★3分で読める社会貢献★エンチャイルドblog

NPO法人エンチャイルドの広報担当、地球村山歩がお届けするブログです。エンチャイルドは、主にフィリピンの子どもたちを対象とする教育支援&共育活動、草の根国際交流、社会教育を行っている非営利団体です。子どもたちが受益者から支援者へと成長していくために、「ピース・アドボケイト(平和の擁護者)」の育成に重点を置いて活動しています。支援先現地を訪問するスタディーツアーを年に2回程度実施しています。コロナ禍の2020~2022年はオンラインでの交流が主な活動となりましたが、2023年6月には4年ぶりのスタディーツアーを実施することができ、成長した子どもたちとの再会を果たしました。2024年でフィリピンでの教育支援開始20周年となりました!

2020年03月

 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今回は、マニラ市トンド地区のエンチャイルド奨学生たちの近況報告を紹介します。

 パローラのアルビン・ビオハン君、Tパエスのペネロペ・ケン・カノさん、バルットのマリソル・プリマさんのお便りからです。


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トンド地区パローラのエンチャイルド奨学生たち

 こんにちは、私たちは元気で過ごしています。私の家族も元気で健康です。

 現在のところ、現地の役所が身分証明書または検疫証を配布しており、外に出て基本的な生活必需品を購入できます。また、近所の消毒も行っています。

 現在、私たちには十分な食料があります。皆さんの健康と安全をこちらからも願っています。

アルビン・ビオハンより


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トンド地区Tパエス小学校のエンチャイルド奨学生たち

 支援者の皆さん、こんにちは。私たちの状況を心配してくださってありがとうございます。

 私たちは全員元気で安全です。私たちは、ウイルスの蔓延を防ぐための適切な手洗いを守り、人混みを避けて社会的距離を確保しています。

 私と私の姉妹も政府の指示に従って、ウイルスに感染しないように自宅で過ごしています。

 皆さんも元気でお過ごしください。この危機がもうすぐ終わりますように。
 改めて、私のことに気を掛けてくださってありがとうございます。

ペネロペ・ケン・カノより


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トンド地区バルットのエンチャイルド奨学生たち

 マニラのトンドで強化されたコミュニティー隔離を体験する中、私と私の家族は皆安全です。

 しかし、普段は食品を購入できる市場が時々休みになっていたり、お客さんがいっぱいだったりで、食料品を買うのが難しいです。

 また、父には今仕事がないので、私たちの生活は仕事をしている私の兄と妹に依存しています。

 私たちのバランガイは、生活必需品の購入のために外出することが厳格に制限されています。しかし、私たちはこうした状況を理解し、市長が約束した食料品ができるだけ早く支給されることを願っています。

 今後も全員が安全であることを願っています。

マリソル・プリマより


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今回のフィリピン現地情報は、ケソン市バランガイ・ホーリースピリットのブレセル・アン・カサロさん(22歳)と、同じくケソン市バランガイ・タタロンのニチャ・エラ・マグノさん(19歳)の近況報告を紹介します。

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バランガイ・ホーリースピリットのエンチャイルド奨学生たち

 バランガイ・ホーリースピリットのエンチャイルド奨学生を代表して、まず、私たちは皆安全であることをお伝えします。

 コミュニティー隔離が強化されたため、バランガイと市役所は家族の一人だけに検疫パスを配布して、人々の接触を削減する処置を取りました。しかし、多くの人々がスーパーマーケットに行き、日常の必需品や商品を購入しようとしています。

 これまでのところ、軍隊や警官が街を警備しながら、人々が門限を守るよう巡回しています。さらに確認したいこちらの情報がありましたら、お気軽にご連絡下さい。ありがとうございます!

ブレセル・アン・カサロより



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バランガイ・タタロンのエンチャイルド奨学生たち

 支援者の皆さん、こんにちは!

 コミュニティー隔離が行われたために私の両親が失業してしまったり、学校の授業が中断されたりしています。

 次に何が起こるか分かりませんので、準備ができないという点で、今置かれている状況は大変困難です。

 私たちのバランガイは安全です。安全であることを確認するために、この地域では門限が課せられています。

 新型コロナウイルスの問題が一日も早く終結することを願っています。

 日本はどうでしょうか?
 皆さんはお元気ですか?

 皆さんの無事を祈っています。
 皆さんの安全をいつも祈っています。

ニチャ・エラ・マグノより


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今回は、フィリピン・ルソン島アンティポロ市、サン・イシドロ小学校在籍のエンチャイルド奨学生のお母さんのお便りを紹介します。

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サン・イシドロ小学校の児童たちと

 エンチャイルド理事長、日本の支援者の皆さん、エンチャイルド・フィリピンのスタッフの皆さんへ

 こんにちは。COVID-19(新型コロナウイルス)の影響で、学期はまだ終了していません。
 コミュニティー隔離のため、危機が過ぎ去るまで、今は自宅にいなければなりません。

 私の家族は今のところ安全で元気です。私たちは本当に困難な状況にあり、私たちが苦しんでいるのと同様に、誰もが今後のことを恐れています。
 しかし、私たちは落ち着いて、この危機が過ぎ去ることを祈っています。

 NPO法人エンチャイルドと全てのスタッフの皆さん、私たちは皆さんが支援する奨学生たちの親として、このような状況にもかかわらず、私たちのことを心配してくださることに非常に感謝しています。

 皆さんが今、私たちの国を訪問することができないことを私たちは理解しています。
 皆さんがフィリピンに来れるようになることを心より祈っています。再会を楽しみにしています。
 そしてこのCOVID-19が一日も早く終息することを祈っています。

 安全に過ごしてください。


サン・イシドロ小学校在籍のエンチャイルド奨学生の母親より

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 エンチャイルドの教育支援活動を行っているフィリピン・マニラ首都圏のエンチャイルド奨学生たちから、たくさんの自身の近況と社会の様子を伝えるレターが届いています。

 エンチャイルドの月刊ニュースレターや本ブログで、順次掲載してまいります。

 今回は、エンチャイルド・フィリピンのスタッフの一人、キアノ・ロメロさんからのお便りを紹介します。

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グローバルフェスタJAPAN2019で活動するキアノ・ロメロさん(左)

 支援者の皆さん、こんにちは!
 
 COVID-19(新型コロナウイルス)による世界的なパンデミックの中、NPO法人エンチャイルドのスタッフの皆さんと支援者の皆さんの安全をお祈りしています。

 この危機のために、私たちの国フィリピンも苦しんでいます。
 日々、感染件数は増え続けていますが、エンチャイルド奨学生およびその家族の皆さん、コーディネーターの皆さんに現在の状況について確認したところ、安全な状態であることを聞いて安心しています。

 各地方自治体が必要な予防措置を取り、全てのコミュニティーの家庭がサポートされています。自治体の指示に従い、この前例のない状況に対して、封じ込めの取り組みが進むよう私たちは協力しています。

 私たちエンチャイルド・フィリピンのスタッフは、日本の全ての支援者の皆さんにエンチャイルド奨学生たちの状況を十分にお伝えできるように努力します。

 神様の祝福がありますように。


キアノ・ロメロ
エンチャイルド・フィリピン


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 「8エレメント」とは、エンチャイルドが提言する、より良い社会(共同体)を実現するための八つの要素、行動指針(共食・共育・共立・共助・共有・共感・共観・共生)のことです。

 今回は「共立」について。

 「共立」は文字どおり、「共に立つ」ということです。
 共立の前提に「自立」と「自律」があります。

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ミンダナオ島ブトゥアン市バランガイ・ロサンゼルスのエンチャイルド奨学生たち

 以下、言葉の意味の説明が中心になりますが…。

 自立は、「自ら立つ」ということで、他の助け、支配なしで一人で物事を行うことです。他に依存しないで、自力でやっていける、自ら立っている状態です。(Self-stood)
 自律は、「自ら律する」ということで、自分自身で立てた規範やルール、価値観や信条に従って評価し、判断し、行動することです。自らを方向付けできる状態です。(Self-directed)

 自立の対義語は「依存」であり、依存とは他に頼って存在することです。
 自立の対義語は「他律」であり、自らの意識によらず、他からの命令や強制によって行動することです。

 エンチャイルドの8エレメントにおける「共立」の前提となる「自立」および「自律」は、利己的個人主義に立脚した概念ではありません。だからといって「集団主義」というわけでもありません。

