こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。 

 当ブログ、エンチャイルド広報ブログは、この2年余りの間、たくさんのエンチャイルド奨学生たちの「声」を紹介してきました(まだまだこれからも続きますが…)。
 エッセーとしてつづったもの、大学生としての抱負メッセージとして書かれたもの、オンライン・イベントでのスピーチで語ったものなど、奨学生のさまざまな思いを活字や動画でご紹介してきました。

 お読みいただいて、いかがでしょうか。
 どんな感想をお持ちになったでしょうか。


 昨日、ミンダナオ島北東部地域ブトゥアン市バランガイ・パガッパタンのレクサン・ジェーン・ラサップさんの寄稿を紹介しながら、奨学生たちの置かれた境遇や今日までの歩み、その成長に改めて思いを馳せる機会を得ました。

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前列左から2人目がパガッパタンのマーストレル君、前列右端がレクサンさん(2012年)

 ミンダナオ島北東部地域ブトゥアン市のバランガイ・パガッパタンから最初の奨学生が誕生したのは、フィリピンで教育支援活動を始めて3年目の2006年のことでした。

 活動初年度の2004年はバランガイ・マウグの子どもたちを中心に30人ほどの奨学生が選ばれました、2年目の2005年はバランガイ・ロサンゼルスの子どもたちが中心でした。

 3年目の奨学生募集に当たって、私たちは一つのリクエストを提示しました。
 ブトゥアン市で最も困難な地域の子どもたちを支援させてくださいと。

 そして選ばれた地域がバランガイ・パガッパタンです。
 パガッパタンはアグサン川沿いにあった部落ですが、当時、洪水被害によって壊滅的な影響を受けていた地域でした。

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パガッパタン地域の様子
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 そのパガッパタンの奨学生の一人が、レクサンさんであり、マーストレル君です。この二人は、2011年にエンチャイルド奨学生となりました。
 パガッパタンの子どもたちはその後ハイスクールを卒業した子たちもいますし、残念ながら途中で奨学生資格を失ってしまった子たちもいます。

 その中で、大学進学を果たし、自立・共立への道をしっかりと歩んできたのがマーストレル君であり、レクサンさんです。

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2013年当時のパガッパタンの奨学生たち
前列左から3人目がレクサンさん、4人目がマーストレル君

 支援が必要な子どもたちは世界中にたくさんいます。フィリピンにもたくさんいます。
 エンチャイルドはその中のほんの一握りの子どもたちの支援しかできていません。

 彼らは「貧困」という言葉でひとくくりにされる存在ではありません。
 一人一人が天から与えられた固有の人生を生きています。

 昨日のレクサンさんのエッセーを通してそのことを改めて実感しました。

 エンチャイルドは一人でも多くの奨学生たちに、望む者には大学進学の夢を実現させたいと思っていますし、困難な状況にある子どもたちの一人でも多くの教育支援を実現したいと考えています。

 そのためには支援の輪の拡大が不可欠です。
 皆さん、どうか、貧困下にある子どもたちへの教育支援へのご協力をお願いいたします。

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 ご案内です。

 7月2日(土)午後3時より、オンライン・スタディーツアーの位置付けでの「日比オンライン交流会」を開催いたします。

 とても楽しいオンライン・イベントです。ぜひご参加ください。

 関心のあるかたはお気軽にNPO法人エンチャイルド(info@enchild.org)までお問い合わせください。

 皆さまの参加をお待ちしております。参加ご希望のかたは、6月末までにご一報ください。



 世界の子どもたちを元気にするプロジェクトを応援してみませんか?

 エンチャイルドは子どもたちのサポーター大募集中です!

 国際協力、海外教育支援に関心のあるかたは、info@enchild.org までお問い合わせください。

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