こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 先日取り上げた「想起(想い起こすこと)」の 大切さについてもう少し書いてみたいと思います。

 想起する主体は、人間の心です。

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 哲学者のイマヌエル・カントは心の3作用として、知情意の概念を提唱しました。
 人間の精神活動の根本は知情意にある、すなわち知性と感情と意志の力を心の三つの作用と考えたわけです。

 :知性、知識や、思考による成果
 :感情、喜怒哀楽
 :意志、意欲や決断

 想起はこの三つの作用をたどります。

 文章を読むなどして、刺激を受け(知)、感情が喚起します(情)。そしてそのことが意欲や決断を促し意志(意)となります。

 しかし同じ文章や何らかの情報に触れたからといって、同じ刺激を受け同じ感情が喚起されるとは限りません。
 体験の積み重ねや意欲、意志次第では、別の認識や思考、感情が生じます。

 例えば一つの物語を読んだ(観た)としても、「情」や「意」は違ってきます。
 逆に、「情」や「意」によって「知」も変わってきます。

 つまり心というのは、知情意のバランスの良い相互作用(らせん状の円形運動による上昇)によってより良く成長するものだと見ることができます。

 心の教育は、知情意の三つの作用をバランス良く行う必要があるということです。
 そうすれば、想起によって私たちの心は広く深く豊かに耕されていくことでしょう。

 争いを終わらせ、対立と葛藤を超えるためには(平和な状態を実現するためには)、家族愛の想起を重ねる必要があります。
 家族愛という情は、共生・共食・共育・共助・共感・共有・共創・共観への意欲を生み出します。

 忙しさに追われていると想起する時間を持てなくなります。
 知情意の心の3作用という精神活動がなされなくなってしまうと、想起することができなくなってしまいます。

 エンチャイルドにおいても同様です。
 活動それ自体が目的ではなく、家族愛を育み、8エレメントを満たそうとする意欲を高めることが大切です。

 年末年始に、過去(歴史)を振り返りながら新しい未来を想像(創造)するために、想起する時間を持ちたいと思います。
 エンチャイルドもまた、「心」の成長なくして、成長も発展もありません。

 設立から10年を越えて、新しい段階に向かうためにも、振り返りと想起を行いながら、まずは「心(動機)」を成長させなければならないのです。

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