こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
 7月もあっという間に過ぎてしまいましたね。

 今日山歩は、7月締めくくりの山歩きをしてきました。
 猛暑の一日でしたが、いつものペースでなんとか歩けたと思います。
 山頂でのあずきのかき氷は最高でした。

 さて、リアル・スタディーツアー体験記第3弾をお届けします。

 今回のご紹介するのは、2013年7月に行われたスタディーツアーに参加した当時27歳の会社員の男性の体験記です。

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「本当に人類は一つの家族なんだな」と感じた

 実際に行ってみて一番強く感じたのは、子どもたちの力強さです。純粋で真っ直ぐな心。きれいな澄んだ瞳。目が合うとすぐに笑ってくれて、人懐っこくて、温かい気持ちになりました。学校訪問では、たくさんの子どもたちが日本の国旗を振って歓迎をしてくれました。握手やサインも求められ、全てが笑顔であふれていました。

 経済的には日本の方が恵まれていますが、フィリピンの子どもたちの方が幸せに見えました。また、フィリピンの児童は授業中も積極的に手を挙げていて、勉強に対する意欲が素晴らしかったです。

 一緒に歌ったり、踊ったりしていると、肌の色や言葉なんて関係なく、本当に「人類は一つの家族なんだな」と感じました。日本で練習していた「マルモリ」や「Choo Choo TRAIN」のダンスもうまく踊れて、現地の皆さんもとても喜んでくれました。

 姉妹結縁式では、「この子の人生に関わることができるのだな」と思い、うれしい気持ちを持つ半面、責任も感じました。ただ今回だけ、たまたま支援するのではなく、今後も経済的な支援に加えて、継続的に訪問しながらしっかりと自立を支援していき、この子が大人になったら「今度は自分が他の人を支援してあげたい」という気持ちを持つ、そんな子に育ってほしいなと思いました。

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 姉妹結縁を結んだ子とゲームセンターに一緒に遊びに行った時に、涙が出てきてしまいました。私は弟や妹がいなかったので、純粋に遊んでいるその子の姿を見ながら、本当の兄弟ができたような感覚になり、感激してしまったのです。この感覚は、現地に行って実際に姉妹結縁を結んでみないと味わえない感覚なのだと思いました。

 このツアーに参加して心が喜んでいます。
 正直なところ、会社を1週間休むというのは大変でしたが、大きくプラスになって返ってきました。
 本当にこのエンチャイルドの活動は素晴らしいです。このような海外教育支援を企画し、10年以上も続けるということは、現地のかたがたの協力も必要であると思いますし、日本側も高いモチベーションを維持し続けなければならなかったと想像します。大変苦労されたことと思います。その熱意を私は感じました。
 この旅を思い出だけで終わらせずに、継続的な支援を続け、たくさんの人を巻き込んでいけるような自分になっていきたいと思いました。

 物乞いはありますし、決して裕福とは言えない国かもしれません。しかし、しっかりと教育が受けられ、教育に対する親の意識が変わっていけば、必ず発展する国になるはずです。そして、人類共通の宝物である子どもたちがごみを拾いながら生活をしている…、そのような状況をなくすことが私の目標です。一人でも多くの人が世界を知り、関心を持ち、一つの家族のようになっていければいいなと思います。

 このような体験をさせていただいたことに感謝いたします。

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2022年7月30日、高尾山の山頂から
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