こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 子どもたちの教育支援、特にここではフィリピンの貧困下にある子どもたちの教育支援を通して感じることを書いてみたいと思います。

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 奨学生の一人一人を思い浮かべてみると、「もし奨学金支援を受けられていなかったら、彼(彼女)はどんな学生時代を生きただろうか、どんな大人になっているだろうか」と考えることがあります。

 奨学金の支援を受けずとも、学業を全うし、大学に進学もし、 自立した社会人となって立派に生きていく子どもたちはもちろんいるでしょう。

 しかし一方でエンチャイルドの奨学生になったことによって学業を全うしようと思えるようになり、大学進学の道が開かれ、内外の自立を果たしている子どもたちもいます。

 奨学金支援を受けることによって人生が変わったという子もいます。

 奨学生たちから感謝の言葉を聞けるのはもちろんうれしいことであり、そんな時は教育支援事業の意義を感じる瞬間でもありますが、同時に、彼らが語る言葉の中に常に人生の分岐点に立たされている者の厳しい現実が横たわっていることも感じます。

 支え(サポート)はどんな小さなものであっても人の助けになると信じています。
 もちろん支援を受けることによって、依存の罠に捕らわれぬよう、欠乏欲求の蟻地獄に落ちないよう、私たちは十分に気を付けて支援を行う必要があります。

 自立した人生も共立の生き方も、成長の向こう側に見えてくるものだと思っています。

 エンチャイルド・オンライン報告会は、そんな子どもたちの人生の一場面を共有していただきながら、彼らへのサポートの意義を深く理解していただける時間です。

 心の国境を超えて、子どもたちの心に近づくことは責任の伴うことだと思っています。
 そして家族愛による支援は、想像以上に大きな影響力を持っているものでもあると感じています。

 エンチャイルドの教育支援事業に関わってくださるかたはもちろん、未来を担う子どもたちを元気にするムーブメントを知ってみたいという皆さま、お気軽にオンライン報告会に参加してみてください。

 お待ちしております。
 参加ご希望のかたは、info@enchild.org までご一報ください。

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