 独善主義でもなく、孤人主義でもありません。あえて表現するなら、利他的個人主義、あるいは超個人主義…です。

小学校を卒業するエンチャイルド奨学生たち
小学校卒業時に「ピース・アドボケイト(Peace advocate)
の任命状を受け取るエンチャイルド奨学生たち
 
 エンチャイルドは、子どもたちの自立のための教育支援を行っています。しかし彼らの個人的自立が最終ゴールではなく、自立の先に共立社会の一員としての他者のために生きる人生(社会生活)があることを強調しています。

 エンチャイルドは、子どもたちにより良い社会を実現する担い手になってほしいと願っています。

 家庭において、地域社会において、さらには国や世界・人類社会におけるピース・アドボケイト(Peace advocate)を目指してくれることを期待しています。

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グローバルフェスタJAPAN2019で活動する
フィリピンのエンチャイルド奨学生たち

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 新型コロナウイルス禍との関連で話を進めてみましょう。

 誰かが何かをしてくれることに頼るのではなく、問題解決のために「私」がすべきことが何かを自主的・自発的に見いだして実践することが大切です。

 今、私たち一人一人がすべきことは何でしょうか。

 自立は共立となって拡大していきます。依存から共立は生じません。共立の精神、共立の実践が問題解決の力を生みだします。

 一人でなせることは小さなことに過ぎなくても、自立した者(自立しようとする者)たちによる共立によって自らのやるべきことを拡大していくことで問題解決の重い扉を押し開くことができるのではないでしょうか。

 外出の自粛やテレワーク、在宅勤務なども、依存的で受け身のままでは副作用(「コロナ疲れ」やストレス、不平不満や責任転嫁など)によってマイナス面だけが助長されかねません。

 制限された生活空間でも創造的で建設的な何らかの営みや行いが必ずあるはずです。

 例えば、最近感銘を受けたこんなニュースがありました。
 ↓クリックしてニュースをご覧になってください。記事も読めます。
 

 甲府市の中学生が手作りマスク600枚寄付 費用はためたお年玉


 この中学生の行動から多くのことを学ぶことができます。

 エンチャイルドは、より良い社会の実現のために挑戦し続けたいと思っています。

 エンチャイルドは、「自立・共立主義&自律・合律主義」に立った共助・共感・共生の共立社会の実現を目指します。

 
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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 国内の状況はもちろんなのですが、エンチャイルドとしては、やはりフィリピンのエンチャイルド奨学生のことが気になります。

 すでにエンチャイルドの理事長が奨学生および関係者宛てのレターを公開していますが、現地からも現在の状況について連絡が入り始めています。

 マニラ首都圏地域の奨学生たちから現地の様子を伝えてくれるレターが多数届いています。翻訳でき次第、ニュースレターやウェブサイト、ブログなどで紹介していきたいと思います。

 今回は、ミンダナオ島ブトゥアン・マガリャネス地域の現地リーダー、ジョニー・ボロンガイタさんのメールを紹介します。

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ーーー

親愛なる理事長

 そちらの現状を知らせてくれるあなたのメールを受け取りました。

 参考になると良いですが、以下は私からのリポートです。

 今皆さんが困難な状況を日本で感じているように、こちらフィリピンでも私たちにとって大変多くの困難が生じています。

 私たちの地域では、部分的な封鎖が行われています。ウイルスの拡散や他者からの感染を避けるために、全員が家にいることが義務付けられています。

 このような状況にありますが、私はメールを通じてエンチャイルド奨学生の数人と連絡が取れ、様子を確認することができました。

 これまでのところ、奨学生たちの状況は、それぞれ自宅で待機しているため健康は良好です。

 支援者の皆さんによる多くの助けを得ている現地の奨学生やその父母の皆さんは、エンチャイルドのサポートに大変感謝しています。

 奨学生たちは、世界が直面しているこの深刻な課題の中で、スタディーツアーが実現されることを望んでいます。

 また、日本のエンチャイルド・ファミリーの皆さんが常に安全であることを願っています。

 心配してくださり誠にありがとうございます。

心を込めて、

ジョニー・ボロンガイタ

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ジョニー・ボロンガイタ氏


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 「8エレメント」とは、エンチャルドが提言する、より良い社会(共同体)を実現するための八つの要素、行動指針(共食・共育・共立・共助・共有・共感・共観・共生)のことです。

 今回は「共育」について。

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 京都大学総長の山極寿一氏は、著書(『「サル化」する人間社会』)の中で、以下のように述べています。

 「人類は子育ての必要性から『家族』を作りました。そして、次第に集団規模を増大させていったのだと考えられます。子どもを一緒に育てようと思う心が、大人に普及していった。それが人類の家族の出発点なのです」

 「子育てのために家族を作った」ということは、家族の中心に「子ども」がいるということです。

 子どもは未来を代表する存在です。子どもが元気であってこそ、未来への希望を見いだすことができます。
 人類が持続可能な社会を実現するためには、未来を代表する「元気な子どもたち」の養育が社会活動の中心テーマとならざるを得ないのです。

 それ故、誰もが子育てに無関係ではありませんし、無関心であってはならないのです。これが社会で子どもを育てる「共育」の第一の意味です。

 「共育」にはもう一つの意味があります。「共に育つ」ということです。「共」という字は、一方通行のものではありません。
 大人たちが子どもたちを育てるだけでなく、家族の中で子どもたち(兄弟・姉妹)は切磋琢磨しながら互いに成長していきます。同様に大人たち同士も社会の中で互いに育て合っているといえます。これが「共育」の二つ目の意味です。

 新型コロナウイルス禍との関連で話を進めてみましょう。
 
 この戦いは家族を強くすることによって克服できるのではないか。

 つまり、不要不急の外出を自粛するようになれば、自ずと家族が共に過ごすしかなくなります。このことは、子どもを中心とした「家族」の機能を回復する時間を与えられるといえるのではないでしょううか。家族が家族らしくなる良い機会だと考えてみてはどうでしょうか。

 外出を自粛すること=何もせずに家でじっとしていること、ではありません。

 一緒に食事をする、一緒に読書や映画鑑賞を楽しむ、一緒にゲームをしたり、会話をしたり、勉強を見てあげるのもいいですね。

 家族が子どもを中心に共育力を高められれば、自ずと家族は強くなっていくことでしょう。家族が強くなれば子どもたちが強くなります。子どもたちが元気になれば、社会が強くなり、未来が明るくなります。

 大人たちが子どもに関心を向け、子どもたちのために生きれば、子どもたちはあっという間に元気になることでしょう。

 うちには子どもがいないからその話は関係ない、意味がないと思わないでください。
 ネット使えば、実家の親や親戚、友人たちと交流することができます。お互いを強くする(元気にする)ために会話を楽しみましょう。きっと免疫力も高まることでしょう。

 3月25日、東京都知事が「感染爆発 重大局面」を宣言しました。
 不要不急の外出および夜間外出の自粛、在宅勤務の奨励が発せられました。

 今こそ、家族を強くし、子どもたちを強くしましょう。
 ピンチをチャンスに変えてより良い社会を取り戻しましょう。


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今回から「新型コロナウイルス禍と8エレメント」をテーマにブログを発信してみたいと思います。

 「8エレメント」とは、エンチャルドが提言する、より良い社会(共同体)を実現するための八つの要素、行動指針のことです。
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 8エレメントは、「共食」「共育」「共立」「共助」「共有」「共感」「共観」「共生」のことですが、今回は「共食」の観点から見てみましょう。

 「共食」は、文字どおり、「一緒に食べること」です。食卓を共にする、食事を囲みながら団らんすることは家族にとって、仲間にとって、時には初めて会った人同士の間でも、一緒に食事をすることはより良い関係を築くためのエレメント(要素)となり得ます。

 「新型コロナウイルス禍」ということでは、そこに感染者がいる場合、むしろ親しく食事を共にすることは避けなければならないのかもしれません。
 
 しかしこれをもう少し大きな視点から捉えれば、今回のウイルス問題によって波及する経済問題に対しては、「共食」という要素を満たすことが何より重要な内容だといえます。つまり「共食」には「経済共同体である」という意味があるからです。
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 もちろん東京オリンピックの開催も重要なテーマですが、今回のウイルス問題によって生じた甚大な経済被害からの救援を行っていくためには「共食(食べること、衣食住)」の要素、すなわち「経済共同体」としての回復を中心とした政策を実施していかなければならないでしょう。

 私たちの身近な生活においても、「共食(経済共同体)」という視点に立った要素を社会活動の中に満たしていく行動を実践していかなければならないでしょう。

 政府にもそのような視点から政策を打ち出してほしいと思いますし、地域社会においても「共食」に裏打ちされた「共助」「共有」の行動が求められます。さらに国家間、国際社会においても同様に、経済共同体としての関係性から問題解決を図っていくべきでしょう。

