★3分で読める社会貢献★エンチャイルドblog

NPO法人エンチャイルドの広報担当、地球村山歩がお届けするブログです。エンチャイルドは、主にフィリピンの子どもたちを対象とする教育支援&共育活動、草の根国際交流、社会教育を行っている非営利団体です。子どもたちが受益者から支援者へと成長していくために、「ピース・アドボケイト(平和の擁護者)」の育成に重点を置いて活動しています。支援先現地を訪問するスタディーツアーを年に2回程度実施しています。コロナ禍の2020~2022年はオンラインでの交流が主な活動となりましたが、2023年6月には4年ぶりのスタディーツアーを実施することができ、成長した子どもたちとの再会を果たしました。2024年でフィリピンでの教育支援開始20周年となりました!

2023年01月


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
 1月最終日のブログをお届けします。

 皆さん、今年の冬、寒くないですか?
 大寒波が地球の半分を覆っているようです。

 さて、米国の政治家、ベンジャミン・フランクリンがこんな言葉を残しているそうです。

 「寒気の強い年には、春になって緑が繁茂する。人は逆境に鍛えられてはじめて成長する」

 この言葉、生きることがしんどいと感じている人には、励みになるでしょうか。
 とはいえ、現実的には逆境を越えることは簡単じゃないですよね。

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 しかしながら、成長には、過度な負担はいただけませんが、適度な負荷は必要だということを、私たちは経験的に知っています。誤解を恐れず言えば、成長には適度な負荷はもちろん、場合によっては過度な負担をも引き受けてそれに負けることなく、それを克服しなければならないということです。

 逆境というのは「過度な負担」に相当するのかもしれません。
 人生、長く生きていると、何度か逆境や試練、困難というものと遭遇します。

 逆境をうまい具合に避けて通るという方法もあるでしょう。黙ってやり過ごすこともできるかもしれません。諦めるという決断をすることや、妥協するという選択肢もあるでしょう。

 果たして、誰もが逆境に鍛えられて成長するという人生を生き抜くことができるのでしょうか。

 フランクリンの言葉を見ましょう。
 「春になって緑が繁茂する」という言葉。
 逆境を耐え抜くヒントがここにありそうです。
 それは、春になって緑が繁茂するという「ビジョン」であり、「希望」です。

 私たちにはビジョンが不可欠であり、希望が絶対的に必要です。
 ビジョンを、夢と志と言い換えたらどうでしょう?
 夢と志こそが、希望の源泉であるとは言えないでしょうか。
 
 エンチャイルドは子どもたちに夢と志を持って生きてほしいと考えています。夢と志は希望の苗床です。試練と困難を乗り越えて成長するために、子どもたちに希望を持ってもらいたいのです。それも自らの意志でです。

 世界の子どもたちを元気にする…。

 希望が元気の源です。
 子どもたちが夢と志を持って生きられる社会には、希望があり、成長があり、持続的な発展の可能性がより高まると考えられます。

 フィリピンの子どもたち、貧困の子どもたちだけを指して言っているわけではありません。
 日本の子どもたちも同様です。
 世界の子どもたちは一人残らず該当します。

 世界の子どもたちを元気にしよう。
 子どもたちの成長を支えよう。

 これは、世界の平和維持と持続的な発展を可能にする最も大事なことの一つではないでしょうか。
 まず子どもたちの成長を支援することが、より良い社会を実現していくための初めの一歩です。

 寒さが厳しいからこそ、春の緑の繁茂へのあこがれを強く持つ必要があります。
 夢と志を強く持ってこそ、希望を失うことなく、苦難と困難を乗り越えることができ、成長した自分と出会えるのです。
 
 日本には、「若い時の苦労は買ってでもせよ」ということわざがあります。
 英語でも、「Heavy work in youth is quiet rest in old age」という格言があるそうです。

 洋の東西を問わず、人は、苦労と成長は表裏一体のものであることを知っていたのですね。

 ところで、あなたに希望をもたらす夢と志は何ですか?


 ENCHILD NEWS & REPORT 最新号もぜひご視聴ください。

ENCHILD NEWS & REPORT 2023年1月25日号

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 国際協力、海外教育支援に関心のあるかたは、info@enchild.org までお問い合わせください。

ENCHILD


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 先週の土曜日、エンチャイルドの監事を務めるA氏の紹介で、フィリピンに関わる仕事をしているかたがた、あるいはしていたかた、そして日本国内でフィリピンに関わるような仕事をしているかたがたとの交流会(K社長主催)に参加しました。

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マニラベイのサンセット

 場所は六本木にあるフィリピン料理が食べられるお店。貸し切りで、久しぶりにフィリピンを感じる空気感の中で時間を過ごしました。
 お店の名前は、「ニューナナイズ (New Nanay’s) 」。「Nanay’s」はタガログ語で、「お母さん(ママ)の」という意味。お店のウェブサイトには「2004年創業☆フィリピン大使館御用達」とあります。なんと山歩が初めてフィリピンを訪ねた年も2004年。何か縁を感じます。
 都内でもなかなかフィリピン料理のお店を見かけることがなかったのですが、良いお店を教えてもらいました。K社長さん、ありがとうございます。

 何人かのかたと名刺交換をさせていただきましたが、その一人がインフルエンサーを目指すユーチューバー、女ひとり旅「ブラカオリ」のKaoriさん。
 お父さんがフィリピン人、お母さんが日本人という(逆だったかな…)女性のかたです。

 YouTubeチャンネルは最近始めたようですが、2本動画がアップロードされていましたので、ご紹介します。おすすめです!



 いずれフィリピンでの動画も公開する予定とのこと。遠からずフィリピンを旅するようですので、YouTubeでの公開が楽しみですね。

 他にもいろんなかたとの出会いがありました。
 今年は何度かフィリピンを訪ねることになりそうです。
 出会いを大切に、「共立」の関係を広げていけたらいいなあと思っています。

 また、1月29日(日)には、オンラインで行われたユニカセさんのフィリピン視察報告会に参加しました。3人の大学生が息の合った素晴らしいプレゼンを披露してくれました。


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
 
 本日は、シンプルに、エンチャイルド奨学生によるクリスマス・プロジェクト実施オンライン報告会のご案内をいたします。

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★イベント名:エンチャイルド奨学生によるクリスマス・プロジェクト実施オンライン報告会

★開催日時:212日()午後3時より【ミンダナオ北東部地域の報告(3チーム)】
      219日()午後3時より【マニラ首都圏地域の報告(5チーム)】

★主なプログラム:チームごとの実施報告、体験発表、現地リーダー報告など

★参加方法:オンライン(参加ご希望のかたは、info@enchild.org までご一報ください)

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ENCHILD NEWS & REPORT 2023年1月25日号

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今日はエンチャイルド奨学生のエッセーを紹介します。

 アンパロのクリスチャン・フェタリノ君(20歳、フィリピン工科大学 電気工学専攻 3年 )の大学生としての抱負メッセージです。

 夢の実現に向かって、着実に進んでいこうとするクリスチャン君の熱い思いにあふれたエッセーです。

 翻訳は、エンチャイルド・サポーターの山本さんにご協力いただきました。
 山本さん、ありがとうございます!

クリスチャン・フェタリノ君
クリスチャン・フェタリノ君

大学生、そしてエンチャイルド奨学生としての抱負
「教育」が成功の鍵

 何事かが実現するのを待つのではなく、自ら自身で未来を計画することが重要だと認識することが、自身の目標を定め、それを達成するための第一歩だと思います。これまでの人生を振り返ってみると、紆余(うよ)曲折を経て常に進化しています。

 この文章を書き上げることは実に大変な作業でした。このエッセーを書くことを通して、人生について、そして私の理想について振り返ることができました。

 目標を設定することで、私は自分の夢を検証することになりました。私の人生における究極の目標はエンジニアになることでした。エンジニアは専門的な知識が必要で、とりわけ、意思決定のスピードが速いライフスタイルに私は魅力を感じていました。どんな仕事でも、その先にある輝きを実現するためには、厳しい学習計画が必要だと思います。

 私は、教育、職業、そして将来にわたって、全てのことにおいて偉大なことを成し遂げることを最優先しています。学問的専門性、専門的な経験、そしてチャレンジ精神こそが、私の職業選択の目標の全てです。

 私は、エンジニア業界の専門家から学び、成長し、能力を生かして自分もエンジニアの専門家となりたいという夢を持っています。人生で成功するためには、まずいくつかの目標を達成しなければなりません。設定した目標を達成していくことが成功です。

 私は、一生のうちに成し遂げたい夢について決めています。個人的なものから仕事上のものまで多岐にわたります。しっかりと教育を受け、自分が満足できる仕事に就き、自分の家族が必死に私のためにしてくれたのと同じように、家族を養えるようになりたいです。

 つまり、「教育」が成功の鍵なのです。さらに、私が心に留めている重要なことは、いろいろな文化を知り、新しい人と出会い、世界の文化や伝統に親しむといった経験を積むことです。そうすることで、初めて許容範囲が広がり、新たな視点が生まれるののだと思います。

 仕事を楽しみながら、より早くステップアップするためには、自分の職業に対する目標と志を明確に理解することだと思います。

クリスチャン・フェタリノ

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右から2人目がクリスチャン君(2018年12月)

"Aspirations as a College Student and a Scholar"
 Education is the key to success

 I think the realization that you need to plan for the future rather than wait for it to happen is the first step in defining and accomplishing personal objectives. When I look back on my life, I see that it has gone through many twists and turns and is always evolving. Getting ready to compose this article was a really difficult task. It truly made me think about my life and how it has evolved as I have grown older. Goal-setting has compelled me to examine my ideals. My ultimate ambition in life has always been to become an engineer. Because of the expertise needed and, especially, the fast-paced, decision-making lifestyle, it has caught my attention. I think that any career needs a rigorous study plan in order to achieve brilliance down the road. 

 To achieve greatness in all I try to do is my top priority whether it comes to education, a profession, and the future. Finding a position that will build on my academic expertise, professional experience, and desire for challenge are all aspects of my career goals. I'm an ambitious person who wants to learn from and grow alongside individuals who are experts in their industry so that I can use those abilities to eventually become an expert myself. Before someone may be deemed successful in life, they must first accomplish a particular number of goals. Achievement of your set goals is success. 

 I've determined an ambition I hope to accomplish in my lifetime. These objectives range from personal to professional in nature. My professional life's objectives are to earn a decent education, land a job that makes me happy, and be able to support a family in the same way that my own was frantically trying to do for me. Education is the key to success in the first place. Another crucial career objective to bear in mind is to collect experiences, such as knowing about various cultures, meeting new people, and generally becoming familiar with various customs and traditions from throughout the world. We will only be able to broaden our tolerance and adopt new viewpoints as a result. The only way a person can truly enjoy their work and advance more quickly is if they have a clear understanding of their career goals and ambitions.

Christian Fetalino

‐‐‐

 お待たせしました!
 エンチャイルド奨学生たちによるクリスマス・プロジェクト実施報告会(オンライン)のご案内です。ぜひご参加ください!

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 新年必見のENCHILD NEWS & REPORT 2023年1月25日号が公開されました。お見逃しなく!

