こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
11月20日から23日、このタイミングしかないと考え、久しぶりの帰郷を果たしました。
日本は今、新型コロナウイルス感染者が減少しています。世界の現状からすれば、「奇跡」とも言える状況ではないでしょうか。
さて、今回の帰郷の目的は80を過ぎた高齢の両親の健康状態を直接確認するため。
コロナ禍によるリスクを最大限に抑えた計画を立てました。
普段の帰省なら、実家の近所や親戚にもあいさつ回りをしなければなりませんが、今回は家族以外との接触は極力行わず、外出もスーパーでの買い物と、母校(小学校と中学校)周辺の散策、実家の氏神様の神社を参拝しただけにとどめました。
父と
両親が世話になっている姪っ子(私にとっては従姉)には会ったのですが、それも玄関先で立ち話程度。ケアマネージャーとして介護施設に勤める従姉は、職業柄、首都圏の人間との接触はまだ避けるようにと言われているとのこと。
少子高齢化、人口減少、過疎化の進む地方の小さな町でさえ、コロナ対策のための厳しい制限はまだ解かれてはいませんでした。
マスクは外せず、人と人とは距離を置き、“普通の”会話も控えめに…。
それでも「故郷」を満喫した4日となりました。
それはなぜか…。実家が故郷であり、親が故郷そのものだなあと再発見できた時間だったからです。
一日のほとんどを両親と過ごしました。実際のところ、他にやることもありません。そして長女が同行して三代がそろっていましたので、そこに家族愛の空気が充満しないわけがないのです。わが家の祖父母と孫たちの関係は最強です。
私の実家にはどの部屋も家族の写真でいっぱいです。孫たちの成長の記録に囲まれながらわが両親は毎日を過ごしているのです。文字どおり、家の中は家族愛の証しであふれています。
両親との会話の内容は、ほとんどが以前何度か聞いたことのある話でしたが、古いアルバムや文書を引っ張り出しながら、わが家の歴史を改めて再発見する時間となりました。
万歩計の数値はほとんどカウントされませんでしたが、両親の健康状態の目視という今回の帰郷の第一の目的は無事に果たされました。
全ての時間を家族で一緒に過ごし、一日三食を共にし、枕を並べて就寝し、歴史物語を共有する。何をせずともそこにはつながっている家族愛の絆がありました。
というわけで、以前はお盆や正月の時期に年中行事のように帰郷というタスクをこなしていましたが、思い立ったが吉日と強行した季節外れの帰郷は、コロナ禍という“国境”を超えて、再び互いの絆の深さを確認する4日間となりました。
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