★3分で読める社会貢献★エンチャイルドblog

NPO法人エンチャイルドの広報担当、地球村山歩がお届けするブログです。エンチャイルドは、主にフィリピンの子どもたちを対象とする教育支援と共育(草の根国際交流)活動を行っている非営利団体です。子どもたちが受益者から支援者へと成長していくために、「ピース・アドボケイト(平和の推進者)」の育成に重点を置いて活動しています。支援先現地を訪問するスタディーツアーを年に2回実施程度しています(2020~2022年度はオンラインで実施)。サポーター、スタディーツアー参加者募集中です! お問い合わせください。★世界の子どもたちを元気にしよう!★

Category: 社会


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 昨日の「自立・共立(ギブ・アンド・ギブ)」の話の続きを少しさせてください。

 自立と共立は、自由と平和と言い換えることができます。
 「自由と平和」という言葉はあちらこちらにあふれているフレーズですね。
 どこかの政党のポスターの常套句のコピーでもあります。

 しかし、自由と平和⇒自己の確立と家族愛⇒自立と共立、とすれば、恐らくその意味への理解は少し違ったものとなってくることでしょう。

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 平和とは何でしょう?
 デジタル大辞泉を引くと、「戦争や紛争がなく、世の中がおだやかな状態にあること。また、そのさま」とあります。一般的にはそう定義されているのが「平和」ですね。

 エンチャイルドは、平和を、単に争いのない状態とは考えません。
 「平和」という漢字を「平らかに和する」と理解し、格差なく、和している状態だと考えます。和しているというのは、同化している状態ではありません。依存関係でも支配被支配の関係でもありません。共立の関係です。

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 そして共立(平和、家族愛の関係)は互いの自立(自由、自己の確立)を前提とします。
 だから、「ギブ・アンド・テイク」ではなく、「ギブ・アンド・ギブ」です。「ギブ・アンド・ギブ」は自立、自己の確立に至る過程、成長の過程(欠乏欲求が主体の段階)
では見られますが、自立の基準に達すれば、「ギブ・アンド・ギブ」(成長欲求を主体する生き方)です。

 和の関係は、愛の関係です。なぜなら、和は愛の属性の一つだからです。愛あるところにはおのずと平和な状態が生まれるのです。重要なのは成熟した愛、すなわち自立した愛を持って生きられるかどうかです。

 山歩も日々、自立と共立に生きられるよう努力しています。
 愛を実践し、平和をつくり出す者(ピース・アドボケイト)でありたいです。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、 地球村山歩です。

 今年も残り1カ月。あっという間に一年を振り返る時期になりました。
 12月に入り、エンチャイルドはピース・アドボケイトたちによるクリスマス・プロジェクトを引き続き支援するとともに、2022年の活動結果、事業成果を精査しながら、2023年への準備に取りかかっています。

 今朝はサッカーのワードカップをテレビで観戦。対スペイン戦での日本の見事な勝利。日本代表が2大会連続の決勝トーナメント進出を決めました。次なる挑戦はベスト8入りといったところでしょうか。「奇跡の優勝を!」との期待する心もないわけではないのですが…。

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 さて、この一年の内外の情勢を振り返れば、「大激動」の一言に尽きます。
 世界でも日本でも、大げさな話ではなく、「歴史的な」な出来事、事件が続発しました。
 何十年後には、「2022年は時代の大きな変わり目だった」といわれるようになるかもしれません。

 エンチャイルドは、小さいながらも、より良い社会、より良い共同体の実現を目指し、その在り方を提唱するNPOであり、NGOです。
 そしてその考え方の中心には、自由と平和を実現するための「自立・共立」の原則を据えています。
 
 家庭、家族といった小さな(しかしとても重要な)共同体から、学校、団体組織、地域社会、国家、世界に至るまで、いずれも「共同体」を形成していると言っていいでしょう。
 社会はというものは、共同体によって成り立っているとも言えます。しかしその共同体がどのような性質のものであるかによって、そこに所属する人々の幸不幸が分かれてしまうということも事実でしょう。

 一人一人の自由と安寧、平和が守られる共同体をいかに実現するか。

 共同体は、個の集合体でもあります。「個」と「全体」のバランスが重要です。
 「自立」は個の確立を、「共立」は全体の在り方を指しています。

 歴史の潮流として、世界もまた一つの共同体形成に向かっているのかもしれません。
 だとすれば、その世界は各国の共立(共助)関係によってなされる共同体でなければなりません。
 そしてそのためには、国家の「自助」「自立」ということが大変重要なテーマとなってきます。
 自立(個の確立)なくして共立関係は成立しません。依存心の強い関係がどれだけ恐ろしいものかは以前ブログでも書かせていただきました。共依存構造は、国家間、国際関係においても人間関係同様の悲劇を招来することになるでしょう。実際、世界をざっと眺めてみても、その実例は枚挙にいとまがないことは明らかです。
 
 エンチャイルドは、共生・共助・共感の共立社会共同体の形成が、貧困や教育の格差を是正し、本質的な意味での社会問題解決をもたらすと考えます。
 情緒的な表現を使えば、私たちが目指すのは、家族愛に貫かれた社会共同体の実現です。
 しかしながら、その家族愛は欠乏欲求を主体として発せられるものではなく、成長欲求を主体としたものでなければならないと考えます。ギブ・アンド・テイクではなく、ギブ・アンド・ギブです。

 これから世界は今まで以上に動いていくことでしょう、国家の自立と世界の共立に向かって。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 昨日10月20日は、いつもとは違う一日になりました。
 まず、久しぶりにスマホを持って出かけるのを失念、 夕方にはいつも利用している電車が停電のため運転見合わせで完全ストップ。街には人があふれました。

 山歩はすぐの再開は難しいと判断し、徒歩で帰宅の途へ。
 約9km、90分ほどで自宅に到着、ちょうど午後9時でした。

 運転が再開したのは、午後9時20分ごろのようですので、歩いて帰ってきて、まあよかったかなという感じです。路線バスも乗客でいっぱいでしたし、バス停は長蛇の列。歩いての帰宅者も結構いましたね。

 一部の路線の運転見合わせの話題ではありますが、こういう体験は11年前の東日本大震災の時以来です。今日は10年に一度の出来事に遭遇した感じでしたね。

 スマホを忘れたので、万歩計でカウントもできず、誰にも電話できませんでした。道すがら写真を撮ろうとしてもスマホもデジカメもなし。おそらく2万歩以上は歩いたと思います。昼ご飯をいつもよりしっかり食べていたので、途中でコンビニも自販機にも立ち寄らず、真っ直ぐ良い子で帰宅できました。

 と、たまにはこういうブログもご容赦ください。

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 さて、クリスマス・プロジェクト企画コンテストですが、9チームほどのエントリーになりそうです。プロジェクト企画のプレゼン発表会は、10月30日(日)の午後~夕方にオンラインで行う予定です。公開で行いますので、皆さまにもご参加いただきたいと考えております。詳細は、今週中にお知らせできると思います。ぜひ予定に入れてくださるとうれしいです。

 日本側としては、エンチャイルド奨学生たちのクリスマス・プロジェクトを経済面で応援したいと思っております。30万円を目標にファンドレイジングに取り組んでおりますので、ご協力のほど、よろしくお願いいたします!

★ ★ ★ ★ ★

 現在、エンチャイルド奨学生たちを対象とした「クリスマス・プロジェクト企画コンテスト」が進行中です。ピース・アドボケイト社会教育プログラムの一環として行っている取り組みです。

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 日本側としては、下記のように、エンチャイルド奨学生たちによるクリスマス・プロジェクト企画を経済的な面から援助してまいります。ご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。

クリスマス・プロジェクト企画コンテスト
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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 すでに何度か触れてきたように、フィリピンは学校での対面授業を約2年半ぶりに再開しました。ロックダウン(都市封鎖)政策を取った国は少なくなかったでしょうが、その影響を最も受けたのは、フィリピンの学生たちではないかと思うほどです。

 当ブログの読者の皆さんは、エンチャイルド奨学生たちの寄稿やスピーチを通して、その辺の事情はよくご存じのことでしょう。彼らは過酷な遠隔授業による学校生活を2年以上にもわたって余儀なくされてきたのです。このことによるダメージは相当なものだと山歩は想像しています。

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  待ちに待った対面授業は再開しましたが、課題は山積しています。いずれも深刻な状況です。

・長期にわたる遠隔授業による学力低下
・教室不足(教育省の公式発表では4万室に達するといわれている)
・教室の過密状態による集団感染の懸念
・教師や教材の不足
・経済難で私立学校が大量閉鎖(コロナ禍による保護者の失職など、経済的な理由で生徒が公立学校に流出。2020年以降、400校以上が閉鎖している)
・大学の閉校も(入学手続きを終えた新学年の直前に閉校した大学もあり、多くの学生や保護者に混乱が広がった)

 フィリピンの教育制度は、2016年に10年制から12年制に変わりましたが、高い出生率による人口増加に学校側の対応が間に合わず、とりわけ公立学校の学力の低さが大きな問題となっているようです。

 政府からは、科学・技術・工学・数学を重要視する方針が打ち出されているそうです。
 そういった背景もあるのでしょう。エンチャイルド奨学生たちの進路希望の内容にも、そのことが見て取れます。

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 フィリピンの教育の課題は、以前から「教室不足」「教師・教材不足」「貧困問題」が挙げられてきましたが、コロナ禍の影響によってこの三つの問題点が改めて深刻な課題として浮き彫りになった格好です。

 もちろんフィリピンに限ったことではないのですが、今ほど子どもたちへの教育支援が必要な時はありません。
 残念ながら、エンチャイルドはほんの一握りの子どもたちをサポートすることしかできていません。
 エンチャイルドにおける支援の輪の拡大という次元ではなく、誰もが子どもたちの「今」と「未来」のために教育支援を行うべき時だと思います。

 あなたも、世界の子どもたちの元気のために、一歩踏み出してみませんか。

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‐‐‐

 9月10日、オンライン・スタディーツアー(日比オンライン交流会)を開催いたします。
 奮ってご参加くださいませ!

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 皆さまの参加をお待ちしております。参加ご希望のかたは、9月8日(木)までにご一報ください。
 また、日本側の出し物として歌などのパフォーマンスやプレゼンを希望されるかたは、9月4日(日)までにお知らせください。お問い合わせは下記メールアドレスまで。

info@enchild.org
NPO法人エンチャイルド事務局

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2015年に行われたスタディーツアーのワンショット
(ミンダナオ島ブトゥアン市バランガイ・マサオの浜辺で)

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次回は、9月10日(土)午後3時より開催いたします。


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 札幌農学校の一期生の恩師、クラーク博士の残した教えは、草創期の学生たちに多大な影響を与えました。そして彼らはその後、世界や国家レベルで活躍する人間となっていきます。
 クラーク博士の「少年よ、大志を抱け!」の言葉はあまりにも有名ですね。

 満29歳で没した吉田松陰は、処刑されるまでのわずか数年の間に、松下村塾を通して明治維新で重要な働きをする若者たちを育成しています。彼もまた、志を持って生きることの大切さを説きました。

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 緒方貞子さんの大学時代の恩師、マザー・ブリット(聖心女子大学初代学長) もまた、緒方貞子さんら女子学生たちに多大な影響を与えました。

 マザー・ブリットの教えです。

 皆さん、自立しなさい。知的でありなさい。協力的でありなさい。
 あなたたちは、たとえ社会のどんな場所にいようとも、そしてどんな立場にあろうとも、その場にともしびを掲げられる女性になるのです。

 マザー・ブリットは、「頭を使って考えなさい」「とにかく勉強しなさい」とも言いました。

 自立と共立の精神にあふれた言葉です。

 今、わが国に最も必要なものが何か。

 より良い社会、新しい時代にふさわしい国家となるために必要なことは何か。

 自立すること、夢や志を持って生きること、責任を果たすこと、ではないでしょうか。


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 あってはならないことが起きてしまった…と、一夜明けても信じられない気持ちです。
 一人の偉人の訃報に接して、悲しみと喪失感を禁じ得ません。

 安倍晋三元首相の突然の逝去に対して心からお悔やみ申し上げ、謹んでご冥福をお祈りいたします。

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 安倍政治への評価はさまざまあると思いますが、安倍首相が、教育、経済、防衛(安全保障)などの面から日本を自立する国家へと導こうとしたこと、「地球儀を俯瞰する外交」を通して国際的な共立社会の構築を進めたことの意義は大きかったと思います。

 安倍元首相が政治リーダーの枠を超えた国際的な日本人として世界に与えた影響は少なくなかったと認識しますし、日本の国益のみならず、同時に世界の平和と安定に尽力した稀有な世界的リーダーの一人であったと思います。

 エンチャイルドは、未来を創る子どもたちが夢と希望、そして志を持って生きられる社会の実現をビジョンに掲げて活動してきました。
 今回のあってはならい出来事が起きてしまったことを通じて、決して後退することなく、今一度気を引き締め、志を立て直して、一歩ずつ前に進んでいかなければならないと決意しています。


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 最近の悩みは、本を読む時間が減ったこと。
 コロナ禍での運動不足解消のために、6月から1日平均1万歩の目標を定めて歩くようにしています。
 これをクリアしようすれば、朝夕2駅分歩き、昼休みにも散歩をしなければなりません。
 2駅が1駅のときもあり、昼に散歩できないこともあるので、土日や祝日には、アベレージを上げるために公園を中心に2時間ほど散策します。最近はお気に入りの散策コースもできてきました。土日は12,000~15,000歩は歩いておきたいところ。
 というわけで、歩きながらの読書はできず、本を読む時間が減ってしまったというわけです。

