こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
特にフィリピンの子どもたちを通して感じることの一つは、親子の絆、家族の絆の強さです。
もちろん、いろんなケースはあるでしょうが、エンチャイルド奨学生たちのエッセーを通して、子どもたちの人生の支え、生きる動機の中心に親と家族の存在があることが伝わってきます。
「心の国境を超えた家族愛の絆」。これがエンチャイルドが海外教育支援を行う動機であり、最も大切にしている価値の一つです。
振り返れば、山歩自身、エンチャイルドの活動に関わるようになって、自分の中の家族愛が刺激されるようになりました。
奨学金の受給者であるフィリピンのエンチャイルド奨学生たちを通して得たものは少なくないということです。
彼らは知っています。平和が何であるか、支えるとはどういうことか、助け合うとは何かを。「ギブ・アンド・ギブ(他者のために生きる)」という生き方の本質を、彼らは家庭の中で、生活の中で体験的に知っているのです。頭だけではなく心でダイレクトに感じ取り、すでに自分のものにしているのです。
エンチャイルドでの体験は、山歩の人生にも影響を与えました。
親を慕うこと、家族を大切に思うこと、子どもたちへの愛情…。
山歩がフィリピンで活動するようになったのは40代に入ってからです。
中年と呼ばれる年齢になって、改めて自分自身の家族を強く意識し、親子関係を見つめ直すようになりました。自身の親への愛情、妻や子どもたちへの愛情に、明らかに変化が生じたことは間違いありません。
もちろん山歩も、国際協力活動を行う目的、意義として、人道的な側面を持ち合わせています。
しかしながら、「家族愛」という心の作用が働かなければ、このような活動をこれだけ長く続けられていたかどうか…。
エンチャイルドの教育支援事業を通し、山歩自身も彼らの成長を、わが子の成長であり、わが弟妹たちの成長だと感じるようになりました。家族愛の力が山歩の心の中にも流れているということです。
親子の絆、家族の絆は人生の在り方に大きな影響を与えます。
実の家族はもちろんですが、他人までもわが家族と思えるような人生になったらどうでしょうか。
人生の風景や、社会の景色が違って見えてくることでしょう。
心の国境を超えた家族愛の絆。これはエンチャイルドの海外教育支援事業を支えてきた理念の中心にあるものなのです。
ENCHILD NEWS & REPORT 2023年1月15日号では、エンチャイルド理事長の新年メッセージ集をお届けしています。エンチャイルドが何を目指し、何を取り組んでいるのか。ぜひご覧になってみてください。
ENCHILD NEWS & REPORT 2023年1月15日号
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