★3分で読める社会貢献★エンチャイルドblog

NPO法人エンチャイルドの広報担当、地球村山歩がお届けするブログです。エンチャイルドは、主にフィリピンの子どもたちを対象とする教育支援&共育活動、草の根国際交流、社会教育を行っている非営利団体です。子どもたちが受益者から支援者へと成長していくために、「ピース・アドボケイト(平和の擁護者)」の育成に重点を置いて活動しています。支援先現地を訪問するスタディーツアーを年に2回程度実施しています。コロナ禍の2020~2022年はオンラインでの交流が主な活動となりましたが、2023年6月には4年ぶりのスタディーツアーを実施することができ、成長した子どもたちとの再会を果たしました。2024年でフィリピンでの教育支援開始20周年となりました!

Category: インドネシア

 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今回は、2017年12月8日~13日に行われた第2回のインドネシア・スタディーツアーに参加した男性の体験記です。

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「子どもたちはみんな夢を持って生きていた」


 今回、初めてインドネシアに行きました。エンチャイルドの活動を続けるに当たって、改めて、自らの目的を再確認するためにスタディーツアーに参加しました。

 今回のツアーを通して印象に残った三つのことをお伝えします。

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(1)力を与えられた子供たちとの交流

 インドネシアでは、日本語を学んでいる学生が多くいて、日本語で会話ができる機会が多々ありました。

 バリ島キンタマーニ、バトゥール山麓で行った植林活動。もちろん植林も初めての経験で、自分の植えた木が生い茂っていくのも楽しみですが、それだけでなく、現地の日本語を学んでいる学生たちと日本語で交流ができたことが、とても楽しかったです。

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バリ島バトゥール山麓での植林活動

 日本からこんなに離れた場所に日本語を学んでいる学生たちがいる……。そのうちの一人、アリ君とじっくりと話をすることができました。

 彼は将来、漫画家になるために日本語を勉強していると語ってくれました。ちなみに、アリ君の好きな漫画は「ワンピース」。

 日本語で会話ができたこと、日本語を一生懸命勉強している学生たちがいることがとても刺激的でした。

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 ジャワ島のスラバヤ市では三つの学校を訪問し、子どもたちと交流しました。ほぼ全員がイスラム教徒で、ほとんどの女の子がヒジャブを被っていました。

 子どもたちは、僕が簡単なインドネシア語であいさつするだけで盛り上がったり、一緒に写真を撮ったりと、明るい笑顔で僕たちを歓迎してくれました。たくさんの子どもたちとツーショット写真を撮りました。

 やはり、子どもたちのパワーはすごいものがあり、僕たちが来たことを喜んでくれていて、僕もうれしかったです。

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(2)自分の目で確かめた教育支援の最前線

 今回は、エンチャイルドがクラウドファンディング(インターネットを通じた資金調達)を通じて取り組んだプロジェクトの成果(支援金)を持ってインドネシアを訪ねました。

 よく「募金しても、目的のために正しく使われていないのではないか」という話を聞きますが、今回集まった支援金は、間違いなく児童・生徒のために使われました。

 支援先の学校で使うパソコンを購入するために、僕も校長先生たちとパソコンショップに同行し、目の前で多くの人たちのまごころのこもった支援金が使われるのをしっかりと確認しました。これほど、透明性のある支援活動はほとんど聞いたことがありません。
 
 クラウドファンディングに協力してくださった全ての皆さんに感謝です。

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支援先の校長先生(左)と一緒にパソコンを購入
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エンチャイルド(日本の皆さん)の支援によって
カルタジャヤ校の教室に設置されたパソコン

(3)日本の若者たちがエンチャイルドの活動に参加することの意味

 残念ながら、日本の若者の自殺率は先進国の中でトップです。物質的にも経済的にも恵まれているはずの日本の若者が、希望を持てずに自ら命を絶ってしまう現状があります。

 インドネシアに限りませんが、途上国の子どもたちは、物質的にも経済的にも大変な状況にあっても、皆、将来の夢を持ち、一生懸命生きています。
 
 彼らは日本人が持っていないものを持っていました。そしてそれは、今の日本人にとってとても必要なものだと思いました。

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 日本の若者が海外の子どもたちと触れ合うことで、心の中に眠っている情熱や希望を目覚めさせてほしいと思いました。そのために、僕も含めて一人でも多くの日本の若者たちに、このエンチャイルドのスタディーツアーに参加してほしいと思います。

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 今回のスタディーツアーへの参加を契機に、主体的にエンチャイルドの活動を推進していきたいですし、エンチャイルドの魅力を積極的にPRしたいと考えています。