 電車の中やちょっとした隙間時間を使って週に1冊は読んでいましたが、最近はなかなか進みません。
 そんな中でやっと読み終えたのが、須賀しのぶさんの『革命前夜』。初めて読む須賀作品にピントを合わせるのに最初は苦労しましたが(集中して読む時間が取れなかったのが原因?)、徐々に須賀ワールドに引き込まれ、最後はいつものペースに戻って一気に楽しみました。

ベルリンの壁
ベルリンの壁跡

 大藪春彦賞受賞作。
 帯のコピーを紹介すると、「この国の人間関係は二つしかない。密告するか、しないか―」「革命と音楽が紡ぎだす歴史エンターテイメント」。

 文庫版の裏表紙の説明文も紹介しちゃいましょう。
 「バブル期の日本を離れ、東ドイツに音楽留学したピアニストの眞山。個性溢れる才能たちの中、自分の音を求めてあがく眞山は、ある時、教会で啓示のようなバッハに出会う。演奏者は美貌のオルガン奏者。彼女は国家保安省(シュタージ)の監視対象だった……。冷戦下のドイツを舞台に青年音楽家の成長を描く歴史エンターテイメント。

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『革命前夜』(文春文庫)表紙

 ここからは山歩の感想です。

 「1989年11月9日、ベルリンの壁崩壊」。これさえ覚えておけば世界史の試験では点数をもらえるでしょう。中高年世代の日本人にとっては、現代史に記憶され続けるであろう主要事件の一つとして理解されている内容ですね。

 『革命前夜』は、6人の若者たちのもがきながらあがきながら生きる日々を通して、「その日」に向かって流れ込む冷戦時代終焉への激流を描き出します。激動の現代史を、あふれる音楽描写によって奏でていると言ってもいいかもしれません。

 東西冷戦の「東西」の意味は、西は「自由な社会」、東は「管理された社会」という印象で理解されています。ある意味、そのとおりでしょう。
 社会主義体制、大きな政府による国家は、良くも悪くも「管理」を軸に回ります。管理社会は監視体制によって維持されます。自由にものを言い、自由に振る舞うことはできません。
 本作は、創作という手法によって監視社会の現実をリアルかつ克明、微細に描き出しています。

 東ドイツの人々は自由を求め、豊かな生活を求めて「壁」の向こうを目指しました。
 「冷戦時代」が終結しておよそ30年(と言っておきましょう)、世界は自由で豊かなグローバル地球社会の実現に向かってきたかに見えます。

 しかし自立心のない自由は本当の自由じゃないよなあと、やはり考えてしまいます。

 支配や管理を必要としない社会を実現できる力が真の自由というものではないか。
 真の自由には必ず自立心という軸が通っている。
 そのような自転軸が集まってこそ、真の平和共存を可能にする共立社会という公転軸をつくり出すことができる―。

 ここ数年、「~ファースト」という言葉をよく耳にするようになりました。
 山歩はこの「ファースト」の意味を、「自分(自国)第一主義」ということではなく、「まず自らの(国家としての)責任を果たそう、自立する者(国家)となろう、そしてお互いのために(世界のために)生きられる自分(国家)になろう」の意味であると考えています。
 「アメリカ・ファースト」も、「世界のためのアメリカになろう」であり、そのためにアメリカは自立心において強くあらねばならないということなのです。

 『革命前夜』を読みながら、国家や社会の成長は人間の成長によってなされるものだと思わされました。人間の心の在り方が社会の在り方を決定するのだということです。

 監視社会も人間の心がつくり出したもの、経済至上主義、拝金主義社会も人間の心がつくり出したもの。専制主義国家、覇権主義も人間の心がつくり出したもの。
 思想というのは、心抜きに生じるものではないからです。

 真に自由な社会をつくろうとするなら、私自身がまず真の自由の獲得者にならなければなりません。
 人の心が成長する社会にしたい、これがエンチャイルドの理念であり、目的であり、存在理由なのです。


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 仕事が人生の全てではないと思っていますが、それでも仕事はできないよりはできた方がいいですし、勉強して、ちょっと努力して身に付けられる仕事術があるなら、それを覚えることは結果的に人生を豊かにしてくれるものにつながるのかもしれません。

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 さて、4月になりました。新年度の始まりです。
 第6波感染拡大のピークアウトを見ながらも、花粉症真っただ中で苦しんでいらっしゃるかたも少なくないかもしれません。かく言う、山歩もその一人。

 山歩は努力するのが苦手で、勉強もなかなか続かない(始められない?)のですが、本を読むのはまあまあ好きな方です。

 最近読んだ本に、『仕事の教科書 きびしい世界を生き抜く自分のつくりかた』(北野唯我・著)という一冊があります。
 とても読みやすく、文章量も少ないので、2時間もあれば、完読できる本です。

 その中に、「リーダーシップの条件」という内容があり、それは「ご機嫌であること」と言い切ってありました。妙に腑(ふ)に落ちて、そうだそうだと得心しました。

 筆者はその流れで『リーダーシップの旅』(野田智義、金井壽宏・著)から以下の内容を引用していました。大変印象に残ったので、孫引きさせていただきます。

 ①リード・ザ・セルフ:まず、自分を率い、目標を達成する
 ②リード・ザ・ピープル:次は、仲間を率い、目標を達成する
 ③リード・ザ・ソサエティ:その次に、社会を率い、目標を達成する


 著者はこの内容を「人生そのもの」だと言い、自分で自分の感情をリーダーできるようになることがポイントであること指摘します。具体的には、「アンガー(怒り)マネジメント」と「ダウン(悲しみ)マネジメント」の二つが大切だと。

 「セルフコントロール(克己、自制)」という言葉も連想しました。

 新たな年度をスタートするに当たっても、このような内容をよく分かって物事に対していくことが大事だなと思いました。

 「リード・ザ・セルフ」「リード・ザ・ピープル」「リード・ザ・ソサエティ」。
 エンチャイルドの活動に携わる中でも日々感じている事柄ばかりです。

 今年度も、まずは自分を磨くところから始めたいと思っています。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 年度末を迎えて忙しい毎日をお過ごしのかたも多くいらっしゃると思います。
 また、新年度4月のスケジュールもどんどん決まってきている時期ではないでしょうか。

 そして日本社会は、卒業と入学、新入社の時でもありますね。

 ご卒業の皆さん、おめでとうございます!
 まもなくご入学の皆さん、少し早いですが、おめでとうございます!

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 エンチャイルドの年度末は、①3月25日のニュースレターの発行、②3月15日号、25日号のNEWS & REPORTの配信、そして3月31日(木)には、2021年度最後のオンライン報告会を行います。同報告会では、最近のエンチャイルド奨学生の声と、今年度1年を映像で振り返るプログラムを予定しています。また、特別ゲストも予定していますので、お楽しみに。

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 ところで、この時期は桜の季節でもあります。
 皆さんのお住いの地域の桜の開花状況はいかがですか?

 東京はここ数日冷え込みましたが、来週には満開の時期を迎えるのではないかと思います。
 山歩は、4月2日にはPTA役員時代の仲間たちとお花見散歩会(コロナ禍太りダイエットウォーキング?)を予定しています。平日には仕事仲間と近くの公園で歩き花見でもしようかと…。

 東京は、入学式の頃は葉桜かもしれませんね。

 卒業生の皆さんに今年の桜の写真を何枚かお祝いとしてプレゼントします。お楽しみください。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 3月19日、兵庫県西宮市の甲子園球場で第94回選抜高校野球大会が始まりました。
 山歩は、久しぶりにテレビで、甲子園での高校野球大会の開会式を最初から最後まで見ました。

 雨天のため、一日延期となって行われた開会式。
 もし予定どおり昨日開会式が行われていたなら、仕事中なので見ることもなかったでしょう。

 今日、土曜日の午前中、NHKの人気番組「チコちゃんに叱られる!」の延長線上でついつい同開会式を最後まで見てしまいました(実は高校生による国歌斉唱を聞きたかったのが一番の理由だったのですが…)。

 山歩もまた野球少年でした。残念ながら中学時代の右膝の大けがで、高校での野球は断念しましたが、在学していた高校の野球部が奇跡の県大会優勝を勝ち取り、夏の甲子園に出場することに。なんと山歩も応援団として甲子園に行くことになったのです。高校2年の時でした。実は母校はその後も夏の大会に出場していますので、開校以来2度甲子園に出場している高校ということになります(ちょっと自慢)。

 同級生の野球部員から拾ってもらった甲子園の土は今も実家の山歩の部屋に飾ってあります。

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 さて、高校野球を話題にしたのは、開会式の選手宣誓の中で、「夢と志」というフレーズが二度も出てきたからです。山歩の頭の中では完全にエンチャイルドとリンクしてしまいました。
 高校球児たちの年齢も15歳から17歳の頃。エンチャイルドの奨学生たちにもその年代の子たちが多くいます。

 倉敷工業高校の主将、福島寛太君は選手宣誓の中で何度も感謝という言葉を使いました。
 山歩の印象に残った一節を紹介します。

 「宣誓! 夢と志が人生をつくる。当たり前だった日常が失われて3年がたちます。……甲子園に立つまでにたくさんの人に支えられてきました。今、野球ができているのもその人たちのおかげです。……私たちの最大の理解者、応援してくれている家族に感謝します。ありがとう! 夢や志を持ち続け、これからの未来に向かって、一日、一分、一秒を大切に歩んでいきます。……」

 コロナ禍の中での苦労と、人や社会に対する感謝の思いがちりばめられたすてきな選手宣誓でした。
 早速、YouTubeに動画がアップされていましたので、ご紹介します。ぜひご覧になってください。


第94回選抜高校野球大会開会式での宣誓シーン

 山歩が見たかった(聴きたかった)高校生の国歌独唱。今年は男子生徒でしたね。こちらも素晴らしい歌声でした。

 以下の動画は、山歩お気に入りの国家独唱です。こちらもぜひ聴いてみてください。

山歩おすすめの甲子園での国歌独唱はこれ

 同大会は、日程が一日ずれ込んで年度末3月31日の決勝戦の予定となります。

 世界はいまだ終息を見せないパンデミックと戦禍の中にありますが、世界の全ての子どもたちが人生をつくる夢と志を持って生きられるよう祈り、またそのような社会の実現に資するエンチャイルドとなれるよう、決意を新たに新年度を出発することを宣誓したいと思います。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 「こんな時には大規模な自然災害が起こるものです。戦争と疫病、天変地異はセットです。
 実際に起きたら、それこそ『弱り目に祟り目』ですが、備えあれば憂いなし、防災のための十分な準備、日頃からの健康管理、体力増強が必要だと思わされています」

 と、昨日のブログで書きました。その後、間もなくのこと、緊急地震速報が!

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桜の開花はもうすぐ… 

 午後11時半過ぎ。東京も揺れました。震度4。
 2段構えの揺れでした。結構長かったですね。
 都内でも停電した地域も結構あったようです。
 一夜明けて、被害状況も明らかになってきています。
 被災された皆さまには、お見舞い申し上げます。

 山歩の実家があるのは北東北、世界文化遺産登録された縄文遺跡群が分布する地域。
 実家の地域は、震度5。

 震源地に近い宮城県や福島県は震度6強を観測。
 連日11年前の3.11東日本大震災の記録が放送されていた直後の出来事でした。

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ちょうど1年前の写真です

 翌朝、エンチャイルド奨学生からメッセンジャーでメッセージが届きました。

 Hello! I've read news and articles about the earthquake that occurred in Japan, although I'm not sure with the areas affected. I hope that you are safe, take care! 💕

 日本の何人かの知人からも連絡を頂きましたが、孫のようなフィリピンのファミリーから届いたメッセージに愛を感じました。

 Thanks for worrying about me.
 It shook for a long time. Seismic intensity 4 in Tokyo. My hometown had a seismic intensity of 5.
 Japan is a country with many earthquakes. Another big earthquake may occur this year.
 We must raise awareness of disaster prevention.

