こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
コロナ禍の中でエンチャイルドの活動も変化しました。
◆国内で直接集まって行う活動はほとんど(全く?)なくなりました。
◆理事会も会員間の交流もほぼオンラインのみで行われます。
◆海外渡航ができず、スタディーツアーが全く実施できない状態になりました。
◆グローバルフェスタJAPANなど、国内における国際協力関連イベントも行われなくなりました。
一方で、
◇フィリピン側スタッフとオンラインで会議を行うようになりました。結果的に例年よりも多くのコミュニケーションが持てるようになりました。
◇ブログやSNS、YouTubeを活用して自前のクラウドファンディングを行い、OKOME-Project(精米支給)やLAS-Project(プリント学習支援)を実施しています。
◇志を共にできるかたや団体さんとの出会いにより、マスクや靴の寄贈、OKOME-Projectなど、国際協力、教育支援(マイプロジェクト)の輪が拡大しました。
◇オンライン・スタディーツアーを実施しています。
◇「エンチャイルド・ユース」を発足し、特にシニアハイスクールや大学生のエンチャイルド奨学生たちとの交流が活発になりました。
◇エンチャイルド奨学生たちが受益者から支援者の立場になって活動するようになりました。
エンチャイルドの中心的な活動であったスタディーツアーができなくなったために支援者と奨学生たちとの直接触れ合う機会はなくなったことは残念ですが、オンラインによる交流であったとしても心が通じるわくわくしたコミュニケーションができていると感じています。
フィリピンの子どもたちは長期間にわたって困難な学習環境に置かれています。親の失業や制限された社会生活など、厳しい試練の中で本当に大変な日々を過ごしています。
ブログやSNS、YouTubeを活用したコミュニケーション、オンライン交流イベントの実施。彼らにとっては通信環境が十分ではなく、コスト面での課題もある中ですが、できることを探し出し、創意工夫しながら、子どもたちの元気のために力を尽くしたいと思っています。
5月30日、6月12日には、エンチャイルド奨学生たちとのオンライン交流イベント(オンライン・スタディーツアー)を行います。そのための準備段階として、日本側のオンラインイベントとして「エンチャイルドムービー・オンライン上映会(映像で振り返るエンチャイルドの10年)」というイベントも重ねてきました。明日(5月12日)は3回目の開催日です。
というわけで、この一年のコロナ禍でのエンチャイルド活動を振り返ってみると、難しい状況も多々ありますが、例年とは違った、今まではできなかった、しなかったような活動が意外とできている、行ってこれた一年だったと感じています。
はっきり言えることは、コロナ禍によって子どもたちとの心の距離が離れてしまうのではなく、むしろ近く、強く、深くなったと感じているということです。
活字によるメッセージやオンラインで見せてくれるその姿を通して、エンチャイルド奨学生たちの心の中に、日本の支援者の皆さんの国境を超えた家族愛や応援、励ましの思いがしっかりと根付いていることをつくづく感じた一年でした。
間もなくエンチャイルド設立10周年を記念するオンライン・スタディーツアーが実施されます。
支援者の皆さんはもちろん、エンチャイルドのことはよく知らないけれど関心があるという皆さん、ぜひ参加してみてください。
オンラインでも「心の国境を超えた家族愛の絆」を結ぶことができ、そのつながりを実感していただくことができることでしょう。
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