こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

  今日は福沢諭吉の心訓(『福翁自伝』より)を共有したいと思います。
 『ことばの森』(平島廉久 二期出版)に掲載されたものから紹介します。

 世の中で一番楽しくりっぱなことは、一生涯貫く仕事を持つことです。
 世の中で一番みじめなことは、人間として教養のないことです。
 世の中で一番さびしいことは、する仕事のないことです。
 世の中で一番みにくいことは、他人の生活をうらやむことです。
 世の中で一番尊いことは、人の愛に奉仕し、けっして恩に着せないことです。
 世の中で一番美しいことは、すべての物に愛情をもつことです。
 世の中で一番悲しいことは、うそをつくことです。


 さすが福沢諭吉先生です。
 どれも心に人生の教訓として響く内容ばかりです。

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❶世の中で一番楽しくりっぱなことは、一生涯貫く仕事を持つことです。 
 一生涯貫く仕事。ライフワークですね。
 使命感を持てる仕事、情熱を持てる仕事、心の底からやりたいと思える仕事、といったところでしょうか。

 あなたのライフワークは何ですか?

❷世の中で一番みじめなことは、人間として教養のないことです。
 人間としての教養。年を取れば取るほど、教養を身に付けることの意味と価値を実感します。
 教養は人間の生き方、心を豊かにしてくれるものだと思います。
 人間らしさ、自分らしさもまた、教養を身に付けてこそ、発揮できるのかもしれません。

世の中で一番さびしいことは、する仕事のないことです。
 する仕事のないことは、寂しいこと。確かにそのとおり。
 働くことは、「傍(はた)を楽にすること」といいます。もちろん自分のためでもありますが、家族のため、誰かのために働くことが、最も心を満たしてくれる仕事なのだと思います。

世の中で一番みにくいことは、他人の生活をうらやむことです。
 他人をうらやむことほど、みにくいことはないと分かっていながらも、人をうらやんでしまうのが人間の性(さが)ですね。諸悪の根源であるねたみ・嫉妬を、克服し、向上心に変えていきたいものです。

❺世の中で一番尊いことは、人の愛に奉仕し、けっして恩に着せないことです。
 人の愛に奉仕するとは、利他を超えた愛他精神のことですね。「決して恩に着せない」。「うらやまない」ことと同様、簡単なことではありませんが、このような人格を持った大人が増えない限り、社会の居心地が良くならないことは分かります。

❻世の中で一番美しいことは、すべての物に愛情をもつことです。
 全ての物に愛情を持つ。愛を持てているかどうかは感謝の心で生活できているかどうかということとイコールなのかもしれません。
 物や事柄に対する対応もそうですが、全ての時間を「喜んで」「感謝して」過ごせることは幸福な生き方の神髄のような気がします。

❼世の中で一番悲しいことは、うそをつくことです。
 うそをつくことは悲しいこと。うそをつかれることもつらいですが、うそをつく本人は心の中で誰よりも苦痛を受けているのかもしれません。

 福翁の七つの心訓。シンプルですが、重要な人生訓ですね。
 福沢諭吉らしい、実質的で実践的な内容です。

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