★3分で読める社会貢献★エンチャイルドblog

NPO法人エンチャイルドの広報担当、地球村山歩がお届けするブログです。エンチャイルドは、主にフィリピンの子どもたちを対象とする教育支援と共育(草の根国際交流)活動を行っている非営利団体です。子どもたちが受益者から支援者へと成長していくために、「ピース・アドボケイト(平和の推進者)」の育成に重点を置いて活動しています。支援先現地を訪問するスタディーツアーを年に2回実施程度しています(2020~2022年度はオンラインで実施)。サポーター、スタディーツアー参加者募集中です! お問い合わせください。★世界の子どもたちを元気にしよう!★

Category: 非営利活動


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 長年NPO活動に携わりながら感じていることの一部をお話ししたいと思います。 

 何事もでしょうが、一つの仕事、それなりの事業というものを進めようとすれば、業務遂行能力が求められるということです。

 熱意、誠意、創意工夫の点においては、エンチャイルドもいい線いっているのではないかと思ったりするのですが、いかがでしょうか。そうでもない? 賛否両論あり?

 やはり問題は実行力であり、業務遂行能力ですね。
 これが伴わなければ、熱意も誠意も創意も宙に浮いてしまいます。

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 現時点でのエンチャイルド(=山歩)が備えなければならない能力(解決すべき課題)は以下のとおりです。

(1)時間管理力:いかに時間を生み出すか。いかに限られた時間で業務をこなせるかです。

(2)資金調達力(ファンドレイジング):いわずもがなですが、お金なくして事業は進みません。

(3)計算力:ずばりお金の計算能力です。四則計算から始まり統計分析まで、計算ができなければ事業の継続は不可能です。

(4)英語力:現地との関係においては120%求められる不可欠な能力。翻訳作業も無限大。

(5)日本語力:国内の活動においては必須。一方通行ではない、伝わる日本語。コミュニケーション能力なくして熱意も誠意も創意も伝わりません。

(6)法律への理解力:NPO活動も法の下で行われます。特定非営利活動促進法の理解はもちろん、国内法に加えて、海外の法律やその背景となる文化にも通じなければなりません。

(7)各種編集・情報発信力:特に広報活動に求められる能力です。活字編集だけでなく、映像編集、各種メディアを使った編集能力が発展するためには不可欠です。今はコンピューターや情報通信技術も使いこなせなければ何も進みません。

 間もなく令和4年度が始まります。

 もちろんコロナ禍や国際情勢による影響という変数の存在も考えなければなりませんが、目の前の解決すべき課題をクリアできれば間違いなく前に進むことができるはずです。
 
 上記七つのスキルアップが令和4年度のエンチャイルド事業推進の鍵になると考えます。

 新年度、熱意と誠意と創意を持つことはもちろん、山歩もこの七つのスキルアップに努めます!


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今日は、ちょっとだけお金の話。

 お金がなければ活動できない。
 お金は必要だが、お金が目的ではない。
 
 彼らも私たちもお金を必要としている。
 しかしお金に支配されることが目的ではない。

 私たちの活動の目的はお金で彼らを支配することではない。 
 彼らはお金の支配から解放されるために支援を必要としている。

 支配は依存を招き、依存は支配を呼び起こす。
 支配してもいけないし、支配されてもいけない。

 お金は「個」のためでなく、「共」のために使う。
 依存してはいけないし、依存させてもいけない。

 お金とは何か。人間の生き方を問う分岐点である。
 どの道を選ぶかは人間の問題である。

 お金に依存してはならない。
 お金に支配されてはならない。

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 2月16日23時42分カーリング日本女子、日米戦を制す。日本予選リーグあと1勝で準決勝進出へ。

【ENCHILD INFORMATION】

 エンチャイルド事務局プロデュースで、3月中旬ごろからパイロット版「エンチャイルド日本語教室プロジェクト」を実施する予定です。生徒は、エンチャイルド・フィリピンのキアノ・ロメロ事務局長(フィリピン人、男性)です。いずれエンチャイルド奨学生を対象としたオンライン日本語教室を開講したいと考えています。

