★3分で読める社会貢献★エンチャイルドblog

NPO法人エンチャイルドの広報担当、地球村山歩がお届けするブログです。エンチャイルドは、主にフィリピンの子どもたちを対象とする教育支援&共育活動、草の根国際交流、社会教育を行っている非営利団体です。子どもたちが受益者から支援者へと成長していくために、「ピース・アドボケイト(平和の擁護者)」の育成に重点を置いて活動しています。支援先現地を訪問するスタディーツアーを年に2回程度実施しています。コロナ禍の2020~2022年はオンラインでの交流が主な活動となりましたが、2023年6月には4年ぶりのスタディーツアーを実施することができ、成長した子どもたちとの再会を果たしました。2024年でフィリピンでの教育支援開始20周年となりました!

Category: 社会


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 しんかりおんさんの「お母さんのまなざし」に刺激されて、山歩も「おじさんのまなざし」というタイトルで、エッセー風のショートショートを書いてみました(フィクションです)。 

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追悼の帰郷宣言

 僕が還暦を迎えた頃、中学、高校で一番の仲良しだったMが、がんで鬼籍に入った。

 60歳は早過ぎる。


 僕とMは中学1年の時に出会った。
 違う小学校の出身だったが、同じクラスになった僕とMはすぐに意気投合した。なぜか分からないが、運命の出会い、というやつかもしれない。

 僕は野球部、Mは吹奏楽部に所属していたが、放課後、時間があれば、互いの家を行き来した。
 Mの家には大きなステレオとたくさんのレコードがあった。ピアノとギター、ギターはアコースティックギターとエレキギターがあった。

 Mはこなれた手つきでエレキギターを操った。

 テケテケテケテケ…♪

 すごいじゃん、僕は息をのんだ。

 Mは、ベンチャーズというバンドの「ダイヤモンドヘッド」そして「パイプライン」の2曲を、部分的に演奏してみせた。
 
 ステレオのラックにもベンチャーズのレコードが並んでいる。

 その日以来、僕は音楽に夢中になった。

 その転換点は間違いなく「テケテケテケ」である。

 Mのギター演奏のシーンが僕の頭の中に録画され、繰り返し再生される。

 中学の頃から、FMラジオのエアチェックに夢中になり、僕は音楽漬けの日々を送るようになった。
 少し年の離れたいとこたちから未知の楽曲をカセットテープに録音してもらった。ちょっと大人になった気分だった。中3の頃にはカセットテープの本数は3桁を超えていた。

 中学2年の時、親に頼み込んでアコースティックギターを買ってもらった。

 ギターは担任の先生に教わった。
 Mは教えてもらう必要がなかった。Mは僕のずっと先に行っていたからだ。


 僕とMは同じ高校に進学した。
 僕は中学時代の膝のけがの後遺症を引きずり、高校での運動部は断念し、美術部に入った。Mは吹奏楽部に入ってトロンボーンを担当した。

 高校2年の時だ。
 吹奏楽部の部長を務めるKとMが中心になって5人組のバンドを結成した。
 僕もMに誘われてメンバーの一人になった。

 Mはリードギター。Kはボーカル、Sはベースギター、Nはドラム、そして僕はサイドギターとボーカルを担当した。

 秋の学園祭でデビューしたものの、間もなく僕らは受験生となり、バンドは再開を約束しないまま休眠に入った。

 僕らはそれぞれの道を進んだ。


 あれから40年以上が過ぎた。5人はそれぞれの人生を生きた。

 いつの間にか僕らは皆、還暦のおやじになっていた。
 
 「そろそろ帰ってこい」

 父はたびたび、そう口にするようになった。
 高齢の両親をこのままにしておくわけにもいかない。

 61歳の誕生日が間近に迫った頃、父が電話口でぼぞっとつぶやいた。

 「M君が病気で亡くなったそうだ」

 「え? いつ? うそ」

 僕はMが闘病生活をしていることを知らなかった。
 Mの誕生日は6月14日。
 40年たっても、その数字が僕の記憶から消えることはなかった。

 Mは61歳の誕生日を迎えられたのだろうか。

 僕は今でもあの頃の曲を聴く。
 バンドでコピーをして演奏した曲たちは、僕にとって失いたくない宝物の一つ一つなのだ。

 Mは僕にとって“音楽の伝道師”だった。
 おやじバンドをやるならMとやりたい。
 そんな思いが心の片隅にずっとあった。

 少子高齢化を絵に描いたように人口減少が進むわが故郷。
 僕が18歳まで過ごした出生地。野山の姿は変わらないが、社会は変わる。

 40年以上の時が過ぎた。
 たまに帰省する場所でしかなかった故郷。
 僕は今そこに戻ろうとしている。
 帰省ではなく、帰郷だ。

 しかしMにそのことを直接伝えることはできない。
 他のメンバーの携帯電話の番号も、メールアドレスも知らない。

 ギターを持って突然訪ねたら、彼らはどう思うだろうか。
 
 「Mの追悼ライブをやらないか」

 そして僕は、「ビートルズやレッドツェッペリン、キッスやチープトリックの曲をMに聴かせてあげようじゃないか」と問いかけたら、彼らはどんな反応を示すだろうか。

 ベンチャーズの「ダイヤモンドヘッド」のギターのリフが聴こえてくる。
 テケテケテケテケと、クールに弾きこなしている中学生のMが脳裏に浮かぶ。

 故郷は僕の心から消えることはなかった。

 人生を一回りした僕は、故郷に戻って人生を締めくくるのだ。

クリスマス・プロジェクト2024 (延長)

 「クリスマス・プロジェクト」は、支援者の皆さまとエンチャイルド奨学生、現地スタッフが共に取り組む、社会課題解決型の奉仕プロジェクトです。
 奨学生たちがチームを編成し、自ら企画したプロジェクトを実施します。チームごとに自主的に社会課題を見いだし、その課題を解決するためのプロジェクトに挑戦します。
 
 プロジェクトは、12月~1月に実施される予定です。2025年2月~3月には、各プロジェクトの成果を共有する報告会をオンライン(公開)で実施いたしますので、ぜひご参加ください!
 
 プロジェクトに必要な予算は日本側で応援します。なお、ご支援の募集期間を12月25日まで延長いたしました。応援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

目標は40万円です
 
「Give and Give~受益者から支援者へ」 
わたしたちはエンチャイルド奨学生たちによる
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ただ今、エンチャイルド・ユースたちが
創り出すプロジェクトのためのご支援募集中!
(期間:2024年9月28日~12月25日)
      
【郵便振替】
口座番号:00180-8-133923
口座名称:NPO法人エンチャイルド

【お問い合わせ】

info@enchild.org

皆さまのご支援なくしてプロジェクトの実現はありません
何卒ご協力のほど、よろしくお願いいたします!

 以下は、2022年のプロジェクトの結果報告の動画です。ぜひご覧になってみてください。









チラシ

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 本ブログでは、ジェームズ・ジョセフ・ヘックマン教授の「貧困の世代間連鎖を断ち切る四つのキーワード」についてたびたび紹介してきました。

 四つのキーワードとは、❶愛着(Attachment)❷支援(Support)❸励まし(Engagement)❹刺激(Stimulation)です。

 この内容と出合ったとき、「そうだ、そうだ」と合点がいきました。
 エンチャイルドの取り組みは小さなものですが、教育支援活動の経験を通じてそのごとくだなと、感じていたからです。

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 この四つの内容は、貧困の世代間連鎖を断ち切るものとして提示されていますが、山歩は、これは人間の自立性と共立性を育む要素であると思っています。

 さらに言い換えれば、これらの要素は、人間が生きていこうとする際に必要とする内容でもあると考えています。

 愛着は情緒的な絆です。無条件の安心感です。一般的には家庭において母親との関係でもたらされるもの、もたらされるべきものだといわれています。

 支援は文字どおり、「支援」の意味です。
 自立には、例えば、生活的自立、経済的自立、精神的自立、社会的自立などが挙げられます。支援、サポートは、基本的に自立のために行われるものだと考えます。もちろん、無制限のものではないでしょうが、一定期間、条件を満たせば支援の継続が維持される(保障される)という事柄は大きな安心感をもたらすことでしょう。

 励まし、エンゲージメントは、深い関係性や関りを意味しています。
 「励まし」には、「Encouragement」という英語表現もあります。こちらの意味での「励まし」も大切なものですが、長期にわたる教育支援、成長の支援においては、「Engagement」の持つ役割は不可欠です。「励まし」もまた、人生における「安心感」をもたらす要素となります。

 刺激については、本ブログでもすでに何度か論じてきたように、成長を促し、自立心(自己実現欲求)、共立心(自己超越欲求)を高める上で欠かせない要素となります。しかし刺激を外部的なもの、外から得るものだけに限定してはいけないと考えます。内部的なもの、内から湧き起こる刺激を持てることこそが、真の成長に至る鍵となることでしょう。それが人間の主体性や自発性、自主性、自立心の源泉となるからです。

 さて、「安心感」というワードが何度か出てきました。
 山歩は「安心感」は、「自尊心」「自己肯定感」「自己受容感」に通じるものになると考えています。

 小さな安心感であっても、これが積み重なれば、大きな自信感になることでしょう。

 「私は大丈夫だ!」
 「私はできる!」
 「私は私である!」

 貧困を抜け出すことよりも、世代間の連鎖を断ち切ることの方が困難であるかもしれません。
 結果的に貧困に陥らせている、世代間で形成された悪しき習慣性からいかにして脱出するかが課題となります。

 上述の四つの要素は、「家庭」および「家族関係」のみならず、「学校や地域における身近なコミュニティー(社会共同体)」においても提供されることが望ましいのではないでしょうか。

 エンチャイルドがやろうとしていることがまさにこのことです。

 四つの要素を提供することで自立心と共立心を高め、育成したい、それがエンチャイルドの教育支援・共育活動で取り組もうとしていることです。

 人は生来、自身の中に自立心と共立心を持って生まれてきていると考えます。
 あとはそれはいかに引き出すか、いかにコーチするかです。
 

 「貧困の世代間連鎖を断ち切る四つのキーワード」に関する山歩流の解説、いかがだったでしょうか。

 皆さまのお考えや、ご意見・ご感想、お聞かせください。

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12月~1月:エンチャイルド奨学生によるクリスマス(サンタになろう!)プロジェクト2024実施

1月~2月:エンチャイルド・オンライン新年交流会。クリマス・プロジェクトの成果をみんなで共有したいと思います。

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ENCHILD NEWS & REPORT 2024年9月25日号

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ENCHILD NEWS & REPORT 2024年7月25日号

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 このブログを書いている今、ちょうど、ナ・リーグの地区シリーズ最終第5戦、パドレス対ドジャース戦が行われています。

 きょうは、「自立」と「共立」のお話の第3回です。

 原動力を欲求と言い換え、欲求を動機と考えてみたらどうでしょうか。

 欲求論といえば、マズロー先生。
 ここでエンチャイルドではおなじみのマズロー先生の「欲求段階説(欲求階層説)」の考え方をお借りして話を進めてみましょう。

マズロー欲求段階説

 この図は、山歩が作ったものですので、その点、ご了解ください。

 マズローの動機と成長、欲求に焦点を当てた人間成長論は、人間の教育や教育支援を考える上でも有益だと思います。

 この図は、一人の人間の成長のプロセスを示したものです。
 段階的な欲求の捉え方は、動機の段階的成長と捉えることもできます。

 生理的欲求の充足を動機とした段階に始まり、安全欲求、社会的欲求(愛と所属の欲求)、そして承認欲求の充足を中心的な動機とする段階、ここまでが自己の欠乏欲求を満たそうとする段階です。欠乏欲求は「自己」を維持するために必要不可欠のものです。

 5段階目の「自己実現欲求」は自己(自分らしさ、個性)の実現を欲する段階であると同時に、次の段階へのステップでもあると山歩は考えています。“自己”の次元にとどまってしまうのか、自己を超越していくかの分岐点なのです。

 自己実現欲求と自己超越欲求は、存在欲求(成長欲求)と位置付けられます。
 これは、人は何のために生きるのか、人間の成長の意味は何なのかという問題です。

 人間が成長する姿を社会が成長する姿に置き換えたらどうでしょうか。

 つまり社会の成長・発展の段階を欲求論で見ようというわけです。

 生理的欲求を満たすことを中心とした社会、安全欲求を満たすことを中心とした社会、帰属欲求を満たすことを中心とした社会、承認欲求を中心とした社会…。
 経済成長、経済発展を遂げた現代の社会を承認欲求の時代と分析する声もよく聞きますね。

 自己実現欲求は自立心を高めるものだと考えます。
 そしてそこから自己超越欲求の段階につながる自己実現欲求を持ててこそ、共立心の高まりを覚え、そのような生き方をしたいという動機を持つようになるのだと考えられます。

 自立心の向かう先は共立心なのです。

 エンチャイルドが、子どもたちが夢と志を持てる社会の実現を掲げている理由もここにあります。
 夢は自己実現欲求を象徴する言葉であり、志は自己超越欲求を象徴する言葉としています。

 自分が何者なのかという自覚、そして十分な自尊心を持ててこそ、夢と志を持って生きるようになると考えます。

 エンチャイルドが奨学生たちに付与する「ピース・アドボケイト」というタイトルは、まさに「自覚と自尊心を持ち、夢と志を持った人生を生きていこう」というメッセージなのです。

 「子どもたちを元気にする」、それは生存欲求、成長欲求を刺激することを意味しています。
 もちろん、人は食べることで元気になります。安心・安全が保障されてこそ明るく前向きな気持ちが持てるでしょう。連帯感や仲間意識が満たされ、自己の価値が認められることも不可欠です。

 しかしそれは、人間が一人で生きているなら、一人で生きられるなら、それだけでも十分でしょうという話です。
 人は社会的な存在です。一人では生きていないし、生きられません。
 ですから、社会の発展、成長も承認欲求の段階でとどまってはならないと考えます。

 より良い社会という社会の自己実現の自覚を高め、人が互いに認め合い、支え合って生きていく社会に暮らしたいという思いが育まれなければ、良い社会の実現には到達し得ないのではないでしょうか。

 自立・共立の社会は、一人一人の自立心と共立心を育むことができてこそ、実現できるということです。

 このような考え方が、エンチャイルドの教育観、社会観となっています。

 皆さんは、どのようにお考えになりますか?

 2対0で、ドジャースが勝ちましたね。

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ケソン市バランガイ・タタロンのエンチャイルド奨学生たち(2017年)

 さて、エンチャイルドは現在、「クリスマス(サンタになろう!)プロジェクト2024」に取り組んでいます。

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 明日から3連休のかたも多くいらっしゃるでしょう。お天気良さそうです。
 お仕事のかた、お疲れさまです。

 さて、「自立」と「共立」のお話の2回目です。 

 何が社会を良くする力となるのか。

 力というか、エネルギーというか、これが生じないと何事も動き出しませんね。
 “原動力”というやつです。

 世の中を見渡せば、やはりよくいわれる、お金、地位、名誉などが確かに原動力となっているようです。

 しかし問題は、それで「良い社会」は実現できるのか、ということです。

 ここで質問です。

 皆さんは、どんな社会が良い社会だと考えますか?

 衆議院が解散となり、日本国民は国の方向性を決めるような大事な選挙が間近に控えています。米国の大統領選も大詰めですが、政治が単なるパワーゲームにならないことを願います。

 皆さんは、どんな社会に暮らしたいですか?

