こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 前回に引き続き、山歩のエッセーをお届けします。
 お暇なかた、お付き合いください。

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故郷にはタイムトンネルが存在する!?

 故郷の物置小屋は、山歩と山歩の弟の物でいっぱいだ。
 学生時代までの足跡が全て段ボールにしまったままだ。両親の重荷も増える一方だ。
 
 故郷に帰宅するようになった山歩の最初のミッションは、物置の片付けだ。
 捨てる物と残す物を分ける。弟の分もだ。埃と湿気を吸った段ボールは意外と重い。

 学校の教科書やノートの類いはほとんど見返すこともなく捨てることにした。
 捨てられないのが自由帳。ティーンエージャーの山歩が描いたイラスト、青春のつぶやきがつづられている。

 それらは残した。

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 捨てられなかった物に、学生時代に読んだ小説や漫画がある。それらは少年の山歩の夢を育んでくれた者たちだ。

 そして手紙やはがき。山歩の青年期にメールはなかった。
 あの頃がよみがえる。
 手紙や雑記帳に残された手書きの文章たち。何十年も思い出すこともなかった学生時代がくっきりと浮かび上がる。

 「もてない」だの、「失恋した」だの、「今日から本気を出す」だの…。
 なあんだ、今も変わらないじゃないか。
 どこにしまってあったのか、連鎖反応のように湧いてくるのが思い出というものだ。

 還暦を超えた山歩が学生時代の山歩を慰め、励まし、無数の後悔の穴を埋めていく。兄のように、メンターのように。

 故郷にはタイムトンネルが存在するのだ。あちらこちらに。

 色あせた本やノートたちが、40年の時を超えて動き出す。

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 物置小屋はだいぶ片付いた。
 わが故郷のタイムトンネルは意外と広い。
 残りのミッションは次回の帰宅に回そう。

 次回は、母屋に山ほど積まれた写真の整理が待っている。母は家中に家族の写真を飾っているのだ。
 物を整理するのは人生を整理すること。年老いた両親の重荷を解く。
 
 故郷もエンチャイルドも今年は節目の年。
 事務所の移転も予定している。
 今年から働き方も生き方も変わる、変えるのだ。

 人生のタイムトンネルを抜けると、そこは人生再スタートの場所だった、てか。


 明日(5月11日土曜日午後4時~)はオンライン説明会です。ぜひご参加ください。

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 スタディーツアーへのご参加を募集しております。スタディーツアーに関心のあるかたは、事務局(info@enchild.org)までお気軽にお問い合わせください。

 また、2024年度のエンチャイルド・スタディーツアーは、6月20日~24日に実施する予定です。
 つきましては、5月11日(土)午後4時~、オンラインで「エンチャイルド・スタディーツアー2024 in the Philippines 参加者募集説明会」を開催いたします。
 エンチャイルドに関する説明、スタディーツアーの案内、フィリピンからのエンチャイルド関係者(スタッフ、エンチャイルド奨学生)とのミニ交流を予定しています。ぜひご参加ください。

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★5月11日(土)午後4時~


 関心があるよ、というかた、info@enchild.org まで、お気軽にお問い合わせください。

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