 と山歩は返信しました。

 3.11のことが気になっていたからかもしれませんが、災害対策をしっかりしないといけない、防災意識をしっかり持たねばと、家族とも話していた矢先の大きな揺れでした。

 まだまだ健康で生き延びてやるべきミッションが残っています。
 改めて、健康意識、防災意識を高めていかなければと思わされた昨晩の出来事でした。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。 

 私たちはたくさんの影響を受けて生きています。

 いつもよりも寒いと感じた冬の季節も終わり、汗ばむ暖かさを感じる季節になりました。
 朝晩の寒暖差はまだまだ油断はできませんが、暖かな春の到来です。

 山歩は20代の頃から花粉症です。数年前に検査したところ、スギとヒノキの花粉に反応してしまう春アレルギーだということが分かりました。
 当時はまだ花粉症が市民権を得ておらず、症状が出るたびに肝臓でも悪いのかなあと勝手に自己診断しては心配していました。
 今は花粉症のベテラン(?)となり、花粉症博士を自称するほどです。自慢にもなりませんが…。

 とにかく、今は目がかゆいです。

旅人

 黄砂。
 関東地方、東京に住んでいても時々、その影響を感じるのが黄砂。遠く大陸から風に乗って運ばれてくる微細な砂の存在に気付く時がアジア人であることを自覚する瞬間でもあります。

 山歩は、首都・北京から車なら半日はかかる中国の北部の山西省に、10年の間、ほぼ毎年通いました。省都は太原市。世界文化遺産の平遥古城も何度か訪ねました。
 中国北部の乾いた大地。大空に龍のごとくに舞う砂の嵐が思い出されます。

 新型コロナウイルス、COVID-19。武漢ウイルスとも。これもまた中国から世界に拡大したもの。
 日本は第6波もピークアウトで減少傾向。マスク姿を除けば、かなり普段の街の様子に戻ったと感じます。
 今回は小学生の感染者が多かったという印象です。家族で感染してしまったご家庭も多かったようです。
 隣国に目を向ければ、フィリピンの感染者はかなり減少しましたし、台湾はすごいとしか言いようがないほど見事に感染拡大を抑えています。一方、韓国、ベトナムは感染拡大が急速に進んでいます。中国もオミクロン株の拡大が懸念されています。

旅とカメラ

 そして戦争。
 山歩は、その原因と解決策を「自立・共立」論の観点から分析しています。
 事はそれほど単純なものではないことは分かっています。複雑怪奇な歴史性と国家のさまざまな思惑と国際的変数が掛け合わさってのことでしょうが、あえてシンプルに考えることで見えてくるものもあると考えています。
 
 こんな時には大規模な自然災害が起こるものです。戦争と疫病、天変地異はセットです。
 実際に起きたら、それこそ「弱り目に祟り目」ですが、備えあれば憂いなし、防災のための十分な準備、日頃からの健康管理、体力増強が必要だと思わされています。

 今が大転換期と言えば大転換期なのでしょう。
 だからこそ、歴史の流れに対応できるような、しっかりとした新しいビジョンとグランドデザインを描くことが重要なのだと考えます。

 こんなにも小さなエンチャイルドですが、一つでも多くの課題を解決し、より良い世界を実現することに資する存在でありたいのです。

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ENCHILD

 
 
 




 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 私たちは「国家」というものを意識せざるを得ない時代に生きています。

 新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響による国家間の移動制限(もちろん国内の移動すら制限が厳しい状況にあるわけですが…)。
 北京冬季五輪での「台湾」の呼び方一つをとっても国家について考えさせられる機会となるでしょうし、「一つの中国」という言葉を聞けば、それってどういうこと?と思う人も少なくないでしょう。
 ロシア(プーチン大統領)のウクライナ侵攻も「国家」というものについて理解を深めなければ、何がどうなっているのか、プーチン大統領はなぜそこまでやるのか、という疑問も湧いてくることでしょう。

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 国家と国家の関係を単純に個人対個人の関係に置き換えることはできませんが、自立・共立論の視点で考察してみると見えてくるものがあるような気がします。
 共立の“反対語”として共依存という概念が考えられます。相互の自立を前提としない共立という状態はあり得ないでしょう。限度を超えた依存状態は自立を疎外します。共依存となれば、支配・被支配の関係になりやすく、これもまた自立が拘束された状態を強いられることになるのではないでしょうか。

 自助・自立のない自由はないと考えます。
 黒か白か、0か100かという「ゼロヒャク思考」で捉えているわけではありませんが、バランス感覚として、超えてはならない一線があるのだと思います。国際法についてもまた、自立・共立の視点を踏まえて論じるべきではないかと思うのです。

 アフガニスタンの問題、ウクライナの問題、そして台湾、朝鮮半島情勢などなどと、2022年の国際社会は解決すべき少なくない課題を抱えています。

 自立と共立、自己と他者との関係は、国家の在り方と国家間および国際関係の問題に通じる内容であると考えます。
 家族であれ、身近なコミュニティー、会社や団体などの組織であれ、時代の変化とともに「共同体」としての在り方が問われ始めています。

 国際社会で起きている出来事は、決して対岸の火事でもなく、私たちの人生や生活と無縁のものではありません。世界はつながっています。

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 NPO活動は、基本的に市民への働き掛けを通して社会の課題解決を図り、より良い社会の実現を目指すものです。同時に政府・行政や企業、他のNPO団体などとの連携を通してミッションを果たしていこうとするものです。

 エンチャイルドもまた、「国家」の在り方が問われる時代だからこそ、改めてNPO(非営利組織)、NGO(非政府組織)としての存在意義と果たすべき役割を再考し、行動目標を明確しなければなりませんね。


 昨日、「ENCHILD NEWS & REPORT」最新号(2022年2月25日号)をブログでもご案内しました。まだご覧になっていらっしゃないかたのために、再度リンクを貼っておきます。ぜひご覧になってください。サント・ニーニョのエンチャイルド奨学生たちの関連動画もご視聴ください。



【ENCHILD INFORMATION】

 エンチャイルド事務局プロデュースで、3月中旬ごろからパイロット版「エンチャイルド日本語教室プロジェクト」を実施する予定です。生徒は、エンチャイルド・フィリピンのキアノ・ロメロ事務局長(フィリピン人、男性)です。いずれエンチャイルド奨学生を対象としたオンライン日本語教室を開講したいと考えています。

 日本語のできる現地(フィリピン側)エンチャイルド関係者が増えることは教育支援事業を進める上で大変プラスとなります。

 つきましては、日本語を教えてくださるかた、日本語の先生」を募集いたします。
 
 ★募集期間【2月13日~3月13日】★

 応募先着順優先でご相談させていただきます。

 関心のあるかたは、エンチャイルド事務局(info@enchild.org)までお知らせください。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 2月4日から北京冬季五輪が始まりました。
 アウトドアスポーツ、とりわけスキーは大いに風の影響を受ける競技です。自然の動き、風の動きにどのように対応するかで勝敗が分かれるのがスキージャンプです。

 人は飛んでも重力があるので落下します。
 いかに落下しないで空気に持ち上げてもらって遠くまで飛べるかです。この持ち上げる空気の力が揚力です。
 抗力(進行方向の反対向きに働く空気力)をいかに小さくして揚力をいかに大きくするか。

 2月6日にスキージャンプ男子個人ノーマルヒルで金メダルを獲得した日本の小林陵侑は、テレビ番組のインタビューの中で「風とけんかをしないでロスのないジャンプを目指している」というようなことを言っていました。

 自らの心身を鍛えるとともに、スキーを使って風とどう付き合うかが大事なんだなと、妙に納得しました。
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 これはスキージャンプだけの話ではないなあと思いました。
 人が生きる上でも「空気」の力というものが働いていると考えるからです。助走、踏切、飛行、着地という自分自身の技術(行為、行動)とともに、重力、抗力、揚力という「社会(人間関係)」の力とどう付き合うかです。

 社会(共同体)で生きるということは、自助努力と共助共感の両面が必要だということです。
 
 自分の限界を超えて挑戦する選手たちですが、個人・団体競技に限らず、結果は一人の力だけで得られるものではないということです。
 そのことは、アスリートたちが語る言葉の中から見いだされる共通項目でもあります。
 
 「空気」の力をいかにコントロールできるか。【8エレメント】にその秘訣(ひけつ)があると考えるのは山歩だけかなあ。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

  久しぶりに「8エレメント(共生、共食、共育、共助、共感、共創、共有、共観)=共立のエレメント」について少しお話ししたいと思います。

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 「エレメント(エレメンツ)」と言えば、フィギアスケートの採点方式を思い出します。

 イミダスの時事用語事典から引用します。

エレメンツ[elements](フィギュアスケート)  

 フィギュアスケートで演技される1つ1つのジャンプやスピンのことを総称してエレメンツと呼び、日本語では要素と訳される。3大要素はジャンプ、スピン、ステップ。ショートプログラム(SP)やフリーの演技には、必ず入れなくてはならない要素の種類と数が決まっている。採点では、行った各要素の得点の合計が技術点(→採点方式)となる。

 フィギュアスケートにおけるジャンプやスピン、ステップなど技を評価する採点項目をテクニカルエレメンツ(技術要素)というようです。

 各テクニカルエレメントは、基礎点とGOE(出来栄え点)で評価され、その合計をトータルテクニカルエレメンツとして算出するのだそうです。

8エレメントと共同体

 エンチャイルドで表現している「8エレメント」は、より良い共同体(社会、チーム)を実現するための要素です。
 この八つのエレメント(複数形ならエレメンツというべきところですが、名称としては「8エレメント」としています。英語で言うなら「8elements」ですね。
 
 フィギアスケートの競技でテクニカルエレメンツ(技術要素)をより高得点で満たそうとするアスリートのように、ピースアドボケイト(平和の推進者)は平和でより良い共同体を実現するために「8エレメント」を満たそうとします。

 ちょうど今、北京冬季オリンピックが熱戦を繰り広げています。フィギアスケートに限らず、全てのアスリートたちが高得点を獲得するために、勝利のためのエレメントを満たすために奮闘していますね。

 皆さんにとって、人生の高得点を獲得するためのエレメントはなんでしょうか。勝利者、成功者となるためのエレメントはなんでしょうか。

 エンチャイルド奨学生たちと触れ合いながら、夢と志のメダル獲得を目指して困難を乗り越えながら、日々を奮闘する彼らの姿に山歩も刺激を受けています。

 私たちはおのおのの個性や能力を発揮するとともに、平和でより良い共同体を実現するためのエレメントを満たさなければならないと感じます。

 個人(自立要素)× 全体(共立要素)がなされてこそ、未曽有のコロナ禍を乗り越えられ、アフターコロナ時代の新しい社会の姿を見いだすことができるのではないかと思わさています。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 昨日お知らせした新型コロナウイルスに感染したエンチャイルド奨学生(女子大学生)と連絡が取れましたので、続報としてお伝えします。

 以下は、彼女から届いたメールの内容です。

---

 私はゆっくりと良くなっています。 熱はありませんが、咳は出ます。 私は時々夜明けの咳で目を覚まします。 私は自己隔離しています。 私の家族も明日綿棒検査を受けます。 外出は禁止されており、家には十分な食料がありません。 

---

 厳しい状況にあることは変わらないと思いますが、回復している様子で、まずは一安心です。家族が感染していないことを祈るばかりです。

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 今回の新型コロナウイルス・パンデミックを世界大戦に例えた人がいました。これは第三次世界大戦であると。だからかつての世界大戦がそうであったように、終息するまで4~5年はかかるだろうとも。

 今回のコロナ禍の顛末(てんまつ)がどうなるのかは分かりません。
 しかし戦争や大災害と同様、多くの人々が離別を経験し、予想だにしなかった人生を歩むことになるだろうということです。

 先日オンラインで話を聞いたエンチャイルド奨学生の女子大学生の語った中にこんな内容がありました。

 「最近はやる気が下がってしまっています。理由は、私も家族も新型コロナウイルスの影響を受けてしまっているためです。父親がコロナに感染してしまったのです。そのため、私たちは経済的にも精神的にも大きな打撃を受け、疲弊してしまっています。トンネルの出口が見えない状態です」と。

 続けて、以下のように結んでくれたことに一筋の希望を感じましたが、やはり厳しい事情の中に置かれている彼らの状況が簡単に変えられるものでないこともまた現実です。

 「しかし私はめげることなく勉強を頑張ります。…エンチャイルドがサポートしてくれていることに対して、私は心から感謝しています。エンチャイルドは私が成功できるように支え、やる気を与えてくれています。エンチャイルドのファミリーの一員であることが、今の私にとって非常に支えとなっているのです」

 「支えとなる」

 簡単なことではありませんが、成長期を全力で駆け上がろうとする彼らの少しでも助けになりたいと思っています。

「YAKAP-BAYAN(国を抱擁する)」プロジェクト
☆台風22号被災者支援プロジェクト2022実施中(1月31日まで)☆
ご協力いただけるかたはinfo@enchild.orgまでお知らせください

振込先情報は以下のとおりです

① ゆうちょ口座からの口座間振替
記号番号:00180-8-133923

② 他金融機関からの振込先
ゆうちょ銀行 当座:〇一九店 口座番号:133923

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 あるエンチャイルド奨学生から新型コロナウイルスに感染したという連絡が入りました。
 酸素ボンベから伸びた管につながれた治療中の写真も送られてきました。つらそうです。
 ただただ早期回復を祈るしかありません。
 すぐに励ましのメッセージを送りましたが、返信がありません。心配です。

 日本でもフィリピンでも感染が再拡大しています。
 日本では子どもや若い世代の感染者が増加しています。おそらくフィリピンも同様の傾向ではないかと思います。

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 感染によって受ける身体的苦痛はもちろんですが、今、社会は「コロナ禍」によって強いストレスにさらされ、エンドレスの不安の中で慢性的な幸福感の欠乏状態に置かれて苦しんでいます。

 私たちは毎日の生活の中で幸福感を得る必要があります。なぜなら、私たちは常に幸福感を得たいと思って生きているからです。
 幸福感が欠乏すると心身ともに弱ってきます。幸福感は人間の健康状態に少なからず影響を与えているのです。

 幸福感は、言い換えれば満足感であり、達成感と言ってもいいでしょう。

 この無間地獄のような不安感を遠ざけるために、私たちは幸福感を増やす生活を心掛ける必要があります。
 達成感が満足感を与え、幸福感へと通じるなら、達成感を得るための日課を設定することは有意義だと思いませんか?

