こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今回から、しばらく「エンが世界を救う」というテーマでブログを書いてみたいと思います。
エンが世界を救う
 今から9年前、2011年月3月11日、東北地方太平洋沖地震およびこれに伴う福島第一原子力発電所事故による災害が発生しました。これが東日本大震災です。

 当時、アメリカにいた知人がテレビニュースで被災した日本の様子を見ながら「日本が沈没する!」と思ったと言っていました。それくらい世界に衝撃を与えた大災害でした。(警察庁の発表:2019年12月10日時点で、死者1万5899人、重軽傷者6157人、警察に届出があった行方不明者2529人)

 私自身も、千年に一度ともいわれる大災害を目の当たりにして、連日、テレビや新聞、ネットの情報から目を離すことができませんでした。

 まさに終末の様相を呈する大災害でしたが、私はこの「3・11」に遭遇した日本の人々の姿を通して“日本の底力”を見た思いがしました。

 多くの犠牲者が生じてしまったこと、愛する人、家族を失ったかたがたの悲しみには言葉もありませんが、「3・11」を振り返ることでこれからの日本、ひいては世界の未来に必要な内容を見いだすことができると考えますので、このようなテーマで論じることをご容赦くださいますようお願いします。

 さて、当時の海外メディアの報道内容を振り返ってみましょう。


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 日本人の感覚では特別なことだと思わないかもしれませんが、海外、世界の常識(災害発生時に起る混乱やパニック状態、暴動、商店の略奪など)から見れば、未曾有の大災害の中で見せた日本人の行動は驚きと称賛をもって受け止められたのです。

 では、世界の人々は日本人のどんな行動に共感したのでしょうか。

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 実はこのような点は、日本人にとっても改めて気付かされた内容だったといえるかもしれません。多くの日本人が「日本人」であることを再自覚した瞬間だったのです。

 このような、秩序を守り、協調し、助け合う姿に私たちは「和の精神」を再発見することになります。

 「3・11」をきっかけに和の精神、和の文化が見直され、再びクローズアップされるようになりました。同時にそれは日本人のアイデンティティーが刺激される契機となったことを意味していました。

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 日本人が見せた日本の底力、そこに「和の精神」の血流を見いだすことができるのですが、そもそも和の精神はどこから生じたのでしょうか。それはどのようにして形成されてきたのでしょうか。

 次回は、和の精神の源流について考えてみたいと思います。(続く)

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