★3分で読める社会貢献★エンチャイルドblog

NPO法人エンチャイルドの広報担当、地球村山歩がお届けするブログです。エンチャイルドは、主にフィリピンの子どもたちを対象とする教育支援&共育活動、草の根国際交流、社会教育を行っている非営利団体です。子どもたちが受益者から支援者へと成長していくために、「ピース・アドボケイト(平和の擁護者)」の育成に重点を置いて活動しています。支援先現地を訪問するスタディーツアーを年に2回程度実施しています。コロナ禍の2020~2022年はオンラインでの交流が主な活動となりましたが、2023年6月には4年ぶりのスタディーツアーを実施することができ、成長した子どもたちとの再会を果たしました。2024年でフィリピンでの教育支援開始20周年となりました!

2022年08月


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今日は、ENCHILD NEWS & REPORT 2022年8月15日号公開のご案内です。
 
 今回のコンテンツは、5月21日と7月2日に行われた「日比オンライン交流会」での奨学生たちのテーマ・スピーチと、ミンダナオ島北東部地域のエンチャイルド責任者、ジョニー・ボロンガイタさんのメッセージです。

 元気が与えられる内容です。ぜひご覧ください。

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 プログラムは以下のとおりです。

 毎回そうなのですが、今回も素晴らしいスピーチをご紹介できることを事務局一同うれしく、誇りに思っています。

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こちらからご視聴ください
ENCHILD NEWS & REPORT 2022年8月15日号

 みんな、いい顔をしてますね。

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 次号のENCHILD NEWS & REPORTもお楽しみに!

 バックナンバーもチェック!

ENCHILD NEWS & REPORT 2022年7月25日号

ENCHILD NEWS & REPORT 2022年7月15日号

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 9月10日、オンライン・スタディーツアー(日比オンライン交流会)を開催いたします。
 奮ってご参加くださいませ!

日比オンライン交流会‗20220910

 皆さまの参加をお待ちしております。参加ご希望のかたは、9月8日(木)までにご一報ください。
 また、日本側の出し物として歌などのパフォーマンスやプレゼンを希望されるかたは、9月4日(日)までにお知らせください。お問い合わせは下記メールアドレスまで。

info@enchild.org
NPO法人エンチャイルド事務局

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2015年に行われたスタディーツアーのワンショット
(ミンダナオ島ブトゥアン市バランガイ・マサオの浜辺で)

エンチャイルドへの参加方法
スタディーツアー(日比交流会)、説明会、報告会、セミナー、
ワークショップなどの活動は、現在、主にオンラインで行っています。

次回は、9月10日(土)午後3時より開催いたします。


 世界の子どもたちを元気にするプロジェクトを応援してみませんか?

 エンチャイルドは子どもたちのサポーター大募集中です!

 国際協力、海外教育支援に関心のあるかたは、info@enchild.org までお問い合わせください。

ENCHILD


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ボランティア募集中!

 


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今日も、大学生の抱負メッセージを紹介します。
 カロオカン市(MLQ小学校出身)のエンチャイルド奨学生、アレクサンダー・ジョシュア・マンセラ君(21歳、フィリピン科学技術大学 建築学専攻 2年)のエッセーです。

 翻訳は、サポーターの江口さんにご協力いただきました。
 江口さん、いつもありがとうございます。

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オンライン共有ミーティングに参加した
MLQ小学校出身のエンチャイルド奨学生たち

「助け合ってコロナ禍の試練を乗り越えました」

 今年もさまざまな困難がありました。まず、私たちが直面しているパンデミックです。
 私の家族は、日々の生活に必要な収入を得るために苦労しています。幸いなことに、父の仕事は順調で、ここ数カ月はきちんとした収入を得ています。

 パンデミックに見舞われたことで、私たちは本当に大変な思いをしましたが、それは避けられなかったことです。だから私たちは、この状況に対処するためにお互いに助け合う必要があるのです。このパンデミックを乗り切ったおかげで、今年私たちは楽しく過ごすことができました。

 私は今、大学2年生で、マニラのフィリピン工科大学で建築学を専攻しています。大学1年時には、オンライン授業が大変でした。オンライン授業を通じて、私は学習方法を大幅に調整せざるを得ませんでした。オンライン授業で一番苦労するのは、インターネットの接続状態が悪いことです。オンライン授業の難点はそこだけです。私はエンチャイルドのプログラムやミーティングに参加できないこともありましたが、それは試験の予定とミーティングの予定時間が重なってしまったからです。

 この6年間、エンチャイルドは私の人生の中の大きな部分を占めています。もう一つの家族(エンチャイルド)を持つようになってから、私には家族以外の別のサポートがあることを感じています。エンチャイルド・ファミリーは、経済的にも社会的にも私をたくさんサポートしてくれました。

 エンチャイルドのプログラムはいつも楽しく、たくさんのことを学べます。このファミリーの一員になれる素晴らしい機会を与えてくれた理事長さん、スタッフの皆さん、コーディネーターの皆さんに心からのお礼を言いたいと思います。
 皆さんがいつも良き日を過ごせますように。そして神の祝福が共にありますように。

アレクサンダー・ジョシュア・マンセラ

アレクサンダー・ジョシュア・マンセラ君
オンライン共有ミーティングでスピーチする
アレクサンダー・ジョシュア・マンセラ君

 As this year passes by, I’ve encountered many difficulties. First of all is the situation that we’re all facing- pandemic. My family has been struggling to find income that will help on our daily needs. Hopefully, my father is consistent at his job and made a decent income this last few months. Being in pandemic really hit us all hard, but that is inevitable that’s why we need to help each other to cope up with the situation. Still, I had a lot of fun this year because we survive this pandemic. 

 I ’m a 2nd year college student now and I am pursuing BS Architecture at Technological Institute of the Philippines, Manila. When I was studying my first year of college it has been hard for me because it’s online. I’ve made huge adjustments on the way I learn through online class. Sometimes, my most difficulties on online class is having a bad internet connection. That’s the only thing that is bad in an online class. There are times that I wasn’t able to attend the ENCHILD programs and meet ups that is because the scheduled time of our exam was the same as the meet ups occurred. 

 ENCHILD has a big part of my life in the past 6 years. Since I start having another family (ENCHILD), I felt there’s another support at my back except from my family. ENCHILD family helps me a lot financially and socially. Everytime, there are programs of ENCHILD, I always expect it to be fun and having to learn a lot. I want to personally say thank you to Mr. Takanore Todate and ENCHILD staffs and coordinators for the great opportunity to be still part of this family. Hope you’ll always have a nice day. God bless us all!

Alexander Joshua Mancera

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 9月10日、オンライン・スタディーツアー(日比オンライン交流会)を開催いたします。
 奮ってご参加くださいませ!

日比オンライン交流会‗20220910

 皆さまの参加をお待ちしております。参加ご希望のかたは、9月8日(木)までにご一報ください。
 また、日本側の出し物として歌などのパフォーマンスやプレゼンを希望されるかたは、9月4日(日)までにお知らせください。お問い合わせは下記メールアドレスまで。

info@enchild.org
NPO法人エンチャイルド事務局

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2015年に行われたスタディーツアーのワンショット
(ミンダナオ島ブトゥアン市バランガイ・マサオの浜辺で)

エンチャイルドへの参加方法
スタディーツアー(日比交流会)、説明会、報告会、セミナー、
ワークショップなどの活動は、現在、主にオンラインで行っています。

次回は、9月10日(土)午後3時より開催いたします。


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今日も大学生の抱負メッセージをお届けします。

 今回は、マニラ市バルット・トンドのエンチャイルド奨学生、ジョン・ウェンデル・B・アンブロジオ君(テクノロジカル・ユニバーシティー・オブ・ザ・フィリピンズ 環境科学専攻)のエッセーを紹介します。

 翻訳は、サポーターの山本さんにご協力いただきました。
 山本さん、いつもありがとうございます。

ジョン・ウェンデル・アンブロシオ君
オンライン共有ミーティングで報告する
ジョン・ウェンデル・B・アンブロジオ君(2022年1月29日)


 大学生活の1年目を終え、思いがけないことがたくさん起こりました。

 各教科の先生からの多くの課題に、私はため息をつきながら、どうやって全部終わらせようかと考えていました。相談できる相手がいない、それが悩みの種でした。時々、仲間の何人かと話をするのですが、オンラインだけでは不十分なのです。

 オンライン教育において学生たちが直面する主要な課題はおそらくメンタルヘルスです。特に、勉強に集中できないことが障害になる人もいます。

 1年生を乗り越え、大学2年生になった今、もう二度とあの気持ちを味わいたくないと思っています。大学生活の残り2年間は、苦労せずに勉強したいです。誰にも邪魔されることなく平和な方法で勉強したいです。

 エンチャイルド奨学生であることは、私のモチベーションを高め、支援者の皆さんに誇りに思ってもらえるようにしたいと思います。支援者の皆さんのサポートは無駄ではなかったと思ってもらえるようにします。

 もしエンチャイルドの奨学生でなかったらと考えると、すぐに私は私を精いっぱい育ててくれた両親のことを思い浮かべます。ですから、私のように将来に対して夢を持つ学生のために、たゆまず指導をしてくれるエンチャイルドには心から感謝しています。
 これまで私たちを育ててくれた全ての皆さんに、心からの感謝をささげます。

 これからは、自分が志したことを続け、しっかりと勉強を修めるのみです。
 私は、全ての課題をすぐに解決できるような勇気と自尊心を持っているタイプではないかもしれません。しかし、全てのことには理由があり、その理由が私の目標達成を導く存在になることを自分の中で理解しているつもりです。

2021年9月30日
ジョン・ウェンデル・B・アンブロジオ

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オンライン共有ミーティングに参加したトンド地区のエンチャイルド奨学生たち
ジョン・ウェンデル・B・アンブロジオ君(下段左)

 When I finished the first year of my college life, a lot of unexpected things happened. With so much work left behind by our teachers in each subject, I couldn't help but sigh and think about how to finish it all. I lack people to talk to about all things and I think that bothers me. Sometimes I talk to some of my fellow students, but it is not enough because it is only online. Mental health is probably the main problem that students face in the last year of online education and I can say that for some it becomes an obstacle not being able to concentrate on their respective lives, especially in the study. Now that I have gone through my freshman year and am now in my sophomore year of college, I hope I never experience that feeling again. For the remaining two years of my university studies, I want to study, which is not that difficult. I want to study in a peaceful way that no one thinks is getting in the way of my dream.

 Being an Enchild Scholar while in college will motivate me to work hard, make them proud of me one day, and make my sponsor, Mr. Koji Matsuda, believe that they have not wasted their help all the time. When I only think about being lost in this organization, I immediately think of my parents for how they guided and raised me the best they could. So I am even more grateful to Enchild for the tireless help and guidance they offer to students like me with lifelong dreams. I will extend my sincere thanks to all who have developed us and helped us grow. 

 I just have to continue what I started and finish my studies safely. Maybe I am not the type of person who has the courage and self-esteem to solve all my problems immediately, but I know within me that everything has a reason and that reason will be my captain to achieve my goals.


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 9月10日、オンライン・スタディーツアー(日比オンライン交流会)を開催いたします。
 奮ってご参加くださいませ!

日比オンライン交流会‗20220910

 皆さまの参加をお待ちしております。参加ご希望のかたは、9月8日(木)までにご一報ください。
 また、日本側の出し物として歌などのパフォーマンスやプレゼンを希望されるかたは、9月4日(日)までにお知らせください。お問い合わせは下記メールアドレスまで。

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NPO法人エンチャイルド事務局

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2015年に行われたスタディーツアーのワンショット
(ミンダナオ島ブトゥアン市バランガイ・マサオの浜辺で)

エンチャイルドへの参加方法
スタディーツアー(日比交流会)、説明会、報告会、セミナー、
ワークショップなどの活動は、現在、主にオンラインで行っています。

次回は、9月10日(土)午後3時より開催いたします。


 世界の子どもたちを元気にするプロジェクトを応援してみませんか?

 エンチャイルドは子どもたちのサポーター大募集中です!

 国際協力、海外教育支援に関心のあるかたは、info@enchild.org までお問い合わせください。

ENCHILD


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 8月も残りわずかとなりました。

 さて、今回は大学生の抱負メッセージをご紹介します。

 ケソン市バランガイ・タタロンのエンチャイルド奨学生、ニカ・エラ・マグノさん(20歳、ULOGIO AMANG RODRIGUEZ INSTITUTE OF SCIENCE AND TECHNOLOGY 特別支援教育専攻 2年)のエッセーです。

 山歩訳にてご容赦を。

2021年12月19日_アレクサンドラ・ルイス・アーミロさん
バランガイ・タタロンのエンチャイルド奨学生たち
中央がニカ・エラ・マグノさん

 こんにちは、マブハイ、エンチャイルド!(タガログ語で)お元気ですか? 