 ぜひ皆さんのビジョンをお聞きしたいです。

 山歩は、一言で言えば、より良い社会とするために「共立社会」を目指すべきだと考えます。

 人々が互いに尊重し合い、互いのために支え合い、助け合い、自由に生きられる社会です。

 これはきれいごとでしょうか。

 ここで問題となるのが、“自由”の概念です。
 自由とは何か。

 難しいテーマですが、真の自由は、その行使の前提に、自立していること、自立心を持っていることが不可欠であり、自立は自由の必要条件であると、山歩は考えます。

 より良い社会の担い手(実現者=ピース・アドボケイト)を育成するための教育支援。

 その第一歩が自立支援であり、自由の意味と自立の大切さを伝えることになります。

 共立は、共助=相互協力の概念を含む言葉ではありますが、共依存(支配被支配関係)ではありません。
 共立は自由意思と自由行動によってなされるものであり、依存や強制を嫌います。

 「自由とは何か」という課題を解くことは簡単ではありません。これは別項を立てていつか論じてみたいと思います。
 
 ここでは、自由には責任と義務心が伴うということだけは追記しておきます。

 しかしながら、人間の本心が自由を求めていることは間違いないでしょう。

 話を戻します。

 より良い社会を実現する原動力の話。
 共立社会を実現し得る原動力とはどのような力なのかという話です。

 それが何かがひもとかれ、その力をいかに育てるかということが、エンチャイルドの教育支援活動のテーマでもあります。

 次回は、どんな自立心を育てたら共立社会の実現に近づけられるのかという仮説について論じてみたいと思います。
 
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アンパロハイスクール出身のエンチャイルド奨学生たち(2017年)

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 グローバルフェスタJAPAN2024のリポート、特にオンラインステージについては、それぞれのお話を紹介させていただきました。いかがだったでしょうか。

 オンラインステージの様子は、グローバルフェスタのアーカイブとして公開されると思いますし、エンチャイルドとしても、ENCHILD NEWS & REPORT 2024年10月15日号と10月25日号の2回に分けて、YouTubeチャンネルで配信したいと考えています。お楽しみに。

 ところで、グローバルフェスタJAPAN事務局から、「グローバルフェスタJAPAN 2024」の最終来場者数が発表されましたので、お伝えします。

【最終来場者数】 

■リアル会場(屋内・屋外)

9月28日(土):27,389人
9月29日(日):21,741人

合計49,130人


■オンライン(特設サイト アクティブユーザー)

9月28日(土) 12,000人
9月29日(日) 13,000人

合計:25,000人


★リアル+オンラインの合計:74,130人

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エンチャイルドの事務局スタッフ

 さて、エンチャイルドの活動目標である「受益者から支援者へ」「ピース・アドボケイト(平和の擁護者)の育成」を実現するためには、自立と共立の人生を生きるという生き方を選択せねばなりません。

 人は誰もが幸福であること、豊かになることを望んでいます。
 一方で、人は一人で(自分のためだけに)生きているわけではありません。
 善かれあしかれ、社会で生きる、社会的存在です。

 昨今のニュースを持ち出すまでもなく、社会というものはなんと複雑怪奇なものなのでしょうか。
 誰もがより良い社会を望んでいるはずなのですが、なかなかそうなってくれません。

 もちろん「結構、いい社会じゃないか」というかたもいらっしゃることでしょうし、ひょっとしたら「自分にとっては良くあってほしいけど、他人のことはどうでもよい、他人がどうなろうと知ったこっちゃない」という人もいるかもしれません。

 エンチャイルドは欲張りです。
 個人もみんなも自由で平和で幸せな社会で暮らしたいよね、だからみんなで助け合ってそういう社会を実現していこうじゃないかと考えます。

 そんな夢と志を持って活動しているのがNPO法人エンチャイルドなのです。

 より良い社会の実現に寄与するためにエンチャイルドが定めたミッション(社会課題の解決策)は、貧困の世代間連鎖の断絶、そして未来世代のための教育支援です。

 エンチャイルドの活動理念は、自立と共立の人生哲学です。
 「自立」や「共立」といった内容が、どのようにして教育支援活動と結び付くのでしょうか。
 次回は、その辺のことについて話してみたいと思います。

(つづく)

グロフェス2024_002
エンチャイルドの役員たち

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 8月15日、お盆のこの時期、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
 台風の影響に伴い、スケジュールの調整を余儀なくされているかたもいらっしゃることでしょう。

 山歩はお墓参りと共に、何軒かの親戚を訪ねました。
 コロナ禍の影響もあって長い期間、親戚との交流が途絶えがちでした。

 おじさんやおばさん、いとこたちと久しぶりにたくさん話をしました。
 こういうことは時々必要だなと、改めて思いました。

 ここ数年、故郷に帰るたびに、少子高齢化、人口減少が進む地方の現状を目の当たりにしながら、故郷のために何かできないか、そんな思いにかられます。

 わが町が「消滅」する!?
 いとこたちとそんな話題で盛り上がり、結構真剣に話し合いをする場面もありました。

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マニラ湾の夕日

 この20年間、人口が増加し、子どもたちがどんどん増えていくフィリピン社会を見てきました。

 なんというコントラスト!

 いくつかの国の国民の中位年齢(平均年齢)を見てみましょう(国連推計による2020年時点)。

・フィリピン  25.7歳
・インド    28.4歳
・インドネシア 29.7歳
・ベトナム   32.5歳
・中国     38.4歳
・日本     48.4歳

 いかがでしょう?

 この数字を見ても、フィリピンと日本のその差は歴然としていますね。
 国民の平均年齢は、フィリピン25.7歳、日本48.4歳、だというのです。親子ほどの差です。

 社会課題は国ごとによって違います。
 同じ国でも地域によって違います。

 わが故郷の再生の道やいかに?

 いとこたちとの話し合いでは、「やっぱその鍵は、青少年たちへの教育支援にあるんじゃない?」ということで意見の一致を見ました。

 「共立」は、より良い社会を共に創る、ということでもあります。
 
 今回の親戚訪問、「共立」を感じるひとときとなりました。

 皆さんのお盆休み、いかがでしたか?

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 フィリピンでは、台風3号「ケーミー」の影響による甚大な被害が出ています。
 報道によれば、7月25日までに22人の死亡が確認されているとのことです。
 マニラでは数万人が避難する事態になったようです。

 被災されたかたがたには、心よりお見舞い申し上げます。

 エンチャイルド・フィリピンのキアノ事務局長からの報告(7月26日)をお伝えします。

 台風で生じた洪水のため、ニカ・エラ・マグノさんの家族は長い間屋根の上で避難しなければなりませんでした。しかし、今はすでに洪水は少なくなり、彼らは今、自宅の掃除をしている状況です。
 マリキナにあるトリクシー・バニコさんの借家も洪水に見舞われました。
 その他、何人かのエンチャイルド奨学生も洪水に見舞われたが、浸水のレベルは(幸いにも)低く済みました。

 以下は、ニカ・エラ・マグノさんの撮影した動画からです。

ニカ・エラさん動画_01
ニカ・エラさん動画_02
ニカ・エラさん動画_03
ニカ・エラさん動画_04


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 新しい年を迎えて4日が過ぎようとしています。
 最近感じていることを少し書き留めてみたいと思います。

 今、私たちの社会は歴史的な分岐点(ターニングポイント)に立っています。
 分岐の数は二つかもしれませんし、三つ以上かもしれません。可能性としては無数にあるとも言えます。
 選ぶのは私たち自身です。
 どの道を選ぶかは、どの道を行くは私(私たち)次第です。

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 誰も悪い方向に自ら進んで行きたいとは思わないでしょう。
 私たちはより良い選択をしなければなりません。

 そのためにはものの見方を変える必要があると考えます。
 習慣的に(あるいは無意識に)今までのような物差しや前提条件で見ていては物事の判断を誤ってしまうかもしれないということです。

 客観と主観、事実と感想(希望的観測)、現実(実態)と理想…。

 私たちはもっと、物事や事象に対して客観的に事実を確かめ、実態はどのようなものなのかをしっかりと観察し、調査し、分析してみる必要があります。

 膨大な量の情報があふれた社会の中で、私たちの五感はまひしていないか。思考停止状態のまま生きているのではないか。

 一つとなった心身(心と頭と体)を持たず、思考停止の状態でまともな判断などできるはずもないでしょう。言い換えれば、今のような状態では責任を持った判断と行動ができないということです。

 責任を果たすために、まず情報に対するリテラシーを高める必要があります。

 エンチャイルドの教育支援事業は、未来を代表する子どもたちと共により良い社会を実現していこうとする営みです。

 そのような意味で、ビジョンとミッション、大切にしようとするバリュー(価値)に真摯(しんし)に向き合えば向き合うほど、物事の理解や判断の重要性を感じざるを得ないのです。

 エンチャイルドの活動をすればするほど、「社会」について考えさせられます。
 教育(支援)の意義は、未来であり、社会そのものの在り方であるからです。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 「喧嘩両成敗」という言葉をご存じでしょうか。

 「喧嘩」とは、「言い合ったり殴り合ったりしてあらそうこと。いさかい」(デジタル大辞泉)のことです。

 「喧嘩両成敗」
 デジタル大辞泉にはこうありました。
 「けんかや争いをした者を、理非を問わないで双方とも処罰すること。戦国時代の分国法にみられ、江戸時代にも慣習法として残っていた」 

 「山川 日本史小辞典 改訂新版」の解説(一部)ではこうです。
 「喧嘩で暴力を行使した者双方に対し、理由を問わず同等の刑を科すこと

 「旺文社日本史事典 三訂版」にはこうあります。
 「武家の刑法の一つで、喧嘩した者に対し、理非を問わず双方ともに制裁を加えること。鎌倉時代にはこのような規定はなく、室町時代に出現。戦国大名は領内の治安維持や家臣団の統制強化を目的として分国法に規定した。江戸時代にも慣習法として残存したが、その批判論も出て、効力はうすれた

 「ことわざを知る事典」には、「武力で抗争(私闘)をした者は、言い分の理非を問わず、両方とも同じように処罰すること。転じて、けんかや争いを、どちらの主張も認めない形で決着させること」とあります。

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 世界は争いに満ちています。
 個人対個人のいさかい、夫婦げんか、隣地との境界争い、集団間の対立、国家間の戦争…。
 電車の中でぶつかったと言ってはけんかが始まり電車が遅延する、とにかく切りがありません。

 心と心の葛藤や対立まで含め、全ての「けんか」に「喧嘩両成敗」が適応されたら、人類は一瞬にしてこの世から消えてなくなるのではないかと思うほどです。

 喧嘩両成敗とは「けんか」そのものを裁く法です。


 人はなぜけんかをするのでしょう?

 現代の日本社会には、「喧嘩両成敗」による決着はありません。
 でも、ふと、けんかの絶えない社会に暮らしながら、「喧嘩両成敗」を導入してみてはどうかと考えてしまいました。

 争わず、けんかをしないためには、人間は「ギブ・アンド・ギブ」に生きるしかありません。

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ただ今、「クリスマス・プロジェクト
(サンタになろう!プロジェクト)2023進行中!

クリスマス・プロジェクト2023++

 今年も日本の皆さまのご支援をいただきながら、「受益者から支援者へ」「ギブ・アンド・ギブの実践」をモットーに、エンチャイルド・ユースたちによる「クリスマス・プロジェクト(サンタになろう!プロジェクト)2023」に取り組んでまいります。

支援金募集期間2023年11月1日~12月10日【目標額 50万円】
         ※12月25日まで延長することになりました。

参加チーム:支援規模3~5万円のプロジェクトを実施する10チームが参加予定

プロジェクト実施期間2023年12月10日~2024年1月10日

プロジェクトのテーマ:貧困層の子どもたちを対象とした共育支援

結果の共有:2024年1月下旬~2月上旬、2~3回に分けてオンラインで行う

ご支援・ご協力のほど、よろしくお願いいたします!

郵便振替
口座番号:00180-8-133923
口座名称:NPO法人エンチャイルド

お問い合わせ先
NPO法人エンチャイルド事務局
03-6325-3420
 info@enchild.org

アジアカンファレンス2023_001

 同プロジェクトの目的は以下のとおりです。

◆貧困層の主に子どもたちへの共育支援を行うため

◆エンチャイルド・ユースたちのギブ・アンド・ギブ(社会課題の解決のための取り組み)の実践のため

◆エンチャイルド・ユースのピース・アドボケイト(平和の擁護者、推進者)としての成長のため

 クリスマス・プロジェクトに応援したい、と思われたかた、ぜひ事務局までご一報ください。

info@enchild.org

 昨年のクリスマス・プロジェクトの報告の様子を動画でご紹介します。ぜひご覧になってみてください。

ENCHILD NEWS & REPORT 2023年5月25日号

ENCHILD NEWS & REPORT 2023年5月15日号


ENCHILD NEWS & REPORT 2023年4月15日号

ENCHILD NEWS & REPORT 2023年3月25日号


ENCHILD NEWS & REPORT 2023年3月15日号

ENCHILD NEWS & REPORT 2023年2月25日号

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 11月23日は「勤労感謝の日」でした。
 「勤労をたつとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」ことを趣旨として制定された国民の祝日です。

 日本では古来、「新嘗祭(にいなめさい)」という祭事が天皇によって行われ、収穫物を神々に供えて感謝をささげてきました。「勤労感謝の日」の由来は、日本書紀にも記述されている新嘗祭にあるとされています。新嘗祭は最も長い伝統を持つ祝日の一つなんですね。

 米国やカナダには、感謝祭(サンクスギビング Thanksgiving Day)という祝日があります。米国では毎年11月の第4木曜日、カナダでは毎年10月の第2月曜日に行われます。
 その始まりは1621年にさかのぼるそうです。元々は神に感謝をささげる宗教的な行為だったようですね。

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 「感謝」の意味は、ありがたいと思う気持ちを表すこと(デジタル大辞典)です。
 神に、人に、万物に…、人類の歴史は常に誰かに感謝する心があったからこその歴史だったのかもしれません。感謝する心、感謝する行為がなければ、人類歴史はとうの昔に終わっていたかもしれませんね。

 「感謝」は「謙虚」というものと表裏一体ではないかと山歩は考えています。
 「謙虚」とは、「控え目で、つつましいこと。へりくだって、素直に相手の意見などを受け入れること。また、そのさま」(デジタル大辞泉)という意味だとされています。

 「謙虚」と混同して使いやすい言葉に「謙遜」があります。
 「謙遜」は「自分の能力や価値などを下げて評価する行為」、「謙虚」は「相手の気持ちをそのまま受け入れる行為」という意味になります。 謙虚であることは、自分の能力や価値などを下げるわけではないということですね。

 感謝も謙虚も「相手」を受け入れる行為です。

 山歩は、「共立」が成り立つためには、この感謝と謙虚が不可欠だと考えています。さらに言えば、「尊重」(相手を大切にする心)も不可欠です。謙虚、尊重、感謝、いずれも「愛」の属性です。

 謙虚ならずば尊重できず、尊重できずば真に感謝はならず、ということでしょうか。

 共立の社会は、一人一人の謙虚と尊重と感謝の心があってこそ実現可能であり、持続可能となるのでしょう。

 というわけで、エンチャイルドを応援してくださる皆さまを大切に思い、謙虚な心を持ち、感謝の気持ちを込めて、これからもブログを書かせていただきます。
 
ENCHILD NEWS & REPORT 最新号の視聴はコチラから↓↓↓


ENCHILD NEWS & REPORT 2023年11月15日号

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プロジェクト実施期間2023年12月10日~2024年1月10日

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 「子どもは親の背中を見て育つ」という言葉があります。
 背中どころではありません。子どもたちは親たち、大人たちの言動、一挙手一投足を舐(な)めるように見ています。見ないようでいながら、常に観察、洞察していますよね。

 大人たちの姿が子どもたちに与える影響、未来の社会に与える影響は小さくありません。
 親は子どもに教え、大人たち(社会)もまた子どもたちに教えているのです、その実体と実態を通して。

 「子どもたちを元気にする」
 「子どもたちの健全な成長を支える」

 では、そのために必要なことは何でしょうか。

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 山歩がある中学校でキャリア教育の一環で職業講話を担当し、国際協力という仕事について話したことがあります。ブログにも以前書きましたね。

 その時、世界やフィリピンの貧困の実態、支援しているフィリピンの子どもたちの様子、生活や学校の事情などについて話したのですが、授業後、講話を聴いてくれた生徒の一人が声を弾ませながら、こんな感想を言ってくれました。

 「かっこよかったです。コロナ禍の影響が続いていて、自分たちはこれからどうなるのか不安だった。子どもたちの未来を真剣に考えてくれている大人がいることを知って感動しました」

 子どもたちが大切な存在であることは誰もが分かっていることです。
 人は誰もが子どもでした。親に愛され、大人たちの世話になり、時に世間にもまれながら子どもたちは成長していくものです。

 子どもたちは子どもたちだけで成長しているのではないということです。

 「親がなくとも子は育つ」といいます。これは社会が子どもを育てる、と捉えることができる言葉かもしれません。大人と子どもたちが共生する社会は共育社会でもあります。

 子育てに対する実の親の責任というのは、法的にも道義的にも、もちろんあることはあるでしょう。
 家庭の中で子どもが育つ、それは望ましいことですし、そうできるのが理想です。

 しかし現実には、全ての子どもが望ましい環境や条件を持って過ごしているわけではありません。
 愛情があっても経済的に恵まれていない場合もあるでしょうし、その逆もあります。

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 ところで、今日のブログでは、「家庭」や「親子関係」の話をしたいというわけではありません。
 子どもは社会で育つという文脈の中で、子どもたちは親の背中を見ているように、社会の大人たちの姿もしっかり見ているよ、ということを申し上げたいのです。

 だからといって、子どもたちにおもねったり、へつらったり、ご機嫌を取りましょうという話ではありません。

 逆です。
 大人たちは子どもたちに自立し、共立する姿を見せてあげなければならないと言いたいのです。
 社会生活を通して8エレメントを実体で見せてあげなければなりません。といって、見せるための8エレメントではありません。子どもたちは大人たちの実体と実態から学び、真似るのだということです。
 
 大人たちはより良い社会というものを成り立たせて、それがどのような社会なのかを見せて教えてあげなければならないのです。

 では、今の日本はどんな社会でしょうか。
 ニュースで伝えられている世界と日本はどんな社会になっているのでしょうか。
 
 子どもたちに隠しとおすことはできませんし、子どもたちはだまされません。
 子どもたちをだましてはいけませんし、うそはいつかばれます。

 子どもたちの目にはその国と、その国の社会の未来が映っています。


最新のエンチャイルドのニュース&リポート(YouTube動画)はこちらから
ENCHILD NEWS & REPORT 2023年10月25日号

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 悠久歴史を俯瞰してみれば、われら人類は文明の大発展を成し遂げてきたのだと思います。
 科学技術の発展、豊かな文化の創造、人間の尊厳の獲得などなど、幸福な人生を享受し、豊かな社会に住むことができるようになりました、ある意味では…。

 しかし新型コロナウイルス感染症のパンデミックがきっかけなのでしょうか、それともその以前からすでに始まっていたのでしょうか、この数年、なんだか世の中の動きがあまり良くない方向に進み始めているのではないかと感じています。

 山歩は物事に対してあまり悲観的に考える方ではないと思っていますが、それにしても漠として「何かおかしくないか?」という不安定で危うさを感じる想念が浮かんできてしまいます。

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 最近のウクライナ情勢やイスラエル情勢などを見ても、長い歴史の解かれてこなかった問題があるのだろうと考えてしまいます。その問題は根本的に解決しない限り、これから先、平和を確信することも平安な気持ちを持つこともできそうにありません。

 人類の歴史がどれくらいになるか、どこから数えたらいいものか見当もつきませんが、「昔のことだから分からん」とか「俺には関係ない」とか言わせない、対岸の火事どころか、底なし沼に自分の足が引き込まれていくのではないかと思うほどです。
 道徳も倫理も通用しない、頼みの理性や論理すら太刀打ちできない魑魅魍魎(ちみもうりょう)が跋扈(ばっこ)しているようで、不気味ささえ感じます。

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 そんな内外の情勢の中でも、今年も残すところ、51日となりました。
 「師走」の言葉のとおり、日に日に慌ただしさが増していく時期です。
 そろそろ一年の締めくくりに着手しなければなりませんね。

 エンチャイルドは、明日の「アジアカンファレンス2023」(主催:NPO法人ユニカセ・ジャパン)に参加後は、「クリスマス・プロジェクト(サンタになろう!プロジェクト)2023」に集中してまいります!

