★3分で読める社会貢献★エンチャイルドblog

NPO法人エンチャイルドの広報担当、地球村山歩がお届けするブログです。エンチャイルドは、主にフィリピンの子どもたちを対象とする教育支援&共育活動、草の根国際交流、社会教育を行っている非営利団体です。子どもたちが受益者から支援者へと成長していくために、「ピース・アドボケイト(平和の擁護者)」の育成に重点を置いて活動しています。支援先現地を訪問するスタディーツアーを年に2回程度実施しています。コロナ禍の2020~2022年はオンラインでの交流が主な活動となりましたが、2023年6月には4年ぶりのスタディーツアーを実施することができ、成長した子どもたちとの再会を果たしました。2024年でフィリピンでの教育支援開始20周年となりました!

2021年11月


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 11月28日(日)の午後、ミンダナオ島マガリャネス・ダヒカン地域のエンチャイルド奨学生たちとオンライン共有ミーティングの時間を持ちました。

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ダヒカン地域のエンチャイルド奨学生たち

 フィリピンは雨季。当日も雨天の中、通信状態が心配されましたが、ダヒカン地域の奨学生十数人と保護者が1カ所に集まり、なんとか日本のエンチャイルド事務局とミンダナオ島の子どもたちがオンラインで結ばれました。

 奨学生の参加は14人中11人。欠席者は3人でしたが、うち一人はビデオでメッセージを寄せてくれました。

 共有ミーティングは、日本の事務局のメンバーが支援者の皆さんを代表して、奨学生一人一人の生の声に耳を傾ける時間です。今回も参加者一人一人に話をしてもらいました。

 奨学生(男子生徒)の話に興味深いエピソードがありました。

 子どもたちは朝もなく昼もなく夜もなくモジュール学習(在宅でのプリントによる課題をこなす学習形式)で苦労しています。対面式の授業は一切行われず、モジュール学習がすでに2年近く続いています。おそらく日本人には想像のできない教育事情でしょう。

 そんな中で、「大人たちのカラオケがうるさくて勉強ができない」というのがその奨学生の訴えでした。日本のようなカラオケボックスではなく、しばしば家の中で、あるいは屋外で響くカラオケの歌声…。フィリピンを知る者にとってはさもありなんという感じですが、大人たちもコロナ禍の中で失業や経済的ダメージを受け、ストレスが相当たまっているのでしょう。

 それにしてもかわいそうなのは子どもたちです。

 ハイスクール生(12~14歳)になったばかりの子どもたち(ダヒカン地域の奨学生たちにもハイスクール生になったばかりの生徒が多くいます)にとって、学習習慣を身に付けなければならない重要な時期です。
 そのような大事な期間に対面式授業も受けられず、オンラインでの対応もほとんど難しい状況の中、短期間で、しかも十分な調べ学習もできない状態の中で山ほどの課題をこなさなければならないのです。子どもたちにとってどれだけ過酷な学習環境でしょうか!

 オンライン共有ミーティングのたびに、彼らの大変さ、厳しい事情が手に取るように伝わってきます。

 最後には、奨学生たち全員でクリスマス・ソングを披露してくれました。

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クリスマス・ソングを披露するダヒカン地域の奨学生たち

 今回の様子は、ビデオリポート「ENCHILD NEWS&REPORT 2021年12月25日号」でお伝えする予定です。

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ENCHILD NEWS&REPORT


ビデオリポート「ENCHILD NEWS&REPORT 2021年11月25日号」


ビデオリポート「ENCHILD NEWS&REPORT 2021年11月15日号」


ビデオリポート「ENCHILD NEWS&REPORT 2021年10月25日号」

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ENCHILD




























 


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。 

 「非営利活動と自己実現」。今日は、非営利活動を推進するためにはどのような動機を持ったらいいのかということについて考えてみたいと思います。

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 人間の行動を起こさせる要因、すなわち動機(理由)となり得るものに「欲求」があります。

 米国の心理学者、アブラハム・マズローは、欲求を「生理的欲求(Physiological)」「安全欲求(Safety)」「社会的欲求〈親和欲求、帰属欲求〉(Love/Belonging)」「承認欲求(Esteem)」「自己実現欲求(Self-actualization)」の5段階で表現し、クレイトン・アルダファーによるモチベーション理論(ERG理論)では、欲求を「存在(Existence)」「人間関係(Relatedness)」「成長(Growth)」の三つに区分しています。

 マズローは、1~4段階の「生理的欲求」⇒「安全欲求」⇒「社会的欲求」⇒「承認欲求」を欠乏動機とし、5段階の「自己実現欲求」を成長動機としました。

マズロー欲求段階説

 欠乏状況を充足させることが行動を起こす理由となるというのが欠乏動機であり、自らを高め、自己の個性や能力を発揮して満足を得たいというのが成長動機です。
 成長動機は、報酬で満足するのではなく、自己実現の行動(成長)そのものが目的となるため、持続性の高い動機となります。

 どのような欲求による動機付け(モチベーション)で活動に関わるかによって「得るもの」が違ってきます。欠乏状況が充足すれば、その後その行動(行為)をやめてしまうかもしれません。一方で欲求が満たされないときには、その行動(行為)から離れてしまうこともあるでしょう。

 前回、非営利活動の推進力は目的志向であり、ミッション志向であると述べました。
 その意味で、非営利活動は欠乏欲求を満たしにくい(欠乏欲求に応えてくれない)活動かもしれません。
 
 受益者の欲求を満たすことができても、支援者の欲求が満たされなければ、活動の存続は難しいでしょう。

 エンチャイルドは、受益者も支援者も成長動機である「自己実現欲求」(さらには「自己超越欲求」=マズローが示した第6段階の欲求)による非営利活動の展開を目指しています。
 なぜなら、自己実現の場としての非営利活動の実現、さらには自己超越欲求を動機とする活動の場となってこそ、主体的(自主的)で持続可能な非営利活動となり得ると考えるからです。

 このことを、エンチャイルドでは<「ギブ・アンド・テイク」から「ギブ・アンド・ギブ」への転換>と表現しています。

 互いの個性や能力をいかんなく発揮し、互いに高め合い、他者(相手)を思いやる心で自発的に行動する非営利活動――そんなエン(empower, enhance, encourage)な活動でありたいと、思っています。
  
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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今日と明日は、「非営利活動と自己実現」というテーマで書いてみたいと思います。

 「非営利」は否定形の表現ですね。営利に非ず…。

 営利とは「利益を上げること」をいいますが、かといって、非営利活動は「利益を上げること」を否定しているものではありません。
 法律の意味するところでは、「(構成員に)利益を分配してはいけない」ということであり、利益(資金)は団体の活動目的を達成するための費用に充てなければならないということになります。

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 というわけで、非営利活動に携わっていると、もうかるか、もうからないかよりは、活動に対する目的志向、ミッション志向の方が強くなります。

 もちろん、収入がなければ支出することはできません。ですから、活動する目的=ミッションを遂行するために必要な収入を得ることは非営利活動において最優先事項の一つとならざるを得ません。収入がなければ活動(ミッションの遂行)も制限されてしまいますよね。

 ところで、目的には、その目的を求める何らかの理由や動機が存在します。
 心理学用語としての「動機」は、「行動生起の内的な直接因の総称。要求、欲求、願望、意図」といった意味で使われます。

 このことから、目的志向の度合いは、動機すなわち欲求や願望の影響を受ける、と考えることができそうです。目的志向を高めるためには、持続性の高いより強い動機を持たなければならないいうことです。

 非営利活動の推進力が目的志向、ミッション志向にあることは多く指摘されているところです。
 問題は、非営利活動を継続することの難しさです。持続性が高くて非営利活動を推進できるより強い動機とは、どのような動機なのか…。

 非営利活動がミッション志向である限り、「もうからないからやめる(やらない)」というわけにはいきません。「できる(やれる)範囲でやればいいのだ」という考え方もあるかもしれませんが、おそらくそのような「動機」では、ミッション志向のベクトルは下降線をたどるしかないでしょう。


 明日は、非営利活動を推進するためにはどのような動機を持ったらいいのかということについて考えてみたいと思います。(続く)

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。 

 今回は、改めて、エンチャイルドの教育支援の特徴について考えてみたいと思います。

 すでにご案内のとおり、NPO法人エンチャイルドのメイン事業は「海外教育支援事業」です。
 現在は、主にフィリピンの子どもたちを対象に教育支援を行っています。

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 では、三つの視点からその特徴を説明してみましょう。

1.継続的な支援

 本人とその保護者が望む限り、一定の条件を満たせば、ハイスクールあるいは大学卒業までの奨学金給付は継続されます。このことは本人と保護者にとって大きな意味を持っています。「継続的な支援が得られる」という保証(安心感)は、貧困下にある受益者にとって勉学への大きな心の支えにもなるからです。

2.心の支援

 心の支援(精神的支援)は、子どもたちとって不可欠なものです。なぜなら、心(愛)の自立なくして、頭(思考)の自立も体(経済)の自立もなし得ないからです。

 エンチャイルドは、奨学生たちをメンター(助言者)としてサポートする立場に立っています。日本の支援者の存在がその立場であり、日比両スタッフがそのような自覚に立って具体的な活動に携わっています。

 心の支援の一環として行っている取り組みに「共育交流プログラム」があります。
 具体的には、日本の支援者が現地を直接訪問して受益者と交流するスタディーツアーがそうであり、年に数回行われる奨学生(時には保護者も)を対象としたミーティング(交流会)やワークショップがそれに該当します。

 共育交流プログラムを通して、奨学生たちの自立心を育み、共立(連帯、連携、連係)の精神を喚起します。

3.受益者から支援者へ

 「受益者から支援者へ」。これがエンチャイルドの教育支援のゴールです。

 自立と共立(ギブ&ギブ)に生きる青少年を育成するために、エンチャイルドでは小学校卒業時に「ピース・アドボケイト」(平和の推進者)のタイトルを奨学生たちに付与し、シニアハイスクール以上の奨学生たちには「エンチャイルド・ユース」(2020年10月設立)のメンバーとして、夢と志を実現するピース・アドボケイトの実体となるための体験と実践にチャレンジしてもらっています。


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 エンチャイルドは、奨学生たちを経済的にサポートするだけでなく、彼らの心の成長の支えになりたいと考えて教育支援事業を行っています。
 貧困の世代間連鎖を断ち切るだけでなく、受益者であった子どもたちが成長し、より良い社会実現の担い手(ピース・アドボケイト)となってほしいと願っています。

 現在、大学生のエンチャイルド奨学生(Global Youth Model)が増えています。
 彼らは遠からず、貧困を撲滅する主役となることでしょう。地域社会や国家、さらには国境を超えた世界で活躍する人材となり、平和をつくり出すピースメーカーとなっていくことでしょう。

クリスマスプロジェクト2021+
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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 昨日は、久しぶりの帰郷をネタに「家族愛の絆は“コロナ禍”という国境を超える」という話をしましたが、少しだけ続きを…。


 山歩の故郷は「北東北」です。

 2021年7月27日、ユネスコは日本の北海道・北東北の縄文遺跡群(Jomon Prehistoric Sites in Northern japan)を世界遺産として登録しました。
 この「北東北」が山歩の故郷のあるエリアです(しつこいな…)。

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 縄文遺跡群は広範囲の複数の遺跡を指しているわけですが、上の写真の中の看板は「東北新幹線で行ける縄文遺跡の紹介」と題して代表的な北東北の三つの遺跡の位置を紹介したものです。

 「三内丸山遺跡(青森)」「是川石器時代遺跡(八戸)」「御所野遺跡(二戸)」、いずれもわが故郷からそう遠くない場所に位置しています。

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 山歩がエンチャイルドの広報ブログで時折「縄文」の話題を取り上げるのには理由があります。

 それは、「ギブ&ギブ」「自立・共立」「8エレメント」「家族愛主義」「共同体意識」といったエンチャイルドのキーパラダイムと「縄文」には、多くの共通性があると考えるからです。

