こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
エンチャイルドの社会教育プログラムでは、「夢を持つこと(夢を描くこと)」「志を持つこと(価値ある生き方を目指すこと」を強調します。
夢と志を持つことの意義のようなことは、このブログでも以前何度か書きましたので、今回は夢を実現するための技術(方法)について触れてみたいと思います。
これは登山家の栗城史多さん(故人)がお話ししていたことですが、彼はあるラジオ番組で「夢は10回口にすればかなう」と言っていました。
「かなう」は「叶う」ですね。「十」回「口」にするのが「叶う」ことだというわけです。
実際、栗城さんは世界の最高峰を単独無酸素登頂の計画を実現するために、常にスポンサー(資金提供者、協力者)を探すために「夢」を語り続け、「計画」を訴え続ける生活を送ったのだと思います。
夢の実現は、本人の努力はもちろんですが、内容によって周囲の理解や協力が不可欠です。周囲の人々や関係者の皆さんを説得し、納得させなければならないという状況もあるでしょう。
夢を自分だけの思いや妄想で終わらせないためには、自分の夢を説明できるようにならなければなりません。
夢を語るべき第一の相手は自分自身です。
まず自分自身が「そうだ。私の夢はこのようなものである。必ずや実現しなければならないものだ。ぜひ実現すべきものである」と納得できるものを描かなければなりません。
そのために、自分が実現したい夢の内容を具体的に書いてみることが大切です。
「5W1H」の観点でおのおのの項目を書き出してみましょう。
■WHO:誰がその夢を実現したいのか?
誰のためにその夢を実現したいのか?
夢の実現に当たって関係する人は誰か?
■WHAT:実現したい夢の内容は何か?
何を実現したいのか?
■WHY:なぜその夢を実現したいのか?
■WHEN:その夢はいつまでに実現したいのか?
その夢を実現するためのロードマップは?
■WHERE:その夢はどこで実現するのか?
■HOW:その夢を実現するためには何をどのようにしなければならないのか?
どうでしたか?
書き出せましたか?
最低限、こういった内容を文章やプレゼン資料としてまとめる必要があります。
ご自分の手帳に夢の実現のためのプランを書き込んでみてください。
こういった内容を書き出せれば、その夢は実現に向かう第一歩を踏み出すことになるでしょう。
夢の内容が単に個人的な事柄ではなく、社会的(他者との)関わりが伴うものであれば、それを公開(共有)する必要があります。
エンチャイルドの取り組んできたクラウドファンディングによるプロジェクトも一種の「夢」のようなものです。
「実現したい事」=「夢」といえるのかもしれません。
夢を具体的に実現しようとすれば、現実的には難しいこと、面倒くさいことの連続かもしれません。でも夢実現への思いが強ければ強いほど、試練や課題はむしろ刺激やモチベーションとなって実現力を高める要因となっていくことでしょう。
エンチャイルドの活動そのものが夢の実現のためですが、個々のプロジェクト、クラウドファンディングの取り組みは夢実現のための技術を身に付けることのできる良い機会です。
「マイプロジェクト」やクラウドファンディングへの関りを通してぜひ夢実現のための技術を高めてくださればと願っております。
コメント