 フィリピンのエンチャイルド・リーダー二人の新年のあいさつを中心に構成しました。
 お二人とも、心にしみるメッセージを届けてくれました。ぜひじっくりとご視聴ください。

 また、動画の最後には、理事長からエンチャイルド奨学生(エンチャイルド・ユースのメンバー)への手紙メッセージも収録されています。こちらもぜひお聞きください。
  
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ENCHILD NEWS & REPORT 2023年1月25日号
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ジョニー・ボロンガイタさん(ミンダナオ北東部地域担当責任者)
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キアノ・ロメロさん(マニラ首都圏地域担当責任者)
 
 1月15日号も併せてご覧いただけるとうれしいです。

ENCHILD NEWS & REPORT 2023年1月15日号
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 Dear Enchild Family

 Watching you grow day by day is the greatest pleasure of my life.
 I am sure you have already read my New Year's message to you that I recently posted on the ENCHILD blog.
 This time I would like to share my message, especially with you, the member of Enchild Youth.
 What are you most interested in right now?
 Isn't it a matter of your future, your career path?↑
 High school and college students enjoy studies, but at the same time they worry about their career path.
 You should worry about it a lot.
 But don't just worry, ask someone and do research on your desired path.
 It's also a time to study yourself.
 Where there is a will there is a way.
 There is no need to be afraid overly. 
 If you don't give up, you can start your life over and over again.
 Do not lose courage and hope.
 Life is a series of turning points, and judgments and decisions are required at each turn.
 Live your life that is wise, sometimes cool, and full of love.
 May the power of God's love and wisdom always be with you.

 日々成長するあなたがたを見るのが私の人生の最高の楽しみです。
 先日、ブログでも公開した新年の私のあなたがたへのメッセージはすでに読んでくれていると思います。
 今回は特にエンチャイルド・ユースのメンバーであるあなたに伝えたいと思います。
 あなたにとって今一番関心のあることは何でしょう?
 自分のこれから、進路問題ではないでしょうか?
 高校生から大学生の時期は学問を楽しむと同時に、進路に悩む時期です。
 大いに悩んでください。
 しかし悩むだけでなく、誰かに尋ね、希望する進路に対して研究してください。
 それは自分自身を研究することでもあります。
 意志のあるところに道は開かれます。
 過度に恐れる必要はありません。
 諦めなければ人生は何度でもやり直しができます。
 勇気と希望を失わないでください。
 人生は分岐点の連続であり、そのたびに判断と決断が求められます。
 知恵深く、時にクールに、そして愛にあふれた人生を生きてください。
 神様の愛と知恵の力がいつも共にありますように。


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。 
 
 中2の生徒たちへの授業のまとめとして、山歩が「国際協力体験で得たもの」、そして授業のテーマである働くことの意味について山歩流の考えを披露させていただきました。

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 また、国際協力活動に携わるに当たって、必要とされる内容については以下の項目を挙げて説明しました。

❶チャレンジ精神、勇気:「一歩前へ」
❷問題意識、好奇心、探究心:「知りたい!」
❸社会貢献意識:「誰かのために生きたい!」
❹異文化交流意識:「海外に行ってみたい!」
❺言語能力、特に英語:「世界の人々と話したい、行動を共にしたい」
❻コミュニケーション能力:ノンバーバルも 
❼専門知識、技術、特技、趣味:「芸は身を助く」

 結論として、「日本人として、そして地球人として生きる」という意識が大切であることを強調しました。

 そして、社会貢献や国際協力に興味を持ってくれたとしたなら、以下のようなことから実践してほしいと伝えました。

❶偉人伝を読む
❷日本語と英語を勉強する
❸日本の歴史と文化を勉強する
❸興味ある国の言葉(歴史と文化)を学ぶ
❹高校生、大学生になったらスタディーツアーに参加してみる
❺グローバルフェスタJAPANなどの国際協力や国際交流をテーマとしたイベントに参加してみる

 さらに、未来を創る中学生の皆さんたちに、以下のような山歩流のアドバイスをさせていただきました。

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 最後に、未来を創る中学生へのアドバイス、そして授業のテーマとして掲げた「人はなぜ働くのか?」に対する一つの答えとして、以下のようなメッセージを送りました。

 「和の精神」については、JOMONの話もしたかったのですが、タイムリミット。
 50分弱の時間でしたが、私の拙い話からでも、何かを感じ取って、国際協力という仕事、貧困や教育の格差という問題に目を向けてくれるようになったらうれしいです。

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 世界においては、ボランティア・社会奉仕がキリスト教の博愛精神によって支えられているところはよく知られていることだと思いますが、山歩は「和の精神」もまた、日本国内のみならず、国際社会の協力関係をつくり出す「ニュー・パラダイム」になり得ると考えています。


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 エンチャイルドの活動の目的を最も短い言葉で表現すれば、「子どもたちを元気する!」です。 

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 エンチャイルドの基本情報を、下記の図表でご確認ください。
 道半ばではありますが、エンチャイルドは定款(規約)にうたっている内容を誠実に着実に一歩一歩実践しています。

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 コロナ禍、パンデミックの中にあって、エンチャイルドは現地視察、スタディーツアーを自粛してきましたが、今年は再開させたいと思っています。6月ごろの実施を目指して調整中です。

 エンチャイルド奨学生たちが一堂に会する支援式(交流プログラム)の開催は、日本の支援者の皆さんはもちろん、奨学生にとって楽しく大切な時間、場所となってきました。一年に一度であっても、直接会って触れ合い、対話し、共に過ごす時間は、家族愛の絆を深め、それを実体験できる場なのです。

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 エンチャイルドは、奨学金給付だけでなく、さまざまな教育支援を行っています。
 貧困下にある子どもたちはおなかを空かせています。
 クリスマス時期には、毎年、フィーディングサービス(給食支援)に取り組んできました。コロナ禍にあっては、他団体さまにご協力いただき、OKOME-Projectを5回実施し、毎回250世帯前後の家庭を対象に精米10キロを支援してきました。

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 「百聞は一見に如(し)かず」と言います。やはり、現地を訪ね、受益者である子どもたち、エンチャイルド奨学生たち、フィリピンの人々と出会い、交流することには大きな意義があります。「体験する」ということの大切さを現地を訪問するたびに実感します。 

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 私たちは今日も、子どもたちの元気と未来のために、大人としてできることを実践していきたいと思います。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 昨日に続いて、中学2年の生徒さんに行った授業内容の一部を紹介いたします。
 今日は、「フィリピン社会の問題点と教育事情」 、そして教育支援の意義についてです。

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 2019年5月以来、フィリピンに行けていません。もうすぐ4年になります。今年は6月ごろ行こうと考えていますが、飛行機で4時間半の時間のなんと遠いことか。

 授業では、わずかな時間ですが、フィリピン社会の貧困、経済格差、教育格差、学校事情についてお話ししました。本当にわずかな時間ですが、スタディーツアーに参加された日本人のかたのフィリピンで体験したこと、感じたことなども紹介させていただきました。

 今回の授業は、キャリア教育の一環。生徒たちの将来の進路選択に参考になるよう、職業、仕事の内容を中心とするお話をすることが趣旨ですから、フィリピン社会の状況を長々と話すわけにはいきませんでしたが、エンチャイルドが支援する子どもたちの同年代の中学生たちに、フィリピンの子どもたちの事情や様子を知ってほしいと思い、フィリピンの学校事情、子どもたちの状況については少しだけ突っ込んだ話もさせてもらいました。

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▲▼エンチャイルドのスタッフが撮影
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 エンチャイルドのミッションは、「貧困の世代間連鎖を断ち切る」ことです。
 学校で学びたいと望んでいる子どもたち、高学歴で安定した仕事に就きたいと望む子どもたちを支援することが、教育支援の目的です。

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 エンチャイルドの教育支援は、❶奨学金給付による経済的援助 ❷交流プログラムによる心の支援 ❸「ピース・アドボケイト(平和の擁護者、推進者)」教育プログラムに基づく社会教育支援 ❹その他です。
 これらの支援によって、彼らを元気にすること、すなわち、夢と志を持った人生を生きたいと思えるような希望を与えることです。人は希望なくして前向きに生きることはできないと考えるからです。希望を持ててこそ、人間の自立心や責任感は育まれるのではないでしょうか。

 エンチャイルド教育支援のゴールは、貧困からの脱出でとどまるのではなく、「受益者から支援者へ」、支援される側から支援する側に立って生きていく人間を育成することです。

 そのような教育支援が、貧困という問題、格差という問題の解決を可能にしていくと考えています。

 明日は、エンチャイルドの活動の様子も授業で伝えましたので、その辺のことを書いてみたいと思います。(つづく) 


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今日は地元の中学校で中2の生徒さんを対象に授業をする機会がありました。
 4人の講師で50分授業を2クラスずつ担当しました。キャリア教育の一環で設定された授業です。

 山歩は、「人はなぜ働くのか?~国際協力の仕事を通して見えてきたもの」というテーマでお話しさせていただきました。

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 国際協力の仕事をする立場で、山本敏晴さん( ウィキペディアより:日本の医師、医学博士、写真家、国際協力活動家、企業の社会的責任 の啓発運動家。特定非営利活動法人宇宙船地球号の代表)が提唱された「国際協力師」のネーミングを拝借し、“国際協力師”としてどんな仕事をしてきたのかをお話ししました。

 また、社会における「非営利組織」「NPO」の位置付け、非営利活動は社会の問題解決するために行うものなど、「問題解決」と「課題解決」の意味の違いについても触れ、中学生たちが普段の生活の中でも問題解決思考を持ってもらえるよう、日常的な例を挙げながらできるだけ分かりやすく(なっていたかどうかは?)説明したつもりです。

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 その上で、山歩が、そしてNPO法人エンチャイルドがなぜフィリピンでの教育支援を行っているのかをお伝えし、フィリピンの子どもたちの「貧困の世代間連鎖を断ち切る」がエンチャイルドのミッションなんだよ~と解説いたしました。

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 明日は、「フィリピン社会の問題点と教育事情」についてお話しした内容を書いてみたいと思います。(つづく)

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 昨日、後藤副理事と共に日比谷公園に行ってきました。
 ENCHILD NEWS & REPORT 2023年1月25日号の撮影のためです。

 新しい年を迎えて、日比谷公園にあるホセ・リサール像と共にエンチャイルドのフィリピンでの活動を始めたかったという思いがあったからです。

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 この場所には、来日したフィリピンのエンチャイルド奨学生たちや関係者、日本の支援者の皆さんをご案内したこともあります。

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来日したフィリピンのエンチャイルド奨学生たちと(2019年10月)

 ブログでも何度かご紹介してきましたが、ホセ・リサール(1861年6月19日〜1896年12月30日)の石碑と胸像は、日比谷公園日比谷門に向かって右方向、心字池のすぐそばにあります。

 石碑は、日本に滞在したことを記念するもので、1961年に建立されました。
 以下のように記されています。

 フィリピンの国民的英雄、ホセ・リサール博士
 1888年この地東京ホテルに滞在す
 1961年6月19日 建之

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 胸像は、フィリピン独立100周年を記念し1998年に建立されたものです。

 ホセ・リサール博士はスペインからの独立運動のリーダーで、フィリピンの国民的英雄、フィリピン独立の父ともいわれるフィリピンの歴史の中で最も重要な人物の一人です。

 フィリピンでは、子どもから大人までホセ・リサールのことを知らない人はいません。 
 330年以上もの期間、スペイン統治下にあったフィリピンで初めて独立のために動き、命をささげた人物です。医師でもあり、小説家でもあり、画家でもありました。15~20か国語を話せたそうです。ホセ・リサールはヨーロッパへの留学のみならず、日本にも2カ月間の滞在経験があります。
 日本語を話しているホセ・リサールの姿を想像すると、長くフィリピンに関わっている者として感慨深いものがあります。

 私はたびたびこの場所を訪ねていますが、日本とフィリピンをつなぐスポットのように感じています。
 ホセ・リサールの石碑と胸像のある場所が「日比谷公園」という場所であることも興味深いですね。
 「日比谷」は日本とフィリピン(比国)の谷とも読めます。

 胸像の裏には、「東洋の偉人 ホセ・リサール博士 記念碑」と書かれています。国家を超え、東南アジアを超え、アジア、東洋の偉人だと称される人物がホセ・リサールなのですね。

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ホセ・リサールの胸像の裏側
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記念碑には、「東洋の偉人、ホセ・リサール博士」と刻まれている
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撮影を担当した後藤副理事
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日比谷公園といえば「首かけイチョウ」といわれるほど有名なイチョウの大木
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東京の中心地に位置する日比谷公園

 ENCHILD NEWS & REPORT 2023年1月15日号では、エンチャイルド理事長の新年メッセージ集をお届けしています。エンチャイルドが何を目指し、何を取り組んでいるのか。ぜひご覧になってみてください
 次号の1月25日号は現在編集中、公開をお楽しみに!