 「一日1万歩」「一日一善」もいいでしょう。
 お勧めは読書。好きな本を一日何ページ読むと決めてそれを毎日実行する。
 犬の散歩を日課にしたり、花を育てたり。家庭菜園で野菜をつくり、それを自分で食べる。断捨離や部屋の片づけ、料理もいいし、ブログを毎日書くのもいいですね。

 短い時間で達成できる日課を設定し、それを毎日達成し、満足感を得る生活を続けてみましょう。

 何のために?
 エンドレスの不安から抜け出すためです。

 ルールは一つ。
 日課は自分で決めて、自分で行うこと。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。 

 今回は、体験的フィリピン英語事情について書いてみたいと思います。

 ご存じのとおり、フィリピンは多言語を有する国であり、フィリピン語(Filipino language/タガログ語を中心とした言語)と英語を公用語とする国家です。
 
 私たちが活動しているマニラ首都圏ではタガログ語、ミンダナオ島ではビサヤ語も話されています。
 彼らは少なくとも地元の言葉とタガログ語(フィリピン語)と英語の三つの言語を話せるのです。

 公的機関で使用されている言葉は英語です。メディアも主に英語とフィリピン語で情報を発信しています。また、よく知られているように、フィリピン政府は国民に国外での出稼ぎを奨励してきましたので、多数のフィリピン人が国外で働いています。 米国、英国、カナダといった英語圏の国が人気のようです。日本にもフィリピンのかたは多いですね。

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マニラのリサール公園とフィリピン国旗
この国旗がフィリピン国内で一番大きなもの

 「EF英語能力指数2021年版」によれば、フィリピンは堂々の第18位。アジアの国々のランキングを見ると、シンガポールが4位、マレーシアが28位、香港が32位、韓国が37位、インドが48位、中国が49位となっています。われらが日本はどうでしょう? 全体112位中78位でした。

 う~ん、フィリピンはすごいですね。

 フィリピンの英語事情の特徴を五つ挙げてみましょう。

①フィリピンの小学生は日本の10倍英語を学習する

②フィリピンでは、国語(フィリピン語/タガログ語)の授業以外、どの授業も英語で行われる

③学生たちの英語に対するモチベーションが高い
⇒英語を使えた方がより収入の多い仕事に就ける可能性が高い(例:英語教師、コールセンターのスタッフ)…だけではありませんが…

④フィリピンの英語力は国家政策の結果
⇒1970年代に英語を公用語と位置付け、学校教育においても国策としてフィリピン政府が英語教育を推進

⑤歴史的な背景
⇒1898年の米西戦争後、フィリピンは米国の植民地になり、米国は全国に公立小学校を建設し、英語を教授用語として米国式の教育をフィリピン全土で行ったという歴史がある

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 小学校低学年で出会ったエンチャイルド奨学生たちのほとんどは、最初は私たちとシャイで遠慮がちの片言の英語でやりとりをしていました。

 ところが彼らは年々英語が上手になっていきます。小学校高学年ともなれば、こなれた手書きの英文の手紙も送ってくれます。
 ジュニアハイスクールになれば、ほぼネイティブな雰囲気で英語を使いこなします。シニアハイスクールともなれば、長文の英語のエッセーも書いてくれますし、立派なスピーチやプレゼンを披露してくれます。実に上達が早い!

 そして大学生、エンチャイルド・ユースのメンバーともなれば、英語でのディスカッションも流暢にこなします。エンチャイルドのスタッフはこれについていかなければなりません!

 異文化間コミュニケーションにおいて言語に関する課題解決は最優先事項です。
 質の高い国際協力、国際交流を実現し、私たちエンチャイルドのミッションを果たしていくためには、やはり英語を使いこなせることは必須条件ですね。

 山歩、反省。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 年が明けて、にわかに新型コロナ感染者数が増加しています。

 1月8日時点ですが、

世界の感染者数は303,169,398人、死者数は5,479,804人(米ジョンズ・ホプキンス大学発表)
日本の感染者数は1,758,462人、死者数は18,401人(NHKまとめ)
フィリピンの感染者数は2,910,664人、死者数は51,871人(米ジョンズ・ホプキンス大学発表)
 
 といった状況です。

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 昨日、マニラのエンチャイルド・フィリピン事務局長、キアノ・ロメロ氏とオンラインで少し話しましたが、フィリピンも日本と同じように年末年始の時期から感染が拡大しているそうですが、死者数の割合は減っているということでした。

 山歩が心配しているのは、フィリピンの学校が部分的でも対面授業を再開できるかどうかということです。昨年12月の初旬の段階では、政府の見解として、年明け後、対面授業を一部再開する方向性が発表されたと聞いています。
 
 政府の賢明な判断と、国民の皆さま一人一人の協力と努力によって学生たちの対面授業の再開を一日でも早く実現することを願います。
 もちろん、今回のコロナ禍を経験しながら、学校教育、家庭教育の在り方について具体的に再考しなければなりません。リモートワークだけでなくリモートスタディーへの対応が急務です。オンライン教育および通信教育のための新たな環境整備が最優先事項でしょう。

 子どもたちの育成、教育環境の創造という課題は、家庭だけの課題でもなく、学校だけの課題でもありません。家庭と学校と社会が一つになって取り組むべきなのが、子どもたちの育成というテーマであり、教育支援という課題です。

 身近な例を具体的に提言すれば、◆学校(教育委員会)と◆PTA(保護者の会)と◆教育支援NPO団体の連携です。
 企業もまた、資金や技術面で全面的に関わるべきです。なぜなら「企業もまた人なり」であり、その「人」こそは未来の子どもたちの存在を意味しているからです。

 子どもたちを元気にするための、大人たちによる教育支援ネットワークの構築によるより良い教育環境創造が急務です。

 今回のパンデミックで分かったことは、子どもたちが最大の犠牲者であるということです。子どもたちの健全育成は、家庭を強くすること、子どもを中心とする家庭と地域社会の連携が不可欠です。

 エンチャイルドは今年、上述のような教育支援ネットワークを具現化するためにアクションを起こしたいと考えています。
 子どもの健全育成から家庭や地域社会の役割を考え、問題解決を実現していく共育ネットワークの構築です。

 NPOとして十数年の経験を重ねながら、「個」で活動することの利点と共に、その難しさも同時に感じてきました。
 
 2022年上半期は、第6波への対応と“後遺症”対策が続くことでしょう。 
 しかし同時にアフターコロナ(消極的にはウィズコロナ)を見据えて、経済対策はもちろん子どもたちへの教育対策をしっかりと準備しなければなりません。

 2020年下半期には、アフターコロナ時代のエンチャイルド活動ができるようにしたいと思いますし、より多くのかたがたに共育ネットワークへの参加をお願いしていきたいと考えます。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 NPO法人エンチャイルドは昨年、設立から10周年を迎えました。10年を一つの区切りと考えれば、2022年を迎えてエンチャイルドは、次の10年に向かって新たな出発をしたと見ることもできます。

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 十数年前、エンチャイルドはシンプルな目的も掲げて出発しました。

 「世界の子どもたちを元気にしよう」「子どもたちを支えよう」「子どもたちを救おう」…というものです。

 現在も進行形のコロナ禍ですが、この2年を通して、より複雑な社会状況の中で苦しむ子どもたちを見ることとなりました。

 2022年を迎えて、倫理学者、ピーター・シンガー博士の著作、『あなたが救える命~世界の貧困を終わらせるために今すぐできること(THE LIFE YOU CAN SAVE~How to Do Your Part to End World Poverty)』を手に取りました。

 ピーター・シンガー博士の思想に全て同意し、共感しているわけではありませんが、貧困の撲滅に対する考え方については啓発されるものがあります。

 以下は、第1章「子どもを救う」の最後の段落です。

 溺れている子どもをためらわずに助け、しかも自分がかなりの犠牲を払うことになってもそうするだろうということについては、私たちのほとんどが絶対確実だと考えている。ところが、毎日何千人もの子どもが死んでいるにもかかわらず、私たちは当たり前のように買うけれども、なくてもほとんど気付かないようなものにお金を使っている。これは間違ってはいないか。もし間違っているのだとすれば、私たちは貧しい人々に対してどのくらいの義務を背負っているのだろうか?

 動画資料もあります。ご覧になってみてください。

ピーター・シンガー:効果的な利他主義者になる方法(TED)

 「効率的な利他主義」という考え方に異論のある人もいるでしょう。
 しかし私たちはこのような考え方が、他者に目を向け、社会的な問題を他人事と捉えず、自分事として考えるきっかけになればと思います。

 エンチャイルドは、NPO(非営利組織)、NGO(非政府組織)として、2022年も、貧困の問題、特に貧困の世代間連鎖を断ち切るために子どもたちをどのように支援していったらよいのかについて考え、行動してまいります。

 皆さまのご意見をお聞かせください(info@enchild.org)。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 ただ今、東京2020オリンピック(開催は2021年7月~8月)開会式、各国・地域の選手団入場中。今回の参加国・地域は205、国・地域ごとの入場の際のソーシャルディスタンスもあって、入場は長時間にわたっています。 

 エンチャイルドの縁のある国、インドネシアは22番目、22時3分にはフィリピンが146番目に入場行進しました。最初の入場選手団の国がギリシャであることは変わりませんが、今回のオリンピックでの入場順は、日本語読みの国名・地域名の50音順です。開催国日本は最後の登場となり、205番目。

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 異例ずくめの今回のオリンピック。
 2020年と2021年の2年間を未来はどのように振り返ることになるのでしょうか。
 オリンピックは始まったばかりですし、どのような評価を得ることになるかはまだ分かりませんが、入場選手全員がマスクをし、無観客の中で行われたこのオリンピックが、新型コロナウイルス感染症パンデミック時代の象徴として語り継がれることは間違いないでしょう。

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 パンデミック(世界的大流行)が世界的な平和の祭典と呼ばれるオリンピックの開催とともに終息することを期待します。このオリンピックが起点となって世界が良い方向に変わっていってほしいと願います。
 このタイミングでの開催国・開催地が日本・東京であったことも意味あることだなあと、山歩は思っています。10年前に起きた東日本大震災による国難を越えてきた日本だからこそ、世界規模の困難を乗り越える牽引車になれると思うのです。

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 このような年にエンチャイルドは設立10周年の節目を迎えました。  
 パンデミックだけが理由ではありませんが、エンチャイルドも変わっていかなければなりません。
 NPO活動は社会的な活動であるが故に、社会との関わりなくして存在することはありません。良かれあしかれ、社会の変化、時代の流れの影響を受けます。

 大げさに言えば、今は大転換期です。個人も社会も国家も世界も…。
 転換期には転換期にふさわしい判断と行動をしなければならないだと考えます。
 変化すべきときにいかに変化を成し遂げるか。
 変わってはならないものと、変わらなければならないもの…。

 オリンピックの興奮の中でも、山歩の頭と心の中はこの課題でいっぱいです。

 オリンピックの選手団入場はまだまだ続いてますが、ブログはこの辺で。
 世界とエンチャイルドが良い方向に大転換できるよう、祈りを込めてテレビの前で応援したいと思います。

Japan & Philippines
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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 自然災害大国日本。7月3日、大雨が降り続く中、それを示すような災害が起きてしまいました。静岡県熱海市の土石流災害です。土石流がものすごい勢いで住宅を飲み込んでいく衝撃的な映像がテレビやネットを通して流れました。

 15時56分、山歩のメッセンジャーにメールが入りました。
 ミンダナオ島ブトゥアンのエンチャイルド奨学生、ハイスクールの女の子からです。

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 Good day Mr. Takanori, i saw this post about the landslide in Atami City, I hope all of you there in Japan right now are totally fine.I am praying for the lost of the people who are currently missing because of the disaster.

 こんにちは、山歩さん、熱海市の土砂崩れについての記事を見ました。日本にいる皆さんが元気でいらっしゃることを願っています。現在災害で行方不明になっている人々のために祈ります。

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 心配してくれてありがとう。

 エンチャイルドファミリーがつながっていることを感じます。
 私たちが彼らのこと、彼らの国の事にいつも関心を寄せているように、彼らもまた私たちの国の出来事に関心を持ち、心を向けてくれています。

 日本列島を覆う梅雨前線。豪雨被害は予断を許しません。
 これ以上犠牲者が出ないように、注意しなければなりません。

 自然災害による被害の多さは、島国である日本とフィリピンの共通点でもあります。

 これからの季節は台風の季節でもあります。
 フィリピンと日本は台風においてもつながっています。
 最小限の被害にとどめる努力を常にしなければなりませんが、被災からの復興においては互いに助け合う必要がありますね。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 本ブログ投稿番号【344】【350】の続編です。

 問題解決のための社会的政策と共に、エンチャイルド流のコロナ禍への家庭生活における対応策(感染していない状況の場合)を8エレメントの視点から提案したいと思います。


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【共生】
 コロナ禍だからこそ「共生(共に生きる)」を意識してみてはいかがでしょうか。「共存」ではありません、「共生」です。支え合って積極的に関わり合って生を営むというのが「共生」です。

 コロナ禍は私たちに「孤」の状態をもたらしています。「孤立」「孤独」「孤食」が強いられていると言って過言ではありません。

 「密」となることを避け、マスクを外すことが許されず、声を出して話をすることがはばかれる社会。食事の時ですら、食べ物が口の中になくなるとマスクを着ける人も…。
 ソーシャルディスタンス、人との距離を置く。スキンシップは奪われ、握手もしなくなりました。

 ウイズコロナの社会は、コミュニケーションが難しい社会です。
 しかし家庭におけるコミュニケーションが失われてはなりません。
 家族のコミュニケーション、これは死守すべき砦とも言えるものです。

 8エレメントの「共生」には「共食」「共育」「共助」「共創」「共有」「共感」「共観」の七つが入っています。記述の七つの「共」で紹介した生活行動を実践すれば、「孤」から脱出することができるでしょう。

 最大のコロナ対策は、免疫力のアップ、心身のバランス、心と体と頭の「共」をつくり出すことでです。
 一人で過ごすことが多くなったとしても心が孤立し、孤独にならないようにすることが肝要です。
 そのためのお勧めが、読書です。読書は「孤」を遠ざけてくれます(どんな本を読むかにもよりますが…)。
 実際、コロナ禍の中で読書量が増え、本の販売数も伸びているようですね。これは人間の生存本能が働いていると見るべきでしょう。

