こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 金曜ドラマ「妻、小学生になる。」をご存じでしょうか。
 タイトルを見て、え? どういうこと?と興味を持ち、番組を見るようになりました。

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 原作は村田椰融さんの漫画(芳文社「週刊漫画 TIMES」連載中)。

 どんな話かというと…

 「堤真一主演のちょっと不思議な家族の物語/妻を亡くしてから10年間・・・失意とともに/生きてきた夫が、妻と奇跡の再会!/なんと妻は・・・小学生になっていた!/元愛妻家の夫、生まれ変わった妻(外見は小学生)、そして大人になりきれない娘・・・/ちょっと変わった3人による心温まる家族再生の物語」(公式サイトから引用)

 といった感じです。


 生まれ変わり、輪廻転生を軸とした家族ドラマです。

 生まれ変わった小学生の女の子、白石万理華を演ずる毎田暖乃さんの演技がいいなあと思います。
セリフ、演技、オーラと、新島貴恵(石田ゆり子)の生まれ変わりを見事に演じているという感じです。役どころのリアル感、存在感があります。

 ドラマの主人公と同じように、山歩も、23年も前のことになりますが、妻を亡くしています。
 関係の近い人に先立たれると、やはり死後の世界とか、生まれ変わりといったことへの関心が強くなるものですね。少なくとも山歩はそうでした。

 ですから、堤真一演じるところの主人公・新島圭介には、共感を持ってドラマの展開を見ています。もし自分の人生にも亡き妻が小学生になって現れたら!などと妄想してしまいます。

 小学生っていうのがいいですね。幼稚園児でもなく、中学生以上でもない。成人でも年の近い人物でもない。これがおばあちゃんだったら、お迎えが来たのかなって思ってしまうかもしれません。

 ドラマのような生まれ変わりの話、心情的(情緒的)には受容できますが、正直、「生まれ変わり(輪廻転生)」については理性的にその仕組みを納得することができません。どちらかと言えば、霊が憑依するとか、降りてくる、乗り移る、入る、っといった考え方の方が理解できます。

 1998年のアメリカ映画に『奇蹟の輝き』という作品がありました。
 これも最後は主人公の夫婦が両人とも生まれ変わって再び地上で出会うというストーリーなのですが、全体としては面白いですし、興味深く見ましたが、輪廻転生という結末は腑に落ちませんでした。繰り返しますが心情的にはいいんです。理性的に処理し切れないということです。

 しかしながら、家族であれ、友人であれ、愛する人に会いたいという気持ちは、古今東西、全ての人々に共通するものではないかと思います。生まれ変わっても会いたい、その心が人の心を動かすんですね。

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