ENCHILD NEWS & REPORT 2023年1月15日号


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
 
 今日もエンチャイルド奨学生のすてきなエッセーをお届けします。
 アンパロ・ハイスクール出身のマリア・ディバイン・マルティネスさん(21歳、ブラカン・ステート大学/数学・コンピューターサイエンス専攻3年)

 マリアさんは、「これからも私は皆さんと写真に写る時、“One Child, One Peace”と叫び続けたいと思います」と語ってくれました。
 
 マリアさん、一日も早い再会を果たしましょう。そして一緒に写真に納まりましょう。
 ONE CHILD! ONE PEACE!

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マリア・ディバイン・マルティネスさん

 私が大学生になってから2年がたちました。私は、自分自身と家族を養うのに十分な基盤を持つ成功した大人になることを望んでいます。
 私はエンチャイルド奨学生として8年目を迎えました。エンチャイルド奨学生として、10年目もエンチャイルドの一員であり続けたいと思っていますが、その時にはボランティアの立場になって、後輩たちにインスピレーションを与える存在として奉仕できるようになりたいです。

 時がたつにつれて、昨日まで目指していたものをしっかりと維持し続けるのは本当に難しくなってきました。時間というものは、単に年を取るだけでなく、変化についていくことを意味するのです。
 柔軟であることは、キャリアや仕事に必要なスキルであるだけでなく、現実の残酷さの中で生き抜き、願望と現実のギャップを埋めるために必要な特性でもあると言えます。
 私は、「成功への道」を歩み始めた頃の自分の姿を見失いつつあります。私は長女であり、できるだけ早い時期に一家の稼ぎ手にならなければならないという重荷を背負っている現実に胸が苦しくなることがあります。

 このような状況で私はあと2年耐えられるでしょうか? 卒業後はどうなるのでしょう? そのことは、今考えられる現実的な私の最も大きな敵だと思います。
 自分がやりたいこととやらなければならないことの区別がつきません。私がしなければならないことは変化への対応です。私は負わなければならない責任の故に私がやりたいことが少しずつ変わりますが、今はそのことについては考えないようにしています。
 頭の中にはやりたいことがたくさんあるのに、やらなければならないことがあって今はできません。今、このままこれを書き続けるか、それとも新しい前向きな選択をしなければならないのかを考えています。

 私が大学生になってから2年がたち、「One Child, One Peace」、エンチャイルド奨学生の一人に選ばれた最も幸運な学生の一人になってから8年がたちました。
 自分の原点を振り返ってみると、今ならやめることも可能だと思います。しかし外部からの要因でやめるのは良くないと思います。

 私は今後の抱負として、これまで志してきた夢を諦めるのか、責任を優先するのかについて十分長い間考えてきました。私は、全てが選択の問題であると考えていて、今後もそう信じていきます。自分のために生きるか、誰かのために生きるかは、それは本人の選択だからです。

 しかし、私は自分自身と家族のために生きることを選択し続けています。このエッセーは、私が苦しんでいる原因が家族にあるとしても、彼らを置き去りにすることはできないということを証明しています。
 人生は選択の問題であり、私は自分の願望と現実のギャップを埋めることを選択します。私ならきっとできると信じてくれている人々を失望させることはできません。私はこれからも成功への道を切り開き、私の幸福への道を切り開き、エンチャイルドの私の後輩たちにインスピレーションを与え続けます。

 人生において、志を持ち続けることは難しいことです。しかし、これからも私は皆さんと写真に写る時、「One Child, One Peace」と叫び続けたいと思います。

マリア・ディバイン・マルティネス

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 It’s been 2 years since I became a college student who hopes to be one of those successful individuals who can have more than enough resources to provide for themselves, also their family. Apart from that, today also counts as my 8th year as an EnChild beneficiary who before wishes to be still part of the organization in the 10th year since she was a scholar but at that time, ready to serve as a volunteer and inspiration to her descendants.

 Time goes by and it is really hard to maintain a very tight grip on what I was aiming for yesterday. Time really proves more than just aging, it also has a say about changes and keeping up with it. I could also say that flexibility isn’t just a requirement skill to any career or work, but also a necessary characteristic for you to live in the cruelty of reality and for you to close the yawning gulf of your aspirations and reality. Slowly, I am losing sight of what I was with in the start of this paving-my-way-to-success. The reality of me being the eldest child of my family, for I have to provide as soon as possible - to be the breadwinner and the fact that I could hardly call it a burden because I wish it wasn’t. This reality makes my heart ache. 

 Can’t I just endure another 2 years of this? Just after my graduation? Reality is my biggest enemy that I could consider as of the moment. I couldn’t hardly distinguish what I wish to do and what I must do because unforeseen events happen to make all the confusion about being practical and dreaming. Little by little the things that I must do turns into what I wish to do because of the changes and responsibility-that-I-wasn’t-responsible-for that I have to keep up, but again, wishes to ignore. There are so many things in my head that I wish to do but currently can’t because I have something I must do. At this moment, I am contemplating if I must continue to write this or start with a new positive selection to read.

 2 years had passed since I was a college student and 8 years had passed since I became one of the luckiest students to be chosen to be part of the “One Child, One Peace” campaign of EnChild. Looking back to where I came from, I think it is possible for me to stop now. I don’t think it is a great idea to stop just because of an outside entity. I was holding to this aspiration, to this dream long enough to lose a grip on it or to even exchange it with responsibility. I believe and will continue to believe that everything's a matter of choice. It is your choice to live for yourself or to live for others. 

 But I continue to choose to live for myself and also for my family. This essay proves that I can’t leave them behind even if they’re the reason why I am suffering. Life’s a matter of choice and I choose to close the gap of my aspirations and my reality. I can’t let down those people who believe that I can. I’ll continue to pave my way to success, to my happiness and to be an inspiration to my descendants in the organization.

 Life’s hard to continue your aspirations but, I wish to continue shouting “One Child, One Peace” and taking a picture.

Maria Divine Martinez  

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アンパロ・ハイスクール出身のエンチャイルド奨学生たち
左から2人目がマリア・
ディバイン・マルティネスさん

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今日はエンチャイルド奨学生の抱負メッセージをお届けします。
 トリーシャ・モンフォルテさん(22歳、OUR LADY OF FATIMA UNIVERSITY/看護学専攻4年)、ケソン市バランガイ・タタロンのエンチャイルド奨学生です。

 学校の教員を目指す子、看護師を目指す子、エンジニア、ジャーナリスト、弁護士、ソーシャルワーカーなどなど、「夢」も成長、変化します。
 一つ一つの困難を乗り越え、彼らは前進しています。意志あるところに道あり。登れない山はない!

 翻訳は、江口さんにご協力いただきました。
 江口さん、いつもありがとうございます!

2022-01-08_15-26-19
トリーシャ・モンフォルテさん

大学生として、そして奨学生としての私の抱負

 大学生として、そしてエンチャイルド奨学生としての私の抱負を述べる前に、まず志(アスピレーション)とは何かについて述べたいと思います。

 ターニャ・ハレル女史によれば、志とは強い希望、夢、目標のことです。志とは、ポジティブで上昇志向の強い意味合いを持った言葉です。

 私たちは、自分が今いる場所や状況よりも、より優れたものにしたい、またはそうなることを熱望しています。志とは、職業、社会、個人など、私たち人間がさまざまな分野において持つものです。

 志の意味を表現する一つの方法として、「星に手を伸ばす」という考え方があります。
 決してうまくはいかないかもしれませんが、空を眺めて星に近づこうとする行為は、日々の人生を豊かにしてくれるものです。星を目指す過程で、私たちは前に進んでいくのです。

 私は、多くの人が得ることができていない「教育を受ける」という機会を得て、大変恵まれた立場だと思います。

 私が中高生の頃に理解していた志とは、単に「達成したい目標」という程度でした。浅い理解だったと思います。
 ハイスクールのGrade12になると、大学でどの専攻を選択するかを決定する時期になります。しかし私はどの学部や学科が自分に合っているかを計画することはなく、ただ「流れに任せる」タイプで、家族が望むならそれを選択する、という人間でした。

 「大学を卒業し、看護師資格試験に合格し、経験を積み、そして海外で就職したい」

 フィリピン国内の看護師の給料では、自立した生活を営んでいけないことは誰もが知っているからです。
 浅はかな目標かもしれませんが、これらの目標を一つ一つ達成していこうとすることで、私は大きな絵が見え始めるようになり、志についての理解が深まってきました。

 私は今、大学生として、プロの看護師になりたいという夢を持つようになりました。農村部、特に診療所に行くこともできない貧しい人たちに医療サービスを提供することが私の将来の夢です。私は大学で学位を取得し、医療のスペシャリストを目指したいと思います。

2022年8月13日
トリーシャ・モンフォルテ

タタロン
右から2人目がトリーシャ・モンフォルテさん

“Aspirations as a College Student and a Scholar”

 Before I discuss what is my aspirations as a College Student and a Scholar let me first discuss what is aspirations. According to Tanya Harell, an aspiration is a strong hope, dream, or goal. The idea of aspiration has a positive, upward connotation. We aspire to be or to become something that we perceive is better than what or where we currently are. 

 There are many different types of aspirations, such as career, social, and personal. One way to think about the meaning of aspiration is the idea of reaching for the stars. We may never quite make it, but the act of looking and moving upwards can enrich our daily lives. In the process of reaching for the stars, we make progress forward. I am truly blessed to have an opportunity that so many don’t have; getting an education. 

 When I was in Junior High and Senior High what I only know about aspiration is a goal that you want to achieve, shallow right? Especially when I was in Grade 12 this is the time where you will decide what program do you want in college, I don’t really plan when it comes to choosing what course or program is for me, I’m just a “go with the flow” kind of person so if my family wants it then I will choose it. 

 My mindset is very shallow, I will graduate, pass the board exam, NCLEX and IELTS, get an experience here, and then get a job abroad because we all know the salary of the nurse here in the Philippines won’t get you far in life. But as I achieve those little achievement of mine, I’m starting to see the bigger picture and my understanding about aspirations becomes deeper. I think my aspiration as a college student is to become a professional nurse and help and provide services to rural areas especially those poor people who can’t even go to clinic. 