 こんな時代だからこそ、本を読み、その感想を書いてブログやSNSで情報発信してみてはいかがでしょうか。

 山歩は本を読むよう努めています(ビジネス書以外に1週間に1冊は小説を楽しむ!)。
 今は外に向かって活発に行動できない分、本を読んだり、文章を書いたりすることに時間を割き、心と頭の活性化を図っているというわけです。これに体の活性化を加えなければなりませんので、一日平均8000歩、歩くようにしています。

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 エンチャイルドは、コロナ禍の中、オンラインによるイベントを毎月開催しています。
 オンラインによる草の根国際交流イベントに参加することで、自身の活性化はもちろん、海外の人たちの助けになることもできます(フィリピンの人々は日本人の想像を超える過酷なロックダウン生活を強いられています)。
 オンラインを通じて「共」の実践をしようというのが、エンチャイルドのバーチャル・アクティビティです。

 6月は12日(土)にフィリピン・ミンダナオ島北東部地域のエンチャイルド奨学生を対象とする日比オンライン草の根交際交流イベント、オンライン・スタディーツアーを開催します。

 エンチャイルドの活動に参加するのは初めてというかたも大丈夫です。ノープロブレム、ドンウォーリーです。
 ちょっと関心がある、参加してみたいなというかた、エンチャイルド事務局(info@enchild.org)までお問い合わせください。

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ENCHILD

 
 
 
 



 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今日は「こどもの日」。「エンチャイルド」としてはこの話題に触れておかないわけにはいけませんね。

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 「こどもの日」は日本における国民の祝日の一つです。端午の節句である5月5日が「こどもの日」として制定されています。

 「国民の祝日に関する法律」2条によれば、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことが「こどもの日」の祝日としての趣旨です。

 今年の「母の日」は5月9日(日)ですが、すでに5月5日のこどもの日が「母に感謝する」日でもあるんですね。

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 世界的に見れば、子どもの日は、子どもの権利を尊重し、成長を祝うことを目的とした記念日とされています。

 「世界こどもの日(Universal Children's Day)」は11月20日です。1954年に国連で制定されました。
 
 1925年にジュネーブの子どもの福祉世界会議で6月11日が「国際子どもの日(International Children's Day)」に制定された関係からか、6月11日を子どもの日としている国や地域が多いようです。数にして45カ国(地域)くらいでしょうか。旧共産主義の国が多いようです。

 11月20日を子どもの日としてるのは4カ国ほど。
 日本は5月5日。お隣韓国も5月5日、アメリカ合衆国、イギリス、フランスは子どもの日を特に制定していないようですね。

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 フィリピンは10月17日。1992年、当時の大統領、フィデル・ラモスさんによって、10月17日を子どもの日にすることが宣言されました。

 ちなみに10月17日は、「貧困撲滅のための国際デー」です。
 子どもの貧困問題の解決は世界共通の課題ですが、フィリピンの「子どもの日」と世界の「貧困撲滅のための国際デー」が同じ10月17日というのも意味があることなのかもしれません。

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 5月5日、こどもの日。
 To the World from Japan.
 「世界の子どもたちを元気にしよう!」を日本から世界に発信してまいりましょう!

‐‐‐


★エンチャイルド・オンラインイベント情報★

 5月12日(水)午後9時から(午後8時45分から入れます)第3回「エンチャイルドムービー・オンライン上映会」を実施します。第1回、第2回に参加いただいた皆さんからは高評価を頂いています。
 毎回違う映像を上映しています。お楽しみに!

 参加ご希望のかたは、info@enchild.org までご一報ください。

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エンチャイルドオンラインイベント案内
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ENCHILD

 



 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 かの国ほどではないにしろ、わが国の「STAY HOME」の呼び掛けの声も再び強くなっています。

 県境を超えて遠出するのがはばかれるような風潮ですが、どうしても遠距離の移動をせねばならず、14カ月ぶりに飛行機を使いました。国内線です。

 国内線でパスポートは不要ですが、今回パスポートを携帯しての国内線への搭乗です。

 なぜか?

 実は、前のパスポートは昨年2020年5月13日に10年の期限が来てしまいました。10年間本当にお世話になりましたが、コロナ禍のただ中とは言え、いつ必要となるか分かりませんので、すぐに次の10年用パスポートを作りました。ところが、一度も使わず1年を迎えようとしています。

 なんとも忍びない。
 そこで今回、国内線だけれど、飛行機に乗せてあげたいと思い立ち、携帯しての空の旅となった次第なのです。

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 夜、「ジェットストリーム」をYouTubeで聴くことが多くなったのも、海外旅行への禁断症状かもしれません。

 1泊2日の短い日程の地方への旅でしたが、帰りの便で羽田空港に着いた時には、「ああ懐かしいわが日本」などと、海外から帰国した気分になってしまいました。

 年内、海外に出ることは難しいのか…。

 この赤いにザ・ジャパニーズ・パスポートを海外に連れていってあげたい、そんな思いが無性にこみ上げてくる毎日です。
 
 さて、第2回「エンチャイルドムービー・オンライン上映会」が近づいてきました。

 4月28日(水)午後9時より実施いたします。20時45分から入れますので、余裕をもってご参加ください。

 お茶を飲みながら、夜食を食べながら、気軽に参加していただいて大丈夫ですよ。

 夜のひと時、映像を通しエンチャイルドの世界観に触れていただけるとうれしいです。

 参加ご希望のかたは、info@enchild.org までご一報ください。
 
設立10周年企画オンライン上映会
エンチャイルドオンラインイベント案内
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 こんにちは、エンチャルドの広報担当、地球村山歩です。

 コロナ禍によって、私たちの活動も多くの制限を受けることになりました。
 
 何より、子どもたちの置かれた環境が激変しました。
 フィリピンは、日本とは比較にならない状況です。長期間にわたる「ロックダウン」状態。日本人には想像が及ばない世界です。

 とりわけ貧困層にあるエンチャイルド奨学生たちは厳しい状況に置かれ、チャレンジの毎日であることは、彼らの寄稿からもよく理解していただいていることと思います。

ブハンのエンチャイルド奨学生
サントニーニョのエンチャイルド奨学生 (3)
日本から送られたクリスマスカードを手にするエンチャイルド奨学生たち


 フィリピンの教育事情は以下のような状況だそうです。(現地スタッフの報告より)


 ・オンライン授業が続いているが、オンライン授業と言いながら、実際は多くの学生たちがオンライン授業ができない状態である。

 ・そもそもインターネットの接続環境がない。あったとしても回線速度が遅い上に、コストが高くオンライン授業に対応できない(月3000~4000ペソ=6750~9000円)。これを毎月維持することは彼ら(の家庭)にとってはほとんど無理な金額です。

 ・ですから、プリペイドカードで限られた範囲でしか使えません。おのずと制限、限界があります。

 ・自分のPCを持っているエンチャイルド奨学生は少ない。借りて使うか、スマホ・携帯電話などの携帯端末で対応するしかない。

 ・モジュール授業(プリント学習)による課題提出は、学生たちにとって大変なプレッシャーとなっている。オンラインでの調べ学習ができず、家庭に十分な参考資料や本があるわけではないからです。

 ・現実が厳しく、夢を持てない状況にある。

 などなど…。

 15歳以下(現在は18歳以下)の外出制限がありますので、外に出られない、活動できない、人と会えない、友達と交流できない状態が長く続いています。メンタルヘルスが守られるよう祈るばかりです。

 心ある日本のかたの支援(マイプロジェクトとして)で、PCやタブレットなどの中古デバイスの提供を模索しています。

設立10周年企画オンライン上映会
エンチャイルドオンラインイベント案内
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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 AFPBB Newsが、3月11日の国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)のヘンリエッタ・フォア(Henrietta Fore)事務局長の声明を伝えています(3月12日付け)。

 声明の要点は以下のような内容です。

 ・教育や貧困、児童婚やうつといった子どもたちに関わる問題のあらゆる指標で悪化が見られ、世代全体への悪影響の長期化が示唆されている。

 ・飢餓状態にあり、孤立し、虐待を受け、不安を抱え、貧困の中で生活し、結婚を強いられている子どもの数が増えている。

 ・子どもの貧困率は、発展途上国では15%上昇する見通しである。

 ・教育面では、世界中の学齢期の子ども1億6800万人が1年近く学校閉鎖の影響を受けており、その3分の1がオンライン教育を受けることができていない。

 ・子どもや若者の少なくとも7人に1人が、過去1年の大半をロックダウン(都市封鎖)下で過ごしており、不安やうつの症状、孤独感が強まっている。

 ・教育や社会交流の他、保健や食料支援、保護といった必要不可欠なサービスを子どもが受ける機会は減っている。子どもたちが今後何年にもわたりパンデミックの傷を負うという兆しは紛れもない。

正面左端がマーク・アドリアン君
外出が規制される中でも現地でのエンチャイルドの教育支援活動は継続しています

 いかがでしょうか?

 世界の子どもたちの置かれている状況は大変厳しいものがあります。特にメンタルヘルスの問題が深刻です。

 フィリピンのエンチャイルドのスタッフによれば、2週間前から18歳以下が外出禁止となったそうです。今まで15歳以下の外出禁止でしたが、より制限が強くなったということです。

 これにより小・中・高の児童・生徒たちの全体が制限を受けることになります。これは大変なことです。

 スタッフの一人も「今フィリピンの子どもたちはかつてないほどの最悪の状況に置かれている」と言っていました。

 フィリピンの子どもたちに限ったことではありませんが、世界の子どもたちの置かれたこのような状況を変えていくためにどのようにしたらいいのでしょうか。

 関係者と何度となく話し合ってきましたが、今エンチャイルドにやれることは、最も大変なこの期間の中で、限定的ではありますが、奨学生たちとその家族に対して可能な限りの物資支援を行うことと、彼らのメンタルヘルスを守るためのサポートを行うことです。

 私たちの支援活動は決して規模の大きいものではありませんが、私たちの活動に関する情報発信を継続的に行うことで、支援の輪の拡大を推進できると考えています。


 このような状況が続いて1年が過ぎました。
 パンデミック終息の見通しはいまだに見えていません。

 たとえ終息したとしても、コロナ禍によってもたらされた教育の崩壊の影響は長く残ることでしょう。
 現在への対処とともに、1年後、2年後を見据えた教育支援を考えなければならないと思っています。

 そのためにも、今最も大事なことは、子どもたちの心に寄り添うことです。

 オンライン・スタディーツアーの実施や情報の交換など、彼らとの交流の継続を図ることで、精神的ダメージへの癒やしとストレスの解消に貢献しなければならないと考えています。

設立10周年企画オンライン上映会
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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
 
 前回に続いて、山極寿一・京都大学総長の著書から引用します。

 「食べ物を家族で分かち合い、共同体でともに子育てを行うといった行動は、人間の心を進化させ、高い共感能力を芽生えさせました。共感能力とは、自分以外のものの気持ちを理解する力のこと。人間以外にも、ゴリラやサルにも共感能力は見られますが、人間ほどではありません」(『「サル化」する人間社会』/集英社インターナショナル)

 ここに「共食」「共育」「共感」というキーワードを見いだすことができます。

 この三つは、国際協力を進めていく上でも不可欠の要素です。

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 いまだ新型コロナウイルス感染症のパンデミックが終息しない中、恐れるのは、政治的混乱や経済的損失だけではありません。
 最も恐れなければならないのは、「人間らしさ」「人類らしさ」が喪失することです。

 山極総長の言葉を借りれば、人間らしさ、人類らしさの原初的な内容が「共食」「共育」「共感」だということです。
 
 「共に食べられるようにすること」「子どもたちを見守り、育成すること」「他者への思いやりを持つこと」、言い換えれば、これが平和な状態を実現するための不可欠な要素ではないでしょうか。

 エンチャイルドは、小さな団体ですが、平和実現に貢献したいと考えています。そしてそのための活動の基礎を子どもたちへの支援に置いています。

 「共食」「共育」「共感」の三つのエレメントをセットで満たすところから平和が生まれてくることでしょう。
 
 2021年、設立10周年を迎えたエンチャイルドも、この三つの人間らしさ、人類らしさの実践に努めてまいります。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 「人類は子育ての必要性から『家族』を作り、『共同体』を作りました。そして、次第に集団規模を増大させていったのだと考えられます。子どもを一緒に育てようと思う心が、大人に普及していった。それが人類の家族の出発点なのです」

 京都大学総長・山極寿一先生の著書『「サル化」する人間社会』(集英社インターナショナル)からの引用です。

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 エンチャイルドもまた、子どもたちへの教育支援(成長へのサポート)に対して、家族的共同体意識を基盤として活動しています。その点でも、山極先生のお話は腑に落ちるものがあります。

 山極先生は、人類の特徴として「共食」を挙げています。そして「人類は家族と食をともにしてきました。家族だから食を分かち合うし、分かち合うから家族なのです」と述べています。

 家族とは食を分かち合う関係であるということです。食は命の源です。生きる上で最重要課題となるのが食なのです。

 エンチャイルドと子どもたちとの関わりは、主に「教育支援」ですが、本質的には「食」が問題解決の核心であるということを常に感じています。

 貧困であるということは、空腹であるということなのです。

 山極先生は言います。
 「改めて家族というものを定義してみると、それは『食事をともにするものたち』と言うことができます」

 人類社会はいつの時代も貧困や飢餓の問題に直面しています。
 多くの人々がこれらの問題を解決しようと努力していますし、MDGsにしろ、SDGsにしろ、いずれもこれらの問題を主要テーマに据えています。これは国家運営の根幹に関わることでもあります。

