こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 恐らくどの国の人々も最初の出会いを忘れることはありませんし、ずっと大切にすることでしょう。
 もちろん交流のバトンは人から人へとつながれるものです。
 しかし最初の出会いは「その第1歩」であるが故に、決して忘れ去られることはないのです。

2012_0006
マウグ小学校出身の奨学生たち(2012年)

 フィリピンでの活動は2004年、ミンダナオ島北東部地域にあるブトゥアン市のバランガイ・マウグから始まりました。フィリピン最初のOne Child One Peace(現エンチャイルド)奨学生の誕生です。

 2012年、私たちはマウグ小学校を訪問しました。
 NPO法人エンチャイルドとしての正式な訪問でした。
 エンチャイルド奨学生だけでなく、当時の校長先生をはじめ同校の児童たちと交流する時間を持ちました。

2012_0008
2012_0002
マウグ小学校で(2012年)

 マウグ小学校では、日本の支援者による授業の時間を許可していただきました。
 授業のテーマは、「日本文化の紹介」。簡単な日本語を知ってもらい、皆で折り紙を楽しみました。

2012_0004
2012_0003

 大学進学をするマウグ小学校出身の奨学生たちも増えています。
 マウグのエンチャイルド奨学生たちは、オンライン・スタディーツアーで毎回オリジナル曲を披露してくれています。

スクリーンショット 2021-01-28 184949
YouTubeでご覧いただけます

♪マウグ歌オンライン0612_210621_0
YouTubeでご覧いただけます

 最初の友は永遠の友だと感じます。
 最初の頃の奨学生たちは30歳になっています。結婚し、子育てをしているエンチャイルド奨学生OB・OGも。

 今は、ブトゥアン市に隣接するマガリャネスにもエンチャイルド奨学生がいますし、マニラ首都圏でもたくさんのエンチャイルド奨学生たちが頑張っています。

 支援者の皆さまの支援によって日比の草の根国際交流が継続し、太く強い友好の絆、心の国境を超えた家族愛の絆が結ばれています。

 積み重ねられた交流の歴史は決して失われることはないでしょう。
 その歴史は一人一人のエンチャイルド奨学生の人生に刻まれています。
 そしてピースアドボケイト(平和の推進者)として成長した彼らは、より良いフィリピン社会実現の主役となっていくことでしょう。

2012_0001
マウグのエンチャイルド奨学生たち(2012年)
2012_0007

Japan & Philippines

gazou_0520

ENCHILD