 I want to advance my degree and become a specialist. As a scholar, I think my aspiration is to become someone who can aspire and motivate people or to just be a role model. I’m not a smart student but I hope by doing simple things for example helping in the community by educating them may motivate others. 

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 エンチャイルドの理事長からエンチャイルド奨学生の皆さん宛てに新年のメッセージが寄せられましたので、今回はその内容を紹介します。

 エンチャイルド奨学生の皆さんにはぜひお読みいただきたいと思います。
 
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 Dear Enchild family.
 How are you doing in the new year?
 Thank you to everyone who worked on the Christmas project.
 I look forward to hearing your report on the results of your project.
 Well, what kind of year do you want this year to be?
 Our primal responsibility is to develop our personality and character that were given from heaven.
This is the essence of independence.
 Our second responsibility is to live for those whom we have been allowed to meet through heavenly guidance.
 Also, you help those who need help, support those who need support.
 A kyoritsu society consists of independent people.
 The terminology "Kyoritsu" means standing together, standing each other, standing one another.
 As peace advocates, I am expecting you to become independent people and become the bearers of a kyoritsu society.
 It doesn't mean the day will come someday, but always today is the new day of starting.
 I want to meet you.
 I hope we can meet again this year.
 Let's all gather together.
 I look forward to the day when I can hear each every one of you in person.
 There are always difficulties on our way.
 But don't be afraid to move forward step by step.
 There is no mountain that cannot be climbed.
 Let's hold hands and help and support each other when when you feel hard to go alone.
 Your dreams and aspirations will bring happiness to your neighbors and create peace in the world.
 I am proud of you.
 Thank you for your smile.

 Maraming salamat po.

 Sincerely,

NPO ENCHILD
Takanori Todate

‐‐‐

 こんにちは、エンチャイルド・ファミリーの皆さん。
 新年を迎えていかがお過ごしですか?
 クリスマス・プロジェクトに取り組んだ皆さん、お疲れさまでした。
 プロジェクトを実践した皆さんの結果報告が聞けることを楽しみにしています。
 さて、今年はどんな年にしたいと皆さんは望んでいますか?
 私たちの第一の責任は天賦の個性と人格を成長させることです。
 これが自立の本質です。
 私たちの第二の責任は人のために生きることです。
 助けが必要な人には助けを、支えが必要な人には支えを行うのです。
 共立の社会は自立した人々によって成り立ちます。
 ピース・アドボケイトである皆さんは、自立した人を目指し、共立社会の担い手となってください。
 そしてその日はいつか訪れるのではありません。
 いつも今日が出発の日です。
 皆さんと会いたいです。
 今年はきっと再会できるでしょう。
 みんなで一つに集いましょう。
 皆さん一人一人のお話を直接聞ける日を心待ちにしています。
 私たちの行く道には常に困難なことがあります。
 しかしそれを恐れず、一歩一歩前に進んでいきましょう。
 登れない山はありません。
 一人で難しい時は助け合い、支え合いましょう。
 皆さんの夢と志が、隣人に幸せをもたらし、世界の平和をつくり出すことでしょう。
 皆さんを誇りに思っています。
 皆さんの笑顔に感謝します。

 エンチャイルド理事長

 ENCHILD NEWS & REPORT 2023年1月15日号では、エンチャイルド理事長の新年メッセージ集をお届けしています。エンチャイルドが何を目指し、何を取り組んでいるのか。ぜひご覧になってみてください

ENCHILD NEWS & REPORT 2023年1月15日号


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 去る12月11日、フィリピン・カロオカン市のマルセロ・H・デル・ピラー小学校で4団体のコラボによる「HAND IN HAND プロジェクト」が実施されました。

 現地でエンチャイルド・フィリピンのキアノ・ロメロ事務局長と共にコーディネーターを務めてくださったのは、同校教員のパメラ・モロン先生です。

 パメラ先生は長年、エンチャイルドの良き理解者であり、同校出身のエンチャイルド奨学生たちのケアをするなど、日頃から私たちの活動を支えてくださっているかたです。

 そのパメラ先生から感謝状が届きましたので、エンチャイルドのブログでも、同プロジェクトを推進した4団体の一つとして感謝状の内容をお伝えしたいと思います。
 
パメラ先生
パメラ・モロン先生(左)とエンチャイルド奨学生たち

 受けることよりも与えることの方がいい......。
 シンプルな言葉/名言ですが、特に心優しい人たちには大きな意味のある言葉です。

 与えること、そして持っているものを分かち合うことは、人間一人一人が持つ最高の資質の一つです。「HAND IN HAND」というプロジェクトは、パンデミック以降、エンチャイルドの関係性を通じて行われた活動の中でも、私たちにとっては今年最も注目した取り組みの一つです。また、この時期はクリスマスシーズンで、タイムリーでもありました。このプロジェクトの主導者である一般社団法人グリーン・ウインドの奥平喜博代表、そしてBNI-SAIチャプターさま、NPO法人SB Heart Stationさま、NPO法人エンチャイルドの皆さまに心から感謝いたします。

 また、経過のサポートとフォローアップを行ってくださったエンチャイルドの島田努さん、後藤清人さん、そして外舘孝則理事長とキアノ・ロメロさんにも感謝します。

 このようなプロジェクトを行うことは、日々の仕事を持つ私たちにとって挑戦的なことでした。計画、受益者の選択、準備は慎重に、かつ、よく考えて行われなければならないからです。しかし私たちは、それが皆のためになることであるため、そのように考えず、心から受け入れました。このプロジェクトに参加できたことは素晴らしい機会でしたし、今後もこのような活動を続けていきたいと思っています。

 さまざまな学年の生徒たちがこのプロジェクトの恩恵を受け、彼らの小さな口からは、受け取った贈り物や商品の提供者から「ありがとう」という心温まる感謝のメッセージが発せられました。
 どうもありがとうございます。

 最後に、マルセロ・H・デル・ピラー小学校は、クリステータ・D・コルテス校長のリーダーシップのもと、この活動/プロジェクトの責任者の皆さまに心から感謝いたします。

デンゼル・ワシントンの言葉:
 「最後に、あなたが何を持っているか、何を達成したかは重要ではありません。あなたが誰を引き上げ、誰をより良くしたかということです。そしてあなたが何を恩返ししたかということなのです」

PAMELA S. MORONG
パメラ・モロン
MHDPES EnChild Coordinator
マルセロ・H・デル・ピラー小学校 エンチャイルド・コーディネーター


 以下は、パメラ・モロン先生からの感謝状です。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 エンチャイルドの活動を通して、教育支援において大事なことは「希望」を与えることだと感じていますし、子どもたちに希望を与えられるエンチャイルドでありたいと思っています。

 「安易に夢や希望など抱かせてはならない。無責任だ!」という反論もあるでしょう。
 そのような考えも一理あります。

 しかしそれでもやはり、子どもたちに(限りませんが)必要なのは、希望です。
 小さな希望から大きな希望まで、大小取り交ぜて希望は人生に絶対必要なものだと考えます。
 希望がないとすれば、夢を描くこともないでしょう、まして志を貫くことができるでしょうか。

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 デジタル大辞泉では、

 1)あることの実現をのぞみ願うこと。また、その願い。
 2)将来に対する期待。また、明るい見通し。

 と解説しています。

 「のぞみ願うこと」「将来に対する期待」も、“欲求”に属するものと理解します。
 希望とは、欲求が刺激されて感得されるものです。

 今までも何度となく言及しているように、欲求の種類もさまざまです。
 エンチャイルドは、欠乏欲求の段階を超えた成長欲求を刺激する(満たす)ことで、夢を描き、志を立てようとする希望を持つことができるようになると考えます。

 子どもたちは未来を象徴する存在です。
 子どもたちが希望を感じられない社会に明るい未来がやって来るでしょうか。
 明るい未来は子どもたちが希望を持って生きられてこそです。
 希望こそ、子どもたちの元気の源なのです。

 エンチャイルドの教育支援は、経済的支援(物質)だけでなく、精神的支援(心)を大切にしていると説明しています。
 まさに心の支援(家族愛の実践)が彼らに希望を与えるものとなるに違いありません。

 より良い社会の中心にあるのは希望です。
 希望を持った人々がより良い社会をつくり出していくのだと考えます。

 エンチャイルド奨学生たちは「ピース・アドボケイト(平和の提唱者、平和の推進者)」を目指します。
 ピース・アドボケイトは希望の実体であり、共立社会の担い手です。

 エンチャイルドのピース・アドボケイト教育は、希望をつくり出す社会教育プログラムなのです。

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 ENCHILD NEWS & REPORT 2023年1月15日号では、エンチャイルド理事長の新年メッセージ集をお届けしています。エンチャイルドが何を目指し、何を取り組んでいるのか。ぜひご覧になってみてください

ENCHILD NEWS & REPORT 2023年1月15日号


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 特にフィリピンの子どもたちを通して感じることの一つは、親子の絆、家族の絆の強さです。 
 もちろん、いろんなケースはあるでしょうが、エンチャイルド奨学生たちのエッセーを通して、子どもたちの人生の支え、生きる動機の中心に親と家族の存在があることが伝わってきます。

 今の日本社会では、「絆」という言葉はうっとおしい響きを持っているでしょうか。

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 「心の国境を超えた家族愛の絆」。これがエンチャイルドが海外教育支援を行う動機であり、最も大切にしている価値の一つです。

 振り返れば、山歩自身、エンチャイルドの活動に関わるようになって、自分の中の家族愛が刺激されるようになりました。
 奨学金の受給者であるフィリピンのエンチャイルド奨学生たちを通して得たものは少なくないということです。

 彼らは知っています。平和が何であるか、支えるとはどういうことか、助け合うとは何かを。「ギブ・アンド・ギブ(他者のために生きる)」という生き方の本質を、彼らは家庭の中で、生活の中で体験的に知っているのです。頭だけではなく心でダイレクトに感じ取り、すでに自分のものにしているのです。

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 エンチャイルドでの体験は、山歩の人生にも影響を与えました。
 親を慕うこと、家族を大切に思うこと、子どもたちへの愛情…。

 山歩がフィリピンで活動するようになったのは40代に入ってからです。
 中年と呼ばれる年齢になって、改めて自分自身の家族を強く意識し、親子関係を見つめ直すようになりました。自身の親への愛情、妻や子どもたちへの愛情に、明らかに変化が生じたことは間違いありません。
 
 もちろん山歩も、国際協力活動を行う目的、意義として、人道的な側面を持ち合わせています。
 しかしながら、「家族愛」という心の作用が働かなければ、このような活動をこれだけ長く続けられていたかどうか…。
 エンチャイルドの教育支援事業を通し、山歩自身も彼らの成長を、わが子の成長であり、わが弟妹たちの成長だと感じるようになりました。家族愛の力が山歩の心の中にも流れているということです。

 親子の絆、家族の絆は人生の在り方に大きな影響を与えます。
 実の家族はもちろんですが、他人までもわが家族と思えるような人生になったらどうでしょうか。
 人生の風景や、社会の景色が違って見えてくることでしょう。

 心の国境を超えた家族愛の絆。これはエンチャイルドの海外教育支援事業を支えてきた理念の中心にあるものなのです。

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ENCHILD NEWS & REPORT 2023年1月15日号


