こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 エンチャイルドのスタディーツアーに参加されたかたの感想を紹介しています。

 今回は、2018年3月16日~19日に行われたスタディーツアーに参加したマンスリーサポーター会員(女性)のかたの体験記をお届けします。

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「エンチャイルドでの体験はお金に代えられないもの」

 私にとって2年ぶり3回目のスタディーツアー参加でした。
 最近のエンチャイルドの様子など、あまり分からないままのツアープログラムのスタートでしたが、改めて「エンチャイルドの活動は素晴らしい!」と感じました。

 スタディーツアー前のオリエンテーションの時やツアーの要所要所で、ヘッグマン教授(シカゴ大学教授、ノーベル経済学賞受賞者)の「貧困の世代間連鎖を断ち切る四つのキーワード」について理事長が解説してくれました。

 過去のツアーの参加経験から、四つのキーワード、「愛着 attachment」「支援 support」「励まし engagement」「刺激 stimulation」が必要であり、エンチャイルドでも行っていることだなと理解してはいましたが、現地に行って子供たちやスタッフと関わる中で改めてそのことを実感しました。

 現地に行くことで奨学生やその家族、スタッフはもちろん、フィリピンという国にも愛着が持てるようになるし、金銭的な支援は当然ですが、SNSでのやり取りやギフトを渡すことで励ましになり、「頑張ろう!」という刺激を与えることができると感じます。
 
 また、それらは支援する側から一方通行で流れていくものではなくて、逆に私たち日本人や日本に愛着をもってもらえると思うし、私自身彼らと連絡を取り合ったり、彼らの頑張りを聞くことで、「私も頑張ろう!」という仕事などへのモチベーションになっているのも事実です。

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 今回、多くのエンチャイルド・フィリピンのスタッフやボランティアが中心となってプログラムを進めてくれました。空港に到着した時にもらった手作りのレイから始まり、歓迎交流会や図書支援&読み聞かせプログラムなど、「ここに集った人たちみんなにとって良い時間になるように」という彼らの熱い気持ちを感じました。
 このように着実に進歩しているエンチャイルドの活動を今回肌で感じて、自分自身ももっと主体的な意識をもってツアーに臨めたらよかったと反省しました。

 月に一口千円の支援をし、時間とお金を割いて現地を訪問する。ただそれだけを聞けばお金のかかることですが、私がそこから得たものはお金に代えることのできないものばかりです。
 エンチャイルドの活動やツアーを通して出会った人とのつながりや経験が生きていく上での心の支えにもなっています。

 人間関係が希薄になってきている日本において、このように心のつながりを感じることができる人にどれだけ出会えるかというのは、とても貴重なことだと思います。
 国は違っても同じ人間同士、分かり合えないことはないし、「家族なんだなぁ」と感じることもできます。

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 毎回スタディーツアーに参加するたびに、「感じてきたものをそっくりそのまま言葉で表し伝えることができたら、もっと支援者を増やすことができるかもしれないのに」と感じますが、こればかりは一人一人が実際にこの活動に触れて実感してもらうしかありません。

 これからも、エンチャイルドの活動に触れてもらうキッカケをつくるにはどうしたらいいのかについて、日々考えていけたらと思っています。

(マンスリーサポーター会員 女性)


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