こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
9月から11月までの3カ月をかけて、ミンダナオ地域のエンチャイルド奨学生たちの声に耳を傾けてきました。彼らの置かれている現状を直接把握したいと考えたからです。
全員とはいきませんでしたが、8割ほどの奨学生たちの声を直接聞くことができました。今月12月から来年の2月までの期間では、マニラ首都圏地域の奨学生たちとオンライン共有ミーティングの時間を持つ予定です。
全員とはいきませんでしたが、8割ほどの奨学生たちの声を直接聞くことができました。今月12月から来年の2月までの期間では、マニラ首都圏地域の奨学生たちとオンライン共有ミーティングの時間を持つ予定です。
さて今回は、改めてコロナ禍におけるフィリピンの教育事情、問題点について考えてみたいと思います。
山歩が見るに、大きくは三つの問題点が挙げられると思います。
山歩が見るに、大きくは三つの問題点が挙げられると思います。
①貧困の拡大
②教育格差の拡大
③学習意欲の減退、退学者の増加
子どもたち、児童・生徒たちに関して言えば、課題は授業形態にあると言えます。
それは、COVID-19パンデミックが始まって以来、学校での対面授業が一切行われなくなったことです。
現在行われているフィリピンの新しい授業(学習)形態は以下の三つです。
・Online Learninng:インターネットにアクセスして行うオンライン授業(学習)
・Blended Learninng:ラジオやテレビを使用して行う授業(学習)
・Modular Learninng:教材をダウンロード、あるいは保護者が受け取って自宅で行うプリント学習
です。
オンライン授業が受けられる児童・生徒は全体の2割程度だといわれています。残りの8割、ほとんどの子どもたちは学習量が少ないオフライン学習(教材をダウンロードして行う)かプリント学習で勉強をしているということです。
慣れないオンライン授業で学習することも簡単ではないと思いますが、大量の課題プリントを自学自習でこなさなければなりません。
約5割の生徒が完了すべきカリキュラムを終えることができず、成績表が発行されていないといいます。フィリピン教育省の発表によれば、退学する学生が急増しているとのことです。
改めてフィリピンの教育事情、問題点を列挙してみます。
*長期の一斉休校(2020年3~9月の7カ月間)
*長期間にわたる外出禁止
*新しい授業(学習)形態によって生じた裕福層と貧困層の教育格差
現在行われているフィリピンの新しい授業(学習)形態は以下の三つです。
・Online Learninng:インターネットにアクセスして行うオンライン授業(学習)
・Blended Learninng:ラジオやテレビを使用して行う授業(学習)
・Modular Learninng:教材をダウンロード、あるいは保護者が受け取って自宅で行うプリント学習
です。
オンライン授業が受けられる児童・生徒は全体の2割程度だといわれています。残りの8割、ほとんどの子どもたちは学習量が少ないオフライン学習(教材をダウンロードして行う)かプリント学習で勉強をしているということです。
慣れないオンライン授業で学習することも簡単ではないと思いますが、大量の課題プリントを自学自習でこなさなければなりません。
約5割の生徒が完了すべきカリキュラムを終えることができず、成績表が発行されていないといいます。フィリピン教育省の発表によれば、退学する学生が急増しているとのことです。
改めてフィリピンの教育事情、問題点を列挙してみます。
*長期の一斉休校(2020年3~9月の7カ月間)
*長期間にわたる外出禁止
*新しい授業(学習)形態によって生じた裕福層と貧困層の教育格差
*モジュール授業における教師の負担の増大(教材の作成・配信、大量の印刷作業/家庭訪問による個別の学習サポートも/学校に予算がなく、モジュール授業のためのコピー用紙や筆記用具などの教師による自腹購入も)
*親(保護者)の失業、収入減少による経済的困窮、拡大する経済格差
*高額の通信費用
*オンライン授業に対応する通信環境やデジタル機器などのガジェットがない
*働いている保護者は子どもの自宅学習をサポートできない
*基礎教育を修了していない保護者も多く、勉強を見てあげられない
など
エンチャイルドのオンライン報告会では、フィリピンの貧困層の子どもたち、エンチャイルド奨学生たちの現状を彼ら自身の言葉を通して共有しています。
今月は、16日(木)の午後9時よりオンライン報告会を開催いたします。開会の30分ほど前からエンチャイルドの活動を紹介したビデオの上映を行います。ご都合のつくかたは早めにご参加いただければと思います。
エンチャイルドの海外教育支援に関心のあるかた、報告会への参加を希望されるかたは、info@enchild.org までお知らせください。
世界の子どもたちの元気のために…。
★グローリアセブさんとCEGAさんのウェブサイトの情報も参照させていただきました。
*親(保護者)の失業、収入減少による経済的困窮、拡大する経済格差
*高額の通信費用
*オンライン授業に対応する通信環境やデジタル機器などのガジェットがない
*働いている保護者は子どもの自宅学習をサポートできない
*基礎教育を修了していない保護者も多く、勉強を見てあげられない
など
エンチャイルドのオンライン報告会では、フィリピンの貧困層の子どもたち、エンチャイルド奨学生たちの現状を彼ら自身の言葉を通して共有しています。
今月は、16日(木)の午後9時よりオンライン報告会を開催いたします。開会の30分ほど前からエンチャイルドの活動を紹介したビデオの上映を行います。ご都合のつくかたは早めにご参加いただければと思います。
エンチャイルドの海外教育支援に関心のあるかた、報告会への参加を希望されるかたは、info@enchild.org までお知らせください。
世界の子どもたちの元気のために…。
★グローリアセブさんとCEGAさんのウェブサイトの情報も参照させていただきました。
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