 あなたも、あなたも、あなたも…。みんなで誰かのサンタクロースになりましょう!
 プロジェクトへの参加をお待ちしております。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。 

 自立と共立の観点からより良い社会についてしばしば言及していますが、今回は、その延長線上で自助と共助(互助)と公助の関係性から社会の在り方について考えてみたいと思います。
 
自立共立自助共助公助

 自助、共助、公助という「三助」は、社会保障分野や防災・災害支援分野で主に使われている用語です。これに「互助」を加えて「四助」という場合もあります。それぞれの概念、意味するところは多少の違いが見られますが、ここではエンチャイルド流の考え方をベースに論じてみます。

 さて、結論から言えば、社会における自助と共助(互助)と公助は、そのバランスが重要です。
 つまり、人間が人間らしく社会を成立させようと思えば、自助も共助も公助も必要なものです。自助だけでは社会は成り立たず、共助だけでも、公助だけでも成り立ちません。

 大雑把な言い方になってしまいますが、公助の割合が大きい社会がスウェーデンなど北欧の国々、米国は自助の割合が大きいイメージですが、チャリティー・慈善事業・ボランティア・寄付などの文化が発展しているという観点からは共助の国といえるかもしれません。
 
 日本はどうでしょうか。
 助け合い、互助の精神が強いイメージから共助の割合が大きいという印象を持つかもしれませんが、案外、公助の国かもしれません。「成功した社会主義国」と呼ばれるくらいですから。

 「小さな政府」「大きな政府」という言い方もあります。
 その意味を、ウェブサイト「ことくらべ」から引用してみます。

 小さな政府(安価な政府):政府は経済活動に最小限しか介入しないことを良しとする考え方のこと。低負担・低福祉になる傾向がある。
 大きな政府:政府は経済活動に積極的に介入することを良しとする考え方のこと。高福祉・高負担になる傾向がある。
 
 小さな政府の国の代表例として米国、大きな政府の代表例としてはスウェーデンが挙げられます。同じ米国でも、共和党は小さな政府を目指し、民主党は大きな政府を目指すという、政治の役割に対する考え方の違いがあります。では、日本は大きな政府でしょうか、小さな政府でしょうか。皆さんはどう考えますか。

 この三助(四助)の在り方は、どのような社会を目指すかによって変わってきそうです。
 自助が主体となるか、共助が主体となるか、公助が主体となるか。その割合、比率をどのように考えるか。
 重要なことは、いずれも必要な社会の構成要素であり、より良い社会を実現するための適切な三者(四者)の「配合」をいかになすかなのだと思います。

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 しかし忘れてならないのは、やはり一人一人の人権(価値、個性)の尊重、社会の基本単位となる家庭の価値と役割の重要性、そして伝統と文化を尊重する地域性です。
 人間の成長や人と人との関係性の発展同様、社会もまた発展し拡大していく過程で変化(新化、進化、伸化、深化)していくものです。適切で必要な変化を受け入れながらも、秩序とバランスを保ち、段階的に進んでいくことが大事だと考えます。

 社会の発展に伴って「公助」の役割は重要になると考えられますが、公助は公権力でもありますので、「三権分立」と同様、常に三者のバランスを失わないように気を付けなければならないでしょう。

 話が大きくなってしまいました。戻します。

 より良い社会を実現していく者となるために、エンチャイルドは「自立する人」「共立できる人」を目指そうと呼びかけます。今回は、それに加えて、自助を心がけ、共助(互助)を率先し、公助を適切に生かす(活用する)人になりましょうと、提言したいと思います。


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今日は、『バルタザール・グラシアンの賢人の知恵』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)から引用して、人生&社会コラムを書いてみたいと思います。 

「善意をもって取り組む」

 知識と善意をもって努力すれば、どんなことからも建設的な結果が得られる。一方で才能や能力に悪意が加われば、とんでもない結果になる。悪意はそれだけで有害であり、知識と結託すればさらに何をしでかすか分からない。善悪の観念なく学問を利用すれば、とんでもない人間がどんどん増えるだけだ。

 この言葉の結論は何でしょう?

 善意を持たなければ、人生も社会生活も決して良い結果は得られないということではないでしょうか。

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 社会の発展には知恵や学問、科学の力は不可欠でしょう。
 しかしそれだけでは「建設的な結果」(より良い社会)は得られないということです。

 では、私たちはどのようにしたら悪意ではなく善意を持つことができるでのでしょうか。

 宗教ならば、善の主体である神を信じなさい、その教えに従って生きなさい、それが善であるということになるでしょう。
 唯物的な思想の持ち主に尋ねれば、そもそも善悪などないのだ、という主張を聞かされることになるのかもしれません。敵対する相手が悪なのであって、自分は常に善であるというかもしれません。

 バルタザール・グラシアンは、イエズス会の聖職者ですから、神やキリストといった概念を前提として語ったのだろうと思います。

 自立・共立(ギブ・アンド・ギブ)の観点で考えたらどうでしょう?

 単純に表現すれば、自立に生きることが善、共立に生きることが善です。ギブに生きることが善です。道徳的に表現すれば、利他的(愛他的)に生きること、キリスト教でいう隣人愛も近い概念なのではないかと思います。

 「道徳」という言葉が出たので、「最新 心理学事典」から「道徳性」の解説の部分を引用しておきます。

 道徳的な行動とは人としてより善く生きようとする行為であり、そのような行為を生み出す社会的能力を道徳性とよぶ。「より善く生きる」とは、所属集団内の社会的規範を尊重するだけでなく、文化や集団を超えた普遍的な価値について考え、正義や公正さの観点から複雑な社会問題を解決しようとする態度、思いやりや配慮など対人関係を重視し、立場の異なる者同士が互いに尊重し合う関係を作り出そうとする態度まで含んでいる。

 このような「道徳性」と比較対照すれば、エンチャイルドの考え方はかなり「道徳的」なものといえそうですね。実体がそうなれているかどうかは別として…。

 いずれにしても強調しておきたいのは、エンチャイルドは、子どもたちの未来のために善意をもって取り組んでいきたいし、建設的な結果を生み出していきたいと本気で考えている団体だということです。

 最近の世の中を見渡しながら、なんだか跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)する悪意が増えているように感じているのは山歩だけでしょうか。

 この現代の社会にあっても、バルタザール・グラシアンの「悪意はそれだけで有害であり、知識と結託すればさらに何をしでかすか分からない。善悪の観念なく学問を利用すれば、とんでもない人間がどんどん増えるだけだ」という言葉を肝に銘じて対策しなければならない思わされます。

 悪意の餌食にも手先にもなりたくないし、子どもたちを決して悪意の犠牲者にしたくありません。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。 
 
 コメントを投稿してくださった皆さん、ありがとうございます。
 心から感謝申し上げます!

 そろそろエンチャイルド奨学生の声を聞かせてよ、といった声も聞こえてきそうですが、もう一回だけ、社会コラム系でブログを書かせてください。

 というわけで、今日は、欲求論の観点から平和と戦争(紛争)について考えてみたいと思います。

 恒例の「欠乏欲求」と「成長欲求」の話になってしまいますが、お付き合いください。
 
 まず、お話の前提として、欠乏欲求が悪で成長欲求が善という話ではありません。
 人が生きていく上でどちらの欲求も必要なものです。

 単純に言うと、社会も国家も人の集まりです。
 誤解を恐れずに言えば、社会も国家も欲求の集合体です。
 つまり、社会、国家が存続しようとすれば、欠乏欲求と成長欲求が発動しなければならないということです。

 問題はそのバランスです。
 人が成長するということは欠乏欲求をセルフコントロールすることができるようになるということです。そして成長欲求がより優位な状態、成長欲求がより主体的な状態にある人が成長した人間といえるのであり、「成人」「大人」なのです(give and take ⇔ give and give)。エンチャイルド的に表現すれば、自立した人間、共立に生きることのできる人間、ということができます。

 逆に、欠乏欲求が優位に立ち、欠乏欲求が支配的になってしまったらどうでしょう?
 欠乏欲求は自己の存在のために働く欲求と見ることができますので、自ずと自己中心的な傾向が強くなることでしょう(take and take ⇔ take and give ⇔ give and take)。

 このような状況を社会や国家に置き換えてみてください。

 欠乏欲求が優位の社会や国家、成長欲求が優位の社会や国家。
 このような比較の観点から国家の成長や成熟度を捉えてみると、理想的な社会の姿、国家像が見えてきませんか。

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 ところで、「思想」とは何でしょう?

 デジタル大辞泉ではこう説明しています。

 1 心に思い浮かべること。考えること。考え。
 2 人生や社会についての一つのまとまった考え・意見。特に、政治的、社会的な見解をいうことが多い。
 3 哲学で、考えることによって得られた、体系的にまとまっている意識の内容をいう。

 思想=欲求、とするのは少々乱暴かもしれませんが、欲求もまた、思いを生じさせる要因の一つであると考えれば、思想形成の過程に欲求が与える影響は小さいものではないと思います。

 人はしたいことをする。やりたくないことはやらない(=山歩の持論)。
 思想とは、欲求によって書かれた設計図のような気もします。

 マズローの定義による欲求の種類を確認しておきましょう。

 欠乏欲求:生理的欲求、安全欲求、愛と所属の欲求(社会的欲求)、承認欲求(尊厳の欲求)
 成長欲求:自己実現欲求、自己超越欲求

 平和の思想や戦争(紛争)の思想はどこから生まれてくるのでしょうか。

 欠乏欲求を中心とする思想なのか、成長欲求を中心とする思想なのか、という分け方で、平和についても考察できそうです。

 欠乏欲求の強いリーダーとそうでないリーダー、成長欲求の強いリーダーとそうでないリーダー、その差は小さくなさそうです。
 指導者の欲求のレベルや指導層の思惑が政治や組織運営に大きな影響を与えることは言うまでもないことですね。

 エンチャイルドは、成長欲求を自立と共立のための原動力と考えます。成長欲求を正しく刺激することが教育の意義であり、自立と共立による社会の実現を可能にすると考えます。

 私たちが平和の思想を持つのか、それとも戦争(紛争、闘争)の思想を持つのか。

 平和を実現するためには平和の思想が必要です。
 すなわち成長欲求を優位に生きられる人間が現れ、そのような人間たちが責任を持って平和を持続させられる平和の思想をもって共立の共同体組織を運営できなければならないでしょう。

 戦争をする人々は戦争の思想をもって生きています。
 欠乏欲求と成長欲求がぶつかり戦っています。
 欠乏欲求をセルフコントロールできません。自立していないのです。
 そのような人は人とぶつかり戦います。
 そのような社会や国家は戦争を好みます(戦争の道を選びます)。

 自立と自由、自由と責任、責任と自立は表裏一体のものです。
 そうであってこそ、共立と平和が可能となります。
 自立し、共立できる人間には戦争の思想がありません。
 
 最後に、平和に関するいくつかの言葉を紹介します。

 「他人と戦争をする者は、自分自身との平和を築いていない」(ウィリアム・ハズリット)

 「平和なんてつくるのは難しい。でも一つだけ自分でもつくれるものはある。それは、助け合うこと、争わないこと。そうすればきっと世界中の人が笑顔になる。地球が素晴らしい星へと変わる」(作者不詳)

 「平和は神から人間への贈り物ではなく、人間同士の贈り物であることを忘れてはいけない」(エリ・ヴィーゼル)

 「各自がおのれの分をわきまえ、他人には他人の利益を認めれば、永遠の平和はたちどころに成る」(ゲーテ)

 「世界中の子供達に夢を持つきっかけを与えたい。夢を持つと人は強く大きくなれる。それが世界を変えるきっかけになると思う」(本田圭佑)


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 世界は平和ではなく紛争が拡大しています。

 アフガニスタン紛争、ミャンマー内戦、イエメン内戦、ウクライナ紛争(ロシアとウクライナ)、ディグレ紛争(エチオピアとエルトリア)、ソマリア内戦、シリア内戦、南スーダン…。

 さらに北朝鮮の動向、中国と台湾の関係、南シナ海情勢などを見れば、この東アジアも平和とは程遠い状況にあります。

 そして10月7日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム主義組織、ハマスがイスラエルに数千発のロケット攻撃を開始しました。

 紛争や戦争は何人もの人を殺し、いくつもの街を破壊し、人々の心と体を傷つけます。 

 誰もが平和な世界を望んでいるのに、なぜ平和は成し遂げられないのでしょうか。
 それを望んでいない者がいて、彼らの仕業によって紛争がなくならないのでしょうか。

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 エンチャイルドは、その活動における重要なキーワードとして「ピース・アドボケイト(平和の擁護者、推進者)」を掲げています。

 子どもたちが教育を受けられる社会を実現し、子どもたちが平和な社会の担い手となることを目指して教育支援活動、社会教育活動を行っています。

 エンチャイルドは、「平和」についてどうのように考えているのでしょうか。
 エンチャイルドは、どうすれば平和な社会が実現できると考えているのでしょうか。

 ブログでさらっと書けるようなテーマではありませんが、少しだけ触れておきます。

 「平和」という漢字から平和の意味を考えてみると、平和とは「平らかに和すること」「水平に和合すること」といった意味で解釈することができそうです。
 「和」については、このブログでも何度か話題にしてきました。

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 平和が実現できない状態を「紛争(戦争)がなぜ起きるのか」という観点から考察してみると、平らかに和していないから、水平に和合できていないので、平和を実現することができないとなります。
 
 禅問答のような言い方になってしまいましたが、エンチャイルド的に言い換えると、互いが自立を尊重し、自立した者同士として共立の関係を築くことができていないので、平和な関係を保つことができないのだ、ということになります。

 民族と民族、国家と国家が互いの境界線を超えて共立の関係性で一つになる道を行かなければ、平和な社会、平和な世界は実現できないと考えます。依存度の高い関係は支配・被支配関係になりやすいものです。

 民族や国家といっても、それは一人一人の人間の集まってできたものです。
 法律や制度、習慣や文化をつくってきたのも人間自身です。
 一人の人間、あるいは家族やいくつかの家族が集まってできた小さな共同体を単位として拡大してきた結果が地域や民族、国家であると見ることもできます。

 より良い社会をつくるためには、より良い人生を生きられる自立した個人を育成しなければならないのではないかとエンチャイルドは考えます。
 貧困の世代間連鎖の問題を根本的に解決するためには、自立した家庭をつくらなければなりませんし、自立した社会を実現しなければなりません。

 しかし「平和」とは、なんと難しい問題でしょうか。
 悠久なる人類歴史の中に平和を見いだすことが困難であるという事実がそのことを雄弁に物語っています。

 考えてみれば、エンチャイルドが掲げる目標は途方もないほど大きな挑戦です。

 続きはまた後ほど。

 
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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 早いものですね、10月も第1週が終わろうとしています。
 今年も残り、3カ月。

 皆さん、ちょっと気が早いかもしれませんが、そろそろ一年を振り返ってみてもいい時期かもしれません。

 皆さんにとって2023年はどんな年だったでしょうか?
 そして来年2024年はどんな年になるのでしょう?