 エンチャイルドの海外教育支援活動の任地であるフィリピンにおいても新型ウイルスによる災禍が拡大しつつあります。このような事態においてその影響を最も強く受けるのは、常に貧困層の人々であり、子どもたちです。

 現時点では、すぐに行動を起こせる状況ではありませんが、現地の情報を共有しながら、必要な時期に「共食」のアクションを起こせるように準備していきたいと考えています。

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特定非営利活動法人エンチャイルド




 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 3連休、遠出することもなく、基本的に在宅で中心に静かに過ごしていますが、春の陽気には勝てず、日に一度は近くの公園へ。

 都立の大きな公園。不要不急の外出自粛も何のその、家族連れ、老若男女、多くの人が花見を楽しんでいました。この日、東京は桜満開との報道でしたが、都内西の外れのこの公園の桜は5~6分咲きかなあ…。


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2020年3月22日
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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今回は、フィリピンのエンチャイルドのスタッフの皆さんからの現地情報を紹介します。

 在フィリピン日本国大使館によれば、「 フィリピン政府は,3月17日から4月13日午前零時までの期間,ルソン地域全域において『強化されたコミュニティ隔離措置(Enhanced Community Quarantine)』を実施中であり,各家庭における厳格な自宅隔離措置や,大量輸送用の公共交通機関の運行停止,スーパーや病院,銀行等を除く商業施設・公共施設の業務停止など幅広い措置が実施されており」「
 これに伴い,現在,マニラ首都圏においては,外出禁止令が施行され,周辺の州との境界においては検問が強化されており,空港へのアクセスを含め利用可能な公共交通機関が運行を停止しています。宿泊施設の中にも閉鎖されるものが出てきています」(3月17日)とのことです。

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マニラ、バランガイ・タタロンのエンチャイルド奨学生たち(2018年12月)

 エンチャイルド・フィリピン(マニラ首都圏)のスタッフ、ティーさんからの情報です。

 「バランガイ・タタロン(エンチャイルドの奨学生たちが住んでいる地域の一つ)は今、地域の検疫が非常に強化されています。私たちは引き続き、エンチャイルド奨学生と連絡を取ろうとしています。 この地域においては、市民の一人が新型コロナウイルスに感染したことが明らかになりましたが、利用可能な隔離場所の不足のために、市長によって自宅隔離が強制されました」

 また、ミンダナオ島ブトゥアン、マガリャネス地域のボロンガイタさんからは以下のメールが届いています。当ブログでも掲載したエンチャイルドの理事長のメッセージに対する返信です。
 
 「昨日のあなたのブログを読み、自立の原理について賛同します。特にこの危機時においてはなおさらです。
 現在、フィリピンはコミュニティーが検疫または封鎖中です。接触や感染を避けるために全員が家にいることが義務付けられています。
 この封鎖は、4月18日まで続きます。しかし、状況によって変わります。これは感染が拡大する可能性があることを意味します。
 これまでのところ、エンチャイルドファミリーの全てのメンバーは大丈夫です。
 この危機が終わるまで私たちは待機しています。
 安全に過ごしてください。引き続き連絡を取り合いましょう


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info@enchild.org



 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 【048】~【052】で縄文ネタを紹介しましたが、今回もプチ縄文ネタです。

 友人から頂き物(無理を言って譲ってもらった?)ですが、なかなかユニークなアイテムです。南部鉄器ですので、小さいながら結構重いんです。

 これは土偶ならぬ「南部鉄偶」で、青森~岩手で多く出土される遮光器土偶をモチーフとしたもの。他にも「ハート形鉄偶」「ビーナス鉄偶」「合掌鉄偶」があるそうです。個人的に2個目は「合掌鉄偶」を入手したいと思っています。

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青森県つがる市木造亀ヶ岡出土した遮光器土偶

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こんなものも(青森県八戸市)


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 新型コロナウイルス禍で外出自粛要請、不要不急の外出は避けるようにとのお達しですが、3連休、春が満喫できる好天に恵まれて、思いっきりアウトドアを楽しみたい季節です。

 山歩も春の陽気に誘われて仕事の合間に近所の公園へ。

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 予想以上に人が多い…。花見の宴会こそ見られませんが、家族連れ、子どもたちがたくさん集まっていました。家の中にじっとしていられないのが子どもたち(大人も?)ですからね。みんな思いっきり遊んでました。

 写真を撮ってきましたので、世界の皆さんに楽しんでもらえたらと…。

 この公園の桜はまだ三分咲き、といったところでしょうか。

 日常に大きな変化が訪れて不自由なことも少なくないですが、どんな時でも前向きに人生を楽しむことができたらいいなと思っています。

 一日も早くこの感染症が終息することを祈りながら…。

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園内には新型コロナウイルス感染症に関する立て看板が…



 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今回は、エンチャイルドの理事長からフィリピンの仲間たち、エンチャイルドファミリー宛てのお手紙の紹介です。

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 To the member of ENCHILD family,


 How are you doing everyone?

 I hope everyone reading this message is fine and in good health.

 Who would have imagined the year 2020 would be such a year?

 In the spring season of Japan, and in the midsummer of the Philippines, we have been visiting the Philippines where you live, in every year for 16 years.

 Despite of coming to the day of 17th visit, presently it is still difficult to cross the border between our countries.

 But we do not give up to visit and see you there.

 Even if we can't visit there in March, we will do it in May. If we can't do it in May, we will visit there in June. We definitely go to see you someday if June is difficult.

 Now, as a peace advocate, let us do what you should, and don’t do what we should not do, and practice “JIJO”(self-help) and “KYOJO” (help each other) by keeping your mind peaceful.

 Now is a special time. Now is the very time to prepare for the future.

 Let us live with positive mind (attitude). It would be nice to review your study or read a good book.

 Although being forced uncomfortable life, without complaints, let us live with patience and sincerity.

 In Japan, we are also continuously facing difficult situation, but I would like to overcome this period by thinking about ENCHILD family, brothers and sisters. Looking forward to seeing you again…….

 Now, let us try to overcome the world-wide suffering with the heart of One Family.

 I always pray for your health.

 Sincerely,


Takanori Todate

Chairman

NPO ENCHILD


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エンチャイルドファミリーの皆さん

皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
このメッセージを読んでいる皆さんが健康で過ごしておられることを祈ります。
2020年という年がさまかこのような年になるとは誰が想像したでしょうか。
日本の春の季節、フィリピンなら真夏の時期、私たちは毎年、16年間欠かさず、皆さんの暮らすフィリピンを訪ねてきました。
17年目の訪問もしなければならないのに、今、国境を越えて行き来することが難しい状況が続いています。
私たちは皆さんとの再会を諦めたわけではありません。
3月できなくても5月、5月ができなければ6月、6月にできなくても、必ず、皆さんに会いに行きます。
今は、ピースアドボケイトとして、やるべきことをやり、してはいけないことはせず、自分自身の心を平和に保ちながら、自助と共助の実践をしていきましょう。
今は特別な期間です。今こそ、未来に向けて準備する者となりましょう。
前向きな発想をもって過ごしましょう。勉強の復習をしたり、良質な本を読んだりするのもいいですね。
不自由な生活は強いられますが、不平不満を持たず、忍耐力をもって、誠実に生きていきましょう。
日本も困難な状況が続いていますが、エンチャイルドの家族、弟・妹たちのことを思いながら、この期間を越えていきたいと思います。皆さんとの再会を楽しみにしながら。
今こそ、人類一家族の心で世界規模の苦難を克服し、乗り越えていきましょう。

皆さんの健康をいつも祈っています。

 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今日は「エンチャイルド」の話題を離れて、ちょっとだけ山歩きの話を。

 地球村山歩の名前の由来は、地球村山歩会です。
 2006年秋に立ち上げた小さな登山サークルです。

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2019年の年末には三つ峠山(山梨県)に登りました

 2011年3月の東日本大震災が起こるまでは、毎月のように山歩きをしていました。
 最近は2~3カ月に1回くらい山行を企画しています。

 地球村山歩会のモットーは「心と頭と体の活性化(心と頭と体を元気にする山歩き)」。同会の最大の特徴は、草の根の国際交流トレッキングであること。3.11が起きるまでは…。