 パンデミックが発生してから私に起こった出来事のストーリーを共有したいと思います。皆さんはこの間、お元気でしたでしょうか。

 パンデミックが発生して以来、全てが簡単ではありませんでした。私たちは皆、生活がどれほど困難であるかを知っていますが、パンデミックによってさらに悪化しました。

 しかし私は起こった全ての試練を克服し、解決しました。何年にもわたって、私には良いことも悪いこともたくさん起こりました。「時」が私に試練を与えましたが、私は幸運にも何とか耐え抜くことができました。全ての問題には解決策があります。

 今年は私自身や本当の私は何者なのかについて多くの試練がありました。私は人生に対してたくさんの欲求を持っていますが、今年の私の願望を言えば、限りがありません。

 今年、私は大学に入学しました。大学生活は非常に難しいです。両親の教育費に対する負担を減らしたかったので、私は公立の学校に行くことを強く希望しました。
 また、今年はこのパンデミックの故に両親を助ける方法について試行錯誤しました。

 両親は要請があるまで待機していなければならない仕事であるため、家計を支えたい私はオンラインで販売をする副業をしています。
 学生としては勉強に専念すべきですが、勉強しながら親をどうサポートできるかを考えているのです。しかしそんな時も勉強を怠ったことはありません。私たちにはそれぞれ独自の方法があるので、それをどのように使うかは自分次第なのです。私はこのことに感謝しています。

 私は何者なのか?
 エンチャイルドと私の関係は? 

 小学3年からエンチャイルドの奨学生になりました。子どもの頃、母が私をエンチャイルドの奨学生にさせようとした時、とても恥ずかしがり屋だったことは否めません。
 OCOP(ワン・チャイルド・ワン・ピース・プロジェクト)の奨学生として8、9年過ごしました。大学2年生の今も、エンチャイルドは私たちを支援してくれています。

 私は10年間、エンチャイルド奨学生として活動してきましたが、そのことにとても感謝しています。奨学生として、私はエンチャイルドで多くの経験を積んできました。時には探求する機会を与えられ、新しい知識を得ることもできました。

 そしてエンチャイルドではリーダーも経験しました。お姉さんやお兄さんたちと一緒に過ごしながら、私は静かに彼らが私たちをどのように導いているかを観察しました。自分もそのようにできるように行動しています。

 エンチャイルドがパンデミックでも私たちのことを決して忘れなかったことにとても感謝しています。

 私にインスピレーションを与えてくれるものの一つは、スタディーツアーや活動で出会う人々です。
エンチャイルド奨学生として、一生に一度しかないチャンスを大切に、無駄にせず、しっかり勉強したいと思います。

 そして、私たちの面倒を見てくれるお姉さんやお兄さんが私にインスピレーションを与えてくれるもう一つの存在です。説明するまでもなく彼らは私の心の中にいる存在です。

 最後に、エンチャイルドの理事長さんと支援者の皆さま、ここフィリピンで多くの若者を助けてくださったことに感謝し、祝福します。
 あなたがたは私たちの両親を幸せにしてくれています。
 
 どうもありがとうございました。
 エンチャイルド・ファミリーを愛しています❤️❤️

愛を込めて
ニカ・エラ・マグノ
バランガイ・タタロン

2021年12月8日

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ニカ・エラ・マグノさん

 Hi Mabuhay Enchild! Kamusta na kayong lahat?
 I want to share my Story since pandemic came. I hope everyone is doing great. 

 Since the pandemic entered, not everything has been easy, we all know how hard life is but it was made worse by the pandemic. But all the trials that came to me I overcame and that was solved. Over the years many good and bad things have happened to me but Time tested me and I'm so lucky I managed and resisted. All problems have solutions. 

 This year many challenges have come to me and who I really am. I have many desires in life but when it comes to what my aspirations this year, I can only say a few because my desires do not begin or end here. 

 This year I was tested as a Student, because I entered college We know that college life is very difficult. That's why I pushed to go Public School because I wanted to reduce my parents' education expenses.

 Also this year I was tested on how to help my parents because of this pandemic, I have side line work and I do online selling because I want to help my parents especially in expenses in our house because my parent's job is only on call.

 As a Student we should be focused on our studies, but I am thinking of how I can help my parent while studying. So this year I am still grateful because Lord never neglected us. But even at this time I never neglected my studies. Because we all have our own way, it's up to you how you use it.

 Who am I? and what is my relationship with Enchild?

 Since grade 3 I have been an Enchild scholar. I can't deny I was very shy when I was a kid when my mom try to enroll me to Enchild. If I'm not mistaken the name of Enchild pass 9-8years is OCOP. But now, in my 2nd year of college, Enchild has been holding us.

 I have been an Enchild Scholar for 10 years and I am very thankful for it. As a Scholar I have a lot of experience in Enchild sometimes able to explore, I gain new knowledge.

 And in Enchild I experienced being a Leader. because of what I see in the Ate's & Kuya's that we spend time with. Sometimes I am quiet but I observe how they manage us.  I'am behave because I know in myself that I can adopt it in me, so it is a great help to observe because I can do it in our Barangay especially in the future because of my current college course as a teacher.

 So I am very Thankful until now the enchild never forgets us even with a pandemic. So, one of my Inspirations is the enchild especially the people I meet when there are Study Tours or Activities. 

 I have little wish as an Enchild Scholar and as Future Scholars. I hope they will treasure this kind of opportunities, don't waste them and study hard because we only receive such things once in our lives.

 And to our Ate's & Kuya's who take care of us, you are one of my inspirations, I will not explain it because you are here in my heart.

 Lastly to the President & Sponsors of Enchild I'm so Thankful and Blessed because you help many young people here in the philippines
and you make our parents happy

 Thank you so much & We Love You Enchild Family❤️❤️

Love, Nicha Ella Magno
Brgy. Tatalon

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 9月10日、オンライン・スタディーツアー(日比オンライン交流会)を開催いたします。
 奮ってご参加くださいませ!

日比オンライン交流会‗20220910

 皆さまの参加をお待ちしております。参加ご希望のかたは、9月8日(木)までにご一報ください。
 また、日本側の出し物として歌などのパフォーマンスやプレゼンを希望されるかたは、9月4日(日)までにお知らせください。お問い合わせは下記メールアドレスまで。

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2015年に行われたスタディーツアーのワンショット
(ミンダナオ島ブトゥアン市バランガイ・マサオの浜辺で)

エンチャイルドへの参加方法
スタディーツアー(日比交流会)、説明会、報告会、セミナー、
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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 すでに何度か触れてきたように、フィリピンは学校での対面授業を約2年半ぶりに再開しました。ロックダウン(都市封鎖)政策を取った国は少なくなかったでしょうが、その影響を最も受けたのは、フィリピンの学生たちではないかと思うほどです。

 当ブログの読者の皆さんは、エンチャイルド奨学生たちの寄稿やスピーチを通して、その辺の事情はよくご存じのことでしょう。彼らは過酷な遠隔授業による学校生活を2年以上にもわたって余儀なくされてきたのです。このことによるダメージは相当なものだと山歩は想像しています。

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  待ちに待った対面授業は再開しましたが、課題は山積しています。いずれも深刻な状況です。

・長期にわたる遠隔授業による学力低下
・教室不足(教育省の公式発表では4万室に達するといわれている)
・教室の過密状態による集団感染の懸念
・教師や教材の不足
・経済難で私立学校が大量閉鎖(コロナ禍による保護者の失職など、経済的な理由で生徒が公立学校に流出。2020年以降、400校以上が閉鎖している)
・大学の閉校も(入学手続きを終えた新学年の直前に閉校した大学もあり、多くの学生や保護者に混乱が広がった)

 フィリピンの教育制度は、2016年に10年制から12年制に変わりましたが、高い出生率による人口増加に学校側の対応が間に合わず、とりわけ公立学校の学力の低さが大きな問題となっているようです。

 政府からは、科学・技術・工学・数学を重要視する方針が打ち出されているそうです。
 そういった背景もあるのでしょう。エンチャイルド奨学生たちの進路希望の内容にも、そのことが見て取れます。

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 フィリピンの教育の課題は、以前から「教室不足」「教師・教材不足」「貧困問題」が挙げられてきましたが、コロナ禍の影響によってこの三つの問題点が改めて深刻な課題として浮き彫りになった格好です。

 もちろんフィリピンに限ったことではないのですが、今ほど子どもたちへの教育支援が必要な時はありません。
 残念ながら、エンチャイルドはほんの一握りの子どもたちをサポートすることしかできていません。
 エンチャイルドにおける支援の輪の拡大という次元ではなく、誰もが子どもたちの「今」と「未来」のために教育支援を行うべき時だと思います。

 あなたも、世界の子どもたちの元気のために、一歩踏み出してみませんか。

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 9月10日、オンライン・スタディーツアー(日比オンライン交流会)を開催いたします。
 奮ってご参加くださいませ!

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 皆さまの参加をお待ちしております。参加ご希望のかたは、9月8日(木)までにご一報ください。
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(ミンダナオ島ブトゥアン市バランガイ・マサオの浜辺で)

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スタディーツアー(日比交流会)、説明会、報告会、セミナー、
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次回は、9月10日(土)午後3時より開催いたします。


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 こんにちは、エンチャルドの広報担当、地球村山歩です。

 今回は、大学生の抱負メッセージです。
 カロオカン市マルセロ・H・デル・ピラー小学校出身のエンチャイルド奨学生、ジョン・クリスチャン・サランザ君(20歳、ベストリンク・カレッジ コンピューター・エンジニアリング専攻 1年)のエッセーです。

 翻訳は、支援者の山本さんにご協力いただきました。
 山本さん、いつもありがとうございます。

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オンライン共有ミーティングでスピーチする
ジョン・クリスチャン・サランザ君(2022年3月)

なぜ私はエンチャイルドのメンバーでありたいのか?

 私がエンチャイルドの奨学生となってから6年が過ぎました。
 さかのぼること2014年、当時6年生だったある日、私はこんな特別な機会を得ることができるとは予想だにしていませんでした。

 先生が私をエンチャイルドの奨学生として推薦してくれた時のことを覚えています。
 私はエンチャイルドを通じて夢もあまりない一人の少年から100万もの夢を持つ人間に変わることができました。
 そして私は家族やエンチャイルドの皆さんと共にそれらの夢を実現したいと思っています。

 エンチャイルドは私と他のエンチャイルドのメンバーとの間に良いコミュニケーションの機会をつくってくれています。

 エンチャイルドのメンバーになってから私は幸せな時を過ごしています。なぜなら、エンチャイルドを通じて私の持っている知識を皆さんに披露したり共有したりする機会が与えられているからです。

 エンチャイルドの集会が行われるときにはいつも、どのように私の夢を実現していくかについて話す機会があります。

 私はエンチャイルドから学んだことをたくさんの人と分かち合いたいですし、そのことを通じて周囲の人たちを勇気づけたいと思っています。

 もしあなたが夢を持っているのなら、たとえ自分には無理だと思ったとしても、決してそれを諦めてはいけません。
 時々、学校の勉強が大変で自分の夢を諦めてしまいそうになることもあります。自分は弱い人間だと思います。

 しかし、そんな時こそ私は、エンチャイルドや私の友人が投げかけてくれた「自分を信じること」「不可能なことはない」という言葉をいつも思い出すのです。

2022年3月12日 オンライン共有ミーティング_220312_6
3段目の左がジョン・クリスチャン・サランザ君
オンライン共有ミーティングで(2022年3月)

Why do I want to be still part of ENCHILD?

 My journey being a student and being an ENCHILD scholar. its been 6 years when i joined in ENCHILD scholar.  Way back to 2014 when, i am Grade 6 student, one day i didn't expect that i have something special that i will get.

 i remember the day when my teacher choosing me to be part of ENCHILD organization. but i never thought. that ENCHILD can my life from a simple boy with simple dream turning to simple man with million dream and i want to achieve my dream together with my family and ENCHILD.

 ENCHILD make a good communication between me and to other members of the ENCHILD.

 when the time that i'll start to be part of ENCHILD im very happy, because it's big opportunity to me show and share my knowledge that i have. every time that ENCHILD are having a event they never forget to talk about on how to achieve your dream.

 i have lot of knowledge that i can get. i want to share what i learn from ENCHILD and i want to inspired others. if you have a dream never surrender it.

 even you think yourself that you can't achieve it. sometime i feel i want to stop and surrender my dream because lot of school works and i told to myself that i am weak person.

 but i always remember what ENCHILD and my friend told me believe yourself and nothing is impossible.

ジョン・クリスチャン・サランザ君のスピーチを動画でご視聴ください

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 9月10日、オンライン・スタディーツアー(日比オンライン交流会)を開催いたします。
 奮ってご参加くださいませ!

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2015年に行われたスタディーツアーのワンショット
(ミンダナオ島ブトゥアン市バランガイ・マサオの浜辺で)

エンチャイルドへの参加方法
スタディーツアー(日比交流会)、説明会、報告会、セミナー、
ワークショップなどの活動は、現在、主にオンラインで行っています。

次回は、9月10日(土)午後3時より開催いたします。


 世界の子どもたちを元気にするプロジェクトを応援してみませんか?

 エンチャイルドは子どもたちのサポーター大募集中です!

