こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。
最初に、【1404】のブログへのしんかりおんさんのコメントに、少しだけレスポンスしておきたいと思います。
しんかりおんさんは、「パートナーシップはまだよく理解できていないと私は感じている」といったコメントを残されました。
パートナーシップに関する山歩の考えを今回のブログで補足します。
パートナーとは、例えば配偶者のような、何らかの人生にとって大事な共通の目的を共有している相手のことを指すと考えます。パートナーシップとは、そのパートナー同士の関係性のことです。
そこに見いだされる属性は、愛(尊敬)と信頼、自由(自助、自立)と責任であり、そして8エレメントの内容です。
共生、共助、共感であり、共有、共観、共創です。共食、共育は当然、ですね。
これらの事柄を一つの言葉に集約して表現すると「共立性(ギブ・アンド・ギブ)」となります。
ですから、パートナーシップとは、8エレメントを満たすべき関係性のことと考えます。エンチャイルドは、そのことを「家族愛の絆」という言葉でも表現しています。
家族的な関係性の中に「パートナーシップ」の本質がが見いだされるのではないか、という仮説です。
さて、エンチャイルドは事業説明会の中でしばしば日本の「縄文時代」の内容を取り上げてきました。それはなぜでしょうか。そこに共立性の高さを感じるからです。縄文時代の社会共同体に8エレメントを見いだし、縄文の人々は共立社会としての一つのモデル共同体を形づくっていたと直観するからです。
三内丸山遺跡(青森市)
山歩が「縄文時代」に本格的に注目するようになったのは、2011年3月11日以降でした(実はその伏線は2000年代前半にあったのですが…)。
そうです。東日本大震災で被災した日本人が見せたあの姿を通して山歩は縄文時代にタイムトラベルしてしまったのです。
今でこそ、縄文時代の話をあちこちでよく耳にするようになりました。
「縄文」に関する書籍も多数出版されるようになりましたし、縄文時代に関する新しい事実(遺跡の発掘)と新しい解釈(研究成果)が次々と生まれてきています。ネット上にも縄文の話題は数多くアップされていますね。
私の周りにも縄文に関心を向けるかたが増えていると感じます。
「山歩さん、縄文に興味がある。縄文の話を聞かせてよ」という声をよく耳にします。
「縄文」は歴史学的な研究が難しい時代区分だったのかもしれません。考古学的な扱いだけではこれほど多くの人々の持続的な関心を喚起することはなかったかもしれません。しかしにわかに縄文が歴史的存在として認識され、注目されるようになってきています。「文字」を超えて多くの事が分かるようになってきたからです。
「隠されていた」縄文の真実が徐々に明らかにされている、とも言えそうです。
山歩は縄文の世界観から強いパートナーシップというものの存在感を感じ取っています。
そのパートーナーシップの中心には「共に生きること」「強い家族愛の絆」があったのだろうと想像しています。
同時期の他文明と比較しても、日本列島にかつて存在した「JOMON文明」は実にユニークな(異質な?)ものです。世界的に見れば、希有な共同体社会を形成していたと見ることができるでしょう。
縄文から得たインスピレーションや、昨今の縄文研究の成果から得られた知見については、別の機会に紹介するとして、今回は縄文の世界観に見いだされる強いパートナーシップとチームワーク、すなわち「共立性」への評価だけを記しておきたいと思います。
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