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三つ峠山から見た富士山

 2007年から2010年まではたくさんの外国人のかたと一緒に山を歩きました。
 結果的に口コミを通してロシアの人がたくさん参加してくれましたね。

 最近は回数も減り、2~3人のメンバーで歩くことが多いですね。一人の時も…。

 新型コロナウイルス禍ですっかり世界が変わってしまいましたが、いい季節になりましたし、山を歩きながら、思いっきり空気を吸ってはいて、汗を流したいですね。

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三つ峠山山頂から

 以下に紹介する映像は、ちょっと古いですが、八ヶ岳や南アルプスを歩いた時のショート動画です。

 どれも2分前後の短い映像です。お気軽にご覧になってみてください。ちょっと山を歩いた気分になっていただけたならうれしいです。

2016 南アルプス仙丈ケ岳を歩きました

2012 晩秋の美ヶ原を歩きました
https://www.youtube.com/watch?v=VN_2ZL9DJTw

2012 秋の八ヶ岳(硫黄岳)を歩きました
https://www.youtube.com/watch?v=idntiBTZ8EM

2012 初秋の八ヶ岳(編笠山)を歩きました
https://www.youtube.com/watch?v=ueTXShvG1JY









 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今回は、2017年12月8日~13日に行われた第2回のインドネシア・スタディーツアーに参加した男性の体験記です。

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「子どもたちはみんな夢を持って生きていた」


 今回、初めてインドネシアに行きました。エンチャイルドの活動を続けるに当たって、改めて、自らの目的を再確認するためにスタディーツアーに参加しました。

 今回のツアーを通して印象に残った三つのことをお伝えします。

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(1)力を与えられた子供たちとの交流

 インドネシアでは、日本語を学んでいる学生が多くいて、日本語で会話ができる機会が多々ありました。

 バリ島キンタマーニ、バトゥール山麓で行った植林活動。もちろん植林も初めての経験で、自分の植えた木が生い茂っていくのも楽しみですが、それだけでなく、現地の日本語を学んでいる学生たちと日本語で交流ができたことが、とても楽しかったです。

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バリ島バトゥール山麓での植林活動

 日本からこんなに離れた場所に日本語を学んでいる学生たちがいる……。そのうちの一人、アリ君とじっくりと話をすることができました。

 彼は将来、漫画家になるために日本語を勉強していると語ってくれました。ちなみに、アリ君の好きな漫画は「ワンピース」。

 日本語で会話ができたこと、日本語を一生懸命勉強している学生たちがいることがとても刺激的でした。

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 ジャワ島のスラバヤ市では三つの学校を訪問し、子どもたちと交流しました。ほぼ全員がイスラム教徒で、ほとんどの女の子がヒジャブを被っていました。

 子どもたちは、僕が簡単なインドネシア語であいさつするだけで盛り上がったり、一緒に写真を撮ったりと、明るい笑顔で僕たちを歓迎してくれました。たくさんの子どもたちとツーショット写真を撮りました。

 やはり、子どもたちのパワーはすごいものがあり、僕たちが来たことを喜んでくれていて、僕もうれしかったです。

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(2)自分の目で確かめた教育支援の最前線

 今回は、エンチャイルドがクラウドファンディング(インターネットを通じた資金調達)を通じて取り組んだプロジェクトの成果(支援金)を持ってインドネシアを訪ねました。

 よく「募金しても、目的のために正しく使われていないのではないか」という話を聞きますが、今回集まった支援金は、間違いなく児童・生徒のために使われました。

 支援先の学校で使うパソコンを購入するために、僕も校長先生たちとパソコンショップに同行し、目の前で多くの人たちのまごころのこもった支援金が使われるのをしっかりと確認しました。これほど、透明性のある支援活動はほとんど聞いたことがありません。
 
 クラウドファンディングに協力してくださった全ての皆さんに感謝です。

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支援先の校長先生(左)と一緒にパソコンを購入
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エンチャイルド(日本の皆さん)の支援によって
カルタジャヤ校の教室に設置されたパソコン

(3)日本の若者たちがエンチャイルドの活動に参加することの意味

 残念ながら、日本の若者の自殺率は先進国の中でトップです。物質的にも経済的にも恵まれているはずの日本の若者が、希望を持てずに自ら命を絶ってしまう現状があります。

 インドネシアに限りませんが、途上国の子どもたちは、物質的にも経済的にも大変な状況にあっても、皆、将来の夢を持ち、一生懸命生きています。
 
 彼らは日本人が持っていないものを持っていました。そしてそれは、今の日本人にとってとても必要なものだと思いました。

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 日本の若者が海外の子どもたちと触れ合うことで、心の中に眠っている情熱や希望を目覚めさせてほしいと思いました。そのために、僕も含めて一人でも多くの日本の若者たちに、このエンチャイルドのスタディーツアーに参加してほしいと思います。

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 今回のスタディーツアーへの参加を契機に、主体的にエンチャイルドの活動を推進していきたいですし、エンチャイルドの魅力を積極的にPRしたいと考えています。


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今回と次回は、インドネシア・スタディーツアー参加者の体験記をお届けします。

 まずは、2017年3月18日~24日に行われた第1回インドネシア・スタディーツアーに参加した女性の体験記です。

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カルタジャヤ校での全体記念撮影(第1回インドネシア・スタディーツアー)

第1回インドネシア・スタディーツアーに参加して
「言語や宗教が違っても、心が通じ合える、家族になれる!」

 今回、インドネシアツアーに参加を決めたのは、フィリピンツアーに過去3回参加し、エンチャイルドの活動にも関わりながら、そこに家族愛を感じてきたからでした。

 正直、インドネシアという所がどんな国で、どんな文化なのかも分かりませんでした。でもエンチャイルドの「世界の子供たちを元気にしよう!」というモットーに共感し、そこに大きな喜びを感じていたので、インドネシアの支援を始めると聞いた時から、「インドネシア訪問ツアーの一期生になりたい!」という強い思いがありました。

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カルタジャヤ校の児童たちと

 スタディーツアーの参加者は多くありませんでしたが、だからこそ共に参加したメンバー、現地の人たちとの交流が濃密なものになったと思っています。
 観光はもちろん、バリ島バトゥール山麓での植林活動、支援校での姉妹結縁、児童たちとの交流、スラム地域への訪問など、印象に残る経験ばかりでした。

インドネシア

 ツアーでは、バリ島とジャワ島のスラバヤを訪ねました。
 バリは観光地が多く、外国人がたくさんいました。ヒンズー教徒が多い地域で、ヒンズー教の寺院や文化に溢れていました。
 一方、ジャワ島はイスラム教徒が多く、女性は小さな子供たちもヒジャブ(イスラム教における被り物)を着けている姿が多く見られました。同じ国の中でも宗教の違いがありましたが、それぞれの信仰を大事にし、互いに尊重し合っているように感じられました。


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バリ島では植林活動も

 スラバヤで訪問したカルタジャヤ校の子供たちは私たち日本人を笑顔で迎えてくれました。
 
 学校では代表の児童との姉妹結縁、文化交流を行いました。
 言葉は通じなくても心は通じているという感覚をもちました。言葉が通じなくても、文化を通して交流できることは素晴らしいなと、改めて感じました。

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カルタジャヤ校の高校生たちが民族衣装で踊りを披露してくれました

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交流の時間のプログラム一つとして
日本の支援者が現地の子どもたちに折り紙を教えました


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 現地の子供たちは伝統的な踊りや楽器演奏を披露し、私たちは「ドラえもん」の主題歌をインドネシア語で歌い、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」のダンスを披露しました。会場の子供たちもとても元気に一緒になって歌い、踊ってくれました。

 また、学校の先生や東ジャワ州の観光局の関係者のかたがたの前で、五輪真弓さんの「心の友」という歌を披露する機会もありました。
 この歌はインドネシアでは広く知られていて、とても人気のある曲だそうです。
 
 「心の友」を一緒に日本語で歌えたことも、国や文化を超えて心が通じ合えた瞬間でした。「言語や宗教が違っても、歌や文化を通して心を通じ合わせることができる、家族になれる!」と実感した7日間でした。

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スラバヤのスラム
この線路を一日数便の電車が走る

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スラム(都市部で極貧層が居住する過密化した地区のこと)の子どもたち

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 日本にいれば、私たちは何の不自由もなく生活していますが、そうではない現実を知った以上、自分にできる支援を今後も継続していきたいと思いました。

(マンスリーサポーター会員、女性)


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 エンチャイルドは2016年、2017年の2年間、インドネシアで教育支援活動を行いました。

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インドネシア・スラバヤ市のカルタジャヤ校の生徒たちと

 インドネシアでの教育支援活動はジャワ島のスラバヤ市で行いました。主に学校への図書支援、パソコン支援、フィーディング・プログラムでしたが、インドネシア・スタディーツアーではプログラムの一つとしてバリ島での植林活動も行いました。