 山歩は2024年は節目の年となると考えています。

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 エンチャイルドにとってはフィリピンでの教育支援を始めて20周年の年だからです。
 エンチャイルドは小さな国際協力のNGO団体ですが、小さくても国際社会を舞台に活動していますので、国際社会の影響は免れません。

 パンデミック、円の為替レート、国際関係、国内外の情勢、社会のトレンド、国民意識、政治や経済の状況などなど、実感として社会の影響を受けてしまうのが社会的な活動に携わる者の宿命です。

 もちろん最も影響を受けるのは自分自身からです。心身の健康状態がそうであり、経済状態がそうであり、家族・人間関係の状態が与える影響は小さくありません。

 国際社会の影響という話に戻ると、2024年は間違いなく大きな変動期になると予想できます。
 米国の大統領選、ロシアの大統領選、韓国の総選挙、台湾の総統選挙などなど。日本の政治もかなり動きそうな気配です。

 というわけで、山歩が言いたいことは、エンチャイルドの活動も、国際社会の影響をダイレクトに受ける立場にある、ということなんです。

 フィリピン20年目の年、2024年。
 11月から2024年スタートと考えて、来るべき20年目を準備していきたいと思っています。
 20年目のスタディーツアーの実施だけを節目と考えているわけではありません。
 これからの5年、次の10年のエンチャイルドを考えたとき、2024年は大変重要な年になるということです。

 具体的な目標や計画については、理事会などでの検討を経て、ブログでも報告させていただきたいと考えています。

 2020年から2022年のパンデミックを振り返るまでもなく、ここ数年は日本も世界も少なからず揺れ動いています。来年はもっと揺れ動く大変動の年になるだろうと山歩は予測しています。

 2024年は、山歩個人にとっても節目の年になります。
 山歩は10月を2024年のスタート月と位置付けて、来るべき大変動の時代を乗り越えていけるよう準備していきたいと思っています。

 備えあれば憂いなし。
 
 明日は誕生月登山をしてこようかな。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 日本といえば、島国。「島国といえば、日本」というほど、世界的にも代表的な島国が日本ですね。

 山歩も海外のかたに日本のことを紹介するとき、島国ネタはよく使います。
 そして島の数はというと、海上保安庁が昭和62年に公表した「6,852島」を基準に約7千という感じで話題にすることが多かったのです。ちなみにフィリピンの島の数ですが、日本の外務省のデータによれば、7,641となっています。
 日本もフィリピンも同じ島国、フィリピンの方が少し多いですねえ、などと説明することも多かったのですが、なんと…新たな事実が…。

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 2023年2月28日、国土交通省国土地理院が衝撃的な(大げさだなあ…)発表を行いました。

 以下のとおりです。国土地理院のウェブサイトから引用します。

‐‐‐

我が国の島の数を数えました

我が国の島を一定の条件のもと数えました。その結果、14,125島となりましたので、お知らせいたします。


概要
 この度、国土地理院が維持管理する詳細な電子国土基本図を用いて、我が国の島を一定の条件のもと数えた結果、14,125島となりました。

 「島の定義」については、海洋法に関する国際連合条約に基づいていますが、「島の計数方法」については国際的な取り決めはありません。そのため、島の計数に当たっては、法令等に基づく島のほか、地図に描画された陸地のうち自然に形成されたと判断した周囲長0.1km以上の陸地を対象に数えました(資料1)。

 自然に形成されたか否かは過去の地図をもとに判断することとしましたが、小さい陸地については過去の地図では描画されていない場合があり、その判断が困難であることから、電子国土基本図に描画された全ての陸地120,729(令和4年1月時点)のうち、周囲長0.1km以上の陸地のみを判断の対象としています。

 今回の計数結果は、これまで我が国の島の数として広く用いられてきた6,852島(海上保安庁、昭和62年公表)と大きく異なっていますが、これは測量技術の進歩による地図表現の詳細化が大きく影響していると考えられます(資料2)。

 なお、我が国の国土の面積は、電子国土基本図に基づき全ての陸地を計測しており、今回公表する島の数が面積に影響することはありません。また、島の数については「我が国の領海の外縁を根拠付ける領海基線を有する島(国境離島)」の数(令和5年2月2日付け内閣府総合海洋政策推進事務局公表)との整合性を確保しています。以上のことから、今回の計数結果が、我が国の領土・領海に影響を与えることはありません。

‐‐‐

 ご存じでしたか?

 なんと、一気に倍以上の数になりました。
 これから島国・日本を紹介するときには、「日本の島の数は約1万4千!」と言わなければなりませんね。

 都道府県単位で見ると、一番多いのが長崎県で1,479、続いて北海道が1,473、鹿児島県が1,256となっています。東京都は635、わが故郷の岩手県も861と多い方ですね。

 島の数のカウント結果はこれからも変わっていくことでしょうね。
 実際、海面上昇で見えなくなったり、火山活動などで新たに生まれたり、ということもあるでしょう。

 今日はふと思いついて、島ネタをお届けしました。

 ただ今、グローバルフェスタJAPAN2023開催中!
 エンチャイルドは明日10月1日午前10時半からのサブステージ(オンライン)に登場します!

  
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 どこからでも、どなたでも、ご参加いただけます!
 ぜひこの機会に、「世界の子どもたちを元気にする」エンチャイルドの教育支援の可能性に触れてみてください!


 10月1日日曜日、午前10時30分、お待ちしています!

グロフェスJAPAN2023

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。 

 二宮尊徳(1787~1856)という人物をご存じでしょうか。
 二宮金次郎といった方がピンと来る人も多いかもしれません。

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写真は、山歩が通った小学校に今も設置されている二宮金次郎像
「報徳」の文字が刻まれている(2023年8月撮影)

 金次郎について、ウィキペディアから引用します。

 二宮尊徳(にのみや・そんとく)は、江戸時代後期の経世家、農政家、思想家である。自筆文書では金治郎(きんじろう)と署名している例が多いが、一般には「金次郎」と表記されることが多い。また、諱の「尊徳」は正確には「たかのり」と読むが、「そんとく」という読みで定着している。経世済民を目指して報徳思想を唱え、報徳仕法と呼ばれる農村復興政策を指導した。

 「たかのり」。どこかで聞いた名前です。そう、エンチャイルドの理事長の名前ですね(余談)。

 二宮尊徳の考え方、生き方を知ってみると、自立と共立の思想・価値観に通じるものがあることが分かります。

 尊徳の思想は「報徳(ほうとく)思想」と呼ばれます。簡単に言えば、「恩に報いる」という考え方ですね。
 報徳思想は「至誠(しせい)」を軸としながら、三つの柱から成り立っています。
 「勤労(きんろう)」「分度(ぶんど)」「推譲(すいじょう)」の三つです。そしてこの思想の農業実践が「報徳仕法」です。

 勤労は、一生懸命に働く(誠を尽くす)中で、知恵を働かせ、労働を効率化し、新しい価値を創造することです。

 分度は、それぞれの収入に対する支出をきっちりと予算立て、その予算の範囲で生活することです。

 推譲は、勤労、分度に努めた結果生じた財の余剰を自譲(家族や子孫のために蓄える)だけでなく、他譲(他人や社会のために譲る)することです。

 勤労・分度・推譲という展開は、ギブ・アンド・ギブによる持続的な循環作用(円形、球形運動)に通じる道徳的かつ実践的、合理的な思想だと思います。

 内村鑑三は『代表的日本人』を英語で表し、5人の日本の偉人を世界に紹介しました。その中の一人が二宮尊徳です。

 ピーター・ドラッカーも二宮尊徳の思想を高く評価し、「先進国や社会主義国にも適応できる思想だ」と語ったといいます。

 確かに二宮尊徳の考え方は、東にも西にも、南にも北にも通じる思想だといえます。

★参照:『教養として知っておきたい二宮尊徳』(PHP新書)

 今回は、「二宮尊徳」考の序説ということで、今後もブログで二宮尊徳の考え方や生き方を取り上げていきたいと思います。二宮尊徳の思想と実践は、自立と共立、ギブ・アンド・ギブ、8エレメントを理解する上でも大変参考になる内容です。


 エンチャイルドの活動の様子を動画でサクッと見ていただけるようYouTubeチャンネルで公開していますので、ぜひご視聴ください。

ENCHILD NEWS & REPORT 2023年8月25日号


ENCHILD NEWS & REPORT 2023年6月15日号

ENCHILD NEWS & REPORT 2023年6月25日号

ENCHILD NEWS & REPORT 2023年7月15日号


ENCHILD NEWS & REPORT 2023年7月25日号

ENCHILD NEWS & REPORT 2023年8月15日号

おまけ動画:LOVE IS UNITY 五本締め!

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 皆さんは、どんな社会に生きたいですか?

 私たちは生まれてくる場所も時代も選べません。

 もちろん、タイムマシンもどこでもドアも持たない私たちは、他の時代をこの目で直接確かめてみることもできません。本やテレビ、あふれるネットの無数の情報の中から、どの時代が自分にとって一番いい時代なのかを判断するのも難しいですね。

 社会と一言で言っても、時代状況、文化・習慣・気候など、単純ではありません。

 便利さだけなら今の日本はまあまあ良さそうでしょうか?
 しかし、幸福であることを人生の目的、と考えたらどうでしょう?

 皆さんは今、幸せな人生を送れていますか?

 いつの時代を選らんでも、どこの国(地域)に住んでいても、みんなが幸せに生きられている、なんていうのは夢物語なのでしょうか。

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 「世界人権宣言」を成し遂げているはずの人類社会…。

 誰もが幸福に生きたいのにそれが実現できないのがやはり現実なのでしょうか。
 いいえ、幸福に生きている人はいます、しかし同時に幸福に生きられない人がいるというのが現実です。
 そしてそのことは、往々にして「幸福に生きている」人たちによってもたらされていることが多いのではないか。つまり幸福な人々が不幸な人々を生み出しているのではないかというのが山歩の仮説です。

 それが人間というものの限界なのでしょうか。
 差別や格差、不公平や不公正、偏見と無作為、権力の濫用…。

 誰もが幸福に生きられる社会、不幸な人をつくり出さない社会。
 真の自由が保障され、幸福実現への責任が果たされる自立と共立の社会をつくることは、その選択肢の一つかもしれません。


 エンチャイルドの活動の様子を動画でサクッと見ていただけるようYouTubeチャンネルで公開していますので、ぜひご視聴ください。

ENCHILD NEWS & REPORT 2023年8月25日号


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 皆さんにとって社会とは、社会生活とはどのようなものでしょうか。

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 マーク・ガーゾンは、5段階の「シティズン(市民)」概念を提示しています。

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 山歩は長年の国際協力体験を通じて、1番目や2番目の概念を超え、4番目の国際社会意識を強く持つようになりました。しかし、3番目のような意識(概念)が薄くなったり、弱くなったわけではありませんでした。3と4を行き来している感覚でしょうか。

 一方で、5番目の境地には至っていないと感じています。自然を愛する心はありますが、「全ての生命、地球全体を視野に入れて生きる人々」と言われると、共感できないわけではありませんが、正直まだまだピンときていないように思います。

 マズローは欲求階層論の中で、5段階目の自己実現欲求の上に、6段階目の欲求ともいうべき、自己を超越することのできる人間観を示しています。その文脈の中で「至高体験」という言葉も語っています。もしかしたら、マーク・ガーゾンの言う5段階目の市民概念とは、マズローが述べた至高体験(神秘体験)や、宇宙との一体感のようなものかもしれませんね。

 山歩はかつて日本列島を中心に生きていた縄文人についても強い関心を持っていますが、縄文時代のことを知れば知るほど、縄文の人々は自己超越的で「全ての生命、地球全体を視野に入れて生きる人々」だったのではないかと思えてなりません。

 ガーゾン、マズロー、縄文人が教えてくれたもの、同じような世界観に通じると考えるのは山歩だけでしょうか。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 5日間のお休みを頂いてエンチャイルドの広報ブログ、再開です。
 この間、両親の住む故郷で4日過ごしました。

 行きも帰りも新幹線は100%超え。
 マスク着用はまだまだ変わりませんが、人の動きはコロナ前に戻りつつありますね。

 それにしても故郷に帰るたびに実感するのが、少子化、高齢化、そして過疎化。 

岩手山

 讀賣新聞オンラインは、4月26日に以下のように伝えています。

 「厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所は26日、2070年までの日本の将来推計人口を公表した。総人口は、20年の1億2615万人から70年には約3割減少し、8700万人となる。このうち外国人が1割を占めると推計した。

 日本の急速な人口減少は、今後の日本社会の在り方にさまざまな課題を投げかけています。
 NPO思考は、社会問題解決思考でもあります。

 80代中盤を迎えた両親。
 話題の中心は健康の話ばかりでなく、やはり少子化、高齢化、そして過疎化に関すること。
 
 父は長く地元の神社の総代やお寺の責任役員も務めた経験がありますし、民生委員もやっていましたので、地元愛も強く、また地域の情報によく通じている方だと思います。毎回、なかなか興味深い話と父なりの分析と見解を聞けるのは貴重です。

 観光資源をどのように生かすか、町興しをどうするか、多文化共生社会をどのように実現していくのか、などなど。やや悲観的、愚痴っぽくなりがちではありますが、老々介護ならぬ老々対話も悪くないものです。

 そんな中で、学生たちの姿を見かけたり、子どもたちの笑い声が聞こえてくるとうれしくなります。
 「子どもたちが夢と志を持って生きられる社会の実現」
 これはエンチャイルドのビジョンでもあります。

 子どもたちこそがやはり未来であり、希望の実体だと痛感します。
 共生は共食共助共育から。そして世代を超えた共感共観共創の精神で社会的な活動を積極的に行うことが大切だと考えます。

 今回、ゴールデンウイーク期間中に石川県・能登半島で震度6強の地震が起きたこともあり(日本列島のあちこちで地震が多発、私の故郷も揺れました)、改めて自然災害や防災に対する意識を強く持つことになりましたね。

 今はあらゆる分野、あらゆる角度から社会貢献、社会問題への解決思考が求められる時代です。
 言い換えれば、「自立・共立」思考、「8エレメント」思考が求められる時代だということです。

 エンチャイルドもまた、フィリピンの子どもたちへの教育支援ばかりでなく、国内における子どもたちへの教育支援(家庭や学校、地域との連携・協力)という視点を持ち、広く社会の問題解決のための研究・調査に取り組みながら、情報発信・提言事業を展開できればと考えています。


「エンチャイルド・スタディーツアーQA」は
コチラから

ENCHILD NEWS & REPORT 2023年4月25日号

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成長したエンチャイルド奨学生たちにあなたも会いに行きませんか?

