★3分で読める社会貢献★エンチャイルドblog

NPO法人エンチャイルドの広報担当、地球村山歩がお届けするブログです。エンチャイルドは、主にフィリピンの子どもたちを対象とする教育支援と共育(草の根国際交流)活動を行っている非営利団体です。子どもたちが受益者から支援者へと成長していくために、「ピース・アドボケイト(平和の推進者)」の育成に重点を置いて活動しています。支援先現地を訪問するスタディーツアーを年に2回実施程度しています(2020~2022年度はオンラインで実施)。サポーター、スタディーツアー参加者募集中です! お問い合わせください。★世界の子どもたちを元気にしよう!★

Category: 歴史


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今日は何の日でしょう?

 9月21日、他の日と同様、この日多くの人たちが誕生日を迎えたことでしょう。 
 安倍晋三元首相もその一人となるはずでした。満68歳となるはずでした。

 2022年7月8日、巨星墜つ。安倍元首相は白昼、選挙の応援演説の真っ最中に暗殺されました。

 安倍元首相の政治的な評価については、ここではおいておきましょう。
 しかしこれほど、世界に覚えられた日本の政治家は近年まれであることは事実です。
 「シンゾウ・アベ」は、世界の影響力ある人物たちから一目置かれた希代の日本人でした。

 安倍さんは、国際社会で生きる国家リーダーの姿を見せてくれた人です。

 山歩流に言わせていただければ、安倍さんは自立心を持って生き、共立に生きようと、一歩一歩前に進んだ人です。時には三歩進んで二歩下がりながらも、前進することを恐れることのなかった国家的リーダーであり、国際的、世界的リーダーであったと思います。

 この世に生きていた安倍さんに「誕生日おめでとう」と伝えたことはありませんが、今日は「安倍さん、誕生日おめでとう」と言いたい気持ちです。

 死去からすでに70日余りが過ぎましたが、来る9月27日の「国葬」の日には、68歳の安倍さんに「さようなら。ありがとう」と言いたいと思います。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 本日(9月18日)、台風14号が接近する中、その影響でしょう、時折激しい雨に見舞われる中でしたが、 日比谷公園に行ってきました。

 なぜ、荒天の中、日比谷公園に? と思われるかもしれませんが、大阪から東京に来られていたエンチャイルドの支援者さんを日比谷公園のある場所にご案内することが目的でした。

 そのある場所とは…。このブログでは何度かご紹介してきた、フィリピンの独立の英雄、ホセ・リサールの胸像です。

 胸像には花束が手向けられていました。
 どなたか先に訪ねたかたがいらっしゃったのでしょう。

 日比谷公園のホセ・リサールの胸像に関しては、以前のブログの記事もぜひご参照ください。

【301】日比谷公園とホセ・リサール博士の胸像
【339】「異文化間交流」考①~ホセ・リサールと日本

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ホセ・リサールの胸像(後藤理事撮影)

 大雨の中、大阪のサポーターのかた、後藤理事、山歩の三人で、有名な首かけイチョウの側の松本楼でお茶をしながら、日比谷公園散策のタイミングを待ちました。

 支援者のかたと直接お話しする機会は貴重です。
 コロナ禍とともに支援者の皆さんとの直接お会いしての交流がすっかり減ってしまいました。

 支援者の皆さんと日比谷公園で散策しながら、エンチャイルドのお話をするのもいいアイデアだと思いました。紅葉の季節に企画してみようかな。

 エンチャイルド奨学生やスタッフの皆さんが訪日した際にも、必ずこの場所にご案内するようにしています。

 国際協力としての教育支援、国際交流を進める上で、互いの国の歴史や文化、社会事情を知ることは不可欠ですね。

 今回、初心に帰って勉強し直さないといけないなと、山歩は思いました。
 
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首かけイチョウ
(樹齢400年以上と推定されています/後藤理事撮影)
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山歩の知る限り、ホセ・リサールについて
説明させていただきました(後藤理事撮影)
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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今日12月23日は上皇明仁さま(日本の第125代天皇)の誕生日ですね。