 では、問題解決のために一番大事なことは何か…。

 それがアドラーの言う「共同体感覚」であり、山極先生の示す「共食」「共育」という「人間(人類)らしさ」であり、エンチャイルドが掲げる「心の国境を超えた家族愛の絆(8エレメント)」ではないかと改めて感じています。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 NPO活動を進める上で、刺激を与えてくれている思想の一つにアドラーの心理学があります。

 アドラーはこのように語っています。

 「人の行動はすべて目標によって確定される。人が生き、行為し、自分の立場を見出す方法は必ず目標の設定と結びついている」

 目標が設定されなければ何事も始まらないということです。

 私たちは多くの要因によって、それらの影響によって動かされている、行動させられているという考え方もありますが、それは主体的な生き方ではありません。

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 アドラーはこのようにも述べています。

 「成功と幸福は主として目標の問題である」

 原因(過去)を中心として生きるのか、目的(未来)を中心として行動するのかによって、人の人生は大きく変わっていきそうです。

 NPO活動においても、原因の分析を主体に行う場合と、目標の設定を主体に行う場合とでは大きく結果が違ってくるということを経験的も感じます。そしてさらに重要なことは、どのような目標を設定するのかということです。

 NPO活動でいえば、いかに社会的に有用な目標設定ができているかということです。

 アドラーは、目標設定をするときにも「共同体感覚」が大切だと指摘します。
 アドラーの言う共同体感覚とは、人に対する深い信頼感であり、社会への奉仕する感覚を指しています。

 エンチャイルドは、より良い共同体を形成する要素(エレメント)として8項目(共生・共食・共育・共助・共創・共有・共感・共観)を挙げています。そしてその中心あるものを「心の国境(境界線)を超えた)家族愛の絆」と表現しています。

 「家族愛の絆」は、アドラーが言う「共同体感覚」と非常に近い概念だと思います。
 
 エンチャイルドは「心の国境を超えた家族愛の絆による教育支援」を行うことを目標としています。子どもたちを勇気づけ、彼らの成長をサポートすることを目標に活動してきました。
 
 私たちが掲げた目標が、より良い社会を実現するものとなり、人々に成功と幸福をもたらすものであることを信じて、2021年も活動してまいります。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 2月9日、NPO法人ユニカセ・ジャパンさんからメールが届きました。
 「ユニカセ・レストラン閉店のお知らせ」でした。

 フィリピン・マニラ首都圏のマカティにあるユニカセ・レストラン(2010年オープン)。エンチャイルドもスタディーツアーのプログラムや現地スタッフとのミーティングなどで何度か利用させていただきましたし、代表者で創立者の中村八千代さんにはスタディーツアー参加者向けに講義をしていただくなど、大変お世話になってきました。また、中村さんが立案した「アジアカンファレンス」にも毎年参加させていただいてきました。

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ユニカセ・レストランにて(2019年3月)

 コロナ禍の中で世界中のNPO、NGO活動を行っている人々が苦戦を強いられています。 
 資金調達が難しくなったり、活動自体が行えなくなったりと、かつてない困難な試練に遭遇しています。

 ユニカセ・レストラン閉店の知らせは、正直ショックでした。
 昨年11月には再生のためのクラウドファンディングに挑戦し、目標300%超えを達成するなど、大変頑張っていらっしゃいましたし、過去もそうであったように今回の危機も越えていかれるだろうと思っていただけに、とても残念な思いになりました。

 この間、中村さんはもちろんですが、レアさんをはじめとするスタッフの皆さんのご苦労は大変なものであったと想像します。

 私はユニカセ・レストランの来店客の一人に過ぎませんが、ヘルシーでおいしい食事と笑顔を希望を与えてくれたユニカセ・レストランのファンの一人として、その社会的功績をたたえるとともに、関係者の皆さんに心からのお礼と感謝の気持ちを伝えたいと思います。

 今後は、「日本を拠点とし、フードビジネス以外の事業をNPO法人ユニカセ・ジャパンで一本化させ、日比の『子どもたちへの教育支援』や『青少年育成事業』を活性化させ、引き続き人材育成事業を継続して参ります」とのことですので、志を同じくする者として引き続きエールを送って生きたいと思います。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今年は、新型コロナウイルス(COVID‐19)のパンデミックによって社会にさまざまな変化がもたらされました。

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 エンチャイルドにおいても、年間の活動の柱となっていたスタディーツアーを実施できず、国内でも活動も集まって活動することはほとんど行うことができませんでした。

 結果的に、オンラインでの交流、ネットによる資金調達が活動の中心となりました。

 さて、最新の新型コロナの状況は以下のとおりです。

【世界】
・感染者の合計数:6760万
・回復者数:4350万
・死亡者数:154万
・人口 100 万人あたりの感染者数:8,696

【フィリピン】
・感染者の合計数:44.3万
・回復者数:40.9万
・死亡者数:8,670
・人口 100 万人あたりの感染者数:4,069

【日本】
・感染者の合計数:164,434
・死亡者数:2,299
・人口 100 万人あたりの感染者数:1,306

【アメリカ合衆国】
・感染者の合計数:15,027,423
・死亡者数:283,835
・人口 100 万人あたりの感染者数:45,599

 太字の部分は「人口100万人あたりの感染者数」です。
 世界は、8696人、フィリピンがその約半分の4069人、日本は1306人です。ちなみにアメリカ合衆国は飛び抜けていて45599人となっています。フィリピンの11倍であり、日本の35倍です。

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 本日、山歩は2021年の手帳を購入しました。
 2020年はまだ終わっていませんが、頭の半分を来年の準備に向けていくためです。

 先手必勝、2021年のスタートダッシュのために、これからの3週間をかけて準備したいと思います。
 皆さんはいかがでしょうか?

 激動の2020年でした。2021年も変化の多い年となることでしょう。
 ベルトを締め直してしっかりと未来を据えて前を向く時です。

 ↓12月20日のオンライン・クリスマス交流イベントへの参加のご一報をお待ちしております。 
 
info@enchild.org

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 昨日9月16日、日本では菅義偉内閣が誕生しました。 
 菅さんは首相として目指す社会像について、「自助・共助・公助、そして絆(きずな)」と語っています。

 ネットでは早速、批判的なコメントが次々と発信されていますが、私はこのフレーズを一定の共感をもって受け止めています。もちろん、菅首相の言葉の真意は今後の行動と結果をもって明らかになっていくことでしょうが、「“自助”か“支え合いの社会”か」というような短絡的な二項対立の論調はいかがなものかなと感じていますし、「弱者切り捨ての論理」と結論付けるのもどうかなと思います。

 「政治での話」と「生活での話」では随分その意味するところに違いがあるものだということも理解しているつもりですが、「自助」と「共助」は対立するものではなく、真の自助の先にこそ、真の共助があると考えます。そうであってこそ、真の公助を国民自身の手によってつくり出すことができるのではないかと…。

 批判が多く、実際のところ課題の多い現状の公助の仕組みですが、この三つの「助」が互いにつながって循環作用を起こすようにならないと、本当の意味での「より良い社会」の実現というのは難しいのではないかと思います。

 エンチャイルドの活動を通して、家族愛の絆と8エレメントをバリューとしながら、「真の支援とは何か?」ということを常に考えてきました。

 いずれにせよ、新しい政権の出発を機会に、改めて子どもたちへの教育支援、社会教育に資する活動を行っている団体としての今後のエンチャイルドの在り方について熟考を重ねていきたいと思っております。


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 ウェブサイトで興味深い記事を見つけましたので、ご紹介します。

 記事のタイトルは、

 日本人は、実は「助け合い」が嫌いだった…国際比較で見る驚きの事実

 です。

 NPO活動をしていると、助け合い精神を持った多くのかたと出会い、ご縁を持つことができますが、一方で、記事で伝えられているような世界を感じることも確かにあります。

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 寄稿者の坂本治也関西大学法学部教授は、「国際比較の観点から見れば、平時において『日本人に強い助け合いの精神がある』とは言い難い。むしろ現状では、『困っている他者に冷淡な日本人』と言った方がより正確なのかもしれない」と指摘しながら、根拠となる国際的な各種意識調査のデータも示しています。

 「イギリスのNPOであるCharities Aid Foundationが公表したWorld Giving Index 2018というレポートでは、寄付やボランティアの頻度を基に世界各国の『共助』レベルのランキングが示されている。調査対象となった世界144カ国の中で、日本の順位は128位である。先進国として最低ランクに位置する」

 長めの記事ですが、ぜひ時間のある時に読んでみてください。

 社会貢献という問題意識を持ち、NPO活動を行う者の一人として、参考になる記事でした。



ENCHILD


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 やっとコロナ禍トンネルの出口が見えてきましたね。
 皆さんにはどんな景色が見えてきていますか?
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 でもまだまだ心配もありますよね。
 第2波、第3波は?
 また流行がやって来て、もっと毒性の強いコロナが猛威を振るうんじゃないか。
 治療薬は? ワクチンは?
 そして何より、ボディブローのように長く引きずるであろうこの経済的打撃からどうやって抜け出せるのか…。

 ところで忘れてならないのは、社会的打撃からの回復です。
 回復を図るというよりは、新しい道を模索しなければならなくなった、というべきでしょうか。
 100年に一度の社会的パラダイムシフトが始まっているといっていいでしょう。

 「新しい生活様式」という言葉は、日常生活の在り方、人間関係、働き方が変わっていくことを指していますが、それはすなわち習慣や文化も変化していくことを意味しています。

 政府が打ち出した「新しい生活様式」の内容はウイルスの感染防止に特化したものです。
 しかしながら「危機」や「脅威」はウイルスや細菌ばかりではありません。

 自然災害の脅威は常にありますし、戦争が起こる可能性もゼロではありません。
 私たちは無数の危機と脅威に囲まれて生きています。

 どんな事が起きても前を向いて生きていくことができる本物の「新しい生活様式」をつくり出す必要があります。

 それは人間自体が、そして人間がつくり出した社会そのものが最も脅威的存在であるのだということを自覚することから始めなければならないのかもしれません。

 そして「新しい生活様式」を要因として生じてくる新たな危機や脅威があることも見通しながら…。

 



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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 「8エレメント」とは、エンチャイルドが提言する、より良い社会(共同体)を実現するための八つの要素、行動指針(共食・共育・共立・共助・共有・共感・共観・共生)のことです。

 今回は「共生」(3)として、当ブログ【001】の内容と重複しますが、貧困の世代間連鎖をどのようにしたら断ち切ることができるかについて考えてみたいと思います。

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 貧困の5大要因(フィル・バートル教授による)として「病気」「無知識」「無関心」「不正直」「依存」が挙げられます。

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 「病気」は衛生教育・医療支援で、「無知識」は教育支援を持続的に行うことで、解決できる可能性があります。

 しかし「無関心」「不正直」「依存」という人間の内面の課題を解決することは容易ではありません。

 エンチャイルドが強調する自立支援の意義は、特にこの内面の課題解決にフォーカスしています。
 すなわち、自立を目指すということは、無関心や不正直、依存から抜け出すことを意味しているということです。それができてこそ、貧困問題を本質的に解決できる、共立の関係(自立した者同士の協力関係)で成り立つ社会を実現することができると考えます。

 自立にもいくつかの種類が考えられます。
 健康的自立、精神的自立、経済的自立、社会的自立…。
 故に自立支援にもいくつかの種類が必要でしょう。

 健康的自立のための支援、経済的自立のための支援についてはイメージしやすいと思います(実際に行うことはそう簡単なことではありませんが…)。

 「無関心」「不正直」「依存」は、精神的自立や社会的自立の阻害要因となると考えられます。ですから、精神的自立支援、社会的自立支援を通して「無関心」「不正直」「依存」を自ら克服できるように導く必要があるわけです。

 ノーベル経済学賞受賞者のジェームズ・ジョセフ・ヘッグマン教授の「貧困の世代間連鎖を断ち切る四つのキーワード」の指摘は示唆に富んでいます。

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 「愛着」「支援」「励まし」「刺激」の四つは、まさに精神的・社会的自立支援のファクターとなり得るものです。
 「支援」とは、本質的には支援する者の心を指していると理解すべきでしょう。
 「支援」を物資的・現象的・結果的なものとして認識しやすい(受け取りやすい)のが現状ですが、これは認識を変えていかなければならないと思います。

 エンチャイルドの活動を通じても感じることですが、支援を通して支援する側の精神や価値観が伝わることが大切です。なぜならそれが精神的・社会的な自立のための大切な養分、栄養素となるからです。

 「愛着」は思いやり・愛情・誠実さであり、「励まし」は希望を与えることであり、「刺激」は夢を持たせることであるといえます。

 支援を受ける人々に思いやりや愛、誠実さを伝えること、希望を与え、夢を持てるように導くことが貧困の世代間連鎖を断ち切る鍵となるということです。

 エンチャイルドは「自立(自律)心」を育てることが大切であることを強調します。
 それは「共立(Give and Give)」を軸とした共生共栄社会の実現を目指しているからです。


 「共生」について3回に分けてお話ししました。

 今後も8エレメントについて研究し、意見交換を重ねながら、より良い国際協力、教育支援のかたちを模索していきたいと思います。


エンチャイルドへの参加方法

 

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◆エンチャイルドの海外教育支援は、ひと月一口1000円から始められます!◆
 


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 「8エレメント」とは、エンチャイルドが提言する、より良い社会(共同体)を実現するための八つの要素、行動指針(共食・共育・共立・共助・共有・共感・共観・共生)のことです。

 今回は「共生」(2)について書いてみたいと思います。

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「ピースアドボケイト」の任命状を受け取ったエンチャイルド奨学生たち
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 「共生」は、一緒に生きる、共に生きる、ということです。
 
