★3分で読める社会貢献★エンチャイルドblog

NPO法人エンチャイルドの広報担当、地球村山歩がお届けするブログです。エンチャイルドは、主にフィリピンの子どもたちを対象とする教育支援&共育活動、草の根国際交流、社会教育を行っている非営利団体です。子どもたちが受益者から支援者へと成長していくために、「ピース・アドボケイト(平和の擁護者)」の育成に重点を置いて活動しています。支援先現地を訪問するスタディーツアーを年に2回程度実施しています。コロナ禍の2020~2022年はオンラインでの交流が主な活動となりましたが、2023年6月には4年ぶりのスタディーツアーを実施することができ、成長した子どもたちとの再会を果たしました。2024年でフィリピンでの教育支援開始20周年となりました!

Category: 自己成長


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 サポーターのしんかりおんさんが寄稿してくれましたので、当ブログにて掲載させていただきます。

 しんかりおんさん、いつもありがとうございます。

 皆さまも、感想コメント、コラムの寄稿など、お気軽にエンチャイルド広報ブログにご参加ください。お問い合わせは、info@enchild.org まで。

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まかれた種を花開かせる!

 「ノブレス・オブリージュ」という言葉、皆さんご存じでしょうか?
 フランス語で、「身分の高い者は責任と義務が伴う」という意味の言葉です。

 私がこの言葉を知ったのはつい最近、オンラインニュースの記事で福岡女子商業高校が取り上げられていて、その記事の中で、「真の英語教育」「真の国際理解」「何のために英語を学ぶのか」を追求していった時に、先生が生徒に紹介した言葉として紹介され、初めて知りました。

 以下、引用です。

 「目的は二つ。一つは競争。英語ができると世界で戦える。もう一つは協働、英語ができることで多様な人々と協働でき、手を差し伸べられる人が増える。日本人は恵まれている。富める者の責任として、貧しい人に手を差し伸べなければならない。そのために英語を学ぶのだ」

 私はこの一節を読み、二つのことを感じました。

 一つは、高校生という多感な時期、自分は将来どう生きるか、そのようなことを考え、自分の人生と向き合う「時」に、一つの生き方の指針として「ノブレス・オブリージュ」という、人間の本性を刺激する言葉を与えられるのは、とても有意義だし、私もどうせならもっと若い時に知りたかったと感じました。

 この言葉をもっと広義に捉えれば、「自分の与えられた天性は人のために使おう」ということに通じるでしょう。

 もう一つは、この言葉を聞いて思い出したのは、『鬼滅の刃』(無限列車編)の炎柱・煉獄さんが、後継たちを守るために殉死する前によぎる、幼い煉獄との亡き母との回想シーンにて語られる「弱き人を助けるのは強く生まれた者の責務です」という言葉です。

 この言葉のみならず、その前後に母と煉獄とのやりとりは、母の愛情に満ちた、わが子のゆく道を光で照らすようなセリフが詰まっています。
 さまざまな感じ方があるかとは思いますが、私は煉獄の母のような、子どもの道を照らせる母になりたいと素直に感じさせられました。

 いずれにしても人生において「どのような時に」「誰から」「どのような想いで」「どのような言葉を与えられるか」、略すと「時」×「人」×「想い」×「言葉」=より豊かな人生を創る、イメージとしては、まかれた種が花開いていく、といえるのではないでしょうか。

 皆さんは、どのような時に、どんな言葉を、どんな想いを込めて、大切な人に伝えたいですか?

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ツアー説明会20240420_800

 2024年度のエンチャイルド・スタディーツアーは、6月20日~24日に実施する予定です。
 つきましては、4月20日(土)午後4時より、オンラインで「エンチャイルド・スタディーツアー2024 in the Philippines 参加者募集説明会」を開催いたします。
 エンチャイルドに関する説明、スタディーツアーの案内、フィリピンからのエンチャイルド関係者(スタッフ、エンチャイルド奨学生)とのミニ交流を予定しています。ぜひご参加ください。



 関心があるよ、というかた、info@enchild.org まで、お気軽にお問い合わせください。

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 理事長によるエンチャイルドの社会教育プログラムに関する動画を配信中です。
 ぜひご覧になってください。