 日本語のできる現地(フィリピン側)エンチャイルド関係者が増えることは教育支援事業を進める上で大変プラスとなります。

 つきましては、日本語を教えてくださるかた、日本語の先生」を募集いたします。
 
 ★募集期間【2月13日~3月13日】★

 応募先着順優先でご相談させていただきます。

 関心のあるかたは、エンチャイルド事務局(info@enchild.org)までお知らせください。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。 

 「非営利活動と自己実現」。今日は、非営利活動を推進するためにはどのような動機を持ったらいいのかということについて考えてみたいと思います。

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 人間の行動を起こさせる要因、すなわち動機(理由)となり得るものに「欲求」があります。

 米国の心理学者、アブラハム・マズローは、欲求を「生理的欲求(Physiological)」「安全欲求(Safety)」「社会的欲求〈親和欲求、帰属欲求〉(Love/Belonging)」「承認欲求(Esteem)」「自己実現欲求(Self-actualization)」の5段階で表現し、クレイトン・アルダファーによるモチベーション理論(ERG理論)では、欲求を「存在(Existence)」「人間関係(Relatedness)」「成長(Growth)」の三つに区分しています。

 マズローは、1~4段階の「生理的欲求」⇒「安全欲求」⇒「社会的欲求」⇒「承認欲求」を欠乏動機とし、5段階の「自己実現欲求」を成長動機としました。

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 欠乏状況を充足させることが行動を起こす理由となるというのが欠乏動機であり、自らを高め、自己の個性や能力を発揮して満足を得たいというのが成長動機です。
 成長動機は、報酬で満足するのではなく、自己実現の行動(成長)そのものが目的となるため、持続性の高い動機となります。

 どのような欲求による動機付け(モチベーション)で活動に関わるかによって「得るもの」が違ってきます。欠乏状況が充足すれば、その後その行動(行為)をやめてしまうかもしれません。一方で欲求が満たされないときには、その行動(行為)から離れてしまうこともあるでしょう。

 前回、非営利活動の推進力は目的志向であり、ミッション志向であると述べました。
 その意味で、非営利活動は欠乏欲求を満たしにくい(欠乏欲求に応えてくれない)活動かもしれません。
 
 受益者の欲求を満たすことができても、支援者の欲求が満たされなければ、活動の存続は難しいでしょう。

 エンチャイルドは、受益者も支援者も成長動機である「自己実現欲求」(さらには「自己超越欲求」=マズローが示した第6段階の欲求)による非営利活動の展開を目指しています。
 なぜなら、自己実現の場としての非営利活動の実現、さらには自己超越欲求を動機とする活動の場となってこそ、主体的(自主的)で持続可能な非営利活動となり得ると考えるからです。

 このことを、エンチャイルドでは<「ギブ・アンド・テイク」から「ギブ・アンド・ギブ」への転換>と表現しています。

 互いの個性や能力をいかんなく発揮し、互いに高め合い、他者(相手)を思いやる心で自発的に行動する非営利活動――そんなエン(empower, enhance, encourage)な活動でありたいと、思っています。
  
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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今日と明日は、「非営利活動と自己実現」というテーマで書いてみたいと思います。

 「非営利」は否定形の表現ですね。営利に非ず…。

 営利とは「利益を上げること」をいいますが、かといって、非営利活動は「利益を上げること」を否定しているものではありません。
 法律の意味するところでは、「(構成員に)利益を分配してはいけない」ということであり、利益(資金)は団体の活動目的を達成するための費用に充てなければならないということになります。

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 というわけで、非営利活動に携わっていると、もうかるか、もうからないかよりは、活動に対する目的志向、ミッション志向の方が強くなります。