 似ている言葉に「共存」があります。共に生存する、ということです。

 しかし「共生」は「共存」ではなく、「共存」は「共生」ではありません。

 「共存(きょうぞん)共栄」という言葉もあります。「二つ以上のものが互いに敵対することなく、共に生存して共に栄えること」(参照:三省堂 大辞林 第三版)です。

 これが「共生(きょうせい)共栄」となると、「共に生き、共に栄えること」となります。

 どうですか? このニュアンスの違い、意味の違い…。

 栄えるために助け合う(共存共栄)のか、助け合って栄える(共生共栄)のか…。

 「共生」に関連して出てくるのが、「相利共生(共生の一種。異なった種類の生物が互いに何らかの利益を交換しあう生活)」「相互扶助(互いに助け合うこと、共助)」といったもの(いずれも「三省堂 大辞林 第三版」を参照)。

 ところで、「共生」に対して「相互依存」という言葉を連想するかたも少なくないでしょう。

 「相互依存」は、「お互いに、相手がいなければ物事が成り立たないような状況にあるさま。相互に依存している状況」(三省堂 大辞林 第三版)です。

 8エレメントでは、「共生」に対して「共立」の概念を含ませています。
 ですから、「共生」→「相互依存(Give and Take)」→「共依存」ではなく、「共生」→「共立(Give and Give)」→「共助」→「相互協力」です。
 
 「共立」が入るので、共生社会には「自立(自律)」の要素が必須要件です。

 共に生き、助け合う社会には、「共立(Give and Give)」のフレームワークが不可欠なのです。

 エンチャイルドのモットーである「愛は行動である」「国境を超えた愛」という時、その「愛」は依存心の身代わりではありません。愛が愛らしくあるためには、自立(自主・自律・自発)心を軸として回らなければならないと考えます。

 自立支援は共立社会実現への貢献です。

 エンチャイルドが推進する「ピースアドボケイト」は、共生・共助・共感の共立社会実現の主役(ロールモデル)のことをいいます。
 
 エンチャイルド奨学生たちは、自立支援の受益者であると同時に共立社会実現の担い手を目指す実践者なのです。

(続く)


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 「8エレメント」とは、エンチャイルドが提言する、より良い社会(共同体)を実現するための八つの要素、行動指針(共食・共育・共立・共助・共有・共感・共観・共生)のことです。

 今回は「共生」(1)について書いてみたいと思います。

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 8エレメントの中心にあるのが「共生」ですが、これが簡単ではありません。

 「共に生きる…」。シンプルで美しい響きを持っている言葉ですが、これを実践することは相当の覚悟がなくてはできるものではありません。

 「永遠に共に生きる」などと言おうものなら、めまいがするほどです。

 私が国際協力、海外教育支援活動を始めて間もない頃、大学教授で国際協力の専門家であるT先生にいろいろと相談に乗っていただいたことがあります。T先生は外務省に勤務していた経験もあり、海外教育支援のフィールドワークの体験も豊富にお持ちのかたでした。


 今でも覚えているT先生の言葉があります。

 海外教育支援への思いを語る私にT先生はこう問われました。

 「海外教育支援、本気でやるの? 彼らの人生に責任が持てるの? 覚悟はあるの?」

 当時の私は、この言葉の意味をよく分かっていなかったと思います。

 あれから20年ほどの年月が過ぎました。

 教育支援とは共に生きていくこと…。共生の実践としての教育支援。

 「覚悟」を問われ続けてきた20年だったように思います。



 (続く)




 
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 今回は「共観」について書いてみたいと思います。

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 「共観」という言葉は一般的にはあまり使われていない言葉だと思います。

 「共観」には、「共に一つもの(同じものを)見る、掲げる」という意味を込めました。

 「ビジョンを共有する」と理解していただいてもよいと思います。

 もっと言えば、「観を共にする」、すなわち「物の見方・考え方を共にする、同じくする」という意味があります。

 山登りに例えれば、「同じ頂上を目指す」、これが「共観」という意味です。

 登山者といっても、複数いればそれぞれ性格も体力も技術も違います。しかし彼らが共に同じ頂上を目指そうとパーティーを組めば、そこから一つのチームとなります。

 山のワンチームは、一緒に歩き、食料を共有し、運命を共にします。
 全員が無事に頂上に到達し、無事に下山する、その目的と計画に従って共に同じ時間を共有しながら行動します。

 チームやコミュニティーにおいても、同じものを見る、同じものが見えているということは大事なことです。

 国難、世界難ともいえる、この事態においても同様です。
 あらゆる場面において、観を一つにし、共観の力で最大の成果を上げていかなければなりません。

 共立、共有、共感の力が、共観の力をより強固なものにします。
 心と体と頭を一致させ、共観の力で未知の試練を乗り越えていきましょう。



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 今回は「共感」について書いてみたいと思います。

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 三省堂の「大辞林 第三版」は、「共感」を以下のように解説しています。

 ①他人の考え・行動に、全くそのとおりだと感ずること。同感。
  「 -を覚える」 「彼の人生観に-する」
 ② 〘心〙 〔sympathy〕 他人の体験する感情を自分のもののように感じとること。
 ③ 〘心〙 〔empathy〕 ⇒ 感情移入

 「日本大百科全書」には、「他人が喜ぶのをみるとともに喜び、他人が悲しむのをみるとともに悲しむというように、他人と同じ感情をもつことをいう」とあります。

 8エレメント的に表現すれは、「共感」は「心情的距離を近付け、心と心の絆を結ぶ要素」となります。平たくいえば、「喜怒哀楽(苦楽)を共にする」ということになりますね。互いを思いやる心を育む要素が「共感」です。

 例えば、エンチャイルドは海外教育支援活動を通じて、支援者とエンチャイルド奨学生ら受益者との間に「家族愛」の絆を結ぶこと、すなわち家族愛の情を共有する体験を大切にしています。

 「世界には助けが必要な弟・妹たちがいる」「家族だから助けたい!」「家族愛は国境を超えて」といった言葉の中には、そのような精神が流れています。

 家族愛によるエンチャイルドの支援は、「共感による支援」と言い換えることができるかもしれません。
 国境を超えた家族愛の共感の輪によって国際協力、海外教育支援を推進していこうというのがエンチャイルドの考え方の一つといえるわけです。


 さて、「新型コロナウイルス禍と8エレメント」という視点で「共感」について考えてみましょう。

 新型コロナウイルス感染拡大の猛威は単に人間の健康(生命)だけでなく、人類の社会活動全体を破壊する勢いです。人類が団結して事に当たるには、あまりにも政治的・経済的・社会的面において複雑な事情が絡み合っています。

 複雑であるが故に団結できない(一つになれない)。団結できないから解決できない…。解決が進まないのでますます複雑になる。これは負の連鎖、悪循環です。

 では、人はどうやったら団結できるのか(一つになれるのか)。

 今の日本社会なら、「ワンチームで!」といえば、一つになろうとする共感の心が生まれてくるかもしれません。それも一つでしょう。

 エンチャイルドでは、家族愛の力が人間の真の自立心(→共立心)を伸ばすと考えています。

 この国難、世界難ともいうべき人類的危機を克服するためには、一人一人の自助努力を前提としながら、社会全体としての問題解決の成果を導き出すベクトルを持つ必要があります。

 そのベクトルは、家族のように助け合い、支え合い、共に生きたいと願う心です。自助と共助、自律と他律、自立と共立、個と全体を結ぶ家族愛の心情のベクトルです。

 あらゆる主義や制度の見直しが必要な時代を迎えています。社会の在り方そのものへの問いかけが発せられているといっても過言ではないのではないでしょうか。くしくも新型コロナウイルス禍がその導火線に火を付けた格好です。

 子どもたちの未来、これから先の社会がより良いものとなることを中心に考えてみる、親が子を思う心情の世界を起点として全てを見直してみる、ということです。

 このような家族を思う心への共感の輪の拡大が必要です。

 ソーシャル・ディスタンシング(Social distancing)は物理的な距離を保つことですが、直面するこの問題に対する本質的な解決の鍵は、心情的な距離を近付け、心の絆を強くするところにあるのではないでしょうか。


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 「8エレメント」とは、エンチャイルドが提言する、より良い社会(共同体)を実現するための八つの要素、行動指針(共食・共育・共立・共助・共有・共感・共観・共生)のことです。

 今回は「共有」について。

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 「共有」とは、共同で所有することです。
 
 ここでは主に情報の「共有」について考えたいと思います。
 
 情報を共有することは基本的に大切なことです。もちろん、例外的に「共有しない方がよい」という場合もありますが、いずれにせよ大事なことは、共有は共有すること自体が最終目的ではないということです。共有する、共有すべき目的があって共有をすべきです。

 共助のために情報を共有する、共育のために情報を共有する、共立するために情報を共有する、といった感じですね。

 8エレメントの一つ一つは個々に独立したものではありません。「要素」ですから、それぞれがそろったり、組み合わさったりすることで効果を発揮します。

 共有にはコミュニケーションが伴います。情報を一方的に伝えたからといって「共有」できるとは限りません。ある程度のルールや方法が伴ってより良い共有がなされます。

 何らかの情報を共有することによって意識や意志、判断が生じます。連携、連係、連帯しようとすれば、情報の共有は不可欠です。

 情報も共有についていくつかの注意点があります。五つだけ挙げます。

 1.情報を一方的に受け取らない(鵜呑みにしない)。受け身にならず、依存的にならないこと。思考停止状態で情報を受け取ってはいけません。
 
 2.情報を求める。問題意識や責任意識、当事者意識をもって生活することで主体的に情報を求めるようになる。

 3.質問をする。質問は情報共有には不可欠です。不明な点、曖昧な点など、確認すべき事柄はなるべく早いタイミングでもれなく質問し、確認しましょう。勘違いや誤読を避けなければなりません。「意味」が合っているか、同じ理解に立っているかも確認すべきでしょう。「読解力」「聞く力」「調べる力」「編集・整理する力(まとめる力)もより良い情報共有に必要な力です。

 4.情報共有の際、情報のソース、出所、出典を明示する、あるいは確認することが肝要です。5W1H(いつ、どこで、だれが、何を、なぜ、どのように)といった基本情報を押さえましょう。

 5.情報共有ツールを活用しましょう。自分にとって情報共有の質と量を両立させるツールを選びましょう。情報はある程度の量が必要ですが、より重要なのは情報の質です。

 他にもありますが、今回はこれくらいにします。

 新型コロナウイルスを巡っても膨大な量の情報が私たちの生活の中で行き来しています。
 そのような情報を、家族で、あるいは職場や所属するコミュニティーでどのような情報をどの程度共有するのか。テレビや新聞、ネットなどで伝えられる政府からの情報に対しても、受け身で依存的な姿勢ではなく、問題意識、責任意識、当事者意識を持って主体的に求めるべきです。

 新型コロナウイルス関連の情報に関していえば、医療や健康面だけの情報ばかりではありませんね。いたずらに不安になったり、頭の中が混乱しないように、経済的な情報、政治的な情報、文化的な情報、社会的な情報、国際的な情報など、いくつかのカテゴリーに分けて情報を整理して理解する必要があります。
 
 ある意味では人類の歴史は情報戦の連続でした。

 聖書の創世記を見れば、最初の男性アダムと女性エバ(イブ)が神の言葉(情報)とヘビの言葉(情報)を巡って善悪の判断を誤っていく過程が描かれています。

 情報(の共有)によって意識や自覚、比較や判断(選択)が生じます。
 とりわけ現代人は膨大な情報の大海を泳ぎながら目的地に到達していかなければならないような立場です。

 「共有」には目的があります。

 情報もモノもマネーも特権も、何のためのものなのかという目的観念を失ってしまうと、果てしない独占欲に振り回され、所有観念の泥沼から抜け出せなくなってしまうでしょう。

 正しい共有がなされなければあらゆる関係性において支障をきたすことになるかもしれません。

 


     

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 「8エレメント」とは、エンチャイルドが提言する、より良い社会(共同体)を実現するための八つの要素、行動指針(共食・共育・共立・共助・共有・共感・共観・共生)のことです。

 今回は「共助」について。
 
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 「共助」という言葉は「自助」や「公助」の言葉とともに使われることが多いですね。

 被災時における「自助」「共助」「公助」の必要性についてはよく聞くところです。

 今回の新型コロナウイルス禍においても、この三つの「助」をバランスよく同時進行で回していく必要があります。

 「緊急事態宣言」の発出の後、「公助(政府による助け)」だけを当てにしてはいけません。
 「自助(解決に向かうための自身による自主的・自発的で主体的な行動と努力、創意工夫)」と「共助(家族、職場、知人・友人、地域社会における構成メンバーの助け合い)」を合わせた「助」の3点セットで考え、行動することが肝要です。

 この三つの「助」がうまく回る(連携・連携する)ためには、調整役としてのリーダーが不可欠です。リーダーたちは活動の目的、目標、計画、スケジュールなどを示し、関係者の情報の共有がなされるように最大限の努力と工夫をすべきです。

 「共助」の形として身近なのは、家族や職場、隣近所の助け合い、ボランティアやNPO(非営利組織)による活動などがあります。

 しかし今回の新型コロナウイルス禍においては、複数の人々が直接協力し合う「共助」の活動を行うことは難しいですね。
 自らが感染せず、感染者とならないように「自助」の努力と工夫がまず求められています。

 「共助」「公助」の活動は主に経済的・物質的支援に重点が置かれることでしょう。最前線で闘う医療従事者の皆さん、医療部門への支援です。特に今回のような未知の感染症においては、問題解決の生命線となる医療部門にフォーカスすることがポイントです。

 「共助」ということでは、クラウドファンディングによる資金調達が有効な手段となるでしょう。すでに日本のプロ野球選手会とNPO法人ベースボール・レジェンド・ファウンデーション(BLF)によるクラウドファンディングが立ち上がっていますね。他にも手作りのマスク配布の活動やさまざまな「共助」の活動が各所で始まっています。

 「共助」の活動は、問題・課題の解決だけでなく、より良い社会を実現していくために大きな役割を果たしてくれることでしょう。

 日本人は「公助」への依頼心以上に、「自助」「共助」へのコミットメントを強く持っていると思っています。

 今こそ、日本から「自助」「共助」のモデルケースを示していきましょう。そうしてこそ、「公助」をより良い方向へ導くことができることでしょう。

 エンチャイルドにおいても「共助」プログラムを準備しています。



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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 エンチャイルドblogの投稿も今回が記念すべき100通目となります。

 ブログを始めた時には、2020年という年がまさかこのような事になるとは想像もしませんでした。

 ただ、日本においても世界的にも大きな節目の年になるだろうなという予感は昨年からありました。東京オリンピック・パラリンピックの開催だけではなく、何か国際情勢の大きな動きに対してです。

 こういう話は後出しジャンケンになってしまいますので、これぐらいにしておきます。

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 最近ご無沙汰の山歩き。「地球村山歩」の名が廃る!そうだ、山へ行こう!