ENCHILD NEWS & REPORT 2024年3月15日号
ENCHILD NEWS & REPORT 2024年3月25日号

ENCHILD NEWS & REPORT 2024年4月15日号

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今日はチャップリンの言葉をもとに人間関係の本質について考えてみたいと思います。

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 人は自分一人だけでは生きられません。
 常に関係を結べる存在を必要としています。
 「互いに助け合いたい」という心は、人間の本性なのだと思います。

 「相手の不幸ではなく、お互いの幸福によって生きたいのだ」

 チャップリンはこのように断言しますが、その境地に到達することは簡単ではないと思いませんか。

 では、どうしたらお互いの幸福によって生きる人間となれるのでしょうか。

 そこに到達するためにはどんな努力をすればいいのでしょうか。

 山歩は、全員が喜ぶことができる共通の目標が必要ではないか、と考えます。

 全員が喜べる取り組み、活動が必要なのではないかということです。

 エンチャイルドが「プロジェクト」と呼ぶとき、そこには全員が喜べる共通の目標設定が不可欠です。

 全員が喜べる、全員が笑顔になれるプロジェクトに取り組むこと。

 エンチャイルドが取り組む「マイ・プロジェクト」「クリスマス・プロジェクト(サンタになろう!プロジェクト)」が大切にする価値も同様です。

 非営利活動は何を目指すのか。何のために行うのか。

 何が「利」なのか。誰のための「利」なのか。
 自分もまた全員の中の一人です。
 自利と他利を両立することができるのか、これがプロジェクトの肝となります。
 

 エンチャイルドは、「相手の不幸ではなく、お互いの幸福によって生きたい」という社会の実現を目指し、そのような心が育まれる活動を推進したいと考えています。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 社会にはいろんな人々が存在し、それぞれの価値観でそれぞれの人生を生きています。

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 グローバル化することで、画一化と多様化の両面が見られるようになりました。
 米国の著名なファシリテーターでリーダーシップトレーナーのマーク・ガーゾン氏は、著作(『世界で生きる力――自分を本当にグローバル化する4つのステップ』英治出版)の中で5段階のシティズン(市民)の概念を提示しています。

 市民の意識レベルの5段階ということだと思いますが、これは同時に市民社会には五つのライフスタイル、あるいはタイプの人々が存在していると捉えることもできそうです。

 1~5。あなたはどんなタイプですか? どんな市民ですか?

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 1のままで生きるのか、2のままで生きるのか、3のままで生きるのか、4のままでいきるのか…。
 それとも、1→2→3→4→5へと段階的に概念を変更して生きていくのか…。

 しかし事はそれほど単純ではなく、人間、1の時もあれば2の時もあり、3の時もあれば4の時もある。朝と昼と夜で気分は違ってくるというのもまた事実なり、でしょうか。

 1.自分と共に生きる
 2.仲間と共に生きる
 3.社会と共に生きる
 4.地球人として生きる
 5.地球(宇宙、大自然)と共に生きる


 山歩は欲張りなので、1~5、全部受け入れて生きていきたいと考えてしまいます。

 さて、皆さん!
 エンチャイルドのスタディーツアーは1~5を同時に体験できるライフイベントらしいよ、と聞いたらどう思いますか?

 山歩がうそつきかどうか、確かめてみませんか? 百聞は一見に如かず。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 「成長」している姿からは力が与えられるものですね。元気がもらえます。

 山歩は、わが子が学校を卒業した後も、縁あって、地元の小・中・高等学校との行き来があり、入学式や卒業式にも出席させていただく機会があります。

 そのたびに、わが子やよく知っている子どもたちでなくとも、その成長した姿には本当に感動を覚えます。存在そのものが喜びです。他人の子どもながら、そのまぶしい姿に胸がいっぱいになることも少なくありません。彼らには希望があふれています。

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 エンチャイルドの奨学生たちも同じです。
 彼らの成長する姿を通して、何事にも代えがたい、人生の貴重な体験を与えてもらっています。

