こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 昨日のブログ【876】で、ミンダナオ島北東部地域のエンチャイルド現地責任者、ジョニー・ボロンガイタさんの現地リポートを紹介しました。今回のブログでは、ボロンガイタさんのことについて書いてみたいと思います。

 このブログの読者、特にエンチャイルドの支援者の皆さまの中には、ボロンガイタさんのことをよく知っているというかたもいらっしゃることでしょう。

 スタディーツアーに参加して交流も持ったかたもいらっしゃるでしょうし、来日した際に交流したことがあるというかたもいらっしゃることでしょう。

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訪日研修ツアーで来日し、グローバルフェスタJAPAN2019の
ステージでスピーチするボロンガイタさん

 ボロンガイタさんと会って交流した人の多くは、その人柄に触れて彼のファンになります。ボロンガイタさんだけでなく、ボロンガイタさん一家のやさしさと愛情あふれる振る舞いに多くの日本の支援者は尊敬心と慕わしい気持ちを持ったことでしょう。

 エンチャイルドは多くのすてきなフィリピンの仲間たちに支えられていますが、とりわけボロンガイタさんは特別な存在です。「エンチャイルド」の精神を体現した人だと言っても言い過ぎにはならないでしょう。

 実際、ボロンガイタさんファミリーのエンチャイルド活動への貢献は計り知れません。

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グローバルフェスタJAPAN2019のエンチャイルドの
ブースでギターを弾くボロンガイタさん(右端)

 山歩がボロンガイタさんと初めて会ったのは、2004年のことです。運命的な出会いでした。
 山歩が初めてフィリピンを訪ね、ミンダナオ島ブトゥアン市で教育支援に取り組んだ最初の活動でボロンガイタさんと出会いました。地元の有識者の一人として私たちに協力してくださり、現地の活動においても支援式や奨学生たちとの交流プログラムでMCを務めるなど、重要な役割を果たしてくれました。 

 ボロンガイタさんと山歩が生まれ年も誕生月も同じだったのも、二人の絆を深める要因になったと思います。互いに音楽が大好きで、言葉を超えた交流を深めてくれたのもまさに音楽でした。たくさん一緒に歌いました(言葉が十分に通じないので歌うしかなかったとも言えますが…)。

 ボロンガイタさんは大学教授です。哲学と英語を教える先生です。そして音楽の才能にあふれた人です。
 ボロンガイタさんの夫人は、ご自分の夫のことを「学生には厳しい先生なんですよ」と話してくれたことがあります。
 実際、彼は明るくフランクな人柄であると同時に、誠実で責任感の強い人間です。「アティチュード(態度や心構え)」を大切にする人です。

 私自身、ボロンガイタさんを通して多くのことを学びました。

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OKOME-Projectの最前線でも汗を流してくれました
(左がボロンガイタさん)

 ボロンガイタさんにミンダナオ島北東部地域のエンチャイルド現地責任者になっていただいたのは、2014年のことでした。そのいきさつは、いつかお話しする機会があると思います。
 
 以来、日本のエンチャイルドとボロンガイタさんファミリーは二人三脚で活動を行うようになり、ミンダナオ島北東部地域のエンチャイルドは教育支援の新たなステージを目指すこととなったのです。

 ボロンガイタさん夫妻には一男一女のお子さんがいらっしゃいます。二人のお子さんたちもまた、エンチャイルドと共に成長してきたといっても過言ではないでしょう。

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左端がボロンガイタさんの息子さん、右端手前が娘さん

 今日は思いつくままにボロンガイタさんのことについて書いてみました。
 彼は山歩にとってエンチャイルドの同志であり、パートナーであるとともに、親友であり兄弟です。

 山歩にとって、ボロンガイタさんファミリーは国境を超えた家族愛の絆を結び育んだ、まさに「家族」なのです。

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スタディーツアー(ミンダナオ島ブトゥアン市マサオ・ビーチ)
右端がサングラス姿のボロンガイタさん

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