インドネシア
↑地図の緑色の部分がインドネシア
活動はバリ島とジャワ島のスラバヤで行われた


 2016年9月に行われた事前視察の様子を写真で紹介します。

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支援先となった「SMA KERTAJAYA」校(幼稚園~高校)
同校は私設の学校で、貧困層の子どもたちが教育を受けられるよう
有志の皆さんによって運営されている

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高校生の授業を参観

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手作りの楽器で演奏を披露してくれた高校生たち

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高校生たちは明るかった

 次回はインドネシア・スタディーツアー参加者の体験記をお届けします。


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
 
 今回も、エンチャイルドの目指すものをテーマに、エンチャイルド理事長のコラムを紹介します。

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フィリピン・マニラ首都圏のエンチャイルド奨学生たち

より良い社会を実現するための教育支援&共育活動を

 特定非営利活動法人エンチャルドは、国境を超えた家族愛の実践(「LOVE BEYOND THE BORDER」「LOVE IS THE MOVEMENT(愛は行動だ)」)という視点から、主にフィリピンの貧困児童を対象に教育支援と草の根の国際交流(共育活動)を行ってきました。

 2004年に初めてフィリピンで活動をスタートしてから15年が過ぎました(2016~2017年にはインドネシアでも)。

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インドネシアのスラバヤのスラム街で

 貧困児童を対象とする奨学金支援(延べ360人、2019年度の奨学生数は182人)をはじめ、当該地域の学校やバランガイ(最小の地方自治単位)を対象とした教育支援(教科書・図書・教材、および学習用の機器・備品などの支援)やフィーディングサービス(給食支援)を行ってきました。

 支援地域は、ルソン島マニラ地域の学校とバランガイ、11カ所、ミンダナオ島ブトゥアンおよびマガリャネス地域の学校とバランガイ、9カ所です。

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インドネシアのバリ島の子どもたちと

 日本の支援者の皆さんには、年に数回実施されるスタディーツアーを通して現地に訪問していただき、現地の視察とともにエンチャイルド奨学生たちとの交流を続けてきました。

 現地の子どもたちは、スタディーツアーの参加者(日本の支援者)を、自分たちの成長を見守ってくれる日本の良きお兄さん・お姉さん、家族の一員のように感じて交流してきました。
 もちろん、スタディーツアーに参加した日本の支援者の皆さんたちも。

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フィリピン・マニラの子どもたち

 このような家族愛の絆で結ばれた交流プログラムは、国境を超えて共に生きていこうという意識と心情を芽生えさせています。

 エンチャイルドの奨学生は、小学校を卒業して中学校(ハイスクール)に進学する時、「ピースアドボケイト」(平和の提唱者、推進者)の任命状を授与されます。

 任命状の趣旨を要約すれば、「一生懸命勉学に励み、自立した人間を目指すとともに、他の人々を助け、より良い社会(平和な社会=共生、共助、共感の共立社会)の実現に寄与する人間となることを目指そう」というものです。

小学校を卒業するエンチャイルド奨学生たち
ピースアドボケイト任命式

 ピースアドボケイトでもあるエンチャイルド奨学生たちは、勉学に励むとともに、自らの自立のことだけでなく、自分も誰かの支えになりたい、他者のために生きたい、より良い社会を実現する者になりたいと考えるようになります。

 実際、エンチャイルド奨学生の出身者で、社会人となった後、周囲の貧困児童のために援助を行っている青年や、学校の教師となって貧困児童たちのサポートに尽力しているエンチャイルド卒業生も出てきています。

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支援式典で国歌斉唱をするエンチャイルド奨学生たち

 エンチャイルドは、単なる自立をゴールとした経済的な教育支援ばかりでなく、より良い社会の実現の担い手を育てる社会教育プログラムとしての共育活動(人類の共通の宝である子どもたちを共に育てる活動)に取り組んでいます。

 エンチャイルドは、支援される側から支援する側に転換させることができてこそ、真の教育支援だと考えています。


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
 
 今回は、エンチャイルドの目指すものについて、改めて紹介したいと思います。

 エンチャイルドの理事長のコラムからです。


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エンチャイルドのテーマ曲「HAPPY ONE FAMILY♪」
を踊るエンチャイルド奨学生たち


「持続可能な共同体社会実現のための社会教育プログラムに取り組みます」


より良い社会の実現のために
 エンチャイルドの目指すもの、それは「全ての子供たちが夢(希望)と志(大きな目的)をもって生きられる社会の実現」です。子供たちこそが未来を創る主役であり、主人公だからです。子供たちの元気な笑顔が未来の希望の象徴です。

 昨今、「持続可能な社会」ということが論じられていますが、まさに、子供たちが元気であることが持続可能な社会のバロメーターといえるのではないでしょうか。

 「子供たちが元気な社会」と「より良い社会」は同義だと考えます。それ故に、エンチャイルドの教育支援活動は、より良い社会を実現するための社会教育活動へと昇華し、社会教育プログラムの実践の必要性を強調するようになりました。

 エンチャイルドは、「より良い社会」を「共生・共助・共感の社会」と表現してきました。共生・共助・共感の社会は、家族のような関係性によって成り立つ共同体社会です。

 そしてそのような社会を成立させ得る主要な構成要素が「共生」「共助」「共感」です。この三つの要素(エレメント)が満たされるとき、「家族」をつくり出すことができると考えます。


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支援式典でダンスを披露するエンチャイルド奨学生たち


「家族」をつくる八つの視点
 今回は、家族的共同体社会実現のためのエレメントを八つの視点で提示し、エンチャイルドが取り組む社会教育の考え方について説明したいと思います。

 それは、「共生」「共食」「共育」「共立」「共助」「共有」「共感」「共観」の8項目です。
 一つ一つについて簡単に説明してみましょう。

(1)「共生」は文字どおり、共に生きることです。家族は単なる共存(共に存在する)の関係ではなく、共生(共に生きる)の関係です。「一つの家」で共に暮らすのが家族です。「共に生きる」ということが、家族であるということの核心的内容です。

(2)「共食」は共に食べること。食を共にしてこそ家族です。家族的共同体は経済共同体でもあります。一つの食卓を囲む一家団欒の場面は共に生きる家族の象徴です。

(3)「共育」は共に育てること。わが子でなくとも、共同体は子育ての責任を共有しています。子供は共同体の未来そのものだからです。

(4)「共立」は共に立つことです。人は生まれて自立に向かって成長します。自立した者たちによって形成される社会が共立の社会です。人間は社会的存在です。人は一人では生きていませんし、一人では生きられません。共立の関係こそが個と全体の連帯、和合と調和を保ち、持続可能な社会の実現を可能にします。

(5)「共助」は助け合うことです。防災の観点で「自助・共助・公助」という言葉がよく使われます。どれも欠くことができませんが、その中心は共助です。まさに「共助」は共同体社会における基本姿勢であり、喜びの源泉であると言っていいでしょう。

(6)「共有」。対話をしない家族を家族だといえるでしょうか。対話を通して互いの気持ちや事情を共有できます。察することも大切ですが、やはり具体的な双方向のやり取りが成立してこそ、情報とともに思い(情)の共有が可能となります。

(7)「共感」とは互いの感情や思いを理解し合うことです。美しい景色を見ながらその感動を共有することであり、情感が共鳴し合うことです。家族愛の味は共感によって伝わり、広がっていきます。

(8)最後に「共観」です。共に観ること、ビジョンや目標を共有することです。家族は共に同じ山の頂上を目指し、幸福な人生の実現を共に成し遂げていく関係です。


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キャンパスツアーでフィリピン大学を訪問した
エンチャイルド奨学生たちと日本のスタディーツアー参加者


「愛着」「支援」「励まし」「刺激」
 ノーベル経済学賞の受賞者で米国の経済学者、ジェームズ・ジョセフ・ヘッグマン教授は、「貧困の世代間連鎖を断ち切る四つのキーワード」として、「愛着」「支援」「励まし」「刺激」を挙げています。
 エンチャイルドもまた、貧困の世代間連鎖を断ち切ることを課題として掲げて活動する団体です。

 「家族愛」を中心に置き、経済的支援だけでなく精神的支援を大切に考えて活動しています。スタディーツアーなどによる支援者と受益者の実体的な交流やメッセージは、互いを刺激し合うことで課題解決のモチベーションを高めています。

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社会教育プログラムの必要性
 かつて、十数年にわたって日本社会は毎年3万人以上の自殺者を生みだす自殺大国でした。

 ここ数年、自殺者の総数は減少傾向にありますが、若年層に限っていえばそうではありません。若者の自殺率は一向に下がらず、若年層の自殺者は後を絶ちません。
 他人に殺されるよりも家族や親族に殺されるリスクが高く、もっといえば、自ら命を絶ってしまう若者がさらに多いのが日本社会の現実なのです。