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今回と次回は、インドネシア・スタディーツアー参加者の体験記をお届けします。

 まずは、2017年3月18日~24日に行われた第1回インドネシア・スタディーツアーに参加した女性の体験記です。

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カルタジャヤ校での全体記念撮影(第1回インドネシア・スタディーツアー)

第1回インドネシア・スタディーツアーに参加して
「言語や宗教が違っても、心が通じ合える、家族になれる!」

 今回、インドネシアツアーに参加を決めたのは、フィリピンツアーに過去3回参加し、エンチャイルドの活動にも関わりながら、そこに家族愛を感じてきたからでした。

 正直、インドネシアという所がどんな国で、どんな文化なのかも分かりませんでした。でもエンチャイルドの「世界の子供たちを元気にしよう!」というモットーに共感し、そこに大きな喜びを感じていたので、インドネシアの支援を始めると聞いた時から、「インドネシア訪問ツアーの一期生になりたい!」という強い思いがありました。

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カルタジャヤ校の児童たちと

 スタディーツアーの参加者は多くありませんでしたが、だからこそ共に参加したメンバー、現地の人たちとの交流が濃密なものになったと思っています。
 観光はもちろん、バリ島バトゥール山麓での植林活動、支援校での姉妹結縁、児童たちとの交流、スラム地域への訪問など、印象に残る経験ばかりでした。

インドネシア

 ツアーでは、バリ島とジャワ島のスラバヤを訪ねました。
 バリは観光地が多く、外国人がたくさんいました。ヒンズー教徒が多い地域で、ヒンズー教の寺院や文化に溢れていました。
 一方、ジャワ島はイスラム教徒が多く、女性は小さな子供たちもヒジャブ(イスラム教における被り物)を着けている姿が多く見られました。同じ国の中でも宗教の違いがありましたが、それぞれの信仰を大事にし、互いに尊重し合っているように感じられました。


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バリ島では植林活動も

 スラバヤで訪問したカルタジャヤ校の子供たちは私たち日本人を笑顔で迎えてくれました。
 
 学校では代表の児童との姉妹結縁、文化交流を行いました。
 言葉は通じなくても心は通じているという感覚をもちました。言葉が通じなくても、文化を通して交流できることは素晴らしいなと、改めて感じました。

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カルタジャヤ校の高校生たちが民族衣装で踊りを披露してくれました

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交流の時間のプログラム一つとして
日本の支援者が現地の子どもたちに折り紙を教えました


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 現地の子供たちは伝統的な踊りや楽器演奏を披露し、私たちは「ドラえもん」の主題歌をインドネシア語で歌い、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」のダンスを披露しました。会場の子供たちもとても元気に一緒になって歌い、踊ってくれました。

 また、学校の先生や東ジャワ州の観光局の関係者のかたがたの前で、五輪真弓さんの「心の友」という歌を披露する機会もありました。
 この歌はインドネシアでは広く知られていて、とても人気のある曲だそうです。
 
 「心の友」を一緒に日本語で歌えたことも、国や文化を超えて心が通じ合えた瞬間でした。「言語や宗教が違っても、歌や文化を通して心を通じ合わせることができる、家族になれる!」と実感した7日間でした。

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スラバヤのスラム
この線路を一日数便の電車が走る

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スラム(都市部で極貧層が居住する過密化した地区のこと)の子どもたち

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 日本にいれば、私たちは何の不自由もなく生活していますが、そうではない現実を知った以上、自分にできる支援を今後も継続していきたいと思いました。

(マンスリーサポーター会員、女性)


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 エンチャイルドは2016年、2017年の2年間、インドネシアで教育支援活動を行いました。

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インドネシア・スラバヤ市のカルタジャヤ校の生徒たちと

 インドネシアでの教育支援活動はジャワ島のスラバヤ市で行いました。主に学校への図書支援、パソコン支援、フィーディング・プログラムでしたが、インドネシア・スタディーツアーではプログラムの一つとしてバリ島での植林活動も行いました。

インドネシア
↑地図の緑色の部分がインドネシア
活動はバリ島とジャワ島のスラバヤで行われた


 2016年9月に行われた事前視察の様子を写真で紹介します。

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支援先となった「SMA KERTAJAYA」校(幼稚園~高校)
同校は私設の学校で、貧困層の子どもたちが教育を受けられるよう
有志の皆さんによって運営されている

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高校生の授業を参観

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手作りの楽器で演奏を披露してくれた高校生たち

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高校生たちは明るかった

 次回はインドネシア・スタディーツアー参加者の体験記をお届けします。


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