 2019年以降、コロナ禍の影響によって現地を直接訪問し、エンチャイルド奨学生たちと交流するスタディーツアーは3年間実施できませんでした。しかしこの間も、私たちはオンラインによる交流プログラムを企画し、その取り組みを重ねてきました。ほとんどのエンチャイルド奨学生たちの通信環境は日本に比べて十分なものではありません。しかし、互いにできることを行い、貴重な交流の場を可能な限り実現してきました。

 今年6月下旬に予定されている4年ぶりとなるスタディーツアーは、この間、小学生からハイスクール生に、ハイスクール生から大学生になったエンチャイルド奨学生たちと再会する訪問ツアーとなります。参加費は16万円前後を予定しています。奮ってご参加ください。5月19日が締め切りです。

 詳細は、エンチャイルド事務局(info@enchild.org)までお問い合わせください。

スタディーツアー

 2019年5月のスタディーツアーの様子を映像でご紹介しています。ぜひご覧になってみてください。

エンチャイルド・スタディーツアー2019
(ミンダナオ島北東部地域)ダイジェスト映像

スタディーツアー2023案内

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 こんにちは、エンチャルドの広報担当、地球村山歩です。

 選挙戦の空気が充満する中で、山歩の頭の中をよぎるのは、人口減少、非婚化、少子化、子育て、子どもの貧困(格差問題)…。
 これは「経済」の問題であると同時に、「教育」の問題として捉えるべきではないか。

 フィリピンも子どもの貧困問題は深刻ですが、人口減少、非婚化、少子化は、日本とは真逆とも言える状況です。ですから、これらの項目を単純に関連付けて考えるのは無理がありそうですし、日本とフィリピンの社会状況の違いは小さくないので、これまた単純に関連付けて論ずるのは無理がありそうです。

 もちろん、「教育」といっても、これまた単純な問題ではありません。

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 そんな中、フィリピンの大学から「社会教育」をテーマに講義をしてほしいという依頼が舞い込んできました。

 6月の訪比の際になるか、別の時期にオンラインでの講義になるか分かりませんが、山歩としても、せっかくご依頼いただいた貴重な機会ですし、ぜひお役に立ちたいと考えています。

 山歩の「社会教育」のテーマは単純です。
 自立・共立による社会(8エレメントを満たした社会)を実現する人材をいかに育成するか、これが主題です。

 換言すれば、社会の問題解決者をいかに育成するか、ということです。エンチャイルドではこれを「ピース・アドボケイト教育」と呼んでいます。

 日頃山歩が発信している情報に対して、今のフィリピン社会、これからのフィリピン社会に必要なものと受け止めてくださっているとのことですので、日本社会にもフィリピン社会にも通じる社会教育プログラムとして伝えられるよう、講義内容を準備したいと思います。

 子どもの貧困問題、すなわち貧困の世代間連鎖をいかにして断ち切るかという社会問題の解決策となる提言になればと望んでいますし、日本社会における人口減少、すなわち非婚化、少子化の解決にも寄与できる社会教育プログラムとして提案させていただけるものにしたいとも考えています。

 山歩の社会教育に対する視点は、外からの働きかけ(誘発性)を主体とせず、内からの変化や成長(自発性)を中心に発想することが大事なのではないかということです。

 ブログでも少しずつ書いていきたいと思っています。

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 2019年以降、コロナ禍の影響によって現地を直接訪問し、エンチャイルド奨学生たちと交流するスタディーツアーは3年間実施できませんでした。しかしこの間も、私たちはオンラインによる交流プログラムを企画し、その取り組みを重ねてきました。ほとんどのエンチャイルド奨学生たちの通信環境は日本に比べて十分なものではありません。しかし、互いにできることを行い、貴重な交流の場を可能な限り実現してきました。

 今年6月下旬に予定されている4年ぶりとなるスタディーツアーは、この間、小学生からハイスクール生に、ハイスクール生から大学生になったエンチャイルド奨学生たちと再会する訪問ツアーとなります。参加費は16万円前後を予定しています。奮ってご参加ください。

 詳細は、エンチャイルド事務局(info@enchild.org)までお問い合わせください。

スタディーツアー

 2019年5月のスタディーツアーの様子を映像でご紹介しています。ぜひご覧になってみてください。

エンチャイルド・スタディーツアー2019
(ミンダナオ島北東部地域)ダイジェスト映像

スタディーツアー2023案内

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ENCHILD



 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 私たちの生活を分類してみると、大まかに言うと、「私」と「公」、そして「共」の三つの側面があると思われます。政党の話ではありません。

 「私」は「自」とも言い換えられます。
 
  私たちが社会的存在としてより良く生きるためには、あるいはより良い社会を実現するためには、「私(自)」「公」「共」のバランスが大事だと感じています。

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 例えば、教育は「家庭教育」(私)と「学校教育=公教育」(公)と「社会教育=共育」(共)の三側面から捉えられます。
 一般的には、社会教育は公教育の範疇に位置付けられますが、教育支援を行ってきた立場から、社会教育は公であると同時に共としても扱われ、取り組まれるべきだと考えています。その意味で、「地域で育てる」という取り組みも、「公」と「共」のフィフティフィフティで行われる仕組みが必要なのではないかと感じます。

 家庭(保護者)が学校と連携・協力する、学校と地域が連携する、一般的な状況としてそれは理解しやすい話ででしょう。しかしそれが一方通行では半分です。地域の学校への協力という完結の仕方だけでなく、学校こそが家庭と地域をつなぐ役割を担えるはずです。

 実際、先日ある会合の場で、そのような観点からの企画を地元の学校に提案させていただきました。
 
 エンチャイルドにおいても、社会における子どもたちへの教育支援ネットワーク(共育ネットワーク)としての「エンチャイルド・ファミリー&スクール」構想をすでに提案させていただいています。

 エンチャイルドもまた、NPOとして、私・公・共のバランスの取れた連携と協力に貢献したいと考えています。
 子どもたちへの教育支援、「家庭」「学校」「地域」三者の連携・協力が、社会の安定と発展には不可欠です。

 NPOには、地域の一員というだけでなく、三者の連携・協力をつくり出すためのコーディネーター、あるいはファシリテーター、プロデューサーとしての役割を果たす使命があると考えています。

 安定した社会を維持・発展させるためには、この三者のバランスが保たれることが大事な要件です。安全で平和な社会はこの三者が子どもたちを中心に共育の調和(ハーモニー)を奏でることによって成り立ちます。

 教育の分野に限りません。
 政治、経済、文化、福祉、防犯、防災(自助、共助、公助))などなど、「私」「公」「共」の連携・協力の観点から社会の在り方を再検討することが問われているのが、今の時代なのです。

 コロナ禍や不安定な国内外の情勢の影響を受ける中で、これからの社会の在り方を示すグランドデザインを描いてみる必要がありそうです。

【エンチャイルドからの大事なご案内】

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 お問い合わせは、エンチャイルド事務局まで(info@enchild.org)。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 昨日の「自立・共立(ギブ・アンド・ギブ)」の話の続きを少しさせてください。

 自立と共立は、自由と平和と言い換えることができます。
 「自由と平和」という言葉はあちらこちらにあふれているフレーズですね。
 どこかの政党のポスターの常套句のコピーでもあります。

 しかし、自由と平和⇒自己の確立と家族愛⇒自立と共立、とすれば、恐らくその意味への理解は少し違ったものとなってくることでしょう。

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 平和とは何でしょう?
 デジタル大辞泉を引くと、「戦争や紛争がなく、世の中がおだやかな状態にあること。また、そのさま」とあります。一般的にはそう定義されているのが「平和」ですね。

 エンチャイルドは、平和を、単に争いのない状態とは考えません。
 「平和」という漢字を「平らかに和する」と理解し、格差なく、和している状態だと考えます。和しているというのは、同化している状態ではありません。依存関係でも支配被支配の関係でもありません。共立の関係です。

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 そして共立(平和、家族愛の関係)は互いの自立(自由、自己の確立)を前提とします。
 だから、「ギブ・アンド・テイク」ではなく、「ギブ・アンド・ギブ」です。「ギブ・アンド・ギブ」は自立、自己の確立に至る過程、成長の過程(欠乏欲求が主体の段階)
では見られますが、自立の基準に達すれば、「ギブ・アンド・ギブ」(成長欲求を主体する生き方)です。

 和の関係は、愛の関係です。なぜなら、和は愛の属性の一つだからです。愛あるところにはおのずと平和な状態が生まれるのです。重要なのは成熟した愛、すなわち自立した愛を持って生きられるかどうかです。

 山歩も日々、自立と共立に生きられるよう努力しています。
 愛を実践し、平和をつくり出す者(ピース・アドボケイト)でありたいです。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、 地球村山歩です。

 今年も残り1カ月。あっという間に一年を振り返る時期になりました。
 12月に入り、エンチャイルドはピース・アドボケイトたちによるクリスマス・プロジェクトを引き続き支援するとともに、2022年の活動結果、事業成果を精査しながら、2023年への準備に取りかかっています。

 今朝はサッカーのワードカップをテレビで観戦。対スペイン戦での日本の見事な勝利。日本代表が2大会連続の決勝トーナメント進出を決めました。次なる挑戦はベスト8入りといったところでしょうか。「奇跡の優勝を!」との期待する心もないわけではないのですが…。

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 さて、この一年の内外の情勢を振り返れば、「大激動」の一言に尽きます。
 世界でも日本でも、大げさな話ではなく、「歴史的な」な出来事、事件が続発しました。
 何十年後には、「2022年は時代の大きな変わり目だった」といわれるようになるかもしれません。

 エンチャイルドは、小さいながらも、より良い社会、より良い共同体の実現を目指し、その在り方を提唱するNPOであり、NGOです。
 そしてその考え方の中心には、自由と平和を実現するための「自立・共立」の原則を据えています。
 
 家庭、家族といった小さな(しかしとても重要な)共同体から、学校、団体組織、地域社会、国家、世界に至るまで、いずれも「共同体」を形成していると言っていいでしょう。
 社会はというものは、共同体によって成り立っているとも言えます。しかしその共同体がどのような性質のものであるかによって、そこに所属する人々の幸不幸が分かれてしまうということも事実でしょう。

 一人一人の自由と安寧、平和が守られる共同体をいかに実現するか。

 共同体は、個の集合体でもあります。「個」と「全体」のバランスが重要です。
 「自立」は個の確立を、「共立」は全体の在り方を指しています。

 歴史の潮流として、世界もまた一つの共同体形成に向かっているのかもしれません。
 だとすれば、その世界は各国の共立(共助)関係によってなされる共同体でなければなりません。
 そしてそのためには、国家の「自助」「自立」ということが大変重要なテーマとなってきます。
 自立(個の確立)なくして共立関係は成立しません。依存心の強い関係がどれだけ恐ろしいものかは以前ブログでも書かせていただきました。共依存構造は、国家間、国際関係においても人間関係同様の悲劇を招来することになるでしょう。実際、世界をざっと眺めてみても、その実例は枚挙にいとまがないことは明らかです。
 
 エンチャイルドは、共生・共助・共感の共立社会共同体の形成が、貧困や教育の格差を是正し、本質的な意味での社会問題解決をもたらすと考えます。
 情緒的な表現を使えば、私たちが目指すのは、家族愛に貫かれた社会共同体の実現です。
 しかしながら、その家族愛は欠乏欲求を主体として発せられるものではなく、成長欲求を主体としたものでなければならないと考えます。ギブ・アンド・テイクではなく、ギブ・アンド・ギブです。

 これから世界は今まで以上に動いていくことでしょう、国家の自立と世界の共立に向かって。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 昨日10月20日は、いつもとは違う一日になりました。
 まず、久しぶりにスマホを持って出かけるのを失念、 夕方にはいつも利用している電車が停電のため運転見合わせで完全ストップ。街には人があふれました。

 山歩はすぐの再開は難しいと判断し、徒歩で帰宅の途へ。
 約9km、90分ほどで自宅に到着、ちょうど午後9時でした。

 運転が再開したのは、午後9時20分ごろのようですので、歩いて帰ってきて、まあよかったかなという感じです。路線バスも乗客でいっぱいでしたし、バス停は長蛇の列。歩いての帰宅者も結構いましたね。

 一部の路線の運転見合わせの話題ではありますが、こういう体験は11年前の東日本大震災の時以来です。今日は10年に一度の出来事に遭遇した感じでしたね。

 スマホを忘れたので、万歩計でカウントもできず、誰にも電話できませんでした。道すがら写真を撮ろうとしてもスマホもデジカメもなし。おそらく2万歩以上は歩いたと思います。昼ご飯をいつもよりしっかり食べていたので、途中でコンビニも自販機にも立ち寄らず、真っ直ぐ良い子で帰宅できました。

 と、たまにはこういうブログもご容赦ください。

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 さて、クリスマス・プロジェクト企画コンテストですが、9チームほどのエントリーになりそうです。プロジェクト企画のプレゼン発表会は、10月30日(日)の午後~夕方にオンラインで行う予定です。公開で行いますので、皆さまにもご参加いただきたいと考えております。詳細は、今週中にお知らせできると思います。ぜひ予定に入れてくださるとうれしいです。

 日本側としては、エンチャイルド奨学生たちのクリスマス・プロジェクトを経済面で応援したいと思っております。30万円を目標にファンドレイジングに取り組んでおりますので、ご協力のほど、よろしくお願いいたします!

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 現在、エンチャイルド奨学生たちを対象とした「クリスマス・プロジェクト企画コンテスト」が進行中です。ピース・アドボケイト社会教育プログラムの一環として行っている取り組みです。

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 日本側としては、下記のように、エンチャイルド奨学生たちによるクリスマス・プロジェクト企画を経済的な面から援助してまいります。ご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。

クリスマス・プロジェクト企画コンテスト
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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 すでに何度か触れてきたように、フィリピンは学校での対面授業を約2年半ぶりに再開しました。ロックダウン(都市封鎖)政策を取った国は少なくなかったでしょうが、その影響を最も受けたのは、フィリピンの学生たちではないかと思うほどです。

 当ブログの読者の皆さんは、エンチャイルド奨学生たちの寄稿やスピーチを通して、その辺の事情はよくご存じのことでしょう。彼らは過酷な遠隔授業による学校生活を2年以上にもわたって余儀なくされてきたのです。このことによるダメージは相当なものだと山歩は想像しています。

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  待ちに待った対面授業は再開しましたが、課題は山積しています。いずれも深刻な状況です。

・長期にわたる遠隔授業による学力低下
・教室不足(教育省の公式発表では4万室に達するといわれている)
・教室の過密状態による集団感染の懸念
・教師や教材の不足
・経済難で私立学校が大量閉鎖(コロナ禍による保護者の失職など、経済的な理由で生徒が公立学校に流出。2020年以降、400校以上が閉鎖している)
・大学の閉校も(入学手続きを終えた新学年の直前に閉校した大学もあり、多くの学生や保護者に混乱が広がった)

 フィリピンの教育制度は、2016年に10年制から12年制に変わりましたが、高い出生率による人口増加に学校側の対応が間に合わず、とりわけ公立学校の学力の低さが大きな問題となっているようです。

 政府からは、科学・技術・工学・数学を重要視する方針が打ち出されているそうです。
 そういった背景もあるのでしょう。エンチャイルド奨学生たちの進路希望の内容にも、そのことが見て取れます。

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 フィリピンの教育の課題は、以前から「教室不足」「教師・教材不足」「貧困問題」が挙げられてきましたが、コロナ禍の影響によってこの三つの問題点が改めて深刻な課題として浮き彫りになった格好です。

 もちろんフィリピンに限ったことではないのですが、今ほど子どもたちへの教育支援が必要な時はありません。
 残念ながら、エンチャイルドはほんの一握りの子どもたちをサポートすることしかできていません。
 エンチャイルドにおける支援の輪の拡大という次元ではなく、誰もが子どもたちの「今」と「未来」のために教育支援を行うべき時だと思います。

 あなたも、世界の子どもたちの元気のために、一歩踏み出してみませんか。

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 9月10日、オンライン・スタディーツアー(日比オンライン交流会)を開催いたします。
 奮ってご参加くださいませ!