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 こんにちは、エンチャイルド の広報担当、地球村山歩です。

 クリスマス・プロジェクトの結果報告会は、2月初旬の開催の方向で、現在、日程を調整しています。
 今週中には日程をご案内できると思います。オンラインでどなたでも参加できますので、どうぞお気軽にエンチャイルド奨学生たちの発表をお聞きください。

アンバゴ‗20221228‗04
アンバゴ・パガッパタン チーム
マウグ・クリスマス・プロジェクト‗006
マウグ チーム
ロサンゼルス003
ロサンゼルス チーム

 さて、今回のクリスマス・プロジェクトはマニラ首都圏から5チーム、ミンダナオ島北東部地域から3チームが取り組みました。
 その中で、ミンダナオ北東部地域のアンバゴ・パガッパタンのチームが、プロジェクト予算の一部を被災者の支援のために寄付で支出したという報告が入っておりますので、お伝えします。

 以下は、プロジェクトチームのリーダー、カリル・ダイアン・アママンパンさん(大学3年生)からの報告書です。

★アンバゴ・パガッパタン チーム(カリル・ダイアン・アママンパンさん)
 ↓
★ジョン・ライル・ボロンガイタ君(エンチャイルド・ユースのリーダーの一人で、地域の被災者支援活動の青年リーダー)
 ↓
★非営利団体「Barog Mindanao」

‐‐‐

フィリピン
ミンダナオ、ブトゥアン市、バランガイ・アンバゴ
エンチャイルド・ユース
2023年1月2日
NPO法人エンチャイルド スタッフ御中
件名:クリスマス・プロジェクト報告書

 ENCHILD-Youth Ambago Beneficiariesによる「Christmas Charity to a Warrior of their Dreams」と題したクリスマス・プロジェクトで、4,115.07フィリピン・ペソの残金が生じました。
 ミンダナオ北部で台風で被災した地域に対し、2022年12月の最後の週に、アンバゴのENCHILD Youthはジョニー・ボロンガイタ教授の承認のもと、被災した家族を支援することを目的とした非営利団体「Barog Mindanao」にその残金(4,115.07ペソ)を寄付することを決定しました。

Received by:(受け取り人)
John Ryle Bolongaita(ジョン・ライル・ボロンガイタ)

カリル・ダイアン・アママンパン
エンチャイルド・ユース・リーダーより

‐‐‐


アンバゴのチームから台風被災地への寄付(写真)リサイズ
カリル・ダイアン・アママンパンさん(左)と
ジョン・ライル・ボロンガイタ君

 エンチャイルド奨学生、エンチャイルド・ユースのメンバーたちが、主体的に社会貢献に寄与する行動を起こしていることは評価に値すると思います。

 エンチャイルドは、社会教育に資する活動を積極的に推進したいと考えています。
 その一つが、ピース・アドボケイト教育プログラムです。
 今回行われた、エンチャイルド奨学生たちによるクリスマス・プロジェクト企画もまた、その一環として実施されました。

 プロジェクトを取り組む中で、実践や体験、行動を通して、彼らはさまざまなことに気付き、考えさせられ、多くのことを学び取っていると思います。その一つ一つの歩み、ステップを通して成長し、「ピース・アドボケイト(平和の推進者)」になっていくと考えます。

 エンチャイルドが何を目指し、何を取り組んでいるのか。エンチャイルド理事長の新年メッセージ集動画を改めてご案内いたします。ぜひご覧になってみてください。

ENCHILD NEWS & REPORT 2023年1月15日号


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 こんにちは、エンチャイルド広報担当の地球村山歩です。

 1月12日、本年最初の日比事務局合同オンライン・ミーティングを行いました。
 フィリピン側はミンダナオ北東部地域の責任者ボロンガイタさんとキアノ事務局長(エンチャイルド・フィリピン)、日本側は理事長、副理事長、事務局長と、翻訳ボランティアでご協力いただいているYさんとEさんが参加しました。

 まずは新年のあいさつ、そしてそれぞれの近況、2023年の抱負を共有した後、フィリピン側からはエンチャイルド奨学生たちによるクリスマス・プロジェクトの成果の報告がなされました。
 クリスマス・プロジェクトのオンライン報告会は2月初旬、中旬の2回に分けて行うことになりそうです。詳細は近日ご案内いたします。
 スタディーツアーあるいは現地視察団という形での4年ぶりの現地訪問は、6月の時期の実施が有力となっています。
 また、他団体とのコラボ企画の実施計画など、今後のスケジュールについて確認しました。

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 日本側の参加者の感想をご紹介いたします。

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 今日の「日比事務局合同オンライン・ミーティング」は、2023年のエンチャイルド活動を出発する上で大変重要な交流の場だったと思います。なぜなら、参加者がエンチャイルドの根底に流れている行動指針と2023年に対するそれぞれの思いを共有し、出発することができる機会となったからです。
 年明け、エンチャイルド・ファミリーとオンラインを通じたうれしい再会になりました。(事務局長)

*******

 今回のクリスマス・プロジェクトの活動を通じて奨学生たちが驚くほど成長している様子を直接聞くことができて良かったです。
 さらにエンチャイドの存在が奨学生やスタッフの人生に深い心の絆を築いていることを感じました。(副理事長)

*******

 今日はありがとうございました。
 皆さんの2023年の抱負を聞けて、今年も一段と成長する年にしたいと私も勇気付けられました。
 奨学生の子どもたちが、支援式典のことを覚えていて、それを楽しみにしてくれているのがすごく感動しました。
 エンチャイルドの支援式典は、自分は唯一無二で特別な存在なのだ、自分の個性をこれから養っていくのだと、改めて認識してもらう、最高で最適なステージなのだと改めて感じました。
 決意を新たにする、最高の誕生日となりました!(Eさん)
 ★Eさんはこの日がお誕生日でした!おめでとうございます★

*******

 ボロンガイダさんのお話を聞きながら、エンチャイルドの存在が奨学生にとっても、またスタッフにとっても、導き手として、なくてはならないものとして心に刻まれていることを実感しました。このようなミーティングの積み重ねで、家族愛の絆をいかに築いていくかが大事だなと感じました。(Yさん)


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  ENCHILD NEWS & REPORT 2023年1月15日号がYouTubeチャンネルで公開されました。
 「HAPPY NEW YEAR 2023! エンチャイルド理事長~2023新年メッセージ集」のタイトルでお届けします。

 時間は18分で、以下の六つのパートで構成されています。ぜひご覧になってください。

 ❶新年のごあいさつ
 ❷あなたも海外教育支援のオーナーに
  「マイ・プロジェクト」について
 ❸ほぼ毎日、ブログで「3分で読める社会貢献」を発信!
 ❹エンチャイルドを始めてみよう!
 ❺「奨学金給付」以外の教育支援について
 ❻改めて、「エンチャイルド」って何?


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【理事長より、読者の皆さまへ】

 新年おめでとうございます!
 2023年がスタートしました。
 すでに今日は1月13日、今年はどんな年になるのでしょう。いえ、私たちは今年をどんな年にしたいのでしょうか。
 誰もが夢と希望、志を持って生きられる社会の実現、これがエンチャイルドが目指す社会共同体の姿です。
 そのために、まず子どもたちをサポートしたい、応援したい、これがエンチャイルドが教育支援に取り組む理由です。
 国境を超えた家族愛の精神から出発したエンチャイルドの教育支援。ピース・アドボケイト(平和の推進者)を目指すエンチャイルド奨学生たちは、必ずや夢と志を持って生きられる共立社会の担い手となってくれることでしょう。
 今年も「世界の子どもたちを元気にしよう!」というエンチャイルドのモットーを胸に、一歩一歩前に進んでまいります。
 改めて、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2023年1月13日
NPO法人エンチャイルド理事長
外舘 孝則


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 ミンダナオ北東部地域のエンチャイルド責任者、ジョニー・ボロンガイタさんから、マウグ、ロサンゼルス、アンバゴ&パガッパタンの奨学生たちによるそれぞれのクリスマス・プロジェクト(サンタになろう!プロジェクト)の リポート(写真、動画、報告書)が届きました。

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 本日、2023年最初の日比合同事務局オンライン・ミーティングを行う予定です。
 日比事務局スタッフの近況と新年の抱負を披露し合い、エンチャイルド奨学生たちによるクリスマス・プロジェクトの様子についても共有します。そして、各チームによるクリスマス・プロジェクトの結果報告会の日程についても話し合います。また、他団体とのコラボ企画、今年の現地訪問の可能性についても意見交換をする予定です。

 その様子は本ブログやNEWS & REPORTなどでお伝えできると思いますので、お楽しみに。

 アンバゴ&パガッパタンのチームの第1報はブログ【1144】で、マウグの第1報はブログ【1150】でお知らせしましたので、ここでは、ロサンゼルス・チームによるプロジェクトの様子を、第1報として写真で紹介します。

 ロサンゼルス・チームは、貧困地域の家庭を訪問し、真心のこもったクリスマスの贈り物(歌と食料など)を届けました。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今回ご紹介する大学生による2022年度抱負メッセージは、ケソン市バランガイ・タタロンのニカ・エラ・マグノさん(21歳、EULOGIO AMANG RODRIGUEZ INSTITUTE OF SCIENCE AND TECHNOLOGY/特別支援教育学専攻 3年)のエッセーです。

 ニカ・エラ・マグノさんの素直で率直で純粋な思いがストレートに伝わってくるエッセーです。

 翻訳は、支援者の山本さんにご協力いただきました。
 山本さん、いつもありがとうございます。

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ニカ・エラ・マグノさん

大学生として、エンチャイルド奨学生としての抱負

 皆さん、こんにちは。私はニカ・エラ・マグノです。フィリピンのバランガイ・タタロンの出身で、現在大学3年生、特別支援教育学を専攻しています。大学生として私は、学業を修了するだけでなく、良い成績を修め、大学でのコンテストにたくさん参加し、認定証を取得したいと考えています。

 なぜなら、両親とエンチャイルドの支援者の皆さんに誇りを持っていただきたいからです。両親や皆さんは、私が勉強を続けるためのインスピレーションを与えてくれる存在だからです。

 奨学生としては、エンチャイルド・ファミリーの皆さんに私が達成したことを誇りに思ってもらいたいです。なぜなら、エンチャイルドは私が小学生の頃から大学3年生になるまで、たくさんの手助けをしてくれましたし、私がどんな困難にある時もいつも私のそばで支えてくれたからです。

 たとえ私が専攻している分野のが難しくても、NPO法人エンチャイルドがやってきたように、私が他者を手助けする側になったときに多くの学びを共有できるよう、勉強を続け、向上させたいと思います。

 大学生として、奨学生として、私は自分の夢を実現し、将来良い仕事ができるように、もっと勉強します。
 私の心から、そして私の家族から、改めてエンチャイルド皆さんに感謝の気持ちを伝えたいと思います。

2022年8月13日
ニカ・エラ・マグノ

タタロン
真ん中がニカ・エラ・マグノさん

Aspiration As A College Student and A Scholar

 Good day everyone! 
 I’m Nicha Ella Magno from Brgy Tatalon Philippines, Currently Incoming 3rd Year College Taking Bachelor of Special Needs Education. As a Student I wish to finish my studies, not only to finish studies but to have good and high grades and to have many certificates due to the contests that my school participates in. To make my parents proud as well as my sponsors from ENCHILD. Because my parents served as my inspiration to persevere in my studies.

