こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 円の発想、和の精神は、持続可能な社会を実現し得るか、というテーマです。
 
 日本列島人が持つ底力、縄文時代という1万年以上の時間をかけて醸成された文化の力が源になっているのは間違いないと思います。

 私はこの文化の力を「“エン”の文化力」と呼んでいます。
 サミュエル・ハンティントン氏のいう「日本文明」の基底に流れている文化の力が、まさに“エン”の文化力なのではないかと思っています。
スライド18
 ニッポンの底力、ニッポンの強み、“エン”の文化力の属性を具体的に挙げてみましょう。

 ・受容性
 ・柔軟性
 ・共生性
 ・共感性
 ・循環性
 ・協調性(調和性)
 ・融合性(和合性)
 ・誠実性
 ・互助性(共助性)

 ・忍耐心
 ・冷静さ
 ・技術力
 ・平準化する力
 
 といったところでしょうか。

 私は、国際協力体験や社会教育活動、「縄文」のインスピレーションなどを通して得た知見から、「より良い社会を実現するための八つのエレメント(8 elements/要素)」という考え方を提唱しています。

 8エレメントは、人間が人間らしく生きる行動原理であり、より良い社会をつくりだすための実践プログラムです。

 その八つの要素とは、

 共生
 共食
 共育
 共立
 共助
 共有
 共感
 共観

 です。

 この八つのエレメントを実践することで、より良い社会(共同体)を実現できるというアイデアです。


スライド16

 “エン”の文化力は今の世界、そしてこれからの世界に必要なものだと私は考えています。
 そして何より、現代日本の社会にこそ必要なものがこの“エン”の文化力だと感じています。

 単に道徳の話をしているわけではありません。
 政治にも経済にも、そして科学の分野にも適応できる内容ですし、身近な人間関係、家族、共同体、地域・社会全体に関わる内容です。
 世界の諸問題を解決し、持続可能な社会を実現するためのキーになるものだと考えています。

スライド17

 縄文の話から随分飛躍してしまったなと思われるかたもいらっしゃるかもしれません。
 縄文自体の話が現実離れと感じるかたにとっては、このようなお話の展開は都市伝説のように聞こえてしまうかもしれません。

 「3・11」から和の精神、そして縄文時代の話にまで及びましたが、極東の小さな列島で長い年月をかけて育まれた「“エン”の文化力」を宝として、日本から世界へ、そして日本から日本へ、エンチャイルドはその歩みを進めていきたいと思います。



エンチャイルドへの参加方法


★読者登録お願いします★


◆エンチャイルドの海外教育支援は、ひと月一口1000円から始められます!◆
info@enchild.org