こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 世界は平和ではなく紛争が拡大しています。

 アフガニスタン紛争、ミャンマー内戦、イエメン内戦、ウクライナ紛争(ロシアとウクライナ)、ディグレ紛争(エチオピアとエルトリア)、ソマリア内戦、シリア内戦、南スーダン…。

 さらに北朝鮮の動向、中国と台湾の関係、南シナ海情勢などを見れば、この東アジアも平和とは程遠い状況にあります。

 そして10月7日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム主義組織、ハマスがイスラエルに数千発のロケット攻撃を開始しました。

 紛争や戦争は何人もの人を殺し、いくつもの街を破壊し、人々の心と体を傷つけます。 

 誰もが平和な世界を望んでいるのに、なぜ平和は成し遂げられないのでしょうか。
 それを望んでいない者がいて、彼らの仕業によって紛争がなくならないのでしょうか。

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 エンチャイルドは、その活動における重要なキーワードとして「ピース・アドボケイト(平和の擁護者、推進者)」を掲げています。

 子どもたちが教育を受けられる社会を実現し、子どもたちが平和な社会の担い手となることを目指して教育支援活動、社会教育活動を行っています。

 エンチャイルドは、「平和」についてどうのように考えているのでしょうか。
 エンチャイルドは、どうすれば平和な社会が実現できると考えているのでしょうか。

 ブログでさらっと書けるようなテーマではありませんが、少しだけ触れておきます。

 「平和」という漢字から平和の意味を考えてみると、平和とは「平らかに和すること」「水平に和合すること」といった意味で解釈することができそうです。
 「和」については、このブログでも何度か話題にしてきました。

エンが世界を救う2

 平和が実現できない状態を「紛争(戦争)がなぜ起きるのか」という観点から考察してみると、平らかに和していないから、水平に和合できていないので、平和を実現することができないとなります。
 
 禅問答のような言い方になってしまいましたが、エンチャイルド的に言い換えると、互いが自立を尊重し、自立した者同士として共立の関係を築くことができていないので、平和な関係を保つことができないのだ、ということになります。

 民族と民族、国家と国家が互いの境界線を超えて共立の関係性で一つになる道を行かなければ、平和な社会、平和な世界は実現できないと考えます。依存度の高い関係は支配・被支配関係になりやすいものです。

 民族や国家といっても、それは一人一人の人間の集まってできたものです。
 法律や制度、習慣や文化をつくってきたのも人間自身です。
 一人の人間、あるいは家族やいくつかの家族が集まってできた小さな共同体を単位として拡大してきた結果が地域や民族、国家であると見ることもできます。

 より良い社会をつくるためには、より良い人生を生きられる自立した個人を育成しなければならないのではないかとエンチャイルドは考えます。
 貧困の世代間連鎖の問題を根本的に解決するためには、自立した家庭をつくらなければなりませんし、自立した社会を実現しなければなりません。

 しかし「平和」とは、なんと難しい問題でしょうか。
 悠久なる人類歴史の中に平和を見いだすことが困難であるという事実がそのことを雄弁に物語っています。

 考えてみれば、エンチャイルドが掲げる目標は途方もないほど大きな挑戦です。

 続きはまた後ほど。

 
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