こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
GW、大型連休に入りましたね。
今日は2日目、皆さん、いかがお過ごしですか?
昨日は、台風を思わせるような天候でした。
北の方では雪も降ったとか…。
さて、今日も活字で読む「ENCHILD NEWS & REPORT」をお届けします。
活字と動画と両方でお楽しみいただけるとうれしいです。
今回紹介するのは、「ENCHILD NEWS & REPORT 2021年11月15日号」からです。
同2021年11月15日号では、2021年10月30日土曜日、日本時間午後3時(フィリピン午後2時)からミンダナオ島マガリャネス・ブハン小学校出身のエンチャルド奨学生(16人中14人が参加)を対象としたオンライン共有ミーティングの様子をダイジェストで伝えたものです。
それでは、動画の登場順にスピーチの内容とテキストでご紹介いたします。
1.
★アービー・ジョイ・アルカラさん(グレード11、17歳)★
新型コロナウイルス感染症のパンデミックの中、私が経験してきたことについてお話ししたいと思います。
昨年から続いている新しい教育システムに、私はまだ慣れることができていない状況です。
モジュール学習(プリント)で出される課題はとても難しいです。
2週間で20種類の課題を提出しなければならないので大変です。
コロナ禍で両親の仕事が安定しなくなってしまい、経済的に大変なことも勉強を続ける上での課題になっています。
全ての出来事には天の計らいがあるといわれます。
だから私は今の困難も必ず乗り越えられると思います。
以上です。
マリアン・ケイ・アポストルさん
この間、私が経験した葛藤、困難についてお話しします。
新しい学習システムについていけるように私たちは今も奮闘中です。
正直に言うと、私はこの学習の方法にプレッシャーを感じています。
モジュラー学習に毎日私は苦労しています。学習内容を理解するのが難しいことと、課題がたくさんあるためです。
しかし、より良い将来の夢に向けてプレッシャーに負けないように頑張ります。
今は人生における克服すべき試練の時です。
希望を失うことなく、目標を高く持って進みます! ファイト!
3.
★ブリジェード・ビラルビアさん(グレード11、17歳)★
皆さん、こんにちは。
新型コロナウイルス感染症パンデミックの中での困難は、「新しい日常」の下での学習形式に対応することです。
先生たちから教室で直接教えてもらうことができないため、今の学習形式に合わせるのには高いハードルがあります。
(家で学習しなければならないので)環境的に気が散ってしまうことも多く、私にとって時間の管理が大きな課題です。
今もなお、学習が上手くいくように模索中です。早く元どおりの学習形式に戻れることを願っています。
以上です。
ありがとうございます。
4.
★現地コーディネーター、ジョニー・ボロンガイタさんのまとめ★
ジョニー・ボロンガイタさん
ミーティングを通じて私たちが理解したことは、ほとんどのエンチャイルド奨学生たちが今の教育システムに対応することに大変苦労しているということです。
(学校から与えられた課題のプリントに家で取り組む)モジュール学習について言うと、議論が完全に尽くされ得ないまま学生たちにこの教育が施されているところがあり、それ故、学生たちは困難を強いられているということです。
提出物の期限に十分な時間がないことで、奨学生たちがストレスが受けていることも事実です。
しかし将来成功を収めようとすれば、皆さんは諦めることなく力強くあらねばなりません。
勉強を辞める必要はありません。一生懸命取り組むべきです。
奨学生たちが直面しているもう一つの課題は、コロナ禍で保護者が失業したり、収入が減ったりしていることから生じている経済的な困難です。
そのような状況下にあっても、将来の夢に向かってエンチャイルド奨学生たちは奮闘し、一生懸命学習に取り組んでいます。
しかし、この経済的な問題は重大です。
モジュール学習の提出課題を理解するのに時間が掛かり、睡眠不足になっている学生もいました。
難しい状況ではありますが、エンチャイルド奨学生たちは前向きな姿勢で忍耐力を持って取り組んでいます。
コロナ禍での学習の妨げてしまっている要因の一つとして、インターネット接続の課題があります。
オンライン環境に必要な機器や環境がない場合、学習が非常に困難です。
接続機器がある場合でも、ノイズや遅延などが生じることで学習が進まない場合もあります。
これも彼らが直面している課題です。
このような状況が続いていますが、皆が同じように困難な状況にあるのです。
私が皆さんを信じて言いたいことは、「Determination(熱意)」「Motivation(刺激)」 「Inspiration(感化)」の模範になりましょうということです。
刺激してくれる人、感化してくれる人が誰もいなければ、皆さん自身が自分を刺激するのです。
結果として全ては皆さん自身のためになるということをどうか忘れないでください。
お話ししたいことがもう一点あります。
先ほど皆さんは以前のスタディーツアーのビデオを見ましたね。
私たちが交流を通じて幸せな時を過ごした時の思い出深い映像でした。
思い出してみてください、そこで皆さんが刺激を受けたことを。
エンチャイルド・ファミリーはいつも共にあるのです。
眠ることなく、留まることなく、いつも共に…。
ですから私は、今日この瞬間も、皆さんが一緒に参加してくれていることに感謝します。
間もなく、お互いに直接会うことができる素晴らしい時がやってくるでしょう。
この間、皆さんは随分成長しましたが、次に対面する時にはもっと成長していることでしょう。
その時には、日本にいるエンチャイルドのお父さん(理事長)と兄弟姉妹の皆さんとの再会もかなうでしょう。
ぜひ、(ビデオを見て思い出し)刺激を受けてください。
ENCHILD NEWS & REPORT 2021年11月15日号