 おめでとうございます。

 上皇陛下は1933年12月23日のお生まれで、満88歳になられました。 米寿(べいじゅ)ですね。「八」「十」「八」で「米」の字になることから88歳を「米寿」と呼ぶようになったといわれています。

 上皇后美智子さま(87歳)との仲睦まじいお姿をニュースで拝見しました。

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 上皇陛下が平成の天皇陛下だった頃の印象は、まさに「祈りの人」。災害が起これば、被災地に赴かれ、膝をついて国民と向き合い、老若男女一人一人の声に耳を傾ける。いつもほほ笑まれ、優しく語られましたが、その口調からは、常に凛とした筋の通った響きが伝わっていました。

 昨日、霊的な支援ということを少し書きました。
 祈り、そして祈る心は大切だと思います。
 私のために祈ってくれる人がいる、私の幸せや安全や健康を願う人がいる…、このことは大きな心の支えになりますよね。

 祈ることは相手を思いやること、愛することなのだと思います。
 絶対者の愛と力を信頼し、人との間に立って、切なる思いでつなぐこと、それが祈りなのかもしれません。

 災禍の続いた2021年ももうすぐ終わります。
 この一年を振り返りながら、愛する人々のために祈りをささげ、良き新年を迎える準備をしていきたいと思います。

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クリスマスカード2021
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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 皆さんは、ホセ・リサールという人物をご存じでしょうか。
 フィリピンに行かれたことのあるかたは、何度か聞いたことがあるでしょう。
 マニラの中心に位置する「リサール公園」の名称は、まさにこの人物の名前から取ったものです。

 ホセ・リサール博士(1861~1896)は、フィリピンの革命家であり、医師であり、著述家、画家、学者でもあります。
 フィリピン独立運動の中心的人物で、フィリピンの「国民的英雄」です。

 博士は日本に滞在していたこともあります。

 そのホセ・リサール博士の胸像が、東京の日比谷公園の一角に建てられています。
 碑文には、「フィリピンの国民的英雄 ホセ・リサール博士 1888年この地東京ホテルに滞在す」とあります。道を挟んで帝国ホテルが見える場所にあります。
 この胸像は、博士の日本滞在100周年を記念して1998年に建てられたものです。

 日比谷公園の名前に注目してみましょう。
 「日(日本)」と「比(フィリピン)」の谷間の公園ですね。
 ここにホセ・リサール博士の胸像が建てられていることの意味を感じます。

 写真は、2019年に訪日研修ツアーで来日したフィリピンのエンチャイルド・スタッフとエンチャイルド奨学生たちです。写真中央の胸像がホセ・リサール博士です。

 フィリピンのエンチャイルド関係者が来日した際には、必ず案内しています。

 皆さんも一度訪ねてみてはいかがでしょうか。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 エンチャイルドblogの投稿も今回が記念すべき100通目となります。

 ブログを始めた時には、2020年という年がまさかこのような事になるとは想像もしませんでした。

 ただ、日本においても世界的にも大きな節目の年になるだろうなという予感は昨年からありました。東京オリンピック・パラリンピックの開催だけではなく、何か国際情勢の大きな動きに対してです。

 こういう話は後出しジャンケンになってしまいますので、これぐらいにしておきます。

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 最近ご無沙汰の山歩き。「地球村山歩」の名が廃る!そうだ、山へ行こう!


 さて、緊急事態宣言発令後、2日目はいかがだったでしょうか?