 「縄文」について知れば知るほど、「エンチャイルド」との親和性を感じます。

 「縄文」に関心のあるかたは、当ブログのバックナンバー「エンが世界を救う」【048】【049】【050】【051】【052】をぜひお読みになってみてください。

 「縄文」についての話を聞きたい、というお問い合わせをいただくこともあります。

 機会があれば、オンラインで「縄文」をテーマに情報交換の場でも持てたらと思ったりもしておりますが、いかがでしょうか。

 ところで、現在、「世界の子どもたちのサンタクロースになろう!」プロジェクト実施中です。ぜひご参加、ご協力いただければ幸いです。

クリスマスプロジェクト2021+
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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 11月20日から23日、このタイミングしかないと考え、久しぶりの帰郷を果たしました。

 日本は今、新型コロナウイルス感染者が減少しています。世界の現状からすれば、「奇跡」とも言える状況ではないでしょうか。

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 さて、今回の帰郷の目的は80を過ぎた高齢の両親の健康状態を直接確認するため。
 コロナ禍によるリスクを最大限に抑えた計画を立てました。

 普段の帰省なら、実家の近所や親戚にもあいさつ回りをしなければなりませんが、今回は家族以外との接触は極力行わず、外出もスーパーでの買い物と、母校(小学校と中学校)周辺の散策、実家の氏神様の神社を参拝しただけにとどめました。

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父と

 両親が世話になっている姪っ子(私にとっては従姉)には会ったのですが、それも玄関先で立ち話程度。ケアマネージャーとして介護施設に勤める従姉は、職業柄、首都圏の人間との接触はまだ避けるようにと言われているとのこと。

 少子高齢化、人口減少、過疎化の進む地方の小さな町でさえ、コロナ対策のための厳しい制限はまだ解かれてはいませんでした。
 マスクは外せず、人と人とは距離を置き、“普通の”会話も控えめに…。

 それでも「故郷」を満喫した4日となりました。
 それはなぜか…。実家が故郷であり、親が故郷そのものだなあと再発見できた時間だったからです。

 一日のほとんどを両親と過ごしました。実際のところ、他にやることもありません。そして長女が同行して三代がそろっていましたので、そこに家族愛の空気が充満しないわけがないのです。わが家の祖父母と孫たちの関係は最強です。

 私の実家にはどの部屋も家族の写真でいっぱいです。孫たちの成長の記録に囲まれながらわが両親は毎日を過ごしているのです。文字どおり、家の中は家族愛の証しであふれています。

 両親との会話の内容は、ほとんどが以前何度か聞いたことのある話でしたが、古いアルバムや文書を引っ張り出しながら、わが家の歴史を改めて再発見する時間となりました。

 万歩計の数値はほとんどカウントされませんでしたが、両親の健康状態の目視という今回の帰郷の第一の目的は無事に果たされました。
 全ての時間を家族で一緒に過ごし、一日三食を共にし、枕を並べて就寝し、歴史物語を共有する。何をせずともそこにはつながっている家族愛の絆がありました。

 というわけで、以前はお盆や正月の時期に年中行事のように帰郷というタスクをこなしていましたが、思い立ったが吉日と強行した季節外れの帰郷は、コロナ禍という“国境”を超えて、再び互いの絆の深さを確認する4日間となりました。

クリスマスプロジェクト2021+
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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。 

 ミンダナオ島北東部地域ブトゥアン市バランガイ・マサオのエンチャイルド奨学生、レナ・メイ・グムボックさん(19歳、カラガ・ステート大学1年)の大学生奨学生(Global Youth Model)の2021年度抱負メッセージです。

 2021年度の抱負メッセージ。コロナ禍を生き抜くエンチャイルド奨学生たちの声に耳を傾けてください。

 翻訳は、サポーター会員の山本さんにご協力いただきました。
 山本さん、いつもありがとうございます!

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バランガイ・マサオのエンチャイルド奨学生たち

大学1年生としての私の歩み

 大学生でいることは容易ではありません。高校生まではモジュール学習(コロナ禍による外出禁止下で、自宅でプリント課題に取り組む学習方式)を行ってきたので、私はオンライン授業には慣れていません。それ故今年は私にとって挑戦の年になりました。オンライン授業を受けるために早起きしなくてはなりませんでした。

 私は授業で使用するガジェット(タブレットやスマホなどの通信機器)を持っておらず、いつも姉のスマホを借りなければならないので、正直に言うと、辞めたい気持ちになりました。
 しかし神は偉大です。私の母を通じて、私にノートパソコンを与えてくださったのです。どんなことにおいても初めての時があることを私は知りました。

 大学生活1年目はいつも前向きに捉えるように自分自身を奮い立たせ、いつも人生の目標に焦点を当てるよう努力しました。
 前向きでいることは特に重要なことでした。大学生活は今までの生活とは全く異なっているものだったからです。対面授業で教えられていないとはいえ、私はしっかりと勉強ができなればなりませんし、自己満足であってはいけないと思いました。

 大学生活における抱負の一つは、常にレジリエンスを高める訓練をすべきだと思っています。なぜならレジリエンスとは、課題を受け入れ、それを前向きに乗り越えていくための手段を見いだすことができることだと気付いたからです。

 また、私は読書する時間をつくっています。読書を通して批判的思考を鍛えることができ、より良い方向に物事の意思決定をしていく助けになるからです。

 時間管理も訓練しています。なぜなら高校の時は課題に対して優先順位を全くつけていませんでした。それで大丈夫だったからです。
 しかし大学生活ではそうではありませんでした。大学では、時間管理がとても重要です、なぜなら、やるべき優先順位をつけることで、なすべきことを時間内に終えることができるからです。

 もちろん、私はリラックスする時間も取っています。集中力を新たにしたいし、常に新しい視点を持ちたいからです。ですから質の高い休息の時間をつくることも忘れません。
 大学生活はとても厳しいものですが、私は実現したい夢を見失わないように努力してます。私はいつも夢によって自分自身を鼓舞しています。

 私はエンチャイルド・ファミリーがいつも私を支えてくださっていることに感謝します。7年間もの間、私を常に支えてくれている支援者の皆さんを失望させないためにも、私はベストを尽くします。

レナ・メイ・グムボック

レナ・メイ・グンボックさん(マサオ)
レナ・メイ・グムボックさん

MY LIFE AS A FIRST YEAR COLLEGE STUDENT

 It was not easy being a college student. In my high school life, we are under modular learning. I am not used to online classes. My life as a first year college student was very challenging. I need to wake up early in the morning because I have my online classes. To be honest, I want to give up because it was so hard for me especially, I don’t any gadgets to use for my class, I always have to borrow my sister's phone. 

 But God is a great God. He used my mother so I can buy a laptop (not literally meant it.) I realized that there is always a first time. As a first year college student, I always remind myself to be think positive and to stay focused with my goals in life. Being positive in life is important especially that college life is different from before. Even though it is not face to face but I still need to study well and I should not be complacent.

 Also, one of my aspirations as a college student, I should always practice being resilient because I realized that resiliency helps you accept the issue and find steps to move past it while staying positive. I also make time to read especially that in college, reading can help you develop your critical-thinking skills, which are important to make well-reasoned decisions. I practice having a time management because when I was in high school, I do not prioritize my assignments. I thought it was just okay, but it is not. In college, time management is also very important because it will you to prioritize tasks so you are able to finish and complete it on time. 

 And of course, I always find time to relax. I wanted to renewed focus and a fresh perspective. I do not forget to give myself a quality rest. College life is tough but I always remind myself that I have dreams to reach. I should be motivated as always. I am also thankful for my ENCHILD FAMILY because they are always there to support me. For seven years, they never fail to help me in any ways. I will give my best to not disappoint them. 

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今日の大学生奨学生(Global Youth Model)の抱負メッセージは、ミンダナオ島北東部地域ブトゥアン市バランガイ・パガッパタンのレクサン・ジェーン・バランテ・サラップさん(22歳、カラガ・ステート大学教育学部中等教育・数学科専攻3年)です。
 
 レクサンさんの真面目さ、熱心さ、家族愛、誠実さがあふれているメッセージですね。

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右から3人目がレクサン・ジェーン・バランテ・サラップさん(2018年)

 時がたつのは早いもので、私はすでにカラガ・ステート大学の3年生になりました。教育学部中等教育・数学科を専攻しています。年月を経て、学生として日々の生活の中でさまざまな課題や障害を乗り越えながら今の自分があるのだと思います。

 1年生の時には、ハイスクールまでと環境が変わり、他の学生たちや先生と出会い、それまでと学習方法が異なる経験をしました。しかしこれらは学生たちが皆、次の段階に行くために通過しなければならない課題にすぎませんでした。

 学生としてだけでなく、私が一人の人間として直面している現在の課題は、世界中に広がっているCovid-19 新型コロナウイルスによるパンデミックです。これは、健康面、経済面、そして学業面と、私たちの日常生活全般に影響を与えています。

 オンラインでの授業では、対面式の授業に比べて学習量が格段に少なくなります。ほとんどの学生や講師が最も問題としているのが、授業を受ける際の環境のノイズ、通信が不安定であること、そしてデータ/Wi-Fiの通信料を購入する際の金銭的な課題です。

 私たち学生が直面している課題はその他にもたくさんあります。

 しかし私たちは希望を失い、それらの課題に降参すべきでしょうか?

 私たちが経験してきたことは無駄なことなのでしょうか?

 答えは「NO」です。私たちは白旗を上げている場合ではありません。何があっても、人生は続けなければなりません。

 今後、私は学位を取得して卒業し、就職したいと思っています。家族や愛する人たちを助けるために学業を修めたいのです。
 私が卒業証書を取得したいのは、まず、家族に過去も現在も経験したことのない、より良い生活を与えるためです。両親に必要なものを準備してあげ、兄弟と一緒にできるだけ長く両親のそばにいられるようにしたいです。長く一緒にいて、一緒に年を重ねていきたいと思います。

 第二に、私は教員資格を取得したいと思っています。自分を満足させ、自分の期待に応え、数学の教員になる夢を実現したいです。
 私は教えることが大好きです。将来、生徒たちにインスピレーションやモチベーションを与えたいです。私は周囲から見て、ついていきたいと思えるような良いモデルになりたいのです。

 最後になりますが、私は卒業証書を取得して、小さい頃から人生のあらゆる面で絶え間なく私を助けてくれている人々のために卒業したいと思っています。彼らの努力が報われることを示したいと思います。
 私の家族、親戚、そして隣人、学友たち、先生、指導者、そして特に日本の兄弟姉妹の皆さんです。私が人生で間違った道を歩まないように助け、指導し続けてくれた人たちです。
 理事長をはじめとするエンチャイルドの兄弟姉妹の皆さんのように私はなりたいと思います。会うたびに築いてきた私たちの関係は尊いものです。

 私たちが分かち合ってきた笑顔は何物にも代えがたいものです。混乱したパンデミックを経験しても、オンラインで皆さんとコミュニケーションを取ることで、忘れられない関係を築くことができています。毎月のように行われているオンライン・スタディツアーは、私たちがまだお互いにつながっていることを感じさせてくれます。

 私たちが構築した関係は継続しているのです。コミュニケーションを取るたびに、互いが同行しているように、あるいは一緒に向き合っているように感じます。コミュニケーションは人間関係を築く上でとても重要です。お互いの関係を強めることができるからです。

 いつの日か私が学業を修めた時、私は恩返しをしたいと思っています。
 エンチャイルドが私たちに教えてくれたように、他者を助けてあげたいと思います。私は人々が誇りに思うような人物になりたいと思っています。

 私は人生の厳しさを知っているので、夢を実現するための十分な経済力を持たない不幸な人々を助けたいと思っています。私は人生の中で多くのストレスや困難を経験してきましたが、特に私の家族や将来の他の人々のために、これ以上我慢したくありません。
 今しかありません。時間を無駄にせず、互いに助け合い、手を取り合って人生の目標や夢を達成していきましょう。

レクサン・ジェーン・バランテ・サラップ
カラガ・ステート大学 教育学部中等教育・数学科専攻3年

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オンライン・スタディーツアーでスピーチするレクサンさん

 Years are passing fast by; I am already a 3rd year college in Caraga State University taking up Bachelor of Secondary Education Major in Mathematics. Through years, I step on where I am now passes different problems and obstacles in daily life especially as a student. Adjusting in different environment when I am in 1st year, different student and instructors, and different way of learning. But those are just simple challenges that every student needs to cope up with, to go in another stone. Nowadays, other challenges we face not only as a student but also an individual human, the pandemic, the Covid 19 Corona Virus that are spreading all around the world. It affects our daily lives in terms of health, financial, and in terms of academic. The learning is much less in online class than in face-to-face. The noise in the environment when taking classes, the signal which is the most problem of almost students and instructors and financially problem in paying and buying source of data/Wi-Fi. 