 国際協力、海外教育支援に関心のあるかたは、info@enchild.org までお問い合わせください。

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ボランティア募集中!

 


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今はまだ、日本の学校もフィリピン の学校も夏休み中、ですね。
 パンデミック以前なら、フィリピンは4~5月が一番暑い季節でもあり、本来は夏休みの時期でした。そして6月初旬、雨季の始まる頃に新年度の学年期が始まるというものでしたね(コロナ禍故に、この2年でフィリピンは学校の年間スケジュールも変わってしまいました)。

 現地を直接訪問するエンチャイルドのスタディーツアーは主にこの時期(5~6月)、夏休みの終わりから新年度の始まる頃に行われていました。懐かしい…。
 もう3年もスタディーツアーを実施できていません。

 8月、新年度を迎える準備万端で、やる気も満々のエンチャイルド奨学生たちも少なくないでしょう。

 ところで、読者の皆さんはどんな夏季休暇を過ごされましたか?

 山歩はこの夏、お盆の時期としては5年ぶりとなる帰省を果たしました。
 山歩の故郷では、送り盆の翌日から3日間が夏祭りです。コロナ禍の影響で今回の開催は3年ぶり。

 今年の北東北は長雨の水害に見舞われ、北東北に位置する山歩の故郷もその影響を受けていました。

 天候が心配されましたが、祭り初日の前日には「不思議な夕焼け」が…。神秘的な夕焼けを眺めながら、明日は晴れるかな、とひそかに期待しました。
 そして初日は予想どおりの晴天となり、無事に地元神社の神輿を中心とした祭礼行列が練り歩くことができました。
 
 しかし夜にはまた大雨。祭り2日目の午後には、近隣の市町村からも多数参加団体が集まる盆踊りの祭典が開催される予定です。雨ずっと続き、午前中もザーザー降り。これは駄目かなと思いきや、なんと昼になると雨はやんで予定どおり祭典は無事開催。まさに神様に祝福された3年ぶりの祭りとなりました。

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祭りの前日。雨天が続く中での「不思議な夕焼け」

 久しぶりの祭りへの参加であったこともありますが、「祭りっていいな」と、改めて感じましたし、祭りを愛する人々の思いに触れて、じわっと感動を覚えました。
 山歩の故郷は、過疎化と少子高齢化が進む、北東北の田舎町。伝統芸能を継承する子どもたちも減っています。

 祭りは伝統を相続する歴史の再生装置だなと思いました。
 過去を現在に再生させ、現在を未来へとつないでいくために、祭りを存続させることが重要な“鍵”だと感じます。

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祭礼の行列を彩る子どもたち
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 子どもたちは人類共通の宝物。これはエンチャイルドも共有している考え方ですね。
 子どもたちは未来を創る存在。「地方」の存続も子どもたちという存在にかかっていると感じます。
 
 わが故郷の子どもたちのためにも行動を起こさなければならない、そう強く感じた今回の帰郷でした。
 
‐‐‐

 9月10日、オンライン・スタディーツアー(日比オンライン交流会)を開催いたします。
 奮ってご参加くださいませ!

日比オンライン交流会‗20220910

 皆さまの参加をお待ちしております。参加ご希望のかたは、9月8日(木)までにご一報ください。
 また、日本側の出し物として歌などのパフォーマンスやプレゼンを希望されるかたは、9月4日(日)までにお知らせください。お問い合わせは下記メールアドレスまで。

info@enchild.org
NPO法人エンチャイルド事務局

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2015年に行われたスタディーツアーのワンショット
(ミンダナオ島ブトゥアン市バランガイ・マサオの浜辺で)

エンチャイルドへの参加方法
スタディーツアー(日比交流会)、説明会、報告会、セミナー、
ワークショップなどの活動は、現在、主にオンラインで行っています。

次回は、9月10日(土)午後3時より開催いたします。


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 国際協力、海外教育支援に関心のあるかたは、info@enchild.org までお問い合わせください。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今回は、9月10日(土)に開催されるオンライン・スタディーツアー(日比オンライン交流会)のご案内です。

 9月は、フィリピンの学校の新年度開始の時です。
 エンチャイルド奨学生たちも2022年度の新奨学生としてそれぞれ新しい出発をすることになります。

 というわけで、今回のオンライン・スタディーツアー(日比オンライン交流会)は、新年度のスタート(進級や進学)をお祝いするオンライン・イベントです。

 ぜひ多くのかたに参加していただき、フィリピンの子どもたちへの励ましと応援をいただきたいと思います。

日比オンライン交流会‗20220910

 オンライン交流会の主なプログラムは以下のような内容を予定しています。

・エンチャイルド奨学生スピーチ
・フィリピン側の出し物(プレゼン、歌や踊りなどのパフォーマンス)
・日本側の出し物
・日本側応援メッセージ、感想コメント

 時間は90分から2時間以内の予定です。
 途中からの参加、途中での退出、オーケーです。
 気楽にお飲み物持参でご参加ください。

 オンライン・スタディーツアー「日比オンライン交流会」を開催する理由は三つ。

1.日比の草の根国際友好交流イベントとして
2.エンチャイルド奨学生たちへの励まし
3.異文化交流(プチ英会話など)が体験できる場として

 皆さまの参加をお待ちしております。参加ご希望のかたは、9月8日(木)までにご一報ください。
 また、日本側の出し物として歌などのパフォーマンスやプレゼンを希望されるかたは、9月4日(日)までにお知らせください。お問い合わせは下記メールアドレスまで。

info@enchild.org
NPO法人エンチャイルド事務局

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2015年に行われたスタディーツアーのワンショット
(ミンダナオ島ブトゥアン市バランガイ・マサオの浜辺で)

エンチャイルドへの参加方法
スタディーツアー(日比交流会)、説明会、報告会、セミナー、
ワークショップなどの活動は、現在、主にオンラインで行っています。

次回は、9月10日(土)午後3時より開催いたします。


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 国際協力、海外教育支援に関心のあるかたは、info@enchild.org までお問い合わせください。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 日本の支援者の皆さんによるリアル・スタディーツアー体験記の中で、「姉妹結縁」という言葉がよく出てきましたね。今回は、この言葉の意味とエンチャイルドの教育支援のユニークな点について説明したいと思います。

 「姉妹」は文字どおり、兄弟姉妹の姉妹です。「結縁」は縁を結ぶことです。
 「姉妹結縁」とは、兄弟姉妹(家族)のような関係になること、となります。
 「姉妹都市」という言葉もあります。

 ウィキペディアの説明にはこうあります。

 「姉妹都市(しまいとし)は、文化交流や親善を目的とした地方政府同士の関係を指す。友好都市(ゆうこうとし)、親善都市(しんぜんとし)などとも呼ばれる。国同士の外交関係とは別のものである」

 「姉妹結縁」は、これを海外教育支援と草の根国際交流に応用したものです。
 エンチャイルドは、「国境を超えた家族愛」の実践を海外教育支援の動機としています。家族のような関係、兄弟姉妹のような関係の中で受益者である子どもたちを支えようということです。

 姉妹結縁は、基本的には支援式典の中で行ってきました。
 「日比両国の友好と親善を大切していきましょう」といった趣旨の「結縁状」2枚に、日本の支援者とフィリピンのエンチャイルド奨学生が互いに署名をしてそれを交換します。

 これは同時に、国境を超えた家族愛を中心とした支援が始まることを意味しています。日本の支援者が「姉(兄)」であり、受益者である奨学生が「妹(弟)」です。
 個別的な(個人的な)意味ではなく、エンチャイルド自体が兄として姉としてエンチャイルド奨学生たちをサポートすることを意味しています。

 「姉妹結縁」というプロセスを経て行われる教育支援と交流がどのような成果をもたらしているかは、支援者の皆さんや奨学生たちの体験記を読んでいただければよくご理解いただけると思います。

 エンチャイルドの海外教育支援活動を重ねながら、経済的支援だけでなく、愛情(家族愛)や励ましをもって行う精神的支援が非常に大切であることを実感してきました。

 見守ること、支えになること、時に助けること、これらはまさに本来家族の中でなされていることですね。

 「自立・共立」論の考え方に立って、エンチャイルドはこれからも「国境を超えた家族愛」の精神で海外教育支援および国際協力活動を行ってまいります。

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姉妹結縁状を手に記念写真に納まる
支援者とエンチャイルド奨学生
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結縁状に署名する支援者とエンチャイルド奨学生
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姉妹結縁状を手に記念写真に納まる
カロオカン市のエンチャイルド奨学生たち 

エンチャイルドへの参加方法
スタディーツアー(日比交流会)、説明会、報告会、セミナー、
ワークショップなどの活動は、現在、主にオンラインで行っています。


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 国際協力、海外教育支援に関心のあるかたは、info@enchild.org までお問い合わせください。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
 
 2022年度の新学年スタート直前企画としてのリアル・スタディーツアー体験記をお届けしました。いかがでしたでしょうか。

 現地を直接訪問するスタディーツアーの実施に当たってはまだまだ課題がありますが、来年必ず再開できるように準備し、取り組んでいきたいと考えています。

 さて、今回は、大学生の抱負メッセージをお届けします。
 アンパロ・ハイスクール出身のエンチャイルド奨学生、リョウ・オマール・ニコラフ・タタロ君(21歳、フィリピン工科大学〈ポリテクニック大学・サン・ユアン校〉心理学専攻 大学2年)のエッセーです。

 フィリピンの学校教育も従来の流れに徐々に戻っていっていますが、この2年のダメージは学生たちにかなりの影響を与えていると想像に難くありません。

 リョウ君のエッセーからもそのことを感じ取れます。
 残りの学生生活、あるいは卒業後の社会人生活の最初の段階で内外共の挽回を図ってほしいと思います。

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オンライン共有ミーティングで近況を伝える
リョウ・オマール・ニコラフ・タタロ君

「エンチャイルドのおかげで乗り越えることができた」

 エンチャイルドの奨学金プログラムに参加してから数年、正確に言えば約5年になります。私たち奨学生への尽きることのないサポートに対して感謝しています。

 正直なところ、この2年間はとても大変でした。
 閉め切った部屋での生活を強いられ、ウイルスに感染することを恐れて生活しました。大学が始まると新しい学校教育の取り決めに直面し、勉強をやめたいと思うこともありました。

 私だけでなく、エンチャイルドの支援者の皆さん、ボランティアの皆さん、さらには全世界の人々がパンデミックの中で苦労してきたことを知っています。
 
 この混乱の中で勉強することは簡単なことではありませんでした。私たちは学校に行ったり、クラスメートに会ったり、クラスメートと一緒に楽しく勉強できることに慣れていましたが、パンデミックによってそれらを私たちは奪われてしまいました。
 誰にも相談できず、勉強が負担になり、孤独と不安と疲れでいっぱいになりました。

 実を言うと、この最後の学年は勉強が楽しくありませんでした。パンデミックにより、多くの学生が勉強のための環境を失ったのです。高品質のガジェット(タブレットなどのデバイス端末)、高速インターネット接続、そして勉強するための静かな環境を見つけなければならないという課題に直面しました。

 ガジェットとインターネット接続は日本ほど手頃な価格ではありません。最低賃金労働者の1カ月分の給料が必要です。ここフィリピンの労働者は、インターネット接続の月額料金が高額であることに加えて、家族はヤミ金融からお金を借りることを余儀なくされ、最終的に借金に埋もれてしまう可能性があります。

 しかしそのような困難の中でも、私は勉強に集中するために最善を尽くしました。それはもちろん私の家族のためです。エンチャイルドもまた私の家族です。

 もう勉強したくないと思うことも多々ありましたが、そんなことを考えていると、いつもエンチャイルド・ファミリーが私を支えてくれていることを思い出し、勉強を終えることができました。
 エンチャイルドのおかげで困難を乗り越えて前に進むことができ、私は大学 1 年生を終えることができました。簡単ではありませんでしたが、エンチャイルドのおかげで乗り越えることができたのです。

 パンデミックが終わったわけではありませんが、次の学年も一生懸命勉強するように努力します。夢を諦めず、残りの3年間、頑張って勉強します。
 他の奨学生や支援者の皆さんと交流できなくて寂しいのですが、来年には恒例のスタディーツアーが開催されて再会できることを願っています。
 コーディネーターやボランティアスタッフの皆さんが私たちのために一生懸命に準備してくれたゲームやプログラムの全てが懐かしいです。

 この団体にはいつも感謝しています。エンチャイルドが私に与えてくれた機会を無駄にせず、勉強を終えることに専念することを約束します。
 この5年間お世話になったことにも感謝していますので、卒業まで引き続きよろしくお願いいたします。
 エンチャイルドはいつも私の心の多くを占めています。なぜなら、私たちは一つの大きな家族だからです。

2021年9月30日
リョウ・オマール・ニコラフ・タタロ

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アンパロ・ハイスクール出身のエンチャイルド奨学生たち

 It felt like years since I’ve joined Enchild’s scholarship program, to be precise, five years or so, half a decade of being thankful for your never-ending support to us scholars.