 さて、緊急事態宣言発令後、2日目はいかがだったでしょうか?

 山歩も在宅での業務が多くなっていきそうです。それは私だけでなく、わが家の会社勤めをしている3人の子どもたちも同様です。3人のうち2人は今週の月曜日から在宅での業務を行っています。

 在宅の始まった二人は、普段でも会社で遅くまで仕事をしている方ですが、在宅でも結構遅くまで仕事をしています。

 「在宅勤務により、働く時間を効率化できるという期待がある一方で、ワーカーからは『仕事のON/OFFが切り替えづらい』『長時間労働になりやすい』という声も聞かれています」という指摘がネットに上がっていましたが、確かにセルフコントロール力、8エレメント流に表現すれば、「自立(自律)」の力が求められるのが在宅勤務だと思います。

 この新型コロナウイルス禍によって世界の在り方も私たちのライフスタイルも変わっていくのだろうなという気がします。

 アメリカのトランプ大統領の登場以来、自国(ファースト)主義とグローバル主義が対比して論じられるようになりました。新しいようで古くからある議論ですが、このテーマに対する議論をさらに深く掘り下げるきっかけになったのが今回の新型コロナ問題(事件といってもいいかもしれません)でしょう。

 「ウイルス」をきっかけに今、根本的な問題を見つめ、その解決のために動き出さなければならない待ったなしの年が「2020年」である、というのが歴史的意義なのかもしれません。

 過度な相互依存、共依存に陥ったためにうまくドライブできなくなった社会を、いかに調和の働く共立社会に変えていくかが解決の鍵となるように思います。

 続きはまた…。



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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 「緊急事態宣言」発令後の一日目が過ぎようとしています。

 安倍首相のお話、尾身会長のお話を聞きながら、ウイルスとの戦いに勝つことのできる最大の武器(方法)は、結局は一人一人の覚悟と行動であると理解しました。

 作戦は実施されなければならず、かつ精度の高い実践が伴わなければ勝利を手中に収めることはできないでしょう。

 これは本気でやらないといけないと思いました。

 見物人ではいけないと思いました。

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  フィリピン・ミンダナオ島アグサン川 

 3月後半ごろから、意識、自覚、判断、意欲、行動、実践、連携、連係が必要だと考えるようになりました。まさに覚悟と行動です。8エレメント流に表現すれば、自立と共立でしょうか。

 個人の責任と全体の責任、自助と共助と公助がバランスよく回っていかないといけませんね。この取り組みは総力戦だからです。全員が、一人一人がリーダーです。チームプレーでもあり個人プレーでもあります。

 目に見えない存在との戦いであるだけに、一人一人の意識と自覚と判断が問われるのであり、意欲と行動と実践と連携と連係が大事なのだと思います。

 2週間~3週間後、4月の下旬には感染者が減少に向かっていかなければなりません。

 犠牲は伴うでしょう。経済の損失です。

 厳しい時間を耐えなければならないと思います。


 困難な戦いを乗り越えたら、苦痛を癒やし、経済を回復させ、より良い社会を実現していくために8エレメント(共生、共食、共育、共立、共助、共有、共感、共観)の実践が不可欠だと考えます。

 今後、具体的な8エレメントのアクションプランを提案していきたいと思っています。


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 本日(4月7日)、安倍首相が「緊急事態宣言」を行いました。
 日本における新型コロナ禍との戦い(国家としての取り組み)が次の段階に入ったということですね。

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                        首都東京

 昨年11月頃、中国から始まったこの波はあっという間に世界をのみ込みました。
 
 いまだ正体のよく分かっていないことが、得体の知れない不安となって社会を覆い尽くしています。

 はっきりしていることは、私たちはこの問題に正面から向き合い、一つとなって戦っていく(問題解決のためのアクションを起こす)ということです。

 外出しないというアクション、ソーシャルディスタンシングというアクション、マスク装着・手洗いというアクション…。

 そして直面する経済問題、心身の健康問題…。

 ウイルスの問題は常に再発の恐れがあります。
 一時的にしのいでも本質的な解決にはならないでしょう。

 「現在」の問題を解決すると同時に、「未来」の問題をも解決するという意識と覚悟、決断が必要だと思います。

 「未来」とは、若い世代を指します。
 若い世代がこの問題を自分の問題としてしっかり受け止め、解決のために力を尽くすことが勝敗を分けるポイントだと考えます。

 政府だけでなく国民自身が、大人たちだけでなく若い世代が問題の本質を見いだし、同じことを繰り返さないための問題解決に取り組むべきだということです。


 ブログでは、コロナ禍による封鎖状態にあるフィリピン・マニラ首都圏のエンチャイルド奨学生たちの近況報告を紹介してきました。

 報告を通して、彼らの現状を知るとともに、彼らの前向きな問題意識にも触れることができました。

 このような全地球的、全人類的災禍を目の当たりにしながら、世代の違いを超え、国籍の違いを超えて一つの心で解決していくことが大切であると、エンチャイルド奨学生たちの報告を読んで感じました。

 この試練を乗り越えてより良い社会を実現する国民、そして地球市民となるために、今日、4月7日を新たな決意と覚悟をもってスタートする日(した日)として記憶したいと思います。



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 今回は「共立」について。

 「共立」は文字どおり、「共に立つ」ということです。
 共立の前提に「自立」と「自律」があります。

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ミンダナオ島ブトゥアン市バランガイ・ロサンゼルスのエンチャイルド奨学生たち

 以下、言葉の意味の説明が中心になりますが…。

 自立は、「自ら立つ」ということで、他の助け、支配なしで一人で物事を行うことです。他に依存しないで、自力でやっていける、自ら立っている状態です。(Self-stood)
 自律は、「自ら律する」ということで、自分自身で立てた規範やルール、価値観や信条に従って評価し、判断し、行動することです。自らを方向付けできる状態です。(Self-directed)

 自立の対義語は「依存」であり、依存とは他に頼って存在することです。
 自立の対義語は「他律」であり、自らの意識によらず、他からの命令や強制によって行動することです。

 エンチャイルドの8エレメントにおける「共立」の前提となる「自立」および「自律」は、利己的個人主義に立脚した概念ではありません。だからといって「集団主義」というわけでもありません。

 独善主義でもなく、孤人主義でもありません。あえて表現するなら、利他的個人主義、あるいは超個人主義…です。

小学校を卒業するエンチャイルド奨学生たち
小学校卒業時に「ピース・アドボケイト(Peace advocate)
の任命状を受け取るエンチャイルド奨学生たち
 
 エンチャイルドは、子どもたちの自立のための教育支援を行っています。しかし彼らの個人的自立が最終ゴールではなく、自立の先に共立社会の一員としての他者のために生きる人生(社会生活)があることを強調しています。

 エンチャイルドは、子どもたちにより良い社会を実現する担い手になってほしいと願っています。

 家庭において、地域社会において、さらには国や世界・人類社会におけるピース・アドボケイト(Peace advocate)を目指してくれることを期待しています。

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グローバルフェスタJAPAN2019で活動する
フィリピンのエンチャイルド奨学生たち

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 新型コロナウイルス禍との関連で話を進めてみましょう。

 誰かが何かをしてくれることに頼るのではなく、問題解決のために「私」がすべきことが何かを自主的・自発的に見いだして実践することが大切です。

 今、私たち一人一人がすべきことは何でしょうか。

 自立は共立となって拡大していきます。依存から共立は生じません。共立の精神、共立の実践が問題解決の力を生みだします。

 一人でなせることは小さなことに過ぎなくても、自立した者(自立しようとする者)たちによる共立によって自らのやるべきことを拡大していくことで問題解決の重い扉を押し開くことができるのではないでしょうか。

 外出の自粛やテレワーク、在宅勤務なども、依存的で受け身のままでは副作用(「コロナ疲れ」やストレス、不平不満や責任転嫁など)によってマイナス面だけが助長されかねません。

 制限された生活空間でも創造的で建設的な何らかの営みや行いが必ずあるはずです。

 例えば、最近感銘を受けたこんなニュースがありました。
 ↓クリックしてニュースをご覧になってください。記事も読めます。
 

 甲府市の中学生が手作りマスク600枚寄付 費用はためたお年玉


 この中学生の行動から多くのことを学ぶことができます。

 エンチャイルドは、より良い社会の実現のために挑戦し続けたいと思っています。

 エンチャイルドは、「自立・共立主義&自律・合律主義」に立った共助・共感・共生の共立社会の実現を目指します。

 
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 今回から「新型コロナウイルス禍と8エレメント」をテーマにブログを発信してみたいと思います。

 「8エレメント」とは、エンチャルドが提言する、より良い社会(共同体)を実現するための八つの要素、行動指針のことです。
スライド1
 8エレメントは、「共食」「共育」「共立」「共助」「共有」「共感」「共観」「共生」のことですが、今回は「共食」の観点から見てみましょう。

 「共食」は、文字どおり、「一緒に食べること」です。食卓を共にする、食事を囲みながら団らんすることは家族にとって、仲間にとって、時には初めて会った人同士の間でも、一緒に食事をすることはより良い関係を築くためのエレメント(要素)となり得ます。

 「新型コロナウイルス禍」ということでは、そこに感染者がいる場合、むしろ親しく食事を共にすることは避けなければならないのかもしれません。
 
 しかしこれをもう少し大きな視点から捉えれば、今回のウイルス問題によって波及する経済問題に対しては、「共食」という要素を満たすことが何より重要な内容だといえます。つまり「共食」には「経済共同体である」という意味があるからです。
スライド8
 もちろん東京オリンピックの開催も重要なテーマですが、今回のウイルス問題によって生じた甚大な経済被害からの救援を行っていくためには「共食(食べること、衣食住)」の要素、すなわち「経済共同体」としての回復を中心とした政策を実施していかなければならないでしょう。

 私たちの身近な生活においても、「共食(経済共同体)」という視点に立った要素を社会活動の中に満たしていく行動を実践していかなければならないでしょう。

 政府にもそのような視点から政策を打ち出してほしいと思いますし、地域社会においても「共食」に裏打ちされた「共助」「共有」の行動が求められます。さらに国家間、国際社会においても同様に、経済共同体としての関係性から問題解決を図っていくべきでしょう。

 エンチャイルドの海外教育支援活動の任地であるフィリピンにおいても新型ウイルスによる災禍が拡大しつつあります。このような事態においてその影響を最も強く受けるのは、常に貧困層の人々であり、子どもたちです。

 現時点では、すぐに行動を起こせる状況ではありませんが、現地の情報を共有しながら、必要な時期に「共食」のアクションを起こせるように準備していきたいと考えています。

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特定非営利活動法人エンチャイルド




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 皆さんは、マーク・ガーゾン氏の5段階の「シティズン(市民)」概念をご存じでしょうか。

 私たちは社会に生きる市民の一人であることは間違いありませんが、どんな「市民」かといえば、一つの概念だけで説明できる存在ではありませんね。


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マニラ湾の夕日


 マーク・ガーゾン氏は、価値観における5段階のシティズン(citizen)の概念を提示しています。

 皆さんはどんなシティズンとして社会を生きていますか?


 1.自分という壁を超えられない自己中心主義者


 2.国家には共感しないが、“~人”とか“~主義者”といった、特定のサブグループ(氏族、部族、政党等)のほうには共感を覚える人々


 3.個人やグループとしてのアイデンティティも包含しているが、その枠を超えて社会または国家全体に共感できる人々


 4.ナショナリズムの枠から飛びだす市民、単一の文化だけに属していない人々、言い換えれば、多文化に生きている人々


 5.多文化の世界観を超越して、人類のみならず全ての生命、地球全体を視野に入れて生きる人々


 私は国際協力活動や異文化体験を通して4段階までは理解できるようになったつもりでいましたが、5段階目がなかなか腑に落ちませんでした。

 今回の新型コロナウイルスの件を通じても思うところがあります。

 「人類のみならず全ての生命、地球全体を視野に入れて生きる」生き方を手に入れないと、本当の意味で私たちは解決の道を見いだせないのではないかと…。

 1~4の生き方で右往左往している私たちですが、5段階目のシティズン意識と価値観を持つことで、これからの時代を読み解くことができるのではないかと思う今日この頃です。


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