こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 昨日に続いて、東京は今日も気持ちのいい晴天でした。

 一方、12月にもかかわらず、フィリピンは今週、スーパータイフーン(台風22号、ライ)による甚大な被害に見舞われました。
 ミンダナオ島マガリャネス在住のボロンガイタさんによれば、現地は断水と停電が続いているとのことです。一日も早い復旧を祈るばかりです。また、犠牲者の皆さまには、心よりご冥福をお祈りいたします。

 ところで、今日はエンチャイルド関連の用事があり、東京・上野に出掛けました。
 その時、街で見かけたのが軽トラの荷台に作品を展示した移動美術館

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 そこには、印象的な「小便小僧」の像が!(結構大きい!)
 制作したのはベルギー出身の前衛作家、パトリック・ジェロラさん(写真の人物)。

 コロナ禍で展覧会場から人々の足が遠のく中、ならば動くギャラリーで皆さんを訪ねようと、「コロナ退散」の願いも込めて始めたそうです。

 許可を得て写真を撮らせていただき、ブログ掲載もオーケーをいただきました。

 パトリック・ジェロラさんは、いくつもの「小便小僧」像を制作しています。
 その場でいろいろお話をお聞きし、作品集も見せていただきました。

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 「小便小僧」は世界中にあるようですが、その起源はベルギーのブリュッセル。
 小便小僧の由来は諸説あるようですが、ウィキペディアには以下の二つが紹介されています。

 一つは、ブラバント公ゴドフロワ3世(英語版)に関する説。1142年、ゴドフロワ3世率いる軍は、グリムベルゲン(英語版)での戦いの際、戦場の兵士を鼓舞するため、ゆりかごに幼い支配者を入れて木に吊るした。 そこから公は敵軍に向かって小便をし、味方軍を勝利に導いたという。

 一つは、反政府軍がブリュッセルを爆破しようとしかけた爆弾の導火線に小便をかけて消し、町を救った少年がいたという武勇伝説。この少年の名はジュリアンJuliaanskeといい、小便小僧の愛称「ジュリアン坊や」はここに由来するといわれている。

 いずれにせよ、子どもが大活躍したという話ですね!

 パトリック・ジェロラさんについて、ウェブサイトから引用します。

 パトリック・ジェロラは、画家である母の影響を強く受け幼少より芸術的な環境の中で育ちました。ブリュッセル王立美術アカデミーで学んだ後、1981年から「モダンバレエの魔術師」モーリス・ベジャール主宰の舞踊学校にて振付・芸術監督を務めるミシャ・ヴァン・ウック率いる「ムードラ」で舞台美術を手がけました。その後、1983年に初めて日本の地で大きな成功を収めました。

 とのこと。

 ほんの10分ほどでしたが、上野ならではの「芸術な時」を過ごせたいい時間でした。
 久しぶりに美術館を回りたいなと思っていた時でしたので、いい刺激にもなりました。
 少し遅れたけれど、時間を見つけて「芸術の秋」を楽しみたいと思います。

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