今日は、マニラ市スモーキーマウンテンのエンチャイルド奨学生、ローズ・アン・マルセロさん(19歳、ST JUDE COLLEGE 1年生)のエッセーをお届けします。
写真は、スモーキーマウンテンの奨学生たちです。
「私が社会の課題を解決し得る人間であることを証明したい」
私は大学の先生がたに、私が学業を頑張る理由や努力を理解してもらえるように努めます。
NPO法人エンチャイルドの広報担当、地球村山歩がお届けするブログです。エンチャイルドは、主にフィリピンの子どもたちを対象とする教育支援&共育活動、草の根国際交流、社会教育を行っている非営利団体です。子どもたちが受益者から支援者へと成長していくために、「ピース・アドボケイト(平和の擁護者)」の育成に重点を置いて活動しています。支援先現地を訪問するスタディーツアーを年に2回程度実施しています。コロナ禍の2020~2022年はオンラインでの交流が主な活動となりましたが、2023年6月には4年ぶりのスタディーツアーを実施することができ、成長した子どもたちとの再会を果たしました。2024年でフィリピンでの教育支援開始20周年となりました!
私の志: 内なる炎を呼び覚ますもの
大学生活は決して虹とチョウで満たされたものではなく、毎日が熱意と厳しさで覆い尽くされながら過ごさなければなりません。対面式の授業や活動に特化したハイブリッド学習の中で、新学期を迎えるに当たってもっと改善したいと思っています。
昨年度は、驚きと挑戦、そして高校時代から大学1年生の時に学んだことを披露する機会でいっぱいでした。今年は、より良い人間になりたいという思いと、高校時代からの夢である「放送作家、あるいは弁護士になる」という現実的な目標に向かって勉強するモチベーションを高めています。その頃の私はまだ定義していませんでしたが、その志は私の中にあることは確かです。
コミュニケーション学というレンズを通じて、専攻分野で新たな発見があることを楽しみにしています。また、対面式であることで、より多くのことを学ぶことができます。対面で、勉強だけでなく、健全な人間関係を築くためにも、仲間とのコミュニケーションを深めることができると思います。そのためにも、対面式の授業は有効な手段だと考えています。
また、3年生になったらどんなことが学べるのか、どんなことができるのか、とても楽しみです。というのも、私は大学内の法律系組織の財務責任者に選出されたからです。しかし学業と組織の仕事を両立させなければならないので、より困難が予想されます。しかし、このようなリーダー的な役割を果たすことで、新たな高みを目指すことができるかもしれないと前向きに捉えています。また、近い将来、法曹界を目指す同じ志を持った仲間に囲まれ、新たな高みを目指すことができるのではないかと期待しています。
人生の旅は、人が考えているほど簡単なものではないかもしれませんが、私はエンチャイルドという肉親を超えた家族がいることに感謝しています。私は今でもエンチャイルドと出会ったとき、どれほど前向きで情熱的になれたかを覚えています。この幸せな家族が、より多くの奨学生が自分の選んだ進路に成功し、成長していくのを見ると、私も頑張ろうと思えます。エンチャイルドは、私たちが自分の持っている資質を生かし、ベストを尽くして努力することができるように支えてくれています。
Further, I am expecting this academic year to be more gentle yet filled with adventures which do not only revolve around learning within the corners of the room but also with experiences that enriches my understanding towards my degree program, Development Communication. I may join symposiums on researchers that are development-oriented and that also delves into the field of communication. I am looking forward to discovering DevCom using the lens of science communication which consists of almost all of my courses for third year. I am also embracing the fact that face-to-face setup might provide me avenues to communicate more with my peers not just in the context of studying but also with building healthy relationships.
翻訳はサポーターの山本さんにご協力いただきました。
山本さん、いつもありがとうございます。
私の希望とは何でしょうか? 私の希望は時々消えてしまいます。というのは、人生は難しく困難なものであるが故に、素晴らしい人生に恵まれた人だけしか人生を楽しみ、目標を達成し、夢を生きることができるのではないかと信じさせるいくつかの理由があるからです。
私は2日前に成人しました。20歳になり、私はある部分は進化し続けてはいますが、なおも私は希望を失いかけることもあります。
私にはもうプレッシャーはありません。社会が求める人間になろうともがいていた所から戻ってきたからです。私はとても疲れ、自分を見失い、もう一度自分を探していましたが、今はまた本来の自分を取り戻し始めています。
たくさんの人が私の人生の目の前に現れ、ある人は私にインスピレーションを与え、やる気を起こさせ、ある人は私の胸をときめかせ、私を興奮させ、その出会いの多くは私を特別な存在に感じさせてくれましたが、何人かは私を取り残し、私を傷つけ、悲しい思いにもなりました。
最近、私は自分の計画に立ち返り、それをチェックし、自分一人で考える時間を作ろうと努めました。そして、私の計画を台無しにするような一歩を踏み出そうとしていることに気付きましたが、幸いにも私はそうしませんでした。私はそのことを評価します。愛は私の強みであると同時に最大の弱点でもあり、恋をしているときはそれがよく分かります。
愛することは私が情熱を注ぐことですが、私は無数の方法で愛を表現しています。愛があるからこそ、私はまだ呼吸し、立っていられるのです。愛があるからこそ、私は成長でき(自己愛)、多くの人々が私(の価値)を信じてくれるからこそ、(神によって)私は人生を走り続けることができるのです。なぜなら、人々はまだ愛を必要としており、私はそれを満たすために自分自身をささげているからです。
私が思いやりを続けていくことができる理由は、この場所、この旅、この道、この人生を選ぶことによって、私は滅びないという強い信仰の基盤があるからです。
私の希望は特定の人や自分自身の期待や夢によって左右されるかもしれません。
ある時は私も失望し絶望した時もありましたが、結局は愛があることを思い出し、私は希望に満ちることができました。
私を弱くするものは、私を強くするものでもあります。つまり、私の強さと弱さは同じものであって、私の人生は永遠に絶望的である理由はなく、希望に満ちた人間として成長することができるのだと私は思います。