こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
NPO(非営利組織)で活動する上でに何が重要なのか。
それがよくいわれる、ミッションであり、ビジョンである、ということに異論はありません。何のためにやるのか、なぜやるのか、何に価値を置いて取り組んでいるのか、ということが大切であることは全くもってそのとおりです。
とりわけ、エンチャイルドのような完全無給ボランティアによって行われている組織は、ビジョン、ミッション、バリュー、WHY…といったことなくしてコミットメントはあり得ません。
そしてもう一つは、関係者の人間関係です。ここが円満(円滑なコミュニケーションができる関係)でなければ、成り立ちません。
ところで、ここであえて申し上げたい「重要」なことは、ファンドレイジング(資金調達)の問題です。上述の内容を「心」とすれば、ファンドレイジングは「体」に例えてもいいかもしれません。
心があっても体が動いてくれないと、物事は進まないし、進められない、ということです。
エンチャイルドは「特定非営利活動法人」の法人格(2011年8月25日~)を持つNPOです。
収入のほぼ100%を占めているのは、会費と寄付金です。特にマンスリーでご支援くださっている会員の皆さまの存在によってエンチャイルドは成り立っているといっても過言ではありません。まさにここがエンチャイルドの生命線です。特に教育支援~奨学金給付の原資はマンスリーサポーターの皆さんのご支援であり、そのご支援による収入は100%、教育支援に支出されています。
しかしエンチャイルドは奨学金給付を片輪(あるいは片翼)としながら、もう一つの車輪を「社会教育プログラム(ピース・アドボケイト教育)」と位置付けて、教育支援事業を推進しています。
具体的には、奨学生自身による「クリスマス・プロジェクト」を実施することであり、スタディーツアー時の「交流プログラム」を実施することです。
前置きが長くなりました。
組織の「体」の生命線となるファンドレイジング。
長く会費と寄付によってやってきました(コロナ禍前は、クラウドファンディングも7回ほど取り組みましたが…)が、エンチャイルドは現在、厳しい財務状況にあり、次年度からは助成金申請などにも取り組んでいってみようと考えています。
そこで、3月8日(土)、三軒茶屋の会場で行われた世田谷区生活文化政策部市民活動推進課・(社福)世田谷ボランティア協会主催の「市民活動NPO応援セミナー~学ぼう!活動資金の調達と助成金のこと」に参加してきました。
講師は、東京ボランティア・市民活動センター専門相談員をされている森玲子氏。
セミナーの内容は、助成金の現場の実際に基づいたリアルな分かりやすいもので、ワークの時間も取りながら、「助成金」初心者の山歩にも分かりやすいものでした。
国内には3000プログラムもの助成金が存在するとのこと。今回のセミナー参加をきっかけに、しっかり時間を取ってリサーチしてみようと思いました。
今まで助成金へのアプローチに消極的だった理由があるにはあったのですが、公益目的を有する団体として、助成金への取り組みは単なる資金調達の対象というばかりでなく、エンチャイルドの活動を広く社会に発信する機会の拡大にもつながると考えるようになりました。
多くの皆さまに継続的なマンスリーサポーターになっていただく取り組みとともに、2025年度は「助成金」開拓の道へも一歩を踏み出したいと思います。
助成金やファンドレイジングに関連する情報、ぜひお寄せください(info@enchild.org まで)。
エンチャイルドには、まだまだ成し遂げなければならないミッションがあります。
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