 A lot of additional challenges we are facing right now, especially like me as a student. But should I/we lose hope and surrender? Are those years we step on in previous years are useless? A big NO! There is no time in surrendering. Life must go on, no matter what happen. I want to graduate with a degree in the future with any recognition to receive. I want to finish my studies so that I can help my family and love ones. I want to get my diploma, first, is to give my family a better life that we never experienced in the past and also in the present. I want to give my parents all of their needs, so that, together with my siblings, we can be on their sides as long as possible. I want to be with them for a long time and grow old with them. 

 Second, I want to get the diploma in the future for myself. I want to satisfy myself and meet my expectations and achieve my dreams as a professional Mathematics teacher. I love teaching so much. I love giving inspiration and motivation to the students in the future. I want to be a good model to everyone that they see as a good role they want to follow. Third and for last, I want to get my diploma and graduate for those people since way back, that are nonstop helping me in all aspects in life. I want to show them, that their efforts are worth it. My family, relatives, and maybe neighbors, students, teachers/instructors, and especially my brothers and sisters in Japan. This are the people who are not tired in helping me and giving me guidance for me not to take the wrong path in life. Those brothers and sisters in ONE CHILD ONE PEACE Organization that are led by our president Mr. Takanori Todate, I want to become like them. The relationship that we build every time we met are valueless. 

 The smile that we shared with each other are priceless. They are unforgettable even though we experienced a chaotic pandemic, they find a way to communicate with us through online. Our online study tour that are conducted almost every month made us feel that we still connected to each other. The relationship that we build are continued. Every time we communicate, we let ourselves felt others like we are accompany each other personal or like we are together, facing each other. Communication is very important in building relationship with, because it can strengthen the relationship of each other. 

 Someday, when I finish my studies, I want to give back. I want to help, like one of the Enchild taught to us. I want someday to be an individual that people are proud of. I want to help those unfortunate people that doesn’t have enough financial to achieved their dreams because I know hard life is. I experienced so much stress and difficulties in life and I don't want to endure it a longer time especially my family and other individual in the future. It's now or never, don't waste time, let's help each other and together achieve our all goals and dreams in life together hand-in-hand.

REXAN JANE BALANTE LASAP
Caraga State University
BSED-MATHEMATICS III

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ENCHILD


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 希望の星、大学生奨学生(Global Youth Model)の2021年度の抱負メッセージをお届けします。

 今日紹介するのは、ミンダナオ島北東部地域ブトゥアン市バランガイ・ロサンゼルスのユリシス・ケーン君(20歳、カラガ・ステート大学農学専攻1年)です。

 素直で率直な文章がかっこいいユリシス君のエッセー。一日一日を一生懸命に生き、一日一日前に進み、一日一に成長している彼の姿が伝わってきます。

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ロサンゼルス・バランガイのエンチャイルド奨学生たち
右端がユリシス・ケーン君

大学1年生としての抱負

 エンチャイルドの皆さん、こんにちは。
 私はユリシス・ケーン、カラガ・ステート大学で農学を専攻している大学1年生です。

 大学に入学した最初の日は、私の人生にとって重要な出来事でした。忘れられない日であり、興奮に満ちた日でした。
 
 大学生活は自由で楽なものだと思っていましたが、実際は大変でした。私は大人になるための旅を始めたのです。私は大学に何を期待していいのか分かりませんでした。

 大学は自分探しの時期であり、試練と繁栄の両方があり、永遠の思い出と友人に恵まれるといわれています。私の大学1年目は、良い面も悪い面も含めて、私を永遠に変えてしまうような多くの経験をもたらしてくれます。

 オンラインでの授業が大変です。オンラインの場合、回線が途切れないように電波の強い場所を探す必要があります。
 このような課題がありますが、私は希望を失いません。これは私の将来にとって障害にはなりません。先生やクラスメートと一緒にオンライン授業を受けるたびに、たくさんのことを学ぶことができて幸せです。オンラインでのコミュニケーションでは時々、理解するのが難しいと感じることもあります。

 (パンデミックの)前と後では大きな違いが生じてしまいました。私にできることは、授業に注意深く参加し、一生懸命勉強することだけです。世界がまだ困難な中にありますが、私の人生の夢実現への歩みはまだ道半ばであり、誰にも止めることはできません。

 私の夢は、大学の学位を取得し、どのような選択をするにせよ、幸せに生きることです。自分の決断に満足し、受け入れ、許容することができ、そして何よりも自分に期待されていることに応えられる私になりたいと思っています。

 周りの人から目標や夢を設定してもらうことはできないので、自らが成し遂げる必要があることを実感します。

 私は成功という目標に到達できます。
 卒業後はすぐに仕事を見つけて、私は貧しい両親を助けることができるのです。人生に夢を持っている人に不可能はありません。一生懸命勉強して、常に前向きに生きていれば、全ての夢は達成できるのです!

ユリシス・ケーン
カラガ・ステート大学農学専攻1年

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仲間たちと(左端がユリシス・ケーン君)

My Aspirations as a First Year

 Good day Enchild my name is Ulysess Cane, a first year college student in Caraga State University, taken course Bachelor of Science in Agriculture.

 My first day in college is an important event of my life. To me it is unforgettable day and full of excitement. I thought that college life gives me a free life and easy, but it was hard. I began my journey of becoming an adult at least I feel like I did. I did not know what to expect out of my college. They say that college is a time of self-discovery, full of both trials and prosperity, and lasting memories and friends. My first year in college brings about so many experiences, both positive and negative, that would forever change me.

 As a college student, I experienced difficulties when it comes to the online class. During our online class I need to find area that have a strong signal so that I don’t miss out on class. Even I experience like this situation I did not lose hope. It is not a barrier for my future. I am happy every time we were having online class with our teacher and co-classmate because I learned a lot. Sometimes I felt harder to understand because we meet through online. It is very big difference between now and then. I could do nothing but follow and study hard the lesson carefully but even this is happening all over the world my aspiration in life still on the go and nothing can stop it.

 My ambition in life is to finish my college degree and to be happy regardless of what I choose to do. I want to be satisfied with my decisions, to be able to accept and forgive, and most of all to be able to live up to the expectations I have for myself. I realize I cannot have others set my goals and dreams for me and I need to achieve things for myself. I can reach my goal of success. I can find a job soon and I can help my parents out in poverty. I know, there’s nothing impossible to the person who has a dream in life. Just study hard and always positive in life all dreams is achievable.

Ulysess Cane
Caraga State University
Bachelor of Science in Agriculture 1st Year College

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ENCHILD



 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。 

 エンチャイルド・オリジナルクリスマスカード2021年版が完成しました!
 ただ今、印刷工程に入っています。

 12月初旬にはサポーターの皆さまへ、12月中旬にはフィリピンのエンチャイルド・ファミリー(エンチャイルド奨学生および関係者)にお届けする予定です。

クリスマスカード2021
2021年版

 今年のクリスマスカード、ズバリ!全面サンタさん。裏面にはサンタクロース迷路クイズ。ほぼ3分以内にゴールへ。ぜひ楽しんでくださいね。

 エンチャイルド・オリジナルクリスマスカードを「支援の輪の拡大に使いたい💛」というかたは、エンチャイルド事務局までご一報ください(info@enchild.org)。

 さあ、気分はクリスマス(^^♪
 つらいときこそ、困難なときこそ、前を向いて、ジングルベル(^^♪で一歩一歩前に進みましょう。

 登れない山はない!

 さて、クリスマスムードを盛り上げるために、以前のエンチャイルド・オリジナルクリスマスカードをご紹介します。こちらもぜひ楽しんでくださいね。

エンチャイルド オリジナル クリスマスカード
エンチャイルド オリジナル クリスマスカードomote
2020年
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クリスマスカード2018‗02
2019年
23316592_816269978560617_1824579439681826706_n23167764_816269965227285_1827662463606367064_n
2018年
クリスマスカード2016‗02
クリスマスカード‗2016‗01

クリスマスプロジェクト2021+
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ENCHILD






































 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
  
 ビデオリポート「ENCHILD NEWS&REPORT 2021年11月25日号」をエンチャイルドのYouTubeチャンネルで公開しました。ぜひご覧ください。

 この動画は、11月18日(木)に開催されたエンチャイルド・オンライン報告会の中で初公開したものです。

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11月18日に開催されたエンチャイルド・オンライン報告会

 報告会でご覧になったかたも、もう一度、じっくりご視聴いただけるとうれしいです。
 エンチャイルド奨学生たちの様子や、現地リーダーのボロンガイタさんのまとめのお話、現地コーディネーターや保護者の皆さんのお話から、現地の状況、エンチャイルドの活動の成果など、さまざまな情報を得ていただくことができると思います。

ENCHILD NEWS&REPORT 2021年11月25日号
 
 ボロンガイタさんのスピーチをテキストでお読みになりたいかたは、ブログナンバー【725】をご覧ください。

 ビデオリポート「ENCHILD NEWS&REPORT」のバックナンバーもぜひご覧ください。

ENCHILD NEWS&REPORT 2021年11月15日号

 
ENCHILD NEWS&REPORT 10月25日号

 エンチャイルドのYouTubeチャンネルの登録もお願いします。

 感想もお待ちしております。ブログのコメント欄へ、info@enchild.org宛てでも結構です。
 お気軽にお寄せください。

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ENCHILD







 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。 

 11月18日(金)、11月2回目の開催となったエンチャイルド・オンライン報告会が終わりました。
 今回は15人のかたが参加する中で報告会を行うことができました。
 参加してくださった皆さま、ありがとうございました!

 短い時間でしたが、笑いあり、涙あり、久しぶりの再会ありと、山歩も楽しい時間を過ごさせていただきました。何より、参加者の皆さん一人一人のコメントを感慨深くそしてありがたく聞かせていただきました。

 参加者のかたの感想を一つ紹介します。
 「昨日の参加者のかたの涙がすごく印象的でした。改めて、私たちがフィリピンのかたがたから元気や勇気をもらっていることを実感する一瞬でした。次のミーティングも楽しみにしています😊」

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 オンライン報告会を行う目的は大きく二つあります。

 一つは文字どおり、支援者の皆さま、応援してくださる皆さまへのエンチャイルドの活動報告および情報提供です。
 もう一つは、日本の支援者の皆さまがこのようにエンチャイルドの活動に関わってくださり、子どもたちを応援してくださっていることをフィリピンのエンチャイルド・ファミリーに伝えるためです。

 企画・運営を担当している事務局のミッションは、支援者の皆さまと受益者であるエンチャイルド奨学生とその家族をつなぐことです。
 
 ブログに掲載させていただいているこの一枚の写真がどれだけ子どもたちの励みになっていることでしょうか。

 今回の報告会では、11月13日(土)に行われたオンライン共有ミーティングに参加したサント・ニーニョ地域およびマガリャネス北地域の奨学生たちの様子と現地リーダー・ボロンガイタ氏によるまとめスピーチ、そして現地のコーディネーターさんや保護者の皆さんのビデオメッセージをまとめた動画コンテンツを上映しました。

 このビデオは、間もなくYouTubeチャンネルでも公開されますので、ぜひご覧になってください。

 特にコーディネーター(学校の教員)や保護者の皆さんの生の声に触れることは、エンチャイルドの教育支援の意義を理解する上でも大変参考になるのではないかと思います。

 東京も秋が深まり、紅葉が奇麗な季節を迎えています。
 日本は新型コロナ感染者の数がかなり減少してきていますが、世界はまだまだ予断を許さない状況です。
 世界全体が終息しない限り、新型コロナ・パンデミックを克服したとはいえませんね。