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 皆さまの参加をお待ちしております。参加ご希望のかたは、9月8日(木)までにご一報ください。
 また、日本側の出し物として歌などのパフォーマンスやプレゼンを希望されるかたは、9月4日(日)までにお知らせください。お問い合わせは下記メールアドレスまで。

info@enchild.org
NPO法人エンチャイルド事務局

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2015年に行われたスタディーツアーのワンショット
(ミンダナオ島ブトゥアン市バランガイ・マサオの浜辺で)

エンチャイルドへの参加方法
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次回は、9月10日(土)午後3時より開催いたします。


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 札幌農学校の一期生の恩師、クラーク博士の残した教えは、草創期の学生たちに多大な影響を与えました。そして彼らはその後、世界や国家レベルで活躍する人間となっていきます。
 クラーク博士の「少年よ、大志を抱け!」の言葉はあまりにも有名ですね。

 満29歳で没した吉田松陰は、処刑されるまでのわずか数年の間に、松下村塾を通して明治維新で重要な働きをする若者たちを育成しています。彼もまた、志を持って生きることの大切さを説きました。

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 緒方貞子さんの大学時代の恩師、マザー・ブリット(聖心女子大学初代学長) もまた、緒方貞子さんら女子学生たちに多大な影響を与えました。

 マザー・ブリットの教えです。

 皆さん、自立しなさい。知的でありなさい。協力的でありなさい。
 あなたたちは、たとえ社会のどんな場所にいようとも、そしてどんな立場にあろうとも、その場にともしびを掲げられる女性になるのです。

 マザー・ブリットは、「頭を使って考えなさい」「とにかく勉強しなさい」とも言いました。

 自立と共立の精神にあふれた言葉です。

 今、わが国に最も必要なものが何か。

 より良い社会、新しい時代にふさわしい国家となるために必要なことは何か。

 自立すること、夢や志を持って生きること、責任を果たすこと、ではないでしょうか。


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 あってはならないことが起きてしまった…と、一夜明けても信じられない気持ちです。
 一人の偉人の訃報に接して、悲しみと喪失感を禁じ得ません。

 安倍晋三元首相の突然の逝去に対して心からお悔やみ申し上げ、謹んでご冥福をお祈りいたします。

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 安倍政治への評価はさまざまあると思いますが、安倍首相が、教育、経済、防衛(安全保障)などの面から日本を自立する国家へと導こうとしたこと、「地球儀を俯瞰する外交」を通して国際的な共立社会の構築を進めたことの意義は大きかったと思います。

 安倍元首相が政治リーダーの枠を超えた国際的な日本人として世界に与えた影響は少なくなかったと認識しますし、日本の国益のみならず、同時に世界の平和と安定に尽力した稀有な世界的リーダーの一人であったと思います。

 エンチャイルドは、未来を創る子どもたちが夢と希望、そして志を持って生きられる社会の実現をビジョンに掲げて活動してきました。
 今回のあってはならい出来事が起きてしまったことを通じて、決して後退することなく、今一度気を引き締め、志を立て直して、一歩ずつ前に進んでいかなければならないと決意しています。


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 最近の悩みは、本を読む時間が減ったこと。
 コロナ禍での運動不足解消のために、6月から1日平均1万歩の目標を定めて歩くようにしています。
 これをクリアしようすれば、朝夕2駅分歩き、昼休みにも散歩をしなければなりません。
 2駅が1駅のときもあり、昼に散歩できないこともあるので、土日や祝日には、アベレージを上げるために公園を中心に2時間ほど散策します。最近はお気に入りの散策コースもできてきました。土日は12,000~15,000歩は歩いておきたいところ。
 というわけで、歩きながらの読書はできず、本を読む時間が減ってしまったというわけです。

 電車の中やちょっとした隙間時間を使って週に1冊は読んでいましたが、最近はなかなか進みません。
 そんな中でやっと読み終えたのが、須賀しのぶさんの『革命前夜』。初めて読む須賀作品にピントを合わせるのに最初は苦労しましたが(集中して読む時間が取れなかったのが原因?)、徐々に須賀ワールドに引き込まれ、最後はいつものペースに戻って一気に楽しみました。

ベルリンの壁
ベルリンの壁跡

 大藪春彦賞受賞作。
 帯のコピーを紹介すると、「この国の人間関係は二つしかない。密告するか、しないか―」「革命と音楽が紡ぎだす歴史エンターテイメント」。

 文庫版の裏表紙の説明文も紹介しちゃいましょう。
 「バブル期の日本を離れ、東ドイツに音楽留学したピアニストの眞山。個性溢れる才能たちの中、自分の音を求めてあがく眞山は、ある時、教会で啓示のようなバッハに出会う。演奏者は美貌のオルガン奏者。彼女は国家保安省(シュタージ)の監視対象だった……。冷戦下のドイツを舞台に青年音楽家の成長を描く歴史エンターテイメント。

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『革命前夜』(文春文庫)表紙

 ここからは山歩の感想です。

 「1989年11月9日、ベルリンの壁崩壊」。これさえ覚えておけば世界史の試験では点数をもらえるでしょう。中高年世代の日本人にとっては、現代史に記憶され続けるであろう主要事件の一つとして理解されている内容ですね。

 『革命前夜』は、6人の若者たちのもがきながらあがきながら生きる日々を通して、「その日」に向かって流れ込む冷戦時代終焉への激流を描き出します。激動の現代史を、あふれる音楽描写によって奏でていると言ってもいいかもしれません。

 東西冷戦の「東西」の意味は、西は「自由な社会」、東は「管理された社会」という印象で理解されています。ある意味、そのとおりでしょう。
 社会主義体制、大きな政府による国家は、良くも悪くも「管理」を軸に回ります。管理社会は監視体制によって維持されます。自由にものを言い、自由に振る舞うことはできません。
 本作は、創作という手法によって監視社会の現実をリアルかつ克明、微細に描き出しています。

 東ドイツの人々は自由を求め、豊かな生活を求めて「壁」の向こうを目指しました。
 「冷戦時代」が終結しておよそ30年(と言っておきましょう)、世界は自由で豊かなグローバル地球社会の実現に向かってきたかに見えます。

 しかし自立心のない自由は本当の自由じゃないよなあと、やはり考えてしまいます。

 支配や管理を必要としない社会を実現できる力が真の自由というものではないか。
 真の自由には必ず自立心という軸が通っている。
 そのような自転軸が集まってこそ、真の平和共存を可能にする共立社会という公転軸をつくり出すことができる―。

 ここ数年、「~ファースト」という言葉をよく耳にするようになりました。
 山歩はこの「ファースト」の意味を、「自分(自国)第一主義」ということではなく、「まず自らの(国家としての)責任を果たそう、自立する者(国家)となろう、そしてお互いのために(世界のために)生きられる自分(国家)になろう」の意味であると考えています。
 「アメリカ・ファースト」も、「世界のためのアメリカになろう」であり、そのためにアメリカは自立心において強くあらねばならないということなのです。

 『革命前夜』を読みながら、国家や社会の成長は人間の成長によってなされるものだと思わされました。人間の心の在り方が社会の在り方を決定するのだということです。

 監視社会も人間の心がつくり出したもの、経済至上主義、拝金主義社会も人間の心がつくり出したもの。専制主義国家、覇権主義も人間の心がつくり出したもの。
 思想というのは、心抜きに生じるものではないからです。

 真に自由な社会をつくろうとするなら、私自身がまず真の自由の獲得者にならなければなりません。
 人の心が成長する社会にしたい、これがエンチャイルドの理念であり、目的であり、存在理由なのです。


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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 年度末を迎えて忙しい毎日をお過ごしのかたも多くいらっしゃると思います。
 また、新年度4月のスケジュールもどんどん決まってきている時期ではないでしょうか。

 そして日本社会は、卒業と入学、新入社の時でもありますね。

 ご卒業の皆さん、おめでとうございます!
 まもなくご入学の皆さん、少し早いですが、おめでとうございます!

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 エンチャイルドの年度末は、①3月25日のニュースレターの発行、②3月15日号、25日号のNEWS & REPORTの配信、そして3月31日(木)には、2021年度最後のオンライン報告会を行います。同報告会では、最近のエンチャイルド奨学生の声と、今年度1年を映像で振り返るプログラムを予定しています。また、特別ゲストも予定していますので、お楽しみに。

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 ところで、この時期は桜の季節でもあります。
 皆さんのお住いの地域の桜の開花状況はいかがですか?

 東京はここ数日冷え込みましたが、来週には満開の時期を迎えるのではないかと思います。
 山歩は、4月2日にはPTA役員時代の仲間たちとお花見散歩会(コロナ禍太りダイエットウォーキング?)を予定しています。平日には仕事仲間と近くの公園で歩き花見でもしようかと…。

 東京は、入学式の頃は葉桜かもしれませんね。

 卒業生の皆さんに今年の桜の写真を何枚かお祝いとしてプレゼントします。お楽しみください。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 3月19日、兵庫県西宮市の甲子園球場で第94回選抜高校野球大会が始まりました。
 山歩は、久しぶりにテレビで、甲子園での高校野球大会の開会式を最初から最後まで見ました。

 雨天のため、一日延期となって行われた開会式。
 もし予定どおり昨日開会式が行われていたなら、仕事中なので見ることもなかったでしょう。

 今日、土曜日の午前中、NHKの人気番組「チコちゃんに叱られる!」の延長線上でついつい同開会式を最後まで見てしまいました(実は高校生による国歌斉唱を聞きたかったのが一番の理由だったのですが…)。

 山歩もまた野球少年でした。残念ながら中学時代の右膝の大けがで、高校での野球は断念しましたが、在学していた高校の野球部が奇跡の県大会優勝を勝ち取り、夏の甲子園に出場することに。なんと山歩も応援団として甲子園に行くことになったのです。高校2年の時でした。実は母校はその後も夏の大会に出場していますので、開校以来2度甲子園に出場している高校ということになります(ちょっと自慢)。

 同級生の野球部員から拾ってもらった甲子園の土は今も実家の山歩の部屋に飾ってあります。

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 さて、高校野球を話題にしたのは、開会式の選手宣誓の中で、「夢と志」というフレーズが二度も出てきたからです。山歩の頭の中では完全にエンチャイルドとリンクしてしまいました。
 高校球児たちの年齢も15歳から17歳の頃。エンチャイルドの奨学生たちにもその年代の子たちが多くいます。

 倉敷工業高校の主将、福島寛太君は選手宣誓の中で何度も感謝という言葉を使いました。
 山歩の印象に残った一節を紹介します。

 「宣誓! 夢と志が人生をつくる。当たり前だった日常が失われて3年がたちます。……甲子園に立つまでにたくさんの人に支えられてきました。今、野球ができているのもその人たちのおかげです。……私たちの最大の理解者、応援してくれている家族に感謝します。ありがとう! 夢や志を持ち続け、これからの未来に向かって、一日、一分、一秒を大切に歩んでいきます。……」

 コロナ禍の中での苦労と、人や社会に対する感謝の思いがちりばめられたすてきな選手宣誓でした。
 早速、YouTubeに動画がアップされていましたので、ご紹介します。ぜひご覧になってください。


第94回選抜高校野球大会開会式での宣誓シーン

 山歩が見たかった(聴きたかった)高校生の国歌独唱。今年は男子生徒でしたね。こちらも素晴らしい歌声でした。

 以下の動画は、山歩お気に入りの国家独唱です。こちらもぜひ聴いてみてください。

山歩おすすめの甲子園での国歌独唱はこれ

 同大会は、日程が一日ずれ込んで年度末3月31日の決勝戦の予定となります。

 世界はいまだ終息を見せないパンデミックと戦禍の中にありますが、世界の全ての子どもたちが人生をつくる夢と志を持って生きられるよう祈り、またそのような社会の実現に資するエンチャイルドとなれるよう、決意を新たに新年度を出発することを宣誓したいと思います。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 「こんな時には大規模な自然災害が起こるものです。戦争と疫病、天変地異はセットです。
 実際に起きたら、それこそ『弱り目に祟り目』ですが、備えあれば憂いなし、防災のための十分な準備、日頃からの健康管理、体力増強が必要だと思わされています」

 と、昨日のブログで書きました。その後、間もなくのこと、緊急地震速報が!

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桜の開花はもうすぐ… 

 午後11時半過ぎ。東京も揺れました。震度4。
 2段構えの揺れでした。結構長かったですね。
 都内でも停電した地域も結構あったようです。
 一夜明けて、被害状況も明らかになってきています。
 被災された皆さまには、お見舞い申し上げます。

 山歩の実家があるのは北東北、世界文化遺産登録された縄文遺跡群が分布する地域。
 実家の地域は、震度5。

 震源地に近い宮城県や福島県は震度6強を観測。
 連日11年前の3.11東日本大震災の記録が放送されていた直後の出来事でした。

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ちょうど1年前の写真です

 翌朝、エンチャイルド奨学生からメッセンジャーでメッセージが届きました。

 Hello! I've read news and articles about the earthquake that occurred in Japan, although I'm not sure with the areas affected. I hope that you are safe, take care! 💕

 日本の何人かの知人からも連絡を頂きましたが、孫のようなフィリピンのファミリーから届いたメッセージに愛を感じました。

 Thanks for worrying about me.
 It shook for a long time. Seismic intensity 4 in Tokyo. My hometown had a seismic intensity of 5.
 Japan is a country with many earthquakes. Another big earthquake may occur this year.
 We must raise awareness of disaster prevention.

 と山歩は返信しました。

 3.11のことが気になっていたからかもしれませんが、災害対策をしっかりしないといけない、防災意識をしっかり持たねばと、家族とも話していた矢先の大きな揺れでした。

 まだまだ健康で生き延びてやるべきミッションが残っています。
 改めて、健康意識、防災意識を高めていかなければと思わされた昨晩の出来事でした。

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ENCHILD

 


 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。 

 私たちはたくさんの影響を受けて生きています。

 いつもよりも寒いと感じた冬の季節も終わり、汗ばむ暖かさを感じる季節になりました。
 朝晩の寒暖差はまだまだ油断はできませんが、暖かな春の到来です。

 山歩は20代の頃から花粉症です。数年前に検査したところ、スギとヒノキの花粉に反応してしまう春アレルギーだということが分かりました。
 当時はまだ花粉症が市民権を得ておらず、症状が出るたびに肝臓でも悪いのかなあと勝手に自己診断しては心配していました。
 今は花粉症のベテラン(?)となり、花粉症博士を自称するほどです。自慢にもなりませんが…。

 とにかく、今は目がかゆいです。

旅人

 黄砂。
 関東地方、東京に住んでいても時々、その影響を感じるのが黄砂。遠く大陸から風に乗って運ばれてくる微細な砂の存在に気付く時がアジア人であることを自覚する瞬間でもあります。

 山歩は、首都・北京から車なら半日はかかる中国の北部の山西省に、10年の間、ほぼ毎年通いました。省都は太原市。世界文化遺産の平遥古城も何度か訪ねました。
 中国北部の乾いた大地。大空に龍のごとくに舞う砂の嵐が思い出されます。

 新型コロナウイルス、COVID-19。武漢ウイルスとも。これもまた中国から世界に拡大したもの。
 日本は第6波もピークアウトで減少傾向。マスク姿を除けば、かなり普段の街の様子に戻ったと感じます。
 今回は小学生の感染者が多かったという印象です。家族で感染してしまったご家庭も多かったようです。
 隣国に目を向ければ、フィリピンの感染者はかなり減少しましたし、台湾はすごいとしか言いようがないほど見事に感染拡大を抑えています。一方、韓国、ベトナムは感染拡大が急速に進んでいます。中国もオミクロン株の拡大が懸念されています。

旅とカメラ

 そして戦争。
 山歩は、その原因と解決策を「自立・共立」論の観点から分析しています。
 事はそれほど単純なものではないことは分かっています。複雑怪奇な歴史性と国家のさまざまな思惑と国際的変数が掛け合わさってのことでしょうが、あえてシンプルに考えることで見えてくるものもあると考えています。
 
 こんな時には大規模な自然災害が起こるものです。戦争と疫病、天変地異はセットです。
 実際に起きたら、それこそ「弱り目に祟り目」ですが、備えあれば憂いなし、防災のための十分な準備、日頃からの健康管理、体力増強が必要だと思わされています。

 今が大転換期と言えば大転換期なのでしょう。
 だからこそ、歴史の流れに対応できるような、しっかりとした新しいビジョンとグランドデザインを描くことが重要なのだと考えます。

 こんなにも小さなエンチャイルドですが、一つでも多くの課題を解決し、より良い世界を実現することに資する存在でありたいのです。

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ENCHILD

 
 
 




 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 私たちは「国家」というものを意識せざるを得ない時代に生きています。

 新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響による国家間の移動制限(もちろん国内の移動すら制限が厳しい状況にあるわけですが…)。
 北京冬季五輪での「台湾」の呼び方一つをとっても国家について考えさせられる機会となるでしょうし、「一つの中国」という言葉を聞けば、それってどういうこと?と思う人も少なくないでしょう。
 ロシア(プーチン大統領)のウクライナ侵攻も「国家」というものについて理解を深めなければ、何がどうなっているのか、プーチン大統領はなぜそこまでやるのか、という疑問も湧いてくることでしょう。

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 国家と国家の関係を単純に個人対個人の関係に置き換えることはできませんが、自立・共立論の視点で考察してみると見えてくるものがあるような気がします。
 共立の“反対語”として共依存という概念が考えられます。相互の自立を前提としない共立という状態はあり得ないでしょう。限度を超えた依存状態は自立を疎外します。共依存となれば、支配・被支配の関係になりやすく、これもまた自立が拘束された状態を強いられることになるのではないでしょうか。

 自助・自立のない自由はないと考えます。
 黒か白か、0か100かという「ゼロヒャク思考」で捉えているわけではありませんが、バランス感覚として、超えてはならない一線があるのだと思います。国際法についてもまた、自立・共立の視点を踏まえて論じるべきではないかと思うのです。

 アフガニスタンの問題、ウクライナの問題、そして台湾、朝鮮半島情勢などなどと、2022年の国際社会は解決すべき少なくない課題を抱えています。

 自立と共立、自己と他者との関係は、国家の在り方と国家間および国際関係の問題に通じる内容であると考えます。
 家族であれ、身近なコミュニティー、会社や団体などの組織であれ、時代の変化とともに「共同体」としての在り方が問われ始めています。

 国際社会で起きている出来事は、決して対岸の火事でもなく、私たちの人生や生活と無縁のものではありません。世界はつながっています。

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 NPO活動は、基本的に市民への働き掛けを通して社会の課題解決を図り、より良い社会の実現を目指すものです。同時に政府・行政や企業、他のNPO団体などとの連携を通してミッションを果たしていこうとするものです。

 エンチャイルドもまた、「国家」の在り方が問われる時代だからこそ、改めてNPO(非営利組織)、NGO(非政府組織)としての存在意義と果たすべき役割を再考し、行動目標を明確しなければなりませんね。