 In all honesty, this past 2 years have been so hard, we’ve been forced to stay behind closed doors, lived in fear of getting infected of the virus and almost planning to stop studying due to the new arrangement of schooling we faced when we started our college years.

 I know that everyone was having a hard time and not just me, the Enchild sponsors, volunteers and even the whole world was having a difficult time during the pandemic, and studying amidst this turmoil was no easy task. We were so used to going to school, meeting classmates, and just having fun while studying because we have our classmates with us, but the pandemic took that away from us. We were left with no one to talk to, we were left feeling like studying just become a burden, and we were left feeling alone, anxious and tired.

 Truth be told, this last school year made studying not fun, not enjoyable, the pandemic made studying not accessible to more individual. We were faced with problems like finding a good quality gadget, fast internet connection and a quiet environment to study in.

 Gadget and internet connection is not as affordable as it is in Japan, tablets and laptops can cost an entire month salary of a minimum waged worker here in the Philippines, add to that the expensive monthly pay for internet connection, a family will be forced to borrow money from loan sharks and might eventually be buried in debts.

 But through all those hardships, I still did my best to focus on my studies and what motivated me to do so is of course my family, and Enchild is one of my family. There were a lot of times, wherein I felt like not studying anymore but, when I have those thoughts, I’m always reminded of my Enchild family and how they are supporting me so I can finish my studies. Enchild is what inspired me to just strive forward through those hardships and because of that, I was able to finish my first year in college. Although it wasn’t easy, I managed to overcome it because of Enchild. 

 his following next school year, I would still strive to study hard even though the pandemic is far from over. I won’t let it stop me from reaching my dreams, and I will work hard to finish my studies for the next three years. I hope that we can hold our annual study tour next year face to face already, because I miss being able to mingle with other scholars and also the sponsors. I miss the games and the whole program where I know I can always enjoy because of the hard work of coordinators and volunteers to make it fun for everyone. 
 
 I will always be thankful for this organization. I promise not to waste the opportunity that they have given me and focus on finishing my studies. I’m grateful also for the last 5 years that they have helped me, and I hope they will continue to support me until I graduated. Enchild will always have a big space in my heart because We are One Big Family. 

Ryo Omarh Nikolav Tataro

アンパロ
アンパロ・ハイスクール出身のエンチャイルド奨学生たち

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 フィリピンにおいて2022年度の新学年が始まる直前企画として、「来年こそは、現地(フィリピン)を訪問するぞ!」という思いを込めて、リアル・スタディーツアー体験記をお届けしています。

 今回、第10弾としてご紹介するのは、2014年6月に行われたスタディーツアーに参加した男性のかたの体験記です。

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2014年6月に行われたエンチャイルド・スタディーツアー
ミンダナオ島マガリャネス・ブハン小学校のエンチャイルド奨学生たち

周りの人にも支援を勧めたい

 今回スタディーツアーに参加してみて、良い意味で裏切られました。
 それは私自身今回のツアーに対して、正直それほどの期待もなく、異文化体験程度にしか考えていなかったからです。子どももハッキリ言ってそんなに好きではありません。ですので、周りが熱くなればなるほどに冷めていました。ですが、実際に参加してみると、驚きと感動が待ち受けていました。

 文化の違いはもちろんのこと、子どもたちのかわいさには圧倒されました。
 前述したように、私は子どもがそんなに好きではありません。そんな私がエンチャイルド奨学生に対して妹のような感情を持てたことは自分でも驚きでした。

 自分に語学力があればもっとたくさん話せたのにと、非常に悔しくもなりました。奨学生がどのように感じているかは分かりませんが、ご両親も来てくださっていたことで、とても責任を感じましたし、この子の将来のためにも頑張って助けてあげたいと心から思いました。

 ひと月千円は大きな額ではありませんが、それがフィリピンの一人の子どもにとって、大きな支援につながっているのだと思うと、今後も支援を継続していこうと感じ、また周りの人にも堂々と勧めていこうと思っています。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 フィリピンにおいて2022年度の新学年が始まる直前企画として、「来年こそは、現地(フィリピン)を訪問するぞ!」という思いを込めて、リアル・スタディーツアー体験記をお届けしています。

 今回、第9弾としてご紹介するのは、2014年6月に行われたスタディーツアーに参加した女性のかたの体験記です。

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2014年6月に行われたエンチャイルド・スタディーツアー
ミンダナオ島アグサン川の船着き場にて

「日本人としてできることがたくさんある」

 「エンチャイルド・スタディーツアー2014」を通じてフィリピンと出会い、フィリピンの人たちとの交流を通して、私たちが日本人としてできることがきっとたくさんあるのではないかと思いました。

 ここでつながった縁を大切にして、より深い関係を築いていきたいと思っています。実際にフィリピンの人たちに関わっていくことで、これからの私の人生がもっと深いものになっていくのではないかと感じています。

 世界が一つの家族のようになる―。
 「家族になる」ということは簡単なことではないと思います。実際、血のつながっている家族でもさまざまな問題があるのですから。

 スタディーツアーを終えて、これから自分がどうしていくかが問題です。
 ツアーでの体験を、観念的なものではなく、具体的なものへと変化させていくためには、具体的な行動を起こしていかなければならないと思います。この思いを風化させないように努力していきたいです。

 私たちの支援が子どもたちの未来、世界の未来につながっていることを感じます。
 現地にはまだまだ難しい問題はたくさんあると思いますが、明るい光が差し込んでいると、希望を感じています。フィリピンで頑張っている子どもたちを思い、恥ずかしくない人生を送りたいと思います。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

  フィリピンにおいて2022年度の新学年が始まる直前企画として、「来年こそは、現地(フィリピン)を訪問するぞ!」という思いを込めて、リアル・スタディーツアー体験記をお届けしています。

 今回、第8弾としてご紹介するのは、2014年6月に行われたスタディーツアーに参加した女性のかたの体験記です。

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2014年6月に行われたエンチャイルド・スタディーツアー
ミンダナオ島マガリャネスにて

「子どもたちのためにアクションを起こしたい!」

 実際にフィリピンに行ってみて「私にできることがある」「日本人にできることがある」「日本人だからこそ、できることがある」と多く気付かされました。

 それを教えてくれたのは今回出会った子どもたちと、エンチャイルドの趣旨に賛同し、忙しい時間を割いて私たちを受け入れ、一人でも多くの家族を助けたいと尽力する現地スタッフのかたがたの姿でした。

 国や文化が違ったとしても、同じ目的を中心としていくならば一つになることができると実感し、「人類が一つの家族になる」ことは実現可能なんだと確信しました。

 日本に戻ってから今まで、彼らのことを考えない日はありません。こんなにも一人一人を、またフィリピンを恋しく思う私自身に驚いています。日本にいては感じることのできない本当に貴重な体験をさせていただきました!

 この感謝の思いを何かの形にして、子どもたちに、フィリピンに届けたいので、これからアクションを起こしていきたいと思います。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 フィリピンにおいて2022年度の新学年が始まる直前企画として、「来年こそは、現地(フィリピン)を訪問するぞ!」という思いを込めて、リアル・スタディーツアー体験記をお届けしています。

 今日、第7弾としてご紹介するのは、2014年6月に行われたスタディーツアーに参加した女性のかたの体験記です。
 
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2014年度にエンチャイルド奨学生になった
カロオカン市のマルセロ・H・デルピラー小学校の児童たち

日本語で話してくれた「ありがとう」「愛してる」という二つの言葉

 私はお金の支援だけでは支援している実感が持てなかったので、支援している子どもたちに直接会いたいと思い、スタディーツアーに参加しました。

 実際にフィリピンを訪ね、フィリピンの歴史や社会の事情を知ることができ、人々がどのような思いで過ごしてきたのかを、少しですが感じることができました。また、目の前に突きつけられた現実の問題に対して、「私には何ができるのだろう?」と考えさせられました。

 子どもたちに出会った時には、ただいとおしい思いでいっぱいでした。子どもたちはシャイだけど、親しげに私たちと触れ合ってくれました。愛すれば愛するほどに笑顔と力をもらい、もっと愛したい思いでいっぱいになりました。

 私は言葉での会話はあまりできませんでしたが、伝えたいという心がそのまま通じていくことが感じられ、子どもたちとその家族のために「支えになりたい! 応援したい!」と強く思いました。

 今回私が見つけた私にできることは、誠心誠意を込めた心の支援とできる限りのお金の支援、そしてフィリピンの実情を多くの人に伝えること、です。
 私自身が問題を解決するには実力も知恵もお金も人徳も足りませんが、今回結縁を交わした子たちと家族のために心を尽くし支えることはできると思います。

 今回のスタディーツアーを通してフィリピンの人々から学んだことは、感謝と愛する思いです。
 最後に結縁を交わした大学生の女の子から、日本語で「ありがとう」「愛してる」と言われてとてもうれしく思いました。
 
 振り返ってみると、私が一番使った英語は「Thank you!」であり、一番強く感じたことは「愛することの尊さ」でした。普段の生活でもこの思いを持って生活していきます。


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 フィリピンにおいて2022年度の新学年が始まる直前企画として、「来年こそは、現地(フィリピン)を訪問するぞ!」という思いを込めて、リアル・スタディーツアー体験記をお届けしています。

 今回、第6弾としてご紹介するのは、2013年7月に行われたスタディーツアーに参加した男性のかたの体験記です。

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2013年7月に行われたエンチャイルド・スタディーツアー
ミンダナオ島ブトゥアン市バランガイ・マサオの浜辺にて

「子どもは世界の宝です!」

 当初、今年(2013年)の現地訪問ツアーに参加するかどうか、すごく悩んでいました。2年続けての参加は、時間的にも経済的にも負担が大きかったからです。日程的にもツアーの直前まで地方で仕事をしている予定だったので、参加を決意するのに時間がかかりました。

 スタディーツアーに参加すると決めたのは、5月に訪日研修ツアーで来日したフィリピンのエンチャイルド奨学生たちとの触れ合いがきっかけでした。少しの時間しか一緒に過ごせなかったのですが、その出会いによって今年もフィリピンに行こうと決めました。

 今年のツアーに参加して一番強く感じたことは、やはり「子どもは世界の宝である」ということです。この一言に尽きます。

 昨年姉妹結縁を結んだ男の子と再会したのですが、彼は僕のことを覚えてくれていました。1年前に出会った時の彼はとてもシャイで深い交流はできなかったのですが、今年は彼の方から声をかけてきてくれたり、プレゼントをくれたりと、その成長した姿に感動を覚えました。

 「自分はどうだろうか?」。彼との再会はそんなことを考える機会にもなりました。
 夢と目標があり、それを支えてくれている人がいるという自覚が男の子の成長に力を与えているのだと思いました。そしてそれは自分にも必ずあるはずだ、そのきっかけを与えるためにツアーに参加させてもらったんだと感じました。子どもたちのそのような姿勢は大人にも影響を与えていくものだと思います。

 エンチャイルド奨学生たちの通う学校の授業参観でも刺激を受けました。
 日本と違い、児童数がとても多いので教室が足りず、午前と午後の2部制で授業が行われています。
 休憩時間もなく、4時限の授業を通しで行っているので大変です。それでも、受け身ではなく児童自身が積極的に少ない時間を惜しんで多くのことを学びたいという姿勢で臨んでいました。

 教え方も児童の創造性を育てるために工夫されたものでした。英語の授業では俳句と美術を合わせて行っていたのが衝撃でした。
 日本の教育制度は素晴らしいといわれますが、今のままで満足するのではなく、発展するために貪欲に他国から学ぶ姿勢が必要であると感じました。
 このような子どもたちの姿もまた、大人たちに影響を与えていくことでしょう。その意味でも「子どもは世界の宝」だと思います。

 エンチャイルドの教育支援プロジェクトを通して日本人がフィリピンの子どもたちと姉妹結縁を結び、 “家族”には国境は存在しないのだということを実感しました。そのような国境を超えた家族愛の絆を感じて行動することで世界に平和がもたらされていくのだなと感じます。

 夢と志を持つ子どもを一人でも多く増やせるように、今後ともエンチャイルドの活動を支えていきたいと思っています。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。 

 残暑お見舞い申し上げます。
 お盆が過ぎて、晩夏に向かう時期を迎えました。

 さて、フィリピンにおいて2022年度の新学年が始まる直前企画として、「来年こそは、現地(フィリピン)を訪問するぞ!」という思いを込めて、リアル・スタディーツアー体験記をお届けします。

 今回、第5弾としてご紹介するのは、2013年7月に行われたスタディーツアーに参加した女性のかたの体験記です。

 この機会に、リアル・スタディーツアー体験記第1弾~第4弾もぜひお読みください。

 第1弾【983】
 第2弾【984】
 第3弾【985】
 第4弾【989】

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2013年7月に行われたエンチャイルド・スタディーツアー
マニラ首都圏のエンチャイルド奨学生たちと(ケソン市の会場にて)