 こんな時だからこそ、お互いに励まし合い、助け合い、隣人のためにできる支援を見いだして実践したいものです。

 見守ってくれている存在、励ましてくれる存在、時に支えてくれる存在、成長途上の子どもたちに不可欠なことだと思います。

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ENCHILD

 


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。 

 10月から「エンチャイルド・オンライン報告会」を1カ月に2回ほど開催しています。
 同報告会は、エンチャイルドを応援してくださるかた、関心を持ってくださっている皆さまに最新の活動状況を報告するためのオンライン・イベントです。

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 また、エンチャイルドの活動や受益者であるエンチャイルド奨学生たちの近況を限りなく“リアルタイム”でお伝えしたいと考え、ブログやウェブサイト、SNS、メールマガジン、ニュースレター、YouTubeチャンネルなどを通して、可能な限り速報での情報提供を心掛けています。
 
 今日は、11月12日に行われたエンチャイルド・オンライン報告会に参加してくださったサポーター会員の女性のかたの感想をお届けします。

 次回のオンライン報告会は、なんと本日PM9:00からの開催です。1時間ほどのイベントです。ぜひ参加してみてください。エンチャイルド事務局(info@enchild.org)にご一報ください。Zoomのアクセス情報をお知らせします。

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11月12日に開催されたエンチャイルド・オンライン報告会

 オンライン報告会に参加しました。
 今回もありがとうございました。

 このコロナ禍で、現地のかたがたのリアルなお話や、不安な声、その中でも前向きにひたむきにあろうとする姿…そんな数々のフィリピンのリアルな現状を聴くことができました。

 子どもたちは学校に行けずに、家で多過ぎる課題を前に悪戦苦闘する日々。

 親御さんも、仕事が安定しない中での授業のオンライン代や生活費のやりくりがあり、本当に日本と比べようがないぐらい大変な環境だと改めて認知しました。

 自分ができることを、本当に少しずつ増やしたい、今回もそう感じました。

 このようなオンラインでの報告会を通じて、毎度、知る機会を与えてくれてこちらも感謝です。

 オンラインで定期的に皆さんと顔合わせができるので、気持ちを絶やさずに支援を続けられるきっかけの一つになっています。

 いつもたくさんの準備と笑顔をありがとうございます。

 日本の父、フィリピンの父、とても偉大だと改めて感じました☺️

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ENCHILD




 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 NPO法人エンチャイルドがどんな団体で、どんな活動をしているのかを知っていただくために行っているのが、「エンチャイルド・オンライン説明会」です。

 コロナ禍の中、現在はZoomなどを利用したオンラインによる説明会を月に1~2回程度実施しています。直近では、11月18日(木)午後9時から行う予定です。(参加ご希望のかたは、info@enchild.org まで)

エンチャイルド・オンライン報告会

 約1時間のプログラムです。都合のつくかたには、本プログラムの前後30分程度を使って、エンチャイルド関連動画をご視聴いただいています。

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 オンライン説明会は、エンチャイルドの海外教育支援がどのようなものであるかを最も短い時間でご理解いただくための企画です。

 主なプログラムは以下のとおりです。

 *ビデオプレゼンテーション(5~10分)
 *理事長による教育支援事業に関するプレゼンテーション(15分程度)
 *支援先現地の様子(受益者の生の声)をお伝えする動画(10~15分)
 *説明会参加者(サポーター会員のかた、初めてのかた、関心のあるかた)による感想の共有、質疑応答(20分程度)

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 エンチャイルドの教育支援は単に経済的支援にとどまるものではありません。
 未来を担う子どもたちの健全育成に寄与する「共育交流プログラム」や、子どもたちの成長を促す「社会教育プログラム」による教育支援に取り組んでいます。

 オンライン説明会を通じて、より良い社会の実現に資するエンチャイルドの活動であることをご理解いただければ幸甚に存じます。

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エンチャイルド・オンライン説明会

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ENCHILD



 

 


 


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今日紹介するのは、ミンダナオ島ブトゥアン市バランガイ・マウグのエンチャイルド奨学生、スンエ・パール・アラグさん(19歳、ACLC College of Butuan1年)の大学生奨学生(Global Youth Model)としての抱負メッセージです。

 文中の「私はまだ自分の人生を始めていないことに気付き始めました。まるで今まで私が眠っていたかのように、今、私は現実に目覚めています」という文章が印象的です。

 子どもから青年へ。幼虫から蛹(さなぎ)となって羽化(脱皮)していくようなイメージです。
 人生において、強い願望を持つことは大切だと思います。夢と志に行き、自助自立、共助共立、自尊(自由)共生の人生を生きていってほしいと願います。

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左がスンエ・パール・アラグさん(2021年)

大学1年生としての私の願望

 COVID-19によって、世界中の生活が一変しました。それに伴って人々は自分の家に隔離される必要が出てきました。子どもと青年たちは、人生に大きな影響を与える新しい現実にどっぷりと浸かるようになりました。

 私の願望の一つは、大学で完璧に勉強することです。「完璧に」というのは「満点を取る」ことを意味するものではありません。私は豊かで活発な大学生活を追求したいと思っています。

 大学1年生になった時、私は教師になりたいという願望を持っていました(教師は私の第2の選択肢です)。今こそ、人生を真剣に受け止め、責任ある賢明な選択をすべき時だと思っています。

 私は自分の人生の中で、自分の将来をどうするか、何が自分を幸せにするのかを選択しなければならない時期に来ています。
 例えば、高校や大学を卒業すること、大切な人を見つけること、理想の仕事を見つけることなど、人生を始めるために必要なステップはたくさんあります。

 私はまだ自分の人生を始めていないことに気付き始めました。まるで今まで私が眠っていたかのように、今、私は現実に目覚めています。

 私の将来の目標は、何をするにしても幸せになることです。私は自分の決断に満足し、それを自ら受け入れ、そして何よりも自分自身に対する期待に応えられるようになりたいと思っています。
 自分の目標や夢を他の人に設定してもらうことはできません。私は自分で物事を達成する必要があることに気付いたのです。

 使用するガジェット(通信端末)がないので、イライラすることもあります。私にとっては非常に困難ですが、このパンデミックの中にあっても、私の夢は続いているのです。
 私は人生の目標を達成するためにその夢を追求します。私はいつか私が欲しいものを手に入れることができると信じています。

スンエ・パール・アラグ
ACLC College of Butuan

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前列右端が小学生の頃のスンエ・パール・アラグさん

My aspirations as a first year college student

 Life changed suddenly for the whole world when COVID-19 arrived, and with it came the need for people to quarantine themselves in their homes. Children and adolescents became immersed in a new reality which has had a huge impact on their lives. 

 One of my aspirations is to study perfectly in the college. 'Perfectly' does not mean perfect scores. I hope to pursue a rich and active college experience. When I entered my freshman year, I had an aspiration of being a teacher (teacher is my second option). Now seems to be the time to start taking life seriously and making responsible, educated choices. I have come to a place in my life where I must choose what to do with my future, choose what will make me happy. There are so many steps I need to take to begin life for example, graduating from high school and college, finding that special someone, and finding that perfect job. I have begun to realize that I have yet to begin my life; it is as if I have been asleep and only now am I waking up to reality. My one goal for the future is to be happy regardless of what I choose to do. I want to be satisfied with my decisions, to be able to accept and forgive, and most of all to be able to live up to the expectations I have for myself. I realize I cannot have others set my goals and dreams for me and I need to achieve things for myself 

 It is sometimes frustrating time for me because I don't have gadgets to use. It is very hard for me but my dreams must be continuing despite this pandemic. I will pursue to achieve my goals in life. I will make sure that someday I can get what I want.

Soon Ae Pearl Alag
ACLC College of Butuan

エンチャイルド・オンライン報告会
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ENCHILD



 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
 
 今日は、エンチャイルドのミンダナオ島北東部地域現地リーダー、ジョニー・ボロンガイタ氏のメッセージをお届けします

 現在エンチャイルドは、エンチャイルド奨学生を対象としたオンライン共有ミーティングを行っています。
 ①バランガイ・マウグ、バランガイ・ロサンゼルス ②バランガイ・アンバゴ、バランガイ・パガッパタン、バランガイ・マサオ ③マガリャネス・ブハン小学校地域 ④マガリャネス・サント・ニーニョ小学校地域、マガリャネス北小学校地域の奨学生を対象としたオンライン共有ミーティングを4回に分けて行いました。

 ミンダナオ島北東部地域のオンライン共有ミーティング(残り1~2回)終了後、続いてマニラ首都圏の奨学生を対象としたオンライン共有ミーティングを何回かに分けて実施する予定です。

 ②と③の様子はビデオリポートとして公開されています。ぜひご視聴ください。

 

 以下、11月13日(土)に行われたオンライン共有ミーティング(マガリャネス・サント・ニーニョ小学校地域、マガリャネス北小学校地域の奨学生を対象)での現地リーダー、ボロンガイタ氏がまとめとして話した内容です。

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エンチャイルドのミンダナオ島北東部地域現地リーダーのボロンガイタ氏

 エンチャイルド奨学生の皆さん、以前のようにお互いに会うのがなかなか難しい状況になりました。しかし、私たちはそういう中にあっても今日、エンチャイルド事務局の皆さんとオンラインを通じて再会することができました。

 ミーティングを始める前に上映されたビデオ(奨学生たちが映った過去のスタディーツアーの映像)を見たと思います。あの頃が本当に懐かしいですね。

 エンチャイルド奨学生の皆さんの今日の発表をまとめてみたいと思います。

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 この間、エンチャイルドの奨学生たちが直面している課題がいくつかありました。

 まず、学校の教育を受けるのに必要な電子機器(PCやタブレット、スマホなど)を皆が持っているわけではないということが課題の一つです。

 それから、私も含めてそうですが、こちらはインターネットの通信状況が常に不安定である点です。また、インターネットのデータ通信料が高く、一日に約90ペソ(現在のレートで約206円)掛かります。それ故、通信料を支払う余裕がない家庭もあります。

 経済面での課題があります。両親が定職に就けていない家庭が多くあり、彼らは経済的困難に直面しています

 教育システムの課題もあります。現在行われているモジュール(プリント)学習の課題です。子どもたちは先生から直接教えてもらえる機会が十分になく、学校から課される課題(モジュール)を独力で取り組まなければならない状況にあります

 学校から出される課題(プリント)の山を限られた時間でこなし、提出しなければなりません。Wi-Fiを契約していなければ、インターネットで調べることもできません

 友人とのコミュニケーションが取れないことを挙げていた奨学生もいました。他者との交流はとても大切です。パンデミックによる外出禁止措置の中でオンラインでのコミュニケーションも多くなりました。しかし、人間関係の基本はオンラインではなく、直接対面でのコミュニケーションが重要です。

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 エンチャイルド奨学生の皆さん、私が今から言うことをぜひ心に留めておいてください。

 引き続き、一生懸命学業を頑張ってください。コロナ禍になる前より一層頑張るのです。なぜ私がそのように言うのかというと、エンチャイルド・ファミリーの皆さんがいつも皆さんの側に立って支えてくれているからです。奨学生の皆さんが最善を尽くせるように、日本の支援者の皆さんも最善を尽くしているのです。

 ですから皆さんは勉強をやめてはいけません諦めてはいけません。(コロナ禍で起きている課題に)落胆してはなりません

 熱意を持ちましょう。両親から刺激を受け、友達から刺激を受け、自分自身を刺激し、無理だと考えずとにかく打ち込むことです。エンチャイルド・ファミリーと共に取り組めば皆さんは成し遂げられるのです。

 今日は皆さん、それぞれ発表をよく頑張ってくれました。参加してくれた全員に感謝いたします。

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奨学生たちを激励するボロンガイタ氏

エンチャイルド・オンライン報告会
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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
 
 さて、今日は大学生奨学生(Global Youth Model)の2021年度抱負メッセージをお届けします。
 ミンダナオ島ブトゥアン市バランガイ・マウグのエンチャイルド奨学生、ジュエル・メイ・S・ロキテさんのエッセーをお届けします。