 As a Scholar, I also want the ENCHILD FAMILY to be proud of what I have achieved because ENCHILD has given me a lot of help, since I was in elementary until I was in 3rd year college, they are always there for me no matter what challenges come our way. Even though the course I have taken is difficult, I will continue and improve my studies so that when I am the one to help, I can share many learnings like NPO ENCHILD is doing. So as a student and scholar I better improve my studies to achieve my dream and have a good job in the future. From my heart and my family we say thank you so much ENCHILD.

Nicha Ella Magno

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左がニカ・エラ・マグノさん


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 ほとんどの人はそれほど広くない範囲、つまり家庭、職場、地域でほとんどの時間を費やして生活していることでしょう。現象面だけ見れば、単純な繰り返しの中で日々を過ごしているようにも見えます。
 しかし私たちを取り巻く「社会」は日に日に“複雑怪奇”な状態に陥っているように感じているのは山歩だけでしょうか。

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 人は一人では生きられない。
 だからこそ、複雑怪奇な社会でより良く生き抜くために、まず「一人で」生きる力を身に付けることを目指すべきではないか。つまりいかに自分を見失わずに生きるかが大事な時代ではないか、ということです。

 エンチャイルドの社会教育に対する考え方においては、「共立」という社会関係を前提として「自立」の重要性を強調します。
 共立というのは、自立した者(自主・自助・自立の姿勢を持って生きる人)同士がより良い社会の実現のために共助・共創する関係性を指しているからです。

 現実の「社会」という複雑怪奇な世界で生きる秘訣(ひけつ)は何でしょうか。
 それは自己と他者を分離して考えることです。これが共立の前提条件です。
 自分ができること、自分がすべきことを自覚することから自助・自立の道は始まります。

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 自助・自立する自己となるためには、自己成長をいかに成し遂げるかがポイントです。

 マズローの心理学を借りれば、「自立の動機=自己実現の欲求」と「共立の動機=自己超越の欲求」をいかに刺激するということになります。エンチャイルドは、これを「夢欲求」「志欲求」とも表現しています。
 
 アージリスは人間の成長過程を、「適応(adjusted:個人の内面バランスが取れた状態)→順応(adapted:個人と外部環境のバランスが取れた状態)⇒統合(integration:個人がそれぞれの環境に適応・順応した状態)⇒成長」の流れで説明しています。これが「未成熟・成熟理論(マチュリティ理論)=人間は誰でも成長への欲求を持っている」です。
 個人の人格は未成熟から成熟に向かおうとする欲求により変化するとアージリスは述べています。

 【未成熟】        【成熟】
 ・受動的行動   →   ・能動的行動
 ・依存的     →   ・自律的/独立
 ・単純な行動   →   ・多様な行動
 ・浅い関心    →   ・深い関心
 ・短期的展望   →   ・長期的展望
 ・従属的地位   →   ・同等/優位的地位
 ・自意識の欠如  →   ・自意識/自己統制

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 急がば回れです。
 複雑怪奇な世界で自分らしく生き抜くために、そして一人一人が共に自分らしく生きられる社会を実現するために、まず自助・自立の自己成長を成し遂げることです。その結果、半ば自動的に共助・共立の関係性をつくり出すことができるのです。

 自己成長(自立)の延長線上に、円満な人間関係、持続可能な循環型社会(共立)の実現が可能になると考えます。

 みんなが幸せな社会とは、当たり前のことですが、一人一人が幸せな社会であるはずです。
 自立と共立、ギブ・アンド・テイクではなく、ギブ・アンド・ギブな世界であってこそ、一人一人の幸せは実現するのではないでしょうか。


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今日も大学生のエンチャイルド奨学生の2022年度の抱負メッセージをお届けします。
 アンパロ・ハイスクール出身のアイビー・ラダランさん(20歳、カビテ・ステート大学2年)のエッセーです。

 「また直接お会いできることを楽しみにしています!」とアイビーさんはエッセーを結んでいます。
 本当にそうです。山歩も、エンチャイルド奨学生たちと一日も早い再会を願う気持ちでいっぱいです。

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左から4人目がアイビー・ラダランさん(2018年12月)

 自宅からコンピューター画面で初めて大学の授業を体験することを想像してみてください。
 カビテ・ステート(州)立大学で私がジャーナリズムを専攻する学生として、大学進学を始めてから1年がたちました。

 今、私は2年生になり、素晴らしい学年を迎えて興奮しています。皆さまの継続的なご支援とご指導がなければ、これは不可能でした。
 今日、私は多くのことを成し遂げることができました。皆さんが私を信頼し、私の教育を支援してくださったからです。

 時がたち、今年でエンチャイルド奨学生となって7年目になります。時間は最も価値のあるものです。
 この7年間、私たちは多くの経験と思い出を残し、たくさんの笑いを共有し、多くの知恵と知識を共有したので、今の私たちがあるのです。

 私はグレード7(ジュニアハイスクール1年)の時にエンチャイルド奨学生になりましたが、大学2年生になるとは信じられないくらいです。

 私の人生は常に学業を中心に回ってきました。そして、私は常に国の教育制度を超えた所で教育に目を向けてきました。
 エンチャイルドの助けがなければ、私は今日、夢を見たり、何かを達成したりすることはできなかったでしょう。

 私の家族はもちろんですが、エンチャイルドの奨学金支援プログラムは私の人生の目標を達成するためのインスピレーションです。支援者の皆さんのおかげで、私はその目標に一歩近づきました。

 私は長女なので、3人の弟妹の世話をする責任を負わなければなりませんでした。私はいつも多くの責任を負い、期待されてきました。

 私の家族は、私が卒業して教育を修めることを熱望しています。私はいつも私の経済事情について心配していました。しかしエンチャイルドの皆さんの助けにより、私の家族の経済的負担は軽減されました。今では心配が減り、学校生活で最も重要な学業にさらに集中できるようになりました。

 皆さんの優しさは、私が他の人に手を差し伸べ、地域社会に恩返しをしようとする気持ちにさせてくれました。皆さんが私を助けてくれたように、いつの日か学生たちが目標を達成するのを私が助けられるようになりたいと思っています。

 エンチャイルドの皆さんは、この間ずっと私に勇気を与え、支援してくださいました。私が言いたいことは、私は皆さんの支援に応えられるように最善を尽くすということです。

 このような機会を与えてくださったことに感謝します。私の学業を支えてくださったことにいつも感謝しています。
 私の気持ちを言葉で伝えることは難しいです。しかし皆さんが私たちのために投じてくださった行動、時間、献身、努力に感謝しています。また直接お会いできることを楽しみにしています!

2022年12月7日
アイビー・ラダラン

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後列左から4人目がアイビー・ラダランさん(2016年)

 Imagine experiencing college for the first time from your home at a computer screen. A year has passed since I started my college journey as a student of Bachelor of Arts in Journalism in Cavite State University. 

 Now, I am an incoming 2nd year student and I’m excited to have another sublime school year to encounter. Without your ongoing support and guidance, none of this would have been possible. Today, I have been able to accomplish so much because you had faith in me, and you choose to sponsor my education. 

 With the passage of time, this year will be my 7th year of being an ENCHILD Scholarship beneficiary. Time is really the most valuable thing in existence. With those 7 years of happiness, we shared a lot of experiences and memories together, we shared a bunch of laughter, and we shared plenty of wisdom and knowledge that help to all of us become what we are today. 

 I became an ENCHILD Scholar when I was in my 7th grade in Junior High School and I can’t believe that I am now entering my sophomore year this incoming school year. My life has always revolved around my studies, and I have always looked beyond our nation's educational system. I would not be where I am today, dreaming and achieving some things, without the help of ENCHILD. Aside from my family, ENCHILD Scholarship is my inspiration to accomplish my objectives in my life. Thanks to you, I am one step closer to that goal. I am the eldest child so I had to carry the responsibility of taking care of my three younger siblings. I was frequently given the most responsibility and a lot of high expectations. My family is eager for me to graduate and finish my education. I have always been worried about the finances. But with the help of all of you, ENCHILD, you have lightened my family’s financial burden, I have to worry less now which allows me to focus more on the most important aspect of school— which is learning. 

 Your kindness has motivated me to provide a hand to others and give back to the community. As you have assisted me, I hope that one day I will be able to help students in accomplishing their goals. You, ENCHILD, have been a huge source of courage and support for me throughout this time. And I would only like to say is, I will try my level best to live up to it. 

 I shall always be grateful to you for getting me this opportunity. I want to express my gratitude for supporting my studies. My feelings might not be captured in words. I do, however, appreciate the gesture, the time, dedication and efforts. I am eager to eventually meet you all in person again!


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
 1月8日、2023年の2回目の日曜日です。

 今日は、マニラ市トンド地区スモーキー・マウンテンのチェリー・ローズ・ラミロさん(21歳、マニラ市立大学広報学専攻3年)の2022年度の抱負メッセージです。

 「自由」というタイトルでエッセーを書いてくれました。

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チェリー・ローズ・ラミロさん(2019年3月)

"自由"

 誰もが人生の目標を持っています。それは、単純で達成可能な目標かもしれませんし、裕福で著名な専門家やハリウッド女優になるといった空想かもしれません。
 しかし、どんなに実現可能で論理的な目標であれ、その達成を妨げようとする障害は常にあるものです。現実の世界でも、映画でも、本でも、至る所にそのシナリオは存在します。

 私は大学に入学してから、自分自身のためによく準備された計画が年を追うごとに変化していることに驚きます。私は大学1年生の時に女性警察官になりたいと思っていました(それは子供の頃からの夢でした)。しかし時がたつにつれて、私の夢は女性警察官から弁護士を目指すようになりました。
 意図的に生き、賢明な決断を下す時が来たようです。

 学生時代、末娘の私は姉たちができなかったことを成し遂げたいといつも思ってきました。
 夜更かしして試験の準備をするのは大変でしたが、その結果、私はクラスの優等生の一人になりました。これは、私の姉たちが想像もできなかった成果です。

 私は「ディーン・リスター(成績優秀者)」に名を連ねる特権を得たのです。これらの成果は、多大な努力と深夜におよぶ勉強の成果でした。学業における目標の達成に近づいているという事実は、それだけの価値があります。

 私の家庭は離婚した家庭です。つまり、シングルマザーが私と他の5人の兄弟姉妹を育ててくれたということです。
 私は、落ち込んで絶望している人たちが、困難な状況をバネにして、自信を持って目標を追求してほしいのです。

 人生のモチベーションの源泉とは何かを考えながら、頑張ってください。
 どんなことであっても、私は人の役に立ちたいと思っています。私の表現方法が原因でうまくいかないことがあります。しかし失敗することの利点は、成功するまで再挑戦を強いられることにあります。勉強して成長するのが大学の学びだと思います。

 私は常々言っていますが、エンチャイルド奨学生として、私はその一員であることを非常にうれしく思っています。この激動の世界で、エンチャイルドの奨学生であることは、私たちが安らぎと喜びを覚え、避難所を見つけることを意味します。

 私は、エンチャイルドで共に学ぶ他の奨学生が私たちの目的に従い、より明るい未来のために一生懸命働き、若者の良いロールモデルになるよう励ましたいと思います。
 自身の信仰や文化に関係なく、奨学生としての専門知識を生かし、他者と良いことを分かち合い、愛を広めてまいりましょう。

 なぜ私が「自由」というエッセーのタイトルをつけたのか疑問に思われているかたもいるでしょう。
 それは、学生として、娘として、エンチャイルド奨学生として、私たちは自由であり、より良いものをつくるために自由であり、そして最も重要なことは、どんなことがあっても、どんなに時間がかかっても、夢を見る自由があるからです。

2022年8月13日
チェリー・ローズ・ラミロ

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オンライン共有ミーティングチェリー・ローズ・ラミロさん(2022年)

“FREE”
By Cherry Rose Ramilo

 Everybody has goals for their lives. These might be straightforward, attainable objectives or fantasies of becoming a wealthy, well-known professional or Hollywood actor. There will probably always be obstacles that try to prevent you from achieving your objective, regardless of how attainable or logical a desire may appear. Everywhere you turn, this scenario may be found: in real life, in films, in books, etc. It's remarkable how my well prepared plans for myself have changed with each passing year since I started college. I aspired to be a policewoman when I started my first year of college (something I had wanted to be since I was a child). But as time passes, it has shifted from becoming a policewoman to an ambitious lawyer. It appears that the moment has come to begin living intentionally and making wise decisions.