「共に生き、共に喜びたい」

 エンチャイルドの現地訪問ツアーに参加させていただきました。
 フィリピンを訪れるのは2回目でした。最初に訪問したのは2009年の夏。大学を卒業し、専門学校に通っていた頃、エンチャイルドとは別のボランティア活動で訪ねる機会がありました。私にとって初めての海外であり、日本と全く違う文化を持つ地を訪れ、現地の人々と触れ合うことは衝撃の連続でした。

 今回のフィリピン訪問は2回目でしたので、ある程度は見聞きし知っている場所でしたが、以前は感じられなかった「地球家族」の感覚を実感できた期間となりました。

 印象的だったのは、ブトゥアン市とカロオカン市での姉妹結縁式でした。二人の“妹”との姉妹結縁を結ぶことを通して、本当に一対一での、姉妹としての支援、家族の交流をしていけることに喜びを感じました。
 「この子のために私がしっかりしなくちゃ」と、良い意味でのプレッシャーも感じつつ、出会えたことが本当に喜びでした。

 さまざまな場所で多くのフィリピンの人たちと交流しました。私自身は英語がうまく話せないのでジェスチャーや片言の会話での交流でしたが、歌やダンスを通し、言葉が通じなくても心が通じ合う方法はあるのだと実感しました。

 6日間を振り返り、一つ一つの出来事が本当にかけがえのない、貴重な体験であったと感じています。訪問先では大歓迎され、感謝状を頂くなど、エンチャイルドの支援が大きく実っていることを強く実感しました。現地の人々との交流を通して、“家族”として、本心からの喜びを実感することのできた期間でした。

 印象的だったのは子どもたちの“笑顔”です。一方で私たち日本人観光客相手に物乞いをする子どもたちを多く目にしました。それを見て見ぬふりするしかない私でしたが、それでも無邪気な笑顔の子どもたちもたくさん見ました。

 今回のスタディーツアーではフィリピンの一部を見聞きしただけで、まだまだ知らない部分もたくさんあると思います。困難な状況をすぐに改善することは難しいかもしれませんが、少しでも変えていきたいと思いました。子どもたちの未来のために、そして子どもたちの笑顔のために。

 これからも支援を続けていきたいと思っていますが、ずっと同じ支援の仕方ではいけないと考えています。決して上から目線の支援ではなく、“家族”だからこその支援であり、フィリピンの人たちの自立を実現するための支援です。
 もっともっとフィリピンの人々の生活を知って、共に生きたいし、共に喜びたいと思っています。

エンチャイルドへの参加方法
スタディーツアー(日比交流会)、説明会、報告会、セミナー、
ワークショップなどの活動は、現在、主にオンラインで行っています。


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 8月15日、今日は戦後77年目の「終戦の日(終戦記念日)」を迎えました。
 正式には、「戦没者を追悼し平和を祈願する日」とのこと(1982年4月13日、鈴木善幸改造内閣で正式に閣議決定)。

 エンチャイルドとしてもこの日を迎えて、追悼と共に平和への祈りをささげたいと思います。

 さて今日は、エンチャイルド奨学生の声を紹介しましょう。

 2022年7月2日に行われたエンチャイルドの日比オンライン交流会でのテーマ・スピーチ(エンチャイルドの教育支援は他の教育支援と何が違うのか?~受益者が語る、エンチャイルドの教育支援の真実)として語られた内容です。

 アンパロ・ハイスクール出身のロバート・アントニオ・ジュニア君(21歳、フィリピン大学ロス・バニョス校 コミュニケーション開発学専攻 2年)のスピーチです。

 ぜひお読みください。

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テーマ・スピーチをするロバート・アントニオ・ジュニア君

 エンチャイルドは最初から一貫して、ステークホルダー(関係者)と奨学生との関係を築いてきました。
 私たちはお互いを家族のように思っています。これが、エンチャイルドが他の教育支援プログラムと異なる点です。
 それ以外にも、エンチャイルドは私たちに帰属意識を持たせ、言語の違いによる壁がある中でも、愛されていることを知らせることができるグループです。

 さらに、私たちは主体性を持った若者として、小さなことであっても平和を提唱する私たちになれるようにエンチャイルドから励まされています。
 NPO法人エンチャイルドは、国籍、文化、言語、性別に関係なく、人間は互いに愛し合うべきであることを教えてくれました。
 エンチャイルドは、オンラインミーティングやパンデミック以前には対面のミーティングを通して、私たちの声をよく聞き、見守ってきてくれました。

 エンチャイルド奨学生たちの心には、教育を受けることを全うすることが刻まれています。
 そして互いを大切にし、この大きなファミリーの一員として一人一人を愛することも重要視してきました。

 パンデミックにおける貧困事情や個人的な悩みなどを、私たちはなかなか他人に打ち明けることができません。しかしエンチャイルドの存在によって、私たちは一人ではないのだということを理解することができました。
 エンチャイルドファミリーの継続的なサポートがあれば、たとえ一歩ずつであったとしても、私たちは直面する課題を克服することができるのです。
 
ロバート・アントニオ・ジュニア

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7月2日に行われた日比オンライン交流会

 ENCHILD has been consistent in establishing relationships among its stakeholders and scholars as we have been treating each other as a family since day one. Definitely, this is what makes ENCHILD different from other education support programs. Apart from that, we are able to make people feel a sense of belongingness and we are able to let them know that they are loved amidst language barriers. 

 Moreover, we are encouraged to advocate for peace as a proactive member of the youth with every little thing we do. NPO ENCHILD taught us to love one another regardless of nationality, culture, language, and gender as we continuously strengthen our connections no matter if one is either a scholar or a sponsor or an ENCHILD administrator. In ENCHILD, we feel being heard and seen through meetings online and even during pre-pandemic. 

 As championing education is being inculcated in the minds of the scholars, valuing one another and loving each member of this big family is also given high importance. In life, we are being challenged with things such as pandemic, poverty, and those personal struggles that people cannot easily share with others, however, with ENCHILD, we know that we are not alone. With the continuous support of the ENCHILD family, we can conquer things even if we take it one step at a time.

Roberto Antonio. Jr

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 皆さま、お盆をいかがお過ごしでしょうか。

 今日のブログは、2020年1月4日開始以来、1000通目となる投稿です。

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 「石の上にも三年」といいます。

  「冷たい石の上でも、三年も座り続けていれば石が温まってくる。最初はつらくとも、三年も辛抱すれば報われることのたとえ」という意味だそうです。

 出版業界の知り合いの先輩にも昔、別件ですが「三年続ければものになる…」と言われたアドバイスが妙に心に残っていて何事も3年は投入してみようと考えるようになりました。

 当ブログは3年限定で始めたわけではありませんが、毎日書く、ということにおいては3年を一つの期間として意識してきました。

 まずは1000通。次は1000日継続(今日は953日目)、そして3年継続突破ということですね。

 冷たい石を温めるのにはもっともっと投入が必要だと感じる今日この頃ではありますが、続けることは「意志」を強くするという意味では効果があるのではと感じています。

 千日修行とか、千本ノックといった言葉もあります。
 ただやればいいということではないと思いますが、山歩はタイプとしては継続していく中で何かを学んだり、コツをつかんだりするタイプのようです。そういう意味では、「継続は力なり」はピンと来ますね。

 1000日を越え、3年を越えた先に何があるのか、何が起こるのかは分かりませんが、今のところ、続けてきてよかったなという気持ちはあります。「もうやめよう」「やめたい」という思いは心の中にも頭の中にもありません。なかなか結果が出ていないのは残念ですが…。

 というわけで、エンチャイルド広報ブログ、今後ともよろしくお願い申し上げます。


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 エンチャイルドは年間活動の中で、例年、クリスマスの時期にはフィリピンの子どもたちを対象としたクリスマス・プロジェクトと、エンチャイルド奨学生を対象としたクリスマス・イベントを行ってきました。

 コロナ禍では全体が集まるような会合はできなくなりましたが、特にキリスト教国家であるフィリピンの人々にとってクリスマスは最大の年中行事を祝う期間となっています。

 今日紹介するのは、2013年12月(26~28日の期間)にマニラ首都圏の奨学生たちを対象に行われたクリスマス会に参加した日本人支援者のかたの体験記です。

 今年もクリスマス・プロジェクト、クリスマス・イベント、共に取り組んでまいります。
 ぜひご参画ください。

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カロオカン市MLQ小学校でのクリスマス・イベントより(2013年12月

「国境を超えた家族愛の広がりを感じました」

 初めての現地訪問ツアーから約1年半が過ぎましたが、今回、このような機会が与えられたことに心から感謝しています。

 今回、3カ所でのクリスマスパーティーに参加させていただきましたが、とりわけトンド地区でのパーティーが印象的でした。
 トンドは、ストリートチルドレンやスカベンジャーが多い地域ですが、私がツアーで訪れた場所でもあり、姉妹結縁を交わした児童が住む地域でもありました。

 本当に結縁相手の女の子と再会できるのかという不安もありましたが、彼女は近くに住んでいることもあって、誰よりも先に来て私に声をかけてくれました。

 去年は、話しかけてもただ笑顔を見せるだけのシャイな印象を受けていたので、快活に話す様子がまるで別人のようで、その成長した姿が本当にうれしく、いとおしい存在だと改めて感じました。

 私の住所も暗記していて、日本語を学んでいるそうで、きらきらした目で「日本に行きたいんだ!あなたの家族に会いたい!」と言ってくれて、どれだけ私を慕ってくれているのかが伝わってきました。
 また、家が火事に遭ってしまったそうですが、「支援があったからこそ、頑張ってこれた」とも話してくれました。

 現地の実情を把握するのは簡単ではありません。私たちが知らないだけで、さまざまな困難に直面する毎日だと思います。

 「“姉”として何ができるのか?」ということを思った時に、「一番は、支援を続けていくことだ、そして、この子の夢を守ってあげたい! 必要なことを与えてあげられる自分になりたい」と改めて感じました。また、現地の多くのかたがたが関わってくださっていることを知ることができました。

 言葉のコミュニケーションには苦労しましたが、そんな私の不安など関係なく、「When do you come back? I miss you!」と言ってくれたことがうれしかったです。

 奨学生との個々の関係もそうですが、それだけではなく、「エンチャイルドの支援を母体とした大きな“家族”が存在するんだ!」ということを実感した3日間でした。

 この経験を生かしながら、これから私に何ができるのかについてさらに模索しながら、いろんなことにチャレンジしていきたいと考えています。

 奨学生たちが私たちの姿を見て、勇気や元気をもらって挑戦していくことができるように、彼らの見本となっていきたいと思っています。

 このような機会を与えてくださったエンチャイルド、そして、サポートしてくれている現地のスタッフ、全てのかたがたに感謝したいと思います。

 ありがとうございました!

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カロオカン市MLQ小学校でのクリスマス・イベントより(2013年12月

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 2021年度の大学生の抱負メッセージをお届けします。

 今回は、カロオカン市MLQ小学校出身のエンチャイルド奨学生、プリンセス・ルティバさん(20歳、ブラカン州立大学 電気工学科 2年)のエッセーを紹介します。

 長文ですが、この数年のフィリピンの学生たちの置かれた状況がよく理解できる内容です。
 ぜひお読みください。

 山歩訳にてご容赦ください。

 動画コンテンツ「ENCHILD NEWS & REPORT」(2022年3月15日号、25日号)もぜひご視聴ください。

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「オンライン共有ミーティング」で
スピーチするプリンセス・ルティバさん

パンデミックにおける私の人生 

 「人生の中で恐れるものなど一つもありません。全ては理解されるものです。そして私たちの恐れがより小さくなるように、今、さらに理解を深める時なのです」(マリー・キュリー)

 パンデミックが始まって、私の日常生活は一変しました。当時、フィリピンでCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の疑いのある患者がいるために授業が中断されたことがニュースで報道された時、私がどれほど驚いたか覚えています。

 1週間程度しか続かないだろうと、ハイスクール卒業の準備をしている私たちのために授業は間もなく再開されると思っていたのですが、一年がたち、気が付くと私は大学生として勉強していました。

 パンデミックが始まる前は、自分が入学する大学のキャンパスを歩いて、新しい大学の友達と時間を過ごしている姿を私は想像していました。
 しかし、ウイルスの感染者数が数カ月のうちに大幅に増加したため、状況は一変しました。私たちはキャンパスに行くことができなくなったのです。

 新入生の私は1年間、自分の部屋だけにこもって、課題や学校のさまざまな事柄をこなしていました。ブラカン州立大学の電気工学を専攻していたのですが、実際のところ大変でした。それは私にストレスを与え、本当に疲れるものでした。

 教授の中には、実験ツールを使用して学習しなければならない私たちのようなコースの学生に対して、オンラインで教えることは非常に難しいと言う人もいます。

 この間、多くの人が職を失いました。経済的な危機は当たり前のことになりました。私たちはどうにかして家計を助ける方法はないかと考えました。
 
 私は近所の子どもたち何人かに勉強を教えることにしました。
 子どもたちの家庭教師で得たお金は、大学生活を続けることに役立ちました。それによっていくつかの科目で必要なものも購入することができました。
 
 しかしさまざまな事情によって家庭教師のアルバイトは長くは続きませんでした。安全を確保するために外出してはいけないという政府の指示が出たので家庭教師をやめざるを得なかったのです。