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後列左がジュエル・メイ・S・ロキテさん(2019年)

 大学生活は、人生で最も記憶に残る期間の一つとして知られています。(ハイスクールまでの)学校生活とは全然違います。

 大学生活では、今までなじみのなかった新しい経験や出来事と遭遇します。一部の人々にとって大学生活とは、人生を最大限に楽しみ、熱心にパーティーをすることを意味します。他の人にとっては、キャリアのために真剣に取り組み、より明るい未来のために徹底的に勉強する期間でもあります。

 大学生活は、私たち皆にとって忘れられない期間です。誰もが大学生活を体験できるほど幸運なわけではありません。いろいろな理由で大学に行けない人もいます。
 大学生活を送るだけの経済的余裕がない場合や、他に果たさなければならない責任があるからです。

 「大学生活を送ったことのある人は、時間を戻してもう一度その全てを体験したいと願うものです。完璧さではなく、努力が必要なのです」
 ジリアン・マイケルズのこの言葉は、パンデミックに直面した私に最近多くのインスピレーションと動機を与えてくれました。

 さまざまな事情にもかかわらず、エンチャイルドは私たちを助け、私たちが勉学を続ける動機を与えていることを知っています。(支援者の皆さんに)神の美しい計画である私たちの目標が達成できることを見てほしいと思っています。ありがとうございました。

ジュエル・メイ・S・ロキテ

♪マウグ歌オンライン0612_210621_0
バランガイ・マウグのエンチャイルド奨学生たち

 College life is known as one of the most memorable years of one’s life. It is entirely different from school life. College life exposes us to new experiences and things that we were not familiar with earlier. For some people, college life means enjoying life to the fullest and partying hard. While for others, it is time to get serious about their career and study thoroughly for a brighter future.
 college life remains a memorable time for all of us. Not everyone is lucky enough to experience college life. People do not get the chance to go to college due to various reasons. Sometimes they do not have a strong financial background to do so while other times they have other responsibilities to fulfill. The ones who have had a college life always wish to turn back time to live it all once again. It’s not about perfect. It’s about effort.” – Jillian Michaels that is my motivational quotes that inspired me a lot during these days and facing this pandemic. Enchild I am thankful because despite a lot of circumstances that were right know you’re still there helping us and giving motivation to continue our studies coz you want us to see the beautiful plan of god which is to achieve our goals thank you very much.

Jewel Mae S. Loquite

エンチャイルド・オンライン報告会
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 こんにちは、 エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 本日、日本時間の午後3時から4回目となるオンライン共有ミーティングを行いました。
 このミーティングは、エンチャイルド奨学生を対象とした小規模の現地情報共有のためのミーティングです。
 
 今回は、サント・ニーニョ小学校とマガリャネス北小学校地域の奨学生たちが集まってくれました。
 日本側事務局3人、現地リーダーのジョニー・ボロンガイタさん、奨学生15人、現地コーディネーターを務める学校の先生1人、計20人をつないで行いました。

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 同ミーティングでは、奨学生一人一人の声に耳を傾けます。すでにご報告のとおり、彼らが抱えている共通の課題は、大きくは二つです。

 ①オンライン学習、モジュール学習を行うことの難しさ
 ②保護者の健康問題、失業などによる経済的困難

 現地リーダーのボロンガイタさんは奨学生たちに「学習することをやめてはいけない」「夢を諦めてはいけない」「日本の支援者(エンチャイルド・ファミリー)がいつも応援していることを忘れないで」とアドバイスします。

 現地の皆さんに好評なのが、以前行われたスタディーツアーの映像です。ミーティングの前後に何本かの動画コンテンツを上映するのですが、奨学生たちはビデオに映っている数年前の自分たちの姿に大興奮です。

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マガリャネス北小学校出身のエンチャイルド奨学生たち
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サント・ニーニョ小学校出身のエンチャイルド奨学生たち

 11月下旬には、BNI彩チャプタ―さんをプロジェクトオーナーとして行われる「OKOME-Project」が予定されていますし、エンチャイルドとしてもクリスマス・プロジェクトの取り組みを進めています。

クリスマスプロジェクト2021+

 10月からエンチャイルド・ビデオリポート「ENCHILD NEWS&REPORT」の動画配信を始めました。月1~2回の配信を目指します。
 オンライン共有ミーティングの様子も映像でお届けしています。ぜひご視聴ください。

 下記の動画は、10月30日(土)に行われた第3回オンライン共有ミーティング(ブハン小学校地域のエンチャイルド奨学生対象)をリポートしたものです。



エンチャイルド・オンライン報告会
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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 本日、3回目となるエンチャイルド・オンライン報告会(参加者11人)を行いました。
 オンライン報告会は、受益者であるエンチャイルド奨学生および現地のかたがたと日本の支援者の皆さんをつなぐことを目的に行われているものです。また、初めてのかたには、エンチャイルドの海外教育支援事業について知っていただく機会になります。

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 報告会ではまず、オープニング映像と理事長のプレゼンを通してエンチャイルドの事業内容や最近の活動状況をお伝えします。その後、最新のエンチャイルド奨学生たちの生の声を映像を通してお届けします。

 最新のビデオリポートは、奨学生たちの成長した姿を確認できるとともに、現在の彼らの置かれた状況を直接理解する時間でもあります。今回はミンダナオ島マガリャネスのブハン小学校出身のエンチャイルド奨学生たちの様子をお伝えしました。

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 以下は、エンチャイルドの教育支援事業を知っていただくための説明図です。

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 このように、エンチャイルドの教育支援は3本のプログラムで成り立っています。

①経済的支援:奨学金給付プログラム(小~高のOne Child One Peace、大学生のGlobal Youth Model)
②精神的支援:共育交流プログラム(スタディーツアー、オンライン交流イベント、メッセージ交換など)
③成長支援:社会教育プログラム(ピースアドボケイト教育、エンチャイルド・ユース活動)

 エンチャイルドの教育支援の目的は、子どもたちの健全育成にあります。
 子どもたちが夢と志を持って生きられる若者として成長し、自立と共立の生き方を実現することがエンチャイルドの教育支援事業を行う目的です。

 次回は、11月18日(木)午後9時開会で行います(約1時間を予定)。午後8時30分ごろからプレプログラムとしてエンチャイルドの過去のスタディーツアーなどのビデオを上映します。ご都合のつくかたは早めにアクセスしてくださるとうれしいです。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
 
 今回は、ミンダナオ島ブトゥアン市バランガイ・マウグのラッセル・カロイさん(21歳、セント・ジョセフ工科大学3年)の大学生奨学生(Global Youth Model)抱負メッセージを紹介します。

 ラッセル・カロイさんは、バランガイ・マウグの奨学生たちの中でもお姉さんの立場で頑張っています。彼女は必ずや夢を実現し、子どもたちを愛で導く教師、教育者となることでしょう。

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左から2人目がラッセル・カロイさん

 私がエンチャイルドの旅を開始したのは12歳の時でした。
 「ワン・チャイルド・ワン・ピース・プロジェクト(One Child One Peace-Project)」に参加する機会を与えてくれたサリー・ロキテさんには大変感謝しています。

 このグループに参加することで、私はたくさんの経験をしました。支援者の皆さんがとても陽気でフレンドリーなので、とても楽しく過ごしたことを覚えています。

 今ではシニア奨学生として私はエンチャイルド・ファミリーの一員となっています。
 新型コロナウイルスのパンデミックになる前は毎年、日本の皆さんがここフィリピンを訪ねてくれていました。しかしパンデミックの故に日本の皆さんはここに来ることができません。しかしながら、たとえオンラインであっても、皆さんとコミュニケーションを取れるようになったことはとてもうれしいことです。

 パンデミックが始まった時、私は大学2年生でした。大変でしたが、家の中にいるので大丈夫でしたし、携帯電話料金の負担だけで済むので出費も少なくて済みました。学業の面ではたくさんの苦労がありましたが、私は祈りと勉学に励むことでそれを克服しました。

 エンチャイルドの上級生の奨学生として、私は皆さんにとても感謝しています。
 このグループのおかげで、さまざまなキャラクターを持つ多くの受益者と出会うことができました。

 また、エンチャイルドの受益者であり続けることで、多くのことを学ぶことができました。私たちの勉強を支えるためのサポートと同時に、日本の皆さんが人間性や優しさ、人生の教訓や学びを与えてくれたことは他に比較することができません。

 エンチャイルドは、私に無私の心を持ち、他者を第一に考えることを教えてくれました。これは、私が人間として成長し続ける上で、とても大きな助けとなっています。なぜなら、年を重ねるほどに直面する課題や責任が増えていくからです。

 私が今の立場を継続することは決して容易ではありません。一生懸命奮闘し、ベストを尽くしてここまで来ました。私がより良い人間になるためには、学ぶべきことや経験すべきことがまだたくさんあることを知っています。しかし、これまでの苦労を経て、私は人生の試練やチャレンジに立ち向かう準備ができています。

 教育学部の学生として私は3年目を迎えました。私は、自分のためだけではなく、苦労している家族のためにも頑張りたいと思っています。
 教育者となって、自分が得た知識を子供たちや周囲の人々に伝えたいと思っています。そうすることで、彼らの夢を現実する手助けをすることができるのです。目標を実現するにおいて、経済的な困難は障害にはならないということを、私は人々に伝えたいのです。

 そしてどんなに生活が苦しくても、エンチャイルドというグループのように、助けてくれる心優しい人たちが必ずいるはずです。
 エンチャイルドを支える全ての皆さんに感謝します。私は皆さんをとても尊敬しています。夢見る人である私は、いつか必ず私の夢を実現できることをお約束します。

ラッセル・カロイ
セント・ジョセフ工科大学

ラッセル・カロイさん
マウグの奨学生たち(手前右がラッセル・カロイさん)

 I started my ENCHILD journey when I was 12 years old. I’m very thankful to Mrs. Sally Loquete who gave me the opportunity to join “One Child One Peace”. I have a lot of experiences when I joined the organization.  It was very fun and I enjoyed it because our sponsors are so very cheerful and very friendly. Until now, I am still part of the family not as a new member but as a senior scholar. What I miss about before was that, when there is no pandemic every year the Japanese visited us here in the Philippines. But because of the pandemic they aren't to come here. However, we are so glad that there is a technology to help us communicate with them even it is a virtual only. 

 When the pandemic started, it was my 2nd year in college. It’s hard but at the same time it is okay because we’re in the house and it lessen my expenses because it only the cellular load that costs. I had a lot of struggles in my studies. But I overcome it through prayer and study hard. 

 As a senior scholar in ENCHILD I am very thankful and grateful because of this organization I’ve met a lot of beneficiaries with a different characteristics and attitudes. And I've learned many things as I continue to be an ENCHILD beneficiary. More than the support that they gave us, to somehow help our studies. The life lesson and learnings about humanities and kindness is one of a kind. ENCHILD taught me to be selfless and put others first. Which is a very big help as i continue to grow as a person. Because the more we get old, the more challenges and responsibilities we have to face. And it was never easy for me to be in where i am now. I fought hard tried my best to be here. I know there are still many things to learn and experience that will make me better person. But i also know that through the struggles that I've encountered I can say that, I am ready to face the test and challenges of my life.

 Now that I'm already on my 3rd year as an education student. I want to strive hard not just for myself or for my family which I dedicate all of my hardships. But as an educator, I want to share my knowledge to the children, to the people. In that way, I can also help to make their dreams into reality. I want to be an inspiration to people that financial difficulty is not a hindrance if you're willing to achieve your goals. 

 And no matter how life hard is, there will always be people with good hearts that will help you. Like the ENCHILD organization. I wanted to thank all the people behind ENCHILD organization.  I have a huge respect for all you. I promise that a dreamer like me, will meet its dream someday. Thank you.

