こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 エンチャイルドの奨学生たちには、すてきなエッセーをたくさん届けてもらっていますが、今回は、山歩もエッセー(らしきもの)に挑戦したいと思います。

 タイトルは、「贈り物」としてみました。
 残念ながら、英訳はありません。フィリピンの皆さんは、グーグル翻訳とか使って読んでみてもらえるとうれしいです。

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贈り物

 贈り物と言えば、やはり誕生日のプレゼント。

 今年の私の誕生日には、SNSを通してたくさんのかたに誕生日のお祝いメッセージを頂戴しました。この場を借りて、皆さんの温かい祝福の言葉に改めて感謝を申し上げたいと思います。

 さて、今年の誕生日。
 娘たちから「お父さん、何が欲しい?」と尋ねられて、なんでもいいよと言いつつも、「じゃあ、パソコン」と半分本気で答えるお父さん。

 「それは無理でしょ…」と、予想を超えた父の答えに部屋の中は一気に酸欠状態に…。

 「冗談、冗談…(汗)。…ブックカバーが欲しいなあ」とお父さん。

 「よっしゃ」と、娘たちはきびすを返してブックカバー探しへ。

 ネットで検索して一緒に選んでくれたブックカバーがこれ。新書版サイズと文庫版サイズの2種類。ネーム入り仕様のものを用意してくれました。

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 このままだと「誕プレ」もらったぞ~という自慢話で終わってしまいそうですが…。

 私はいつも本を持ち歩きます。
 通勤時やちょっとした隙間時間には本を読むのが長年の習慣です。

 最近はスマホを見る時間も多いのですが、やはり読書は生活の一部、生活習慣となっていますので、ブックカバーは必需品であり、いつも一緒にいてくれる生活アイテムの一つなのです。

 衣類や帽子、靴であったり、腕時計や財布、パスケースなどの小物であったり。改めて身の回りを見渡してみると、娘たちからの贈り物に囲まれていることに気付きます。

 ああ、娘たちと一緒に生きている、そんな思いが心の深い所から湧いてきます。

 では、贈り物とそうでない物との違いは何か。

 贈り物には、贈ってくれた人の思いが宿っているということですね。
 贈り物を大切にすればするほどその贈り主のことが思い出されて、心の絆が深まります。

 エンチャイルドの教育支援もまた「贈り物」であると思います。
 信仰の篤いフィリピンの子どもたちは、それを神様からの贈り物(ギフト)と捉えているかもしれませんが、彼らのエッセーを読んでいると、しっかりと支援者という贈り主の思いが届いていて、心の絆が深まっているということが分かります。

 家族として贈り物をすれば、その贈り物を通して家族の絆が深ります。
 エンチャイルドからの贈り物は、成長を支える貴い宝物となり、彼らの心といつも共にあることでしょう。
 
 その意味で私たちは皆、サンタクロースのような存在であると言えます。
 しかし一年に一度だけやって来るサンタさんではありません。
 支援者の皆さんの国境を超えた家族愛の心は、子どもたちといつも共にあるのです。

オンライン報告会へのご参加、お待ちしております! info@enchild.org までご一報ください。
エンチャイルド・オンライン報告会
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