を喚起します。

3.受益者から支援者へ
 「受益者から支援者へ」。これがエンチャイルドの教育支援のゴールです。
 自立と共立(ギブ・アンド・ギブ)に生きる青少年を育成するために、エンチャイルドでは小学校卒業時に「ピース・アドボケイト」(平和の推進者)のタイトルを奨学生たちに付与し、シニアハイスクール以上の奨学生たちは「エンチャイルド・ユース」(2020年10月に設立)のメンバーとして、夢と志に生きるピース・アドボケイトの実体となるための実践と体験にチャレンジしています。

ピース・アドボケイトの実体を目指す奨学生たち

 このように、エンチャイルドは奨学生たちを経済的にサポートするだけでなく、彼らの心の成長の支えになりたいと考えて教育支援を行っています。
 受益者であった子どもたちが成長して誰かの支援者となり、より良い社会実現の担い手(ピース・アドボケイト)となる、これがエンチャイルドの目指す教育支援です。

 現在、大学生のエンチャイルド奨学生(Global Youth Model)が増えています。彼らは遠からず、自らの力によって貧困の連鎖を断ち切るモデルとなることでしょう。
 地域社会や国家、さらには国境を超えて世界を舞台に活躍する人材となり、真の平和をつくり出すピースメーカーとなっていくことでしょう。

エンチャイルド ミッション2

 日本の支援者の皆さまには、子どもたちの成長のために、今後ともさらなる応援とご支援の継続をお願い申し上げます。

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