RUSSEL M. CALOOY
SAINT JOSEPH INSTITUTE OF TECHNOLOGY

オンライン報告会へのご参加、お待ちしております!
info@enchild.org までご一報ください。
エンチャイルド・オンライン報告会
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ENCHILD


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 エンチャイルドの奨学生たちには、すてきなエッセーをたくさん届けてもらっていますが、今回は、山歩もエッセー(らしきもの)に挑戦したいと思います。

 タイトルは、「贈り物」としてみました。
 残念ながら、英訳はありません。フィリピンの皆さんは、グーグル翻訳とか使って読んでみてもらえるとうれしいです。

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贈り物

 贈り物と言えば、やはり誕生日のプレゼント。

 今年の私の誕生日には、SNSを通してたくさんのかたに誕生日のお祝いメッセージを頂戴しました。この場を借りて、皆さんの温かい祝福の言葉に改めて感謝を申し上げたいと思います。

 さて、今年の誕生日。
 娘たちから「お父さん、何が欲しい?」と尋ねられて、なんでもいいよと言いつつも、「じゃあ、パソコン」と半分本気で答えるお父さん。

 「それは無理でしょ…」と、予想を超えた父の答えに部屋の中は一気に酸欠状態に…。

 「冗談、冗談…(汗)。…ブックカバーが欲しいなあ」とお父さん。

 「よっしゃ」と、娘たちはきびすを返してブックカバー探しへ。

 ネットで検索して一緒に選んでくれたブックカバーがこれ。新書版サイズと文庫版サイズの2種類。ネーム入り仕様のものを用意してくれました。

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 このままだと「誕プレ」もらったぞ~という自慢話で終わってしまいそうですが…。

 私はいつも本を持ち歩きます。
 通勤時やちょっとした隙間時間には本を読むのが長年の習慣です。

 最近はスマホを見る時間も多いのですが、やはり読書は生活の一部、生活習慣となっていますので、ブックカバーは必需品であり、いつも一緒にいてくれる生活アイテムの一つなのです。

 衣類や帽子、靴であったり、腕時計や財布、パスケースなどの小物であったり。改めて身の回りを見渡してみると、娘たちからの贈り物に囲まれていることに気付きます。

 ああ、娘たちと一緒に生きている、そんな思いが心の深い所から湧いてきます。

 では、贈り物とそうでない物との違いは何か。

 贈り物には、贈ってくれた人の思いが宿っているということですね。
 贈り物を大切にすればするほどその贈り主のことが思い出されて、心の絆が深まります。

 エンチャイルドの教育支援もまた「贈り物」であると思います。
 信仰の篤いフィリピンの子どもたちは、それを神様からの贈り物(ギフト)と捉えているかもしれませんが、彼らのエッセーを読んでいると、しっかりと支援者という贈り主の思いが届いていて、心の絆が深まっているということが分かります。

 家族として贈り物をすれば、その贈り物を通して家族の絆が深ります。
 エンチャイルドからの贈り物は、成長を支える貴い宝物となり、彼らの心といつも共にあることでしょう。
 
 その意味で私たちは皆、サンタクロースのような存在であると言えます。
 しかし一年に一度だけやって来るサンタさんではありません。
 支援者の皆さんの国境を超えた家族愛の心は、子どもたちといつも共にあるのです。

オンライン報告会へのご参加、お待ちしております! info@enchild.org までご一報ください。
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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 急なお知らせになって恐縮ですが、今週11月12日(金)と18日(木)に11月度のエンチャイルド・オンライン報告会をZoomにて実施いたします。

エンチャイルド・オンライン報告会

 支援先現地の最新の状況をお伝えすることを主な目的としたオンライン報告会です。
 映像を通して、エンチャイルド奨学生や現地コーディネーターの生の声をお届けいたします。
 ぜひご参加ください。

 報告会は午後9時からですが、開会30分前の午後8時30分よりエンチャイルドの動画コンテンツを上映しております。お気軽にご視聴ください。

 報告会は1時間ほどを予定しています。

 参加ご希望のかたは、info@enchild.org 宛てにご一報ください。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今日も大学生奨学生(Global Youth Model)の抱負メッセ―ジをお届けします。
 今回は、バランガイ・マサオの歌姫、フレッシュニー・イラ・タンデュヤンさん(大学1年生、ブトゥアン・ドクターズ・カレッジでメディカル・ラボラトリー・サイエンスを専攻)です。

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左がフレッシュニー・イラ・タンデュヤンさん

 私が持っている最大の夢は、神が願う私になることです。私は自分自身の願望を持っていますが、それらのほとんどは私が奉仕したい人々、つまり私の家族、私の友人、私の地域社会、そして特に私の奉仕を求めていると信じている人々に対してのものです。
 これが私の存在理由であり、私がどんな人になりたいのかという私の願望です。

 大学生活は決して楽ではなく、自分の強さを試すための障害や、夢への信仰を試すための挑戦に満ちていると以前から私は考えてきました。そう思ってきましたが、実際に戦場に立ってみると違います。ほんの数時間の睡眠でも罪深いと感じる瞬間があり、学校の課題や活動によって私の時間が割かれても、私は不満を持ちませんでした。

 私は私の境遇(大学生になること)について神に祈りました、そして神は私の祈りに答えてくださいました。私が今対処している全ての困難に対して、神は疑問を持つ余地を与えませんでした。
 私はまだ高等教育の最初のレベルにいます。大学生活の初日から、私はワクワクするような刺激を受けました。私はついに夢のコースに入学し、目標の達成に一歩近づいたように感じました。

 私が望む職業のことですが、それについては途上であって、山の頂上に到達するのはまだまだ先のことのようです。私のマントラ(真言)は今、私を導いています。神は私ができることを知っていたので、私をここに導いてくれたのだと思います。
 神は私を人類のための道具として使おうとされたので、医学分野に興味を持って他の人を助けたいという願望を私に与えてくれたのかもしれません。

 エンチャイルド・ファミリーは、私が諦めないように支えてくれています。私はエンチャイルドが示す原則と価値観を持って生き、育ってきました。
 彼らの目的とビジョンは、奨学金だけでなく、人生においても、私の考え方の形成に大きく貢献してくれました。

 命を守り、病気の人々を助け、人々の健康と幸福のために生きる人になりましょう。
 私たちの地域の方言で「PADAYON」は「継続」を意味します。継続しましょう。なぜなら私たちはまだ生きているのですから。決して希望が衰えることはありません。

フレッシュニー・イラ・タンデュヤン
ブトゥアン・ドクターズ・カレッジ1年

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右端がフレッシュニー・イラ・タンデュヤンさん

 The biggest dream I have, is to become the person God wants me to be. I have my desires, for my self, but most of them are for the people I want to offer my service with ; my family, my friends, my community and most especially the people whom I believe calling for my service. These what makes me keep on going, my aspirations to become the person I want myself to be and the person I know I was meant for.  

 Since before , it has been thought to me that college life will never be easy, filled with obstacles to test your strength, challenges to test your faith on your dreams. I believed it, but it’s different when you’re finally in the battle field. There are moments that I can see myself sinful to sleep for just few hours, assessments and school activities are waiting for my time to be consumed, and I did not complain. I prayed to God to put me in this place and so he granted my prayers, gave me no reason to question every difficulties I am currently coping. I’m still in the first level of tertiary education, from the first day of school, I felt so alive and inspired, because I finally made it here, enrolled to my dream course and feel like I’m one step closer to achieve the profession I want, but  along the way it seems like I’m still too far to reach that pick of the mountain. My mantra now, keeps me going. I believe God putted me here because he knew I can, and maybe God gave me this desire to help other people through my interest in medicine field ,because maybe  he is using me as an instrument for the mankind, and I am so much honored to be.

 My ENCHILD family, also reminds me not to give up, I grew up living with this organization’s principles and values, and their aim and advocacies brought great contribution to my point of view , not just in studies but greater in life. Bare with me world, let me soon be one of the people who preserve life, aid sick people and give them the care for health and wellnesses. “PADAYON” in our dialect that means “ continue”, continue ,because we are still breathing, hopes will never fade.

Freshny Ira Tanduyan

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
 
 今回は、2021年度大学生のエンチャイルド奨学生(Global Youth Model)の大学生活への抱負メッセージをお届けします。

 ミンダナオ島ブトゥアン市バランガイ・アンバゴのオーブレイ・マイルズ・ブクエさん(18歳、カラガ・ステート大学1年)です。

 みんな悩みながら葛藤しながらそれを乗り越えていく。
 青年よ、大いに悩みたまえ、そして成長したまえ!

 今回の翻訳はサポーターの山本さんにご協力いただきました。
 山本さん、いつもありがとうございます!

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スタディーツアーにて(2019年5月)
オーブレイ・マイルズ・ブクエさんは2列目左から3人目

 私がまだ小さかった子供の頃、たくさんの夢を持っていました。私はとても大きな望みを持った少女でした。私はたくさんのことを考えていました。そして将来なりたい職業や目標、夢をたくさん心の中に描いていました。

 私は成長するにつれてだんだんと人生の大変さを理解するようになりました。そして私が小さい頃に描いた夢を実現するのは私には不可能に思うようになりました。年を重ねるにつれて私の夢はだんだんと薄っぺらなものになっていきました。

 しかしそうでありながらも、望みを持とうとする意思はまだ心の中にしっかりとありました。以前ほど大きいものではありませんが、小さな望みはまだ持っています。

 大学生であることは非常に高いレベルの挑戦です。大学ではたくさんのことを理解しなくてはいけません。大学1年生として、挑戦的な一年を私は過ごしています。環境、授業、評価……と課題はたくさんありますが、そのことを通して理解することができました。

 大学生となった現在の私の望みは変わりました。私が子供の頃に描いたものからは遠いものとなりました。今では特に、経済的な面において達成すべき目標に、より重点を置くようになりました。

 コンピューターサイエンスの学士のプログラムを履修した私であるのにもかかわらず、それは本当に私がしたいことではありませんでした。しかし今は成功したコンピューターサイエンスの専門家になると心に決めました。

 そのことはさておき、私はフライトアテンダント(航空会社の搭乗員)にもなりたいとも思っています。搭乗員は私のなりたい職業の一つなので、その夢もかなえたいと思っています。とにかく私が今なすべきことは勉強に集中し、しっかりと大学を卒業することです。

オーブレイ・マイルズ・ブクエ
カラガ・ステート大学1年

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後列右端がオーブレイ・マイルズ・ブクエさん(2019年5月)

 I remember, when I was still a kid, I had a lot of dreams in life. I used to be a very ambitious girl. I had a lot of things in my mind. I have a lot of dream professions and goals.

 As I grow older, I have realized how hard life is. I would often think that, it seems like it would be impossible for me to achieve all those dreams I had back then. As I grow older, it seems like my hope is slowly wearing thin.

 But despite all of that, the ambitious part of me is still there. Though not as ambitious as I was before, I still have this little hope that I will eventually get what I want in life. 

 Being in college is a higher level of challenge. This is where you would realize a lot of things. As a first year college student, it is extremely challenging for me. The environment, the lessons, assessments, are a bit overwhelming and it made me come up to realizations.

 My aspirations, now that I am already in college, have changed. It is way far from what I had pictured in my mind when I was still a kid. I am now focusing more on achieving goals that would benefit me, especially in the financial aspect. 

 Despite the fact that I took the program Bachelor of Science in Computer Science, even though it was not really what I wanted, I am now determined to become a successful computer scientist. 

 Aside from that, I am also an aspiring flight attendant. It is one of my dream professions and I am really determined to achieve it. All I have to do now is to focus on my studies, so that I would be able to graduate with flying colors. 

