2月27日(木)、ある高校で行われた「学習成果発表会」(プロジェクト学習発表)を参観してきました。
「教育と貧困」をテーマにプロジェクト学習を進めていた同校の高校生からエンチャイルドも取材を受けていたからです。
時間の関係で一部しか拝見できませんでしたが、しっかりと調べ学習を積み重ねた成果(プレゼンテーション)に触れながら、未来を担う彼らに頼もしさと希望を感じました。
発表内容も充実していました。
エンチャイルドに関連した部分でいえば、教育支援による貧困の世代間連鎖問題の解決に取り組んできた立場からも、気付きや発見を与えてくれるものでした。
エンチャイルドは今までも青年世代の皆さんに支えられて活動を継続してきましたが、改めて、若い世代の視点や発想(アイデア)、感性や感覚が今後のエンチャイルドの活動に必要だと感じました。
生徒たちの発表の後、担当の教員のかたが講評の中で「プロジェクト学習」のポイントを四つ挙げていました。
①主体性
②協調性
③アクション
④もがくこと
これらの内容は、実際の国際協力、社会貢献活動の現場にも当てはまることだと思います。
主体性と協調性のバランスを保つことは簡単ではありませんが、活動の内容が社会的であればあるほど、グローバルであればあるほど、この点が重要になってきました。
プロジェクトを進めることは「もがくこと」と同義語だといっても過言ではないと思います。
もがきながら話し合いを進める、もがきながら実践を繰り返す…。もがきはプロジェクトには付き物です。これを避けていてはプロジェクトを実行することはできないでしょう。
学習が学習で終わらず、アクションにつながること。これも本当に大事なことですね。
学ぶこと、知ることは、新しい課題を見いだすことでもあると思います。課題を見いだすことから、より良い社会を実現していくためのアクションも引き出されていくことでしょう。
短い時間でしたが、学ぶことの多い機会を得ました。
高校生の皆さん、担当の先生、ありがとうございました。
さて、こんなご時世ですが、エンチャイルドは、3月14日(土)にワークショップ実施を予定しています。
関心のあるかた、お問い合わせください。 info@enchild.org