 無縁化、孤立化、孤独化が進む現代の日本社会。
 家族愛を刺激し、家族的共同体社会を実現する取り組みは時代の要請だといっても過言ではありません。

 今、より良い社会、共生・共助・共感の社会をつくり出すことのできる、社会教育プログラムの存在が求められているのではないでしょうか。

 エンチャイルドは、これまでと同様、海外教育支援を通じた地球家族社会の実現に挑戦しながらも、教育支援や草の根国際交流(異文化理解)の活動経験を生かして、わが国における地域社会の活性化と持続可能性の追求においても貢献したいと考えています。

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 エンチャイルドのスタディーツアーに参加されたかたの感想を紹介しています。

 今回は、2018年5月18日~22日に行われたスタディーツアーに参加したマンスリーサポーター会員(女性)のかたの体験記をお届けします。

 「姉妹結縁」プログラムは、互いが持つ普遍的な家族愛という人間性を引き出し、国境を超えた家族の絆をつくり出します。

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エンチャイルドのテーマソング「HAPPY ONE FAMILY♩」
の曲とともにを踊るエンチャイルド奨学生たち

「家族愛の絆を目の当たりにして、心が揺さぶられました」

 今回私は、ダヒカン小学校の8歳の女の子と姉妹結縁を結びました。支援式典の会場に着いた時、たくさんの子供たちと保護者、学校関係者の皆さんが私たち支援者を温かく歓迎してくれました。日本の支援者に再会して、泣きながら抱きついてきた女の子の姿に私はもらい泣きしてしまいました。

 そこで感じたのは、その子の姿は、単に「支援者と受益者」という関係ではなく、遠い国から会いに来てくれた愛する存在、お父さんに会えた娘のように見えました。国境を超えた家族愛の絆に結ばれた家族文化の姿を目の当たりにして、心が揺さぶられました。

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 全体で200人ぐらいの人たちが集う中、私は自分の結縁相手の女の子(「妹」といいます)をすぐに見つけることができました。妹も私に気付いていて、式典中はお互いにアイコンタクトや秘密の合図のように手を振り合ったりしました。
 何か見えないものがお互いをつなぎ合わせたという感覚を覚えました。

 多くの人たちと共に食事を楽しみました。英語が十分でない私に対して、一生懸命いろんなことを話してくれる姿にうれしさがこみ上げてきました。食事そっちのけで、写真撮影会が始まり、少しだけ有名人になったみたいに楽しい時間を過ごしました。

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 今回最も考えさせられたことは、家族の在り方です。血がつながっていなくても、言葉が通じなくても、国籍が違い、肌の色が違う人たちがこんなにもお互いを思いやり、涙する関係になるのは、そこに真の愛があるからだと感じました。

(マンスリーサポーター会員 女性)


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 エンチャイルドのスタディーツアーに参加されたかたの感想を紹介しています。

 今回は、2018年5月18日~22日に行われたスタディーツアーに参加したマンスリーサポーター会員(女性)のかたの体験記をお届けします。

【「姉妹結縁」について】
 「姉妹結縁(式)」は支援者と受益者であるエンチャイルド奨学生が国境を超えた家族愛の絆を結ぶためのセレモニーです。
 エンチャイルドのユニークな交流プログラムの一つとして、活動開始以来、主に新規の奨学生を対象に行ってきた取り組みです。
 文化交流や親善を目的とした国際的な自治体間の交流関係を
「姉妹都市」といいますが、それを個人と個人の関係で実践しているような感じです。
 「草の根の国際交流を実践し、友好な関係を築いていきましょう」「互いを尊重し、家族(兄弟・姉妹)のように交流しましょう」といった趣旨で行っています。
 支援者は奨学生たちの将来の夢を応援し、奨学生たちはそれに応えようと勉学に励みます。
 姉妹結縁状に互いに署名をするだけですが、そのことがきっかけで両者の関係はグッと近くなり、国境を超えた家族愛の交流が始まります。

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姉妹結縁状を手にする支援者とエンチャイルド奨学生(左)


「国を超えて一つの家族になれるのだと実感しました」

 私にとってエンチャイルドのフィリピン・スタディーツアーは一生忘れられない思い出となりました。現地の仲間たちと私たちは「一つの家族(Happy One Family)」だということを実感しました。

 私は二人の女の子と姉妹結縁を交わしました。

 一人は、以前からお手紙を通して交流してきたアンドレアです。
 私は結縁式を通してアンドレアと姉妹の仲を深めることができたと感じました。それは、「Happy One Family」のダンスを踊る時に私がアンドレアを探していると、アンドレアの方が私を見つけてくれて、一緒に踊ることができたからです。お互いの思いが通じ合った時、本当にうれしかったです。

 もう一人は、新しく“姉妹”になったブレッシーです。

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 翌日、新しくエンチャイルドの奨学生となったダヒカン小学校(ミンダナオ島マガリャネス)の子供たちとの交流プログラムが行われました。そこでブレッシーと再会しました。ブレッシーはスキンシップで交流してくれて、終始行動を共にしました。

 私はブレッシーやダヒカン小学校の子供たち、他の奨学生、お母さんたちと、とても楽しく幸せな時間を過ごしました。交流を通してフィリピンの皆さんを愛する気持ちが強くなりました。

 スタディーツアーに参加して、私たちは言葉や文化の違いがあったとしても、国を超えて一つの家族になれるのだと実感しました。私の心の中ではフィリピンとの距離がすごく近くなりました。

 私はこれからも結縁を交わした二人の女の子の成長を見守り、関係をいっそう深めていきたいと思っています。このエンチャイルドの素晴らしい活動を友人・知人にも伝えたいと思っています。

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 そして、決して忘れてはならないのが、フィリピンの貧困問題です。初日に訪れたマニラにおいて、私は非常に衝撃を受けました。路上で生活する人々、路上に捨てられたたくさんのごみ、衛生環境の悪いスラムの家々、車が頻繁に行き来する車道のような危険な所で物乞いをする子供や老人など、悲しい現実を目の当たりにしました。この問題が解決される未来が途方もなく遠いもののように思われました。しかし、このエンチャイルドの活動が確実に明るい未来のために前進しているのだと思いました。

 この体験を忘れず、フィリピンやその他の貧困の人々、あるいは紛争にさらされている地域など、恵まれない環境にいる人々のことを思いながら生活しようと思いました。

(マンスリーサポーター会員 女性)


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 今回は、2018年3月16日~19日に行われたスタディーツアーに参加したマンスリーサポーター会員(男性)のかたの体験記をお届けします。

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スタディーツアー参加者の皆さん、スモーキーマウンテンの頂上で


「“弟・妹たち”と共に過ごせた時間が本当に幸せでした」

 スタディーツアー2日目に訪問したスモーキーマウンテンとユニカセ・レストランが非常に印象的でした。

 スモーキーマウンテンは一昨年のツアー以来、2回目の訪問となりました。2年ぶりのスモーキーマウンテンは新しく電線が通っていたり、新たに家屋が建っていたり、あるいはなくなっていたりと、前回はたくさん集まってきた子供たちが今回いなかったこともあり、2年間で随分雰囲気が変わったなあという印象を受けました。

 ごみ山の近くに不法に家を建てて居住していた人々は、国から格安の住宅を提供されても、仕事がないために生活することができず、結局貧困の連鎖がどこまでも続いていくという現状を改めて目の当たりにして、前回夢を語ってくれた子供たちが今どこで、どのような生活を送っているのか、貧困から抜け出すことができたのかなど、さまざまなことを考えさせられました。

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スモーキーマウンテンを視察するスタディーツアー参加者たち

 貧困の連鎖を断ち切るためには、どのような支援が必要なのか。経済的な支援だけで果たして本当に貧困の連鎖を断ち切ることが可能なのか、疑問ももっていましたが、その一つの答えを示してくれたのが、「ユニカセ・レストラン」でした。

 仕事に対する姿勢や具体的な職業訓練など、長期的な教育支援の環境があって初めて、一人の人間が自立して生きていけるのだと思いました。そして、支援を受ける立場から与える立場になってこそ、貧困の連鎖は支援の連鎖へと変わり、共生・共助・共感のより良い社会を築いていけるのではないかと、改めてエンチャイルドの理念と実践内容に希望を感じました。

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スタディーツアーでは、エンチャイルド奨学生たちのために
フィリピン大学のキャンパスツアーが行われた