 成長といえば、「成長=若さ」と思われがちですが、そんなこともないぞと、山歩は思うのです。

 成長は若者だけの特権ではありません。
 考え方一つで、私たちは永遠の若者であり続けられるのです。

 つまり自分自身の成長を見いだす生活が人生を楽しく生きる秘訣(ひけつ)ではないかということです。

 年を取っても、家族の成長や仲間の成長、自分自身の成長に触れることはうれしいものです。

 それにしても、子どもたちが成長する姿、子どもたちが夢と志を持って未来に向かって生きる姿は、家族のみならず、社会全体にとって希望ですよね。

 何年も付き合っているエンチャイルド奨学生たちは、支援者の皆さんにとっては親戚の子、甥や姪のように思える子たちではないでしょうか。

 彼らから感じる成長エネルギーは半端じゃない、です。

 パンデミック、コロナ禍にあってもエンチャイルド奨学生たちはいくつもの困難を乗り越えて成長しています。その一端に触れることのできるブログの記事やYouTube動画がありますので、まとめてご紹介いたします。

 新たな命の息吹や成長を感じる春の季節。
 改めてエンチャイルドの成長の支援の成果をご覧いただければと思います。

★ブログ記事から★

1224】「私たちの中にある“平和の種”が、助け合いを通じて互いに光となることによって成長する!」(アンパロ&スモーキーマウンテン)

1211】「『エンチャイルドはどんな活動をしている団体なのか』を受益者の子どもたちに説明しました」(マルセロ・H・デル・ピラー)

1210】「小さな手助けをすることで人々の笑顔を見ることができた時の感動は、お金に代えがたい喜びです」(MLQ)

1192】「子どもたちの人生に大きな変化をもたらすことができたと私たちは信じています」


1191】「これからもっと頑張らなければならないと決意を新たにしました」


1190】「エンチャイルドのメンバーとしてすべきことを成し遂げた今、私たちは感無量の思いです」


★YouTubeチャンネルから★


ENCHILD NEWS & REPORT 2023年2月25日号

ENCHILD NEWS & REPORT 2023年3月15日号

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今日は3月11日。2011年3月11日発生した東日本大震災から12周年を迎えました。犠牲者の皆さまへの追悼の祈りをささげます。

 年度末3月が慌ただしく過ぎています。WBCも見ないといけないし…。
 花粉症に苦しめられながら、年度の締めくくりと、新しい年度の出発に向けて何かと忙しい毎日を過ごしております。

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 本日は「問題意識」をテーマにブログをお届けします。

 ところで、受験勉強や資格試験の勉強のコツは何だと考えますか?

 そう。過去問から始めることです。
 これは物事を「ゴール」から見るということを意味します。

 漠然と教科書や参考書を眺めて、自分なりに大事そうだと思う所をチェックしながらひたすら暗記に励むのではなく、試験問題というゴールで何が問われるのか、何を答えなければならないのか、その傾向を知った上で、教科書や参考書を逆引きで学習し、対策しようというのが、過去問から始めることの意味です。

 OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)においても、どんな業務ができるようにならなければならないかというゴールをイメージできて研修を受けるのとそうでないのとでは、研修の成果にかなりの差が生じます。

 人生においても、ビジョン(夢や志、達成したい目標)を持って生活している人とそうでない人には大きな差が生じます。問題意識の違いが差をつくり出します。

 問題意識とは、理想(在るべき姿)と現実のギャップを埋めようとする思考を促す意識です。問題意識は問題解決思考を生じさせます。問題意識は「思考の母」なのです。

 問題意識が高まることで、①責任意識(誠意/当事者意識) ②主人公意識(熱意/主体性)③創造性(創意工夫)が向上します。これが問題解決のための原動力となります。

 責任者であるとか、リーダーであるとかは関係ありません。チームの一員、メンバーとして、ビジョンとミッション、ゴールを中心に誰もが主人公なのです。脇役、大いに結構、ということです。

 誰であっても主体性を持って臨めば物語の「主人公」です。そしてその主人公を中心に展開するストーリーが必ずありますし、間違いなく「私」はいつでも自分の人生の主人公であり続けるのです。