 昨日、「ENCHILD NEWS & REPORT」最新号(2022年2月25日号)をブログでもご案内しました。まだご覧になっていらっしゃないかたのために、再度リンクを貼っておきます。ぜひご覧になってください。サント・ニーニョのエンチャイルド奨学生たちの関連動画もご視聴ください。



【ENCHILD INFORMATION】

 エンチャイルド事務局プロデュースで、3月中旬ごろからパイロット版「エンチャイルド日本語教室プロジェクト」を実施する予定です。生徒は、エンチャイルド・フィリピンのキアノ・ロメロ事務局長(フィリピン人、男性)です。いずれエンチャイルド奨学生を対象としたオンライン日本語教室を開講したいと考えています。

 日本語のできる現地(フィリピン側)エンチャイルド関係者が増えることは教育支援事業を進める上で大変プラスとなります。

 つきましては、日本語を教えてくださるかた、日本語の先生」を募集いたします。
 
 ★募集期間【2月13日~3月13日】★

 応募先着順優先でご相談させていただきます。

 関心のあるかたは、エンチャイルド事務局(info@enchild.org)までお知らせください。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 2月4日から北京冬季五輪が始まりました。
 アウトドアスポーツ、とりわけスキーは大いに風の影響を受ける競技です。自然の動き、風の動きにどのように対応するかで勝敗が分かれるのがスキージャンプです。

 人は飛んでも重力があるので落下します。
 いかに落下しないで空気に持ち上げてもらって遠くまで飛べるかです。この持ち上げる空気の力が揚力です。
 抗力(進行方向の反対向きに働く空気力)をいかに小さくして揚力をいかに大きくするか。

 2月6日にスキージャンプ男子個人ノーマルヒルで金メダルを獲得した日本の小林陵侑は、テレビ番組のインタビューの中で「風とけんかをしないでロスのないジャンプを目指している」というようなことを言っていました。

 自らの心身を鍛えるとともに、スキーを使って風とどう付き合うかが大事なんだなと、妙に納得しました。
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 これはスキージャンプだけの話ではないなあと思いました。
 人が生きる上でも「空気」の力というものが働いていると考えるからです。助走、踏切、飛行、着地という自分自身の技術(行為、行動)とともに、重力、抗力、揚力という「社会(人間関係)」の力とどう付き合うかです。

 社会(共同体)で生きるということは、自助努力と共助共感の両面が必要だということです。
 
 自分の限界を超えて挑戦する選手たちですが、個人・団体競技に限らず、結果は一人の力だけで得られるものではないということです。
 そのことは、アスリートたちが語る言葉の中から見いだされる共通項目でもあります。
 
 「空気」の力をいかにコントロールできるか。【8エレメント】にその秘訣(ひけつ)があると考えるのは山歩だけかなあ。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

  久しぶりに「8エレメント(共生、共食、共育、共助、共感、共創、共有、共観)=共立のエレメント」について少しお話ししたいと思います。

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 「エレメント(エレメンツ)」と言えば、フィギアスケートの採点方式を思い出します。

 イミダスの時事用語事典から引用します。

エレメンツ[elements](フィギュアスケート)  

 フィギュアスケートで演技される1つ1つのジャンプやスピンのことを総称してエレメンツと呼び、日本語では要素と訳される。3大要素はジャンプ、スピン、ステップ。ショートプログラム(SP)やフリーの演技には、必ず入れなくてはならない要素の種類と数が決まっている。採点では、行った各要素の得点の合計が技術点(→採点方式)となる。

 フィギュアスケートにおけるジャンプやスピン、ステップなど技を評価する採点項目をテクニカルエレメンツ(技術要素)というようです。

 各テクニカルエレメントは、基礎点とGOE(出来栄え点)で評価され、その合計をトータルテクニカルエレメンツとして算出するのだそうです。

8エレメントと共同体

 エンチャイルドで表現している「8エレメント」は、より良い共同体(社会、チーム)を実現するための要素です。
 この八つのエレメント(複数形ならエレメンツというべきところですが、名称としては「8エレメント」としています。英語で言うなら「8elements」ですね。
 
 フィギアスケートの競技でテクニカルエレメンツ(技術要素)をより高得点で満たそうとするアスリートのように、ピースアドボケイト(平和の推進者)は平和でより良い共同体を実現するために「8エレメント」を満たそうとします。

 ちょうど今、北京冬季オリンピックが熱戦を繰り広げています。フィギアスケートに限らず、全てのアスリートたちが高得点を獲得するために、勝利のためのエレメントを満たすために奮闘していますね。

 皆さんにとって、人生の高得点を獲得するためのエレメントはなんでしょうか。勝利者、成功者となるためのエレメントはなんでしょうか。

 エンチャイルド奨学生たちと触れ合いながら、夢と志のメダル獲得を目指して困難を乗り越えながら、日々を奮闘する彼らの姿に山歩も刺激を受けています。

 私たちはおのおのの個性や能力を発揮するとともに、平和でより良い共同体を実現するためのエレメントを満たさなければならないと感じます。

 個人(自立要素)× 全体(共立要素)がなされてこそ、未曽有のコロナ禍を乗り越えられ、アフターコロナ時代の新しい社会の姿を見いだすことができるのではないかと思わさています。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 昨日お知らせした新型コロナウイルスに感染したエンチャイルド奨学生(女子大学生)と連絡が取れましたので、続報としてお伝えします。

 以下は、彼女から届いたメールの内容です。

---

 私はゆっくりと良くなっています。 熱はありませんが、咳は出ます。 私は時々夜明けの咳で目を覚まします。 私は自己隔離しています。 私の家族も明日綿棒検査を受けます。 外出は禁止されており、家には十分な食料がありません。 

---

 厳しい状況にあることは変わらないと思いますが、回復している様子で、まずは一安心です。家族が感染していないことを祈るばかりです。

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 今回の新型コロナウイルス・パンデミックを世界大戦に例えた人がいました。これは第三次世界大戦であると。だからかつての世界大戦がそうであったように、終息するまで4~5年はかかるだろうとも。

 今回のコロナ禍の顛末(てんまつ)がどうなるのかは分かりません。
 しかし戦争や大災害と同様、多くの人々が離別を経験し、予想だにしなかった人生を歩むことになるだろうということです。

 先日オンラインで話を聞いたエンチャイルド奨学生の女子大学生の語った中にこんな内容がありました。

 「最近はやる気が下がってしまっています。理由は、私も家族も新型コロナウイルスの影響を受けてしまっているためです。父親がコロナに感染してしまったのです。そのため、私たちは経済的にも精神的にも大きな打撃を受け、疲弊してしまっています。トンネルの出口が見えない状態です」と。

 続けて、以下のように結んでくれたことに一筋の希望を感じましたが、やはり厳しい事情の中に置かれている彼らの状況が簡単に変えられるものでないこともまた現実です。

 「しかし私はめげることなく勉強を頑張ります。…エンチャイルドがサポートしてくれていることに対して、私は心から感謝しています。エンチャイルドは私が成功できるように支え、やる気を与えてくれています。エンチャイルドのファミリーの一員であることが、今の私にとって非常に支えとなっているのです」

 「支えとなる」

 簡単なことではありませんが、成長期を全力で駆け上がろうとする彼らの少しでも助けになりたいと思っています。

「YAKAP-BAYAN(国を抱擁する)」プロジェクト
☆台風22号被災者支援プロジェクト2022実施中(1月31日まで)☆
ご協力いただけるかたはinfo@enchild.orgまでお知らせください

振込先情報は以下のとおりです

① ゆうちょ口座からの口座間振替
記号番号:00180-8-133923

② 他金融機関からの振込先
ゆうちょ銀行 当座:〇一九店 口座番号:133923

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 あるエンチャイルド奨学生から新型コロナウイルスに感染したという連絡が入りました。
 酸素ボンベから伸びた管につながれた治療中の写真も送られてきました。つらそうです。
 ただただ早期回復を祈るしかありません。
 すぐに励ましのメッセージを送りましたが、返信がありません。心配です。

 日本でもフィリピンでも感染が再拡大しています。
 日本では子どもや若い世代の感染者が増加しています。おそらくフィリピンも同様の傾向ではないかと思います。

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 感染によって受ける身体的苦痛はもちろんですが、今、社会は「コロナ禍」によって強いストレスにさらされ、エンドレスの不安の中で慢性的な幸福感の欠乏状態に置かれて苦しんでいます。

 私たちは毎日の生活の中で幸福感を得る必要があります。なぜなら、私たちは常に幸福感を得たいと思って生きているからです。
 幸福感が欠乏すると心身ともに弱ってきます。幸福感は人間の健康状態に少なからず影響を与えているのです。

 幸福感は、言い換えれば満足感であり、達成感と言ってもいいでしょう。

 この無間地獄のような不安感を遠ざけるために、私たちは幸福感を増やす生活を心掛ける必要があります。
 達成感が満足感を与え、幸福感へと通じるなら、達成感を得るための日課を設定することは有意義だと思いませんか?

 「一日1万歩」「一日一善」もいいでしょう。
 お勧めは読書。好きな本を一日何ページ読むと決めてそれを毎日実行する。
 犬の散歩を日課にしたり、花を育てたり。家庭菜園で野菜をつくり、それを自分で食べる。断捨離や部屋の片づけ、料理もいいし、ブログを毎日書くのもいいですね。

 短い時間で達成できる日課を設定し、それを毎日達成し、満足感を得る生活を続けてみましょう。

 何のために?
 エンドレスの不安から抜け出すためです。

 ルールは一つ。
 日課は自分で決めて、自分で行うこと。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。 

 今回は、体験的フィリピン英語事情について書いてみたいと思います。

 ご存じのとおり、フィリピンは多言語を有する国であり、フィリピン語(Filipino language/タガログ語を中心とした言語)と英語を公用語とする国家です。
 
 私たちが活動しているマニラ首都圏ではタガログ語、ミンダナオ島ではビサヤ語も話されています。
 彼らは少なくとも地元の言葉とタガログ語(フィリピン語)と英語の三つの言語を話せるのです。

 公的機関で使用されている言葉は英語です。メディアも主に英語とフィリピン語で情報を発信しています。また、よく知られているように、フィリピン政府は国民に国外での出稼ぎを奨励してきましたので、多数のフィリピン人が国外で働いています。 米国、英国、カナダといった英語圏の国が人気のようです。日本にもフィリピンのかたは多いですね。

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マニラのリサール公園とフィリピン国旗
この国旗がフィリピン国内で一番大きなもの

 「EF英語能力指数2021年版」によれば、フィリピンは堂々の第18位。アジアの国々のランキングを見ると、シンガポールが4位、マレーシアが28位、香港が32位、韓国が37位、インドが48位、中国が49位となっています。われらが日本はどうでしょう? 全体112位中78位でした。

 う~ん、フィリピンはすごいですね。

 フィリピンの英語事情の特徴を五つ挙げてみましょう。

①フィリピンの小学生は日本の10倍英語を学習する

②フィリピンでは、国語(フィリピン語/タガログ語)の授業以外、どの授業も英語で行われる

③学生たちの英語に対するモチベーションが高い
⇒英語を使えた方がより収入の多い仕事に就ける可能性が高い(例:英語教師、コールセンターのスタッフ)…だけではありませんが…

④フィリピンの英語力は国家政策の結果
⇒1970年代に英語を公用語と位置付け、学校教育においても国策としてフィリピン政府が英語教育を推進

⑤歴史的な背景
⇒1898年の米西戦争後、フィリピンは米国の植民地になり、米国は全国に公立小学校を建設し、英語を教授用語として米国式の教育をフィリピン全土で行ったという歴史がある

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 小学校低学年で出会ったエンチャイルド奨学生たちのほとんどは、最初は私たちとシャイで遠慮がちの片言の英語でやりとりをしていました。

 ところが彼らは年々英語が上手になっていきます。小学校高学年ともなれば、こなれた手書きの英文の手紙も送ってくれます。
 ジュニアハイスクールになれば、ほぼネイティブな雰囲気で英語を使いこなします。シニアハイスクールともなれば、長文の英語のエッセーも書いてくれますし、立派なスピーチやプレゼンを披露してくれます。実に上達が早い!

 そして大学生、エンチャイルド・ユースのメンバーともなれば、英語でのディスカッションも流暢にこなします。エンチャイルドのスタッフはこれについていかなければなりません!

 異文化間コミュニケーションにおいて言語に関する課題解決は最優先事項です。
 質の高い国際協力、国際交流を実現し、私たちエンチャイルドのミッションを果たしていくためには、やはり英語を使いこなせることは必須条件ですね。

 山歩、反省。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 年が明けて、にわかに新型コロナ感染者数が増加しています。

 1月8日時点ですが、

世界の感染者数は303,169,398人、死者数は5,479,804人(米ジョンズ・ホプキンス大学発表)
日本の感染者数は1,758,462人、死者数は18,401人(NHKまとめ)
フィリピンの感染者数は2,910,664人、死者数は51,871人(米ジョンズ・ホプキンス大学発表)
 
 といった状況です。

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 昨日、マニラのエンチャイルド・フィリピン事務局長、キアノ・ロメロ氏とオンラインで少し話しましたが、フィリピンも日本と同じように年末年始の時期から感染が拡大しているそうですが、死者数の割合は減っているということでした。

 山歩が心配しているのは、フィリピンの学校が部分的でも対面授業を再開できるかどうかということです。昨年12月の初旬の段階では、政府の見解として、年明け後、対面授業を一部再開する方向性が発表されたと聞いています。
 
 政府の賢明な判断と、国民の皆さま一人一人の協力と努力によって学生たちの対面授業の再開を一日でも早く実現することを願います。
 もちろん、今回のコロナ禍を経験しながら、学校教育、家庭教育の在り方について具体的に再考しなければなりません。リモートワークだけでなくリモートスタディーへの対応が急務です。オンライン教育および通信教育のための新たな環境整備が最優先事項でしょう。

 子どもたちの育成、教育環境の創造という課題は、家庭だけの課題でもなく、学校だけの課題でもありません。家庭と学校と社会が一つになって取り組むべきなのが、子どもたちの育成というテーマであり、教育支援という課題です。

 身近な例を具体的に提言すれば、◆学校(教育委員会)と◆PTA(保護者の会)と◆教育支援NPO団体の連携です。
 企業もまた、資金や技術面で全面的に関わるべきです。なぜなら「企業もまた人なり」であり、その「人」こそは未来の子どもたちの存在を意味しているからです。

 子どもたちを元気にするための、大人たちによる教育支援ネットワークの構築によるより良い教育環境創造が急務です。

 今回のパンデミックで分かったことは、子どもたちが最大の犠牲者であるということです。子どもたちの健全育成は、家庭を強くすること、子どもを中心とする家庭と地域社会の連携が不可欠です。

 エンチャイルドは今年、上述のような教育支援ネットワークを具現化するためにアクションを起こしたいと考えています。
 子どもの健全育成から家庭や地域社会の役割を考え、問題解決を実現していく共育ネットワークの構築です。

 NPOとして十数年の経験を重ねながら、「個」で活動することの利点と共に、その難しさも同時に感じてきました。
 
 2022年上半期は、第6波への対応と“後遺症”対策が続くことでしょう。 
 しかし同時にアフターコロナ(消極的にはウィズコロナ)を見据えて、経済対策はもちろん子どもたちへの教育対策をしっかりと準備しなければなりません。

 2020年下半期には、アフターコロナ時代のエンチャイルド活動ができるようにしたいと思いますし、より多くのかたがたに共育ネットワークへの参加をお願いしていきたいと考えます。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 NPO法人エンチャイルドは昨年、設立から10周年を迎えました。10年を一つの区切りと考えれば、2022年を迎えてエンチャイルドは、次の10年に向かって新たな出発をしたと見ることもできます。

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 十数年前、エンチャイルドはシンプルな目的も掲げて出発しました。

 「世界の子どもたちを元気にしよう」「子どもたちを支えよう」「子どもたちを救おう」…というものです。

 現在も進行形のコロナ禍ですが、この2年を通して、より複雑な社会状況の中で苦しむ子どもたちを見ることとなりました。

 2022年を迎えて、倫理学者、ピーター・シンガー博士の著作、『あなたが救える命~世界の貧困を終わらせるために今すぐできること(THE LIFE YOU CAN SAVE~How to Do Your Part to End World Poverty)』を手に取りました。

 ピーター・シンガー博士の思想に全て同意し、共感しているわけではありませんが、貧困の撲滅に対する考え方については啓発されるものがあります。

 以下は、第1章「子どもを救う」の最後の段落です。

 溺れている子どもをためらわずに助け、しかも自分がかなりの犠牲を払うことになってもそうするだろうということについては、私たちのほとんどが絶対確実だと考えている。ところが、毎日何千人もの子どもが死んでいるにもかかわらず、私たちは当たり前のように買うけれども、なくてもほとんど気付かないようなものにお金を使っている。これは間違ってはいないか。もし間違っているのだとすれば、私たちは貧しい人々に対してどのくらいの義務を背負っているのだろうか?

