こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
  
 エンチャイルドHISTORYをお届けしています。

 前回に続き、2012年のスタディーツアーに参加されたかた(30代、女性)の体験記を紹介します。
 
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フィリピン・ミンダナオ島ブトゥアン市マウグ小学校の児童たち

「家族だから助けたい」を実感!

 奨学金支援をするようになってから、ずっと現地訪問ツアー(スタディーツアー)への参加を希望していましたが、4月の訪日研修ツアーで来日した子どもたちと交流する中で、その気持ちがいっそう強くなり、ツアーに参加することを決めました。

 実際に現地に到着してみると、想像を超えた歓迎ぶりに圧倒され、エンチャイルドの教育支援プロジェクトが今までフィリピンに与えてきた影響、このプロジェクトの素晴らしさ、日本での努力が確実に実っているということを実感し、とても感動しました。

 それを何よりも感じたのが、学校訪問と支援式典の時でした。現地の子どもたちは私たちがびっくりするくらいの歓声の嵐で迎えてくれて、それだけ待ちわびてくれていたことがとてもうれしかったですし、溢れる感情を真っすぐに表現してくれる子どもたちのことが、初対面にもかかわらず、とても愛(いと)おしく感じました。

 「プロジェクトのビジョンである “人類は一つの家族”ってどんな世界なんだろう? そもそも家族って、一体何?」

  そんな気持ちが心の片隅にずっとありましたが、「その答えがまさにここにあった!」と感じました。

 私にとって、フィリピンは今や第二の故郷です。いつでも帰りたいし、皆と会いたい。子供たちのことが心配だし、一緒に泣いたり笑ったり、同じ「時」をもっと過ごしたい。だって、そこには、“家族”がいるから……。

 理屈では説明できない世界がそこにありました。どんな言葉を並べても表現できない世界がありました。「家族だから助けたい……」。その言葉を本当に実感しました。

 フィリピンの“家族”を助けるためには、もっと多くのかたの力や理解が必要です。今、日本にいて、助けを求めている“家族”のために私ができることは、一人でも多くの人にOCOPを伝えていくことであり、体験した思いを伝えていくことだと考えます。そして、一人でも多くの子供の夢を叶えていくことのできる世界を築いていきたいと思います。そのために自分にできることを探していきたいと思います。


ENCHILD


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