 人生、仕事、社会活動…、何事においても、問題意識はかくも大切なものだということです。

 では、問題意識はどのようにしたら持てるのでしょうか。

 山歩はこう考えます。

 ❶関心を持つ
 ❷観察する
 ❸疑問を持つ
 ❹想像する
 ❺仮説を立てる

 問題意識と問題発見は表裏一体です。
 「問題を意識した」ということは、「問題を発見した」ということです。
 ここから全ては始まります。

 物事に対して関心を向け、しっかりと観察し、まずは客観的な事実を把握しましょう。
 「なぜだろう?」という疑問を持つことが重要です。これが問題意識の種、問題発見のきっかけとなります。そしてそれがなぜなのかを想像してみましょう。なぜそうなのかを想像しながら、仮説を思い巡らせてみましょう。

 結局、人は自分を自分で動かすしかないのです。
 一時的に人の手を借りたり、受け身や依存心で始めたとしても持続しませんし、本当の意味での満足感も達成感も得られません。
 自分が自分を動かすのです。これが主体性です。自助、自立が自分の人生の軸、基本にならなければなりません。

 今日のブログの結論です。
 目的意識を持つ、目標を立てることで、問題意識はおのずと生じてくることでしょう。 

 寝る前に翌日の目標を立てる(確認する)、朝起きたらその日の目標を確認する(立てる)、1日の、1週間の、1カ月の、1年の目標を明確にするところから始めましょう。

 間もなく新年度が始まります。年度末3月は重要な月ですね。
 目標を明確にして生活する、これが成功の秘訣(ひけつ)です。


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 未来を創り出す子どもたちへの教育および教育への支援は、大変重要な社会貢献であると私たちは考えています。

 NPO法人エンチャイルドの主要な事業は、奨学金給付による教育支援ですが、その対象である奨学生たちに対する社会教育も同時に行ってきました。

 ひと言で言えば、その目的は自立支援ですが、単なる個人への自立支援ではありません。自立した個人が貧困の世代間連鎖を断ち切り、その上で、共立社会(主体的に助け合い、支え合う社会)実現の担い手となるための自立・共立支援です。

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 このような社会教育を、エンチャイルドは「ピース・アドボケイト(PEACE ADVOCATE/平和の擁護者、推進者)」教育と呼んでいます。最近は、「偉人教育」という表現も使っています。

 人間は誰もが皆、偉大な存在だからです。おのおのの個性を持った偉人として生まれ、偉人として成長し、偉人として共立社会実現の担い手になっていくというのがエンチャイルドの人間に対する捉え方です。
 社会のため、国家のため、世界のために善に生きた偉人たちに学び、そこから刺激を受けることも偉人教育の意味するところです。

 マズロー博士の言葉を借りれば、人間は「自己実現」(自分らしさ、個性の完成)を目指すのであり、さらには「自己超越」(対象を中心に生きる)存在となっていく、ということなのです。
 また、アドラー博士は、人は他者の役に立っていると感じるときに自分が価値ある存在であることを実感するのだと述べ、人が全体に貢献している時に抱く感情を、「共同体感覚」という言葉で表現しています。

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 人は関係性を通して、コミュニケーション(交流)を通して相手から刺激を受けます。
 子どもたちは親から影響を受け、社会の大人たちから刺激を受けて育ちます。
 まさに子どもたちは大人たちによる「共育」の中で成長していくものなのです。

 エンチャイルドの教育がどのような成果をもたらしているのか。

 それはエンチャイルドの教育支援、社会教育プログラムを実践したエンチャイルド奨学生たちを見て判断していただくしかありません。彼らの語る言葉や、行動を通して確かめていただくしかありません。

 改めてニュースレターやブログの記事に目を通していただき、またYouTubeチャンネルで公開している動画を通してエンチャイルド奨学生たちの実体の姿に触れていただくことを願います。

 エンチャイルドは引き続き、広報(情報提供)に力を入れてまいります。ぜひエンチャイルドの教育支援および社会教育活動に注目していただき、少しでもそこに価値を見いだしてくだされば、それは私たちにとって望外の喜びです。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

