こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 エンチャイルドのスタディーツアーに参加されたかたの感想を紹介しています。

 今回は、2019年5月16日~20日に行われたスタディーツアーに参加したマンスリーサポーター会員(男性)のかたの体験記をお届けします。

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ボロンガイタ氏(左)とカロック・アン小学校の児童たち

「エンチャイルドは荒れた地に“種をまく人”のようです」

 今回の現地訪問を通して、ミンダナオ島ブトゥアン、マガリャネス地域のエンチャルド奨学生の教育活動を担当している、ボロンガイタさんとそのご家族の「心からの支援」の大きさを、改めて実感しました。

 ボロンガイタさんは、「8エレメント(エンチャイルドが掲げる社会教育目標:共生、共食、共育、共立、共助、共有、共感、共観)」の内容を深く理解し、その実践者となっています。また、地域におけるエンチャイルドの活動への理解者、協力者を増やそうと努力しています。

 今回のスタディーツアーの期間中に、ボロンガイタさんが今後の取り組みのアイデアとして、「エンチャイルドスクール構想」というものを提案していました。エンチャイルドスクールとは、ピースアドボケイト(共立・共助による共生社会の担い手)の育成を目的とした私塾のような教育施設のイメージでしょうか。とても素晴らしいアイデアで、ぜひ実現したいと思いました。

 どのような活動でも、その根幹には理念や哲学が不可欠です。ボロンガイタさんの姿勢から、私自身も八つのエレメントをより深く理解していかなければならないと反省させられました。

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ミンダナオ島マガリャネス、カロック・アン小学校で
フィーディング・プログラムを管理するボロンガイタ氏

 この国の社会システムのようになってしまったと思える貧困の連鎖という荒野の前では、エンチャイルドの活動は、本当に小さな活動です。しかし、その活動を通じて育った子供たちの中から、やがて貧困の連鎖社会に変革をもたらす人物が出てくると、私は期待し信じています。

 エンチャイルドは荒れた地に「種をまく人」のようです。種が育ち、育った木にやがて実がなって、大地に新たな種を落として芽吹きをもたらしてくれることを信じます。

 活動が新しい段階に入り、より多くの支援が必要とされています。支援の輪の拡大が私に与えられたミッションだと感じています。

(マンスリーサポーター会員、男性)


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