Aubrey Miles B. Buque
Caraga State University
1st Year College

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 大学生奨学生(Global Youth Model)の大学生としての抱負メッセージの紹介は今日はお休みにして、今回はコーヒーブレイク・タイムにしたいと思います。

 11月6日(土)、本日JICA地球ひろばを会場に行われた「第6回 国際協力・ソーシャルビジネス アジアカンファレンス2021」(主催:NPO法人ユニカセ・ジャパン)にエンチャイルドの事務局メンバー3人で参加してきました。

 オンライン・オフライン同時開催のイベントでしたが、オンライン参加ではなく、久しぶりのオフラインでのイベント参加となりました。

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 いつも学びの多い同カンファレンスですが、山歩について言えば、やはり主催者の中村八千代さん(NPO法人ユニカセ・ジャパン理事長)のお話をお聞きするのを楽しみに参加しているという感じです。若い、大学生の皆さんの発表も素晴らしかったです。

 中村さんはフィリピンをフィールドに活動していらっしゃる点でエンチャイルドとの共通点があります。フィリピン・マニラのユニカセ・レストランにも何度も訪問させていただきましたし、そのたびに中村さんのプレゼンをお聞きしました。ユニカセ・レストランでは現地の青年スタッフの皆さん、インターンシップの日本人大学生の皆さんとも触れる機会も持たせていただきました。

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 今回の中村さんのお話の中で印象に残ったのは、「COLLECTIVE IMPACT(個性の強みを共有することで「共創の未来を拓く」)という内容でした。エンチャイルドの自立―共立論の考え方にも通じると思いました。また「主観的に感じ、客観的に判断する」ことのバランスが大事、というお話も共感しました。

 短い時間ではありましたが、久しぶりにエンチャイルド以外の国際協力団体さんの活動に接して、刺激も受けましたし、いろいろとヒントを頂く時間となりました。

 主催者の皆さま、お疲れさまでした。そしてありがとうございました。

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 ところで、突然ですが、「縄文」の話を少し。
 山歩が縄文マニアであることはご存じだと思います。

 ではなぜ、たびたびエンチャイルドの文脈で縄文の話をするのか?

 それは、「国境を超えた家族愛」で生きていた元祖のような存在が「縄文人」だと考えるからです。

 縄文について知れば知るほど、彼らは「家族共同体」という価値を大切にしていたということを感じますし、彼らは想像以上に実際的に「グローバル」に生きていたということが分かってきます。

 当時の彼らにはもちろん「国境」という概念も「グローバル」という概念もなかったことでしょう。ですから、あくまで現代的な感覚での解釈になるわけですが、縄文人はピース・アドボケイトであり、グローバル・(ユース)・モデルであり、8エレメントに生きていた、と言えるのです。

 NPO法人エンチャイルド設立当時から、山歩は「“エン”が世界を救う」というタイトルでたびたびミニ講演を行い、縄文への考察をお話しさせていただきました。10年が過ぎた今も、縄文から学ぶことは多く、またそれは現代(社会)的に意義のあることだと考えています。

 今後も時々、エンチャイルドの文脈の中で「縄文」について話題にしてみたいと思っています。あしからず。

★ただ今、クリスマス・プロジェクト取り組み中です。よろしくお願いいたします★

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
 
 2021年度の大学生奨学生(Global Youth Model)としての抱負をお届けしています。
 
 今日は、ミンダナオ島ブトゥアン市バランガイ・マウグのエンチャイルド奨学生、アン・ドミニク・キュリランさん(18歳、フィリピン電子通信工科大学1年)のエッセーを紹介します。

 彼女は、文中で告白しています。
 本当は人々のために犠牲と奉仕を貫く警察官になりたいという目標を、そして全ての女性の模範になりたいという願望を。しかしその夢は果たせないかもしれない事情があるということも。

 ぜひお読みください。

 翻訳はエンチャイルド・サポーターの江口さんにご協力いただきました。
 江口さん、いつもありがとうございます。

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後列左から2人目がアン・ドミニク・キュリランさん(2020年)

 皆さんこんにちは。お元気ですか?
 私は大学1年生です。現在、フィリピン電子通信工科大学(PECIT)の経営学部でマーケティング・マネジメントを専攻していることを誇りに思っています。

 しかしこの学部はあくまでも私の第二の選択肢です。私は警察官になって、人々のために自分を犠牲にし、奉仕し、全ての女性の模範になりたいと思っています。
 
 しかしながら、突然、それはただの野望になってしまいました。私は心臓に問題を抱えているので、その夢を手に入れることができるかどうか分かりません。
 この課題に対処するのは容易ではなく、制限があるためにやりたいことができないのはとてもつらいことです。

 しかし成功した人生を送るために、私は自分が選択した経営学を愛することを学んでいます。そしてイエス・キリストが私にこの選択をさせたのは、両親や兄弟との安定した将来の生活に良い計画があるからだということを知っています。
 そして私の家族は、この学位を取得し、大学時代を修めるための力と勇気を与えてくれています。努力、広い視野での学習、忍耐、自分を信じること、そして祈り。これらが成功への鍵だと思います。

 また、日本の支援者の皆さま、コーディネーターのボロンガイタさん、そしてエンチャイルドの理事長には、私たちの学業を支援していただいていることに感謝申し上げます。
 夢を持ち続け、夢に向かって高く舞い上がる勇気を私たちに与えてくれてありがとうございます。

 私は昨年度(2020~2021年)、グレード12の理工部門(Science Technology Engineering and Mathematics)のコースを優秀な成績で卒業できたことを誇りに思います。

 皆さんの健康を願っています。皆さん、体調に留意し、いつも健康でいてください。皆さんに神のご加護がありますように。またお会いしましょう。

アン・ドミニク・キュリラン
フィリピン電子通信工科大学1年

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スタディーツアーでマウグ小学校を訪問(2012年)

 Hello everyone. How are you all ? 
 I am Ann Dominique L. Curilan an enchild benefeciary from Maug , and proud to say that I’m 1st year  college student  and currently studying in Philippine Electronics and Communication Institute of Technology (PECIT) as Business Administration student major in Marketing Management. However, this course is just my second option. I really want to become a Police Woman to serve and sacrifice myself for the people and stand as a good model to all women out there . But suddenly that ambition is just an ambition  and I am not sure if I can get that dream because I have heart problem (weak heart).  It’s not easy to deal with this kind of problem, it’s very hard to do things that I want to do  because of restrictions. But to become a successful individual I am learning to love my course  and I know that jesus put me on this choice because he has a good  plan for me and to my stable future life with my parents and brother.  And yes,my  family gives me strength and courage to finish this degree and chapter of being a college student. I know the steps that I am taking  now is near  to my future, hard work, learn to think  wider,  patience, trusting myself, and prayer is those keys to succeed. 

 And I thank all of Japanese Delegates, Mr. Bolongaita and especially Mr. Takanori Todate for supporting our study. Thank you for giving as courage also to keep dreaming and soaring high to reach our dreams. I am proud to say that I graduated this school year 2020-2021 as a Grade 12 Science  Technology Engineering and Mathematics student with honors. And I am wishing you all  have a good health . Keep safe everyone and be healthy always. God bless you all. See you soon. 

Ann Dominique Curilan
Philippine Electronics and Communication Institute of Technology (PECIT)
1st year 

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 大学生奨学生(Global Youth Model)の抱負を紹介しています。

 今回は、バランガイ・アンバゴのエンチャイルド奨学生、アルシーア・ブスティロさん(セント・ジョセフ工科大学2年)です。

 翻訳はエンチャイルド・サポーターの山本さんにご協力いただきました。
 山本さん、いつもありがとうございます!

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左端がアルシーア・ブスティロさん

 毎年、毎月、毎日、新しいチャレンジに遭遇し、それに向き合っていかなければなりません。
 特にここ数年は試練の期間です。私は大学2年生になり、課題や環境、障害に直面しますが、私がなすべきこと全てに対して順応できるようになってきました。
 時間管理においては、優先順位を付けて生産性を上げることができるようになりました。去年と今年は厳しい年ですが、エンチャイルド・ファミリーの皆さんを通して私は励まされ、支えられて、目標を失うことなく過ごしてくることができました。

 学生生活の中で感じてきたことはたくさんありますが、葛藤や苦労を最も多く感じてきました。
 この状況に身を置く前の数年を振り返ると、私がこのような闘いを乗り越えられるとは想像もできませんでした。
 私は自分を誇りに思います。なぜなら多くの障害、失敗、落ち込んだ瞬間に遭遇しましたが、私は立ち止まらず、周囲がネガティブな雰囲気に満ちていた時も前向きに捉えて、学生生活を奮闘してこれたからです。

 また、幸せな気持ち、恋する気持ち、楽しい気持ち、傷ついた気持ち、怒った気持ち、嫉妬した気持ちなど、さまざまな感情を経験することで、私は人としてもっと成長し、他者を理解し、夢を持つことができるようになると思います。

 学生生活の折り返し地点に来た時、今後の学校生活にどんなことが待ち受けているのかを考え、私はそれをどのように乗り越えたらよいのか、あるいは、学校生活のことで自分にストレスをかける代わりに、学業を続けるのを断念し、今の生活を楽しもうかと考えることもありました。

 しかし、家族やエンチャイルド・ファミリーの存在によって、私はその考えを消し去り、学校で一生懸命努力し、誇りに思える人間になり、卒業して自分がやりたい職業に就き、家族を助けるために学業を続けようと決意しました。

 今の私の目標は、残りの学校生活を生き抜き、大学を卒業することです。学生としての人生の新たな章に進むために、今が最も困難な章ですが、立ち止まる理由はありません。なぜなら、今を迎えるまで何年も乗り越えてきたのですから、諦める必要はありません。
 私の夢を達成し成功するまであとわずか数年です。それはまた、私の家族と、私の夢を実現するためにサポートし、モチベーションを与えてくれた皆さんのためでもあるのです。

アルシーア・ブスティロ
セント・ジョセフ工科大学(2年)

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バランガイ・アンバゴのエンチャイルド奨学生たち(2018年5月)

 Every year, months, weeks and days it has a new challenge that come and we need to face it. Especially in this trying times. As a 2nd year student, everything was made me flexible in facing challenges, circumstances and hindrance in anything I do, by taking my time at ease. Time management was helped me in prioritize better and increase my productivity. Last year and these year have been tough. My Enchild Family was never been forgotten me by motivating and supporting in achieving my goals in life.

 There’s a lot of feelings I can describe through the years of my life as a student, but the most feeling I can describe is the feeling of struggle. When I look back the years before I put in this situation I have now, it is like I can’t imagine that I survived that struggle I have those years, its like I’m proud of my self because even there’s a lot of obstacle, failure and being down moment I’ve encounter with, but I choose to not stop and just think positive even my surrounding is full of negativity and continue to overcome those struggle in life as a student. 

 And also, I experience the feeling of happiness, in love, joyful, broken, angry, jealous and mix feelings, all of those feelings help me to grow more as a person, understand more and have a dream. 

 Sometimes when I’m in the middle year of my student life, I use to think what comes next in my next school year and how can I survive to it, or maybe thinking to not continue my study and just enjoy the life I have instead of stressing my self in school work, activity and other schools matter.

 But because of my family and with my Enchild family I erased that thinking of mine and change it to work hard In school, be a person to be proud of and study hard in order to graduate and pursue the profession I want and help my family. 

 So now my aspiration is to survive my school year at this moment and graduate, in order to proceed another chapter of my life as a student which is the most hard chapter but there’s no reason to stop, because imagine, I survive many years before I came to this year so why should I give up, I just have few years to be successful and achieve the goals I have and also this is for my family and with the people who supported and motivating to keep my dream come true.