 もちろん、収入がなければ支出することはできません。ですから、活動する目的=ミッションを遂行するために必要な収入を得ることは非営利活動において最優先事項の一つとならざるを得ません。収入がなければ活動(ミッションの遂行)も制限されてしまいますよね。

 ところで、目的には、その目的を求める何らかの理由や動機が存在します。
 心理学用語としての「動機」は、「行動生起の内的な直接因の総称。要求、欲求、願望、意図」といった意味で使われます。

 このことから、目的志向の度合いは、動機すなわち欲求や願望の影響を受ける、と考えることができそうです。目的志向を高めるためには、持続性の高いより強い動機を持たなければならないいうことです。

 非営利活動の推進力が目的志向、ミッション志向にあることは多く指摘されているところです。
 問題は、非営利活動を継続することの難しさです。持続性が高くて非営利活動を推進できるより強い動機とは、どのような動機なのか…。

 非営利活動がミッション志向である限り、「もうからないからやめる(やらない)」というわけにはいきません。「できる(やれる)範囲でやればいいのだ」という考え方もあるかもしれませんが、おそらくそのような「動機」では、ミッション志向のベクトルは下降線をたどるしかないでしょう。


 明日は、非営利活動を推進するためにはどのような動機を持ったらいいのかということについて考えてみたいと思います。(続く)

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今回は、ちょっとお金に関するお話をしてみたいと思います。

 お金の嫌いな人はおそらくいないでしょう。
 山歩もお金は嫌いではありません。いえ、かなり好きな方だと思います。

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 非営利活動と言えば、お金の匂いがあまりしないという印象のかたも多いかもしれませんが、山歩の経験によれば、非営利活動に従事するようになって、それ以前よりもお金に対する意識と関心がかなり高まりました。

 高まったのはお金そのものというよりも、お金の「使い道(目的)」に対する関心ですね。
 使い道が決まれば、そこに向かって突進するって感じです。

 もちろん営利活動もしてきましたが、どちらかと言えば、得意な方ではありません。

 でも分かったことは、営利活動も非営利活動も資金調達(ファンドレイジング)が不可欠だということ、社会的活動に経済力は不可欠だということです。

 山歩のファンドレイジングの原動力、推進力は、やはり「使い道」です。使い道がファンドレイジングのスイッチとなります。


 エンチャイルドのクラウドファンディングも8回ほど関わらせていただきましたが、いずれも「使い道」に対する強い目的観念と意志の力が資金調達活動をけん引し、導いてくれました。

 ファンドレイジングは投入(全力投球)あるのみです。「使い道」が決まったら、そこに向かってまっしぐらです。集中力が養われます。何度となく、「ファンドレイジングハイ」とでも言うべき、心と頭の高揚を感じながらクラウドファンディングに取り組ませていただきました。


 社会的活動は目的志向です。「使い道」がスタート(出発地)であり、ゴール(目的地)です。

 お金が主体ではなく、使い道が主体です。
 使い道が先導して、お金がそれについてくるといった感じでしょうか。

 特にクラウドファンディングの取り組みを通してそのことを体感し、学びました。


 山歩は以前、受益者であるエンチャイルド奨学生たちに「Time is money」という話をよくしていました。

 文字どおり、「時は金なり」ということですが、その真意は「時もお金も行動によって初めて価値を付与される存在である」ということです。

 時間もお金もそれだけでは意味がありません。目的を持った行為や行動と結び付くことによって時間もお金も価値を生み出すものとなるということです。

 ですから、子どもたちにお金だけを求めてほしくなかったのです。お金のためだけに時間を費やしてほしくなかったのです。

 貧困の世代間連鎖を断ち切るためにも、時間やお金に従属するのではなく、時間やお金の使い道(目的)を先に考える真に自立した人間になることを目指してほしいと願いました。それが主体的な行為や行動の起点となるからです。

 さあ、3分が過ぎましたね。
 それでは皆さん、エンチャイルドと一緒に「使い道」探しの旅に出掛けましょう。

サンタクロース for チルドレン 緑
 

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