こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今はまだ、日本の学校もフィリピン の学校も夏休み中、ですね。
 パンデミック以前なら、フィリピンは4~5月が一番暑い季節でもあり、本来は夏休みの時期でした。そして6月初旬、雨季の始まる頃に新年度の学年期が始まるというものでしたね(コロナ禍故に、この2年でフィリピンは学校の年間スケジュールも変わってしまいました)。

 現地を直接訪問するエンチャイルドのスタディーツアーは主にこの時期(5~6月)、夏休みの終わりから新年度の始まる頃に行われていました。懐かしい…。
 もう3年もスタディーツアーを実施できていません。

 8月、新年度を迎える準備万端で、やる気も満々のエンチャイルド奨学生たちも少なくないでしょう。

 ところで、読者の皆さんはどんな夏季休暇を過ごされましたか?

 山歩はこの夏、お盆の時期としては5年ぶりとなる帰省を果たしました。
 山歩の故郷では、送り盆の翌日から3日間が夏祭りです。コロナ禍の影響で今回の開催は3年ぶり。

 今年の北東北は長雨の水害に見舞われ、北東北に位置する山歩の故郷もその影響を受けていました。

 天候が心配されましたが、祭り初日の前日には「不思議な夕焼け」が…。神秘的な夕焼けを眺めながら、明日は晴れるかな、とひそかに期待しました。
 そして初日は予想どおりの晴天となり、無事に地元神社の神輿を中心とした祭礼行列が練り歩くことができました。
 
 しかし夜にはまた大雨。祭り2日目の午後には、近隣の市町村からも多数参加団体が集まる盆踊りの祭典が開催される予定です。雨ずっと続き、午前中もザーザー降り。これは駄目かなと思いきや、なんと昼になると雨はやんで予定どおり祭典は無事開催。まさに神様に祝福された3年ぶりの祭りとなりました。

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祭りの前日。雨天が続く中での「不思議な夕焼け」

 久しぶりの祭りへの参加であったこともありますが、「祭りっていいな」と、改めて感じましたし、祭りを愛する人々の思いに触れて、じわっと感動を覚えました。
 山歩の故郷は、過疎化と少子高齢化が進む、北東北の田舎町。伝統芸能を継承する子どもたちも減っています。

 祭りは伝統を相続する歴史の再生装置だなと思いました。
 過去を現在に再生させ、現在を未来へとつないでいくために、祭りを存続させることが重要な“鍵”だと感じます。

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祭礼の行列を彩る子どもたち
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 子どもたちは人類共通の宝物。これはエンチャイルドも共有している考え方ですね。
 子どもたちは未来を創る存在。「地方」の存続も子どもたちという存在にかかっていると感じます。
 
 わが故郷の子どもたちのためにも行動を起こさなければならない、そう強く感じた今回の帰郷でした。
 
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 9月10日、オンライン・スタディーツアー(日比オンライン交流会)を開催いたします。
 奮ってご参加くださいませ!

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 皆さまの参加をお待ちしております。参加ご希望のかたは、9月8日(木)までにご一報ください。
 また、日本側の出し物として歌などのパフォーマンスやプレゼンを希望されるかたは、9月4日(日)までにお知らせください。お問い合わせは下記メールアドレスまで。

info@enchild.org
NPO法人エンチャイルド事務局

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2015年に行われたスタディーツアーのワンショット
(ミンダナオ島ブトゥアン市バランガイ・マサオの浜辺で)

エンチャイルドへの参加方法
スタディーツアー(日比交流会)、説明会、報告会、セミナー、
ワークショップなどの活動は、現在、主にオンラインで行っています。

次回は、9月10日(土)午後3時より開催いたします。


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