 As a student, I always wanted to accomplish things that my older sisters couldn't since I was the youngest. Although it was challenging to stay up late preparing for my examinations, the outcome is I’m one of the honors students in my class, which is an accomplishment that my sisters could never have imagined. I had the privilege of being on the "Dean Lister". These accomplishments were the result of a lot of hard effort and late-night research. The fact that I'm now closer to achieving my educational goals makes it well worth it. I come from a split home, as you are all aware, which simply means that my single mother raised me and my five other siblings. I simply want to encourage everyone who is feeling down and hopeless to use these difficult circumstances to become more self-assured and enthusiastic to pursue their goals. 

 Consider your sources of motivation throughout life as you work harder. Whatever the subject, I want to be of service to people. Because of the way I describe things, it occasionally doesn't work. However, the beauty of failing the first time is that it forces one to try again until they succeed. To study and grow is what college is all about. 

 As a scholar, I'm beyond glad to be a part of it, as I constantly say. In this turbulent world, being in ENCHILD means finding comfort, joy, and refuge. I just want to encourage my other co-scholars to follow our objectives, work harder for a brighter future, and be a good role model for the youth. Let us utilize our expertise as scholars to share good things with others and spread love, regardless of our varied faiths and cultures.

 If you're wondering why "Free" is the title of my essay, it's just because, as a student, a daughter, and a scholar, I am—or should I say, we are—free to speak up, free to do better, and, most importantly, free to dream, no matter what it takes or how long it takes.

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左から5人目がチェリー・ローズ・ラミロさん(2018年12月)


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 昨晩、久しぶりにインドネシア人の友人、スギアルトさんと再会しました。
 スギさんは旅行ガイドの仕事をしているかたですが、コロナの影響でしばらく日本に来る機会がなかったのです。今回は久しぶりの仕事での来日。インドネシア人家族のアテンドを終えてフリーになり、渋谷の街で合流した格好です。

 スギアルトさんには、インドネシアでのエンチャイルド活動で、現地のプロジェクトパートナーとしてもご協力いただいたことがあります。

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スギアルトさん(左)と、渋谷ハチ公前にて

 和食が続いていたからと、夕食はスギさんの希望でインドネシア料理を食べることに。
 待ち合わせ場所のハチ公前から、グーグルマップで本格インドネシア料理店「CINTA JAWA(チンタ・ジャワ=愛するジャワ)CAFE SHIBUYA」へ。

 お店の中は半数以上、いや、ほとんどがインドネシア人と思われるお客さんたち。
 わあ~、懐かしい~、インドネシアだあ~と、ちょっとテンションが上がる。

 店員さんにおすすめの一品を訪ねながら、スマトラ島の定番料理(ナシチャンプルーバタン)を注文することに。周りからは「辛いですよ」と何度も言われながら、一度訪ねたスマトラ島のオランウータンが懐かしく、辛さを超えてスマトラ料理を選びました。確かに辛かったけれど、まあまあ多国籍な山歩の舌はおいしくいただきました。

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 ところで、オールインドネシアの雰囲気の中で、どこからか山歩の名前を呼ぶ声が…。
 なんと! 数年前(確か2017年)にインドネシアのバリ島で植林活動を一緒にやったことのあるバリの青年ではないか。
 当時、日本語を学ぶ学生の一人として日本のNPO団体による植林活動に国際交流を目的に参加した若者、デゥイ・アリ・スサント君。なんと、なんと、このお店で店員として働いているというではありませんか。いや~、こんなこともあるもんだなあと驚きました。

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右がバリ島で知り合った若者、デゥイ・アリ・スサント君
バリ島植林活動
バリ島のバトゥール山麓で一緒に植林活動をした時の一枚(左がデゥイ君)

 短い夜のひと時、懐かしい再会、そして思いがけない再会、なんとも世間の狭さ、地球の狭さを実感いたしました。

 今年のテーマは、一日も早くフィリピンのエンチャイルド奨学生たち、エンチャイルド・ファミリーとの再会を果たすこと…。地球の狭さを実感しつつ、ワクワクしてきました。

 CINTA JAWA CAFE SHIBUYAに行けば、インドネシアを堪能できます。
 ぜひ、ご出かけください。1月14日以降はランチタイムも再開するようです。

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CINTA JAWA CAFE SHIBUYAから
スギさんの写真をもう一枚


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 新年を迎えて6日目。いかがお過ごしですか?
 今年の目標と計画は立てましたか? 

 さて、本日お届けするのは、昨年大学を卒業したマニラ市トンド地区バルットのマリソル・プリマさん(24歳、アクセス・コンピューター・カレッジ/ビジネス学科2021年度卒業)のエッセーです。
 エンチャイルド卒業生として書いてくれました。

 マリソル・プリマさん、卒業おめでとう!
 あなたの夢が遠からず実現することを祈っています!

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トンド地区バルットのエンチャイルド奨学生たち(2018年12月)
右から3人目がマリソル・プリマさん

大学生としての志と奨学金

 私の名前はマリソル・プリマです。アクセス・コンピューター・カレッジのマーケティングと経営管理を専攻し、卒業しました。
 私の目標は、ビジネスウーマンとして成功し、家族や、学校に行きたいと思っている多くの子どもたちを助けるために起業することです。
 私の願望は、大学で学んで卒業したいという人や、自分と家族のために夢を実現しようとしている私の仲間の奨学生たちの手本になることです。

 私は、私自身のキャリアを広げるために大学に入りました。自分の特性や能力を向上させ、人生で何か新しいことをしたい、新しい技術を学びたいと思ったからです。
 大学が提供するさまざまなリソースによって、私の目標が達成されると信じています。教育分野に関する私の知識も深まることでしょう。私の職業と学業の両方に影響を与える新鮮なアイデアがもたらされるはずです。

 充実した教育によって自分の興味や将来の雇用に関連することを学ぶことができます。
 今日の世界では、事実上、あらゆる仕事に学位が必要であり、高校卒業以上の教育を受けなければ成功することは困難です。学位がなければ、個人としては希望する職業の大部分に必要な知識や経験を欠いてしまうのです。今日の雇用市場では、競争力のある応募者になるためには、高等教育を含む将来性のあるスキルが必要とされているのです。

 教育、職業、将来のいずれにおいても、私がやろうとしていること全てにおいて高みを目指すことが私の最優先事項です。
 仕事での経験、大学での能力、知識を生かせるポジションを見つけることは、私のキャリア目標のもう一つの側面です。

 私は野心家で、業界の専門家から学び、一緒に成長し、それらの能力を使って最終的に自分自身が専門家になることができるようにしたいと考えています。
 成功するためには、まずいくつかの目標を達成しなければなりません。そして、その目標を達成することが成功なのです。

 私は、達成したい人生の目標をいくつか設定しました。これらの目的は、本質的に個人的なものから専門的なものまでさまざまです。
 私の職業生活の目標は、しっかりとした教育を受け、私を幸せにする仕事に就き、私の家族が必死に私を育ててくれたように、家族を養うことができるようになることです。

 教育は成功への鍵となるものです。他の文化について学び、新しい人々と出会い、世界中の文化的規範に精通するなどの経験を持つことは、心に留めておくべきもう一つ重要な仕事の目標です。

 その結果、私たちは許容範囲を広げ、新しい視点を取り入れることができるようになります。何をするにせよ、私は幸せになりたいのです。自らの望むことを実現し、自分の選択に満足し、他の人を受け入れ、許すことができるような人になりたいのです。

2022年12月7日
マリソル・プリマ

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中段左から2人目がマリソル・プリマさん

Aspirations as a College student and Scholarship

 My name is Marisol Prima and I'm graduating student of business administration major in Marketing of Access Computer and Technical College. My goal is to become a successful businesswoman and to create my own business to help my family and many scholars that want to go to school, I want to help them like they helped me when I was studying and when we didn't have anything. As a scholar, my aspirations are to help those who want to study and finish their studies to be a good example to my fellow scholars that they can achieve what they dream for themselves and their families.

 My Own Goals I chose to go to graduate school to widen my education. I wanted to do something new in my life to improve my ability to contrast traits. I want to learn new techniques for conducting research. I believe that by providing a variety of resources, my current school will assist me in achieving my personal goals. My knowledge of the field of education will grow as a result of this. I'll create fresh ideas that will influence both my professional and academic life. I went to college to better my knowledge and to achieve my professional ambitions.

 I will learn things that are relevant to my interests and my future employment as I enhance my education. In today's world, practically every job requires a degree, making it difficult to succeed without any education beyond a high school diploma. Without a degree, an individual would lack the knowledge or experience required for the majority of desired occupations. In today's employment market, one requires marketable skills, which include a higher education, in order to be a competitive applicant.

 To achieve greatness in all I try to do is my top priority whether it comes to education, a profession, and the future. Finding a position that will build on my work experience, college abilities, and knowledge is another aspect of my career goals. I'm an ambitious person who wants to learn from and grow alongside individuals who are experts in their industry so that I can use those abilities to eventually become an expert myself. Before someone may be deemed successful in life, they must first accomplish a particular number of goals. Achievement of your set goals is success. 

 I've established some objectives for my lifetime that I hope to accomplish. These objectives range from personal to professional in nature. My professional life's objectives are to earn a decent education, land a job that makes me happy, and be able to support a family in the same way that my own was frantically trying to do for me. Education is the key to success in the first place. Having experiences like learning about other cultures, meeting new people, and generally becoming familiar with cultural norms around the world is another crucial job goal to bear in mind. 

 We will only be able to broaden our tolerance and adopt new viewpoints as a result. I only want to be happy in the future, no matter what I decide to do. I want to be able to live up to my own expectations for myself, be content with the choices I make, and be able to accept and forgive others.