Althea A. Bustillo
Saint Joseph Institute of Technology
2nd Year Student


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 こんにちは、エンチャイルド の広報担当、地球村山歩です。

 エンチャイルド奨学生は一年ごとに奨学生としての資格を更新します。
 奨学生としての更新を希望する学生には、①更新のための申請書(プロフィールの更新)②成績表 ③推薦状(現地担当コーディネーターの推薦も)を提出してもらい、更新するかどうかを決定します。加えて、大学生の奨学生(Global Youth Model)には、大学生としての抱負を提出してもらいます。

 今回は、2021年度に大学4年生になったミンダナオ島ブトゥアン市バランガイ・パガッパタンのマーストレル・G・カブサオ君(カラガ・ステート大学)の抱負を紹介します。
 長文ですが、大学生生活、そして将来に対して真摯(しんし)に向き合うマーストレル君の誠実さと情熱が静かに伝わってくる抱負文となっています。ぜひ最後までお読みください。

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 「教育は、未来へのパスポートです。明日は、今日それを準備する人々のものです」(マルコムX)

 教育は世界を変えるための最高の武器であると、私は常に信じています。人生の目標や夢が曖昧で厳しいものであっても、教育への投資を開始すれば、皆さんはきっと全てを達成することができるでしょう。学校で学んだ私たちの学習、知識、価値観は、確かに人生の課題や障害に直面する際の指針と準備になります。

 私はいつも自分の夢の美しさを信じています。私は前向きで美しい旅(人生)を楽しみにしています。私はソーシャルワークの学士号を取得し、安定した仕事を得て、家を建て、成功した暁には人類に奉仕したいと考えています。

 しかし成功に至るには、はしごのように一歩一歩進んでいかなければならず、最初のラウンドを踏まなければ、最終ラウンドを通過することは決してできないのです。夢がどれほど遠くて高くても、決心し、忍耐強く、そしてそれらを達成することに情熱を持っている限り、全ての苦労と障害に耐える必要があると私はいつも信じています。なぜなら、夢への献身には試験があるからです。

 大学生活は非常にストレスが多いものです。私の大学生としての経験は、非常にストレスが多く、困難で、面白く、そして生産的でした。

 ソーシャルワーク学生としての私の最初の年は、楽しさと興奮に満ちていました。私は五つの専攻と33の科目とたくさんの課題を抱えていました。プレッシャーが高まるまでは楽しかったです。セミナーやレクチャーシリーズを企画したり、機関や施設を訪問したりしました。午前7時から午後6時まで、時には夜8時までの授業もあるというハードなスケジュールです。

 2年生になってからは、大学生活ははるかに困難でストレスの多いものになりました。スケジュールが非常に忙しい時は、非常に多くの授業とプレッシャーに満ちていました。私は30以上の負担の掛かる科目を登録していますが、要件は厳しいものでした。確かに、上手な時間管理と忍耐力が必要です。

 大学全体が広いので、歩き回るのは大変疲れました。私は良いサークルに囲まれていたので、大学をより有意義でストレスのないものにすることができました。私は全ての科目でプレッシャーを感じていましたが、良き友人の助けによって、楽しく過ごしました。

 実際、私は学生として学校での成績はとても良いです。私は各学期において落第したことは一度もありません。カラガ・ステート大学で直面する困難にもかかわらず、私は学期ごとに成績優秀者リストに掲載されました。私の苦労は全て報われたのです。

 私たちの国でも新型コロナウイルス感染症のパンデミックが発生したために、大学3年目の年はより大変な年になりました。「新しい日常」となったオンライン授業による学習に柔軟に適応する必要がありました。私は今年、卒業論文とフィールド・エデュケーション1(SW196)またはOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)を行いましたが、仕事をする際には健康プロトコルを守り、物理的な距離を置かなければなりません。私たち全員が安定したインターネット接続の通信環境を持っているわけではないので、それは大変困難でした。

 4年生になった今年はフィールド・エデュケーションの現場機関で働くことが許可されていないので、私はバランガイでフィールド・エデュケーション2(SW197)とOJTを行うことは大変困難でした。また、地域研究やグループワークによるリポート調査を行っている地域では、ソーシャル・ディスタンスを保ちながら実施しています。

 大学時代を振り返ると、大学生活を終えるために私は多くの時間と労力、忍耐、献身、そして情熱を費やしました。私は困難と失敗に直面するかもしれませんが、人生の目標を達成することを決して諦めることはありません。むしろそれは、私がより良い学生になるための動機となっています。失敗は、何か新しいことを学び、可能性を受け入れ、そして私の能力とスキルをもっと信じることを教えてくれる機会になりました。

 ここ数年来で私が選択した項目の単位を取得し、大学を卒業できると確信しています。エンチャイルドが私に示してくれたサポートと機会にいつも感謝しています。エンチャイルドの理事長に敬意を表し、私はフィリピンの奨学生が成功を収めるために彼らを鼓舞するための支援を続けていきます。

 エンチャイルドに最大の感謝を表します。

マーストレル・G・カブサオ
カラガ・ステート大学

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2段目の右から2人目がマーストレル・G・カブサオ君

 “Education is the passport to the future, for tomorrow belongs to those who prepare for it today.”- Malcon X. I always believe that education is the best weapon you can use to change the world.  No matter how vague and tough your goals and dreams in life, if you’ll start investing in Education surely you’ll be able to clinch and achieve all of it. Truly, our learnings, knowledge, and values learned in school will guide and prepare us in facing challenges and obstacles in Life.
 I always believe in the beauty of my dreams. I look forward to the positive and beautiful journey upon me. I am ambitious to finish my degree on Bachelor of Science in Social Work, got a stable job, build a house, and serve humanity when I become successful in the future. But achieving success is like a ladder you have to follow a step-by-step process you can never pass the final round if you never step the first round. I always believe that no matter how far and high your dreams are, as long as you are determined, patient, and passionate about achieving them you need to endure all the struggles and obstacles because it will test your dedication.
 College life is a very stressful part of a student's life. In my experience as a College student was very stressful, difficult, interesting, and productive. My first year as a Social Work Student was full of fun and excitement. I have lots of loaded subjects with 5 majors and 33 units.  It was fun until the pressure becomes higher I did a lot of organizing seminars, lecture series, and conducting agency and institution visitations. I have tough schedules starting from 7:00 am to 6:00 sometimes I have late 8 pm subjects. In my sophomore year, the college has been a lot more difficult and stressful. College was filled with so much cramming and pressure when I have a very hectic schedule. I have 30 units and loaded subjects, requirements have been tough and paperworks are still loaded. Indeed, it requires good time management and perseverance. It was very tiring to walk around the entire university because it was wide. I was surrounded by good circles that make my college more meaningful and stress-free. I become pressured with all my subjects, but with the help of good friends, it was interesting. Actually, as a student, I perform very well at school. I never let myself be in a failing grade. I am happy because despite the hardships I encounter at Caraga State University it never hinders me to become A Dean’s lister per semester. My hardships are all paid off.
 Until covid Pandemic strikes in our country, my third year in college has been tougher. I have to adjust to new normal setups which are flexible learning via virtual class. I did my thesis, and field 1 (SW196) or the On the Job Training this year but I need to observe health protocols and physical distancing upon doing my work. It was been tougher because not all of us have stable and strong internet connections. Until this year, as a 4th-year student, It was been hard and difficult especially I am doing my field2 (SW197) OJT at my Barangay which we are not allowed to employ in the agency. Also, I observe physical distancing conducting my community study, and group work report study in my community.
 As my reflection on my college years, I sacrifice a lot of time and effort, patience, dedication, and passion in finishing my collegiate years. I may encounter hardships, face downfalls and failures but it never let me stop learning and achieving my goals in life. Instead, it motivates me more to become a better student. My failures taught me to learn something new, embrace possibilities, and believe more in my capacity and skills.  I am determined since the first years that I can and will graduate with the degree that I have chosen. I will always be grateful for the support and opportunities that ENCHILD had shown me and given me. My salute to the president of ENCHILD, Mr.Todate to continue supporting and helping Filipino scholars to inspire them in achieving success. A million thanks for them.

Marstrelle G. Cabusao                                         
Caraga State University
            
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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 10月30日(土)に行われたオンライン交流ミーティング(ブハン小学校出身の奨学生対象)でのエンチャイルド奨学生たちの声をいくつかご紹介します。ぜひお読みください。

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◆アービー・ジョイ・アルカラさん(17歳 グレード11)

 新型コロナパンデミックの間、私が経験してきたことについてお話ししたいと思います。

 去年から続いている新しい教育システムに、私はまだ慣れることができていない状況です。

 モジュール学習(プリント)で出される課題はとても難しいです。2週間で20個のモジュールを提出しなければならないので大変です。

 新型コロナパンデミックで両親の仕事が安定しなくなってしまい、経済的に大変なことも勉強を続ける上での課題になっています。

 全ての出来事には天の計らいがあるといわれます。だから私は今の困難も必ず乗り越えられると思います。

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アービー・ジョイ・アルカラさん

◆マリアン・ケイ・アポストルさん(16歳 グレード11)

 この間私が経験した葛藤、困難についてお話しします。

 新しい学習システムについていけるように私たちは今も奮闘中です。

 正直に言うと、私はこの学習の方法にプレッシャーを感じます。

 モジュラー学習に毎日私は苦労しています。学習内容を理解するのが難しいことと、課題がたくさんあるためです。

 しかし、より良い将来の夢に向けてプレッシャーに負けないように頑張ります。

 今は、人生における克服すべき試練の時です。希望を失うことなく、目標を高く持って進みます! ファイト!

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マリアン・ケイ・アポストルさん

◆ブリジェード・ビラルビアさん(17歳 グレード11)

 皆さん、こんにちは。

 パンデミックの中での困難は、「新しい日常」の下での学習形式に対応することです。

 先生たちから教室で直接教えてもらうことができないため、今の学習形式に合わせるのには高いハードルがあります。

 (家で学習しなければならないので)環境的に気が散ってしまうことも多く、私は時間の管理が大きな課題です。

 今もなお、学習が上手くいくように模索中です。早く元どおりの学習形式に戻れることを願っています。

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ブリジェード・ビラルビアさん

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 10月16日(土)の午後3時(日本時間)から行われた小規模のオンライン交流ミーティングでのエンチャイルド奨学生たち4人の近況報告の内容です。ぜひお読みください!

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◆オーブレイ・マイルズ・ブクエさん(大学1年 バランガイ・アンバゴ)

 皆さん、こんにちは。

 現在私は大学1年生として学んでいますが、(コロナ禍における)新しい授業システムに対応するのに苦労しています。

 しかしそのような葛藤があっても私は落胆したくありません。

 困難があったとしても、私は夢を実現するために最善を尽くしていこうと決意しています。

 ありがとうございます。

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オーブレイ・マイルズ・ブクエさん

◆ウェンデリン・マノロさん(グレード12 バランガイ・アンバゴ)

 学校の課題が大変なのと、インターネット接続の課題があります。そのことで大変になってしまう時には、私自身を強く保とうと努力しています。

 勉強で息が詰まった時には、全てを忘れるためにアニメを描いて休憩し、再びモジュール(プリント)学習に戻ります。

 経済面での課題もあります。学校の活動やインターネット接続に必要な費用を捻出しなければなりません。ですから私は毎日、バナナキュー(フィリピンで食されるスナック菓子)や花を売ってやり繰りしています。

 母親が今、熱を出していて調子が良くないこともあり、家族を支えるために私も頑張らないといけない状況です。

 以上です。今日のミーティングの時間を取ってくださりありがとうございます。
 (日本語で)気を付けて皆さん! ありがとうございます。

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ウェンデリン・マノロさん

◆ケネス・レイ・モンティラ君(大学1年 バランガイ・マサオ)

 皆さん、こんにちは。私は元気でやっています。インターネットは接続できています。

 しかし、インターネットを使うのに、毎週100ペソかかります。接続料が非常に高価です。その費用を捻出するのが私の悩みです。

 カラガ・ステート大学の1学年としての私の学校生活としては、事実大変です。現在一般教養課程ですが、特に数学系を含めた工学系の科目に対して努力が必要です。

 それで、クラスメイトの力を借りたり、YouTube動画で学んだりしながらそれらの科目の強化を図っています。

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ケネス・レイ・モンティラ君

◆フレッシュニー・イラ・タンデュヤンさん(大学1年 バランガイ・マサオ)

 こんにちは、皆さん。私は現在、ブトゥアン・ドクターズ・カレッジでメディカル・ラボラトリー・サイエンスを専攻している大学1年生です。

 まだ続いているオンライン授業に対応するのが大変です。しかし徐々にこの学習システムにも慣れてきました。

 大学生活は容易ではありません。難しく、戦場のようです。スケジュールがたくさんあって十分な睡眠は取れません。薬学を専攻しているため課題や暗記しなくてはならないことも多くあります。

 しかし今のコースを修了した後には医者になりたいという夢を持つようになりました。

 最善を尽くして生き抜きたいと思っています。

 そして私のような大学生の同僚に伝えたいことがあります。
 それは、良いことが将来必ず待っているので精いっぱい努力しましょう。そして、他者を助ける夢を持って生きていきましょうということです。
 
 ありがとうございました。

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フレッシュニー・イラ・タンデュヤンさん

 今回テキストで紹介した上記のスピーチをYouTube動画でご覧いただけます↓。ぜひご視聴ください。


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