 他の学生たちも、私と同じことを感じたことでしょう。
 幸いなことに、私の両親は私の大学生活に非常に協力的であり、それ故私は、大学1年生の1学期と2学期を無事に終えることができました。
 このようにして大学での1年目を終えました。大学1年の終わりには、学部長による成績優秀者に選ばれました

 それは全て私の家族とエンチャイルドの支援のおかげでできたことです。
 私はエンチャイルド奨学生であることに感謝しています。エンチャイルドの奨学金支援によって私は多くの点で助けられ、勉学に励むことができました。
 エンチャイルドの経済的支援と愛情により、私は大学での最初の1年を終えることができたのです。

 大学の1年目は大変でしたが、周りのかたがたの支援や指導のおかげで、予定どおり修了することができたのです。

 今、私は大学2年目の旅に出ようとしています。難しいテーマを前に緊張しています。
 私はすでに何人かの教授に会いました。教授たちが学生に思いやりを持って接してくれることを私は期待しています。
 今年もまだまだ厳しい年になると思いますが、たくさんのことを学べることを楽しみにしています。

 このようなパンデミックの中で勉強することは、私たち学生だけでなく、保護者や私たちを支えてくれる人々にとっても非常に困難であることを私は知っています。それでも、私たち学生はこのような状況を受け入れ、与えられたサポートを無駄にすることのないよう良い結果をもたらし、未来の子どもたちにインスピレーションを与えてくれると考えています。

 繰り返しになりますが、私はエンチャイルドの奨学生として与えられた尽きないサポートに永遠に感謝します。

 私は最善を尽くし、人生の目標と夢を達成するために一生懸命努力します。
 冒頭で引用したキュリー夫人の言葉のように、人生に対して私たちが恐れる必要は何もありません。物事がどのように起こっているかを理解するだけです。私たちの未来を決定するのは私たちです。

 特に近年私たちの身の周りで起きていることを、もっと理解する必要があります。
 物事を解決し、うまく機能できるようにするのもまた、私たち自身です。だからこそ未来は私たちにかかっているのです。恐れる必要などありません。

 これが、パンデミックの中を生きる大学生としての私の学業人生です。

2021年10月3日
プリンセス・ルティバ

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「オンライン共有ミーティング」に参加した
プリンセス・ルティバさん(2段目右端)

My Life in Pandemic

 “Nothing in life is to be feared; it is only to be understood. Now is the time to understand more, so that we may fear less.” — Marie Curie

 My usual routine in life turned upside down when the pandemic started. I remembered how excited I was back then when it was announced in the news that the classes were suspended due to some suspected COVID-19 patients in our country. I thought that it will only last a week or so, then afterward, they will resume the classes especially for us that were preparing for Senior High School graduation. A year has passed, then I found myself studying as a college student in a university.

 Before the pandemic started, I imagined myself walking on the campus in the university I will be enrolled in and will spend time with my new college friends. But that changed because the number of the patients with virus increased greatly within months. And in that, we were unable to go to our campuses. I spent my entire year as a freshman only in my room, doing homework, activities, and school-related tasks. It was hard for me because I took Electrical Engineering as my course in college at Bulacan State University. It was really exhausting and stressful for me. Some of our professors said that it is really hard for them also to teach students using online class specially to courses like ours that really requires students to do something or start an activity using laboratory tools.

 Financial crisis in this times are really common because many people lost their jobs and we also experienced that. With that, I thought of some ways to help my family somehow. I used to teach some of the kids in our neighborhood. The money I got in tutoring the kids helped me to fulfill my needs as a student. By that, I was able to buy some of the things I needed in some of my subjects especially in drawing my plates. But that did not last long because many things happened. I stopped tutoring because it was a protocol by the government not to go outside and make sure our homes are safe.

 I know other students like me felt the same thing I felt during their academic years during pandemic. Fortunately, my parents are very supportive of my studies that is why I managed to finish the first and second semesters in my 1st year in college. I also ended my 1st year in college as a consistent Dean’s Lister in our department. 

 All of that happened because of my family and also the support of Enchild Philippines in my studies. I was grateful that I am still part of the scholarship. It made me study easier because it helped me in many ways. With the financial support and the love of the people in Enchild Philippines, I was able to finish my first year in college. I came with the realization that even though I did struggle a lot in facing my first year in college, I finished it on time and passed the subjects because of the support and encouragement of the people around me.

 Now, I am entering the 2nd year journey of a college student. It makes me nervous because I am afraid of the hard subjects we are going to take. I already met some of my professors and I am hoping that they will all be considerate to us, students. This year will also be a tough year for us still, I am looking forward I will be able to learn a lot. I know that studying at this time like pandemic is very difficult not only for us students but also for parents and for those people that are supporting us. Still, we, students are embracing this set-up to also show that the support that is given to us will not go to waste and soon will have a successful outcome and become an inspiration to future kids too. 

 Once again, I am forever grateful for the unending support that is given to me as an Enchild scholar. I am striving hard to give my best in all ways I can and to achieve my goals and dreams in life. As it is said by Marie Curie in the quotation in the first part that in this life, there is nothing we need to fear. We just need to understand how things are happening. It is us who will determine our futures. Especially in these years, we have to understand more the things that are going through us, and it is also us that will solve and make things work. That is why we need to be fearless because the future depends on us. This is my life as a student in pandemic.

Lutiva, Princess C

 以下は、MLO出身のエンチャイルド奨学生たちによる「オンライン共有ミーティング」の動画リポートです。プリンセス・ルティバさんのスピーチも収録されています。ぜひご覧ください。

ENCHILD NEWS & REPORT 2022年3月25日号

ENCHILD NEWS & REPORT 2022年3月15日号

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 山歩は今朝も歩いてきました。2時間、1万3,355歩。 
 休日の朝はなるべく1時間半~2時間歩くようにしています、健康のため。

 さて、今日は「山の日」。山歩の名を語っていますので、「山の日」に触れておかないわけにはいきませんね。

 ウィキペディアの解説を引用しましょう。

 「山の日(やまのひ)は、日本の国民の祝日の一つである。日付は8月11日。2016年(平成28年)1月1日施行の改正祝日法で新設された」

 「山の日は、2014年(平成26年)に制定された。祝日法(昭和23年7月20日法律第178号)2条では、『山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する』ことを趣旨としている。なお、祝日法では第2条で各祝日の趣旨を規定しているが、由来については規定しておらず、山の日の由来も同法には明示されていない」

 ちなみに「海の日」についてはこうあります。

 「海の日は、1995年(平成7年)に制定されて1996年(平成8年)から施行された日本の国民の祝日の一つである。制定当初は7月20日であったが、2003年(平成15年)に改正された祝日法のハッピーマンデー制度により、7月の第3月曜日となった」
 「国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条は、『海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う』ことを趣旨としている。国土交通省は『世界の国々の中で【海の日】を国民の祝日としている国は唯一日本だけ』としている」

 日本は、山の国であり、海の国です。
 「山の日」「海の日」を大切にし、愛していこうと思います。
 I love Japan.

 さて、山歩は40代になってから山歩きをよくするようになりました。といっても2013年以降はすっかり回数が減ってしまいました。
 
 登山回数は延べ130回くらいでしょうか。100回くらいまでは記録も付けていましたが、今は…。

 登山の目的は、自然の素晴らしさを味わうことに尽きますが、体と頭と心の活性化のためでもあります。山はいろんなことを教えてくれます。山は人生の師の一人でもあります。

 山歩も中高年真っ盛り。
 山歩きはいい趣味になります。

 生涯で300回は山を歩いておきたいなと考えています。

 「山の日」に乾杯。

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 山歩は、登山サークル「地球村山歩会」を主宰しています。
 一緒に山を歩きませんか?

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 日本は過去最大の感染拡大に見舞われています。COVID-19、なかなか終息しませんね。

 明日から連休というかたも多いことでしょう。

 そして明日8月11日は「山の日」、当然登山に出かけたいところですが、山歩はちょっとお疲れモード。少し休憩を挟んで13日の山行を計画していましたが、台風8号が発生しそうです。このまま台風が発生してしまうと13日にはどんぴしゃ関東地方が暴風域に!?
 予測だと、お盆休み中に日本列島を北上しそうです。

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夏の高尾山から見た丹沢山系

 二つの「原爆の日」を超えれば、終戦記念日。それが日本の夏であり、お盆の季節の空気です。
 夏の日本と戦争の記憶は表裏一体であり、だからこそ、日本は平和をつくり出す使命を持った国だと思うのです。

 しかし今の日本はどうでしょうか。日本人はこれでいいのでしょうか…。

 21世紀の世界は、その始まりの希望的観測からは完全に外れてしまいました。平和とは程遠い状態が続いています。

 今こそ、私たちは次世代について、子どもたちの未来について考えるべきでしょう。
 このままでいいのか。子どもたちにどんな未来を生きてほしいのかを。

 これからの課題は、個人の生き方はもちろん、社会の在り方、そしてグローバル時代の国家の行方です。

 2022年は、その転換点となる年になると感じます。
 キーワードはやはり「自立」と「共立」、8エレメントです。

 決して悲観的になっているのではありません。
 ただ、この夏のただ中で「覚醒しなければならない」と強く思わされているだけです。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 本日、遅くなりましたが、「ENCHILD NEWS & REPORT 2022年7月25日号」がYouTubeチャンネルで公開されました。

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 7月25日号では、7月2日に行われた「日比オンライン交流会」での5人のエンチャイルド奨学生のテーマスピーチを取り上げました。
 
 スピーチのテーマは、「エンチャイルドの教育支援は他の教育支援と何が違うのか?~受益者が語る、エンチャイルドの真実」。

 奨学生自身が語る内容を通して、実物大のエンチャイルドの教育支援を知ることができるでしょう。
 ぜひご覧になってください。必見です!

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 次回の「日比オンライン交流会」は9月初旬の開催を予定しています。お楽しみに。

ENCHILD NEWS & REPORT 2022年7月25日号

 併せて、7月15日号もご覧ください。

ENCHILD NEWS & REPORT 2022年7月15日号

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 大学生の抱負メッセージをお届けします。
 今回は、カロオカン市のMLQ小学校出身のエンチャイルド奨学生、ラニー・M・ロベルトさん(19歳、カロオカン市立大学政治学専攻 1年)のエッセーです。

 山歩訳にてご容赦を…。

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2段目左端がラニー・M・ロベルトさん

なぜ、Global Youth Model(エンチャイルド奨学生)の一員でありたいのか?

 私はエンチャイルドファミリーの一員になってから8年になります。

 当時私は、クラスの同級生たちと一緒に学校の校庭でワクワクしながら支援式典に参加したことを覚えています。
 当時11歳だった私の心は、外国人との出会いと、異文化交流を楽しみました。

 この8年間、素晴らしい歩みができたと思います。大切にしたい贈り物や、時間、そして思い出を共有してきました。
 エンチャイルドは私の家族になりました。学校生活の最後の4年間も、私の夢、失敗、そして成功をエンチャイルドの皆さんと分かち合いたいと思います。

 これからの数年間の学校生活もさまざまな面で挑戦しなければならないことがあるでしょう。多くの障害が、私が目標を達成しようとする意志を思いとどまらせるかもしれませんが、私は一人でそれに立ち向かうわけではありません。

 私の家族、友人、そしてエンチャイルドからの揺るぎない愛とサポートがあれば、私は社会が必要とする、変化をもたらすことのできる人間になれると思います。

 私たちの心の中の希望がエンチャイルドを通して具現化したので、私自身も(エンチャイルドを通してそうできたように)他の人にとってそういう存在でありたいと望んでいます。

 私は大学生のエンチャイルド奨学生(Global Youth Model)の一員になることを熱望しています。
 私は自分が持っているものしか与えられないと考えています。だから、助けを必要としている他の人々にさらに援助の手を差し伸べ、コミュニティーをサポートしたいと思います。

 政治学専攻の学生としてより良い政府の在り方を提唱するために、(そしてその夢を実現するために)私は得ることができる全ての助けを必要としています。

 そして、エンチャイルドからのサポートはすでに希望の象徴となっています。

2021年9月22日
ラニー・M・ロベルト

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MLQ小学校出身のエンチャイルド奨学生たち(2013年当時)

 "Why Do You Want to Still be Part of Enchild for College Scholarship?"

 It has been eight long years since I've been a part of Enchild family. I remember walking from our class to the crowd in the small clearing of our school with excitement bubbling in my chest. My eleven-year-old mind relished the foreign encounters and their fascinating culture. For eight years, I've been a member of an excellent organization: sharing gifts, moments, and memories to cherish. The institution became an extension of my family. For the last four years of my education, I would like to share my dreams, failures, and successes with Enchild.

 It is undeniable that the following years of my studies will be challenging in various aspects. Many obstacles will discourage my will to achieve my goals, yet I will not be facing those alone. With the unwavering love and support from my family, friends, and Enchild, I believe that I can be the agent of change that society needs. As Enchild became the embodiment of hope in our hearts, I aim to be the same for others.