 山歩も在宅での業務が多くなっていきそうです。それは私だけでなく、わが家の会社勤めをしている3人の子どもたちも同様です。3人のうち2人は今週の月曜日から在宅での業務を行っています。

 在宅の始まった二人は、普段でも会社で遅くまで仕事をしている方ですが、在宅でも結構遅くまで仕事をしています。

 「在宅勤務により、働く時間を効率化できるという期待がある一方で、ワーカーからは『仕事のON/OFFが切り替えづらい』『長時間労働になりやすい』という声も聞かれています」という指摘がネットに上がっていましたが、確かにセルフコントロール力、8エレメント流に表現すれば、「自立(自律)」の力が求められるのが在宅勤務だと思います。

 この新型コロナウイルス禍によって世界の在り方も私たちのライフスタイルも変わっていくのだろうなという気がします。

 アメリカのトランプ大統領の登場以来、自国(ファースト)主義とグローバル主義が対比して論じられるようになりました。新しいようで古くからある議論ですが、このテーマに対する議論をさらに深く掘り下げるきっかけになったのが今回の新型コロナ問題(事件といってもいいかもしれません)でしょう。

 「ウイルス」をきっかけに今、根本的な問題を見つめ、その解決のために動き出さなければならない待ったなしの年が「2020年」である、というのが歴史的意義なのかもしれません。

 過度な相互依存、共依存に陥ったためにうまくドライブできなくなった社会を、いかに調和の働く共立社会に変えていくかが解決の鍵となるように思います。

 続きはまた…。



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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 円の発想、和の精神は、持続可能な社会を実現し得るか、というテーマです。
 
 日本列島人が持つ底力、縄文時代という1万年以上の時間をかけて醸成された文化の力が源になっているのは間違いないと思います。

 私はこの文化の力を「“エン”の文化力」と呼んでいます。
 サミュエル・ハンティントン氏のいう「日本文明」の基底に流れている文化の力が、まさに“エン”の文化力なのではないかと思っています。
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 ニッポンの底力、ニッポンの強み、“エン”の文化力の属性を具体的に挙げてみましょう。

 ・受容性
 ・柔軟性
 ・共生性
 ・共感性
 ・循環性
 ・協調性(調和性)
 ・融合性(和合性)
 ・誠実性
 ・互助性(共助性)

 ・忍耐心
 ・冷静さ
 ・技術力
 ・平準化する力
 
 といったところでしょうか。

 私は、国際協力体験や社会教育活動、「縄文」のインスピレーションなどを通して得た知見から、「より良い社会を実現するための八つのエレメント(8 elements/要素)」という考え方を提唱しています。

 8エレメントは、人間が人間らしく生きる行動原理であり、より良い社会をつくりだすための実践プログラムです。

 その八つの要素とは、

 共生
 共食
 共育
 共立
 共助
 共有
 共感
 共観

 です。

 この八つのエレメントを実践することで、より良い社会(共同体)を実現できるというアイデアです。


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 “エン”の文化力は今の世界、そしてこれからの世界に必要なものだと私は考えています。
 そして何より、現代日本の社会にこそ必要なものがこの“エン”の文化力だと感じています。

 単に道徳の話をしているわけではありません。
 政治にも経済にも、そして科学の分野にも適応できる内容ですし、身近な人間関係、家族、共同体、地域・社会全体に関わる内容です。
 世界の諸問題を解決し、持続可能な社会を実現するためのキーになるものだと考えています。

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 縄文の話から随分飛躍してしまったなと思われるかたもいらっしゃるかもしれません。
 縄文自体の話が現実離れと感じるかたにとっては、このようなお話の展開は都市伝説のように聞こえてしまうかもしれません。

 「3・11」から和の精神、そして縄文時代の話にまで及びましたが、極東の小さな列島で長い年月をかけて育まれた「“エン”の文化力」を宝として、日本から世界へ、そして日本から日本へ、エンチャイルドはその歩みを進めていきたいと思います。



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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 氷河期が終り、地球は温暖化します。
 世界史の表現でいえば、旧石器時代から新石器時代と移り変わっていく時期です。
 縄文時代は新石器時代に当たる時代で、この温暖な気候の中で1万年以上の時を重ねていきます。
 
