こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
サポーターのしんかりおんさんが寄稿してくれましたので、当ブログにて掲載させていただきます。
まかれた種を花開かせる!
「ノブレス・オブリージュ」という言葉、皆さんご存じでしょうか?
フランス語で、「身分の高い者は責任と義務が伴う」という意味の言葉です。
私がこの言葉を知ったのはつい最近、オンラインニュースの記事で福岡女子商業高校が取り上げられていて、その記事の中で、「真の英語教育」「真の国際理解」「何のために英語を学ぶのか」を追求していった時に、先生が生徒に紹介した言葉として紹介され、初めて知りました。
以下、引用です。
「目的は二つ。一つは競争。英語ができると世界で戦える。もう一つは協働、英語ができることで多様な人々と協働でき、手を差し伸べられる人が増える。日本人は恵まれている。富める者の責任として、貧しい人に手を差し伸べなければならない。そのために英語を学ぶのだ」
私はこの一節を読み、二つのことを感じました。
一つは、高校生という多感な時期、自分は将来どう生きるか、そのようなことを考え、自分の人生と向き合う「時」に、一つの生き方の指針として「ノブレス・オブリージュ」という、人間の本性を刺激する言葉を与えられるのは、とても有意義だし、私もどうせならもっと若い時に知りたかったと感じました。
この言葉をもっと広義に捉えれば、「自分の与えられた天性は人のために使おう」ということに通じるでしょう。
もう一つは、この言葉を聞いて思い出したのは、『鬼滅の刃』(無限列車編)の炎柱・煉獄さんが、後継たちを守るために殉死する前によぎる、幼い煉獄との亡き母との回想シーンにて語られる「弱き人を助けるのは強く生まれた者の責務です」という言葉です。
この言葉のみならず、その前後に母と煉獄とのやりとりは、母の愛情に満ちた、わが子のゆく道を光で照らすようなセリフが詰まっています。
さまざまな感じ方があるかとは思いますが、私は煉獄の母のような、子どもの道を照らせる母になりたいと素直に感じさせられました。
いずれにしても人生において「どのような時に」「誰から」「どのような想いで」「どのような言葉を与えられるか」、略すと「時」×「人」×「想い」×「言葉」=より豊かな人生を創る、イメージとしては、まかれた種が花開いていく、といえるのではないでしょうか。
皆さんは、どのような時に、どんな言葉を、どんな想いを込めて、大切な人に伝えたいですか?
2024年度のエンチャイルド・スタディーツアーは、6月20日~24日に実施する予定です。
つきましては、4月20日(土)午後4時より、オンラインで「エンチャイルド・スタディーツアー2024 in the Philippines 参加者募集説明会」を開催いたします。
エンチャイルドに関する説明、スタディーツアーの案内、フィリピンからのエンチャイルド関係者(スタッフ、エンチャイルド奨学生)とのミニ交流を予定しています。ぜひご参加ください。
関心があるよ、というかた、info@enchild.org まで、お気軽にお問い合わせください。
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理事長によるエンチャイルドの社会教育プログラムに関する動画を配信中です。
ぜひご覧になってください。
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ENCHILD NEWS & REPORT 2024年3月15日号