こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
今回は大学生の抱負メッセージの紹介です。
MLQ小学校出身のエンチャイルド奨学生、クリスティン・メイ・バクードさん(20歳、フィリピン工科大学 土木工学専攻 2年)のエッセーをお届けします。
コロナ禍におけるフィリピンの大学事情がよく分かる内容です。ぜひお読みください。
翻訳は、サポーターの山本さんにご協力いただきました。
山本さん、いつもありがとうございます。
クリスティン・メイ・バクードさん
これまでとは大きく異なる学習環境にシフトしたことは、まさにこの1年で経験した最大のチャレンジです。
これまで私は、クラスメートや講師のかたがたと物理的に(対面で)交流しながら学ぶ環境に慣れていました。実際に体験しながら学ぶことで仲間との絆を感じることができますし、それはオンライン学習では得られないものです。
これまで私は、クラスメートや講師のかたがたと物理的に(対面で)交流しながら学ぶ環境に慣れていました。実際に体験しながら学ぶことで仲間との絆を感じることができますし、それはオンライン学習では得られないものです。
私は1学期に約10科目、1年間で合計20科目を履修しています。授業はオンラインで行っています。文字通り2〜3時間、端末の前に座っているわけです。携帯電話を使ったオンライン学習に対応するのは難しいので、私はノートパソコンを借りることにし、奨学金から毎月支払っています。自分の悩みや課題を共有できる人が少ない中で、一人で全ての授業を学ぶのは本当に大変なことです。
それに加えて、学ぶための環境も必要です。対面式の授業とは違い、わが家は狭いので、勉強に集中できるようなプライベートな空間がないのです。
2021年の10月4日に次年度を迎えますが、状況は変わっておらず、また同じような課題を抱えることになりそうです。
工学部で対面授業を行う可能性は政府によって承認されていますが、マニラ首都圏では新型コロナウイルス感染症の感染者がまだ多く、集団予防接種が遅れているため、時間がかかるかもしれません。
2021年の10月4日に次年度を迎えますが、状況は変わっておらず、また同じような課題を抱えることになりそうです。
工学部で対面授業を行う可能性は政府によって承認されていますが、マニラ首都圏では新型コロナウイルス感染症の感染者がまだ多く、集団予防接種が遅れているため、時間がかかるかもしれません。
昨年度からオンライン学習の仕組みが分かってきたので、今年度はどのように乗り越えていくか計画を立てることができました。
昨年度の課題であった交友関係については、学生団体に所属して知り合いを増やし、土木工学科の先輩がたと知り合うことができました。その中で、自分の選んだ教科を見極め、科目の難しさへの不安も軽減されました。サイバー空間にも少しずつ慣れてきて、社会生活を送るために活用しています。
昨年度の課題であった交友関係については、学生団体に所属して知り合いを増やし、土木工学科の先輩がたと知り合うことができました。その中で、自分の選んだ教科を見極め、科目の難しさへの不安も軽減されました。サイバー空間にも少しずつ慣れてきて、社会生活を送るために活用しています。
今年の私の抱負は、これまでとは大きく異なります。私は点数ばかりを極めようとすることを諦めました。その代わりに、そこから何を学ぼうとするかを追求しようと思います。
自分に厳しくすることをやめたのは、結局のところ、逃げられるのは自分自身であることに気付いたからです。賞を取るために勉強するのではなく、将来のキャリアを築くために勉強するのです。どんなに成績が良くても、それだけで心の健康を補うことはできないので、常に自分の心の健康を最優先することを心に誓っています。
自分に厳しくすることをやめたのは、結局のところ、逃げられるのは自分自身であることに気付いたからです。賞を取るために勉強するのではなく、将来のキャリアを築くために勉強するのです。どんなに成績が良くても、それだけで心の健康を補うことはできないので、常に自分の心の健康を最優先することを心に誓っています。
この数年間、エンチャイルドが私の人生の旅に寄り添ってくれたことに感謝しています。この間、エンチャイルドの一メンバーからエンチャイルドにおける地域のユースリーダーになりました。
他のリーダーとめったに話すことができなかったので、グループチャットで気軽に楽しめるのは、とてもいい気分です。私は今度のエンチャイルドのイベントに参加することに対してワクワクしています。そこで皆さんと会えることを楽しみにしています。
2021年10月3日
クリスティン・メイ・バクード
クリスティン・メイ・バクードさん(右端、2018年当時)
Shifting to a learning setup that is a lot different from where I used to be is indeed the greatest challenge that I have experienced for the past year. I've been used to a learning environment where I get to interact physically with my classmates and instructors. Aside from the fact that I can learn while having first-hand experiences, I can feel companionship among my colleagues—something that our online setup of learning cannot offer.
I approximately have 10 subjects per semester, with a total of 20 for the whole academic year. We do our classes through online meetings. Literally sitting in front of our devices for 2-3 hours. I find it hard to cope up with the online learning using mobile phone that is why I've decided to loan for a laptop which until now, I'm still paying the monthly installment through my scholarship allowance. It is really challenging to learn all concepts by yourself, with less people that I could share and open my burdens and problems to.
Aside from those, having a conducive environment for learning is a need. Our house is small, and I have no private space to help me concentrate with my studies unlike during face-to-face classes. We will be having our next academic year this October 4, yet the situation hasn't changed, and we will be dealing with the same issues all over again. Possibility of face-to-face classes in engineering programs has been approved by the government yet it might take some time here in Metro Manila since the COVID cases are still high and mass vaccination rolls out slow.
Having an insight of how online learning setup works from the previous year, I was able to plan how I'm going to overcome this academic year. Since one of my issues last year was companionship, I joined student organizations to know more people and meet my seniors in Civil Engineering. Through that, I could gauge my chosen program and lessen my anxiety over the difficulty of subjects. I am slowly getting used with cyberspace and using it to build my social life.
My aspirations this year are way different from what it is before. I have given up pursuing academic validation. Instead, I tend to do things in hopes of learning from it. I stopped being too hard on myself because I have realized that at the end of the day, it will still be myself that I could ran to. I won't be pressuring myself to study for awards, rather for the sake of learning and building up my future career. I have promised myself to always put my mental health as my top priority because no amount of academic achievement could compensate for it.
I am grateful that Enchild has been with my journey through these years. From being a member to becoming a youth leader of our area. It feels great to be able to talk to other leaders seldomly, have some casual fun in group chats. I'm excited for other Enchild's upcoming events. How I hope to meet everyone soon.
Bacudo, Cristine Mae D.
Bacudo, Cristine Mae D.
クリスティン・メイ・バクードさん(中央、2018年当時)
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9月10日、オンライン・スタディーツアー(日比オンライン交流会)を開催いたします。
奮ってご参加くださいませ!
皆さまの参加をお待ちしております。参加ご希望のかたは、9月8日(木)までにご一報ください。
また、日本側の出し物として歌などのパフォーマンスやプレゼンを希望されるかたは、9月4日(日)までにお知らせください。お問い合わせは下記メールアドレスまで。
また、日本側の出し物として歌などのパフォーマンスやプレゼンを希望されるかたは、9月4日(日)までにお知らせください。お問い合わせは下記メールアドレスまで。
info@enchild.org
NPO法人エンチャイルド事務局
2015年に行われたスタディーツアーのワンショット
(ミンダナオ島ブトゥアン市バランガイ・マサオの浜辺で)
コメント
コメント一覧 (1)
コロナ禍の大変な中にあっても、経験、体験することから学び、よく考えて頑張っているなということが分かる内容でした。
地球村山歩
がしました