 Thus, I aspire to be a part of Enchild for College Scholarship, for I truly believe I can only give what I have. Therefore, to further extend a helping hand to others in need, support the community from its roots, and advocate for better governmental actions as a Bachelor of Arts in Political Science (ABPolSci) student, I will be needing all the help that I can get. And the support from Enchild is already an epitome of hope.

Lanny M. Roberto

2022_02_12  共有オンラインミーティング_220212_10
オンライン共有ミーティングで報告するラニー・M・ロベルトさん
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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 日本の学校は今は夏休みですね。8月下旬~9月初旬から2学期開始といったところでしょう。

 フィリピンの学校事情は、現地からの連絡によると、この8月に入学の手続きがなされ、9月初旬から新年度が始まるようです。

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 エンチャイルド奨学生にとってこの8月は、次年度への更新手続きを行っている期間です。
 ほとんどの奨学生が更新されることとなると思いますが、現在手続き進行中といった状況です。

 大学を卒業し、社会人として新たな出発をしていくピース・アドボケイトたちも数人予定しています。
 2022年度は大学生の奨学生(Global Youth Model)の人数が昨年度と比べて多くなります。

 エンチャイルドとしてもより一層の支援の輪の拡大に努めなければなりません。

 大学生たちの抱負メッセージや奨学生たちの寄稿エッセーを通して教育支援の必要性や支援に応えて頑張っている奨学生たちの様子を感じていただけると思います。

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 ニュースレターやブログ、動画(YouTubeチャンネル)でも、奨学生たちの声を可能な限りお届けしております。ぜひ閲覧、ご視聴くださいませ。

 明日には、「ENCHILD NEWS & REPORT 7月25日号」を公開する予定です。お楽しみに。

 また、9月初旬~中旬の土曜日か日曜日の午後に2022年度新学年としてのオンライン・スタディーツアー(日比オンライン交流会)の開催を予定しています。日程が決まり次第、ご案内いたします。こちらもお楽しみに。


ENCHILD NEWS & REPORT 2022年7月15日号

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 8月6日は、77年前に広島に原爆が投下された日でした。
 忘れてはならない一日だと思います。

 さて、今日のブログでは、大学生の抱負メッセージをお届けします。
 今回は、マニラ市トンド地区パローラ地区のエンチャイルド奨学生、エリカ・マフセイさん(19歳、フィリピン・ノーマル大学 教育学専攻  2年)のエッセーです。

 翻訳は、山本さんにご協力いただきました。
 山本さん、いつもありがとうございます。

コメント 2020-08-30 215549
左上がエリカ・マフセイさん

フィリピン・ノーマル大学での2年目の歩み

 従来の対面授業からオンライン学習へと変化していく中、パンデミックの中での学習は私にとって大きな挑戦であり、年を追うごとにその挑戦は続いていくでしょう。

 勉強を続けられることは光栄なことで、危機的な状況の中でも私は生きているという一つの指標にもなります。しかし問題は回復力です。オンラインという様式はポジティブな面もありますが、その安定性が少しでも崩れる可能性があると、その人の日課にまで大きな影響をもたらしてしまいます。

 パンデミックのただ中で勉強ができることは特権でもありますが、同時に負担でもあります。パンデミックが理由で勉強を中断した何千もの学生にとって勉強ができることは特権であり、私はまだ生かされ、教育を受けることができています。
 特に私のような学習者にとってはこの道を進むことは簡単ではありません。利便性という点においては、大学での活動は容易になったと言うこともできます。

 しかし皮肉なことに、インターネットが人々のコミュニケーションに不便をもたらすことも見てきました。集団で行う活動においては、従来のように十分なコミュニケーションが取れず、常に何らかの誤解が生じるため、私にはハードルが高く感じられます。精神的な面について言えば、オンライン教育は精神的な安定を脅かすと思います。

 個人的には、この1年間で一番影響を受けたのは、日常生活の変化と、与えられた課題の量の多さに圧倒されたことです。
 3学期の最後の数日間、私は周りから孤立しました。ソーシャルメディアのアカウントも使わず、友人とのコミュニケーションもやめました。学期末の休みは、自分自身を癒やし、ケアすることに集中しました。しばらくアカウントを遮断することは本当につらく、精神的にも消耗する行動でしたが、その時期には一番必要なことだったと思います。

 経済的な話をすると、幸いなことに、家計的にはなんとかなっています。しかし、経済情勢の急激な変化により、父の仕事に影響が出たため、少し困窮しています。

 私は国立大学で学んでおり、授業料は免除されていますが、本や雑誌のようなものを購入するために奨学金が必要です。

 最後に私の学業成績についてですが、授業をなんとかうまく受けることができよかったと思います。地獄のような旅で、落ち込むこともありましたが、良い成績を残すことができたと自負しています。

 今日2021年10月4日、大学生活の2年目が(2021~2022年)スタートしました。
 今年度は心理学を履修することになりました。心理学を履修するには、知性と勇気、そして精神の安定が必要です。

 (心理学を学ぶことで)何年後には、若者だけではなく、助けを求めている人たちを変えるきっかけになるはずです。
 今から私にできることは、自分自身を成長させることです。自分自身準備ができていなかったり、安定していなかったりする状態では、他者を助けることは難しいと思います。

 またこの期間、エンチャイルドのイベントに参加できなかったり、リポートを提出できなかったことがあり、申し訳ありませんでした。

 今年一年は生産的に過ごせるように自分に約束したいと思います。エンチャイルドの奨学金を得られたことにとても感謝しています。
 皆さんは何年にもわたりこの奨学金を通じて私をサポートしてくれました。これからもよろしくお願いいたします。

2021年10月4日
エリカ・マフセイ

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マニラ市トンド地区パローラ地区のエンチャイルド奨学生たち
手前右がエリカ・マフセイさん

2nd Year College- Philippine Normal University Tondo Manila, Philippines

 From the traditional face-to-face classes, going to an online study set up, I can say that studying amidst the pandemic has been a big challenge for me – and will still be a challenge as the year goes by. Being able to continue studying is such a great privilege – as it is also one indicator that I’m still alive despite the crisis. However, the problem lies within resiliency. Online set-up brought up positive effects but even the slightest possibility of breaking its consistency massively affects a person’s whole study routine – worse, its life routine. 

 It is both a privilege and a burden to study in the middle of the pandemic. A privilege for the thousands of students that stopped due to such reasons, here I am, still alive and still be able to pursue education. Going along the way is not easy, especially for learners just like me. Talking about convenience, I can say that some school activities were made easier in this set-up. 

 However, I’ve also observed how ironically the internet brought inconvenience to everyone’s communication. Such activities that require to be done by a group seem too hard for me because, unlike the traditional set-up, I cannot fully communicate and there is always some sort of misunderstanding happening within the group. Talking about mental health, I believe that online education is a threat to and everyone’s mental health stability. 

 Personally, I think this is the part of me that was affected the most during this school year. I was overwhelmed with the changes in my routine and the number of workloads that were given to us. During the last days of our 3rd semester, I isolated myself from everyone. I stopped using my social media accounts and also stopped communicating with my friends. I’ve spent my term break focusing on healing and taking care of myself. It was a really hard and draining move to cut off my accounts for a while but I believe that I needed that the most during those times.

 Talking about finances, luckily, we’ve got enough for household needs. However, due to the sudden changes in the economic protocols, my father’s job got affected that lead to little financial problems. Although I am studying in a state university where we don’t pay tuition fees, there is still a need for a stipend for things like books and journals. Lastly, talking about my academic performance, I am glad that I was able to do well in class. It was a hell of a journey but I am proud to say that despite all the downs, I was still able to perform well. Aside from that, it is guaranteed that I did learn a lot, not just academically but also such lessons in life. Although I was sad that I got a grade of 3 from 1 of my subjects because of my inability to pass the final requirement due to unstable mental health, I am still beyond grateful that I got to continue to my second school year. With that, I promise to do my very best for this school year. 

 This day, October 4th of 2021, marks the start of our 2nd year school year 2021-2022. This year, I am now taking my major subjects in psychology. Taking up psychology requires intelligence, courage, and mental stability. Years from now, I’ll become a catalyst of change not just to the youth but to people who seeks help. And the best thing I can do from now is to help myself grow – I believe that it will be hard to help people when you are not ready yet nor stable.

 I also deeply apologize that there are some events and writings that I did not able to pass and attended to in this scholar’s year – I promise myself to be productive most of the time. Still, I am very thankful to have this scholarship up until now. It has been how many years and this scholarship never stopped to give its utmost support to me and to everyone. I hope that everyone is doing well and taking extra care of themselves.

Mahusay, Erika V

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 札幌農学校の一期生の恩師、クラーク博士の残した教えは、草創期の学生たちに多大な影響を与えました。そして彼らはその後、世界や国家レベルで活躍する人間となっていきます。
 クラーク博士の「少年よ、大志を抱け!」の言葉はあまりにも有名ですね。

 満29歳で没した吉田松陰は、処刑されるまでのわずか数年の間に、松下村塾を通して明治維新で重要な働きをする若者たちを育成しています。彼もまた、志を持って生きることの大切さを説きました。

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 緒方貞子さんの大学時代の恩師、マザー・ブリット(聖心女子大学初代学長) もまた、緒方貞子さんら女子学生たちに多大な影響を与えました。

 マザー・ブリットの教えです。

 皆さん、自立しなさい。知的でありなさい。協力的でありなさい。
 あなたたちは、たとえ社会のどんな場所にいようとも、そしてどんな立場にあろうとも、その場にともしびを掲げられる女性になるのです。

 マザー・ブリットは、「頭を使って考えなさい」「とにかく勉強しなさい」とも言いました。

 自立と共立の精神にあふれた言葉です。

 今、わが国に最も必要なものが何か。

 より良い社会、新しい時代にふさわしい国家となるために必要なことは何か。

 自立すること、夢や志を持って生きること、責任を果たすこと、ではないでしょうか。


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今日は、大学生の抱負メッセージを紹介します。
 フィリピンの学校は現在、夏休み中。9月から新しい学年が始まる模様です。
 フィリピンの感染拡大は抑えられているようですので、ぜひ予定どおり、2022年度は対面式の授業が全面的に再開されることを望みます。

 アンパロハイスクール出身の奨学生、ロネス・ナルシソさん(22歳、フィリピン大学・ロス・バニョス校 哲学専攻 2年)のエッセーをお届けします。

 長文ですが、コロナ禍で通過した心情の世界、家庭事情が詳しく述べられています。ぜひお読みください。

 山歩訳にて、不足なところ、ご容赦ください。

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アンパロハイスクール出身のエンチャイルド奨学生たち
とのオンライン共有ミーティング

ロネス・ナルシソさん
ロネス・ナルシソさん
オンライン・スタディーツアーで(2020年10月25日)

最近の私の生活

 私にとって2021年は大変な年でした。私の人生の挑戦は決して終わることがないような気がしました。
 
 私は立ち往生し、まひし、そして打ちのめされた気分でした。新型コロナウイルス感染症によるパンデミックが思ったより早く終わらないことに気付いた時、私は学校生活、家族、友人、仲間、そして私の将来のために維持していた全てのモチベーションとエネルギーをほとんど失いかけてしまったのです。

 私はいつも不幸だと感じてきましたが、勉強へのモチベーションを決して失うことはもありませんでした。そのことがいつも私に希望を与え、私が経験していた悲惨さを忘れさせてくれました。

 私が興味を持ったのはそれだけでしたが、私の成績は最高とは言えませんでした。もっと勉強したかったのですが、モチベーションと気力のなさにいつも負けてしまっていました。にもかかわらず、大学の成績は問題ありませんでした。

 私はたくさんのことを学びましたが、まだまだ最善を尽くしきれていないことを認めなければなりません。

 これ以上悪い年はないだろうと思っていたちょうどその時、父が突然病院に搬送されることになりました。父は新型コロナに感染してしまったのです。

 父が苦しんでいるのを見るのはとてもつらいことでした。当時の病院は感染者でいっぱいだったので、父は新型コロナ感染症で亡くなったかたの遺体安置所で、車椅子に座って何日も待たなければなりませんでした。父はそこで何日も苦痛の中で横たわっていました。

 私は心の中で泣いていました。両親が影響を受けてしまうので、希望を失っていることを両親に示すことはできませんでした。
 父が回復するまでの間、私たちも病院に滞在しました。私たちは父と同じ部屋に入ることができませんでしたので、待合室で過ごしました。

 私たちは駐車場の冷たいベンチや床で寝ました。しかし、父が経験していることに比べれば大したことはありませんでした。私たちはいつも栄養価の高い食料や衣類などを持っていって、私たちが父と共に戦っていること、そして父をとても愛していることを父に示しました。

 2週間後、父は回復しました。ありがたいことに、父は自宅で療養を続けながら過ごしています。私たちは元の家庭を取り戻そうと努めています。

 学期が始まった時、私はあまりよく眠れませんでした。私は幸せな気分になれず、やる気もなく、行き詰まっていると感じていました。
 それで、私は助けを求めることにしました。大学のカウンセリング・ガイダンス室に助けを求めることにしたのです。