 新石器時代は、人類が農耕による定着を実現し、定住生活を営んだ時代です。
 縄文時代は、農耕による定着ではなく、狩猟・漁労・採集による定着を実現しました。

 日本列島からは世界最古(1万6500年前)の土器が発掘されています。
 1万3000年前の人の形をした土偶が発掘されていますし、1万2500年前にはすでに漆が使われていたことも分かっています。

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土器を作る縄文人の女性(模型)

 世界に目を向けると、紀元前3000年前後(5000年前ごろ)に大河流域に文明が誕生します。
 中国文明(黄河、長江)、インダス文明(インダス川)、メソポタミア文明(ティグリス川、ユーフラテス川)、エジプト文明(ナイル川)などです。

 三内丸山遺跡は縄文前期から中期、5500年~4000年前の遺跡ですから、三内丸山にあった縄文大集落は世界の大河文明が形成された時期と時を同じくしています。

「縄文」から見えてくる持続可能な社会を実現するために不可欠な要素とは

 大河文明は農業(農耕、牧畜)の発展によって集団が巨大化したものです。
 余剰食料の社会化とともに分業が始まります。神官などの非農業従事者やスペシャリストが誕生、階級が出現し、国家が形成されていきます。都市が誕生し、文字が発明されました。

 文明の歴史は過酷な自然との闘い、克服の歴史でもあります。道路を造り、運河を開き、灌漑施設を建設します。
 森の破壊、自然の破壊が進みます。
 戦争が起こり、城壁が造られていきます。

 縄文人はどのような歴史を歩んだのでしょうか。
 自然環境に恵まれた日本列島では、大規模な建造物を人工的に造る必要がなかったのでしょう。
 縄文人たちは自然と共生する文化、壁のない文化、平和(争わない)の文化を形成していきました。

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三内丸山遺跡

 縄文文化の最大の特徴は、受容性と循環性だったのではないでしょうか。
 ここに円の発想、和の精神の原点があると私は考えています。

 縄文時代の日本列島人は、自然との共生、自然現象(四季の変化、自然災害)を受容する道を歩みました。そして弥生時代~江戸時代に生きた人々は、中国文明(文化)を受け入れ、明治以降の日本人はヨーロッパ文明(文化)、アメリカ文明(文化)を受け入れていきます。

 しかしそれは妥協や依存の産物でも同化でもなく、自らの主体性を堅持しながら他と協調することによってなされてきたのです。

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 サミュエル・ハンティントン(『文明の衝突』の著者/1998年出版)をして「日本文明」といわしめた日本のオリジナリティ、独自性の源流は、縄文時代にあるのではないか……。

 持続可能な社会に不可欠な要素とは何でしょうか。
 それはやはり、受容性と循環性、和合(平和)と共生の原理なのではないか。

 エンチャイルドは、より良い社会の実現に寄与したいと考えています。

 「良い社会」をどう定義するのか……。

 これに答えるのは簡単ではありませんが、昨今、強調されている「持続可能な社会」という概念も、“良い社会”の一側面を表現したものだといっていいでしょう。

 縄文時代を源流とする円の発想、和の精神は、果たして持続可能な社会を実現できるのでしょうか。

 この辺については、次回、述べてみたいと思います。

 
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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 「和の源流は縄文時代にある」。今回はここから歴史探求の旅を始めてみましょう。

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 まずは日本列島の歴史をざっと概観してみましょう。

 下記の図は、文化の視点から15000年の日本列島の歴史を大きく三つに区分して図に表したものです。

 明治維新から現在までの約150年。この150年の日本は「欧米化された日本」と表現できます。

 次に弥生時代から江戸時代までの2900年を見てみると、中国大陸や朝鮮半島との関わりで形成されてきた「農耕アジア的な日本」の姿が浮き彫りになります。

 そして弥生時代以前、すなわち1万年以上(12000年)続いた縄文時代は「農耕アジア以前の時代に由来する日本」とくくることができるでしょう。
 まさに1万年以上もの年月とともに日本の基層文化形成の苗床となっているのが「縄文日本文化」といえるのです。