 動画資料もあります。ご覧になってみてください。

ピーター・シンガー:効果的な利他主義者になる方法(TED)

 「効率的な利他主義」という考え方に異論のある人もいるでしょう。
 しかし私たちはこのような考え方が、他者に目を向け、社会的な問題を他人事と捉えず、自分事として考えるきっかけになればと思います。

 エンチャイルドは、NPO(非営利組織)、NGO(非政府組織)として、2022年も、貧困の問題、特に貧困の世代間連鎖を断ち切るために子どもたちをどのように支援していったらよいのかについて考え、行動してまいります。

 皆さまのご意見をお聞かせください(info@enchild.org)。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 ただ今、東京2020オリンピック(開催は2021年7月~8月)開会式、各国・地域の選手団入場中。今回の参加国・地域は205、国・地域ごとの入場の際のソーシャルディスタンスもあって、入場は長時間にわたっています。 

 エンチャイルドの縁のある国、インドネシアは22番目、22時3分にはフィリピンが146番目に入場行進しました。最初の入場選手団の国がギリシャであることは変わりませんが、今回のオリンピックでの入場順は、日本語読みの国名・地域名の50音順です。開催国日本は最後の登場となり、205番目。

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 異例ずくめの今回のオリンピック。
 2020年と2021年の2年間を未来はどのように振り返ることになるのでしょうか。
 オリンピックは始まったばかりですし、どのような評価を得ることになるかはまだ分かりませんが、入場選手全員がマスクをし、無観客の中で行われたこのオリンピックが、新型コロナウイルス感染症パンデミック時代の象徴として語り継がれることは間違いないでしょう。

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 パンデミック(世界的大流行)が世界的な平和の祭典と呼ばれるオリンピックの開催とともに終息することを期待します。このオリンピックが起点となって世界が良い方向に変わっていってほしいと願います。
 このタイミングでの開催国・開催地が日本・東京であったことも意味あることだなあと、山歩は思っています。10年前に起きた東日本大震災による国難を越えてきた日本だからこそ、世界規模の困難を乗り越える牽引車になれると思うのです。

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 このような年にエンチャイルドは設立10周年の節目を迎えました。  
 パンデミックだけが理由ではありませんが、エンチャイルドも変わっていかなければなりません。
 NPO活動は社会的な活動であるが故に、社会との関わりなくして存在することはありません。良かれあしかれ、社会の変化、時代の流れの影響を受けます。

 大げさに言えば、今は大転換期です。個人も社会も国家も世界も…。
 転換期には転換期にふさわしい判断と行動をしなければならないだと考えます。
 変化すべきときにいかに変化を成し遂げるか。
 変わってはならないものと、変わらなければならないもの…。

 オリンピックの興奮の中でも、山歩の頭と心の中はこの課題でいっぱいです。

 オリンピックの選手団入場はまだまだ続いてますが、ブログはこの辺で。
 世界とエンチャイルドが良い方向に大転換できるよう、祈りを込めてテレビの前で応援したいと思います。

Japan & Philippines
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ENCHILD







 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 自然災害大国日本。7月3日、大雨が降り続く中、それを示すような災害が起きてしまいました。静岡県熱海市の土石流災害です。土石流がものすごい勢いで住宅を飲み込んでいく衝撃的な映像がテレビやネットを通して流れました。

 15時56分、山歩のメッセンジャーにメールが入りました。
 ミンダナオ島ブトゥアンのエンチャイルド奨学生、ハイスクールの女の子からです。

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 Good day Mr. Takanori, i saw this post about the landslide in Atami City, I hope all of you there in Japan right now are totally fine.I am praying for the lost of the people who are currently missing because of the disaster.

 こんにちは、山歩さん、熱海市の土砂崩れについての記事を見ました。日本にいる皆さんが元気でいらっしゃることを願っています。現在災害で行方不明になっている人々のために祈ります。

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 心配してくれてありがとう。

 エンチャイルドファミリーがつながっていることを感じます。
 私たちが彼らのこと、彼らの国の事にいつも関心を寄せているように、彼らもまた私たちの国の出来事に関心を持ち、心を向けてくれています。

 日本列島を覆う梅雨前線。豪雨被害は予断を許しません。
 これ以上犠牲者が出ないように、注意しなければなりません。

 自然災害による被害の多さは、島国である日本とフィリピンの共通点でもあります。

 これからの季節は台風の季節でもあります。
 フィリピンと日本は台風においてもつながっています。
 最小限の被害にとどめる努力を常にしなければなりませんが、被災からの復興においては互いに助け合う必要がありますね。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 本ブログ投稿番号【344】【350】の続編です。

 問題解決のための社会的政策と共に、エンチャイルド流のコロナ禍への家庭生活における対応策(感染していない状況の場合)を8エレメントの視点から提案したいと思います。


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【共生】
 コロナ禍だからこそ「共生(共に生きる)」を意識してみてはいかがでしょうか。「共存」ではありません、「共生」です。支え合って積極的に関わり合って生を営むというのが「共生」です。

 コロナ禍は私たちに「孤」の状態をもたらしています。「孤立」「孤独」「孤食」が強いられていると言って過言ではありません。

 「密」となることを避け、マスクを外すことが許されず、声を出して話をすることがはばかれる社会。食事の時ですら、食べ物が口の中になくなるとマスクを着ける人も…。
 ソーシャルディスタンス、人との距離を置く。スキンシップは奪われ、握手もしなくなりました。

 ウイズコロナの社会は、コミュニケーションが難しい社会です。
 しかし家庭におけるコミュニケーションが失われてはなりません。
 家族のコミュニケーション、これは死守すべき砦とも言えるものです。

 8エレメントの「共生」には「共食」「共育」「共助」「共創」「共有」「共感」「共観」の七つが入っています。記述の七つの「共」で紹介した生活行動を実践すれば、「孤」から脱出することができるでしょう。

 最大のコロナ対策は、免疫力のアップ、心身のバランス、心と体と頭の「共」をつくり出すことでです。
 一人で過ごすことが多くなったとしても心が孤立し、孤独にならないようにすることが肝要です。
 そのためのお勧めが、読書です。読書は「孤」を遠ざけてくれます(どんな本を読むかにもよりますが…)。
 実際、コロナ禍の中で読書量が増え、本の販売数も伸びているようですね。これは人間の生存本能が働いていると見るべきでしょう。

 こんな時代だからこそ、本を読み、その感想を書いてブログやSNSで情報発信してみてはいかがでしょうか。

 山歩は本を読むよう努めています(ビジネス書以外に1週間に1冊は小説を楽しむ!)。
 今は外に向かって活発に行動できない分、本を読んだり、文章を書いたりすることに時間を割き、心と頭の活性化を図っているというわけです。これに体の活性化を加えなければなりませんので、一日平均8000歩、歩くようにしています。

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 エンチャイルドは、コロナ禍の中、オンラインによるイベントを毎月開催しています。
 オンラインによる草の根国際交流イベントに参加することで、自身の活性化はもちろん、海外の人たちの助けになることもできます(フィリピンの人々は日本人の想像を超える過酷なロックダウン生活を強いられています)。
 オンラインを通じて「共」の実践をしようというのが、エンチャイルドのバーチャル・アクティビティです。

 6月は12日(土)にフィリピン・ミンダナオ島北東部地域のエンチャイルド奨学生を対象とする日比オンライン草の根交際交流イベント、オンライン・スタディーツアーを開催します。

 エンチャイルドの活動に参加するのは初めてというかたも大丈夫です。ノープロブレム、ドンウォーリーです。
 ちょっと関心がある、参加してみたいなというかた、エンチャイルド事務局(info@enchild.org)までお問い合わせください。

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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 今日は「こどもの日」。「エンチャイルド」としてはこの話題に触れておかないわけにはいけませんね。

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 「こどもの日」は日本における国民の祝日の一つです。端午の節句である5月5日が「こどもの日」として制定されています。

 「国民の祝日に関する法律」2条によれば、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことが「こどもの日」の祝日としての趣旨です。

 今年の「母の日」は5月9日(日)ですが、すでに5月5日のこどもの日が「母に感謝する」日でもあるんですね。

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 世界的に見れば、子どもの日は、子どもの権利を尊重し、成長を祝うことを目的とした記念日とされています。

 「世界こどもの日(Universal Children's Day)」は11月20日です。1954年に国連で制定されました。
 
 1925年にジュネーブの子どもの福祉世界会議で6月11日が「国際子どもの日(International Children's Day)」に制定された関係からか、6月11日を子どもの日としている国や地域が多いようです。数にして45カ国(地域)くらいでしょうか。旧共産主義の国が多いようです。

 11月20日を子どもの日としてるのは4カ国ほど。
 日本は5月5日。お隣韓国も5月5日、アメリカ合衆国、イギリス、フランスは子どもの日を特に制定していないようですね。

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 フィリピンは10月17日。1992年、当時の大統領、フィデル・ラモスさんによって、10月17日を子どもの日にすることが宣言されました。

 ちなみに10月17日は、「貧困撲滅のための国際デー」です。
 子どもの貧困問題の解決は世界共通の課題ですが、フィリピンの「子どもの日」と世界の「貧困撲滅のための国際デー」が同じ10月17日というのも意味があることなのかもしれません。

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 5月5日、こどもの日。
 To the World from Japan.
 「世界の子どもたちを元気にしよう!」を日本から世界に発信してまいりましょう!

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★エンチャイルド・オンラインイベント情報★

 5月12日(水)午後9時から(午後8時45分から入れます)第3回「エンチャイルドムービー・オンライン上映会」を実施します。第1回、第2回に参加いただいた皆さんからは高評価を頂いています。
 毎回違う映像を上映しています。お楽しみに!

 参加ご希望のかたは、info@enchild.org までご一報ください。

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エンチャイルドオンラインイベント案内
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 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 かの国ほどではないにしろ、わが国の「STAY HOME」の呼び掛けの声も再び強くなっています。

 県境を超えて遠出するのがはばかれるような風潮ですが、どうしても遠距離の移動をせねばならず、14カ月ぶりに飛行機を使いました。国内線です。

 国内線でパスポートは不要ですが、今回パスポートを携帯しての国内線への搭乗です。

 なぜか?

 実は、前のパスポートは昨年2020年5月13日に10年の期限が来てしまいました。10年間本当にお世話になりましたが、コロナ禍のただ中とは言え、いつ必要となるか分かりませんので、すぐに次の10年用パスポートを作りました。ところが、一度も使わず1年を迎えようとしています。

 なんとも忍びない。
 そこで今回、国内線だけれど、飛行機に乗せてあげたいと思い立ち、携帯しての空の旅となった次第なのです。

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 夜、「ジェットストリーム」をYouTubeで聴くことが多くなったのも、海外旅行への禁断症状かもしれません。

 1泊2日の短い日程の地方への旅でしたが、帰りの便で羽田空港に着いた時には、「ああ懐かしいわが日本」などと、海外から帰国した気分になってしまいました。

 年内、海外に出ることは難しいのか…。

 この赤いにザ・ジャパニーズ・パスポートを海外に連れていってあげたい、そんな思いが無性にこみ上げてくる毎日です。
 
 さて、第2回「エンチャイルドムービー・オンライン上映会」が近づいてきました。

 4月28日(水)午後9時より実施いたします。20時45分から入れますので、余裕をもってご参加ください。

 お茶を飲みながら、夜食を食べながら、気軽に参加していただいて大丈夫ですよ。

 夜のひと時、映像を通しエンチャイルドの世界観に触れていただけるとうれしいです。

 参加ご希望のかたは、info@enchild.org までご一報ください。
 
設立10周年企画オンライン上映会
エンチャイルドオンラインイベント案内
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 こんにちは、エンチャルドの広報担当、地球村山歩です。

 コロナ禍によって、私たちの活動も多くの制限を受けることになりました。
 
 何より、子どもたちの置かれた環境が激変しました。
 フィリピンは、日本とは比較にならない状況です。長期間にわたる「ロックダウン」状態。日本人には想像が及ばない世界です。

 とりわけ貧困層にあるエンチャイルド奨学生たちは厳しい状況に置かれ、チャレンジの毎日であることは、彼らの寄稿からもよく理解していただいていることと思います。

ブハンのエンチャイルド奨学生
サントニーニョのエンチャイルド奨学生 (3)
日本から送られたクリスマスカードを手にするエンチャイルド奨学生たち


 フィリピンの教育事情は以下のような状況だそうです。(現地スタッフの報告より)


 ・オンライン授業が続いているが、オンライン授業と言いながら、実際は多くの学生たちがオンライン授業ができない状態である。

 ・そもそもインターネットの接続環境がない。あったとしても回線速度が遅い上に、コストが高くオンライン授業に対応できない(月3000~4000ペソ=6750~9000円)。これを毎月維持することは彼ら(の家庭)にとってはほとんど無理な金額です。

 ・ですから、プリペイドカードで限られた範囲でしか使えません。おのずと制限、限界があります。

 ・自分のPCを持っているエンチャイルド奨学生は少ない。借りて使うか、スマホ・携帯電話などの携帯端末で対応するしかない。

 ・モジュール授業(プリント学習)による課題提出は、学生たちにとって大変なプレッシャーとなっている。オンラインでの調べ学習ができず、家庭に十分な参考資料や本があるわけではないからです。

 ・現実が厳しく、夢を持てない状況にある。

 などなど…。

 15歳以下(現在は18歳以下)の外出制限がありますので、外に出られない、活動できない、人と会えない、友達と交流できない状態が長く続いています。メンタルヘルスが守られるよう祈るばかりです。

 心ある日本のかたの支援(マイプロジェクトとして)で、PCやタブレットなどの中古デバイスの提供を模索しています。

設立10周年企画オンライン上映会
エンチャイルドオンラインイベント案内
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ENCHILD





 こんにちは、エンチャイルドの広報担当、地球村山歩です。

 AFPBB Newsが、3月11日の国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)のヘンリエッタ・フォア(Henrietta Fore)事務局長の声明を伝えています(3月12日付け)。

 声明の要点は以下のような内容です。

 ・教育や貧困、児童婚やうつといった子どもたちに関わる問題のあらゆる指標で悪化が見られ、世代全体への悪影響の長期化が示唆されている。

 ・飢餓状態にあり、孤立し、虐待を受け、不安を抱え、貧困の中で生活し、結婚を強いられている子どもの数が増えている。

 ・子どもの貧困率は、発展途上国では15%上昇する見通しである。

 ・教育面では、世界中の学齢期の子ども1億6800万人が1年近く学校閉鎖の影響を受けており、その3分の1がオンライン教育を受けることができていない。

 ・子どもや若者の少なくとも7人に1人が、過去1年の大半をロックダウン(都市封鎖)下で過ごしており、不安やうつの症状、孤独感が強まっている。

 ・教育や社会交流の他、保健や食料支援、保護といった必要不可欠なサービスを子どもが受ける機会は減っている。子どもたちが今後何年にもわたりパンデミックの傷を負うという兆しは紛れもない。

正面左端がマーク・アドリアン君
外出が規制される中でも現地でのエンチャイルドの教育支援活動は継続しています

 いかがでしょうか?

 世界の子どもたちの置かれている状況は大変厳しいものがあります。特にメンタルヘルスの問題が深刻です。

 フィリピンのエンチャイルドのスタッフによれば、2週間前から18歳以下が外出禁止となったそうです。今まで15歳以下の外出禁止でしたが、より制限が強くなったということです。

 これにより小・中・高の児童・生徒たちの全体が制限を受けることになります。これは大変なことです。

 スタッフの一人も「今フィリピンの子どもたちはかつてないほどの最悪の状況に置かれている」と言っていました。

 フィリピンの子どもたちに限ったことではありませんが、世界の子どもたちの置かれたこのような状況を変えていくためにどのようにしたらいいのでしょうか。

 関係者と何度となく話し合ってきましたが、今エンチャイルドにやれることは、最も大変なこの期間の中で、限定的ではありますが、奨学生たちとその家族に対して可能な限りの物資支援を行うことと、彼らのメンタルヘルスを守るためのサポートを行うことです。

 私たちの支援活動は決して規模の大きいものではありませんが、私たちの活動に関する情報発信を継続的に行うことで、支援の輪の拡大を推進できると考えています。


 このような状況が続いて1年が過ぎました。
 パンデミック終息の見通しはいまだに見えていません。

 たとえ終息したとしても、コロナ禍によってもたらされた教育の崩壊の影響は長く残ることでしょう。
 現在への対処とともに、1年後、2年後を見据えた教育支援を考えなければならないと思っています。

 そのためにも、今最も大事なことは、子どもたちの心に寄り添うことです。

 オンライン・スタディーツアーの実施や情報の交換など、彼らとの交流の継続を図ることで、精神的ダメージへの癒やしとストレスの解消に貢献しなければならないと考えています。

設立10周年企画オンライン上映会
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