こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
 
 ブログナンバー【101】で一度紹介したラケル・カブエニェスさんのメッセージを再度紹介いたします。

 というのも、このスピーチが行われたは2011年5月のこと。エンチャイルドHISTORY「2011年」の一コマだからです。

 7年間エンチャイルドの奨学金支援を受けて2011年にハイスクールを卒業したラケル・カブエニェスさん。卒業生を代表してフィリピン・ミンダナオ島ブトゥアンを訪れた日本の支援者に語ってくれたメッセージです。

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卒業生を代表してあいさつするラケル・カブエニェスさん

「私は決して忘れません」

 まず、日本の支援者の皆さんに、継続して私たちを支援し続けてくださっていることに感謝します。

 皆さんの支援がなければ、学校に通えなかった児童もいますし、学校で何をすべきか見いだせなかった児童もいます。
 私たちは皆、なぜ学校に行けないかを知っています。それは経済的な理由があるからです。

 日本の支援者の皆さん、皆さんは私たち支援児童の人生の一部となっています。そして皆さんは私たちに感化を与える存在です。私たちは皆さんを尊敬しています。

 3月(2011年3月11日)に起こった地震と津波による災害はとても大変だったと思います。
 日本の経済にも打撃を与えたことでしょう。私はその時、奨学金支援がストップしてしまうのではないかと思いました。

 しかし、それは余計な心配でした。大きな災害が遭ったにもかかわらず、皆さんは支援を継続してくださっています。それは、日本の兄弟姉妹の皆さんが本当に愛の心で子供たちに支援をしてくださっていることの証しですし、本当に私たちを手助けしたいと思ってくれているということです。

 そのことを私たちは神様に感謝します。資金をつくるということは簡単な仕事ではないことを知っていますが、今後も日本の支援者の皆さんがフィリピンの子供たちの学業を手助けしてくださるよう願っています。

 皆さんが貢献してくださった支援のことを私は決して忘れることはないでしょう。私は皆さんを決して忘れません。支援者の皆さんが私にもたらしてくれたことをいつも思い出すことでしょう。

ラケル・カブエニェス


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