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 ところで、昨今「持続可能」という言葉をよく耳にしませんか?
 持続可能な開発目標(SDGs)、持続可能な社会、持続可能な~といった表現です。

 2015年11月8日にNHKで、「NHKスペシャル <アジア巨大遺跡> 第4集 『縄文 奇跡の大集落~1万年 持続の秘密~』」という番組が放送されました。

 タイトルに「持続」という言葉がありますね。
 狩猟・採取の生活を基盤としながら、1万年以上もの長期にわたって持続可能な社会をつくり上げていた、それはなぜか、というのがこの番組のテーマでした。

 番組の主な舞台となっているのは青森県青森市の特別史跡三内丸山遺跡
 2017年8月、実は私も家族と一緒に訪ねたことがあります。

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▲縄文人とともに

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▲三内丸山遺跡のジオラマ

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▲三内丸山遺跡で発掘された土器の数々

 三内丸山遺跡は縄文前期から中期(約5500年前~4000年前)のもので、1500年にもわたって定住生活が営まれていた大集落の跡です。最盛期には500人を超す人々が生活していたとみられています。
 竪穴住居、大型竪穴住居、大人の墓、子供の墓、大型の堀立柱、建物跡、貯蔵穴、粘土採掘杭、捨て場、道路跡などが発掘されていて、膨大な量の縄文土器、石器、土偶、土・石の装身具が見つかっています。

 縄文時代に長期にわたってその大集落を維持し、「持続可能な社会」の典型例としてNスぺで紹介された三内丸山遺跡。
 
 では、「持続の秘密」とはいったいどんな秘密なのでしょうか。

 次回は、その辺について考察してみたいと思います。(続く)

三内丸山遺跡

 
 最後に動画を紹介します。
 RMCAチャンネルで縄文についてお話をさせていただいた時のものです。
 あまりうまくしゃべれていませんが、ご容赦ください。
 ご覧いただけたらうれしいです。
 
 【新シリーズ『縄文時代と日本人の危機管理』第1回】

 (1)縄文時代とはどんな時代だったのか?~四つの誤解を解く~(8:40)
 https://www.youtube.com/watch?v=-FXrZgqOzJw

 (2)誤解その1 縄文時代は安定した食料が得られず、食生活は貧しかった?(17:14)
 https://www.youtube.com/watch?v=abDZvHlxv2k&t=15s

 (3)誤解その2 縄文人は未開で原始的で野蛮? 文化など存在しなかった?(12:46)
 https://www.youtube.com/watch?v=_de4CdqzPgo&t=47s

 (4)誤解その3 縄文時代のコミュニティの規模は小さく、行動範囲は狭かった?(14:45)
 https://www.youtube.com/watch?v=WMLZcPd1fuk&t=8s



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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 「3・11」を通して見えてきた日本の底力=和の精神。「和」はいったいどこから来たのでしょうか。

 今回は和の源流について探っていきたいと思います。
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 「和の精神」と聞いてまず思い浮かべるのは、聖徳太子(厩戸皇子)が定めたといわれる十七条の憲法の第一条ではないでしょうか。

 あの有名な「和を以て貴しと為す」という一節です。

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 聖徳太子は、仏教や儒教への造詣も深く、中国の文化や思想にも通じていた、当時の日本におけるトップエリートでした。
 聖徳太子は中国の文化・制度を学び、冠位十二階や十七条憲法を定めるなど、大王(天皇)や王族を中心とした中央集権国家体制の確立を図りました。

 では、聖徳太子の考え方、中国の思想や儒教、あるいは仏教が和の源流なのでしょうか。

 以前なら、ここで儒教や仏教の教えの中に答えを求めていたのかもしれません。でも「3・11」をきっかけに始まった私の「和」への探求心は、半島でも大陸でもなく、日本列島のさらなる昔の歴史に向かいました。