 数日後、私は他の助けが必要な状態だったので、大学の精神科医を紹介されました。私は不安や悩みが伴う大うつ病性障害と診断されました。
 私は薬を処方され、服用を始めました。早く治したいので、そのための最善を尽くしています。

 悲しみとやる気の低さは依然として私を苦しめていますが、私は戦い続け、夢を追い求めています。
両親や友達からのサポートは本当に助けになりました。また、いつも私を支え、愛されていると感じさせてくれたエンチャイルドにも感謝しています。

 そうです。エンチャイルドが私の学校生活を経済的に支援してくれることは非常に助かりますが、それ以上に私が感謝していることは彼らの温かい抱擁です。
 彼らが主張する「家族」に忠実であり続けてくれたことに私は非常に感謝しています。

 自分自身のために良いことを成し遂げることは確かに素晴らしいことですが、本当の意味で私のことを応援し、自分自身の幸福を気にかけてくれる人々に刺激されてそれらを行うこととは別です。
 エンチャイルド・ファミリーが与えてくれた幸せに感謝しています。

 社会での人間関係で私はバッテリーを使い果たし、人々の振る舞いに落胆しました。しかし、エンチャイルドの誰もが放つエネルギーには本当に何か高揚するものがあります。私はいつもお互いを見て、みんながとても幸せそうに見えることが心からうれしいのです。

 エンチャイルドが私たちに提供してくれる物質的なものは役に立ちますが、エンチャイルドがどれほど重要で特別なものであるかを感じることで、私は最も恩恵を受けていると思っています。
 フィリピン以外の人たち、個人的に知らない人からこんなにも精神的なサポートを受けるとは正直思っていませんでした。

 何年にもわたる体験を通して、エンチャイルドは確かに家族であり、私はいつもその一部であることが大好きなのだと気付きました。

 愛し、受け入れていると感じさせてくれた皆さんに感謝します。エンチャイルドが私を育ててくれました。
 私に利益をもたらすだけではありません。
 私も皆さんと同じような敬意と前向きさ、そして真の配慮をもって人々に接していこうと決めています。

2022年5月22日
ロネス・ナルシソ

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アンパロハイスクール出身のエンチャイルド奨学生たち

My Life Lately

 My 2021 was hard. I felt like the challenges in my life would never end. I felt stuck, paralyzed, and devastated. When I realized that this pandemic will never end sooner than I had hoped, I almost lost all the motivation and energy I had been keeping for my studies, family, friends, peers, and my future. 

 I almost always felt unhappy, I never lost my motivation to study because it kept me going. It had always given me hope and had always taken my mind off the misery I was experiencing. Despite it being the only thing I was interested in, my performance was not the best. I wanted to study better but my low motivation and energy had always been too overwhelming. Nonetheless my academic performance was fine. I still learned a lot. But I have to admit that I was not at my best.

 Just when I thought my year couldn’t be worse, my father was rushed to the hospital. He had COVID. Hearing and watching him suffer was very heartbreaking. Not to mention that the hospitals at the time were at their full capacity, so my father had to wait for days, sitting in a wheelchair, in the area where they kept the bodies of dead COVID victims. There he slept in pain for days. I could only cry inside. I could not show my parents that I was slowly losing hope because it would affect them. We stayed in the hospital as well while my father recovers. We couldn’t be with him in his room, so we stayed in the waiting areas.

 We slept in parking lots, in cold benches, on the floor; but these are minor inconveniences compared to what my father was experiencing. We would always bring him healthy foods, clothes, and other stuff, to show him that we were fighting with him and that we love him very much.

 After two weeks, he recovered. Thankfully, he continued recovering at home while we try to bring our lovely home back to normal. I had not rested very well yet when the semester started. I was still feeling very unhappy, unmotivated, and stuck. So, I decided to seek help. I was able to ask help from our university’s Office of Counseling and Guidance. After a few days, I was referred to the university psychiatrist as my condition needs other intervention. I was diagnosed with Major Depressive Disorder with Anxious Distress. I was prescribed medications and I started taking them. I wanted to get better, and I am doing my best to attain that.

 Albeit my sadness and low motivation were still overwhelming and distracting, I continue to fight and pursue my dreams. The support that I was getting from my parents and friends was really helping me cope. I am also thankful to Enchild for always supporting me and making me feel loved. Yes, it is very helpful that Enchild supports my studies financially, but what I appreciate the most is their warm embrace. I am very thankful that they stayed true to what they claim they are: a family.

 Achieving great things for myself sure is a wonderful thing but doing them inspired by people who genuinely root for you and care about your well-being is another. I appreciate the happiness Enchild family gives me. Social interactions exhaust my social battery and other people’s reaction to that is discouraging. However, there is really something uplifting with the energy everybody from Enchild gives off. I always catch myself genuinely smiling at how everybody looks so happy upon seeing each other.

 The material things Enchild provides for us are helpful, but I think I benefit the best with how important and special Enchild is making me feel. I honestly did not expect that I would receive this much emotional support from people I do not personally know, not to mention people who are not from the Philippines. Years of thinking made me realize that Enchild indeed is a family I will always love being a part
of. I thank everyone for making this family feel so loving and accepting. This I think will not only benefit me for I have become the person Enchild has molded me to become. I am sure that I will treat people with the same respect, positivity, and genuine care.

アンパロ
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 連日の猛暑の中、日本においては新型コロナウイルスの感染拡大の勢いが止まりません。
 夏バテ気味の皆さま、コロナ禍の影響でご苦労されていらっしゃる皆さま、お疲れさまです。

 今日は、リアル・スタディーツアー体験記第4弾をお届けします。

 今回のご紹介するのは、2013年7月に行われたスタディーツアーに参加した女性のかた(当時25歳)の体験記です。

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 「子どもたちは人類の宝だ!」

 「子どもたちは人類の宝だ」。今回2回目の参加となるこのツアーで、より強く、そう感じました。

 1年越しに会う子どもたちは、去年よりも少しだけ大人びた表情をしていて、1年でこんなにも成長するのかと驚かされました。そして、変わらない、純粋な子どもたちのはじける笑顔を見て、胸がいっぱいになりました。

 この子たちの未来を少しでもサポートできていると思うと、うれしくて、もっと多くの子たちと関わりたい、もっとサポートしたいと強く思いました。

 子どもたちは本当に純粋です。何でも素直に反応して、驚いて、照れて、笑って、楽しみます。短い時間の中でたくさんのパワーをもらいました。

 日本人を見つめる子どもたち。異国の地から自分たちに会いに来ているんだ、という高揚感と、誇らしさ…、私たちを見つめる瞳が、皆キラキラと輝いていました。

 こんな素直な子たちが、一人でも多く学校に通うことができて、たくさん学んでほしいと思います。 他人を大切にできる、思いやりを持った人になり、社会に貢献できる人になってほしいと思います。

 訪問したフィリピンの小学校の授業は素晴らしいものでした。小さい教室に50人もの児童たちがぎゅうぎゅう詰めでした。もちろんクーラーもありません。扇風機1、2台で、汗を流しながらの授業という環境でしたが、誰一人ダレることなく、主体的に授業に参加していました。

 印象的だったのが先生の授業の進め方です。とても熱心に精力的に授業をされていました。テンポよく、リズミカルで、子どもたちが学びたくなるような楽しい授業で、そこには児童に対して真剣に学んでほしいという、先生がたの熱い思いがありました。

 次々と手を挙げて発言する子どもたちの姿も、とても頼もしく感じました。そうやって主体的、自発的な行動を重ねることで、強さやたくましさを身に付けることができるんだなと思いました。

 エンチャイルドは今回、その学校で15人の児童を支援することになりました。姉妹結縁を結ぶことで、子どもたちもより一層成長していくのだと感じます。こうやって、たくさんの子どもたちと関わることができ、私自身ももっともっと自分の器を広げて、成長していきたいと思いました。

 子どもたちに向けたメッセージの中に、こんな言葉がありました。
 「チャンスを逃すな」と。
 本当にそのとおりだと思います。チャンスは転がっているものではありません。チャンスは自分自身でつかまなければならないものなのだと思いました。その言葉は、私にとっても心にぐっと来るものでした。

 今回、新たに2人の児童と姉妹結縁を結びました。たくさんの妹、弟ができました。私自身もいつまでも子どもたちの希望でありたいと思います。自分自身が思いやりを持った、人のために行動できる人でありたいと思います。

 素晴らしいこのプログラムも現地のスタッフの皆さんのサポートなしでは成り立ちません。このツアーに関わる全ての人に感謝します。


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 昨日のブログに続いて少しだけ、映画「ブロンクス物語~愛につつまれた街」に絡んだ話をさせてください。

 舞台は1960年代のアメリカ。そこには人種差別、異人種間の対立と葛藤も描かれています。
 イタリア系アメリカ人とアフリカ系アメリカ人の間に生じた対立と葛藤の壁です。

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 この写真は、エンチャイルドのTシャツの一枚です。
 「LOVE BEYOND BORDERS」、「国境を超えた愛」という意味ですね。

 国際協力であれ、国際交流であれ、その軸となるべきものは「LOVE BEYOND BORDERS」の精神であると思います。

 「ブロンクス物語」の主人公であるイタリア系アメリカ人の少年と、アフリカ系アメリカ人の少女との出会いによってその壁の一つが突き崩されます。

 男女の愛が国境を超えるという話はよく聞く話ではあります。
 しかし現実はそんなに簡単なものではありません(山歩も実はその経験者?)。

 エンチャイルドの挑戦は「男女の愛」ではなく、「家族愛」によってそれを可能にしようというものです。

 「エンチャイルド物語~家族愛につつまれた海外教育支援」は、国境を超えた愛と子どもたちの成長の物語でもあります。

 そんな視点から、エンチャイルド活動の中で触れる体験記を読み解いていただけると、エンチャイルドの海外教育支援のユニークさがお分かりいただけるかもしれません。

 エンチャイルドを通して、国境を超えた家族愛の味を味わっていただきたいなと思っています。

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「LOVE BEYOND BORDERS」のTシャツを
身に着けたエンチャイルド奨学生たち

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 ロバート・デニーロ監督作品、「ブロンクス物語~愛につつまれた街」(米国、1993年公開)を見ました。

 「地元マフィアのボスと知り合い、組織犯罪への誘惑と正直さおよび勤勉な父との狭間に立ち葛藤するイタリア系アメリカ人の少年カロジェロ・アネロの成長を描いている」(ウィキペディアより)

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エンチャイルド奨学生たち(サマーキャンプにて)
  
 1960年代を舞台に、一人の少年の9歳から17歳までの成長物語を描いた作品です。
 主人公の少年の最後のセリフが印象に残りました。

‐‐‐
ソニー(地元マフィアの親分)も父さんも言った
“大人になればわかる”
僕はやっと理解した
二人から学んだのは―
愛は無条件であること
人を受け入れること
それともう1つ
才能のムダ遣いほど
悲しいことはない
自分の選択によって
人生は変わる
‐‐‐

 ソニー(チャズ・パルミンテリ)は地元マフィアの親分。主人公の少年カロジェロ(フランシス・キャプラ)は9歳、同じ町に住むバス運転手のロレンツォ・アネロ(ロバート・デ・ニーロ)の一人息子。
 
 カロジェロ少年は、愛情深い実の父親と、「C(シー)」の名前で息子のようにかわいがるマフィアの親分の二人の「父」に導かれて成長していきます。全く違うタイプの二人。生活信条も人生観も真逆です。二人は水と油。交わることはありません。しかし、カロジェロ(C)を愛する点において二人は共通していました。

 異なる二人の大人の生き方に触れながら、葛藤を抱えながらも少年の心は引き裂かれることなく真っ直ぐに育ちます。
 
 「才能を無駄にするな」は父親の口癖です。
 少年は、誘惑や危機を乗り越え、大人になることの意味を一つ一つ知っていきます。

 二人から学んだのは―
 愛は無条件であること
 人を受け入れること
 それともう1つ
 才能のムダ遣いほど
 悲しいことはない
 自分の選択によって
 人生は変わる

 己を知ること、自らの選択によって人生が決まるということ。
 
 主人公は大人になることの意味を二人の大人から学びます。

 山歩はこの映画を通して、子どもの成長には親と共に第三の大人が関わることが大切だなと感じました。

 エンチャイルドもまた、第三の立場で(社会教育において)子どもたちの成長に関わっています。
 (決してマフィアの親分などではありませんが!)

 子の成長の責任は親(保護者)にありますが、子どもたちの成長を支える(成長と自立をサポートする)ことは社会に生きる全ての大人たちの責任だと考えます。
 
 とはいえ、現実は子どもたちの成長や自立の阻害要因となっている親や大人のなんと多いことか。
 
 子どもたちの才能を無駄にしないこと
 子どもたちを無条件に愛し、子どもたちのそのままを受け入れること
 そして、自ら判断し、自ら選択し、責任を果たす大人のモデルを示すこと


 それが「エンチャイルド物語」の目指すところなのかもしれません。

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