 また、マニラの奨学生たちとの交流が印象に残っています。
 自分でも驚いたことに、彼らとの間に壁を全く感じませんでした。それは単に、「国境を超えた家族愛」がエンチャイルドの理念だからとか、英語が通じるからといったものではなく、自分の意識として、どこか懐かしい家族、あるいは共に世界を変えていく心強い弟・妹たちと再会したような気持ちになりました。

 短い時間ではありましたが、とても楽しく濃い時間を共に過ごすことができて、本当に幸せでした。今回のスタディーツアーでマニラのエンチャイルド奨学生たちとも一つの家族のようになれた気がします。

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 奨学生だけでなく、今回はエンチャイルド・フィリピンのスタッフやボランティアの学生たちとも交流できたことが自分にとって大きな財産となりました。彼らのエンチャイルドに対する熱い思いや、その姿にとても感化されました。

 今後ともエンチャイルドの活動に少しでも貢献していけたらと考えています。

(マンスリーサポーター会員 男性)


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 今回は、2018年3月16日~19日に行われたスタディーツアーに参加したマンスリーサポーター会員(女性)のかたの体験記をお届けします。

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「エンチャイルドでの体験はお金に代えられないもの」

 私にとって2年ぶり3回目のスタディーツアー参加でした。
 最近のエンチャイルドの様子など、あまり分からないままのツアープログラムのスタートでしたが、改めて「エンチャイルドの活動は素晴らしい!」と感じました。

 スタディーツアー前のオリエンテーションの時やツアーの要所要所で、ヘッグマン教授(シカゴ大学教授、ノーベル経済学賞受賞者)の「貧困の世代間連鎖を断ち切る四つのキーワード」について理事長が解説してくれました。

 過去のツアーの参加経験から、四つのキーワード、「愛着 attachment」「支援 support」「励まし engagement」「刺激 stimulation」が必要であり、エンチャイルドでも行っていることだなと理解してはいましたが、現地に行って子供たちやスタッフと関わる中で改めてそのことを実感しました。

 現地に行くことで奨学生やその家族、スタッフはもちろん、フィリピンという国にも愛着が持てるようになるし、金銭的な支援は当然ですが、SNSでのやり取りやギフトを渡すことで励ましになり、「頑張ろう!」という刺激を与えることができると感じます。
 
 また、それらは支援する側から一方通行で流れていくものではなくて、逆に私たち日本人や日本に愛着をもってもらえると思うし、私自身彼らと連絡を取り合ったり、彼らの頑張りを聞くことで、「私も頑張ろう!」という仕事などへのモチベーションになっているのも事実です。

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 今回、多くのエンチャイルド・フィリピンのスタッフやボランティアが中心となってプログラムを進めてくれました。空港に到着した時にもらった手作りのレイから始まり、歓迎交流会や図書支援&読み聞かせプログラムなど、「ここに集った人たちみんなにとって良い時間になるように」という彼らの熱い気持ちを感じました。
 このように着実に進歩しているエンチャイルドの活動を今回肌で感じて、自分自身ももっと主体的な意識をもってツアーに臨めたらよかったと反省しました。

 月に一口千円の支援をし、時間とお金を割いて現地を訪問する。ただそれだけを聞けばお金のかかることですが、私がそこから得たものはお金に代えることのできないものばかりです。
 エンチャイルドの活動やツアーを通して出会った人とのつながりや経験が生きていく上での心の支えにもなっています。

 人間関係が希薄になってきている日本において、このように心のつながりを感じることができる人にどれだけ出会えるかというのは、とても貴重なことだと思います。
 国は違っても同じ人間同士、分かり合えないことはないし、「家族なんだなぁ」と感じることもできます。

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 毎回スタディーツアーに参加するたびに、「感じてきたものをそっくりそのまま言葉で表し伝えることができたら、もっと支援者を増やすことができるかもしれないのに」と感じますが、こればかりは一人一人が実際にこの活動に触れて実感してもらうしかありません。

 これからも、エンチャイルドの活動に触れてもらうキッカケをつくるにはどうしたらいいのかについて、日々考えていけたらと思っています。

(マンスリーサポーター会員 女性)


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 エンチャイルドのスタディーツアーに参加されたかたの感想を紹介しています。

 今回は、2019年5月16日~20日に行われたスタディーツアーに参加したマンスリーサポーター会員(男性)のかたの体験記をお届けします。

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ボロンガイタ氏(左)とカロック・アン小学校の児童たち

「エンチャイルドは荒れた地に“種をまく人”のようです」

 今回の現地訪問を通して、ミンダナオ島ブトゥアン、マガリャネス地域のエンチャルド奨学生の教育活動を担当している、ボロンガイタさんとそのご家族の「心からの支援」の大きさを、改めて実感しました。

 ボロンガイタさんは、「8エレメント(エンチャイルドが掲げる社会教育目標:共生、共食、共育、共立、共助、共有、共感、共観)」の内容を深く理解し、その実践者となっています。また、地域におけるエンチャイルドの活動への理解者、協力者を増やそうと努力しています。

 今回のスタディーツアーの期間中に、ボロンガイタさんが今後の取り組みのアイデアとして、「エンチャイルドスクール構想」というものを提案していました。エンチャイルドスクールとは、ピースアドボケイト(共立・共助による共生社会の担い手)の育成を目的とした私塾のような教育施設のイメージでしょうか。とても素晴らしいアイデアで、ぜひ実現したいと思いました。

 どのような活動でも、その根幹には理念や哲学が不可欠です。ボロンガイタさんの姿勢から、私自身も八つのエレメントをより深く理解していかなければならないと反省させられました。

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ミンダナオ島マガリャネス、カロック・アン小学校で
フィーディング・プログラムを管理するボロンガイタ氏

 この国の社会システムのようになってしまったと思える貧困の連鎖という荒野の前では、エンチャイルドの活動は、本当に小さな活動です。しかし、その活動を通じて育った子供たちの中から、やがて貧困の連鎖社会に変革をもたらす人物が出てくると、私は期待し信じています。

 エンチャイルドは荒れた地に「種をまく人」のようです。種が育ち、育った木にやがて実がなって、大地に新たな種を落として芽吹きをもたらしてくれることを信じます。

 活動が新しい段階に入り、より多くの支援が必要とされています。支援の輪の拡大が私に与えられたミッションだと感じています。

(マンスリーサポーター会員、男性)


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今回から何回かにわたって、エンチャイルドのスタディーツアーに参加されたかたの感想を紹介していきたいと思います。

 まずは、2019年5月16日~20日に行われたスタディーツアーに参加したマンスリーサポーター会員(女性)のかたの体験記をお届けします。

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成長する子どもたち、受益者から支援者へ

 3回目のスタディーツアーの参加でしたので、子どもたちの成長が見られたのがとてもうれしかったです。

 今回、奨学生たちにとってお手本となる3人のお姉さんが立ちました。リンデさんとビビアンさんとジェリンさんです。いずれもエンチャイルドの元奨学生です。

 彼女たちは学生を卒業し、今は社会人となって支援する側に立って周囲の子供たちの教育支援を始めています。

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中央の3人の女性:右からリンデさん、ジェリンさん、ビビアンさん

 理事長が支援式典で「Give and Give」というお話をされましたが、彼女たちの姿を見ながら、後輩の奨学生たちにも、より良い社会の実現のために、自分が受けた愛を自分の次元でとどめるのではなく、他の人々に与えていくことのできる大人に成長していってほしいと思いました。

 まずは、私たち支援者が子供たちをたくさん愛し、教育のサポートをしてあげたいなと改めて感じました。

 ピースアドボケイト(平和の推進者)の実体のモデルが現れてきた今、エンチャイルドの可能性はさらに大きくなったことを感じましたので、私自身もできること(支援の輪の拡大)から始めていきたいと思います。

 子どもたちと過ごした時間が私の日本での生活の活力になります。子どもたちの純粋な心はこんなにも人を感化するんだと、改めて実感しました。

(マンスリーサポーター会員、女性)


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 今回も、昨年行われた訪日研修ツアーに参加した日本人支援者(マンスリーサポーター会員のかた)の感想を紹介します。

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「たくさんの奇跡が重なり、素敵な訪日研修ツアーになりました」

(マンスリーサポーター会員、女性)

 毎年グローバルフェスタには参加していましたか、今年は昨年とは異なり、予想以上の天候に恵まれました。今年はフィリピンの奨学生たちの訪日研修ツアーと重なり、ブースに日本人だけでなくフィリピンメンバーがいたことで、大変盛り上がり、最高に楽しいイベントになりました。