 日本の歴史学者で明治学院大学の武光誠教授は、縄文時代の日本列島に住んでいた人々は「『円の発想』と呼ぶべき独特の考えをもって生きていた」と著作で述べています。
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 また、日本の地理学者、環境考古学者で立命館大学環太平洋文明研究センター長の安田喜憲教授は、『森と文明の物語―環境考古学は語る』(ちくま新書)の中で、「縄文人が平和で安定した社会を一万年以上にわたって維持しえたのは、自然との共生と平等主義に立脚した社会システムを持っていたからにほかならない。共生と循環、そして平等主義こそが森の文化の根本原理なのである」と指摘しています。

 安田教授のいう「共生と循環、平等主義の原理」は、武光教授が表現する「円の発想」と通じるものであると思います。

 ここで、「和」とは何か、「和する」とはどういうことか、和した関係とはどのようなものかについて考えてみましょう。

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 いかがでしょうか。

 和の思想の中に「円の発想」や「共生と循環の原理」が見えてこないでしょうか。

 「和の源流は縄文時代にある」と私は考えるようになりました。日本の底力は1万年以上続いたといわれる縄文の歴史の中で育まれたものに違いないと考えたのです。
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 本当に「和の源流は縄文時代にある」のか。

 次回から、「縄文」について考察しながら、日本の底力=和の精神の源流を探求する旅に出掛けてみたいと思います。(続く)


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今回から、しばらく「エンが世界を救う」というテーマでブログを書いてみたいと思います。
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 今から9年前、2011年月3月11日、東北地方太平洋沖地震およびこれに伴う福島第一原子力発電所事故による災害が発生しました。これが東日本大震災です。

 当時、アメリカにいた知人がテレビニュースで被災した日本の様子を見ながら「日本が沈没する!」と思ったと言っていました。それくらい世界に衝撃を与えた大災害でした。(警察庁の発表:2019年12月10日時点で、死者1万5899人、重軽傷者6157人、警察に届出があった行方不明者2529人)

 私自身も、千年に一度ともいわれる大災害を目の当たりにして、連日、テレビや新聞、ネットの情報から目を離すことができませんでした。

 まさに終末の様相を呈する大災害でしたが、私はこの「3・11」に遭遇した日本の人々の姿を通して“日本の底力”を見た思いがしました。

 多くの犠牲者が生じてしまったこと、愛する人、家族を失ったかたがたの悲しみには言葉もありませんが、「3・11」を振り返ることでこれからの日本、ひいては世界の未来に必要な内容を見いだすことができると考えますので、このようなテーマで論じることをご容赦くださいますようお願いします。

 さて、当時の海外メディアの報道内容を振り返ってみましょう。


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 日本人の感覚では特別なことだと思わないかもしれませんが、海外、世界の常識(災害発生時に起る混乱やパニック状態、暴動、商店の略奪など)から見れば、未曾有の大災害の中で見せた日本人の行動は驚きと称賛をもって受け止められたのです。

 では、世界の人々は日本人のどんな行動に共感したのでしょうか。

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 実はこのような点は、日本人にとっても改めて気付かされた内容だったといえるかもしれません。多くの日本人が「日本人」であることを再自覚した瞬間だったのです。

 このような、秩序を守り、協調し、助け合う姿に私たちは「和の精神」を再発見することになります。

 「3・11」をきっかけに和の精神、和の文化が見直され、再びクローズアップされるようになりました。同時にそれは日本人のアイデンティティーが刺激される契機となったことを意味していました。

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 日本人が見せた日本の底力、そこに「和の精神」の血流を見いだすことができるのですが、そもそも和の精神はどこから生じたのでしょうか。それはどのようにして形成されてきたのでしょうか。

 次回は、和の精神の源流について考えてみたいと思います。(続く)

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