Marisol Prima


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 うれしいことの一つは、時々エンチャイルドの卒業生からお便りをもらうことです。

 先週の金曜日、メッセンジャーでミンダナオ北東部地域ブトゥアン市バランガイ・マウグのアイビー・タバダさんから、日本の支援者の皆さんへの感謝のメッセージと共に数枚の写真が送られてきました。
 今回クリスマス・プロジェクトとして行われたバランガイ・マウグのエンチャイルド奨学生たちの活動の様子を撮影した写真です。うれしいことです。

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右から4人目がアイビー・タバダさん(2012年、マウグ小学校で)

 アイビーさんは、2014年までエンチャイルド奨学生だった女性です。
 旧教育制度のハイスクール卒業後、今は結婚もして、娘さんが一人いらっしゃるとのこと。

 アイビーさんは当時、4年制であったハイスクールを卒業しましたが、現在、G12制度(小学校6年、ジュニアハイスクール4年、シニアハイスクール2年)におけるシニアハイスクール(2年制)の卒業資格を取得するためにスクーリングに通っているようです。向上心を持ち続けることは素晴らしいことです。

 バランガイ・マウグのエンチャイルド奨学生たちからは改めてリポートが送られてくると思いますが、第一報としてアイビーさんが送ってくれた写真を掲載します。

 アイビーさん、メッセージとすてきな写真をありがとう!

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クリスマス・プロジェクトを実行した
バランガイ・マウグのエンチャイルド奨学生たち


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。 

 この「★3分で読める社会貢献★エンチャイルドblog」は3年前の1月4日にスタートしました。
 毎日投稿し、投稿数も1148通になり、丸3年、1096日が過ぎたことになります。

 「石の上にも三年」と決め、出版業界の先輩からの「何事も3年続ければ物になる」との助言を胸に、「3年続けること」に意義を見いだし、千日修行のようにブログ生活を続けてきました。
 今日が最後というわけではありませんが、読者の皆さまのご愛顧に心から感謝したい気持ちでいっぱいです。

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 コロナ禍故に始めたわけではありませんが、結果的にCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)のパンデミックと共に発信し続けたウィズ・コロナ・ブログとなりました。

 当初は広報の強化、継続的な情報発信の切り込み隊長のような立場で始めたのがこのブログです。
 エンチャイルドに関わる内容のほとんどをブログでお伝えできたと思いますし、関連する内容も結構お届けできたのではないかと自負しております(まだまだ不足ですが…)。

 特に良かったと思うのは、ニュースレターだけでは伝えきれない情報の「量」を、このブログで補えたことです。支援者の皆さまには、郵送などの直接お届けできるメディアを使って情報を共有すべきですが、コスト面など課題があり、申し訳ありません。しかし公開性の高いブログ、そしてそれと連動する形でYouTubeチャンネルを活用した動画配信を行ったことで、支援者の皆さまには情報を共有する機会をご提供できたのではないかと思います。

 エンチャイルド奨学生たちの声を活字や映像でたくさんお届けできたこと、感謝しています。
 これは現地スタッフの積極的な協力があったからこそですし、何より多くの奨学生が声を届けてくれたことで実現できました。そして忘れてならないのは、島田事務局長、江口さん、山本さんらのボランティアによる翻訳作業であり、後藤副理事のビデオ編集作業です。これらの作業なくして、お届けすることはできませんでした。

 コメントを書いてくださった皆さま、関係者の皆さまに心からの感謝の言葉を申し上げたいと思います。ありがとうございます!

 引き続き、ブログの発信は行ってまいりますが、次のステージを目指すべく、創意工夫を凝らして、皆さんのお役に立てられる内容をより多く発信していきたいと願っております。
 エンチャイルドの広報力向上のために忌憚なきご意見をいただければうれしく思います。

 2023年もどうぞよろしくお願いいたします。


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ENCHILD

 


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今日、ご紹介するエッセーは、昨日のジョン君と同じマニラ市トンド地区バルットのガブリエル・バラネ君(18歳、マニラ市立大学社会学部中等教育専攻2年)の大学生抱負メッセージです。

 ガブリエル・パラネ君がどんな教師になりたいのか、その思いがエッセーを通して伝わってきます。
 ガブリエル君、応援してるよ!

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ガブリエル・バラネ君

 エンチャイルドのおかげで、学業面、経済面、精神面、社会面、道徳面など、人生のさまざまな面で大きく成長できたと実感しています。
 より厳しい環境が待っている大学2年生になった今、私がすることは私と私の家族の助けになるので、落ち着いて幸せでなければならないと気付きました。

 私は単位を落とさずに成績を維持しているので、エンチャイルドの奨学金を受けることができます。
 この学年で非常に多くの困難を経験しましたが、GWA(成績)は1.88でした。
 学生のことを考えていない教授によって怖い体験をしたり、授業のスピードが非常に速くて授業が理解できないこともありますが、理解できなかった全ての授業を自習して取り戻すようにしたいと思います。

 エンチャイルドをはじめ、最もつらい時期に私を支えてくれた人たちと一緒に大学を卒業したいです。私は将来、貧しい子どもたちのために情熱を注ぐような教師になりたいです。
 私は何十万人もの子どもたちに、彼らが夢と志を持って高い目標を達成するように教えます。エンチャイルドが私にしてくれたように、私は生徒たちにやる気を起こさせます。より良い人生の実現をするために。学業を全うすることの重要性や人生で大切なことを教えます。

 将来の社会科の教育者として、いつか私の知識を仲間の奨学生や後輩たちと共有し、今日私たちが直面している社会問題と、それを解決するために何ができるかを伝えたいと思っています。
 私たちは自分のためだけでなく、他者のためにより良い社会を目指し、次の世代のためにより良い社会を構築することを夢見る必要があると信じています。

2022年8月13日
ガブリエル・バラネ

バルット
ガブリエル・バラネ君(左)

 I realized that I improved so much with ENCHILD in terms of different aspects in life including academically, financially, spiritual, socially, and moral development. Now that I am in the tertiary level where a more difficult environment was waiting for me, I just realized that I should be calm and happy as the things that I will do would be helpful for me and my family, together with ENCHILD that become one of the instruments of my success. I deserve this scholarship because I maintain my good status in my academic career without failing grades. I obtain a GWA of 1.88 even though I experienced so many difficulties in this past school year. Experiencing a terror professor who doesn’t have consideration for its students and sometimes I cannot understand the lesson because of very fast way of teaching but I’ll make sure that I self-study every lesson that I didn’t understand just to be prepared for any quiz. 

 I want to finish my college together with the person or organization who backed up me in the toughest of time including the ENCHILD organization. As I am a future teacher who has a passion for poor children. I will pay their help on me by teaching hundreds of thousands of children, and I will teach them to dream and achieve higher things in life. I will motivate my students as what ENCHILD did to me. All of them will learn life lessons about the importance of aiming, studying, and achieving as the process of life. 

 As a future educator specifically in Social Studies, I am hopeful that someday I will be able to share my knowledge to my fellow scholars and my future student, telling them the social issues we are facing today and what are the things they can do to solve or mitigate the situations. I believe that we should not just dream for ourselves but also for everybody that we’ll be in a socially good conditions and build a better society for the next generation.

Gabriel Balane

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ガブリエル・バラネ君(中段の左端)


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 皆さんはどんな初夢を見ましたか。
 夢を見たかた、ぜひコメント欄で共有しましょう。
 良い夢ならそれを実現するために、悪い夢ならそれが起こらないようにするために…。
 
 1月2日、本日お届けするのは、マニラ市トンド地区バルットのエンチャイルド奨学生、ジョン・ウェンデル・アンブロシオ君(20歳、テクノロジカル・ユニバーシティー・オブ・ザ・フィリピンズ/環境工学専攻3年)のエッセーです。

 タイトルは「夢」。夢多き、ジョン君。「『不可能なことは何もない』のです」と、力強いメッセージを語ってくれています。

バルット
右がジョン・ウェンデル・アンブロシオ君


 最初に言いたいのは、多くの人が手にすることができていない教育を受ける機会を得ることができて、私は本当に恵まれているということです。
 どんなことでも少しずつできるようになること、どんなスキルでも常に学べることを私は夢見ていました。そんな自分になりたいと思ってきました。

 「不可能なことは何もない」のです。
 大学生活は私の夢を決定する場所であり、しばらく時間がかかるかもしれませんが、私に合った職業を見つけ、私の残りの人生に重大な影響を与える期間です。

 人生は浮き沈みのあるダイナミックなプロセスです。上がったり下がったりする人生をジャグリングすることは、時には非常にストレスになることがあります。
 思考は通常、人々が望むもの、夢に基づいて生活を送っています。人生で望むことが常に達成されるとは限りませんが、人生の夢を描いたり、少なくともそのような考えを持つことは大切なことです。

 夢を描く生活はいつでも始めることができます。
 大学生の間に達成したい私の夢は、精神的な健康を保ち、私の宗教の教義を伝える能力を高めることです。
 また、自分が持っているものに感謝し、幸せな生活を送ることを学ぶことです。
 夢を描く人生とは、想像力に基づいた心の願望を持つ生活をすることです。夢はどれだけ見ても現実には悪い影響を与えないのですから。

2022年8月13日
ジョン・ウェンデル・アンブロシオ

ジョン・ウェンデル・アンブロシオ君
ジョン・ウェンデル・アンブロシオ君
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下段左がジョン・ウェンデル・アンブロシオ君

DREAM

 I just want to start off by saying that I am truly blessed to be able to have the opportunity that so many don’t have getting an education. I dreamed I would always be able to learn to be able to do a little of everything no matter what it was. I have just wanted to be that one person who knows a little about me, no matter what the skill was I could do it.

 It may sound impossible but “nothing’s impossible”. As I enter the college life, this is where I will be determining my dream and where I truly will belong for the rest of my life it may take a while but that’s what college is for to really test the waters and become comfortable with the one that occupation that really fits me well.

 Life is a dynamic process that has its ups and downs. Juggling the disparities of life can be very stressful at times and that is why you get your mind wondering in thoughts. Most thoughts are usually based on what people desire, which we can the dream life. The desires in life may not always be achieved but it is good to have a picture or at least an idea of the kind of life on desires to have.

 Living the dream life can begin any time that I chose to be as an individual. For my dream the things that I can achieve while still at school is the ability to have a spiritual wellness and flowing the doctrines of my religion. I can also start learning to appreciate whatever I have and living a happy life. A dream life is basically the desired of one’s heart inform of an imagination. A dream life does not affect the reality in any way.
John Wendell B. Ambrosio  

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

HAPPY NEW YEAR 2023! 新年おめでとうございます! 

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 皆さんはどのような新年を迎えましたか。

 「一年の計は元旦にあり」といいますね。

 やはり新年最初になすべきことは、新しい一年の目指す目標、計画を立てることでしょう。

 皆さんはどんな目標や計画をお持ちですか?

 さて、それでは…、エンチャイルドの広報担当としての山歩の今年の5大目標を公開してしまいましょう。

 ①エンチャイルドの新しいパンフレット(紹介用の冊子)を制作する(アニュアルリポートも?)
 ②エンチャイルドの新しい紹介ビデオを制作する
 ③公式サイトのリニューアル(現在、休眠状態? ごめんなさい!)
 ④月刊ニュースレターの紙面改革
 ⑤小説「エンチャイルド物語」(仮)の連載を開始する

 以上です。
 
 皆さまに信頼されるエンチャイルド、そしてエンチャイルドの活動に参加したいと多くのかたに思っていただけるような広報活動を目指します。

 まずは皆さまからコメントを頂けるようなブログ記事の配信、読者登録者数・訪問者(ユニークユーザー)数・アクセス(PV)数のアップ、頑張ります。

 というわけで、本年もエンチャイルドおよびエンチャイルド広報ブログ(★3分で読める社会貢献★エンチャイルドblog)をどうぞよろしくお願いいたします!

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