  人間関係というと自分と誰かとの関係、誰かと誰かとの関係を思い浮かべやすいのですが、実は最も大事な人間関係は自分の中の「人間関係」なのかもしれません。

 例えば、何かをしなければならないとき、それを躊躇(ちゅうちょ)する自分がいたとしましょう。
 そのとき、どうすればいいかを他者に相談して判断しようとする場合もありますが、実際は、自分の中にもう一人の自分がいて、その思いや考えが一致せず葛藤している、悩んでいる、判断できずにいる、というのが本当のところではないでしょうか。

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 「セルフコントロール」という言葉があります。
 これは自分が自分を制御することです。制御する自分と制御される自分という二者が、自分の中に存在していると考えることもできます。もちろん、精神や人格が分裂しているという話ではありません。

 山歩流に言えば、成長欲求で欠乏欲求を制する、ということでしょうか。
 その意味では、成長欲求を中心に行動しようとする自分Aと欠乏欲求を中心に行動しようとする自分Bの関係性が「自分」の人生を常に左右していると見ることができます。

 大人になるということは、成長欲求が欠乏欲求に勝ることだと、以前、このブログでも論じたことがあったかと思います。
 私たちは周囲の人々や環境の影響も受けますが、最終的には自分で考え、自分で判断し、自分の責任において、その何事かを実行し、成し遂げなければなりません。それが人間の人間たるゆえんだからです。

 人は弱い存在です。言い換えれば、欠乏欲求に引っ張られやすい、コントロールされやすいのが人間の性(さが)といえます。
 だからこそ、意識して成長欲求によって欠乏欲求を治めなければならないと思います。
 
 自由と平和が守られる秩序ある安定した世界を実現しようとすれば、そのような意味での大人たちによって社会が維持されていかなければならないでしょう。今の社会はそれとは程遠い状態のように思えます。

 自立とは自分との付き合い方を、共立とは他者との関係性のことを指しています。

 自分とどう付き合うか。
 これが自己成長という意味であり、人生でまず取り組まなければならない第一の人間関係の課題です。

 ですから、自我(意識)の目覚めは、人として社会と関わって生きていくための大事な成長プロセスの始まりを意味しています。
 欠乏欲求を中心に生きていく人生から成長欲求を中心にして生きていく人生に転換していくプロセスが自己成長であり、自立への道のりです。

 エンチャイルドの「ピース・アドボケイト教育」では、欠乏欲求を中心として生きていくのか(利己的な人生を目指すのか)、成長欲求を中心として生きていくのか(利他的な人生を目指すのか)を問いかけます。これが夢と志を持って生きるということの意味です。

 経済的な事情を抱える立場の者にとって、支援を受けることはありがたいことでしょう。
 しかしエンチャイルド奨学生たちにとって事はそれほど単純ではありません。エンチャイルド奨学生=ピースアド・ボケイトは、自立・共立のロールモデルにチャレンジすることを自分自身に課すことになるからです。

 とはいえ、彼らは知っています、夢と志を持って生きることの大切さ、そのことによって得られる人生の喜びがいかに大きいかを。

 そのことは、エンチャイルド奨学生たちのエッセーをお読みになればご理解いただけると思います。
 
 今日は「自分自身とどう付き合うのか」というテーマで書いてみました。
 いかがでしたでしょうか。

 人生において、自分が自分を励ましたり、説得したり、納得させたりしなければならないことも少なくありません。
 より良い人生の実現、より大きな善のために生きていこうとすれば、結局自分自身が問題だということです。

 欠乏欲求と成長欲求を意識しながら、自分の中の「人間関係」の改めて見直してみてはいかがでしょうか。

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【郵便振替】口座番号 00180-8-133923
 口座名称 NPO法人エンチャイルド

※銀行口座へのお振り込みを希望されるかたは、お手数をおかけいたしますが、info@enchild.org(エンチャイルド事務局)までお問い合わせください。

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エンチャイルドへの参加方法
スタディーツアー(日比交流会)、説明会、報告会、セミナー、
ワークショップなどの活動は、現在、主にオンラインで行っています。


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