こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 文学や芸術は何をもたらすのか。
 文学や芸術は果たして私たちの生活に必要なものなのでしょうか。
 なくてはならないものなのでしょうか。

 山歩はなくてはならないものだと考えます。
 「在る」ことを、どこまでも肯定してくれるもの、それが文学であり芸術なのかもしれません。

 さて、何事も3回、というわけで、今日も詩を紹介します。
 まど・みちお(1909~2014)の詩です。
 まど・みちおは「やぎさん ゆうびん」の詩で有名ですね。

 リンゴ

 リンゴを ひとつ
 ここに おくと

 リンゴの
 この 大きさは
 この リンゴだけで
 いっぱいだ

 リンゴが ひとつ
 ここに ある
 ほかには
 なんにも ない

 ああ ここで
 あることと
 ないことが
 まぶしいように
 ぴったりだ


 Apple

 I set an apple
 here

 the apple's space
 is filled,
 brimming with just
 this apple

 one apple, itself
 here, singular
 and enough,
 nothing extra
 
 what's here
 and what isn't
 fit together
 so perfectly
 they dazzle

 いかがでしたか?
 皆さんはこの詩を通して何を感じるでしょうか。
 何が見えてきたでしょうか。

 「在る」ことに対する絶対肯定感。
 「在る」ことは、それだけですでに完全であり、完璧であるということ、ですね。

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