 今回感じたことは、文字どおりの「グローバルファミリー」ということです。来日したフィリピンの皆さんには全く壁がありませんでした。
 
 フィリピンの皆さんは、いつでもどこでも、老若男女、誰にでも声を掛け、笑い合い、会話をしていました。私にはなかなかできないこと…。彼らの姿を通して、人類皆家族の意味を理解した気がします。

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 今回の訪日研修ツアーは、普段は滅多に機会のない英会話の実践の場でもありました。英語が苦手な私も、カタコトながら英会話に挑戦できてよかったと思います。

 彼らにとっても私たちにとっても素晴らしい体験ができた期間でした。お互いに良い思い出ができたと思います。

 今回たくさんの奇跡が重なり、素敵な訪日研修ツアーになりました。
 私も短い時間でしたが一緒に過ごすことができてよかったです。


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今回も、昨年行われた訪日研修ツアーに参加した日本人支援者(マンスリーサポーター会員のかた)の感想を紹介します。

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エンチャイルド・ブースでは、
来場した皆さんにフィリピンの子どもたち宛ての
メッセージカードを書いていただきました


「フィリピンのメンバーの熱意が伝わってきました」

(マンスリーサポーター会員、男性)

 特にフィリピンの皆さんのスピーチに感動しました。

 「本当にエンチャイルドの活動は未来を創っている、だから自分たちも頑張りたい!」という熱意が伝わってきました。また、日本人とフィリピン人が一つになって歌う姿は感慨深かったです。

 参加させていただき、本当に良かったです。

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「エンチャイルドの活動は面白い!」

(マンスリーサポーター会員、女性)

 私はフィリピンに行ったことはないのですが、フィリピンの皆さんと過ごした数時間でもとても陽気で積極的なフィリピン人の国民性を垣間見ることができました。

 改めて国や文化の違いも感じましたし、「エンチャイルドの活動は面白い!」と思いました。

 エンチャイルドには歴史があり、ブースでの報告会では両国それぞれの関係者がお話をしてくださってとても現実味と信頼性を感じました。

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「子どもたちのスピーチが大変しっかりしていて驚きました」

(マンスリーサポーター会員、男性)
 
 今回はブースの場所も良く、天気は快晴で、これ以上ないほどに恵まれていました。

 どの団体さんよりもフィリピンの子どもたちと近い関係が築けていると感じていましたが、フィリピンスタッフ、奨学生たちがブースにいることで、エンチャイルドの活動の内容を直接的に伝えることができたと感じます。

 フィリピンの皆さんは明るく、熱心に活動していました。子どもたちのスピーチが大変しっかりしていて驚きました。


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 今回も、昨年行われた訪日研修ツアーに参加した日本人支援者(マンスリーサポーター会員のかた)の感想を紹介します。

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「フィリピンの子供たちから多くのことを学んでいます」

(マンスリーサポーター会員、男性)

 エンチャイルドファミリーとして、皆さんと一緒に汗を流し、声を出し合って活動できたことは素晴らしい体験でした。何より天候に恵まれました。暑い日差しもフィリピンを思わせるようでした。

 フィリピンメンバーの明るさ、エネルギーに巻き込まれて、楽しく活動していました。そして彼らのスピーチを聞きながら、改めてエンチャイルドの活動の素晴らしさと可能性を感じました。
 それは私たちが投入したエネルギー以上に、フィリピンの子どもたちは大きな力として受け取ってくれていると感じるからです。

 海を超えて、お互い顔と顔を見合わせて、人と人が出会ってきた歴史が、「支援される人から支援する人に」という、新しいロールモデルを見せてくれています。

 カリルさんから送られて来たメッセージに「私にとって、エンチャイルドの皆さんはロールモデルです」という表現がありました。さらに「私はエンチャイルドの一員として支援をする者となります」と、これからのライフスタイルを描いています。とても感動するメッセージです。

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 「貧困の連鎖」からの脱却を、教育によって実現しようとしてきましたが、個人としての「貧困の連鎖」からの脱却ができても、そこで終わってしまいます。しかし、その地域における「貧困の連鎖」を断ち切るには、その地域で一緒に学び、遊び、暮らした人の中から、地域に手を差し伸べていこうとする人が出てくることが大切です。その人をその地域がロールモデルとして、変化が生まれてくると思います。

 フィリピンの子どもたちから多くのことを学んでいます。私自身もっと成長していきたいと思います。
 
 ありがとうございました。


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 今回も、昨年行われた訪日研修ツアーに参加した日本人支援者(マンスリーサポーター会員のかた)の感想を紹介します。


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 「夢のような時間でした」

(マンスリーサポーター会員、女性)

 本当に奇跡、奇跡の連続で、感動的でした。

 グローバルフェスタでは、フィリピンチームの動員力、壁のないトークで引き寄せる力、突如として始まる歌に、「ここは本当に日本か?」と感じるほどでした。

 フィリピンチームがブースに連れてきて、日本チームが細やかにエンチャイルドについて説明する、その連携が私はとてもうれしく、「助け合い」というものを肌で感じました。

 日本チームがいつも助けるという一方的なものではなく、フィリピンチームによって生かされていることを今回強く感じました。

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 また、日本で見ることのない彼ら、彼女らの姿が今でも信じられず、夢のようです。
 
 月曜の交流夕食会の際、シェアリングで、「他の奨学生からいいなあと言われたけど、自分にはちゃんとすべきことがある」と言って、今回来日したエンチャイルド奨学生たちが自分の立場をわきまえて参加していたことも知り、私が思っていた以上に、フィリピンチームがエンチャイルドに懸ける思いを感じました。

 本当に夢のような時間をありがとうございます。

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 今回は、【055】に続いて、昨年行われた訪日研修ツアーに参加した日本人支援者(マンスリーサポーター会員のかた)の感想を紹介します。
 
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「子どもたちと共に成長していきたい」

(マンスリーサポーター会員、女性)

 今回、フィリピンから現地のエンチャイルド奨学生とスタッフが来日し、彼らの直接の声を聞き、交流できたことはとても刺激的な体験となりました。

 奨学生やスタッフがグローバルフェスタに集まった人々に積極的に呼び掛ける姿や、スペシャルステージやブースで堂々とスピーチする姿にとても感動しました。

 特に奨学生たちは、スピーチを通して本当に優秀だなと感じましたし、ただ支援を受けて満足するのではなく、エンチャイルドの理事長が伝えてきた「Give and Give」の精神などをしっかりと受け止め、自らがPeace Makerになろうとしている姿が素晴らしいなと思いました。

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 彼らの心に壁がなく、明るく接する姿に、「自分の方が壁があったな」と痛感する期間でもありました。

 個人的には、英語も未熟でコミュニケーションがうまく取れず、彼らの英語の聞き取りも半分もできていなかったと思います。ブース内でできたこともわずかだったと思いますが、フィリピンのメンバーと共に活動し交流できたことは大変良い経験になりました。

 今後も支援活動に関わっていきながら、フィリピンの子どもたちがPeace Makerとなれるように、より良い社会をつくっていけるように、私自身も共に成長していきたいと思います。

 ありがとうございました。


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。


 皆さんは、マーク・ガーゾン氏の5段階の「シティズン(市民)」概念をご存じでしょうか。

 私たちは社会に生きる市民の一人であることは間違いありませんが、どんな「市民」かといえば、一つの概念だけで説明できる存在ではありませんね。


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マニラ湾の夕日


 マーク・ガーゾン氏は、価値観における5段階のシティズン(citizen)の概念を提示しています。

 皆さんはどんなシティズンとして社会を生きていますか?


 1.自分という壁を超えられない自己中心主義者


 2.国家には共感しないが、“~人”とか“~主義者”といった、特定のサブグループ(氏族、部族、政党等)のほうには共感を覚える人々


 3.個人やグループとしてのアイデンティティも包含しているが、その枠を超えて社会または国家全体に共感できる人々


 4.ナショナリズムの枠から飛びだす市民、単一の文化だけに属していない人々、言い換えれば、多文化に生きている人々


 5.多文化の世界観を超越して、人類のみならず全ての生命、地球全体を視野に入れて生きる人々


 私は国際協力活動や異文化体験を通して4段階までは理解できるようになったつもりでいましたが、5段階目がなかなか腑に落ちませんでした。

 今回の新型コロナウイルスの件を通じても思うところがあります。

 「人類のみならず全ての生命、地球全体を視野に入れて生きる」生き方を手に入れないと、本当の意味で私たちは解決の道を見いだせないのではないかと…。

 1~4の生き方で右往左往している私たちですが、5段階目のシティズン意識と価値観を持つことで、これからの時代を読み解くことができるのではないかと思う今日この頃です。


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